JP3480014B2 - 表面実装型誘電体フィルタ - Google Patents

表面実装型誘電体フィルタ

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JP3480014B2
JP3480014B2 JP30663093A JP30663093A JP3480014B2 JP 3480014 B2 JP3480014 B2 JP 3480014B2 JP 30663093 A JP30663093 A JP 30663093A JP 30663093 A JP30663093 A JP 30663093A JP 3480014 B2 JP3480014 B2 JP 3480014B2
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dielectric filter
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terminal electrodes
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3431Leadless components

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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1個又は2個以上の軸
方向に延びる貫通孔を有する柱状誘電体の外周面及び内
周面に電極を形成し、相互に結合された複数個の同軸共
振器が一体的に形成された表面実装型誘電体フィルタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の表面実装型誘電体フィル
タの外観を示す斜視図である。なお、同図に示す誘電体
フィルタ100は、プリント基板への直接マウントが可
能になっており、実装面(底面)の電極形状がわかるよ
うに、実装面を上側にして描いている。
【0003】誘電体フィルタ100は、軸方向に一対の
貫通孔102,103が平行に穿設された断面矩形の柱
状誘電体101の貫通孔102,103の内周面と、先
端面104を除く外周面とに、銅等の電極201,20
2,203,204,205を形成し、2個の同軸共振
器を相互に結合させて一体的に形成されている。
【0004】上記内周面102,103に形成された電
極201,202は、各同軸共振器の内導体に相当し、
上記外周面に形成された電極203は、同軸共振器の外
導体に相当している。また、実装面105に形成された
一対の電極204,205は、それぞれ誘電体フィルタ
100の入力端子と出力端子とになっている。端子電極
204,205は、誘電体101を挟んで上記内導体電
極201,202との間に形成される結合容量Ceによ
り各同軸共振器に容量結合され、これら結合容量Ceを
介して高周波の誘電体フィルタ100への入出力が可能
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の誘電体フィ
ルタ100は、実装面105に端子電極204,205
が近接して並設されているため、両端子電極204,2
05間に生じる浮遊容量Cgにより容量結合し、出力信
号の一部が入力側に帰還して挿入損失や減衰特性等のフ
ィルタ特性が悪化する。
【0006】また、実装面105にのみに両端子電極2
04,205が形成され、端子電極204,205の大
きさに一定の制限があるので、結合容量Ceを大きくす
ることができず、フィルタ特性の広帯域化が困難であ
る。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、入出力電極間の結合によるフィルタ特性の悪化が防
止され、広帯域化が容易な表面実装型誘電体フィルタを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸方向に対向
する先端面及び背面を有し、これら先端面及び背面を除
く外周面の一部に実装面が設けられた柱状誘電体と、上
実装面の上記先端面寄りに形成された入出力用の一対
の端子電極と、上記柱状誘電体の各端子電極に対向する
位置に軸方向に沿って穿設された貫通孔と、当該各貫通
孔の内周面に電極を形成してなる内導体電極と、上記一
対の端子電極を取り囲むように上記先端面及び背面を除
く外周面全体に電極を形成してなる外導体電極と、上記
背面に形成され、上記内導体電極と上記外導体電極とを
短絡する短絡用電極とを備えた表面実装型誘電体フィル
タであって、上記貫通孔の上記端子電極に対向する側の
内径を他の部分よりも大きくすることで上記内導体電極
と上記端子電極との間に形成される結合容量が大きくな
るようにし、上記実装面の上記端子電極間に上記外導体
電極に連続して分離電極を形成することで上記端子電極
間に生じる浮遊容量が低減されるようにしたものである
(請求項1)。
【0009】上記分離電極は、上記先端面に接する位置
にまで延びているとよい(請求項2)。また、上記端子
電極は、実装面から該実装面に接するそれぞれの側面に
亘って形成するとよい(請求項3)。また、上記柱状誘
電体の実装面における分離電極の形成位置に軸に平行な
凹溝を設けるとよい(請求項4)。
【0010】
【作用】本発明によれば、各端子電極と分離電極間に浮
遊容量が生じ、この浮遊容量により端子電極間に生じる
浮遊容量が低減される。これにより浮遊容量による端子
電極間の結合が低減され、フィルタ出力のフィルタ入力
への帰還が抑制されてフィルタ特性が改善される。
【0011】また、貫通孔の端子電極に対向する部分の
内径が大きくなっているので、内導体電極と各端子電極
間の距離が短くなり、端子電極と内導体電極間の結合容
量が大きくなる。
【0012】また、各端子電極は、実装面から該実装面
に接するそれぞれの側面に亘って比較的大きく形成され
るので、実装面だけに形成されるものに比して端子電極
と内導体電極間の結合容量がより大きくなる。
【0013】また、柱状誘電体の分離電極の形成位置に
軸に平行な凹溝が設けられているので、分離電極の面積
が平面に形成されたものより大きくなり、この分、各端
子電極と分離電極間の浮遊容量が大きくなる。これによ
り端子電極間に生じる浮遊容量がより低減され、該浮遊
容量による端子電極間の結合が低減される。
【0014】
【実施例】本発明に係る表面実装型誘電体フィルタにつ
いて、図1〜図5を用いて説明する。
【0015】図1は、本発明に係る表面実装型誘電体フ
ィルタの外観を示す斜視図である。なお、図1は、説明
の便宜上、誘電体フィルタの底面(実装面)を上にして
描いてある。図2は、同誘電体フィルタの構造を示す図
で、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は右側面
図である。図3は、同誘電体フィルタの背面図、図4
は、同誘電体フィルタの縦断面図である。
【0016】誘電体フィルタ1は、等価的に相互に結合
された2個の終端ショートの1/4波長誘電体同軸共振
器を一体成形したものである。誘電体フィルタ1は、長
方形状の断面を有し、2個の軸方向に延びる貫通孔3,
4が平行に穿設された柱状の誘電体2の、一方端面21
及び背面25を除く外周面に上記誘電体同軸共振器の外
導体電極5と入出力用の端子電極7,8とを形成し、上
記貫通孔3,4の内周面に上記誘電体同軸共振器の内導
体電極61,62を形成して構成されている。
【0017】誘電体2は動作周波数に対して略1/4波
長の長さLを有し、上記外導体電極5及び内導体電極6
1,62は、背面25に形成された電極10により短絡
されている(図3、参照)。
【0018】また、誘電体フィルタ1は、軸に平行な幅
広の一方側面22に実装面が設けられ、この実装面22
及びこれに接する両側面23,24の先端部に入力用の
端子電極7と出力用の端子電極8とが形成されている。
端子電極7,8は帯状電極で、上記内導体電極61,6
2との結合量を大きくすべく、上記実装面22から側面
22,23に回り込ませて先端面21と平行に形成され
ている(図2(b)、参照)。
【0019】また、上記貫通孔3,4は、上記端子電極
7,8に対向する範囲の境界位置の近傍に段差Pが設け
られ、この段差Pから先端面側(端子電極7,8に対向
する範囲D)の内径R2は、段差Pから後端面側の内径
R1より大きく設定されている。このように貫通孔3,
4の上記端子電極7,8と対向する範囲の内径を大きく
しているのは、端子電極7,8と内導体電極61,62
間の距離を短くして端子電極7,8と内導体電極61,
62間の結合容量を可及的大きくし、フィルタ特性の広
帯域化を容易にするためである。
【0020】上記外導体電極5は、上記端子電極7,8
間に所定間隔を設けて絶縁され、該端子電極7,8を囲
むように、実装面22、両側面23,24及び上面26
の全面に形成されている。また、実装面22には端子電
極7と端子電極8間に外導体電極5から連続して分離電
極9が形成されている(図2、参照)。なお、分離電極
9を外導体電極5と独立に形成し、プリント基板に取り
付けられたとき、分離電極9が外導体電極5と共に接地
されるようにしてもよい。
【0021】上記外導体電極5、内導体電極61,6
2、端子電極7,8及び分離電極9は、銅、銀等の導電
ペーストを誘電体2に塗布し、所定の高温度で焼成して
形成される。
【0022】図5は、上記誘電体フィルタ1の等価回路
図である。
【0023】同図において、θ1〜θ4は、誘電体同軸
共振器を示し、M1,M2は、誘電体同軸共振器θ1,
θ3間及び誘電体同軸共振器θ2,θ4が誘電体2内の
形成される磁界により磁気結合されていることを示して
いる。C1,C2は、外部回路との結合容量で、上記端
子電極7と内導体電極61間及び端子電極8と内導体間
62間に生じる容量に相当している。また、C3は、端
子電極7,8間に生じる浮遊容量である。
【0024】上記のように、誘電体フィルタ1の実装面
22に設けられる端子電極7と端子電極8間に、接地さ
れた分離電極9を設けているので、該分離電極9と端子
電極7及び端子電極8間にそれぞれ生じる浮遊容量によ
り上記浮遊容量C3の容量値が低減される。これにより
誘電体フィルタ1の出力の上記浮遊容量C3による入力
側への帰還が低減され、この分、フィルタ特性が改善さ
れる。
【0025】図6は、上記誘電体フィルタ1のフィルタ
特性の一例を示す図である。
【0026】同図において、点線で示す特性は、分離電
極9が設けられていない場合を示している。同図に示す
ように、端子電極7,8間に分離電極9を設けることに
より通過帯域Bの低域側に生じる有極点Qがより低域側
に移動して通過帯域Bにおける挿入損失が低減されると
もに、通過帯域Bの高域側における減衰Gが大きくな
り、減衰特性が改善される。
【0027】また、通過帯域Bの広帯域化を図る場合、
上記外部結合容量C1,C2を大きくする必要がある
が、上記のように、端子電極7,8を実装面22及び該
実装面22に接する側面22,23に亘って形成するこ
とにより電極面積を大きくするとともに、貫通孔2,3
の上記端子電極7,8に対向する部分の内径R2を大き
くして内導体電極61,62と端子電極7,8間の距離
を短くし、上記外部結合容量C1,C2が可及的大きく
なるようにしているので、比較的容易に通過帯域Bの広
帯域化が可能になる。
【0028】図7は、本発明に係る誘電体フィルタの第
2実施例の外観を示す斜視図である。
【0029】図7は、図1において、誘電体2の実装面
及び上面の中央に軸方向に延びる凹溝11,12を穿設
し、該凹溝11,12内に外導体電極5及び分離電極9
を形成したものである。なお、上記凹溝11,12は、
実装面22の少なくとも分離電極9が形成される位置に
設けられていればよい。
【0030】第2実施例は、分離電極9の実質的な表面
積が大きくなり、該分離電極9と端子電極7及び端子電
極8間の各結合が強くなる分、端子電極7,8間に生じ
る浮遊容量C3が小さくなり、上記挿入損失がより低減
され、減衰特性がより改善される効果がある。
【0031】なお、上記実施例では、断面長方形状の柱
状誘電体フィルタについて説明したが、軸に平行な側面
の一部に実装用の平面が形成されているものであれば、
本発明は、正方形状、楕円形状等の任意の断面形状を有
する柱状誘電体フィルタに適用することができる。
【0032】また、上記実施例では、誘電体に2個の貫
通孔が穿設された一体成形型フィルタについて説明した
が、本発明は、誘電体に1個の貫通孔を穿設し、誘電体
の外周面に一対の端子電極を形成してなる誘電体フィル
タについても適用することができる。
【0033】更に上記実施例では、結合孔を持たない一
体成形型誘電体フィルタについて説明したが、本発明
は、結合孔を有する一体成形型誘電体フィルタについて
も適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、実装面に入出力用の端子電極が形成された表面
実装型誘電体フィルタであって、両端子電極間に外導体
電極(接地電極)から連続して分離電極を設け、該分離
電極により両端子電極間を電気的に分離するようにした
ので、両端子電極間に生じる浮遊容量が低減され、これ
により該浮遊容量を介してフィルタ出力がフィルタ入力
に回り込むことによる挿入損失や減衰特性等のフィルタ
特性の劣化が低減される。また、貫通孔の上記端子電極
に対向する部分の内径を大きくし、該端子電極と内導体
電極間の距離を短くしたので、端子電極と内導体電極間
の結合容量が大きくなり、フィルタ特性の広帯域化を容
易に行うことができる。
【0035】また、請求項2の発明によれば、上記分離
電極は、柱状誘電体の先端面に接する位置にまで延びて
いるので、両端子電極間に生じる浮遊容量がより確実に
低減され、これにより該浮遊容量を介してフィルタ出力
がフィルタ入力に回り込むことによる挿入損失や減衰特
性等のフィルタ特性の劣化が低減される。
【0036】また、請求項3の発明によれば、上記端子
電極は、実装面及び該実装面に接する側面に形成するよ
うにしたので、端子電極の面積が比較的大きくなり、端
子電極と内導体電極間の結合容量をより大きくすること
ができる。
【0037】また、請求項4の発明によれば、柱状誘電
体の分離電極の形成位置に軸に平行な凹溝を形成し、該
分離電極の面積を大きくするようにしたので、両端子
電極間に生じる浮遊容量がより低減され、上記フィルタ
特性の劣化がより低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装型誘電体フィルタの外観
を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る表面実装型誘電体フィルタの構造
を示す図で、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)
は右側面図である。
【図3】本発明に係る表面実装型誘電体フィルタの背面
図である。
【図4】本発明に係る表面実装型誘電体フィルタの縦断
面図である。
【図5】本発明に係る表面実装型誘電体フィルタの等価
回路図である。
【図6】本発明に係る表面実装型誘電体フィルタのフィ
ルタ特性の一例を示す図である。
【図7】本発明に係る表面実装型誘電体フィルタの第2
実施例を示す斜視図である。
【図8】従来の表面実装型誘電体フィルタの構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 誘電体フィルタ 2 誘電体 22 実装面 23,24 側面 3,4 貫通孔 5 外導体電極 61,62 内導体電極 7,8 端子電極 9 分離電極 10 短絡用電極

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に対向する先端面及び背面を有
    し、これら先端面及び背面を除く外周面の一部に実装面
    が設けられた柱状誘電体と、上記実装面の上記先端面寄
    に形成された入出力用の一対の端子電極と、上記柱状
    誘電体の各端子電極に対向する位置に軸方向に沿って穿
    設された貫通孔と、当該各貫通孔の内周面に電極を形成
    してなる内導体電極と、上記一対の端子電極を取り囲
    ように上記先端面及び背面を除く外周面全体に電極を形
    成してなる外導体電極と、上記背面に形成され、上記内
    導体電極と上記外導体電極とを短絡する短絡用電極とを
    備えた表面実装型誘電体フィルタであって、上記貫通孔
    の上記端子電極に対向する側の内径を他の部分よりも大
    きくすることで上記内導体電極と上記端子電極との間に
    形成される結合容量が大きくなるようにし、上記実装面
    の上記端子電極間に上記外導体電極に連続して分離電極
    を形成することで上記端子電極間に生じる浮遊容量が低
    減されるようにしたことを特徴とする表面実装型誘電体
    フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表面実装型誘電体フィル
    タにおいて、上記分離電極は、上記先端面に接する位置
    にまで延びていることを特徴とする表面実装型誘電体フ
    ィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の表面実装型誘電体
    フィルタにおいて、上記各端子電極は、上記実装面から
    該実装面に接するそれぞれの側面に亘って形成されてい
    ることを特徴とする表面実装型誘電体フィルタ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の表面実
    装型誘電体フィルタにおいて、上記柱状誘電体は、上記
    実装面の分離電極の形成位置に軸に平行な凹溝が設けら
    れていることを特徴とする表面実装型誘電体フィルタ。
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KR100285957B1 (ko) * 1997-11-06 2001-07-12 윤종용 고주파용대역통과필터의실장을위한인쇄회로기판및그설계방법
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