JP3478145B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの信号
記録面に対し光ピックアップのレンズ光軸がなす角度の
ずれを示すスキュー角度を簡単かつ精度よく調整できる
ようにした光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−ROM、DVD−ROM,DVD
−RAMといった光ディスクに信号を記録又は再生する
装置は、光ディスク装置と呼ばれる。図7に示す光ディ
スク装置1は、光ディスク2をスピンドルモータ3の回
転動力により回転駆動するディスク回転駆動機構4や、
光ディスク2の信号記録面を走査して信号を読み書きす
る光ピックアップ5を搭載したキャリッジ6を光ディス
ク2の半径方向に搬送する光ピックアップ送り機構7等
を備えるものである。光ピックアップ5が光ディスク2
の信号記録面から読み取った信号は、信号処理装置8に
供給され、ここで再生処理に供される一方、制御装置9
が必要とするモータ回転情報や再生位置情報の抽出に供
される。制御装置9は、信号処理装置8にて抽出された
情報に基づいてディスク回転駆動機構4と光ピックアッ
プ送り機構7を制御し、所定速度で回転する光ディスク
2の目標トラック上を光ピックアップ5が走査できるよ
う監視する。
【0003】ディスク回転駆動機構4も光ピックアップ
送り機構7も、機構ベースとなるシャーシ10上の所定
位置にそれぞれ所定の寸法精度をもって組み付ける必要
がある。特に、光ピックアップ5のレンズ光軸と光ディ
スク2の信号記録面とのなす角度θは、許容限界角度α
により規定される90°±α内に納めることが要求され
る。これは、レンズ光軸が信号記録面となす角度が90
度から許容限界角度αを越えてずれた場合、信号読み取
り精度が極端に低下し、データの正確な再生を保証でき
なくなるからである。レンズ光軸と信号記録面のなす角
度θの正規角度90°からのずれはスキューと呼ばれ、
ディスク半径方向へのずれをラジアルスキューと呼び、
またディスク接線方向へのずれをタンジェンシャルスキ
ューと呼んで区別するのが普通である。また、スキュー
に関連する再生信号の劣化度はジッター値で表され、図
8に示したように、スキュー角度(θ−90°)のほぼ
二乗に比例する形でジッター値が増大する傾向が見られ
る。
【0004】一般に、シャーシ10に対するスピンドル
モータ3の取り付け角度とスピンドルモータ3の取り付
け基準面に対するモータ軸の垂直度、シャーシ10に対
する光ピックアップ送り機構7の取り付け精度で決まる
光ピックアップ搬送路の傾斜角度、或いは光ピックアッ
プ搬送路に対するレンズ光軸の傾斜角度等が、スキュー
角度を支配する要因として挙げられる。従って、スキュ
ー抑制の観点から、シャーシ10に対するディスク回転
駆動機構4の取り付け姿勢或いは光ピックアップ送り機
構7の取り付け姿勢が、非常に重要な意味をもつことに
なる。
【0005】一方、近年のCD−ROM等の光ディスク
に対する再生速度の高速化要求、或いはDVDに代表さ
れる光ディスクに対する信号記録密度の高密度化要求等
に応えるため、光ディスク装置のスキュー調整に求めら
れる精度は一段と厳しさをましており、部品精度或いは
組立精度の向上を図るだけではこうした要求に応えられ
なくなりつつある。そこで、スキュー角度の調整を容易
にする観点から、部品組み立て後にスキュー角度を許容
範囲内に調整できるような構造の光ディスク装置が種々
提案されるようになった。例えば、図9,10にそれぞ
れ要部平面図と要部側面図を示す従来の光ディスク装置
11は、スピンドルモータ3の取り付け姿勢を螺子によ
り可変調整することで、スキュー角度を調整できるよう
な構成としてある。
【0006】同図に示した光ディスク装置11は、シャ
ーシ10上に3点支持したモータ取り付け基板12の上
面にスピンドルモータ3が取り付けてあり、モータ軸の
先端に光ディスク2を載置して回転駆動するターンテー
ブル13が取り付けられている。また、光ピックアップ
送り機構7は、シャーシ10の4箇所に植設したスタッ
ド14が左右一対のガイドレール15を互いに平行に対
向支持しており、これら一対のガイドレール15上をキ
ャリッジ6が摺動変位し、光ピックアップ5をディスク
半径方向に案内するようになっている。ただし、本例の
場合、スキュー調整は光ピックアップ送り機構7側では
なく、ディスク回転駆動機構4側で行うようにしてあ
る。
【0007】すなわち、モータ取り付け基板12をシャ
ーシ上に3点支持するため、スキュー調整の基幹となる
スタッド16と2本の螺子17,18が三角形の頂点の
位置に配設してある。また、各螺子17,18に嵌装す
る形で、モータ取り付け基板12とシャーシ10の間に
コイルばね19が圧縮嵌装してある。ここで、タンジェ
ンシャル方向のスキュー調整を行う場合は、X軸(ラジ
アル方向軸)を挟んでスタッド16と対向する位置にあ
る螺子17のモータ取り付け基板12に対する螺入長を
調整する。また、ラジアル方向のスキュー調整を行う場
合は、Y軸(タンジェンシャル方向軸)を挟んでスタッ
ド16と対向する位置にある螺子18のモータ取り付け
基板12に対する螺入長を調整する。すなわち、スタッ
ド16がスキュー調整の支点として機能し、螺子17又
は18を回転させることで支点に対するモータ取り付け
基板12の高さを可変し、ラジアル方向又はタンジェン
シャル方向のスキュー調整できるようになっている。な
お、実際のスキュー角度調整は、光ディスク2を再生
し、再生信号のジッター値が目標とする規格範囲内、す
なわち図8に示したJ0以下の範囲内に入るよう螺子1
7,18の螺入長を調整することで行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光ディスク
装置11は、モータ取り付け基板12に対する螺子17
又は18の螺入長を可変調整することでスキュー調整す
る構成であり、スキュー調整感度は螺子ピッチによって
決まるため、螺子ピッチを細かくするほど微調整が可能
になる反面、調整に時間がかかってしまい、またその逆
に螺子ピッチを粗くするほど調整時間は短縮される反
面、微調整が困難になるといったジレンマに陥りやす
く、また螺子17,18の螺入位置が外部振動等により
ずれないようにするため、モータ取り付け基板12とシ
ャーシ10との間にコイルばね19を嵌装するなど、ス
キュー調整に必要な部品点数も多く、しかも製造ロット
によって固体差が一定の傾向を示す部品の寸法公差等に
対し、目安となる螺子込み量が定量的に推奨しずらいた
め、組み立て或いはスキュー調整に時間がかかる等の課
題を抱えるものであった。
【0009】本発明は上記課題を解決したものであり、
簡単な構成で精度の高いスキュー調整を可能にすること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、光ディスクを回転駆動するディスク回転
駆動機構と、前記光ディスクの信号記録面を走査する光
ピックアップをディスク半径方向に搬送する光ピックア
ップ送り機構と、該光ピックアップ送り機構と前記ディ
スク回転駆動機構を支持するシャーシと、前記ディスク
回転駆動機構に対する前記シャーシの支持箇所に設けら
れ、前記ディスク回転駆動機構を当接支持する先端面が
段差をもった複数の放射状領域に分割され、前記シャー
シ上に軸周りに回動可能に植設してあるスタッドと、前
記ディスク回転駆動機構に設けられ、前記スタッドの先
端面の放射状領域の一つに係止する突起と、前記スタッ
ドの回動角度に応じて前記シャーシに対する前記ディス
ク回転駆動機構の支持高さを段階的に可変してスキュー
調整が行われた後に前記突起と前記スタッドとを固定す
る固定手段とを具備することを特徴とするものである。
【0011】また、本発明は、光ディスクを回転駆動す
るディスク回転駆動機構と、前記光ディスクの信号記録
面を走査する光ピックアップをディスク半径方向に搬送
する光ピックアップ送り機構と、該光ピックアップ送り
機構と前記ディスク回転駆動機構を支持するシャーシ
と、前記ディスク回転駆動機構に対する前記シャーシの
支持箇所に設けられ、前記ディスク回転駆動機構を当接
支持する先端面が段差をもった複数の放射状領域に分割
され、前記シャーシ上に軸周りに回動可能に植設してあ
るスタッドと、前記ディスク回転駆動機構に設けられ、
前記スタッドの先端面の放射状領域の一つに係止する突
起と、前記突起が前記スタッドの先端面の放射状領域の
一つに係止した後に前記突起と前記スタッドとを固定す
る固定手段とを具備することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図6を参照して説明する。図1は、本発明の光ディ
スク装置の一実施形態を示す要部平面図、図2は、図1
に示した光ディスク装置の要部側面図、図3は、図1に
示した光ディスク装置の要部背面図、図4は、図1に示
した光ディスク装置のスキュー調整動作を説明するため
の要部側面図である。
【0013】図1ないし図3に示す光ディスク装置21
は、光ピックアップ送り機構7側ではなく、ディスク回
転駆動機構4側でスキュー調整する構成を採用したもの
である。モータ取り付け基板12の下面には、スキュー
調整用のスタッド22,23に係止する突起12aが2
箇所に形成してある。また、シャーシ10にはモータ取
り付け基板12下面の突起12aを当接支持する2本の
スタッド22,23の外に、スキュー調整支点を形成す
るスタッド24が所定位置に組み付けてある。この支点
スタッド24は、平坦な先端面を有しており、シャーシ
10に対して回動不能に固定されている。これに対し、
突起12aを支持するスタッド22,23は、一方のス
タッド22が支点スタッド24に対しX軸(ラジアル方
向軸)を挟むほぼ線対称位置に配設してあり、他方のス
タッド23が支点スタッド24に対しY軸(タンジェン
シャル方向軸)を挟むほぼ線対称位置に配設してある。
【0014】本実施形態に示したスタッド22,23
は、先端面が螺旋階段状の段差をもった複数(n個)の
放射状領域22a,23aに分割してあり、シャーシ1
0上に軸周りに回動可能に植設してある。モータ取り付
け基板12の突起12aは、対応する各スタッド22,
23の複数の放射状領域22a,23aの一つに選択的
に係止できるよう、その中心線をスタッド22,23の
各軸線とは若干オフセットさせて配設してある。n個の
放射状領域の段差hの合計値nhは、図4(A)に示し
たように、突起12aの高さHよりも小さく、このため
スタッド22,23をどんな回動位置に回動させようと
も、モータ取り付け基板12の下面に先端がつっかえる
ことはなく、任意の放射状領域を当接面として突起12
aに当接係止させることができる。
【0015】なお、放射状領域22a,23aの領域数
nと段差hは、製造ロットによって一定の傾向を示す部
品の固体差或いは寸法交差等を考慮し、しかるべき値に
設定される。また、スタッド22,23による突起12
aの係止姿勢を固定するため固定螺子12bの先端を
スタッド22,23の先端面中央部分に螺合させること
で、スタッド22,23と突起12aを一体固定できる
ようにしてある。ただし、スタッド22,23の先端面
中央部分に形成される螺子孔(図示せず)が各放射状領
域22a,23aの当接面積を徒に狭めることのないよ
う、スタッド22,23の径に比べ螺子孔の径を十分小
さな寸法に設計することが好ましい。
【0016】ところで、ディスク回転駆動機構4を光デ
ィスク装置21に組み付ける場合、まず、2箇所のスタ
ッド22,23に対し2箇所の突起12aが係止するよ
う、モータ取り付け基板12を組み付ける。この場合、
支点スタッド24の先端面がモータ取り付け基板12の
下面所定位置に当接するよう注意する。同時にまた、ス
タッド22,23先端の複数の放射状領域22a,23
aのうち、スキュー角度が最小となるものと想定される
領域が突起12aを受けるよう、製造ロットの固体差に
配慮した暫定回動位置までスタッド22,23を事前に
軸周りに回動させておくとよい。
【0017】次に、試験治具を用いて光ピックアップ5
の再生信号のジッター値を検査分析する。分析の結果、
ジッター値が許容規格値J0よりも小さい場合は、調整
工程を省略することができるが、ジッター値が許容規格
値J0より大きい場合は、例えば図4(B)に示す状態
から同図(A)に示す状態へとスタッド22,23を回
動し、突起12aに当たるスタッド22,23の当接面
を他の放射状領域に変更し、スピンドルモータ3の取り
付け角度を可変調整する。スピンドルモータ3の取り付
け姿勢を変えることで、ラジアル方向のスキュー角度と
タンジェンシャル方向のスキュー角度が調整されるた
め、ジッター値を規格内の値に追い込むことができる。
ジッター値が規格範囲に収まった時点で、固定螺子12
bを締め付け、モータ取り付け基板12をシャーシ10
上に固定することができる。
【0018】このように、上記光ディスク装置21は、
ディスク回転駆動機構4に対するシャーシ10の支持箇
所に、スタッド22,23を設け、このスタッド22,
23の軸周りの回動角度に応じて先端の当接支持面を高
さ方向に変化させ、シャーシ10に対するディスク回転
駆動機構4の支持高さを可変してスキュー調整する構成
としたから、螺子17.18の螺入長によりシャーシ1
0に対するディスク回転駆動機構4の高さを調整してい
た従来の光ディスク装置11のように、螺子17,18
に嵌装したコイルばね19により緩み防止を図るといっ
た複雑な構成とする必要はなく、スタッド22,23先
端の当接支持面がディスク回転駆動機構4をしっかりと
支持し、支持姿勢が変化しないので、スキュー角度を安
定的に維持することができ、製造コストを抑えた上で確
実に高精度のスキュー調整が可能である。
【0019】また、スタッド22,23は、ディスク回
転駆動機構4を当接支持する先端面が段差をもった螺旋
階段状の複数の放射状領域22a,23aに分割され、
シャーシ10上に軸周りに回動可能に植設してあり、デ
ィスク回転駆動機構4が、スタッド先端面の放射状領域
22a,23aの一つに係止する突起12aを備えてい
るため、製造ロットにより固体差が一定の傾向を示す部
品に対し、複数の放射状領域22a,23aのうちの特
定の領域を突起12aに対する当接面の基準に指定して
おくことで、組み立て当初から確度の高い暫定的なスキ
ュー対策が可能であり、シャーシ10に対する機構高さ
の選択範囲が放射状領域22a,23aの分割数の範囲
に限られるという制約は受けるものの、簡便かつ精度の
高いスキュー調整が可能である。特に、スタッド22,
23の暫定調整位置を上手に調整することで、大多数の
製品に対して調整工程の省略が可能となる。
【0020】なお、上記実施形態では、突起12aへの
当接面に複数の段差を形成したスタッド22,23を用
いた場合を例にとったが、図5に示す光ディスク装置3
1のように、スタッド32(33)に対し段差ではなく
テーパ面32a(33a)を形成するようにしてもよ
い。この場合、テーパ面32a(33a)の軸方向長さ
Lは、図6(A)に示したように、突起12aの高さH
よりも小さな値に設定される。本実施形態に示した光デ
ィスク装置31は、シャーシ10に対する機構高さの選
択範囲が放射状領域の分割数の範囲に限られるという制
約を受けることなく、図6(B)に示したように、テー
パ面32a(33a)の軸方向長さLの範囲で精度の高
いスキュー調整が可能である。また、スタッド32(3
3)の軸線に対するテーパ面32a(33a)がなす角
度に応じて、スキュー調整感度を自在に設定することが
できる。なお、スタッド22に対応するスタッド33に
ついては図示していないため、そのテーパ面33aと同
様、括弧書きしてある。
【0021】また、上記実施形態では、ディスク回転駆
動機構4について、シャーシ10からの支持高さを調整
してスキュー調整する場合を例について説明したが、光
ピックアップ送り機構7について、シャーシ10からの
支持高さを調整してスキュー調整する構成とすることも
できる。その場合、光ピックアップ機構7のガイドレー
ル15の両端をシャーシ10上に支えるスタッド14の
先端面を加工し、ガイドレール15の支持高さを一定範
囲で調整できるようにするとよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ピックアップ送り機構又はディスク回転駆動機構の少
なくとも一方の機構に対するシャーシの支持箇所に、ス
タッドを設け、このスタッドの軸周りの回動角度に応じ
て先端の当接支持面を高さ方向に変化させ、シャーシに
対する前記機構の支持高さを可変してスキュー調整する
構成としたから、取り付け螺子の螺入長によりシャーシ
に対する機構高さを調整していた従来の光ディスク装置
のように、取り付け螺子に嵌装したコイルばねにより緩
み防止を図るといった複雑な構成とする必要はなく、ス
タッド先端の当接支持面が支持対象機構をしっかりと支
持し、支持姿勢が変化しないので、スキュー角度を安定
的に維持することができ、製造コストを抑えた上で確実
に高精度のスキュー調整が可能である等の優れた効果を
奏する。
【0023】また、スタッドが、前記機構を当接支持す
る先端面が段差をもった複数の放射状領域に分割され、
前記シャーシ上に軸周りに回動可能に植設してあり、前
記機構が、前記スタッド先端面の放射状領域の一つに係
止する突起を具備するので、製造ロットによって固体差
が一定の傾向を示す部品に対し、複数の放射状領域のう
ちの特定の領域を突起に対する当接面の基準に指定して
おくことで、組み立て当初から確度の高い暫定的なスキ
ュー対策が可能であり、シャーシに対する機構高さの選
択範囲が放射状領域の分割数の範囲に限られるという制
約は受けるものの、簡便かつ精度の高いスキュー調整が
可能である等の効果を奏する。
【0024】さらに、スタッドが、前記機構を当接支持
する先端面が軸線に斜交するテーパ面とされ、前記シャ
ーシ上に軸周りに回動可能に植設してあり、前記機構
が、前記スタッド先端面のテーパ面の一部に係止する突
起を具備するので、シャーシに対する機構高さの選択範
囲が放射状領域の分割数の範囲に限られるという制約を
受けることなく、テーパ面の軸方向長さの範囲で精度の
高いスキュー調整が可能であり、スタッドの軸線に対し
たテーパ面がなす角度に応じて、スキュー調整感度を自
在に設定することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の一実施形態を示す要
部平面図である。
【図2】図1に示した光ディスク装置の要部側面図であ
る。
【図3】図1に示した光ディスク装置の要部背面図であ
る。
【図4】図1に示した光ディスク装置のスキュー調整動
作を説明するための要部側面図である。
【図5】本発明の光ディスク装置の他の実施形態を示す
要部側面図である。
【図6】図5に示した光ディスク装置のスキュー調整動
作を説明するための要部側面図である。
【図7】光ディスク装置の一例を示す概略ブロック構成
図である。
【図8】スキュー角度とジッター値との関係を示す図で
ある。
【図9】従来の光ディスク装置の一例を示す要部平面図
である。
【図10】図9に示した光ディスク装置の要部側面図で
ある。
【符号の説明】
2 光ディスク 3 スピンドルモータ 4 ディスク回転駆動機構 5 光ピックアップ 6 キャリッジ 7 光ピックアップ送り機構 10 シャーシ 12 モータ取り付け基板 12a 突起 12b 固定螺子 13 ターンテーブル 15 ガイドレール 21,31 光ディスク装置 22,23,24 スタッド 22a,23a 放射状領域 32 スタッド 32a テーパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/095 G11B 7/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを回転駆動するディスク回転
    駆動機構と、 前記光ディスクの信号記録面を走査する光ピックアップ
    をディスク半径方向に搬送する光ピックアップ送り機構
    と、 該光ピックアップ送り機構と前記ディスク回転駆動機構
    を支持するシャーシと、前記ディスク回転駆動機構に対する前記シャーシの支持
    箇所に設けられ、前記ディスク回転駆動機構を当接支持
    する先端面が段差をもった複数の放射状領域に分割さ
    れ、前記シャーシ上に軸周りに回動可能に植設してある
    スタッドと、 前記ディスク回転駆動機構に設けられ、前記スタッドの
    先端面の放射状領域の一つに係止する突起と、 前記スタッドの回動角度に応じて前記シャーシに対する
    前記ディスク回転駆動機構の支持高さを段階的に可変し
    てスキュー調整が行われた後に前記突起と前記スタッド
    とを固定する固定手段とを具備する ことを特徴とする光
    ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクを回転駆動するディスク回転
    駆動機構と、 前記光ディスクの信号記録面を走査する光ピックアップ
    をディスク半径方向に搬送する光ピックアップ送り機構
    と、 該光ピックアップ送り機構と前記ディスク回転駆動機構
    を支持するシャーシと、 前記ディスク回転駆動機構に対する前記シャーシの支持
    箇所に設けられ、前記ディスク回転駆動機構を当接支持
    する先端面が段差をもった複数の放射状領域に分割さ
    れ、前記シャーシ上に軸周りに回動可能に植設してある
    スタッドと、 前記ディスク回転駆動機構に設けられ、前記スタッドの
    先端面の放射状領域の一つに係止する突起と、 前記突起が前記スタッドの先端面の放射状領域の一つに
    係止した後に前記突起と前記スタッドとを固定する固定
    手段とを具備することを特徴とする光ディスク装置。
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