JP3478805B2 - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
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- JP3478805B2 JP3478805B2 JP2001092347A JP2001092347A JP3478805B2 JP 3478805 B2 JP3478805 B2 JP 3478805B2 JP 2001092347 A JP2001092347 A JP 2001092347A JP 2001092347 A JP2001092347 A JP 2001092347A JP 3478805 B2 JP3478805 B2 JP 3478805B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機を通過
して後方に排出される排気の少なくとも一部を吸気部に
還流させる電気掃除機に関するものである。
して後方に排出される排気の少なくとも一部を吸気部に
還流させる電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機を図1、図9を用いて
説明する。
説明する。
【0003】図1において、電動送風機1を内蔵する掃
除機本体2にホース3の一端を接続し、このホース3の
他端には延長管4および吸込具5を接続し、掃除機本体
2、ホース3、延長管4、吸込具5は電動送風機1が発
生する吸引風の流路である吸気通路6と、電動送風機1
から排出され排気を吸込具5の吸気口9へ還流させる排
気通路7とを形成している。電動送風機1の吸引風によ
り吸込具5の吸気口9から塵埃を延長管4およびホース
3の吸気通路6を経由して掃除機本体2内に吸引し、図
9に示すように掃除機本体2内の前方に配した集塵フィ
ルター8にて吸引した塵埃を捕集する。そして集塵フィ
ルター8で浄化された空気が電動送風機1に吸い込ま
れ、電動送風機1の排気は掃除機本体2内に形成した排
気通路7を通って掃除機本体2の前方に導かれ、再度ホ
ース3および延長管4の排気通路7を通じて吸込具5の
吸気口9近傍に還流するように構成している。
除機本体2にホース3の一端を接続し、このホース3の
他端には延長管4および吸込具5を接続し、掃除機本体
2、ホース3、延長管4、吸込具5は電動送風機1が発
生する吸引風の流路である吸気通路6と、電動送風機1
から排出され排気を吸込具5の吸気口9へ還流させる排
気通路7とを形成している。電動送風機1の吸引風によ
り吸込具5の吸気口9から塵埃を延長管4およびホース
3の吸気通路6を経由して掃除機本体2内に吸引し、図
9に示すように掃除機本体2内の前方に配した集塵フィ
ルター8にて吸引した塵埃を捕集する。そして集塵フィ
ルター8で浄化された空気が電動送風機1に吸い込ま
れ、電動送風機1の排気は掃除機本体2内に形成した排
気通路7を通って掃除機本体2の前方に導かれ、再度ホ
ース3および延長管4の排気通路7を通じて吸込具5の
吸気口9近傍に還流するように構成している。
【0004】ところが上記の電気掃除機では、吸込具5
に排気の大部分を還流させようとすると排気通路7の面
積も吸気通路6と同等の面積が必要とされるので、ホー
ス3や延長管4が太くなり、商品性低下や、使い勝手の
低下を招いてしまう。従って、それを防止するためにホ
ース3や延長管4の小型化(径小化)を図ると、排気通
路7の面積が不充分となる傾向があり、排気を還流する
通路の損失抵抗が増大し、結果的には吸排気の風量が低
下してしまって肝心の吸込性能の低下にともない、集塵
性能が低下することが多かった。
に排気の大部分を還流させようとすると排気通路7の面
積も吸気通路6と同等の面積が必要とされるので、ホー
ス3や延長管4が太くなり、商品性低下や、使い勝手の
低下を招いてしまう。従って、それを防止するためにホ
ース3や延長管4の小型化(径小化)を図ると、排気通
路7の面積が不充分となる傾向があり、排気を還流する
通路の損失抵抗が増大し、結果的には吸排気の風量が低
下してしまって肝心の吸込性能の低下にともない、集塵
性能が低下することが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、ホース3や延長管4の小型化を図ると、
排気通路7の面積が不充分となる傾向があり、排気を還
流する通路の損失抵抗が増大し、結果的には吸排気の風
量が低下してしまって肝心の吸込性能の低下にともな
い、集塵性能が低下することが多かった。これを補うた
め、掃除機本体2内部の排気通路7にバイパス通路(図
示せず)を形成し、択一的に排気の一部を掃除機本体2
より排出する構成を採ったものもあったが、その構成を
実施するために掃除機本体2が大型化かつ高コストとな
っていた。
来の構成では、ホース3や延長管4の小型化を図ると、
排気通路7の面積が不充分となる傾向があり、排気を還
流する通路の損失抵抗が増大し、結果的には吸排気の風
量が低下してしまって肝心の吸込性能の低下にともな
い、集塵性能が低下することが多かった。これを補うた
め、掃除機本体2内部の排気通路7にバイパス通路(図
示せず)を形成し、択一的に排気の一部を掃除機本体2
より排出する構成を採ったものもあったが、その構成を
実施するために掃除機本体2が大型化かつ高コストとな
っていた。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、排気還流量に比較して多量の排気を掃除機本体から
排出することで、十分な吸気風量を確保して高い吸込力
を得られるタイプの排気還流式電気掃除機と、吸込具側
への排気還流量を増加させ、吸込具の集塵性能ならびに
排気の無い静かな運転音、ゴミ飛ばしの起きない清潔な
掃除を実践できる排気還流式電気掃除機を選択でき、か
つその選択を行なう構成を複雑化することなく小型、低
価格、低エネルギーで形成できる電気掃除機を提供する
ことを目的とする。
で、排気還流量に比較して多量の排気を掃除機本体から
排出することで、十分な吸気風量を確保して高い吸込力
を得られるタイプの排気還流式電気掃除機と、吸込具側
への排気還流量を増加させ、吸込具の集塵性能ならびに
排気の無い静かな運転音、ゴミ飛ばしの起きない清潔な
掃除を実践できる排気還流式電気掃除機を選択でき、か
つその選択を行なう構成を複雑化することなく小型、低
価格、低エネルギーで形成できる電気掃除機を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、吸引風を発生する電動送風機を内蔵する掃
除機本体と、塵埃を吸引する吸込具を具備し、前記掃除
機本体内には吸引風の流路である吸気通路と、前記電動
送風機から排出される排気の少なくとも一部を吸込具側
へ還流する排気通路を備え、前記掃除機本体内の排気通
路と排気通路外部とを連通する開口部を開閉する開閉手
段を有し、前記開閉手段は開口部を覆う薄膜弁と前記薄
膜弁を反開口部側から気密に覆う枠体から構成され、前
記薄膜弁と枠体で形成される空間の圧力と前記開口部側
の圧力との圧力差により前記薄膜弁を開閉させるもの
で、開口部が開放時には、排気還流量に比較して多量の
排気を掃除機本体から排出することで、十分な吸気風量
を確保して高い吸込力を得られる一方、開口部を閉塞し
た際には、所定の排気還流状態を得て、所定の吸込具集
塵性能ならびに排気の無い静かな運転音、ゴミ飛ばしの
起きない清潔な掃除を得られるものである。
に本発明は、吸引風を発生する電動送風機を内蔵する掃
除機本体と、塵埃を吸引する吸込具を具備し、前記掃除
機本体内には吸引風の流路である吸気通路と、前記電動
送風機から排出される排気の少なくとも一部を吸込具側
へ還流する排気通路を備え、前記掃除機本体内の排気通
路と排気通路外部とを連通する開口部を開閉する開閉手
段を有し、前記開閉手段は開口部を覆う薄膜弁と前記薄
膜弁を反開口部側から気密に覆う枠体から構成され、前
記薄膜弁と枠体で形成される空間の圧力と前記開口部側
の圧力との圧力差により前記薄膜弁を開閉させるもの
で、開口部が開放時には、排気還流量に比較して多量の
排気を掃除機本体から排出することで、十分な吸気風量
を確保して高い吸込力を得られる一方、開口部を閉塞し
た際には、所定の排気還流状態を得て、所定の吸込具集
塵性能ならびに排気の無い静かな運転音、ゴミ飛ばしの
起きない清潔な掃除を得られるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
吸引風を発生する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、
塵埃を吸引する吸込具を具備し、前記掃除機本体内には
吸引風の流路である吸気通路と、前記電動送風機から排
出される排気の少なくとも一部を吸込具側へ還流する排
気通路を備え、前記掃除機本体内の排気通路と排気通路
外部とを連通する開口部を開閉する開閉手段を有し、前
記開閉手段は開口部を覆う薄膜弁と前記薄膜弁を反開口
部側から気密に覆う枠体から構成され、前記薄膜弁と枠
体で形成される空間の圧力と前記開口部側の圧力との圧
力差により前記薄膜弁を開閉させるもので、開口部が開
放時には、排気還流量に比較して多量の排気を掃除機本
体から排出することで、十分な吸気風量を確保して高い
吸込力を得られる一方、開口部を閉塞した際には、所定
の排気還流状態を得て、所定の吸込具集塵性能ならびに
排気の無い静かな運転音、ゴミ飛ばしの起きない清潔な
掃除を得られるものである。
吸引風を発生する電動送風機を内蔵する掃除機本体と、
塵埃を吸引する吸込具を具備し、前記掃除機本体内には
吸引風の流路である吸気通路と、前記電動送風機から排
出される排気の少なくとも一部を吸込具側へ還流する排
気通路を備え、前記掃除機本体内の排気通路と排気通路
外部とを連通する開口部を開閉する開閉手段を有し、前
記開閉手段は開口部を覆う薄膜弁と前記薄膜弁を反開口
部側から気密に覆う枠体から構成され、前記薄膜弁と枠
体で形成される空間の圧力と前記開口部側の圧力との圧
力差により前記薄膜弁を開閉させるもので、開口部が開
放時には、排気還流量に比較して多量の排気を掃除機本
体から排出することで、十分な吸気風量を確保して高い
吸込力を得られる一方、開口部を閉塞した際には、所定
の排気還流状態を得て、所定の吸込具集塵性能ならびに
排気の無い静かな運転音、ゴミ飛ばしの起きない清潔な
掃除を得られるものである。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、枠体には
排気通路外部と連通する通気部を有するとともに、前記
通気部を開閉する蓋体を具備し、薄膜弁には少なくとも
開口部を閉塞する箇所に排気通路内部と前記薄膜弁と枠
体で形成される空間とを連通する連通部を設けてなるも
ので、通気部を開閉し、薄膜弁の両側(排気通路側と薄
膜弁と枠体で形成される空間)の圧力差を利用して通気
部に対して面積の大きい開口部の開閉を行える、すなわ
ち、蓋体を駆動する小さな駆動力で所定の大量な排気の
制御を行うことができるものである。
排気通路外部と連通する通気部を有するとともに、前記
通気部を開閉する蓋体を具備し、薄膜弁には少なくとも
開口部を閉塞する箇所に排気通路内部と前記薄膜弁と枠
体で形成される空間とを連通する連通部を設けてなるも
ので、通気部を開閉し、薄膜弁の両側(排気通路側と薄
膜弁と枠体で形成される空間)の圧力差を利用して通気
部に対して面積の大きい開口部の開閉を行える、すなわ
ち、蓋体を駆動する小さな駆動力で所定の大量な排気の
制御を行うことができるものである。
【0010】本発明の請求項3記載の発明は、蓋体を電
磁石の磁力により駆動させ、通気部を開閉してなるもの
で、電磁石を用いることで、電気的に確実に開閉の切替
えが行うことが可能で掃除機本体から排気のある掃除状
態と排気還流時の掃除状態とを簡単に切り換えることが
でき、信頼性を向上できるものである。
磁石の磁力により駆動させ、通気部を開閉してなるもの
で、電磁石を用いることで、電気的に確実に開閉の切替
えが行うことが可能で掃除機本体から排気のある掃除状
態と排気還流時の掃除状態とを簡単に切り換えることが
でき、信頼性を向上できるものである。
【0011】本発明の請求項4記載の発明は、電磁石の
通電時に通気部を閉じ、非通電時に通気部を開いてなる
もので、電磁石へ通電時に通気部を閉じることで、電磁
石等の故障時には通気部が開口部状態となるため、掃除
機本体の運転状態は掃除機本体から排気のある掃除状態
で運転されるもので、排気の流路抵抗が小さい状態で運
転されるため電動送風機にかかる負荷を小さい状態に固
定できるものである。
通電時に通気部を閉じ、非通電時に通気部を開いてなる
もので、電磁石へ通電時に通気部を閉じることで、電磁
石等の故障時には通気部が開口部状態となるため、掃除
機本体の運転状態は掃除機本体から排気のある掃除状態
で運転されるもので、排気の流路抵抗が小さい状態で運
転されるため電動送風機にかかる負荷を小さい状態に固
定できるものである。
【0012】本発明の請求項5記載の発明は、薄膜弁と
枠体内には薄膜弁を開口部側へ付勢するバネを配置して
なるもので、薄膜弁が開口部を閉じる時の動作性の向上
と、開口部を閉じているときの密閉性を向上が行えるも
ので、排気還流時の掃除状態での排気漏れを防止しさら
に排気の出ない清潔な掃除を得られるものである。
枠体内には薄膜弁を開口部側へ付勢するバネを配置して
なるもので、薄膜弁が開口部を閉じる時の動作性の向上
と、開口部を閉じているときの密閉性を向上が行えるも
ので、排気還流時の掃除状態での排気漏れを防止しさら
に排気の出ない清潔な掃除を得られるものである。
【0013】本発明の請求項6記載の発明は、一個所ま
たは複数の連通部を形成してなるもので、1つの連通部
へ塵埃の詰りが発生した際にも薄膜弁の動作を正常に行
えるものである。また、連通部からの圧力の伝達が速い
ため薄膜弁の動作も速くなり、掃除機本体から排気のあ
る掃除状態と排気還流時の掃除状態の切替えを俊敏に行
うことができ、使用性向上ができる。
たは複数の連通部を形成してなるもので、1つの連通部
へ塵埃の詰りが発生した際にも薄膜弁の動作を正常に行
えるものである。また、連通部からの圧力の伝達が速い
ため薄膜弁の動作も速くなり、掃除機本体から排気のあ
る掃除状態と排気還流時の掃除状態の切替えを俊敏に行
うことができ、使用性向上ができる。
【0014】本発明の請求項7記載の発明は、電動送風
機の停止時には開口部を閉塞してなるもので、運転再開
時には、排気の出ない排気還流時の掃除状態となり使い
勝手を向上する。
機の停止時には開口部を閉塞してなるもので、運転再開
時には、排気の出ない排気還流時の掃除状態となり使い
勝手を向上する。
【0015】本発明の請求項8記載の発明は、電磁石の
動作制御を、電気掃除機の運転操作部にて行うもので、
開閉を電気掃除機の操作部のスイッチ操作で開閉手段を
遠隔操作することにより、掃除機本体から排気のある掃
除状態と排気還流時の掃除状態とを簡単に切り換えるこ
とができ、使い勝手が向上する。
動作制御を、電気掃除機の運転操作部にて行うもので、
開閉を電気掃除機の操作部のスイッチ操作で開閉手段を
遠隔操作することにより、掃除機本体から排気のある掃
除状態と排気還流時の掃除状態とを簡単に切り換えるこ
とができ、使い勝手が向上する。
【0016】本発明の請求項9記載の発明は、開口部を
排気通路の最小通路面積部より上流側で、かつ排気通路
の最小通路面積部より大きな面積で設けてなるもので、
開口部が最小通路面積部より大きな面積のため、排気は
排気流路抵抗の少ない開口部側により多く流出するため
排気還流量に比較し開口部側に流れる排気量が多くな
る。それによってより高い吸込力を得られるものであ
る。
排気通路の最小通路面積部より上流側で、かつ排気通路
の最小通路面積部より大きな面積で設けてなるもので、
開口部が最小通路面積部より大きな面積のため、排気は
排気流路抵抗の少ない開口部側により多く流出するため
排気還流量に比較し開口部側に流れる排気量が多くな
る。それによってより高い吸込力を得られるものであ
る。
【0017】本発明の請求項10記載の発明は、排気通
路の開口部より上流側には、フィルターを配置してなる
もので、フィルターを配置することで、薄膜弁に設けた
連通部への塵埃の詰りを防止することができ信頼性の向
上を行うことができる。
路の開口部より上流側には、フィルターを配置してなる
もので、フィルターを配置することで、薄膜弁に設けた
連通部への塵埃の詰りを防止することができ信頼性の向
上を行うことができる。
【0018】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例を、図1
から図7を用いて説明する。
から図7を用いて説明する。
【0019】図1に示すように、吸引風を発生する電動
送風機1を内蔵する掃除機本体2の前方にホース3の一
端を接続し、このホース3の他端に延長管4および吸込
具5を接続し、掃除機本体2、ホース3、延長管4、吸
込具5には電動送風機1にて吸引される吸引風の流路で
ある吸気通路6を形成すると共に、電動送風機1から排
出される排気の通路である排気通路7を形成している。
電動送風機1により吸込具5の吸気口9から塵埃を吸込
み、延長管4およびホース3の吸気通路6を通して塵埃
を掃除機本体2内に吸引する。
送風機1を内蔵する掃除機本体2の前方にホース3の一
端を接続し、このホース3の他端に延長管4および吸込
具5を接続し、掃除機本体2、ホース3、延長管4、吸
込具5には電動送風機1にて吸引される吸引風の流路で
ある吸気通路6を形成すると共に、電動送風機1から排
出される排気の通路である排気通路7を形成している。
電動送風機1により吸込具5の吸気口9から塵埃を吸込
み、延長管4およびホース3の吸気通路6を通して塵埃
を掃除機本体2内に吸引する。
【0020】図2に示すように、掃除機本体2内の前方
には集塵フィルター8が配されており、吸込具9から吸
引した塵埃を集塵フィルター8で捕集する。そして、集
塵フィルター8で浄化された空気が電動送風機1に吸い
込まれ、電動送風機1の排気は掃除機本体2に設けた排
気通路7により掃除機本体2の前方に導かれ、再度ホー
ス3および延長管4の排気通路7を通じて吸込具5の吸
気口9近傍に還流するように構成している。
には集塵フィルター8が配されており、吸込具9から吸
引した塵埃を集塵フィルター8で捕集する。そして、集
塵フィルター8で浄化された空気が電動送風機1に吸い
込まれ、電動送風機1の排気は掃除機本体2に設けた排
気通路7により掃除機本体2の前方に導かれ、再度ホー
ス3および延長管4の排気通路7を通じて吸込具5の吸
気口9近傍に還流するように構成している。
【0021】図2のB−B断面を示す図3によれば、掃
除機本体2内の後方に配した電動送風機1の側部には排
気を排出する排気排出部10を設けており、電動送風機
1の外周はカバー体12で覆われ、掃除機本体2内に設
けた排気通路7と気密に連通するように接続し、電動送
風機1の排気が掃除機本体2内の排気通路7に導かれる
ように構成している。カバー体12の一部には掃除機本
体2内の排気通路7以外に掃除機本体2内の空間と連通
する開口部13を設けている。カバー体12内部と掃除
機本体2内部とを連通する開口部13は、掃除機本体2
内の排気通路7の最小断面積部より上流側に有し、さら
にこの開口部13の面積Eは掃除機本体2内の排気通路
7の最小断面積e(図2参照)との関係がE>eもしく
は、E≧eとなるものである。
除機本体2内の後方に配した電動送風機1の側部には排
気を排出する排気排出部10を設けており、電動送風機
1の外周はカバー体12で覆われ、掃除機本体2内に設
けた排気通路7と気密に連通するように接続し、電動送
風機1の排気が掃除機本体2内の排気通路7に導かれる
ように構成している。カバー体12の一部には掃除機本
体2内の排気通路7以外に掃除機本体2内の空間と連通
する開口部13を設けている。カバー体12内部と掃除
機本体2内部とを連通する開口部13は、掃除機本体2
内の排気通路7の最小断面積部より上流側に有し、さら
にこの開口部13の面積Eは掃除機本体2内の排気通路
7の最小断面積e(図2参照)との関係がE>eもしく
は、E≧eとなるものである。
【0022】一方、図3のC−C断面を示す図7には、
カバー体12の開口部13には取り付ける支持体29が
示されており、支持体29の中心部に掃除機本体2内部
と連通する開口部29aが設けられ、また周囲にはカバ
ー体12の開口部13と略同一の開口部28が設けら
れ、各開口部13、28が連通している。また、図3に
示すように、支持体29の反開口部側を覆う枠体15を
設け、この枠体15の外周部と支持板29の外周部とで
薄膜弁14を挟持している。薄膜弁14には、支持板2
9の開口部29aに押しつけられる保持板23が設けら
れ、保持板23にはばね板体26が取り付けられてお
り、開口部29a側に保持板23を押しつける構成とし
ている。薄膜弁14と枠体15とで囲まれる空間16と
カバー体12の開口部は気密に接続されており、特に、
薄膜弁14の外周側で開口部13と対向する位置には連
通部22が1個または複数個設けられており、カバー体
12内と連通するようになっている。
カバー体12の開口部13には取り付ける支持体29が
示されており、支持体29の中心部に掃除機本体2内部
と連通する開口部29aが設けられ、また周囲にはカバ
ー体12の開口部13と略同一の開口部28が設けら
れ、各開口部13、28が連通している。また、図3に
示すように、支持体29の反開口部側を覆う枠体15を
設け、この枠体15の外周部と支持板29の外周部とで
薄膜弁14を挟持している。薄膜弁14には、支持板2
9の開口部29aに押しつけられる保持板23が設けら
れ、保持板23にはばね板体26が取り付けられてお
り、開口部29a側に保持板23を押しつける構成とし
ている。薄膜弁14と枠体15とで囲まれる空間16と
カバー体12の開口部は気密に接続されており、特に、
薄膜弁14の外周側で開口部13と対向する位置には連
通部22が1個または複数個設けられており、カバー体
12内と連通するようになっている。
【0023】図3のD−D断面を示す図5では、枠体1
5の周壁に大気(掃除機本体2内部)と連通する通気部
17を設けている。そして、薄膜弁14と枠体15で囲
まれる空間16を大気と連通可能な構成としている。通
気部17を開閉する蓋体18は磁性を有する金属部品よ
り形成されていて、一端側を回動自在な軸19により固
定され、他端側をばね20により附勢し、蓋体18の他
端部が開く方向に動くようになっている。さらに、前記
軸19とばね20との間に電磁石21を設け、電磁石2
1の電磁力が蓋体の金属部品に作用しその他端部を閉じ
る方向に作用させる。また、保持板23は薄膜弁14の
突起24と保持板23に設けた孔25により、保持板2
3を薄膜弁14に固定している。また、図3中の27は
排気通路7の開口部13より上流側に配置されたフィル
ターで、電動送風機21から発生する微細なカーボン粉
等を捕集するものである。
5の周壁に大気(掃除機本体2内部)と連通する通気部
17を設けている。そして、薄膜弁14と枠体15で囲
まれる空間16を大気と連通可能な構成としている。通
気部17を開閉する蓋体18は磁性を有する金属部品よ
り形成されていて、一端側を回動自在な軸19により固
定され、他端側をばね20により附勢し、蓋体18の他
端部が開く方向に動くようになっている。さらに、前記
軸19とばね20との間に電磁石21を設け、電磁石2
1の電磁力が蓋体の金属部品に作用しその他端部を閉じ
る方向に作用させる。また、保持板23は薄膜弁14の
突起24と保持板23に設けた孔25により、保持板2
3を薄膜弁14に固定している。また、図3中の27は
排気通路7の開口部13より上流側に配置されたフィル
ターで、電動送風機21から発生する微細なカーボン粉
等を捕集するものである。
【0024】上記構成による動作を説明すると、図5の
ように電磁石21に電流を流し磁力を発生させると、蓋
体18が磁力により電磁石21側に回動し固定される。
それにより通気部17が蓋体18により閉塞される。こ
の閉塞されることにより、図3のように薄膜弁14と枠
体15で囲まれる空間16内には、排気通路7の圧力
(図中矢印)が開口部13より薄膜弁14の連通部22
を通じて伝わり、(排気通路7内圧力F)=(薄膜弁1
4と枠体15で囲まれる空間16内の圧力f)となり、
図3のG部では薄膜弁14の両側から掃除機本体2内の
ほぼ大気圧に等しい圧力と前記fの圧力が作用し、大気
圧<fとなる結果、薄膜弁14を開口部13側に押し付
け開口部13を閉鎖することで、排気は排気通路7を通
って吸込具5側へ還流され、掃除機本体2の後方に設け
た排気出口11(図2参照)より排気の出ない排気還流
時の掃除状態となるものである。
ように電磁石21に電流を流し磁力を発生させると、蓋
体18が磁力により電磁石21側に回動し固定される。
それにより通気部17が蓋体18により閉塞される。こ
の閉塞されることにより、図3のように薄膜弁14と枠
体15で囲まれる空間16内には、排気通路7の圧力
(図中矢印)が開口部13より薄膜弁14の連通部22
を通じて伝わり、(排気通路7内圧力F)=(薄膜弁1
4と枠体15で囲まれる空間16内の圧力f)となり、
図3のG部では薄膜弁14の両側から掃除機本体2内の
ほぼ大気圧に等しい圧力と前記fの圧力が作用し、大気
圧<fとなる結果、薄膜弁14を開口部13側に押し付
け開口部13を閉鎖することで、排気は排気通路7を通
って吸込具5側へ還流され、掃除機本体2の後方に設け
た排気出口11(図2参照)より排気の出ない排気還流
時の掃除状態となるものである。
【0025】逆に、図6のように電磁石21に電流を流
さない場合には磁力が発生しないため、ばね20により
蓋体18は電磁石21より離れる方向に回動する。それ
により通気部17は開放状態となる。開放状態となるこ
とによって、薄膜弁14と枠体15で囲まれる空間16
内の圧力状態は、排気通路7の圧力(図中矢印)が開口
部13より薄膜弁14の連通部22を通じて伝わったも
のが通気部17より掃除機本体2内に出るため、空間1
6内は掃除機本体2内と同じ圧力状態となる。これによ
り、(排気通路7内圧力F)>(薄膜弁14と枠体15
で囲まれる空間16内の圧力f(≒大気圧=掃除機本体
2内圧力))となり圧力差が生じることによって、図4
のように薄膜弁14を押し開口部13が開放状態となり
掃除機本体2から排気(図中矢印)のある状態となる。
このとき、開口部13の面積Eと掃除機本体内の排気通
路7の最小断面積eとの関係をE>eもしくは、E≧e
として構成しているため、排気の大部分は面積が大きく
圧損の少ない開口部13側に流れ、前記通気部17より
排出された排気とともに排気通路7外の掃除機本体2内
部を経て掃除機本体2よりに設けた排気出口11より排
気は大気へ排出される。開口部13を通過する排気風量
Qと掃除機本体2内の排気通路7を通過する排気風量q
の関係がQ>qもしくは、Q≧qとなるもので、Q+q
の吸込風量を吸込具5より吸引することとなり、開口部
13を薄膜弁14で閉塞している時と比較すると、Q相
当分の吸込性能が向上することとなる。なお、排気通路
7最小面積eと開口部13面積Eとの関係がE≦eであ
っても排気が吸込具5まで戻る経路での流路抵抗損失が
大きいため、抵抗の少ない開口部13から排出する量は
大きくなり、その分だけの吸込み性能が上昇することは
言うまでもない。
さない場合には磁力が発生しないため、ばね20により
蓋体18は電磁石21より離れる方向に回動する。それ
により通気部17は開放状態となる。開放状態となるこ
とによって、薄膜弁14と枠体15で囲まれる空間16
内の圧力状態は、排気通路7の圧力(図中矢印)が開口
部13より薄膜弁14の連通部22を通じて伝わったも
のが通気部17より掃除機本体2内に出るため、空間1
6内は掃除機本体2内と同じ圧力状態となる。これによ
り、(排気通路7内圧力F)>(薄膜弁14と枠体15
で囲まれる空間16内の圧力f(≒大気圧=掃除機本体
2内圧力))となり圧力差が生じることによって、図4
のように薄膜弁14を押し開口部13が開放状態となり
掃除機本体2から排気(図中矢印)のある状態となる。
このとき、開口部13の面積Eと掃除機本体内の排気通
路7の最小断面積eとの関係をE>eもしくは、E≧e
として構成しているため、排気の大部分は面積が大きく
圧損の少ない開口部13側に流れ、前記通気部17より
排出された排気とともに排気通路7外の掃除機本体2内
部を経て掃除機本体2よりに設けた排気出口11より排
気は大気へ排出される。開口部13を通過する排気風量
Qと掃除機本体2内の排気通路7を通過する排気風量q
の関係がQ>qもしくは、Q≧qとなるもので、Q+q
の吸込風量を吸込具5より吸引することとなり、開口部
13を薄膜弁14で閉塞している時と比較すると、Q相
当分の吸込性能が向上することとなる。なお、排気通路
7最小面積eと開口部13面積Eとの関係がE≦eであ
っても排気が吸込具5まで戻る経路での流路抵抗損失が
大きいため、抵抗の少ない開口部13から排出する量は
大きくなり、その分だけの吸込み性能が上昇することは
言うまでもない。
【0026】上記構成による作用は以下の通りである。
通気部17を開閉し、薄膜弁14の両側(排気通路側7
の圧力と薄膜弁14と枠体15で囲まれる空間16内の
圧力)の差を利用して通気部17に対して面積の大きい
開口部13の開閉を行える。すなわち蓋体18を駆動す
る小さな駆動力で所定の大量な排気制御を行うことがで
きるものである。また、開口部13開放時には、還流風
量に比較して多量の排気を掃除機本体2から排出するこ
とで、十分な吸気風量を確保して高い吸込力を得られる
一方、開口部13を閉塞した際には、所定の排気還流状
態を得て、所定の吸込具集塵性能ならびに排気の無い静
かな運転音、ゴミ飛ばしの起きない清潔な掃除を得られ
るものである。また、枠体15と支持体29により薄膜
弁14を支持しているため、前記枠体15と支持体29
と薄膜弁14、蓋体18、電磁石21からなる開閉機構
をユニット化行うことができるため開閉機構ユニットを
前準備で組立て可能である。これによって、掃除機本体
2の組み立て時にはユニットをカバー体12に組み込む
だけとなり組立てを容易化できるもので、組立費を削減
し安価な電気掃除機を提供できるものである。また、開
閉機構ユニットでの動作確認が行えるため、ユニット状
態での不良検出が可能となり信頼性の高い製品を提供す
ることができる。
通気部17を開閉し、薄膜弁14の両側(排気通路側7
の圧力と薄膜弁14と枠体15で囲まれる空間16内の
圧力)の差を利用して通気部17に対して面積の大きい
開口部13の開閉を行える。すなわち蓋体18を駆動す
る小さな駆動力で所定の大量な排気制御を行うことがで
きるものである。また、開口部13開放時には、還流風
量に比較して多量の排気を掃除機本体2から排出するこ
とで、十分な吸気風量を確保して高い吸込力を得られる
一方、開口部13を閉塞した際には、所定の排気還流状
態を得て、所定の吸込具集塵性能ならびに排気の無い静
かな運転音、ゴミ飛ばしの起きない清潔な掃除を得られ
るものである。また、枠体15と支持体29により薄膜
弁14を支持しているため、前記枠体15と支持体29
と薄膜弁14、蓋体18、電磁石21からなる開閉機構
をユニット化行うことができるため開閉機構ユニットを
前準備で組立て可能である。これによって、掃除機本体
2の組み立て時にはユニットをカバー体12に組み込む
だけとなり組立てを容易化できるもので、組立費を削減
し安価な電気掃除機を提供できるものである。また、開
閉機構ユニットでの動作確認が行えるため、ユニット状
態での不良検出が可能となり信頼性の高い製品を提供す
ることができる。
【0027】開口部13が最小通路面積部eより大きな
面積のため、排気は流路抵抗の少ない開口部13側によ
り多く流出するため排気還流量に比較し開口部13側に
流れる排気量が多くなる。それによってより高い吸込力
を得られるものである。
面積のため、排気は流路抵抗の少ない開口部13側によ
り多く流出するため排気還流量に比較し開口部13側に
流れる排気量が多くなる。それによってより高い吸込力
を得られるものである。
【0028】また、電磁石21で駆動して通気部17を
開閉してなるもので、電磁石21を用いることで、電気
的に確実に開閉の切替えを行うことが可能で信頼性の高
いものが実現できる。
開閉してなるもので、電磁石21を用いることで、電気
的に確実に開閉の切替えを行うことが可能で信頼性の高
いものが実現できる。
【0029】また、電磁石21の運転停止制御を、ホー
スの手元操作部31のスイッチ操作で行うもので、開閉
をホースの手元操作部31のスイッチ操作で開閉手段を
遠隔操作することにより、掃除機本体2から排気のある
掃除状態と排気還流時の掃除状態とを簡単に切り換える
ことができ、使い勝手が向上できるものである。
スの手元操作部31のスイッチ操作で行うもので、開閉
をホースの手元操作部31のスイッチ操作で開閉手段を
遠隔操作することにより、掃除機本体2から排気のある
掃除状態と排気還流時の掃除状態とを簡単に切り換える
ことができ、使い勝手が向上できるものである。
【0030】また、電磁石21に電流を流した時に通気
部17を閉じる構成とすることで、万が一電磁石21等
の故障が発生した時には通気部17が開口部状態となる
ため、掃除機本体2の運転状態は掃除機本体2の排気出
口11から排気のある掃除状態で運転されるもので、排
気流路抵抗が小さい状態で運転されるため電動送風機1
にかかる負荷を小さい状態に固定できるものである。
部17を閉じる構成とすることで、万が一電磁石21等
の故障が発生した時には通気部17が開口部状態となる
ため、掃除機本体2の運転状態は掃除機本体2の排気出
口11から排気のある掃除状態で運転されるもので、排
気流路抵抗が小さい状態で運転されるため電動送風機1
にかかる負荷を小さい状態に固定できるものである。
【0031】また、電動送風機1の停止時にはばね体2
6の付勢力により保持板23が開口部13を閉じる構成
とすることで、運転再開時には、掃除機本体2から排気
の出ない排気還流時の掃除状態となり、運転開始時、急
な掃除機本体2から排気により床面の塵埃の吹き飛ばし
を防止でき、使い勝手を向上できるものである。
6の付勢力により保持板23が開口部13を閉じる構成
とすることで、運転再開時には、掃除機本体2から排気
の出ない排気還流時の掃除状態となり、運転開始時、急
な掃除機本体2から排気により床面の塵埃の吹き飛ばし
を防止でき、使い勝手を向上できるものである。
【0032】また、薄膜弁14と枠体15内には薄膜弁
14を開口部13側へ付勢するばね体26を配置するこ
とで、薄膜弁14が開口部13を閉じる時の動作性の向
上と、開口部13を閉じているときの密閉性を向上が行
えるもので、排気還流時の掃除状態での排気漏れを防止
しさらに排気の出ない清潔な掃除を得られるものであ
る。薄膜弁14の連通部22を一個所または複数個形成
することによって、1つの連通部22へ塵埃の詰りが発
生した際にも薄膜弁14の動作を正常に行えるものであ
る。また、連通部22からの圧力の伝達が速いため薄膜
弁14の動作も速くなり、掃除機本体2から排気のある
掃除状態と排気還流時の掃除状態の切替えを俊敏に行う
ことができ、使用性向上が実現できるものである。
14を開口部13側へ付勢するばね体26を配置するこ
とで、薄膜弁14が開口部13を閉じる時の動作性の向
上と、開口部13を閉じているときの密閉性を向上が行
えるもので、排気還流時の掃除状態での排気漏れを防止
しさらに排気の出ない清潔な掃除を得られるものであ
る。薄膜弁14の連通部22を一個所または複数個形成
することによって、1つの連通部22へ塵埃の詰りが発
生した際にも薄膜弁14の動作を正常に行えるものであ
る。また、連通部22からの圧力の伝達が速いため薄膜
弁14の動作も速くなり、掃除機本体2から排気のある
掃除状態と排気還流時の掃除状態の切替えを俊敏に行う
ことができ、使用性向上が実現できるものである。
【0033】また、排気通路7の開口部13より上流側
には、フィルター27を配置することで、薄膜弁14に
設けた連通部22への塵埃の詰りを防止することができ
信頼性、耐久性の向上を実現できるものである。
には、フィルター27を配置することで、薄膜弁14に
設けた連通部22への塵埃の詰りを防止することができ
信頼性、耐久性の向上を実現できるものである。
【0034】また、薄膜弁14の保持する構成におい
て、図8のように、薄膜弁14を直接カバー体12に取
付けを行い、カバー体12と枠体15によって薄膜弁1
4を保持する構成を取るものである。これにより、枠体
29の部品を省略することができるものである。部品点
数が減る分組立にかかる時間の削減と部品代の削減が行
えるものである。組立性向上と部品点数削減による安価
な掃除機を提供できるものである。
て、図8のように、薄膜弁14を直接カバー体12に取
付けを行い、カバー体12と枠体15によって薄膜弁1
4を保持する構成を取るものである。これにより、枠体
29の部品を省略することができるものである。部品点
数が減る分組立にかかる時間の削減と部品代の削減が行
えるものである。組立性向上と部品点数削減による安価
な掃除機を提供できるものである。
【0035】また、図5のように、蓋体18の通気部1
7を閉鎖する部分に軟質体で形成されたパッキン30を
使用することで、通気部17の閉鎖時のタイト性向上が
行え薄膜版14の動作、開口部13のタイト性向上がお
こなうことができ、さらに本体からの排気漏れを防止す
る事ができる。また、蓋体18、電磁石21を構成する
部分を略密閉状態とする上蓋31を構成することによ
り、電磁石21のコイル部分に排気が直接当たることが
無くコイルの温度上昇防止が行える。温度上昇を防止す
ることによって、コイルの線種を安価なものにできるも
のである。また、塵埃の進入を防ぐことができるため、
部品の防塵構造をとる必要が無くなり、安価なものにで
きる。さらに、蓋体18の回動部分への塵埃進入の防止
がおこなえ信頼性、耐久性の向上が実現できるものであ
る。
7を閉鎖する部分に軟質体で形成されたパッキン30を
使用することで、通気部17の閉鎖時のタイト性向上が
行え薄膜版14の動作、開口部13のタイト性向上がお
こなうことができ、さらに本体からの排気漏れを防止す
る事ができる。また、蓋体18、電磁石21を構成する
部分を略密閉状態とする上蓋31を構成することによ
り、電磁石21のコイル部分に排気が直接当たることが
無くコイルの温度上昇防止が行える。温度上昇を防止す
ることによって、コイルの線種を安価なものにできるも
のである。また、塵埃の進入を防ぐことができるため、
部品の防塵構造をとる必要が無くなり、安価なものにで
きる。さらに、蓋体18の回動部分への塵埃進入の防止
がおこなえ信頼性、耐久性の向上が実現できるものであ
る。
【0036】なお、ホース3、延長管4を形成しない縦
形等の電気掃除機においても上記に述べてきた効果、作
用と同様の効果、作用が得られることは言うまでもな
い。
形等の電気掃除機においても上記に述べてきた効果、作
用と同様の効果、作用が得られることは言うまでもな
い。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、圧力差を利用して薄膜
弁を移動させ、掃除機本体内の排気通路と掃除機本体内
部とを連通する開口部を開閉することで、開口部が開放
時には、排気還流量に比較して多量の排気を掃除機本体
から排出することで、十分な吸気風量を確保して高い吸
込力を得られる一方、開口部を閉塞した際には、所定の
排気還流状態を得て、排気の無い静かな運転音、ゴミ飛
ばしの起きない清潔な掃除を実践できる掃除形態を選択
でき、かつその選択を行なう構成を複雑化することなく
小型、低価格、低エネルギーで形成できる電気掃除機を
提供できる。
弁を移動させ、掃除機本体内の排気通路と掃除機本体内
部とを連通する開口部を開閉することで、開口部が開放
時には、排気還流量に比較して多量の排気を掃除機本体
から排出することで、十分な吸気風量を確保して高い吸
込力を得られる一方、開口部を閉塞した際には、所定の
排気還流状態を得て、排気の無い静かな運転音、ゴミ飛
ばしの起きない清潔な掃除を実践できる掃除形態を選択
でき、かつその選択を行なう構成を複雑化することなく
小型、低価格、低エネルギーで形成できる電気掃除機を
提供できる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の断面
図
図
【図2】図1のA部拡大断面図
【図3】図2のB―B拡大断面図(薄膜弁閉時)
【図4】図2のB―B拡大断面図(薄膜弁開時)
【図5】図3のD―D拡大断面図(蓋体閉時)
【図6】図3のD―D拡大断面図(蓋体開時)
【図7】図3のC―C拡大断面図
【図8】図2の他のB部拡大断面図(薄膜弁閉時)
【図9】従来の電気掃除機の断面図
12 カバー体
13 開口部
14 薄膜弁
15 枠体
16 空間
17 通気部
18 蓋体
28 開口部部
29 支持板
31 上蓋
フロントページの続き
(72)発明者 恩田 雅一
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(72)発明者 野町 哲治
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(72)発明者 堀川 茂喜
長野県須坂市大字須坂字八幡裏1588番地
テクノエクセル株式会社内
(72)発明者 脇坂 克己
長野県須坂市大字須坂字八幡裏1588番地
テクノエクセル株式会社内
(56)参考文献 特開2001−178662(JP,A)
特開2002−200012(JP,A)
特開 昭50−150279(JP,A)
特開 昭51−36779(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47L 9/00
A47L 5/14
Claims (10)
- 【請求項1】 吸引風を発生する電動送風機を内蔵する
掃除機本体と、塵埃を吸引する吸込具を具備し、前記掃
除機本体内には吸引風の流路である吸気通路と、前記電
動送風機から排出される排気の少なくとも一部を吸込具
側へ還流する排気通路を備え、前記掃除機本体内の排気
通路と排気通路外部とを連通する開口部を開閉する開閉
手段を有し、前記開閉手段は開口部を覆う薄膜弁と前記
薄膜弁を反開口部側から気密に覆う枠体から構成され、
前記薄膜弁と枠体で形成される空間の圧力と前記開口部
側の圧力との圧力差により前記薄膜弁を動作させる電気
掃除機。 - 【請求項2】 枠体には排気通路外部と連通する通気部
を有するとともに、前記通気部を開閉する蓋体を具備
し、薄膜弁には少なくとも開口部を閉塞する箇所に排気
通路内部と前記薄膜弁と枠体で形成される空間とを連通
する連通部を設けてなる請求項1記載の電気掃除機。 - 【請求項3】 蓋体を電磁石の磁力により駆動させ、通
気部を開閉してなる請求項1または2記載の電気掃除
機。 - 【請求項4】 電磁石の通電時に通気部を閉じ、非通電
時に通気部を開いてなる請求項1〜3のいずれか1項に
記載の電気掃除機。 - 【請求項5】 薄膜弁と枠体内には薄膜弁を開口部側へ
付勢するバネを配置してなる請求項1〜4のいずれか1
項に記載の電気掃除機。 - 【請求項6】 一個所または複数の連通部を形成してな
る請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機。 - 【請求項7】 電動送風機の停止時には開口部を閉塞し
てなる請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除
機。 - 【請求項8】 電磁石の動作制御を、電気掃除機の運転
操作部にて行う請求項2または3記載の電気掃除機。 - 【請求項9】 開口部を排気通路の最小通路面積部より
上流側で、かつ排気通路の最小通路面積部より大きな面
積で設けてなる請求項1〜8のいずれか1項に記載の電
気掃除機。 - 【請求項10】 排気通路の開口部より上流側には、フ
ィルターを配置してなる請求項1〜9のいずれか1項に
記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092347A JP3478805B2 (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001092347A JP3478805B2 (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 電気掃除機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002282176A JP2002282176A (ja) | 2002-10-02 |
JP3478805B2 true JP3478805B2 (ja) | 2003-12-15 |
Family
ID=18946824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001092347A Expired - Fee Related JP3478805B2 (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3478805B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2063753B1 (de) * | 2006-09-05 | 2012-02-08 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Bodendüse für hartböden |
-
2001
- 2001-03-28 JP JP2001092347A patent/JP3478805B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002282176A (ja) | 2002-10-02 |
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