JP3478677B2 - 光ディスク装置ならびにその制御方法 - Google Patents

光ディスク装置ならびにその制御方法

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JP3478677B2
JP3478677B2 JP22116196A JP22116196A JP3478677B2 JP 3478677 B2 JP3478677 B2 JP 3478677B2 JP 22116196 A JP22116196 A JP 22116196A JP 22116196 A JP22116196 A JP 22116196A JP 3478677 B2 JP3478677 B2 JP 3478677B2
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    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
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    • G11B7/0956Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for tilt, skew, warp or inclination of the disc, i.e. maintain the optical axis at right angles to the disc

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録トラック
を有する光ディスクに記録・再生を行う光ディスク装置
並びにその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光ディスク装置は、対象となる光
ディスク上の目標トラックの位置に光学ビームスポット
を形成しそのトラックに追従させるために、大変位を許
容する粗アクチュエータと、詳細な位置決めを行う精ア
クチュエータとによって協調制御を行うのが一般的であ
る。
【0003】従来の光ディスク装置においては、光学ビ
ームスポットを隣のトラックに移動させるトラックジャ
ンプ動作を行うときには、精アクチュエータのみを駆動
して光学ビームスポットを変位させる。この精アクチュ
エータとしてはレンズ自体をトラッキング方向に移動さ
せるレンズアクチュエータ方式と、ミラーを回転させ光
学ビームを振ることによって光学ビームスポットの位置
決めを行うトラッキングミラー方式の2種類が挙げられ
る。
【0004】どちらの方式でも、トラッキング制御はト
ラッキングエラー信号に基づいて行われる。このトラッ
キングエラー信号の検出方法は図6に示す通りで、分割
光検出器7の両端のトラッキング検出受光素子7a、7
bにトラックずれ量に応じた光5が入射され、それぞれ
の光量に応じた電気信号に変換され、これら電気信号を
差動増幅器8で減算してトラッキングエラー信号を得る
方法である。トラックジャンプ動作はこのトラッキング
制御時に行われ、トラックジャンプ9指令を受けて発生
する。
【0005】通常のトラッキング制御時は、図7に示す
ように加減算幅器8からのトラッキングエラー信号に基
づいてトラッキング補償回路10によって補償信号が生
成される。そしてこの補償信号はスイッチ22を介して
精アクチュエータ駆動制御回路24に送られ、精アクチ
ュエータ26が駆動制御される。一方トラックジャンプ
動作は、トラックジャンプ指令が外部から発せられる
と、図7に示すようにジャンプパルス発生回路20から
上記トラックジャンプ指令に基づいてトラック移動方向
に応じた正または負のジャンプパルスが発生されるとと
もにスイッチ22の接続が切換る。そして上記ジャンプ
パルスが精アクチュエータ駆動制御回路24を介して精
アクチュエータ26のみに入力され、精アクチュエータ
26の加速ないし減速が行われて光ビームスポットのト
ラックジャンプが実現される。
【0006】このトラックジャンプ制御の詳細について
は、トラッキングミラーを用いたトラッキング方式が特
開昭60−32134号公報に詳述されているので、こ
こでは省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、精アクチュエー
タ26を変位させるとトラッキング制御に必要なトラッ
キングエラー信号にオフセットが発生することが知られ
ている。このオフセットは精アクチュエータの変位にほ
ぼ比例した形で現れ、大きく変位すればオフセット量も
大きくなり、トラッキング制御自体を不安定にする要因
として作用するものである。
【0008】つまりトラックジャンプ時に精アクチュエ
ータ26が大きく変位すると、その変位量に応じてオフ
セットが発生することになる。例えば精アクチュエータ
26としてトラッキングミラーを用いる場合、トラック
ジャンプ時にトラッキングミラーが駆動されると、その
回転によって光学ビームスポットすなわち光学ビーム自
体が大きくシフトし、ディスク面に反射した後に上記分
割光検出器7によって検出されるトラッキングエラー信
号がオフセットすることになる。一方、精アクチュエー
タ26としてレンズアクチュエータを用いる場合では、
レンズ自体を光学ビームを光軸からシフトさせるため、
このレンズシフトによって戻りの光軸もシフトしてトラ
ッキングエラー検出系でのオフセットが発生することに
なる。両方式で原理およびその率こそ違うが、同様に発
生する精アクチュエータの変位時のオフセットの影響
は、特に精アクチュエータ26が大きく動作するトラッ
クジャンプ時に顕著にあらわれる。
【0009】一般に光ディスク装置において、このよう
にトラックジャンプ動作を行う場合には、どうしてもト
ラッキングエラー信号にオフセットが発生するため、そ
もそもトラッキング制御自体非常に不安定になりやす
く、目標のトラックに引き込めない、または行き過ぎる
といった不具合を発生しやすい状態であった。
【0010】ところで、高密度記録を実現するためトラ
ック間隔が狭くなり記録再生に求められる仕様が厳しく
なる一方で、対象としている光ディスクを回転駆動した
ときの光学ビーム光軸に対する光ディスク面の傾きが大
きくなり信号の品位が落ちることが発生する。この傾き
の影響は信号の品位を落とすだけでなく、光学的にトラ
ッキングエラー信号のオフセットとして作用することが
知られている。このオフセットは、前述のようにトラッ
キング制御を不安定にするだけでなく、そもそも不安定
になりやすいトラックジャンプ時の不安定状態を助長す
る作用を持っていた。
【0011】ただし、こうした光ディスク面の傾きにつ
いては、信号の品位を所定の範囲内に確保するために、
光学ビーム光軸に対する光ディスク面法線方向の傾き量
を検知しこれを零とするように制御する、いわゆるチル
トサーボが施されることが一般的である。しかしなが
ら、このサーボは高速な整定性を要求されるものではな
く、ゆっくりとした傾き修正が実現されるため、上記傾
き量が比較的大きいまま長時間トラッキング制御が行わ
れる。つまり、上記チルトサーボがかけられている場合
でも、過渡的に傾き量が大きい瞬間があり、その瞬間に
トラックジャンプ動作が行われると、トラッキング制御
およびトラックジャンプ制御自体が不安定になることが
避けられなかった。
【0012】またチルトサーボ回路の傾き検知手段が、
光学ビームスポットに依存した信号によって傾きを検知
する構成、例えば分割光検知器7の出力信号を用いた構
成になっていると、トラックジャンプを行ったときにチ
ルトサーボ用に検知された傾き量にジャンプ信号による
オフセットが乗じられてしまう。結果としてこのオフセ
ット信号に追従してチルトサーボが駆動されてしまい、
正確なチルトサーボが実現されず誤動作をしてしまうと
いう問題があった。
【0013】このように、トラックジャンプ動作を行う
ときには、精アクチュエータが駆動され、この精アクチ
ュエータの変位によってトラッキングエラー信号にはオ
フセットが乗じられる。この結果としてジャンプ先のト
ラックへの引き込みが危うくなると同時に、トラッキン
グ制御およびトラックジャンプ制御自体が不安定になる
可能性があった。一方、光ディスク面に対する光学ビー
ム光軸の傾きは、トラッキングエラー信号にオフセット
を乗じるものであり、上記のトラッキング制御の不安定
性をさらに増す効果をもっている。このため、光学ビー
ム光軸が光ディスク面に対して大きく傾いた状態でトラ
ックジャンプ動作を行うと、目標のトラックに到達でき
ないばかりかさらに不安定な状態を助長する結果になる
と言う問題があった。
【0014】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、光ディスク面の傾きの影響があっても安定な
トラッキング制御を行うことができるとともにトラック
ジャンプ動作を安定且つ確実に行うことのできる光ディ
スク装置ならびにその制御方法を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による光ディスク
装置の第1の態様は、光ディスク面の法線方向に対する
光学ビームの光軸の傾き量を検出する検出回路と、前記
検出回路により検出された傾き量が所定範囲内にあるか
否かを判断する判断回路と、前記傾き量が所定範囲内に
あるという判断に基づく指令に応じて、トラックジャン
プ動作を制御する制御回路とを備えたことを特徴とす
る。
【0016】また本発明による光ディスク装置の第2の
態様は、光ディスク面の法線方向に対する光学ビームの
光軸の傾き量を検出する検出回路と、トラックジャンプ
動作に基づくオフセットの方向が、前記ディスクの傾き
量に基づくオフセツトの方向に一致するか否かを判断す
る第1の判断回路と、前記第1の判断回路が、トラック
ジャンプ動作に基づくオフセットの方向が、前記ディス
クの傾き量に基づくオフセツトの方向に一致することを
表示するとき、前記検出された傾き量が第1の所定範囲
内にあるか否かを判断する第2の判断回路と、前記第1
の判断回路が、オフセット方向と一致していないことを
表示するとき、前記検出された傾き量が、第1の所定範
囲より広い範囲の第2の所定範囲内にあるか否かを判断
する第3の判断回路と、前記第2の判断回路が、前記傾
き量が前記第1の所定の範囲にあることを判断し、また
は前記第3の判断回路が、前記傾き量が前記第2の所定
の範囲にあることを判断したとき、トラックジャンフ゜
動作を制御する制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0017】また本発明による第3の態様は、光ディス
ク装置に使用するトラックジャンプ動作の制御方法であ
って、光ディスク面の法線方向に対する光学ビームの光
軸の傾き量を検出する工程と、トラックジャンプ動作の
指令に応じて、検出された傾き量が所定の範囲にあるか
否かを判断する工程と、前記傾き量が所定の範囲にある
という判断に応じてトラックジャンプ動作を制御する工
程とを備えたことを特徴とする。さらに本発明による第
4の態様は、光ディスク装置に使用するトラックジャン
プ動作の制御方法であって、光ディスク面の法線方向に
対する光学ビームの光軸の傾き量を検出する工程と、ト
ラックジャンプ動作の指令に応じて、トラックジャンプ
動作に基づくオフセットの方向が、前記ディスク傾き量
に基づくオフセットの方向と一致するか否かを判断する
工程と、前記第1の判断が、トラックジャンプ動作に基
づくオフセット方向がディスクの傾き量に基づくオフセ
ット方向に一致していると表示したとき、検出された傾
き量が第1の所定の範囲にあるか否かを判断する工程
と、前記第1の判断が、トラックジャンプ動作に基づく
オフセット方向がディスクの傾き量に基づくオフセット
方向と一致しないと表示したとき、検出された傾き量が
第1の所定の範囲より広い第2の所定の範囲内にあるか
否かを判断する工程と、前記傾き量が前記第2の所定の
範囲内にあるという判断に応じてトラックジャンプ動作
を制御する工程とを備えたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0019】図1に、本発明による光ディスク装置の第
1の実施の形態の構成を示す。光ディスク2の表面には
スパイラル状ないし同心円状に多数の情報記録トラック
が形成されており、この光ディスク2がディスクモータ
3を介してディスクモータ駆動制御回路4によって回転
駆動される。
【0020】上記光ディスク2に記録された情報の再生
および光ディスク2への情報の記録は光学ヘッド6によ
って行われる。
【0021】この光学ヘッド6において、半導体レーザ
発信器6aからの光はコリメートレンズ6bによって平
行とされ、この平行光が偏光ビームスプリッタ6cに送
られる。偏光ビームスプリッタ6cを通過した光はλ/
4板6dに送られて偏向角が90°変化された後、ミラ
ー6eによって反射され、対物レンズ6gに送られる。
そして定常回転している光ディスク2上に対物レンズ6
gによって光スポットが形成される。
【0022】光ディスク2から反射された光は対物レン
ズ6g、ミラー6e、λ/4板6dを介して偏光ビーム
スプリッタ6cまで戻り、偏光ビームスプリッタ6cに
より反射された後、レンズ6iを経て分割光検出器6h
に入射する。分割光検出器6hに入射した光は分割検出
器6hにより光電変換され、この光電変換信号は加減算
増幅回路8により和信号およびトラッキングエラー信号
に変換される。
【0023】ここで得られたトラッキングエラー信号
は、トラッキング補償回路10に入力され増幅されて粗
アクチュエータ駆動信号と精アクチュエータ駆動信号に
変換される。このうち粗アクチュエータ駆動信号は粗ア
クチュエータ駆動回路12に、精アクチュエータ駆動信
号はスイッチ22を介してアクチュエータ駆動回路24
にそれぞれ入力される。粗アクチュエータ駆動回路12
は入力された駆動信号に基づき光学ヘッド6ないしその
一部を大まかに位置決めするために粗アクチュエータ1
4を駆動する。一方、精アクチュエータ駆動回路24は
入力された駆動信号に基づき、例えば精アクチュエータ
がトラッキングミラー6eであれば、このトラッキング
ミラー6eを回転駆動させるコイル6fを駆動し、光学
ビームスポットが目標トラック上に形成されるように精
密位置決めする。
【0024】一方、トラックジャンプ制御手段18は外
部からトラックジャンプ指令が入力されると、トラック
ジャンプ判断回路19をアクティブにする。トラックジ
ャンプ判断回路19では、傾き検知手段16で検知され
た、光ディスク面の光学ビームスポット光軸に対する傾
き量に基づいてジャンプ動作を行うか否かの判断を行っ
て、トラックジャンプ許可の判断ができるまでトラック
ジャンプ動作を待機させる。その判断の一例としては、
傾き量の絶対値が所定の値よりも小さいか否かを比較
し、傾き量絶対値が所定値よりも小さいときだけトラッ
クジャンプを許可する。またトラックジャンプが許可さ
れれば、ただちにスイッチ22を切り替え、ジャンプパ
ルス発生回路20からトラックジャンプ信号を精アクチ
ュエータ駆動制御回路24に入力し、精アクチュエータ
を駆動させてトラックジャンプ動作を実現する。
【0025】なお、上記精アクチュエータがレンズアク
チュエータである場合、精アクチュエータ駆動制御回路
24は、光学ヘッド6ないしその一部を変位させるよう
に精アクチュエータを駆動して、目標トラック上に光学
ビームスポットが形成されるように精密位置決めする。
【0026】トラックジャンプ判断回路19の動作を図
2を参照して説明する。まず、図2に示すように傾き検
知手段16によって傾き量を検知した後(ステップF2
1参照)、傾き量TEの絶対値とあらかじめ設定してお
いた所定値Esとの比較を行い(ステップF22、F2
3参照)、所定値よりも小さい値であれば、ジャンプを
許可し(ステップF24参照)、所定値以上の場合はス
テップF21に戻り、上述のステップF21、F22、
F23を繰り返す。
【0027】なお、あらかじめ設定しておく所定値Es
としては、光ディスク面の法線成分に対する光学ビーム
スポット光軸の傾き量にして10mrd以下の値が適当
である。
【0028】また、トラックジャンプ判断回路19の動
作は図3に示すように行っても良い。トラックジャンプ
する方向を検知し(ステップF31参照)、ディスク傾
き量が検知された後(ステップF32参照)、トラック
ジャンプの方向がディスク傾きによるオフセットを助長
する方向であるか否かによって上記所定値Esを異なる
値(Eps<Ens)として、傾き量TEとの比較を行
う。即ち、まずディスク傾き量をTEとし(ステップF
33参照)、ジャンプによるオフセット方向と傾きによ
るオフセット方向を比較する(ステップF34参照)。
方向が一致しているならば助長する方向と判断してディ
スク傾き量のTEの絶対値を所定値Epsと比較し(ス
テップF35参照)、TEの絶対値が所定値Epsより
小さい場合にはステップF37に進みトラックジャンプ
を開始する。またステップF35においてTEの絶対値
が所定値Eps以上の場合は、ステップF32に進み、
再度ディスク傾き量を検知する。
【0029】ステップF34において方向が一致してい
ない場合はトラックジャンプを行う方向が、傾きによっ
て発生しているオフセットを減少させる方向であるため
安定な方向と判断してディスク傾き量TEの絶対値をも
う一方の大きな所定値Ensと比較する(ステップF3
6参照)。TEの絶対値が所定値Ensより小さい場合
はステップF37に進みトラックジャンプを開始する。
またディスク傾き量TEの絶対値が所定値Ens以上の
場合はステップF32に戻り上述のステップF32、F
33、F34が繰り返される。
【0030】以上述べたように本実施の形態の光ディス
ク装置によれば、対象である光ディスクに対する光学ビ
ームスポット光軸の傾き量が検知され、トラックジャン
プ指令が発生したときは上記傾き量がトラッキング制御
およびトラックジャンプ動作を安定に行うための所定の
範囲内に入っているか否かが判断され、傾き量が上記所
定の範囲にある時はトラックジャンプ動作が開始され
る。これによって目標トラックへのトラックジャンプ動
作を安定かつ確実に実現できる。
【0031】次に本発明による光ディスク装置の第2の
実施の形態を図4を参照して説明する。この実施の形態
の光ディスク装置は、図1に示す第1の実施の形態の光
ディスク装置において、ディスク傾き検知手段16の出
力を記憶するメモリ17を設けたものである。この第2
の実施の形態の光ディスク装置は検知されたディスク傾
き量の時間変化に着目し、その変化のパターンを記憶し
た上でディスクの回転に同期させてトラックジャンプ動
作を開始したり、傾き量が減少方向にあることを時間変
化で検知することによってトラックジャンプ動作を許可
するといった判断を行うものである。この実施の形態の
ように、ディスク傾き量の時間変化に着目し、ディスク
傾き検知手段16によって検知された傾き量をメモリ1
7などに一時記憶の上、トラックジャンプ判断回路19
における判断の一助とすることも安定なジャンプ動作の
実現には有効である。
【0032】次に本発明による光ディスク装置の第3の
実施の形態を図5を参照して説明する。この実施の形態
の光ディスク装置は、図1に示す第1の実施の形態の光
ディスク装置において、ディスク傾き補正回路30と、
スイッチ32と、サーボアクチュエータ34とを設けた
ものである。
【0033】通常時はディスク傾き検知手段16によっ
て検知されたディスクの傾き量に基づいて、上記ディス
クの傾き量が零となる補正用のサーボ信号がディスク傾
き補正回路30から出力され、スイッチ32を介してサ
ーボアクチュエータに送出される。すると上記サーボ信
号に基づいてこのサーボアクチュエータ34によってデ
ィスクの傾き量が零となるようにディスク又は光学ヘッ
ド36が制御される。
【0034】一方、トラックジャンプ時はスイッチ32
がトラックジャンプ判断回路19によって開とされ、ト
ラックジャンプ直前の傾き補正用のサーボ信号はサーボ
アクチュエータ34にホールドされることになる。そし
てトラックジャンプが終了した後はトラックジャンプ判
断回路19によってスイッチ32が閉とされ、上述した
ようにディスクの傾きが零となるサーボ制御が再び行わ
れる。
【0035】以上述べたように本実施の形態のように、
ディスクの傾きを補正する、ディスク傾き補正回路30
及びサーボアクチュエータ34からなるサーボ補正機構
が組み込まれているときには、トラックジャンプによっ
て発生する光学的信号が、傾き補正用のサーボ信号に混
入することを避けるため、一時、サーボ制御を停止し、
トラックジャンプ開始時点でのサーボ入力を保持したま
ま、トラックジャンプ動作終了まで待機する。これによ
りトラックジャンプによって発生する信号が、傾き補正
用サーボ信号に混入してサーボ補正機構が誤動作するこ
とを防止することが可能となり、安定なトラックジャン
プ動作を実現することができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、デ
ィスクの傾きの影響があっても、安定なトラッキング制
御を行うことができるとともに、安定かつ確実にトラッ
クジャンプ動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置の第1の実施の形
態の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す第1の実施の形態にかかるトラック
ジャンプ判断回路の動作の一具体例を示すフローチャー
ト。
【図3】図1に示す第1の実施の形態にかかるトラック
ジャンプ判断回路の動作の他の具体例を示すフローチャ
ート。
【図4】本発明による光ディスク装置の第2の実施の形
態の構成の一部分を示すブロック図。
【図5】本発明による光ディスク装置の第3の実施の形
態の構成の一部分を示すブロック図。
【図6】トラッキングエラー信号の検出方式を説明する
説明図。
【図7】従来の光ディスク装置の制御部の構成を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
2 光ディスク 3 ディスクモータ 4 ディスクモータ駆動制御回路 6 光学ヘッド 6a 半導体レーザ発信器 6b コリメータレンズ 6c 偏向ビームスプリッタ 6d λ/4板 6e ミラー 6f ミラー駆動コイル 6g 対物レンズ 6h 分割光検出器 6i レンズ 7 分割光検出器 7a トラッキング検出受光素子 7b トラッキング検出受光素子 8 加減算増幅回路 10 トラッキング補償回路 12 粗アクチュエータ駆動制御回路 14 粗アクチュエータ 16 ディスク傾き検知手段 17 メモリ 18 トラックジャンプ制御手段 19 トラックジャンプ判断回路 20 ジャンプパルス発生回路 22 スイッチ 24 精アクチュエータ駆動制御回路 26 精アクチュエータ 30 ディスク傾き補正回路 32 スイッチ 34 サーボアクチュエータ 36 ディスク又は光学ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/08 - 7/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク面の法線方向に対する光学ビー
    ムの光軸の傾き量を検出する検出回路と、 前記検出回路により検出された傾き量が所定範囲内にあ
    るか否かを判断する判断回路と、 前記傾き量が所定範囲内にあるという判断に基づく指令
    に応じて、トラックジャンプ動作を制御する制御回路と
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】光ディスク面の法線方向に対する光学ビー
    ムの光軸の傾き量を検出する検出回路と、 トラックジャンプ動作に基づくオフセットの方向が、前
    記ディスクの傾き量に基づくオフセットの方向に一致す
    るか否かを判断する第1の判断回路と、 前記第1の判断回路が、トラックジャンプ動作に基づく
    オフセットの方向が、前記ディスクの傾き量に基づくオ
    フセットの方向に一致することを表示するとき、前記検
    出された傾き量が第1の所定範囲内にあるか否かを判断
    する第2の判断回路と、 前記第1の判断回路が、オフセット方向と一致していな
    いことを表示するとき、前記検出された傾き量が、第1
    の所定範囲より広い範囲の第2の所定範囲内にあるか否
    かを判断する第3の判断回路と、 前記第2の判断回路が、前記傾き量が前記第1の所定の
    範囲にあることを判断し、または前記第3の判断回路
    が、前記傾き量が前記第2の所定の範囲にあることを判
    断したとき、トラックジャンプ動作を制御する制御回路
    とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】光ディスク装置に使用するトラックジャン
    プ動作の制御方法であって、 光ディスク面の法線方向に対する光学ビームの光軸の傾
    き量を検出する工程と、 トラックジャンプ動作の指令に応じて、検出された傾き
    量が所定の範囲にあるか否かを判断する工程と、 前記傾き量が所定の範囲にあるという判断に応じてトラ
    ックジャンプ動作を制御する工程とを備えた光ディスク
    装置に使用するトラックジャンプ動作の制御方法。
  4. 【請求項4】光ディスク装置に使用するトラックジャン
    プ動作の制御方法であって、 光ディスク面の法線方向に対する光学ビームの光軸の傾
    き量を検出する工程と、 トラックジャンプ動作の指令に応じて、トラックジャン
    プ動作に基づくオフセットの方向が、前記ディスク傾き
    量に基づくオフセットの方向と一致するか否かを判断す
    る工程と、 前記第1の判断が、トラックジャンプ動作に基づくオフ
    セット方向がディスクの傾き量に基づくオフセット方向
    に一致していると表示したとき、検出された傾き量が第
    1の所定の範囲にあるか否かを判断する工程と、 前記第1の判断が、トラックジャンプ動作に基づくオフ
    セット方向がディスクの傾き量に基づくオフセット方向
    と一致しないと表示したとき、検出された傾き量が第1
    の所定の範囲より広い第2の所定の範囲内にあるか否か
    を判断する工程と、 前記傾き量が前記第2の所定の範囲内にあるという判断
    に応じてトラックジャンプ動作を制御する工程とを備え
    た光ディスク装置に使用するトラックジャンプ動作の制
    御方法。
  5. 【請求項5】検出された前記光学ビームの光軸の傾き量
    に基づいてこの傾き量を零にするように制御するサーボ
    機構を備え、トラックジャンプ動作が行われている間
    は、前記サーボ機構はトラックジャンプ動作直前の傾き
    量を保持したまま待機していることを特徴とする請求項
    1または2記載の光ディスク装置。
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