JP3478782B2 - カラオケ選曲予約装置 - Google Patents

カラオケ選曲予約装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラオケシステ
ムの本体装置に対してカラオケ選曲と演奏予約のリモコ
ン操作を行う携帯型のカラオケ選曲予約装置に関し、と
くに、カラオケ利用料金を利用曲数に応じて徴収する従
量方式の課金システムに適用して有効な技術である。
【0002】
【従来の技術】商業利用されるカラオケシステムの多く
は、利用者である客からカラオケ利用料金を徴収して運
用されるが、その利用料金を曲数に応じて徴収する手段
として、コインボックス(金銭自動受払装置)による課
金システムが提供されている。この課金システムはカラ
オケ本体装置の付属設備として構成され、コインボック
スに所定の利用単価以上の金額が入金されると、カラオ
ケシステムを利用可能状態に設定するとともに、その入
金額をカラオケ利用1曲ごとに上記利用単価で減算し、
残高がその利用単価を割り込むと上記利用可能状態を解
除するように構成されている。客は利用単価以上の金額
をコインボックスに入金することにより、その入金額分
に相当する曲数だけカラオケを利用できる。コインボッ
クスへの入金は貨幣で行われるが、最近は、金銭データ
を記憶したプリペードカードやICカードなどのいわゆ
る電子マネーによる入金が可能なシステムも提供されて
いる。
【0003】カラオケシステムの方は、近年、マイクロ
コンピュータ等による電子情報化が高度に進んで、機能
が豊富になるとともに、その使い勝手が著しく向上して
いる。カラオケ選曲と演奏予約の操作は、赤外線通信技
術を利用した無線リモコン式の携帯型カラオケ選曲予約
装置によって簡便に行えるようなった。その携帯型カラ
オケ選曲予約装置を客に貸し出せば、客は店の従業員か
らの補助を受けることなく、選曲や予約の操作を自由に
行ってカラオケを楽しむことができる。このようなカラ
オケシステムに上述した課金システムを付設すれば、店
側はカラオケシステムの運用労務を大幅に軽減させるこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た技術が有効なのは、カラオケシステムを客に専有状態
で利用させるレンタル形態の運用に限られる。この運用
形態では、レンタルを受けた客がそのレンタル時間内で
カラオケシステムを専有利用するので、その客がコイン
ボックスに入金した金額分の曲数は、すべてその入金を
行った客だけが利用できる。ここでは、自分の支払い分
が間違って別の客の予約に使われてしまう、あるいは別
の客の支払い分を知らずに使ってしまう、といったよう
な混乱は発生しない。
【0005】ところが、たとえば飲食店などのように、
同一のカラオケシステムを不特定多数の客に共同利用さ
せる運用形態の場合、上述した混乱の頻発が予想され
る。そこで、従来においては、管理者である店の従業員
が客からのリクエスト曲を曲名や選曲番号で受付けてメ
モ書きし、あるいは客から曲名や選曲番号を記入したリ
クエストカードを受け取り、そのメモやカードを見なが
らカラオケの予約操作を行うとともに、そのメモあるい
はカードを頼りに客毎の利用曲数を集計し、会計時に飲
食代と一緒に利用曲数分のカラオケ代を清算するという
やり方が行なわれていた。
【0006】しかし、不特定多数の客からのリクエスト
曲の受付けとその受付けに基づく予約操作を従業員に兼
務させることは、労務負担の増大となる。メモ書きやリ
クエストカードによる客毎の利用曲数管理は、整理およ
び集計の手間負担が大きい反面、乱字の読み違いや整理
ミス等による間違いが生じやすくて信頼性に欠ける。そ
の手間負担を嫌えば、丼勘定で適当に会計することにな
ってしまう。他方、正確を期して真剣に対応しようとす
ると、カラオケ専任の従業員が必要になるなど、さらに
大きな労務負担が発生する。
【0007】 この発明は、以上のような問題に鑑みて
なされたもので、その目的は、同一のカラオケシステム
を不特定多数の客に共同利用させる運用形態であって
も、管理側の労務負担を大幅に軽減しつつ、客ごとに曲
数に応じた正確な利用料金を徴収することができるカラ
オケ選曲予約装置を提供することにある。
【0008】 この発明に係るカラオケ選曲予約装置
は、つぎの事項(1)〜(9)により特定されるもので
ある。 (1)入力操作手段と、残高レジスタと、単価レジスタ
と、通信手段と、制御手段とを備え、内蔵電池で動作す
る携帯型のカラオケ選曲予約装置であること、 (2)入力操作手段は、利用者の操作による各種入力を
受け付けること、 (3)残高レジスタは、残高値を記憶すること、 (4)単価レジスタは、単価値を記憶すること、 (5)通信手段は、カラオケ本体装置と双方向の無線通
信を行うこと、 (6)制御手段は、残高更新処理と、演奏予約処理と、
残高減算処理とを可能とすること、 (7)残高更新処理は、入力操作手段により入力された
暗証が登録暗証と符合した場合に残高レジスタの残高値
更新を可能とすること、 (8)演奏予約処理は、残高レジスタの残高値が規定値
以上である場合に、入力操作手段によりリクエストされ
た楽曲の演奏予約信号を通信手段により送信させるこ
と、 (9)残高減算処理は、通信手段が演奏予約信号の受信
を確認する応答信号を受信した場合に、残高レジスタの
残高値を単価値分だけ減算すること、
【0009】 この発明に係るカラオケ選曲予約装置に
おいて、つぎの事項(10)〜(17)を適宜に組み合
わせて実施することができる。 (10)残高値の出力手段としてその残高値をモニター
表示させる手段を備える。 (11)残高値を外部接続手段を介して出力する。 (12)装置ID(識別情報)を出力する手段を備え
る。 (13)残高値の読出しと更新を外部から行わせるため
の接続手段および制御手段を備える。 (14)単価値をレジスタに登録設定するとともに、そ
の設定内容の読出しと更新を外部から行わせる接続手段
および制御手段を備える。 (15)入力操作手段から暗証の入力を行わせるととも
に、入力された暗証が所定の登録暗証と符合した場合
に、単価レジスタの単価値更新操作を可能にする。 (16)対話形式のカラオケ選曲操作を行わせる表示手
段および操作支援手段を備える。 (17)外部からカラオケ楽曲の目次情報を取得する手
段と、取得した目次情報を蓄積する記憶手段と、蓄積さ
れた目次情報を提示しながら対話形式のカラオケ選曲操
作を行わせる表示手段および操作支援手段を備える。な
お、この明細書においては、カラオケ選曲予約装置の実
施例に関連した事項として、自動貸出装置および管理装
置に関する発明について、以下のような事項も開示して
いる。
【0010】また自動貸出装置の発明は、前記カラオケ
選曲予約装置の回収と自動貸し出しを行う装置であっ
て、回収されたカラオケ選曲予約装置から前記残高値を
読取る手段と、読出した残高値に対応する釣銭を自動払
いする金銭自動払出手段と、残高値の読取りと釣銭の自
動払い処理が済んだカラオケ選曲予約装置を貯蔵するス
トッカー部と、所定金額の金銭を収受する金銭自動受取
手段と、この金銭自動受取手段での金銭収受に連動して
上記ストッカー部のカラオケ選曲予約装置を1個単位で
排出する物品供給手段と、上記カラオケ選曲予約装置が
排出される前に上記残高値を所定値に更新する手段を備
える。この自動貸出装置において、回収された前記カラ
オケ選曲予約装置のID検査を行うとともに、この検査
によって不正IDを検出した場合に釣銭の自動払出しを
禁止させる手段を備えたり、また回収された前記カラオ
ケ選曲予約装置の内蔵電池に充電電流を供給する充電手
段を備えたり、さらにカラオケ楽曲の目次情報を蓄積す
る記憶手段と、この記憶手段の蓄積情報を回収された前
記カラオケ選曲予約装置に転送する手段を備える構成な
どを適宜に採用できる。
【0011】また管理装置の発明は、前記カラオケ選曲
予約装置を管理する装置であって、回収された前記カラ
オケ選曲予約装置から残高値を読取る手段と、読取った
残高値を表示する手段と、上記残高値の更新を行う入力
操作手段および制御手段を備える。この管理装置におい
て、カラオケ楽曲の目次情報を蓄積する記憶手段と、こ
の記憶手段の蓄積情報を前記カラオケ選曲予約装置に転
送する手段を備えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】===カラオケ選曲予約装置==
= 図1は、カラオケ選曲予約装置1の全体構成をカラオケ
本体装置2とともに示す。また、図2はそのカラオケ選
曲予約装置1の外観を例示する。
【0013】同図に示すように、この発明の一実施形態
におけるカラオケ選曲予約装置1は、操作・表示パネル
11、双方向無線インターフェイス12、通信制御部1
3、メインコンピュータ14、補助記憶装置15、外部
コネクタ16、および内蔵二次電池17などによって構
成される。
【0014】操作・表示パネル11は入力操作手段をな
すものであって、入力部111、表示部112および表
示制御部113を有する。入力部111には、テンキ
ー、カーソルキー、および機能キーなどが集中配置され
ている。表示部112はドットマトリックス表示方式の
液晶表示器を用いて構成され、メインコンピュータ14
を介して転送される表示データを表示制御部113の制
御下で表示する。
【0015】双方向無線インターフェイス12は、赤外
線信号による双方向通信の空間伝送を実行する。通信制
御部13はその双方向無線インターフェイス12を使っ
て、たとえばIrDA(Infrared Data Association)
規格に準じた双方向通信手順を実行する。この双方向通
信手順には、通信相手(カラオケ本体装置2)からの応
答信号を受信して送信の成立を確認する確認応答処理も
含まれている。いわゆるアンサーバックによる伝送確認
が行なわれるようになっている。
【0016】メインコンピュータ14は、RAM、RO
MおよびEEP−ROMなどの周辺回路装置を内蔵し
た、いわゆる1チップマイクロコンピュータであって、
装置1全体の基本的な制御および処理を司るとともに、
前述した解決手段を実現するための応用的な制御および
処理をプログラム実行する。前述した残高レジスタや単
価設定手段をなすレジスタなども、そのメインコンピュ
ータ14内の周辺回路装置を用いて構成される。
【0017】補助記憶装置15は、大容量フラッシュメ
モリあるいはHDD(固定磁気記憶装置)などであっ
て、カラオケ楽曲の目次情報のような大容量データを蓄
積する。外部コネクタ16は外部接続手段をなすもので
あって、とくに外部からの接続作業を簡単かつ迅速に行
わせるために、露出タイプの端子群によって構成されて
いる。このコネクタ16は、上記メインコンピュータ1
4とともに、残高レジスタや単価設定手段(レジスタ)
などの読出しと書込更新を外部から行わせる手段を構成
する。この外部コネクタ16には、内蔵二次電池17に
充電電流を供給するための通電端子も集合されている。
さらに、このコネクタ16にはLAN接続用の端子も用
意されている。
【0018】===カラオケ本体装置=== カラオケ本体装置2はカラオケシステムの主要部をな
す。この本体装置2は、ディスプレイ21、スピーカ2
2、マイク23、装置2全体を統括制御するメインコン
ピュータ24、HDD25、DVD−ROM装置26、
映像プロセッサ27、音声プロセッサ28、操作・表示
パネル29などの基本的構成に加えて、上記カラオケ選
曲予約装置1との間で空間伝播通信を実行するための双
方向無線インターフェイス32および通信制御部33を
備える。これにより、いわゆるアンサーバック方式の無
線リモコン操作に対応している。図示を省略するが、カ
ラオケ本体装置2には、LAN接続用の端子も用意され
ている。
【0019】===カラオケ選曲予約装置1とカラオケ
本体装置2の関係=== 上記カラオケ選曲予約装置1側の無線インターフェイス
12と通信制御部13によって実行される通信制御手順
と、上記カラオケ本体装置2側の無線インターフェイス
32と通信制御部33によって実行される通信制御手順
とは、互いに規格適合させられているが、その規格には
たとえば上記IrDA規格に準拠した汎用のものが採用
されている。これにより、上記カラオケ選曲予約装置1
は、装置IDや暗証等の固有の設定項目を変えるだけ
で、種々のカラオケシステムに対応させることができ
る。したがって、上記カラオケ選曲予約装置1は、特定
のカラオケ本体装置2の付属品としてではなく、独立の
製品として流通市場に提供することができる。
【0020】===カラオケ選曲予約装置の動作=== 上述したカラオケ選曲予約装置1の動作をその基本的使
用例に基づいて説明する。カラオケ設備の管理者である
店は、カラオケ利用を所望する客に対し、所定の残高値
があらかじめ登録されたカラオケ選曲予約装置を、その
残高値に対応する金額で前払貸し出しする。客は、自分
が借り受けた装置を使って自分でカラオケの選曲と予約
の操作を行う。これにより、客はカラオケを自由に楽し
むことができる。このとき、その客が借り受けた装置に
登録されている残高値は、その装置を使って1曲分の演
奏予約が成立するごとに、あらかじめ設定された単価値
だけ減少する。
【0021】カラオケを利用する客はそれぞれにカラオ
ケ選曲予約装置を前払いで借り受け、自分の予約はそれ
ぞれに自分が借り受けた装置を使って行う。別の客が行
った予約については、その客が借り受けた装置の登録残
高値が減少するだけであって、それによって自分が借り
受けた装置の登録残高値が減るということはない。した
がって、ここでは、同一のカラオケシステムを不特定多
数の客に共同利用させる運用形態であっても、自分の支
払い分が間違って別の客の予約に使われてしまう、ある
いは別の客の支払い分を知らずに使ってしまう、といっ
たような混乱は発生しない。
【0022】カラオケ選曲予約装置の登録残高値が上記
単価値を割り込んだ場合、その装置での予約は行えなく
なる。この時点で、客がカラオケ利用を継続したい場合
には、予約が行えなくなった装置を店に返却するととも
に、最初と同様に所定金額を前払いして、所定残高値が
登録された装置を改めて借り受ける。また、客がカラオ
ケ利用を切り上げたい場合は、装置の返却だけを行う。
その返却を受けた店側は、返却された装置の登録残高値
を確認し、残高値が残っている場合には、その残高値に
応じた額の釣銭を払い戻す。
【0023】これにより、客は、自分が利用した曲数分
だけの利用料を正確に支払うことができる。また、店側
は、カラオケ選曲予約装置の貸出時と返却時だけ清算を
行えばよく、メモ書きやリクエストカードを使う煩わし
さから解放されるとともに、客毎に利用曲数に応じた料
金を正確に徴収することができる。さらに、上述したカ
ラオケ選曲予約装置を客に貸し出すことで、カラオケの
選曲および予約の操作をすべて客に一任することができ
るので、客は従業員の手を煩わすことに気兼ねを覚える
ことなく自由にカラオケ利用を楽しむことができ、従業
員はリクエストの受付けやカラオケ予約操作に忙殺され
ることなく、本来のサービス業務に専念できるようにな
る。
【0024】客から返却されたカラオケ選曲予約装置
は、店側にて所定の残高値を再登録して次の貸し出しに
備える。このとき、その残高値の再登録は、暗証(パス
ワード)によって識別される特定者が特定の操作手順で
行う。同様に、1曲当たりの単価値についても、暗証
(パスワード)によって識別される特定者が特定の操作
手順で行う。
【0025】上述のように、本発明のカラオケ選曲予約
装置は、同一のカラオケシステムを不特定多数の客に共
同利用させる運用形態であっても、管理側の労務負担を
大幅に軽減しつつ、客ごとに曲数に応じた正確な利用料
金を徴収することができる。
【0026】上記カラオケ選曲予約装置の釣銭清算を簡
単にするには、貸出時の残高値が単価値の整数倍となる
ように設定すればよい。しかし、上記カラオケ選曲予約
装置の返却回収を確実にするためには、残高値が単価値
を割り込んだときの残高値がゼロではなく、釣銭支払い
が必要な値が残るように、つまり必ず端数が残るよう
に、貸出時の残高値を設定するとよい。その端数に相当
する金額が返却促進の担保効果をもたらすからである。
【0027】この場合、上述した動作説明では、残高値
が単価値を割り込んだときに、予約信号の生成または伝
送が行えない状態を設定するようにしていたが、これ
を、残高値がその単価値よりも大きな所定しきい値を割
り込んだときというように設定すると、返却時の釣銭額
を一律に高くすることができる。これにより、返却促進
の担保効果をさらに高めることができる。上記しきい値
は、客層などの営業環境に応じて設定できるよう、外部
から変更可能な可変設定手段、たとえば特定の管理者だ
けしか書換え操作が行えないようにセキュリティ保護さ
れた不揮発性メモリを使って設定することが望ましい。
【0028】===自動貸出装置=== 図3は、上述したカラオケ選曲予約装置の貸し出しに使
用して有効な自動貸出装置4の実施形態を示す。同図に
示す自動貸出装置4は、上述したカラオケ選曲予約装置
1を回収および自動貸し出しする装置であって、その主
要部は、入金受付と釣銭処理の機能を備えた金銭自動受
払装置41、定形物品の回収受付けと回収した物品の再
供給を行う循環供給式の物品自動供給装置42とによっ
て構成される。両装置41と42は互いに連動させられ
ている。
【0029】物品自動供給装置42には制御装置43と
充電装置44が組み込まれている。制御装置43はマイ
クロコンピュータを用いて構成され、物品自動供給装置
42の動作を統括制御するとともに、回収されたカラオ
ケ選曲予約装置1に対して、ID検査と残高値の読取り
および更新、残高値からの釣銭額演算などを行う。ま
た、図示を省略するが、上記制御装置43には、カラオ
ケ本体装置2等の外部ホスト装置とデータ通信を行うた
めのLANインターフェイス、このLANインターフェ
イスを介して取得される最新のカラオケ楽曲の目次情報
を取得して蓄積する補助記憶装置、およびこの記憶装置
に蓄積された目次情報を上記カラオケ選曲予約装置1に
転送する手段も組み込まれている。充電装置44は、上
記カラオケ選曲予約装置1の内蔵二次電池に充電電流を
供給するために設けられている。
【0030】上述した自動貸出装置4のストッカー部4
5には、所定の残高値が登録されたカラオケ選曲予約装
置1が貸し出しのために貯蔵されている。金銭自動受払
装置41が所定金額の金銭収受を行うと、この収受に基
づいて物品自動供給装置42が上記ストッカー部45の
カラオケ選曲予約装置1をリモコン取出口へ1台排出す
る。これにより、客は前払い形式でカラオケ選曲予約装
置1を借り受けることができる。
【0031】客が借り受けたカラオケ選曲予約装置1を
上記自動貸出装置4の返却口に戻すと、この返却された
装置1は、ストッカー部45に回収される前に、上記制
御装置43によるID検査にかけられる。このID検査
にて装置1のIDが正当であると検出されたならば、そ
の装置1から残高値を読取って、その残高値に対応する
金額を算出し、これを釣銭額として金銭自動受払装置4
1へ通知する。この通知を受けた金銭自動受払装置41
はその釣銭額を払出口に払い出す。他方、上記ID検査
で不正IDが検出された場合は、いったん回収された装
置を自動排出するか、あるいはブザー等の警報発生を行
う。
【0032】ID検査と釣銭清算の処理が済んだ装置1
は、ストッカー部45に回収されて貯蔵される。ストッ
カー部45では、上記制御装置43による目次情報の転
送処理と、上記充電装置44による内蔵二次電池への充
電が行なわれる。また、上記制御装置43によって、装
置1の残高値を所定の残高値に再登録する処理も行なわ
れる。このようにして、返却されたカラオケ選曲予約装
置1は、ストッカー部45に回収されて貯蔵されなが
ら、最初の貸し出し前の状態に再設定されるとともに、
選曲操作を支援するための目次情報が最新のものに更新
される。
【0033】これにより、カラオケ選曲予約装置を客に
前払いで貸し出す、貸し出した装置の返却を受付けて未
利用分の釣銭を清算する、返却された残高値を所定値に
戻して次の貸し出しに備えるといった一連の業務を無人
化することができる。したがって、店側の負担はさらに
軽減される。
【0034】===管理装置=== 図4は、上述したカラオケ選曲予約装置1の管理に使用
して有効な管理装置5の実施形態を示す。同図に示す管
理装置5は、上記カラオケ選曲予約装置1との接続手段
をなす外部コネクタ51、カラオケ本体装置2等の外部
ホスト装置とデータ通信を行うためのLANインターフ
ェイス52、このLANインターフェイス52を介して
取得される最新のカラオケ楽曲の目次情報を取得して蓄
積する補助記憶装置53、装置5全体を統括制御するマ
イクロコンピュータ54、入力部55、表示部56など
を有し、上述したカラオケ選曲予約装置1から残高値を
読取る手段と、読取った残高値を表示する手段、上記残
高値の更新を行う入力操作手段および制御手段などを構
成している。この管理装置5を使えば、前述した自動貸
出装置4よりも簡単かつ小規模な構成でもって、カラオ
ケ選曲予約装置1の返却受付けと再貸し出し、および目
次情報の更新などを簡便に行うことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラオケ
選曲予約装置によれば、同一のカラオケシステムを不特
定多数の客に共同利用させる運用形態であっても、管理
側の労務負担を大幅に軽減しつつ、客ごとに曲数に応じ
た正確な利用料金を徴収することができる。
【0036】
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカラオケ選曲予約装置の実施態
様を示すブロック図である。
【図2】この発明によるカラオケ選曲予約装置の外観実
施態様を示す図である。
【図3】この発明の実施例に関連した自動貸出装置の構
成を示す概念図である。
【図4】この発明の実施例に関連した管理装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カラオケ選曲予約装置 11 操作・表示パネル(入力操作手段) 111 入
力部 112 表示部 113 表
示制御部 12 双方向無線インターフェイス 13 通信
制御部 14 メインコンピュータ 15 補助
記憶装置(HDD) 16 外部コネクタ(外部接続手段) 17 内蔵
二次電池 2 カラオケシステムの本体装置 21 ディスプレイ 22 スピ
ーカ 23 マイク 24 メイ
ンコンピュータ 25 HDD(補助記憶装置) 26 DV
D−ROM装置 27 映像プロセッサ 28 音声
プロセッサ 29 操作・表示パネル 32 双方向無線インターフェイス 33 通信
制御部 4 自動貸出装置 41 金銭自動受払装置 42 物品
自動供給装置 43 制御装置 44 充電
装置 45 ストッカー部 5 管理装置 51 外部コネクタ 52 LA
Nインターフェイス 53 補助記憶装置 54 マイ
クロコンピュータ 55 入力部 56 表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−44949(JP,A) 特開 平7−191683(JP,A) 特開 平7−325959(JP,A) 特開2000−11108(JP,A) 特開 平7−334737(JP,A) 特開 平8−84381(JP,A) 実開 昭62−93272(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 15/04 302

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力操作手段と、残高レジスタと、単価
    レジスタと、通信手段と、制御手段とを備え、内蔵電池
    で動作する携帯型のカラオケ選曲予約装置であって、 入力操作手段は、利用者の操作による各種入力を受け付
    け、 残高レジスタは、残高値を記憶し、 単価レジスタは、単価値を記憶し、 通信手段は、カラオケ本体装置と双方向の無線通信を行
    い、 制御手段は、残高更新処理と、演奏予約処理と、残高減
    算処理とを可能とし、 残高更新処理は、入力操作手段により入力された暗証が
    登録暗証と符合した場合に残高レジスタの残高値更新を
    可能とし、 演奏予約処理は、残高レジスタの残高値が規定値以上で
    ある場合に、入力操作手段によりリクエストされた楽曲
    の演奏予約信号を通信手段により送信させ、 残高減算処理は、通信手段が演奏予約信号の受信を確認
    する応答信号を受信した場合に、残高レジスタの残高値
    を単価値分だけ減算するカラオケ選曲予約装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、入力操作手段により入力さ
    れた暗証が登録暗証と符合した場合に単価レジスタの単
    価値更新を可能とする請求項1に記載のカラオケ選曲予
    約装置。
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