JP3479424B2 - ゴム状製品の自動計量切断重量補正装置 - Google Patents

ゴム状製品の自動計量切断重量補正装置

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JP3479424B2
JP3479424B2 JP31987796A JP31987796A JP3479424B2 JP 3479424 B2 JP3479424 B2 JP 3479424B2 JP 31987796 A JP31987796 A JP 31987796A JP 31987796 A JP31987796 A JP 31987796A JP 3479424 B2 JP3479424 B2 JP 3479424B2
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俊昌 久保田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は成形機から連続して
吐出されるシリコーン硬ゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム、アクリルゴム、クロロピレンゴム、硬質の生ゴム等
のゴム状製品を所定の重量のブロック体に切断する自動
計量切断重量補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ストレーナから棒状に連続して繰
り出されるシリコーン硬ゴム等のゴム状製品を所定の重
量のブロック体に切断する方法は、図6に示すように連
続して繰り出される棒状のワークbをコンベアに載せて
移動させ、その移動するワークを定位置で下降するカッ
ターで計量切断し、切断したワークを搬送手段で重量補
正装置まで搬送し、余剰分の切り取りを行い、切り取っ
た量が余剰分に相当するかを重量補正装置の隣に設置し
てある秤にワークを移動させて計測し、重量補正が完了
した後、ワークをコンベアで次工程へ移動している。そ
して、上記した方法を実施する装置は図6に示すよう
に、切断手段B’の隣に秤C’が設置され、更に重量補
正手段D’の隣にも秤C”が設置されている。尚、図6
に示すように切断したブロック体を2個段積みして重量
補正を行う場合は計量切断手段B’と重量補正手段D’
との間に集積手段Gが配置される。又、重量補正のため
の切取装置としては実公昭62−43743号が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の方法における切断は、所定の速度で移動する棒状の
ワークを、定位置で下降するカッターで切断するため、
カッターがワークに入ることで次のワーク(図面ではカ
ッターの左側部分)の移動が塞き止められるかたちとな
り、それによって図示するように後続のワークbに盛り
上がりcが生じる。この様にワークに盛り上がりが生じ
ると切断精度が安定せず、切断の後に行う重量補正の作
業にも影響し、一連の処理に余分な時間を要することに
なる。
【0004】又、切断したワークの計量と重量補正をワ
ークを移動させて別々の場所で行うため、処理に余分な
移動時間が必要となる。尚、重量補正が1回で終わらな
ければその分両者間を往復移動させる時間が多く掛かる
ことになる。更に、図示したように計量切断のための秤
と重量補正のための秤が別々に設置されているため、秤
は2台装備され、設備費が高くつくと共に、設置スペー
スも広い場所を必要とする等の問題点を有する。
【0005】 本発明は上記した従来の技術が有する問
題点に鑑みてなされたもので、請求項1記載の発明の目
的とするところは、能率よく計量切断でき、しかも計量
切断の精度を高めることができるゴム状製品の自動計量
切断重量補正装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に本発明の請求項1が講じた手段は、連続して繰り出さ
れる帯状のワークをカッターで切断し、その切断したワ
ークを計量秤に搬送して自動的に計量し、その計量値を
フィードバックしてワークの切断長さを加減すると共
に、ワークの計量値が設定重量値範囲内でない場合は重
量補正手段で重量補正を行ってから計量し、設定重量値
範囲内に重量補正されたワークを排出するゴム状製品の
自動計量切断重量補正装置において、前記カッターをワ
ークの搬送方向に沿ってスライド自在に取り付け、該ワ
ークの移動速度と同じ速度でカッターを移動させながら
下降して切断させ、前記計量秤が、切断されたワークを
載承保持するコンベアと、そのコンベアの下に配置した
秤と、コンベアを秤に載せて計測可能な状態にすると共
に秤から浮かせて関係を切り離す切り離し手段とで構成
され、重量補正作業時に秤が機能しないようにして、切
断後のワーク計量と重量補正を秤に載せた状態で同じ位
置で行い、1台の秤を切断計量と重量補正の両方に共用
したことを特徴とする。
【0007】 又、本発明の請求項2が講じた手段は、
前記ワークの繰り出し方向前方に、2台の引込み用コン
ベアを一直線上に配置すると共に、引込み用コンベアの
終端側と計量秤に近い方の引込み用コンベアの始端側と
の間に、カッター及びカッター受けをワークの移動と一
緒に同期して移動するだけの間隔が空けてあり、その間
隔にカッター受けを配置したことを特徴とする。そし
て、本発明の請求項3が講じた手段は、前記計量秤にお
けるワークを載承支持するコンベアの上方に、重量補正
手段を配置したことを特徴とする。又、上記の重量補正
手段は、前記した計量秤におけるブロック状のワークを
載承支持するコンベアの上方に昇降枠体と回転板とから
なる切取りユニットが設けられ、その回転板には回転中
心線に向かって所望角度で突出する切取用ナイフを設
け、この切取用ナイフを挿入用シリンダに連結して、同
ナイフの先端が前記回転中心線に近接又は接触する切込
位置を付与したものである。上記の重量補正手段におい
て昇降枠体を昇降させる手段は、ボールネジ機構、空圧
又は油圧シリンダによる機構、或いはラックとピニオン
による機構等で構成し、昇降枠体の下降動作量を調節出
来るようにしてある。尚、ボールネジ機構を採用した場
合、該ボールネジを回転するモータとしてサーボモータ
を使用し、下降動作を連続的に行えるようにするとよ
い。
【0008】上記の手段によれば、連続して繰り出され
るワークの計量切断を、該ワークの移動速度(引込みコ
ンベアの速度)と同じ速度でカッターを移動させながら
下降させて切断するため、切断されるワークの形状が崩
れず、後続のワークに盛り上がりが生じることがなく、
計量切断の精度を向上できる。そして、切断後における
計量と重量補正を計量秤に載せた状態で同じ位置で行う
ことで処理時間の短縮、処理作業の効率化が図れる。更
に計量切断作業の後に重量補正作業を連続して行うこと
で、1台の秤を重量補正の秤と計量切断の秤の両方に共
用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は成形機の前方に連続して配
置した計量切断重量補正装置を示し、図中、Aは成形機
より吐出される厚肉帯状の連続したワーク(ゴム状製
品)aを水平に支持しながら前方に移送する搬送手段、
Bは前記搬送手段Aの上方に配置した切断手段、Cは前
記切断手段Bで切断されたブロック体a’の重量を計測
する計量秤、Dは計量秤Cの上方に配置した重量補正手
段、Fは重量補正後のブロック体を排出する排出手段で
ある。
【0010】搬送手段Aは、架台3上にベルトコンベア
からなる2台の引込み用コンベア1,2が一直線上に配
置されると共に、成形機の吐出口に近い方の引込み用コ
ンベア1の終端側と計量秤Cに近い方の引込み用コンベ
ア2の始端側との間には後述する切断手段Bのカッター
及びカッター受けがワークの移動と一緒に同期して移動
するだけの間隔が空けてあり、その間隔にカッター受け
が配置されている。そして、上記した2台の引込み用コ
ンベア1,2は夫々専用のサーボモータ4,5で駆動す
るように構成され、成形機より吐出された厚肉帯状のワ
ークaを引込み搬送する引込み用コンベア1を駆動する
サーボモータ4はワークaの吐出速度と同期して運転す
るように構成されている。
【0011】上記引込み用コンベア1の同期運転は、成
形機より吐出されるワークaの吐出速度を、搬送手段A
の手前位置に配置したローラーコンベア6に取り付けた
エンコーダ等(図示省略)によって検知し、そのエンコ
ーダの検出値がサーボモータ4に入力されて同期運転さ
れる。又、計量秤C寄りに配置される引込み用コンベア
2の運転速度は、連続したワークaを載せて搬送し、切
断手段Bで切断している間は前記した引込み用コンベア
1と同様、ワークaの吐出速度と同期した速度で運転さ
れ、連続するワークaから切断手段Bによってブロック
体を切離した後は高速運転でブロック体のワークa’を
計量秤Cに移送し、ワークa’が計量秤Cに乗り移った
後は再び同期運転に戻るように構成されている。尚、成
形機より吐出されるワークaが軟らかく形状が崩れるよ
うなものの場合は、上記エンコーダで検出される吐出速
度に対して引込み用コンベア1の速度を早くして形状が
崩れるのを防止することも出来る。
【0012】切断手段Bは、前記搬送手段Aの真上に配
置した架台7と、その架台7上に水平に支持されると共
にワークaの搬送方向に沿ってスライド自在に取り付け
られる可動台板8と、その可動台板8に対し鉛直方向に
上下動可能に垂下支持したカッター9と、そのカッター
9の刃先を受けるカッター受け10とで構成されている。
【0013】架台7に対する可動台板8の取り付けは、
架台7の前後上面にガイドレール11が固定され、可動台
板8の下面には前記ガイドレール11に係合するベアリン
グ12が取り付けられてスライド自在に支持されており、
その可動台板8をスライドさせる機構は前記架台7にワ
ークaの搬送方向に沿ってボールネジ13が定位置回転可
能に架設され、そのボールネジ13と螺合するナット部材
14が前記可動台板8に固定されたボールネジ機構で構成
されている。そして、前記ボールネジ13はサーボモータ
15によって駆動回転され、それによりカッター9を垂下
保持した可動台板8はワークaの移動速度と同期して移
動するように構成されている。又、可動台板8に対する
カッター9の垂下保持は、可動台板8の中央上面にシリ
ンダ16が起立固定され、そのシリンダ16のロッド16’が
可動台板8を貫通して可動台板8の下方に突出され、そ
のロッド16’の先端がカッター9を取り付けたカッター
ベース9’に連結されている。そして、カッターベース
9’の上面には前記シリンダ16を中心として対角線上に
ガイドシャフト17が起立固定され、そのガイドシャフト
17は可動台板8の上面に固定したリニアベアリング18に
挿入案内されており、これによりカッター9がシリンダ
16の作動で昇降動作する。
【0014】カッターベース9’に取り付けられるカッ
ター9はステンレス製薄板を用いて正面矩形状に形成さ
れ、そのカッター9はカッターベース9’の下面に所定
間隔をおいて垂下固着した左右のカッターホルダー19に
亘って接合し、且つそのカッター9の刃先(下縁)を除
いて左右側縁及び上縁をカッター押え20で前記カッター
ホルダー19に押え付け、ボルト・ナットで挟着固定して
取り付けられている。勿論、カッター9の切れ味が悪く
なった場合は、カッター押え20を外して交換することが
できる。
【0015】上記のワークaの移動方向に該ワークaの
移動速度と同期して移動しながら降下されるカッター9
の刃先を受け止めるカッター受け10は、前記した搬送手
段Aを構成する引込みコンベア1の終端と引込みコンベ
ア2の始端との間を自由に水平移動するように構成され
た移動台板21に、上昇用シリンダ22で上下動自在に取り
付けられている。そして、カッター受け10の上面には前
記したカッター9の刃先及び該カッター9の左右両側を
挟持するカッターホルダー19とカッター押え20が嵌入す
る直線溝10’が形成されており、これによりワークaの
切断がスムーズに行われるように構成されている。又、
切断動作の進行に伴ってワークaの移動方向に移動した
カッター受け10は架台に取り付けた戻し用エアシリンダ
44で初期位置に押し戻されるように構成されている。
【0016】前記した切断手段Bで所定長さのブロック
状に切断されたワークa’の重量を計測する計量秤C
は、ワークa’を計量の為に載承すると共に計量後次の
コンベアへ排出する載せ台を兼ねたコンベア23と、ワー
クa’を載せたコンベア23ごと計量する電子台秤24と、
前記コンベア23を電子台秤24から浮かせて関係を切り離
す切り離し手段Eの縁切り用シリンダー25とで構成さ
れ、電子台秤24は架台26上に載置固定されている。ワー
クa’が載置されるコンベア23は、複数個の縁切り用シ
リンダー25で水平に支持された台板27の上に設置固定さ
れると共に、該台板27上にはコンベア23を駆動するサー
ボモータ23’も載置固定されている。従って、ワーク
a’の重量を計測する時は切り離し手段Eの縁切り用シ
リンダー25を作動させないでコンベア23が載置された台
板27を電子台秤24上に載置状とし、後述の重量補正作業
時は前記縁切り用シリンダー25を作動(伸長)させて台
板27を電子台秤24から浮かせて両者の関係を切り離し、
重量補正作業時、電子台秤24が機能しないようにしてあ
る。又、計量秤Cで計測された値は切断手段Bのカッタ
ーをワークaの搬送方向に移動させるサーボモータ15へ
フィードバックし、それによってカッターの初期位置
(移動開始位置)を調整し、ワークaの切断長さを加減
しうるようにしてある。
【0017】計量秤Cの上方に配置される重量補正手段
Dは、前記計量秤Cのコンベア23の上方に起立設置した
フレーム28と、そのフレーム28の内部で前記コンベア23
の真上位置に配置した昇降枠体29と、前記昇降枠体29の
下側に位置して水平面内で回転する回転板30と、その回
転板30の周囲に回転中心線に向かって所望角度に傾斜設
置された切取用ナイフ31と、その切取用ナイフ31をワー
クa’に挿入させるシリンダー32と、前記昇降枠体29に
取り付けられたワーク押え33とで構成されている。昇降
枠体29は直方体状に形成され、その枠体はボールネジ機
構34と案内機構35とによってフレーム28内に昇降自在に
支持され、且つ前記ボールネジ機構34はブレーキ付きサ
ーボモータ36によって連続的に昇降するように構成され
ている。
【0018】上記の昇降枠体29内には回転板30を回転さ
せる動力源のロータリーアクチェータ37とその回転を回
転板30を取り付けた軸30’に伝達する歯車機構38が設置
されている。回転板30に取り付けられる切取用ナイフ31
は、切り取り抵抗が少ないよう細身に形成されており、
その切取用ナイフ31は回転板30の回転中心に対して対称
位置に90度間隔で4本配置されると共に、該回転板30
の下面より回転中心線に向かって等角度で設置されてい
る。そして、切取用ナイフ31の基端は該回転板30の周囲
に取り付けた取付用ブラケット39に固定した挿入用シリ
ンダー32に連結され、この挿入用シリンダー32によって
切取用ナイフ31に先端が前記回転中心線に近接又は接触
する切り込み位置が付与される。そして、切取用ナイフ
31の下方には、切り取り作業時にワークa’が動かない
ように押さえ付ける為のワーク押え33が設けられてい
る。
【0019】上記のワーク押え33は、前記した昇降枠体
29に固定した支持部材40の下面に複数のワーク押え用シ
リンダー41を介して水平に支持され、ワーク押え用シリ
ンダー41の作動によって押し圧を調整できるように構成
されている。そして、そのワーク押え33の中央部には前
記した切取用ナイフ31を通すための開口33’が設けられ
ており、更に同開口33’の中心、即ち回転板30の中心線
上には切取用ナイフ31で切り取られた部材を負圧により
吸着する吸着部材42が設けられている。それにより、吸
着部材42が切り取った部材を吸着して初期位置に戻った
後、前記吸着部材42の負圧が解除されて切り取った部材
が落下されるが、同部材は回収板(図示省略)で受け止
められて回収される。、重量補正後のワークa’を排出
する排出手段Fは、ベルトコンベア43で構成され、次工
程へ搬送するように構成されている。
【0020】次に上記したワークaの計量切断重量補正
装置の動作について説明すると、成形機より吐出される
連続した厚肉帯状のワークaは搬送手段Aの引込み用コ
ンベア1,2で搬送されるが、その引込み用コンベア
1,2の速度はワークaの吐出速度がエンコーダ等で検
出されてその検出値が前記コンベア1,2の動力源であ
るサーボモータ4,5に入力されて同期運転される。そ
して、ワークaの搬送中に切断手段Bのカッター9が該
ワークaの搬送速度と同じ速度で移動を開始すると共
に、引込み用コンベア1,2の間に配置したカッター受
け10が上昇用シリンダ22で所定位置まで上昇され、カッ
ター受け10が所定位置に達した後前記カッター9がシリ
ンダ16の作動で下降を開始し、前記カッター受け10に接
触したことが検出されてカッター9の下降が停止され、
ワークaの切断が完了される。上記の切断により、切断
されるワークa’の形状は崩れず、計量切断の精度が高
められる。そして、切断されたワークa’の後のワーク
aに従来の切断時に生じた「盛り上がり」は発生せず、
切断精度が安定する。切断完了後、カッター9は上昇
し、上昇端に達した後、初期位置へ移動される。同様
に、カッター受け10は下端位置まで下降される。尚、所
定長さのブロック状のワークa’が切り離された後のワ
ークaの先端は引込み用コンベア1と2との間に位置
し、その先端が下方に垂れ下がった場合、引込み用コン
ベア(エスケープコンベア)2への乗り移りがスムーズ
に行われなくなるため、乗り移りを補助する為に前記カ
ッター受け10は再度上昇させてワークaの先端を引込み
用コンベア2に乗るようにする。ワークaの先端が引込
み用コンベア2に乗った後、カッター受け10は下降し、
下降端に降りた後、戻し用エアシリンダ等外力によって
初期位置に復帰される。
【0021】所定長さのブロック状に切断されたワーク
a’は引込み用コンベア2の高速運転によって前方に配
置された計量秤Cのコンベア23に移乗される。この時、
コンベア23は切り離し手段Eの縁切り用シリンダ25の作
用で電子台秤24から浮いた状態に切り離され、その状態
のもとで同様に高速運転されている。そして、ワーク
a’が計量秤cのコンベア23上に乗り移ったところで該
コンベア23の運転が停止され、更に前記切り離し手段E
の縁切り用シリンダ25の作用で降下されて電子台秤24上
に載せられ計量可能な状態となる。そして、計量が行わ
れる。この計量値に基づいて補正量が算出され、その値
は切断手段Bにおけるカッター9を移動させるサーボモ
ータ15にフィードバックされ、カッター9の初期位置が
変更される。初期位置の変更で切断されるワークa’の
切断長さが加減される。
【0022】又、上記の如くして計量が完了するとその
計量値と予め設定してある設定値との比較が行われ、計
量値が設定値の範囲内であれば、縁切り用シリンダ25が
作動してコンベア23は持ち上げられて電子台秤24から切
り離され、そして該コンベア23及び前方に配置されてい
る排出手段Fのベルトコンベア43が高速運転されてワー
クa’は排出手段Fへ移送され、ワークa’がベルトコ
ンベア43に乗り移った後コンベア23の運転が停止され
る。
【0023】上記の計量値が設定値より大きい場合は計
量秤Cの上方に配置した重量補正手段Dによってワーク
a’からオーバー分の切り取りが行われる。この切取動
作は、切取ユニットが待機位置から作業位置まで下降
し、更に作業位置において該切取ユニットを降下させる
ボールネジ機構が要求される切取量に応じた量作動して
切取ユニットを所定位置まで降下させ、それによって切
取用ナイフ31の挿入深さを設定する。次にワーク押え33
がワーク押えシリンダー41によって降下されてコンベア
23上のワークa’を押え、次いで挿入用シリンダー32の
伸長動作により切取用ナイフ31が斜め下方へ動作してワ
ークa’に挿入され、該切取用ナイフ31が所定の挿入位
置に達した時点でロータリーアクチェータ37の駆動によ
り切取用ナイフ31を保持した回転板30が90度回転す
る。回転板30が回転すると、各切取用ナイフ31が円周方
向に90度旋回して余剰分のゴム材が円錐形に切り取ら
れる。
【0024】余剰分のゴム材の切り取りが完了するとワ
ーク押え33が引き上げられ、且つ切取用ナイフ31は挿入
用シリンダー32によって原点位置へ戻されると共に、円
錐形のゴム材は吸着部材42で吸着保持されワークa’か
ら取り除かれる。そして、余剰分の切り取りが終わった
ワークa’を載せた計量秤Cのコンベア23は切り離し手
段Eの縁切り用シリンダー25の作動で下降され、電子台
秤24上に載せられ計量可能な状態となり、計量が行われ
る。計量完了後、設定値と比較され、設定値の範囲内で
あればコンベア23が上昇されて電子台秤24から切り離さ
れ、コンベア23及び排出手段が駆動されてワークa’が
排出される。尚、最初の計量で設定値に対する計量値の
オーバー分が大きい時は前記した切り取り作業をコンベ
ア23を移動させて2カ所行うにする。上記の計量及び重
量補正は計量秤のコンベアにワークa’を載せたままで
行うことができるため、従来方法及び装置による同様の
作業に比べて処理時間を大幅に短縮することができる。
しかも、計量秤Cは前記したように切断手段Bの隣に配
置し、更にその計量秤Cの上方に重量補正手段Dを配置
したことで、該計量秤Cを計量切断の秤と、重量補正手
段Dの秤の両方に共用でき、計量秤は1台で済むことに
なる。
【0025】
【発明の効果】本発明のゴム状製品の自動計量切断重量
補正装置は請求項1に記載により、切断精度が安定し、
計量切断の精度を高めることができると共に、一連の処
理時間を従来の方法に比べて大幅に短縮することができ
る。又ブロック状のワークが切断された後のワークに
盛り上がりが発生することはなく、切断されるワーク形
状も崩れず、切断精度を高めることができる。しかも、
切断後の計量と重量補正の切り取りを計量秤のコンベア
に載せたままの同じ位置で行い、更に計量秤は切断手段
の隣に配置し、更にその計量秤の上方に重量補正手段を
配置したことで、該計量秤を計量切断の秤と、重量補正
手段の秤の両方に共用でき、計量秤は1台で済むことに
なる。因って、装置全体の長さを従来装置に比べて短く
できると共に、秤が1台で良いため、安価に提供できる
という経済的効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動計量切断重量補正装置の実施
の形態の一例を示す概略図である。
【図2】搬送手段及び切断手段を示す拡大正面図であ
る。
【図3】同平面図である。
【図4】同側面図である。
【図5】計量秤及び重量補正手段を示す拡大正面図であ
る。
【図6】従来の自動計量切断重量補正装置の一例を示す
概略図である。
【符号の説明】
A…搬送手段 B…切断手段 C…計量秤 D…重量補正手段 E…切り離し手段 F…排出手段 1,2…引き込み用コンベア 9…カッター 10…カッター受け 23…コンベア 24…電子秤
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−201440(JP,A) 特開 昭61−52254(JP,A) 特開 昭56−27797(JP,A) 実開 昭60−131396(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26D 5/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して繰り出される帯状のワーク
    (a)をカッター(9)で切断し、その切断したワーク
    (a’)を計量秤(C)に搬送して自動的に計量し、そ
    の計量値をフィードバックしてワーク(a’)の切断長
    さを加減すると共に、ワーク(a’)の計量値が設定重
    量値範囲内でない場合は重量補正手段で重量補正を行っ
    てから計量し、設定重量値範囲内に重量補正されたワー
    ク(a’)を排出するゴム状製品の自動計量切断重量補
    正装置において、 前記カッター(9)をワーク(a)の搬送方向に沿って
    スライド自在に取り付け、該ワーク(a)の移動速度と
    同じ速度でカッター(9)を移動させながら下降して切
    断させ、前記計量秤(C)が、切断されたワーク
    (a’)を載承保持するコンベア(23)と、そのコン
    ベア(23)の下に配置した秤(24)と、コンベア
    (23)を秤(24)に載せて計測可能な状態にすると
    共に秤(24)から浮かせて関係を切り離す切り離し手
    段(E)とで構成され、重量補正作業時に秤(24)が
    機能しないようにして、切断後のワーク(a’)計量と
    重量補正を秤(24)に載せた状態で同じ位置で行い、
    1台の秤(24)を切断計量と重量補正の両方に共用し
    ことを特徴とするゴム状製品の自動計量切断重量補正
    装置
  2. 【請求項2】 前記ワーク(a)の繰り出し方向前方
    に、2台の引込み用コンベア(1,2)を一直線上に配
    置すると共に、引込み用コンベア(1)の終端側と計量
    秤(C)に近い方の引込み用コンベア(2)の始端側と
    の間に、カッター(9)及びカッター受け(10)をワ
    ーク(a’)の移動と一緒に同期して移動するだけの間
    隔が空けてあり、その間隔にカッター受け(10)を配
    置した請求項2記載のゴム状製品の自動計量切断重量補
    正装置。
  3. 【請求項3】 前記計量秤(C)におけるワーク
    (a’)を載承支持するコンベア(23)の上方に、重
    量補正手段(D)を配置した請求項1または2記載のゴ
    ム状製品の自動計量切断重量補正装置。
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