JP3479549B2 - アブソリュートエンコーダ - Google Patents

アブソリュートエンコーダ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転ディスク等のエンコ
ーダ板が静止している状態でも回転角度に応じた絶対位
置の信号がビットコードでパラレルに出力されるアブソ
リュートエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】エンコーダはロボットの腕の位置検出等
に広く利用されており、モータの回転軸に取り付けられ
たエンコーダ板の目盛を受光素子によって読み取るもの
である。位置検出の方法にはインクリメンタルタイプと
アブソリュートタイプがある。前者はエンコーダ板ある
いは回転ディスクの原点を基準として検出パルスをカウ
ントする事により位置の読み取りを行なう。後者は回転
ディスクのどの位置であってもエンコーダ板上のコード
を読み取る事で位置検出を行なう。この為、インクリメ
ンタルタイプでは電源が落ちた後再び起動した場合、原
点復帰動作の為に最大1回転させなければならないのに
対して、アブソリュートタイプでは電源を入れ直しても
回転ディスクを動かさず位置を読み取る事ができるので
原点復帰動作が不要になるという利点がある。
【0003】図14に従来のアブソリュートエンコーダ
の一般的な構成を示す。回転ディスク101の表面には
同心円状に複数のトラック102〜105が形成されて
いる。各トラックは回転ディスク101の絶対位置を示
すデジタルコードに従ってビット符号化されたスリット
パタンからなる。回転ディスク101の一面側には受光
素子アレイ106が配置されているとともに、他面側に
は固定スリット107を介して発光素子例えばLED1
08が配置されている。回転ディスク101上のスリッ
トパタンによりLED108からの光が透過もしくは遮
断され、受光素子アレイ106がトラック毎の受光量に
応じて検出信号を出力する。この検出信号を処理する事
によりディスク101の回転角の絶対位置あるいは番地
が読み取れる。即ちこの番地が先に述べたデジタルコー
ドに相当する。
【0004】番地を表わすデジタルコードとしては種々
のシステムが知られている。図15にデジタルコードの
一例として純2進法に従って形成されたスリットパタン
を示す。このパタン図は縦欄にトラック番号を示し横欄
に番地を示している。各トラックのスリットパタンは2
値符号化されており、明部と暗部からなる。この例では
4ビット分のトラックが設けられており、24 =16個
の絶対番地が表わされている。この様な純2進コードは
デジタル処理では基本的なものである。しかしながら、
ある番地から他の番地に変化する時、複数のトラックに
おいて明部と暗部の間の変化が同時に2ケ所以上で発生
する場合がある。夫々の変化を全く同時に検出する事は
困難でありタイミングのずれにより読み取りエラーが発
生するという欠点がある。
【0005】この欠点を改善したのが図16に示すグレ
イ2進コードである。パタン図から明らかな様に、純2
進コードパタンと異なり、番地の変わり目においては必
ず1個のトラックに関してのみ明暗変化が生ずるという
特徴をもっている為、読み取りエラーが殆ど起らない。
しかしながら純2進法コードと同様にグレイコードもビ
ット数あるいは桁数と同じだけのトラック数が必要とな
る。従って高分解能化の為番地を増やす目的でビット数
を上げると、回転ディスクの径方向に沿って多数のトラ
ックが並列する為アブソリュートエンコーダの小型化を
阻害するという欠点がある。
【0006】図17にトラック数の半減が可能な2進化
4進数コードパタンを示す。一対のトラック0,1に割
り当てられた2ビットにより4進下位桁を構成する。例
えば第1組に属する番地0〜3は下位桁の4進数に従い
識別できる。同様に第2組に属する番地4〜7について
も下位桁の4進数により識別できる。以下第3組,第4
組についても同様である。一方一対のトラック2,3に
割り当てられた2ビットから4進上位桁が構成される。
この上位桁の4進数により第1組〜第4組を識別でき
る。2進化4進コードは簡単な論理演算により純2進コ
ードに変換できる。
【0007】図18に2進化4進コードパタンを読み取
る為の受光素子配置を2種類示す。左側の受光素子アレ
イ110では4個のトラックに対応して個々の受光素子
が並列配置されている。一方右側の受光素子アレイ11
1では、トラック1に沿って一対の受光素子が対応する
スリットパタンに対して90°の位相差をもって配列さ
れている。この一対の受光素子により下位桁の4進数が
読み取れる。同様に、トラック3に沿って一対の受光素
子が90°の位相差をもって配列されており、上位桁4
進数を読み取る事ができる。この様にするとトラック0
及びトラック2が不要となり本数を半減できる。この点
の理解を容易にする為に図17を再び参照しながら若干
補足する。一対のトラック0と1は夫々同じ周期で位相
が90°だけずれた繰り返しスリットパタンを有してい
る。従って図18に示す様に一対の受光素子を90°だ
け位相をずらして配置する事によりトラック0,1に含
まれる情報を全て読み取れる。即ち、受光素子アレイ1
11の受光素子0,1には明と明,明と暗,暗と明,暗
と暗の4個の組み合わせが投射され、4進数情報を読み
取れる。同様に、図17のトラック2と3は夫々同じ周
期で位相が90°だけずれた繰り返しスリットパタンを
有しているので、図18の受光素子アレイ111に示す
配列によって上位桁4進数を読み取れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に2進化4進
コードパタンを用いる事によりトラック数を半減でき
る。換言すると、1本のトラックから2個のビット信号
を得る事ができる。しかしながら高分解能化の為番地数
を増やす目的でビット数を上げると、相当程度トラック
本数が増加するのでアブソリュートエンコーダの大型化
及びコストアップを避ける為には十分でない。この点に
鑑み、本発明は1本のトラックからより多くのビット信
号を生成する事を目的とする。ところで上述した2進化
4進コードパタンは先に説明したグレイコードパタンと
異なり複数のトラック間で明暗が同時に変化する場合が
ある。夫々の変化を全く同時に検出する事は困難であり
タイミングのずれにより読み取りエラーが発生する。こ
の点に鑑み、本発明は下位トラックと上位トラックの同
期化を図り読み取りエラーを除去する事を他の目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題を解決し且つ本発明の目的を達成する為以下の手段を
講じた。即ち本発明にかかるアブソリュートエンコーダ
は基本的な構成として、移動体と受光素子と処理回路と
を備えている。移動体には明暗スリットパタンを有する
トラックが並列して設けられている。受光素子は明暗ス
リットパタンを介して照明光を受光しトラック毎に検出
信号を出力する。処理回路は検出信号を処理してビット
信号を生成し移動体の位置を読み取る。本発明の特徴事
項として前記処理回路は、波形形成部と比較演算部と論
理演算部とを有している。波形形成部は該検出信号を用
いて等周期で且つ位相が所定のシフト量だけ順次シフト
した複数の一次波形信号を形成しさらに該一次波形信号
から前記シフト量の半分だけ位相がシフトし且つ該一次
波形信号とは異なる波形を有する複数の二次波形信号を
合成する。比較演算部は該複数の一次及び二次波形信号
を互いに比較処理して位相のずれた複数の矩形信号を生
成する。論理演算部は該複数の矩形信号を互いに論理処
理して1本のトラックから少なくとも4個のビット信号
を出力する。さらに前記処理回路は該波形形成部と該比
較演算部との間に変調処理部を含んでおり、下位トラッ
クに対応した他の処理回路から転送された周期信号に同
期して該複数の一次及び二次波形信号を変調し、下位ビ
ット信号と上位ビット信号の同期化を図る。具体的には
前記変調処理部は論理手段と加算手段とを有する。論理
手段は該比較演算部から帰還した矩形信号と該周期信号
とを互いに論理処理して同期化信号を形成する。加算手
段は該同期化信号と一次及び二次波形信号の各々とを所
定の割合で加算処理し変調された一次及び二次波形信号
を形成する。
【0010】好ましくは、前記波形形成部は山形の一次
波形信号を形成しさらにその加減算処理により台形の二
次波形信号を合成する。
【0011】態様によれば、前記波形形成部は加減算
手段を有しており、90°の位相差を有する台形の検出
信号を互いに加減算処理して山形の一次波形信号を形成
する。前記波形形成部はさらに検出信号を反転して逆相
信号を形成する反転手段を備えており、検出信号及び逆
相信号を用いて山形の一次波形信号を生成する。
【0012】さらに別の態様によれば、前記明暗スリッ
トパタンはトラック方向に沿って透過率が暗から明にか
けて漸進的に変化する漸進パタンを有しており、山形の
一次波形信号のスロープ形成を可能にしている。前記漸
進パタンは、例えばトラック方向に沿って細分化された
暗部及び明部が交互に配列されており、暗部と明部の比
率が段階的に変化している。あるいは、前記漸進パタン
はトラック方向に沿って暗から明にかけて濃度が連続的
に変化している。さらには、前記漸進パタンは暗部と明
部を二分する境界線がトラック方向に対して斜行してい
るものであっても良い。この場合、前記境界線は直線ト
ラックに形成された傾斜直線である。あるいは、円形ト
ラックに形成された渦巻線である。
【0013】
【作用】本発明によれば、検出信号を用いて等周期で且
つ位相が所定のシフト量だけ順次シフトした山形の一次
波形信号を4個形成する。さらにこれら山形の一次波形
信号を加減算処理し前記シフト量の半分だけ位相がシフ
トした台形の二次波形信号を例えば2個合成する。合計
6個の山形一次波形信号及び台形二次波形信号を互いに
比較処理して位相が順次シフトした8個の矩形信号を生
成する。これら8個の矩形信号を互いに論理処理して1
本のトラックから少なくとも4個のビット信号を出力す
る事ができる。
【0014】又、下位トラック側から転送された周期信
号に同期して山形の一次波形信号及び台形の二次波形信
号を変調し、下位ビット信号と上位ビット信号の同期化
を図っている。即ち、当該処理回路の比較演算部から帰
還した矩形信号と下位トラック側から転送された周期信
号とを互いに論理処理して同期化信号を形成する。この
同期化信号と山形の一次波形信号及び台形の二次波形信
号の各々とを所定の割合で加算処理し変調して同期化を
図っている。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。図1は本発明にかかるアブソリュート
エンコーダの第1実施例を示す模式図である。本アブソ
リュートエンコーダは移動体を利用しており、その表面
には明暗スリットパタンを有するトラックが並列して設
けられている。図1の(A)は1本のトラックTのみを
示している。図示する様にこのトラックTは直線変位す
る。なお、本発明はこれに限られるものではなく回転変
位する移動体を用いる事もできる。トラックTに沿っ
て、4個の受光素子A1,A2,A3,A4が配列され
ている。各受光素子のトラック方向長手寸法は、明暗ス
リットパタンの1周期の半分量に等しい。受光素子A
1,A2,A3,A4は順に位相が90°ずつずれてい
る。
【0016】4個の受光素子は明暗スリットパタンを介
して照明光を受光しトラックTに対応した検出信号を出
力する。(B)に受光素子出力を表わしている。各検出
信号は、対応する受光素子と同一の参照符号A1,A
2,A3,A4で表わされている。図示するように、検
出信号A1〜A4は等周期で且つ位相が所定のシフト量
90°ずつ順次シフトした山形波形を有している。本実
施例では4個の山形の検出信号をそのまま山形の一次波
形信号(以下山形信号と呼ぶ)に用いている。本実施例
ではさらに山形信号から前記シフト量90°の半分(即
ち45°)だけシフトした台形の二次波形信号(以下台
形信号と呼ぶ)を合成している。(B)ではこの台形信
号をA5及びA6として示している。(B)の波形から
明らかな様に、一次の山形信号A1〜A4が各々90°
の位相差を有するのに対し、二次の台形信号A5,A6
は山形信号A1〜A4に対し半位相分(45°)シフト
している。又、山形信号と台形信号は互いに波形が異な
る。
【0017】(C)は4個の受光素子に接続される処理
回路の構成を表わしている。処理回路は波形形成部1と
比較演算部2と論理演算部3を備えている。波形形成部
1は検出信号A1〜A4を用いて等周期で且つ位相が順
次シフトした複数の一次波形信号を形成している。ここ
では4個の検出信号をそのまま一次の山形信号として用
いている。波形形成部1はさらに一次の山形信号A1〜
A4から半位相分シフトした2個の二次波形信号を合成
している。ここでは一対の加算器(ADD1,ADD
2)と係数1/2を有する一対の乗算器(MPL1,M
PL2)を用いて一次の山形信号A1〜A4から二次の
台形信号A5,A6を2個合成している。比較演算部2
は8個の比較器(CMP1〜CMP8)を有しており、
山形信号A1〜A4及び台形信号A5,A6を互いに比
較処理して位相のずれた複数の矩形信号を生成する。論
理演算部3は7個の排他論理和器(XOR1〜XOR
7)、3個の論理和器(OR1〜OR3)、1個の否定
器(NOT1)、1個の否定論理和器(NOR1)で構
成されている。論理演算部3は比較演算部2から供給さ
れた8個の矩形信号を互いに論理処理して1本のトラッ
クTから4個のビット信号P1〜P4を出力する。
【0018】図2を参照して、図1の(C)に示した処
理回路の動作を詳細に説明する。一次の山形信号A1〜
A4は互いに位相が90°ずつ順次シフトしている。波
形形成部1においてADD1により一次の山形信号A1
とA2を互いに加算処理し、その結果をMPL1で係数
1/2を用いて乗算処理すると、一方の二次の台形信号
A5が得られる。同様に山形信号A2とA3をADD2
で加算処理し、その結果をMPL2で係数1/2により
乗算処理すると他方の二次の台形信号A6が得られる。
図2の波形図に示すように、台形信号A5,A6は山形
信号A1〜A4の位相差に比べ、その半分量だけ位相が
シフトしている。次に比較演算部2においてCMP1に
より山形信号A4とA2を互いに比較処理すると第1の
矩形信号CMP1が得られる。なおここでは理解を容易
にする為各比較器と対応する矩形信号を同一の参照符号
により表わしている。以下同様に、CMP2でA4とA
6を比較処理する事により第2番目の矩形信号が得ら
れ、CMP3によりA1とA2を比較処理する事により
第3番目の矩形信号が得られ、CMP4でA1とA6を
比較処理する事により第4番目の矩形信号が得られ、C
MP5でA1とA3を比較処理する事により第5番目の
矩形信号が得られ、CMP6でA5とA3を比較処理す
る事により第6番目の矩形信号が得られ、CMP7でA
3とA2を比較処理する事により第7番目の矩形信号が
得られ、CMP8でA4とA5を比較処理する事により
第8番目の矩形信号が得られる。これら第1〜第8の矩
形信号(CMP1〜CMP8)は位相が順に22.5°
ずつシフトしている。論理演算部3では、XOR1でC
MP1とCMP2の排他的論理和処理を行ない、XOR
2でCMP3とCMP4の排他的論理和処理を行なう。
XOR3でCMP5とCMP6の排他的論理和処理を行
なう。XOR4でCMP7とCMP8の排他的論理和処
理を行なう。XOR5でCMP3とCMP5の排他的論
理和処理を行なう。XOR6でCMP1とCMP7の排
他的論理和処理を行なう。XOR7でCMP1とCMP
5の排他的論理和処理を行なう。NOT1でCMP5の
否定処理を行なう。さらにXOR1とXOR2の出力を
OR1で論理和処理する。XOR3とXOR4の出力を
OR2で論理和処理する。OR1とOR2の出力をNO
R1で否定論理和処理すると、第1ビット信号P1が得
られる。XOR5の出力とXOR6の出力をOR3で論
理和処理すると2番目のビット信号P2が得られる。X
OR7から直接3番目のビット信号P3が得られる。N
OT1から直接4番目のビット信号P4が得られる。図
示するように、P2はP1の2倍の周期を有し、P3は
4倍の周期を有し、P4は8倍の周期となっている。
【0019】図3は本発明にかかるアブソリュートエン
コーダの第2実施例に組み込まれる処理回路の構成を示
すブロック図である。並列したトラックの各々に対して
図1の(C)に示した処理回路をそのまま適用すると、
スリットパタンと受光素子の位相関係や電圧レベルの変
動等により、下位ビットと上位ビットとの同期がとれず
読み取りエラーとなる可能性がある。そこでこの実施例
では同期化機能が付与されている。即ち、本処理回路は
波形形成部1と比較演算部2との間に変調処理部4を含
んでおり、下位トラックに対応した他の処理回路から転
送された周期信号(a)に同期して山形信号A1〜A4
及び台形信号A5,A6を変調し、下位ビット信号と上
位ビット信号の同期化を図っている。他の部分の構成は
図1の(C)に示した回路と同一であり、対応する部分
には対応する参照番号を付して理解を容易にしている。
変調処理部4は2個の否定器(NOT2,NOT3)、
2個の排他的論理和器(XOR8,XOR9)、係数K
を有する6個の乗算器(MPL3〜MPL8)、6個の
加算器(ADD3〜ADD8)で構成されている。XO
R8及びXOR9は論理手段を構成しており、比較演算
部2から帰還した所定の矩形信号と下位トラックからの
周期信号(a)とを互いに論理処理して同期化信号
(b),(c)を形成する。NOT2,NOT3,MP
L3〜MPL8,ADD3〜ADD8は加算手段を構成
し、同期化信号(b),(c)と山形信号A1〜A4及
び台形信号A5,A6の各々とを所定の割合(係数Kで
設定)で加算処理し、変調された山形信号(d),
(e),(f),(g)と、同じく変調された台形信号
(h),(i)を形成する。
【0020】次に図4のタイミングチャートを参照し
て、図3に示した処理回路の動作を詳細に説明する。下
位トラック側から転送された周期信号(a)は短かい周
期を有する矩形波である。一方山形信号A1〜A4及び
台形信号A5,A6は周期信号(a)が有する周期の1
6倍に相当する周期となっている。変調処理部4におい
て、XOR8により周期信号(a)とCMP1から帰還
した第1の矩形信号(j)とを互いに排他的論理和処理
すると、第1の同期化信号(b)が得られる。この同期
化信号は周期信号(a)の立ち上がり又は立ち下がりに
同期している。XOR9により周期信号(a)とCMP
5から出力された5番目の矩形信号(n)との間で排他
的論理和処理を行なうと、2番目の同期化信号(c)が
得られる。次に、第1の同期化信号(b)をNOT2で
否定処理しさらにMPL3で乗算処理する。その結果と
山形信号A1をADD3で加算すると、A1に対応した
変調山形信号(d)が得られる。図示するように、この
変調山形信号(d)は周期信号(a)の立ち上がり又は
立ち下がりに同期した段差部を有している。又第2の同
期化信号(c)をNOT3で否定処理しさらにMPL4
で乗算処理する。この結果と山形信号A2をADD4で
加算する事により、A2に対応した変調山形信号(e)
が得られる。これも周期信号(a)の立ち上がり又は立
ち下がりに同期した段差部を有している。以下同様にし
て、山形信号A3に対応した変調山形信号(f)が得ら
れ、山形信号A4に対応した変調山形信号(g)が得ら
れ、台形信号A5に対応した変調台形信号(h)が得ら
れ、台形信号A6に対応した変調台形信号(i)が夫々
段差を伴なって得られる。
【0021】この後元々の山形信号及び台形信号に代
え、変調された山形信号及び台形信号を比較演算部2で
図1の第1実施例と同様に処理すると、8個の矩形信号
(j),(k),(l),(m),(n),(o),
(p),(q)が得られる。さらに論理演算部3でこれ
ら8個の矩形信号を第1実施例と同様に論理処理する
と、4個のビット信号P1〜P4が得られる。P1は周
期信号(a)の2倍の周期を有し、ビット信号P4は1
6倍の周期を有している。本実施例では変調山形信号及
び変調台形信号の交差部分は下位トラックから転送され
た周期信号(a)と同期した段差が付いている為、受光
素子A1〜A4の出力の位相や電圧レベルが変動しても
段差の範囲内で交差していれば同期が保たれる為読み取
りエラーとならない。
【0022】図5は本発明にかかるアブソリュートエン
コーダの具体的な構成例を表わしており、下位から上位
に向って並列した4本のトラックT0,T1,T2,T
3を移動体に形成して、P0〜P9まで10個のビット
信号を得ている。即ち210個の番地を有する位置分解能
が得られる。図示する様に最下位トラックT0に対応し
て、受光素子A1の組と受光素子A2の組と受光素子A
3の組が配列している。各組について受光素子を複数
(本例では4個)用いる事により、受光量の増加を図っ
ている。A1,A2,A3ともに明暗スリットパタン周
期の4分の1に相当するトラック方向寸法を有してお
り、図1の(A)に示した例と比べて狭くなっている。
従って、A1,A2,A3から出力される検出信号は山
形ではなく台形になる。A1の組とA2の組では位相が
90°ずれており、A1の組とA3の組では位相が18
0°ずれている。最下位から2番目のトラックT1に対
応して、3個の受光素子A4,A5,A6が配列してい
る。各受光素子ともに明暗スリットパタンの周期の4分
の1に相当するトラック方向長手寸法を有しており、同
じく台形の検出信号が出力される。A4とA5は位相が
90°シフトしており、A4とA6は位相が180°シ
フトしている。次のトラックT2に設けられた明暗スリ
ットパタンは、トラック方向に沿って透過率が暗から明
にかけて漸進的に変化する漸進パタンを有しており、対
応する受光素子A7はスロープを含んだ台形の検出信号
を出力可能である。本例ではこの漸進パタンは暗部と明
部を二分する境界線がトラック方向に対して斜行してい
る。この境界線は直線トラックT2に形成された斜行直
線である。最後のトラックT3は、T2に対して位相が
90°ずれた明暗スリットパタンを有している一方、対
応する受光素子A8はA7と同位相で配置している。T
2及びT3に形成された明暗スリットパタンの周期は、
T1に形成された明暗スリットパタンに比べ8倍の周期
を有している。なお図示を容易にする為、T2及びT3
についてはトラック方向に関し1/8の縮尺表示にして
いる。
【0023】図6は、図5に示した受光素子A1,A
2,A3から各々出力される検出信号の波形を表わして
いる。前述した様に、検出信号は全て台形波となってい
る。台形の検出信号A1,A2は互いに位相が90°ず
れており、A1とA3は互いに位相が180°ずれてい
る。一対の検出信号A1,A2との間で減算処理を施す
事により、第1の山形信号A1−A2が得られ、A2と
A3の間で減算処理を施す事により第2の山形信号A2
−A3が得られ、A2とA1の間で減算処理を施す事に
より第3の山形信号A2−A1が得られ、A3とA2の
減算処理を施す事により第4の山形信号A3−A2が得
られる。これら4個の山形信号は同一周期で且つ順に位
相が90°シフトしており、図1の(B)に示した山形
信号A1,A2,A3,A4に各々対応している。なお
ここでは台形検出信号の減算処理により山形信号を形成
しているが、一般には適当な加減算処理を行なう事によ
り山形信号を得る事が可能である。
【0024】図7は、図5に示したトラック配列に対応
して設けられた処理回路の構成例を表わしている。第1
のトラックT0に対応して1段目の処理回路が設けられ
ている。この処理回路は本発明にかかる実施例と異な
り、1本のトラックから3個のビット信号P0〜P2を
出力するものである。この処理回路は波形形成部10と
比較演算部20と論理演算部30とで構成されている。
波形形成部10は4個の減算器を含んでおり、台形の検
出信号A1〜A3を処理して、4個の山形信号A1−A
2,A2−A3,A2−A1,A3−A2を形成する。
比較演算部20は4個の比較器を含んでおり、4個の山
形信号を互いに比較演算処理して4個の矩形信号を生成
する。論理演算部30は3個の排他的論理和器と1個の
否定器と1個の否定論理和器を有しており、4個の矩形
信号を論理演算処理して3個のビット信号P0〜P2を
出力する。この処理回路は最下位トラックに対応してお
り同期化を行なう必要がないので、変調処理部は含まれ
ていない。
【0025】トラックT1に対応して第2段目の処理回
路が設けられている。この処理回路は基本的に第1段目
の処理回路と同一であり、対応する部分には対応する参
照番号を付して理解を容易にしている。異なる点は波形
形成部10と比較演算部20との間に変調処理部40が
介在している事である。第1段目の処理回路に含まれる
比較器から転送された周期信号(a)に同期して4個の
山形信号の変調処理を行ない対応する変調山形信号を形
成する。これを比較演算処理及び論理演算処理し、3個
のビット信号P3〜P5を得ている。かかる構成により
第1トラックT0側のビット信号P0〜P2と第2トラ
ックT1側のビット信号P3〜P5との同期化を図って
いる。
【0026】トラックT2及びT3に対応して第3段目
の処理回路が設けられている。この処理回路は基本的に
図3に示した第2実施例と同一の構成を有しており、変
調処理部4、比較演算部2、論理演算部3を備えてい
る。異なる点は波形形成部1であり、第1段目及び第2
段目の処理回路に含まれる波形形成部10と同様に、台
形の検出信号A7,A8を処理して一次の山形信号を4
個形成している。さらにこれら4個の山形信号を処理し
て2次の台形信号を2個形成している。但し、本実施例
では検出信号A7を反転して逆相信号を形成する反転器
INVを備えており、検出信号A7,A8及び逆相信号
を用いて一次の山形信号4個を形成している。T2及び
T3は最上位トラックなので、受光素子A7,A8をA
1〜A6と同様にすると、明暗スリット周期の1/8に
相当する長さの受光領域が必要になり長大化する。この
為、図5に示した様にスリットパタンを漸進形状とする
事により、台形の検出信号を得ている。この時、波形の
エッジの部分が受光領域の長さの範囲内で丸くなるが、
変調処理部4によって形成される変調山形波及び変調台
形波の段差にかからない範囲であれば問題ない。
【0027】参考の為図8のタイミングチャートに従っ
て、図7に示した第1段目の処理回路の動作を簡潔に説
明する。図示する様に台形の検出信号A1〜A3を互い
に減算処理する事により位相が90°ずつシフトした4
個の山形信号A1−A2,A2−A3,A2−A1,A
3−A2が得られる。次に比較演算部20に含まれる第
1のCMPによりA1−A2とA3−A2を互いに比較
処理し第1の矩形信号を得ている。又第2のCMPに
よりA1−A2とA2−A1を互いに比較処理し2番目
の矩形信号を得ている。以下同様にして3番目の矩形
信号及び4番目の矩形信号が得られる。これら4個
の矩形信号は互いに位相が90°ずつシフトしている。
矩形信号及びをXORで処理すると第1の中間信号
が得られる。又矩形信号及びを他のXORで処理
すると第2の中間信号が得られる。NORで一対の中
間信号及びを処理すると第1ビット信号P0が得ら
れる。又矩形信号とを別のXORで処理すると2番
目のビット信号P1が得られる。さらに矩形信号をN
OTで処理すると第3番目のビット信号P2が得られ
る。
【0028】次に図9のタイミングチャートを参照し
て、図7に示した2段目の処理回路の動作を簡潔に説明
する。第1段目の処理回路から転送された周期信号
(a)は矩形パルスである。台形の検出信号A4,A
5,A6を互いに減算処理する事により、4個の山形信
号A4−A5,A5−A6,A5−A4,A6−A5が
得られる。又比較演算部20のCMPから帰還した4番
目の矩形信号(k)と周期信号(a)を変調処理部40
内のXORで処理すると第1番目の同期化信号(b)が
得られる。同様に2番目のCMPから帰還した2番目の
矩形信号(i)と周期信号(a)をXORで処理すると
2番目の同期化信号(c)が得られる。これら同期化信
号(b),(c)を所定の割合(K)で4個の山形信号
に加算すると、各々対応した変調山形信号(d),
(e),(f),(g)が得られる。これら4個の変調
山形信号を比較演算部20で処理する事により位相が順
次シフトした4個の矩形信号(h),(i),(j),
(k)が得られる。これら4個の矩形信号を論理演算部
30で処理すると3個のビット信号P3〜P5が得られ
る。
【0029】図10は漸進パタンの他の例を示してい
る。この例では明部と暗部を二分する境界線がトラック
方向に対して斜行する2本の線により構成されている点
に特徴がある。
【0030】図11は漸進パタンの別の例を示す模式図
である。この例では、漸進パタンはトラック方向に沿っ
て細分化された暗部及び明部が交互に配列されており、
暗部と明部の比率が段階的に変化している。かかる漸進
パタンは透過型スリットの他に反射型スリットに対して
も適用可能である。
【0031】図12は漸進パタンのさらに別の例を表わ
している。本例では、漸進パタンはトラック方向に沿っ
て暗から明にかけて濃度が連続的に変化している事を特
徴とする。
【0032】図10〜図12に示した漸進パタンは何れ
も直線トラックに形成されたものである。これに対して
図13は、明部と暗部を二分する境界線が、円形トラッ
クに形成された渦巻線である事を特徴にしている。この
渦巻線の部分が受光領域を通過する際、出力される検出
信号の波形が移動量に対してリニアになる為には、以下
の数式2に示す関係を満足する必要がある。但し、Rは
半径を表わし、aは定数であり、θは渦巻線の開始点を
基準にした回転角である。
【数2】 以下、図13を参照してその証明を行なう。図13よ
り、φからφ+Δφに挟まれる斜線部の面積ΔSは、以
下の数式3により与えられる。
【数3】 受光領域の拡幅寸法をαとすると、受光領域への透過光
の面積Sは上記数式3を積分して得られる。その結果を
以下の数式4に示す。
【数4】 従って上記数式4より、Sはφに比例する為波形はリニ
アになる。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、検
出信号を用いて等周期で且つ位相が所定のシフト量だけ
順次シフトした複数の一次波形信号を形成しさらに該一
次波形信号から前記シフト量の半分だけ位相がシフトし
且つ該一次波形信号とは異なる波形を有する複数の二次
波形信号を合成している。これら一次及び二次波形信号
を互いに比較処理して位相のずれた複数の矩形信号を生
成する。これら矩形信号を互いに論理処理して1本のト
ラックから少なくとも4個のビット信号を出力する事が
可能になり、アブソリュートエンコーダの小型化及び低
コスト化に寄与できるという効果が得られる。又、下位
トラック側から転送された周期信号に同期して一次及び
二次の波形信号を変調し、下位ビット信号と上位ビット
信号の同期化を図る事が可能になり、読み取りエラーを
防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるアブソリュートエンコーダの第
1実施例を示すスリットパタン図、検出信号波形図、回
路構成図である。
【図2】図1に示した第1実施例にかかるアブソリュー
トエンコーダの動作説明に供する波形図である。
【図3】本発明にかかるアブソリュートエンコーダの第
2実施例を示す回路ブロック図である。
【図4】図3に示した第2実施例の動作説明に供する波
形図である。
【図5】本発明にかかるアブソリュートエンコーダの具
体的な構成例を示すトラック配列図である。
【図6】図5に示した具体例の動作説明に供する波形図
である。
【図7】図5に示した具体例に組み込まれる処理回路構
成を示すブロック図である。
【図8】図7に示した具体例の動作説明に供する波形図
である。
【図9】同じく図7に示した具体例の動作説明に供する
波形図である。
【図10】トラックに形成される明暗スリットパタンの
一例を示す模式図である。
【図11】同じく他のスリットパタンを示す模式図であ
る。
【図12】同じく別のスリットパタンを示す模式図であ
る。
【図13】同じくさらに別のスリットパタンを示す模式
図である。
【図14】従来のアブソリュートエンコーダを示す斜視
図である。
【図15】純2進コードに従ったスリットパタン図であ
る。
【図16】グレイコードに従ったスリットパタン図であ
る。
【図17】2進化4進数コードに従ったスリットパタン
図である。
【図18】2進化4進数コードに従ったスリットパタン
に適用される受光領域配置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 波形形成部 2 比較演算部 3 論理演算部 4 変調処理部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−26217(JP,A) 特開 昭62−278408(JP,A) 特開 昭61−23914(JP,A) 特開 昭52−108155(JP,A) 特開 昭59−136614(JP,A) 特開 昭63−168504(JP,A) 実開 平1−67519(JP,U) 実開 昭54−92751(JP,U) 国際公開93/021499(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/00 - 5/62 G01B 7/00 - 7/34 G01P 1/00 - 3/80

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 明暗スリットパタンを有するトラックを
    並列して設けた移動体と、該明暗スリットパタンを介し
    て照明光を受光しトラック毎に検出信号を出力する受光
    素子と、該検出信号を処理してビット信号を生成し移動
    体の位置を読み取る処理回路とからなるアブソリュート
    エンコーダにおいて、 前記処理回路は、該検出信号を用いて等周期で且つ位相
    が所定のシフト量だけ順次シフトした複数の一次波形信
    号を形成しさらに該一次波形信号から前記シフト量の半
    分だけ位相がシフトし且つ該一次波形信号とは異なる波
    形を有する複数の二次波形信号を合成する波形形成部
    と、該複数の一次及び二次波形信号を互いに比較処理し
    て位相のずれた複数の矩形信号を生成する比較演算部
    と、該複数の矩形信号を互いに論理処理して1本のトラ
    ックから少なくとも4個のビット信号を出力する論理演
    算部とを有し、 さらに前記処理回路は、該波形形成部と該比較演算部と
    の間に変調処理部を含んでおり、下位トラックに対応し
    た他の処理回路から転送された周期信号に同期して該複
    数の一次及び二次波形信号を変調し、下位ビット信号と
    上位ビット信号の同期化を図り、 前記変調処理部は、該比較演算部から帰還した矩形信号
    と該周期信号とを互いに論理処理して同期化信号を形成
    する論理手段と、該同期化信号と各一次及び二次波形信
    号を所定の割合で加算処理し変調された一次及び二次波
    形信号を形成する加算手段とを有する 事を特徴とするア
    ブソリュートエンコーダ
  2. 【請求項2】 前記波形形成部は、山形の一次波形信号
    を形成しさらにその加減算処理により台形の二次波形信
    号を合成する事を特徴とする請求項1記載のアブソリュ
    ートエンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記波形形成部は、90°の位相差を有
    する台形の検出信号を互いに加減算処理して山形の一次
    波形信号を形成する加減算手段を有する事を特徴とする
    請求項2記載のアブソリュートエンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記波形形成部は、検出信号を反転して
    逆相信号を形成する反転手段を備えており検出信号及び
    逆相信号を用いて該複数の一次波形信号を生成する事を
    特徴とする請求項1記載のアブソリュートエンコーダ。
  5. 【請求項5】 前記明暗スリットパタンは、トラック方
    向に沿って透過率が暗から明にかけて漸進的に変化する
    漸進パタンを有しており、一次波形信号のスロープ形成
    を可能にする事を特徴とする請求項1記載のアブソリュ
    ートエンコーダ。
  6. 【請求項6】 前記漸進パタンは、トラック方向に沿っ
    て細分化された暗部及び明部が交互に配列されており暗
    部と明部の比率が段階的に変化している事を特徴とする
    請求項記載のアブソリュートエンコーダ。
  7. 【請求項7】 前記漸進パタンは、トラック方向に沿っ
    て暗から明にかけて濃度が連続的に変化している事を特
    徴とする請求項記載のアブソリュートエンコーダ。
  8. 【請求項8】 前記漸進パタンは、暗部と明部を二分す
    る境界線がトラック方向に対して斜行している事を特徴
    とする請求項記載のアブソリュートエンコーダ。
  9. 【請求項9】 前記境界線は、直線トラックに形成され
    た傾斜直線である事を特徴とする請求項記載のアブソ
    リュートエンコーダ。
  10. 【請求項10】 前記境界線は、円形トラックに形成さ
    れた渦巻線である事を特徴とする請求項記載のアブソ
    リュートエンコーダ。
  11. 【請求項11】 前記渦巻線は、以下の数式により表わ
    される事を特徴とする請求項10記載のアブソリュート
    エンコーダ。 【数1】
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