JP2003135319A - 電動送風機およびそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

電動送風機およびそれを用いた電気掃除機

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JP2003135319A
JP2003135319A JP2001332201A JP2001332201A JP2003135319A JP 2003135319 A JP2003135319 A JP 2003135319A JP 2001332201 A JP2001332201 A JP 2001332201A JP 2001332201 A JP2001332201 A JP 2001332201A JP 2003135319 A JP2003135319 A JP 2003135319A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動送風機のファン部からの吹き出し風を一
部モータ部を通過せずに直接外部へ吹き出す構成とする
ことにより、吸込み力、すなわち吸込仕事率が欲しいポ
イントで高い吸込仕事率が得られる電気掃除機を提供す
ることを目的としている。 【解決手段】 ステータ9と自在に回転するロータ51
と、前記ステータ9とロータ51を保持する負荷側ブラ
ケット6と反負荷側ブラケット5からなるモータ部32
と、前記ロータ51の出力軸53に備えられたインペラ
11と、インペラ11の外周部に配されたエアガイド1
0と、前記インペラ11とエアガイド10を覆うケーシ
ング12からなり、前記ケーシング12の外周面に開口
部20を設け、前記開口部20を開閉する開閉リング2
1を備えたもので、欲しいポイントで高い吸込仕事率を
得ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機に内蔵
される電動送風機の吸込み力向上に関するものであり、
特に、電気掃除機本体の高仕事率化を実現するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電気掃除機、特に電動送風
機の構造は図11のようになっていた。
【0003】図11に示すように、電気掃除機1は、掃
除機本体2に、ホース101が着脱自在に接続され、ホ
ース101の他端には操作部102を形成する先端パイ
プ103が備えられている。先端パイプ103には延長
管104と、その延長管104には吸込具105が接続
され構成されている。本体2には、ホース101に連通
して集塵室106が形成され、集塵室106後方には吸
気部107を集塵室106側に面するよう配された電動
送風機3と、コードリール108が備えられており、本
体2後方には、フィルター109、本体排気口110が
設けられている。作用としては、電動送風機3の吸引力
により吸込具105から集められたゴミは、延長管10
4、先端パイプ103、ホース101を通り、集塵室1
06に集められる。
【0004】電動送風機3については、図12のような
構造になっていた。モータ部32の51は整流子52、
ロータ巻線22を有するロータで、前記ロータ巻線22
はロータコアー70の外周に巻かれている。前記ロータ
51はモータのシャフト53の両端に軸受4が圧入さ
れ、この軸受4を負荷側ブラケット5と反負荷側ブラケ
ット6にて支持している。7はカーボンブラシ8を内蔵
した金属からなるブラシホルダーであり、反負荷側ブラ
ケット6にて保持されている。9はステータ巻線23を
有するステータで、前記ステータ巻線23はステータコ
アー72の外周に巻かれている。
【0005】ファン部31の10は負荷側ブラケット5
と、負荷であり空気吸引、吹き出し用のインペラ11間
に形成した整流用のエアーガイドであり、インペラ11
の上方はケーシング12で覆われている。インペラ11
はスペーサー13、座金14及びナット15によりシャ
フト53に固定されシャフト53とともに回転する。エ
アーガイド10は、ネジ(図示せず)等にて負荷側ブラ
ケット5に固定しており、負荷側ブラケット5と反負荷
側ブラケット6もネジ(図示せず)等にて固定してあ
る。16は、ケーシング12の吸気口を形成する吸気管
であり、ケーシング12へは溶着等で固定している。
【0006】このような構造で電動送風機3は構成され
ており、作用としてはインペラ11が回転することによ
って発生する吹き出し風が、インペラ11の吹き出し口
外周に設けた整流用のエアーガイド10を通過した後、
モータ部32のロータ51、ステータ9の巻線を冷却
し、反負荷側ブラケット6から後方、すなわち本体排気
口110から外部へ排気される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の従来
の電気掃除機1は、電動送風機3の吸い込み力が高けれ
ば、それに比例して電気掃除機1自体の吸込み力、すな
わち吸込仕事率も高くなるが、電気掃除機1の小型・軽
量化が望まれる今日において現状の大きさ・軽さを維持
しつつ、電気掃除機1の吸込仕事率を大幅に向上させる
ことは至難の技となってきている。
【0008】本発明は、以上のような従来の課題を解決
しようとするものであって、電動送風機のファン部から
の吹き出し風を一部モータ部を通過せずに直接外部へ吹
き出す構成とすることにより、吸込み力、すなわち吸込
仕事率が欲しいポイントで高い吸込仕事率が得られる電
気掃除機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上課題を解決するため
に本発明は、ステータと自在に回転するロータと、前記
ステータとロータを上方より保持する負荷側ブラケット
と下方より保持する反負荷側ブラケットからなるモータ
部と、前記ロータの出力軸に備えられたインペラと、イ
ンペラの外周部に配されインペラからの吹き出し風を徐
々に圧力回復しながらモータ部の内部へ導く通風路を形
成するエアガイドと、前記インペラとエアガイドを覆う
ケーシングからなり、前記ケーシングの外周面に開口部
を設け、前記開口部を開閉する開閉リングを備えた電動
送風機で、前記開口部を開放することで高い吸込仕事率
が得られ、逆に通常の吸込仕事率としたい場合には、前
記開口部を閉塞することにより、通常の吸込仕事率が得
られ、使用目的に合わせて任意に調節可能な電気掃除機
を提供することが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
ステータと自在に回転するロータと、前記ステータとロ
ータを上方より保持する負荷側ブラケットと下方より保
持する反負荷側ブラケットからなるモータ部と、前記ロ
ータの出力軸に備えられたインペラと、インペラの外周
部に配されインペラからの吹き出し風を徐々に圧力回復
しながらモータ部の内部へ導く通風路を形成するエアガ
イドと、前記インペラとエアガイドを覆うケーシングか
らなり、前記ケーシングの外周面に開口部を設け、前記
開口部を開閉する開閉リングを備えた電動送風機で、前
記開口部を開放することで高い吸込仕事率が得られ、逆
に通常の吸込仕事率としたい場合には、前記開口部を閉
塞することにより、通常の吸込仕事率が得られ、使用目
的に合わせて任意に調節可能な電気掃除機を提供するこ
とが出来る。
【0011】本発明の請求項2記載の発明は、ステータ
と自在に回転するロータと、前記ステータとロータを上
方より保持する負荷側ブラケットと下方より保持する反
負荷側ブラケットからなるモータ部と、前記ロータの出
力軸に備えられたインペラと、インペラの外周部に配さ
れインペラからの吹き出し風を徐々に圧力回復しながら
モータ部の内部へ導く通風路を形成するエアガイドと、
前記インペラとエアガイドを覆うケーシングからなり、
前記反負荷側ブラケットに開口部を設け、前記開口部を
開閉する開閉リングを備えた電動送風機で、前記開口部
を開放する場合において、エアガイドの案内通路を通過
した吹き出し風がブラケットに設けた複数個の開口部よ
り排出されるため、エアガイドの案内通路内でインペラ
から発生した高周波音などが減衰し、ブラケットに設け
た複数個の開口部から排出される吹き出し風の騒音を低
減することができる。
【0012】本発明の請求項3記載の発明は、上記請求
項1項記載の発明において、開閉リングを、ケーシング
の内側または外側に設けたもので、開閉リングをケーシ
ングの内側に設けた場合は、開閉リングの内側がインペ
ラからの吹き出し風に押され、ケーシング内周面に密着
するため、よりタイト性を向上することが出来る。開閉
リングをケーシングの外側に設けた場合は、インペラか
らの吹き出し風の影響を受けにくいため、開閉リングが
回転するときの摺動性が良い。
【0013】本発明の請求項4記載の発明は、上記請求
項2項記載の発明において、開閉リングを、反負荷側ブ
ラケットの内側または外側に設けたもので、開閉リング
を反負荷側ブラケットの内側に設けた場合は、開閉リン
グの内側がインペラからの吹き出し風に押され、反負荷
側ブラケット内周面に密着するため、よりタイト性を向
上することが出来る。開閉リングを反負荷側ブラケット
の外側に設けた場合は、インペラからの吹き出し風の影
響を受けにくいため、開閉リングが回転するときの摺動
性が良い。
【0014】本発明の請求項5記載の発明は、上記請求
項1〜4のいずれか1項記載の発明において、開閉リン
グを吸音性材料で形成することにより、電動送風機のイ
ンペラから発生する騒音を低減することができ、騒音を
低減することが出来る。
【0015】本発明の請求項6記載の発明は、上記請求
項1〜5のいずれか1項記載の発明において、回転した
ときケーシングの開口部と連通する連通部を開閉リング
に設け、前記連通部近傍に、通気性を有する防音材を配
したもので、ケーシング外周、もしくはブラケットに設
けた複数個の開口部の位置と、開閉リングに設けた連通
部を合わせて使用する場合において、インペラからの吹
き出し風は防音材を通過した後外部へ排出されるため、
電動送風機のインペラから発生する騒音を低減すること
が出来る。
【0016】本発明の請求項7記載の発明は、上記請求
項1〜6のいずれか1項記載の発明において、回転した
ときケーシングの開口部と連通する連通部を開閉リング
に設け、前記連通部と、ケーシング外周面または反負荷
側ブラケット外周面との接触部に摺動性の良いシール材
を配したもので、開閉リングとケーシング外周面、もし
くはブラケット面のタイト性をより向上することが出来
る。
【0017】本発明の請求項8記載の発明は、上記請求
項1〜7のいずれか1項記載の発明において、回転した
ときケーシングの開口部と連通する連通部を開閉リング
に設け、前記連通部の外気側に、吹き出し風が外気側へ
スムーズに排出されるためのガイド壁を設けたもので、
ケーシング外周、もしくはブラケットに設けた複数個の
開口部の位置と、開閉リングに設けた連通部を合わせて
使用する場合において、インペラからの吹き出し風はよ
りスムーズに外部へ排出されるため、高吸込仕事率化、
及び低騒音化を図ることが出来る。
【0018】本発明の請求項9記載の発明は、上記請求
項1〜8のいずれか1項記載の発明において、塵埃を吸
引する吸込具と塵埃を集塵する集塵室を備え、前記請求
項1〜8のいずれか1項の電動送風機を、前記集塵室の
下流側に配置した電気掃除機で、電動送風機のインペラ
から発生する騒音を低減することが出来ることで、低騒
音の電気掃除機を提供できる。
【0019】本発明の請求項10記載の発明は、上記請
求項9記載の発明において、開閉リングを回転させるレ
バーを前記開閉リングの外表面に設け、圧力の変化で前
後方向に移動する圧力弁を前記レバーに接続し、前記圧
力弁は集塵室と連通させ、前記集塵室の圧力変化に連動
させて前記開閉リングを回転させるもので、電気掃除機
が絞り込まれ、集塵室の圧力が低下するのと並行して圧
力弁が動作し開閉リングが開くように設定することによ
り、電動送風機の吸い込み力がピークになるポイントで
最も効果を発揮することが出来る。
【0020】本発明の請求項11記載の発明は、上記請
求項9記載の発明において、開閉リングを回転させるレ
バーを前記開閉リングの外表面に設け、電磁弁を前記レ
バーに接続し、前記電磁弁を動作させることで前記開閉
リングを回転させるもので、より開閉リングの開閉精度
を向上させることができる。
【0021】本発明の請求項12記載の発明は、上記請
求項11記載の発明において、モータ部への熱的負担を
少なくし、信頼性をより向上させることが出来る。
【0022】本発明の請求項13記載の発明は、ステー
タと自在に回転するロータと、前記ステータとロータを
上方より保持する負荷側ブラケットと下方より保持する
反負荷側ブラケットからなるモータ部と、前記ロータの
出力軸に備えられたインペラと、インペラの外周部に配
されインペラからの吹き出し風を徐々に圧力回復しなが
らモータ部の内部へ導く通風路を形成するエアガイド
と、前記インペラとエアガイドを覆うケーシングからな
り、前記ケーシングの外周面に連通部を設けるととも
に、前記連通部を開閉する開閉部を設けた電動送風機
で、開閉リングを設けなくとも、上記と同じ動作、効果
を得ることが出来る。
【0023】本発明の請求項14記載の発明は、上記請
求項13記載の発明において、開閉部とエアガイド外周
部をバネまたは磁力で開閉するもので、開閉リング、圧
力弁などを設けなくとも、同じ動作、効果を得ることが
出来る。
【0024】
【実施例】以下に本発明の実施例を、図1、2を用いて
説明する。なお、従来例と同一構成部分については、同
一符号を付して、その説明を省略する。
【0025】図1に示すように、電気掃除機1に組み込
まれた電動送風機100のケーシング12外周面には複
数個の開口部20を設けると共に、前記ケーシング12
の外周にはケーシング12に設けた複数個の開口部20
を塞ぐだけの幅tを確保した開閉リング21で覆い、更
に前記開閉リング21はケーシング12に設けた複数個
の開口部20の位置に一致した箇所に連通部22を形成
するとともに本体2外部へ突出するレバー23を開閉リ
ング21に備える。
【0026】上記構成による作用は以下の通りである。
【0027】図1に示すように、開口部21と連通部2
2の位置が互い違いになるように、開閉リング21の位
置を設定した場合は、ケーシング12に設けた開口部2
1が開閉リング21で閉じられるため、従来例で示した
作用と同様に、インペラ11が回転することによって発
生する吹き出し風が、インペラ11の吹き出し口外周に
設けた整流用のエアガイド10を通過した後、モータ部
32のロータ1、ステータ9の巻線を冷却し、反負荷側
ブラケット6の複数の開口部73から後方、すなわち本
体排気口9から外部へ排気される。図1で示す風の流れ
はごく一般的ではあるが、図1に示すようにケーシング
12に設けた開口部21を閉じた状態では、インペラ1
1から発生する吹き出し風がエアガイド10を通過した
後、モータ部32に入り込む際、風が大きく回り込みな
がら流入するため通気圧損が大となり、結果電動送風機
100の吸い込み力が目減りする。従って、より高い吸
い込み力が得たい場合については、図2に示すように本
体2外部へ突出させた開閉リング21のレバー23を回
転させ、ケーシング12外周面に設けた開口部20から
吹き出し風が外部へ排出されるように、開口部20と開
閉リング21の連通部22の位置を一致させることによ
り、インペラ11からの吹き出し風の一部については、
モータ部32へ回り込むことなく、エアガイド10の出
口から直接ケーシング12外部へ排出されるため、電動
送風機100自体の吸い込み力を向上させることが出来
る。すなわち、電気掃除機1自体の吸い込み力を向上さ
せることが出来る。
【0028】また図3に示すように、図1、2ではケー
シング12外周面に設けた複数個の開口部20を、ケー
シング12ではなくエアガイド10外周下面部に当たる
反負荷側ブラケット6端面に設け、開閉リング21も前
記反負荷側ブラケット6端面に一致した形状とすること
により、開口部20を開閉リング21で閉じた場合の作
用については図1、2と同じであるが、図4に示すよう
に開口部20と開閉リング21の連通部22の位置を一
致させた場合については、モータ部32へ回り込む手前
で吹き出し風を反負荷側ブラケット6端面に設けた開口
部20より外部へ排出するため、インペラ11から発生
した高周波音などの耳障りな騒音を減衰するための距離
を大きくかせぐことができ、結果図1、2に比べ低騒音
化を図ることが出来る。しかしながら、図3の場合には
エアガイド10から直接ではなく若干モータ部32へ回
り込むため、図1、2に比べ吸い込み力の向上幅は少な
くなる。よって、開口部20をケーシング12外周面と
反負荷側ブラケット6端面の双方に設ければ、双方の効
果をそれぞれ発揮することも可能であるが、より低騒音
化を図る手段としては、開閉リング21自体を吸音性の
良好な材料で形成する方法もある。その他、図5に示す
ように開閉リング21の連通部22に通気性の良好な防
音材24を配すれば、開口部20と開閉リング21の連
通部22の位置を一致させて使用する際、インペラ11
で発生した吹き出し風がエアガイド10から直接外部へ
排出されるのではなく、一旦防音材を通過して後外部へ
排出されるため、騒音の低減を図ることが可能となる。
【0029】更に、開閉リング21とケーシング12外
周面、又は反負荷側ブラケット6端面とのタイト性を向
上させる手段としては、開閉リング21をケーシング1
2外周、及び反負荷側ブラケット6端面の外側に設ける
のではなく、それぞれの内側に設けることにより、イン
ペラ11からの吹き出し風で開閉リング21はケーシン
グ12、及び反負荷側ブラケット6端面の内面に押しつ
けられるため、開口部20を開放リング21で閉じて使
用する際のタイト性をより向上させることが出来る。そ
の他、図6で示すように、開閉リング21の内側面に、
ケーシング12外周面、又は反負荷側ブラケット6端面
に接触し、かつ摺動性の良いタイト材25を配すること
により、開閉リング21とのタイト性をより向上させる
ことも可能である。
【0030】その他、電動送風機100のより吸い込み
力を向上させる手段としては、図7に示すように、開閉
リング21の連通部22の外周方向に、インペラ11か
らエアガイド10を通過した吹き出し風が外部へスムー
ズに排出されるためのガイド壁26を設けることによ
り、インペラ11からの吹き出し風はエアガイド10の
流れに沿ってよりスムーズに外部へ排出されるため、排
気部分での損失が低減され、更なる吸い込み力の向上、
及び低騒音化を図ることが出来る。
【0031】次に開閉リング21を自動で開閉する手段
としては、図8に示すように、開閉リング21のレバー
23にバネ30、移動弁28、タイトゴム29を内蔵し
た圧力弁機構27の移動弁28を取り付け、圧力弁機構
27の反レバー側には本体2の集塵室106に連結され
たチューブ50を接続する。これにより、電気掃除機1
の本体2の吸い込み口が絞り込まれた場合、すなわち風
量が徐々に低下した場合、集塵室106の圧力が低下す
るため、集塵室106とチューブ50で連結された圧力
弁機構27の移動弁28は、図8の矢印方向に移動す
る。矢印方向に移動した際に、開閉リング21も回転す
るため、回転した際にケーシング12の開口部20と開
閉リング21の連通部22の位置が一致するような設定
とすれば、電気掃除機1の風量が低下するに従って、開
放リング21を開放状態にすることができる。一般的に
電気掃除機1の吸い込み特性は、開放状態で最高の吸い
込み力が発揮されるのではなく、風力が比較的低いポイ
ントで吸い込み力が最高点に達する。よって、電気掃除
機1の風量低下と連動して開放リング21を開放状態に
もっていくことにより、最高の吸い込み力ポイントのみ
で開放リング21を全開放とし、その他のポイントでは
閉じている、又は全開放としないことにより、全体の騒
音自体も抑え込むことが出来る。
【0032】更に、前記のように開閉リング21の回転
手段を機械的機構ではなく、電磁石等を使用し電気的に
制御すれば、より開閉に対する精度を向上することが出
来る。また、電磁石等を電気的に制御する場合において
は、風量の感知は回路でできないため、電動送風機10
0の消費電力、電流値を読みとるようにし、電動送風機
100の吸い込み力が最大値になる消費電力、電流値を
設定すれば、そのポイントで一気に開閉リング21が開
放状態になるようにする。そうすれば、吸い込み力が最
大値になるポイントのみ開放されるため、より効率的に
吸い込み力の向上を図ることが出来る。開閉リング21
の開放状態が長く続くと、モータ部32へ流れ込む冷却
風が長時間減らされるため、モータ部32へ熱的負担が
大きくなる。前記のように、最大になるポイントのみ開
放になるように回路制御を行えば、モータ部32への熱
的負担も大幅に減らすことが出来る。
【0033】更に、図9に示すように開放リング21を
設けずに、ケーシング12の開口部20に開閉部33を
設け、前記開閉部33を圧縮バネ34でエアガイド10
出口部と接続することにより、図8で示した圧力弁機構
と同様の効果を得ることが出来る。作用としては、電気
掃除機1が開放状態の時には、電動送風機100の風量
が大きいため、ケーシング12に設けた開閉部33内面
には大きな面圧が加わり、開閉部33は閉じた状態にな
る。次に電気掃除機1の吸い込み口を絞り込み、電動送
風機100の風量が下がった場合には、開閉部33に加
わる面圧が下がり、開閉部33はエアガイド10出口部
と接続された圧縮バネ34に引っ張られ、開閉部33は
開放される。また、図10で示すように、開閉部33と
エアガイド10出口部を接続するものをバネではなく、
異極の磁石35を配置することにより、バネに比べて構
成をより簡素にすることが出来る。
【0034】
【発明の効果】本発明は、電動送風機のファン部からの
吹き出し風を一部モータ部を通過せずに直接外部へ吹き
出す構成とすることにより、吸込み力、すなわち吸込仕
事率が欲しいポイントで高い吸込仕事率が得られる電気
掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す電動送風機の部分断面図
(開口部を閉じた状態)
【図2】同電動送風機の部分断面図(開口部を開いた状
態)
【図3】同電動送風機のブラケット対応時の後方図(開
口部を閉じた状態)
【図4】同電動送風機のブラケット対応時の後方図(開
口部を開いた状態)
【図5】同電動送風機の防音材使用時の拡大部分断面図
【図6】同電動送風機のタイト部材使用時の拡大部分断
面図
【図7】同電動送風機のガイド壁使用時の拡大部分断面
【図8】同電動送風機の圧力弁機構使用時の拡大部分断
面図
【図9】同電動送風機の開閉部使用時の拡大部分断面図
(バネ採用時)
【図10】同電動送風機の開閉部使用時の拡大部分断面
図(磁石採用時)
【図11】従来の電気掃除機を示す断面図
【図12】同電動送風機を示す部分断面図
【符号の説明】
5 負荷側ブラケット 6 反負荷側ブラケット 9 ステータ 10 エアガイド 11 インペラ 12 ケーシング 20 開口部 21 開閉リング 22 連通部 31 ファン部 32 モータ部 51 ロータ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータと自在に回転するロータと、前
    記ステータとロータを上方より保持する負荷側ブラケッ
    トと下方より保持する反負荷側ブラケットからなるモー
    タ部と、前記ロータの出力軸に備えられたインペラと、
    インペラの外周部に配されインペラからの吹き出し風を
    徐々に圧力回復しながらモータ部の内部へ導く通風路を
    形成するエアガイドと、前記インペラとエアガイドを覆
    うケーシングからなり、前記ケーシングの外周面に開口
    部を設け、前記開口部を開閉する開閉リングを備えた電
    動送風機。
  2. 【請求項2】 ステータと自在に回転するロータと、前
    記ステータとロータを上方より保持する負荷側ブラケッ
    トと下方より保持する反負荷側ブラケットからなるモー
    タ部と、前記ロータの出力軸に備えられたインペラと、
    インペラの外周部に配されインペラからの吹き出し風を
    徐々に圧力回復しながらモータ部の内部へ導く通風路を
    形成するエアガイドと、前記インペラとエアガイドを覆
    うケーシングからなり、前記反負荷側ブラケットに開口
    部を設け、前記開口部を開閉する開閉リングを備えた電
    動送風機。
  3. 【請求項3】 開閉リングを、ケーシングの内側または
    外側に設けた請求項1記載の電動送風機。
  4. 【請求項4】 開閉リングを、反負荷側ブラケットの内
    側または外側に設けた請求項2記載の電動送風機。
  5. 【請求項5】 開閉リングを、吸音性材料で形成した請
    求項1〜4のいずれか1項記載の電動送風機。
  6. 【請求項6】 回転したときケーシングの開口部と連通
    する連通部を開閉リングに設け、前記連通部近傍に、通
    気性を有する防音材を配した請求項1〜5のいずれか1
    項記載の電動送風機。
  7. 【請求項7】 回転したときケーシングの開口部と連通
    する連通部を開閉リングに設け、前記連通部と、ケーシ
    ング外周面または反負荷側ブラケット外周面との接触部
    に摺動性の良いシール材を配した請求項1〜6のいずれ
    か1項記載の電動送風機。
  8. 【請求項8】 回転したときケーシングの開口部と連通
    する連通部を開閉リングに設け、前記連通部の外気側
    に、吹き出し風が外気側へスムーズに排出されるための
    ガイド壁を設けた請求項1〜7のいずれか1項記載の電
    動送風機。
  9. 【請求項9】 塵埃を吸引する吸込具と塵埃を集塵する
    集塵室を備え、前記請求項1〜8のいずれか1項の電動
    送風機を、前記集塵室の下流側に配置した電気掃除機。
  10. 【請求項10】 開閉リングを回転させるレバーを前記
    開閉リングの外表面に設け、圧力の変化で前後方向に移
    動する圧力弁を前記レバーに接続し、前記圧力弁は集塵
    室と連通させ、前記集塵室の圧力変化に連動させて前記
    開閉リングを回転させる請求項9記載の電気掃除機。
  11. 【請求項11】 開閉リングを回転させるレバーを前記
    開閉リングの外表面に設け、電磁弁を前記レバーに接続
    し、前記電磁弁を動作させることで前記開閉リングを回
    転させる請求項9記載の電気掃除機。
  12. 【請求項12】 電動送風機の吸い込み力が最大に達す
    る時点で、開閉リングを開放状態になるように電磁弁に
    て制御する請求項11記載の電気掃除機。
  13. 【請求項13】 ステータと自在に回転するロータと、
    前記ステータとロータを上方より保持する負荷側ブラケ
    ットと下方より保持する反負荷側ブラケットからなるモ
    ータ部と、前記ロータの出力軸に備えられたインペラ
    と、インペラの外周部に配されインペラからの吹き出し
    風を徐々に圧力回復しながらモータ部の内部へ導く通風
    路を形成するエアガイドと、前記インペラとエアガイド
    を覆うケーシングからなり、前記ケーシングの外周面に
    開口部を設けるとともに、前記開口部を開閉する開閉部
    を設けた電動送風機。
  14. 【請求項14】 開閉部とエアガイド外周部をバネまた
    は磁力で開閉する請求項13記載の電動送風機。
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