JP3478138B2 - 物品収納具 - Google Patents

物品収納具

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JP3478138B2
JP3478138B2 JP24425698A JP24425698A JP3478138B2 JP 3478138 B2 JP3478138 B2 JP 3478138B2 JP 24425698 A JP24425698 A JP 24425698A JP 24425698 A JP24425698 A JP 24425698A JP 3478138 B2 JP3478138 B2 JP 3478138B2
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稔洋 早川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、底体とこの底体上
に配設された壁部材とで構成される物品収納具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物品収納具としては例え
ば実開昭55−175576号公報に挙げられるものが
ある。すなわち、物載せ枠(底体)の後側と左右両側と
にそれぞれ縦枠(壁部材)が配設されている。また、後
部の縦枠の左端の棒状部材と左部の縦枠の後端の棒状部
材とが連結具を介して連結され、同様に、後部の縦枠の
右端の棒状部材と右部の縦枠の後端の棒状部材とが連結
具を介して連結されている。また、後部の縦枠の下端の
左右両端部と左および右部の縦枠の下端の前端部とには
それぞれ移動用車輪が取付けられている。さらに、上記
物載せ枠を回動して後部の縦枠の内側へ折畳むことがで
き、さらに、右部の縦枠を回動して後部の縦枠の内側へ
折畳むことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような物品収納具は多種類の部品で構成されているた
め、製作や部品管理が面倒であった。
【0004】例えば、図37に示すように、後部の縦枠
150と左部の縦枠154との連結部分の下部は、後部
の縦枠150の下部横材151の左端部に左部の車輪取
付用板152が溶接され、この車輪取付用板152に後
部左側の車輪153がボルト161で取付けられてい
る。また、上記左部の縦枠154は後部の縦枠150に
対して回動せずに固定されているため、固定手段として
2本の固定用ピン155a,155bが左部の縦枠15
4の下部横材156に挿通されており、これら固定用ピ
ン155a,155bは上記左部の車輪取付用板152
に立設されている。上記下部横材156の後端部には後
端の棒状部材157よりも後方へ延びた延長部158が
形成されており、後側の固定用ピン155aは上記延長
部158に挿通されている。このように、両固定用ピン
155a,155bによって2箇所で固定することによ
り、左部の縦枠154を後部の縦枠150に対して確実
に固定している。
【0005】これに対して、図38に示すように、右部
の縦枠159は、回動して折畳み可能に構成されるた
め、固定されておらず、したがって、右部の縦枠159
の下部横材160の後端部には、左部の縦枠154の下
部横材156のような延長部158は形成されていな
い。尚、右部の車輪取付用板152には、右部の縦枠1
59の下部横材160から回動中心である後端の棒状部
材162内に挿入されるピン163が立設されている。
【0006】このように、延長部158の有る縦枠と無
い縦枠との2種類の縦枠を製作する必要があり、製作や
部品管理が面倒であった。また、図39に示すように、
左部の縦枠154の下部横材156の前部には、車輪取
付用板164が溶接され、この車輪取付用板164に前
部左側の車輪153がボルト161で取付けられてい
る。同様に、右部の縦枠159の下部横材160の前部
にも、車輪取付用板164が溶接され、この車輪取付用
板164に前部右側の車輪153がボルト161で取付
けられている。上記左部の縦枠154の車輪取付用板1
64と右部の縦枠159の車輪取付用板164とはそれ
ぞれ左右内側へ寄せて各下部横材156,160に溶接
されているため、車輪取付用板164を溶接した左部の
縦枠154と右部の縦枠159とでは車輪取付用板16
4の向きが異なり、左部の縦枠154と右部の縦枠15
9とを共通化することができなかった。
【0007】本発明は、物品収納具に用いられる部品の
形状を共通化することによって部品の種類を減らすこと
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明における物品収納具は、物品を載置可能な
底体と、この底体上の三方に配設された壁部材とで構成
され、これら壁部材は、底体の後側に配設された後部壁
部材と、底体の両側に配設された一対の側部壁部材とで
構成され、上記底体と少なくとも一対の側部壁部材のい
ずれかの側部壁部材とがそれぞれ回動して後部壁部材側
に折畳み可能な物品収納具であって、上記一対の側部壁
部材が同一形状に形成され、両側部壁部材の前部下端と
後部壁部材の左右両端部下端とにそれぞれ車輪装置が複
数の連結具を介して連結され、上記後部壁部材の左右両
端部下端と車輪装置との間に第1板状部材が挟み込まれ
て固定され、一方の第1板状部材に、折畳み可能な一方
の側部壁部材の回転中心に位置する縦支柱に下方から挿
入されるピンがはめ込まれており、上記連結具は後部壁
部材の下端と一方の第1板状部材と車輪装置とに挿通さ
れてこれら後部壁部材の下端と一方の第1板状部材と車
輪装置とをまとめて連結するものである。
【0009】これによると、一対の側壁部材が同一形状
に形成されているため、一対の側壁部材を共通化して用
いることができ、左部の側壁部材と右部の側壁部材とを
1種類にまとめることができる。これにより、物品収納
具を構成する部品の種類を減らすことができ、製作や部
品管理が容易になる。
【0010】また、一方の側部壁部材を回動させて後部
壁部材側へ折畳む際、一方の第1板状部材にはめ込まれ
たピンが上記一方の側部壁部材の回転中心に位置する縦
支柱に下方から挿入されているため、回転中心がぶれる
ことはない。また、一方の側部壁部材はピンと一方の第
1板状部材とを介して後部壁部材に連結されているた
め、後部壁部材に対する一方の側部壁部材の位置ずれを
防止することができる。
【0011】本第2発明における物品収納具は、他方の
第1板状部材に、他方の側部壁部材の縦支柱に下方から
挿入されるピンがはめ込まれ、連結具は後部壁部材の下
端と他方の第1板状部材と車輪装置とに挿通されてこれ
ら後部壁部材の下端と他方の第1板状部材と車輪装置と
をまとめて連結し、上記他方の第1板状部材と上記他方
の側部壁部材の下部とが固定具で固定されているもので
ある。
【0012】これによると、ピンと固定具とによって2
箇所で連結固定することにより、他方の側部壁部材を後
部壁部材に対して確実に連結固定し得る。本第3発明に
おける物品収納具は、両側部壁部材の下端部の前後部に
それぞれ、連結具が挿通される連結用孔が形成され、
記側部壁部材の前端から前部の連結用孔までの距離と側
部壁部材の後端から後部の連結用孔までの距離とが同一
に形成され、両側部壁部材の下端部の前後いずれかに固
定具が挿通される固定用孔が形成されているものであ
る。
【0013】これによると、前部の連結用孔と後部の連
結用孔とのいずれかを選択し、選択した連結用孔に連結
具を挿通することによって、連結具を介して各側部壁部
材に車輪装置が連結される。この際、側部壁部材の前端
から前部の連結用孔までの距離と側部壁部材の後端から
後部の連結用孔までの距離とが同一に形成されているた
め、車輪装置を取付ける場合でも、側部壁部材の前後を
入れ替えて配置することによって一方の側部壁部材と他
方の側部壁部材とを1種類に共通化できる。
【0014】本第4発明における物品収納具は、一方の
第1板状部材と他方の第1板状部材は、同一形状に形成
されて、互いに向きを変えて取付けられ、上記両第1板
状部材にそれぞれ、連結具および固定具が挿通される複
数の挿通孔と、ピンがはめ込まれる一対のピン孔とを形
成し、上記一方の第1板状部材が複数の挿通孔のうちの
一部の挿通孔を用いて取付けられるとともに、一方の側
部壁部材の縦支柱に挿入されるピンが一方の第1板状部
材の一方のピン孔にはめ込まれ、上記他方の第1板状部
材が複数の挿通孔のうちの他の挿通孔を用いて取付けら
れるとともに、他方の側部壁部材の縦支柱に挿入される
ピンが他方の第1板状部材の他方のピン孔にはめ込まれ
るものである。
【0015】これによると、同一形状の一方の第1板状
部材と他方の第1板状部材とを向きを変えて取付け、複
数の挿通孔とピン孔とを選択して用いることによって、
一方の第1板状部材と他方の第1板状部材とを1種類に
共通化し得る。
【0016】本第5発明における物品収納具は、底体
に、底体を水平姿勢でロックするロック装置が設けら
れ、両側部壁部材の前部下端と車輪装置との間に第2板
状部材が挟み込まれて固定され、連結具は両側部壁部材
の下端と第2板状部材と車輪装置とに挿通されてこれら
両側部壁部材の下端と第2板状部材と車輪装置とをまと
めて連結し、上記第2板状部材に被係合部が設けられ、
上記ロック装置は、底体が水平姿勢の際、上記被係合部
に対して係脱自在な係合部を有しているものである。
【0017】これによると、底体が水平姿勢の際、ロッ
ク装置の係合部を被係合部に係合することによって、底
体はロック装置を介して両側部壁部材にロックされる。
また、上記係合部を被係合部から脱抜することによっ
て、ロックが解除され、底体を回動させて後部壁部材側
に折畳むことができる。
【0018】本第6発明における物品収納具は、車輪装
置は、取付用座と、この取付用座に支持部材を介して設
けられた車輪とで構成され、後部の車輪装置の取付用座
は、第1板状部材を介して、後部壁部材の左右両端部下
端に連 結され、前部の車輪装置の取付用座は、第2板状
部材を介して、側部壁部材の前部下端に連結され上記
各車輪装置の取付用座は同一形状に形成され、各車輪装
置の取付箇所に応じて上記取付用座の向きを変えて取付
けるものである。
【0019】これによると、各車輪装置の取付用座は同
一形状に形成され、各車輪装置の取付箇所に応じて上記
取付用座の向きを変えて取付ければよいため、各車輪装
置の取付用座を1種類に共通化し得る。
【0020】本第7発明における物品収納具は、側部壁
部材の下端の前後部に、緩衝材を取付けるための取付用
孔が形成され、上記側部壁部材の前端から前部の取付用
孔までの距離と側部壁部材の後端から後部の取付用孔ま
での距離とが同一に形成されているものである。
【0021】これによると、前部の取付用孔と後部の取
付用孔とのいずれかを選択して用いることにより、緩衝
材を取付ける場合でも、側部壁部材の前後を入れ替えて
配置することによって一方の側部壁部材と他方の側部壁
部材とを1種類に共通化できる。
【0022】本第8発明における物品収納具は、車輪装
置は、取付用座と、この取付用座に支持部材を介して設
けられた車輪とで構成され、他方の第1板状部材に、他
方の側部壁部材の縦支柱に下方から挿入されるピンがは
め込まれ、上記他方の第1板状部材と上記他方の側部壁
部材の下部とが固定具で固定されており、上記固定具は
後部他方の車輪装置の取付用座の外側へ離れて位置して
いるものである。
【0023】これによると、固定具が車輪装置の取付け
の邪魔にならない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1,図2に示すように、1は物
品収納具であり、物品を載置可能な底体2と、後パネル
部材5(第1の壁部材ならびに後部壁部材の一例)と、
左パネル部材3(第2の壁部材ならびに側部壁部材の一
例)と、右パネル部材4(第3の壁部材ならびに側部壁
部材の一例)とで構成されており、左パネル部材3と右
パネル部材4との間に物品収納空間6が形成されてお
り、前方から物品収納空間6へ物品を出し入れ可能に構
成されている。
【0025】上記左パネル部材3は、門形状の枠部材7
と、下部横材8と、互いに直交する複数の縦材9と横材
10とによって構成されている。上記枠部材7は、パイ
プ状の前後一対の縦支柱11,12と、両縦支柱11,
12の上端間に連設された上部横材13とで構成されて
いる。また、上記下部横材8はアングル状に形成されて
両縦支柱11,12の下端間に設けられており、上記各
縦材9は下部横材8と上部横材13との間に設けられ、
上記横材10は両縦支柱11,12間に設けられてい
る。また、上記右パネル部材4は上記左パネル部材3と
同一形状に構成されている。
【0026】上記後パネル部材5は、門形状の枠部材1
5と、下部横材16と、互いに直交する複数の縦材17
と横材18とによって構成されている。上記枠部材15
は、パイプ状の左右一対の縦支柱19,20と、両縦支
柱19,20の上端間に連設された上部横材21とで構
成されている。また、上記下部横材16はアングル状に
形成されて両縦支柱19,20の下端間に設けられてお
り、上記各縦材17は下部横材16と上部横材21との
間に設けられ、上記横材18は両縦支柱19,20間に
設けられている。
【0027】上記左パネル部材3の後部の縦支柱12と
後パネル部材5の左部の縦支柱19とは上下一対の左部
連結部材22によって連結され、右パネル部材4の後部
の縦支柱12と後パネル部材5の右部の縦支柱20とは
上下一対の右部連結部材23によって連結されている。
また、上記右パネル部材4は、その後部の縦支柱12の
軸心周りに回動して後パネル部材5の内側へ折畳み可能
に構成されている。
【0028】上記底体2は、図34に示すように、合成
樹脂層24の内部に鋼製のフレーム25を封入して構成
され、上下方向に貫通する多数の貫通部26を有するメ
ッシュ状に形成されている。また、図1に示すように、
上記底体2は、左右一対のヒンジ装置27を介して、後
パネル部材5の下部横材16に上下回動自在に連結され
ており、使用時には左右両パネル部材3,4の下部横材
8によって水平姿勢で支持され、不使用時には図1の仮
想線で示すように上方へ回動して後パネル部材5の内側
へ起立姿勢で折り畳まれる。
【0029】上記左パネル部材3の前部の縦支柱11と
右パネル部材4の前部の縦支柱11との間には、左右一
対の取付部材29,30を介してステー31(連結杆の
一例)が設けられている。
【0030】また、左パネル部材3と右パネル部材4と
の各前部下端ならびに後パネル部材5の左右両端部下端
にはそれぞれ車輪装置32が複数の連結用ねじ91(連
結具の一例)とナット92(連結具の一例)とを介して
連結されている。
【0031】次に、上記ステー31および取付部材2
9,30について説明する。すなわち、図5,図6に示
すように、ステー31にはパイプ材が用いられ全長にわ
たり真っ直ぐな棒状に形成されている。また、ステー3
1の両端部はプレス加工等によって縦方向に長い長円状
に形成されている。さらに、ステー31の両端開口部は
樹脂製のキャップ34で閉じられている。尚、キャップ
34には水抜き用の穴60が形成されている。また、ス
テー31の一端は一方の取付部材29に吊り下げ可能に
連結され、他端は他方の取付部材30に着脱自在となっ
ており、他端には楕円状の係合孔33が上下方向に貫通
して形成されている。
【0032】上記一方の取付部材29は、図7,図8に
示すように、前後方向で相対向する一対の取付板部35
と、両取付板部35の基端部間に連設された半円筒状の
保持部36と、両取付板部35の上下部に設けられた横
板部37とで構成されており、一方の取付部材29の上
下部には、上記保持部36と横板部37とで囲まれた取
付孔38が形成されている。図6に示すように、上記取
付孔38に左パネル部材3の前部の縦支柱11が挿通さ
れた状態で、一方の取付部材29は、上記縦支柱11の
軸心周りに回動自在かつ上下動自在に外嵌され、最上段
の横材10によって支持されている。また、両取付板部
35の遊端部間には、ステー31の一端が挿入され、連
結ピン39によって上下回動自在に連結されている。
【0033】図7,図8に示すように、上記保持部36
には上下に長い係止孔42が形成されている。また、上
記保持部36の下端には切欠部40が形成されている。
そして、図15,図16に示すように、切欠部40が上
記最上段の横材10に上方から係合することによって、
一方の取付部材29の回転可能な範囲は0°の位置(両
取付板部35の遊端が右パネル部材4へ向く位置)とA
方向へ120°回転した外側の退避位置P1との間に限
定される。
【0034】尚、上記一方の取付部材29は、取付け前
において、図10に示すように、両取付板部35の遊端
部間が開いた状態で製作され、両取付板部35の遊端部
間を閉じてほぼ平行にすることによって、上記取付孔3
8が左パネル部材3の前部の縦支柱11に外嵌される。
また、取付けられた一方の取付部材29の両取付板部3
5の遊端部間は上記連結ピン39によって固定されてお
り不用意に開くことはない。
【0035】また、図11,図12に示すように、上記
他方の取付部材30は、前後方向で相対向する一対の案
内板部44と、両案内板部44の基端部間に連設された
半円筒状の保持部45と、両案内板部44間に設けられ
た被係合片46とで構成されている。上記両案内板部4
4の下部は互いに合わせられて閉じられ、この部分と上
記保持部45とで囲まれた取付孔47が他方の取付部材
30の下部に形成されている。
【0036】尚、上記被係合片46は両案内板部44の
中央部分を打ち抜いて形成されており、上記ステー31
の係合孔33が被係合片46に脱抜自在に係合するよう
に構成されている。尚、係合した状態の係合孔33と被
係合片46との間には遊びを持たせている。また、両案
内板部44間の上方と遊端側とは開放されており、ステ
ー31の他端部(遊端部)が上方から両案内板部44間
に出し入れ自在に構成されている。さらに、両案内板部
44の上端には、外側へ傾斜して広げられた傾斜部48
が形成されている。
【0037】図6に示すように、上記取付孔47に右パ
ネル部材4の前部の縦支柱11が挿通された状態で、他
方の取付部材30は、上記縦支柱11の軸心周りに回動
自在かつ上下動自在に外嵌され、最上段の横材10によ
って支持されている。
【0038】図11,図12に示すように、上記保持部
45には上下に長い係止孔49が形成されている。ま
た、上記保持部45の下端には一対の切欠部50,51
が形成され、図15に示すように、両案内板部44の遊
端を左パネル部材3へ向けた際には、一方の切欠部50
が上記最上段の横材10に上方から係合し、図16に示
すように、他方の取付部材30をB方向へ120°回転
させて両案内板部44を外側の退避位置P2まで退避さ
せた際には、他方の切欠部51が上記最上段の横材10
に上方から係合し、これによって他方の取付部材30が
0°の位置(両案内板部44の遊端が左パネル部材3へ
向く位置)と120°の位置(退避位置P2)の2箇所
にロックされる。
【0039】尚、上記他方の取付部材30は、取付け前
において、図14に示すように、両案内板部44の遊端
部間が開いた状態で製作され、両案内板部44の遊端部
間を閉じてほぼ平行にすることによって、上記取付孔4
7が右パネル部材4の前部の縦支柱11に外嵌される。
また、取付けられた他方の取付部材30の両案内板部4
4の下部同士は複数のリベット52によって連結されて
おり不用意に開くことはない。
【0040】また、図5に示すように、上記一方の取付
部材29と左パネル部材3の前部の縦支柱11との間に
は制振用と滑り用とを兼ねた第1スリーブ53がはめ込
まれており、他方の取付部材30と右パネル部材4の前
部の縦支柱11との間には制振用と滑り用とを兼ねた第
2スリーブ54がはめ込まれている。
【0041】図8,図9に示すように、上記第1スリー
ブ53は円筒状に形成され、その一箇所には長手方向に
わたって切断された切断部55が形成されている。ま
た、第1スリーブ53の下部には切欠部56が形成され
ている。第1スリーブ53の上下端には、一方の取付部
材29の上下端に係合して第1スリーブ53の上下方向
(軸心方向)のずれを防止する鍔部57が形成されてい
る。また、第1スリーブ53の外周面には、一方の取付
部材29の係止孔42に挿入されて一方の取付部材29
に対する第1スリーブ53の周方向への回転を防止する
突片58が設けられている。尚、上記突片58は切断部
55を挟んで一対形成されている。また、上記第1スリ
ーブ53の切欠部56は一方の取付部材29の切欠部4
0と同位置に形成されている。
【0042】上記第1スリーブ53は、合成樹脂製であ
り、その弾性作用によって一方の取付部材29の内周面
に密着しており、一方の取付部材29と一体になって左
パネル部材3の縦支柱11の軸心周りに回動可能に構成
されている。尚、第1スリーブ53の内周面と上記縦支
柱11の外周面との間には隙間が形成されている。
【0043】また、図12,図13に示すように、上記
第2スリーブ54も同様に、合成樹脂製であり、切断部
55と切欠部56と鍔部57と突片58とを備えてお
り、弾性作用によって他方の取付部材30の内周面に密
着し、他方の取付部材30と一体になって右パネル部材
4の縦支柱11の軸心周りに回動可能に構成されてい
る。尚、上記第2スリーブ54の切欠部56は他方の取
付部材30の切欠部50,51と同位置に形成されてい
る。また、第2スリーブ54の内周面と上記縦支柱11
の外周面との間には隙間が形成されている。図10,図
14に示すように、上記第1および第2スリーブ53,
54は、各切断部55の間隔を開いた状態で各縦支柱1
1に外嵌され、各切断部55の間隔を閉じることによっ
て各縦支柱11にセットされる。
【0044】次に、上記左部および右部連結部材22,
23について説明する。図17〜図19に示すように、
上記左部連結部材22は、一端部に形成された円筒部7
0と、他端部に形成された角筒部71と、これら両筒部
70,71間に連設された一対の中間板部72とで構成
されている。上記左部連結部材22は、一端部が上下方
向(長手方向)にわたり切断されており、図19に示す
ように、取付け前において一端部間が開いた状態で製作
され、一端部間を閉じることによって、円筒部70が左
パネル部材3の縦支柱12に外嵌されるとともに、角筒
部71が後パネル部材5の縦支柱19に外嵌される。
尚、上記後パネル部材5の縦支柱19の上部と下部は上
記角筒部71の形状に応じて角形に成形加工されてお
り、この部分に角筒部71が外嵌される。また、一対の
中間板部72はリベット73によって連結されており不
用意に開くことはない。この際、角筒部71は後パネル
部材5の縦支柱19の外周面に圧接してしっかりと密着
固定される。
【0045】また、上記円筒部70と縦支柱12との間
には制振用の第3スリーブ74がはめ込まれている。図
20に示すように、上記第3スリーブ74は、円筒状に
形成され、その一箇所には長手方向にわたって切断され
た切断部75が形成されている。第3スリーブ74の上
下端には、円筒部70の上下端に係合して第3スリーブ
74の上下方向(軸心方向)のずれを防止する鍔部76
が形成されている。
【0046】上記第3スリーブ74は、合成樹脂製であ
り、その弾性作用によって左パネル部材3の縦支柱12
の外周面に密着している。また、第3スリーブ74の外
周面と円筒部70の内周面との間には隙間が形成されて
いる。尚、第3スリーブ74は、図19の仮想線で示す
ように切断部75の間隔を開いた状態で上記縦支柱12
に外嵌され、実線で示すように切断部75の間隔を閉じ
ることによってセットされる。
【0047】尚、図18に示すように、上記左部連結部
材22の円筒部70は、左パネル部材3の最上段の横材
10の上方に位置しており、この最上段の横材10が上
記円筒部70の下端に当接することによって、左パネル
部材3の上方への変移が規制される。
【0048】また、上記右部連結部材23は、左部連結
部材22と同一に構成されており、円筒部70が右パネ
ル部材4の縦支柱12に外嵌されるとともに、角筒部7
1が後パネル部材5の縦支柱20に外嵌される。さら
に、上記左部連結部材22と同様に、右部連結部材23
の円筒部70と縦支柱12との間には制振用と滑り用と
を兼ねた第3スリーブ74がはめ込まれている。第3ス
リーブ74の外周面と円筒部70の内周面との間には隙
間が形成されており、図21に示すように、右パネル部
材4を折畳む際、右部連結部材23の円筒部70に対し
て右パネル部材4の縦支柱12と第3スリーブ74とが
一体に回動する。
【0049】尚、上記右部連結部材23の円筒部70
は、右パネル部材4の最上段の横材10の上方に位置し
ており、この最上段の横材10が上記円筒部70の下端
に当接することによって、右パネル部材4の上方への変
移が規制される。
【0050】次に、各車輪装置32について説明する。
図22〜図24に示すように、上記車輪装置32は、平
面視で正方形状に形成された取付用座85と、この取付
用座85に支持ヨーク86(支持部材の一例)を介して
遊転自在に設けられた車輪87とで構成されている。
尚、上記車輪装置32は自由車輪装置であって、上記支
持ヨーク86は軸受け装置88を介して縦軸心89の周
りに回動自在な状態で取付用座85に取付けられてい
る。
【0051】上記取付用座85には、その四隅の一つを
円弧状に切り欠いた切欠部90が形成されている。ま
た、上記縦軸心89は取付用座85の中心から切欠部9
0の側へ偏心している。また、取付用座85の上面に
は、中央部から切欠部90の外端へ続く窪み93が形成
されている。また、取付用座85には、連結用ねじ91
が挿入可能な複数の挿入孔94a〜94gが形成されて
いる。このうち、挿入孔94a〜94cは取付用座85
の一辺側に一列に配され、挿入孔94e〜94gは取付
用座85の他辺側に一列に配され、挿入孔94dは一辺
側と他辺側との交差位置に配されている。尚、上記取付
用座85の一辺側と他辺側とは、切欠部90を形成した
隅部とは対角線84上に位置する反対の隅部で交差して
いる。尚、取付用座85は、上記挿入孔94dが形成さ
れた隅部と上記切欠部90が形成された隅部とを通る対
角線84を中心に対象に形成されている。
【0052】上記挿入孔94aと挿入孔94cとの間隔
をW1とすると、挿入孔94eと挿入孔94gとの間隔
もW1に設定されており、さらに、挿入孔94aと挿入
孔94dとの間隔をW2とすると、挿入孔94dと挿入
孔94gとの間隔もW2に設定されている。
【0053】また、図4に示すように、上記後パネル部
材5の下部横材16の左右両端部にはそれぞれ、連結用
ねじ91が挿入可能な連結用孔95a〜95dが左右一
組ずつ形成されている。このうち、一端部に形成された
一組の連結用孔95a,95b間の間隔は上記W1に設
定され、他端部に形成された一組の連結用孔95c,9
5d間の間隔も上記W1に設定されている。
【0054】また、図3に示すように、上記左および右
パネル部材3,4の各下部横材8の前後両端部にはそれ
ぞれ、連結用ねじ91が挿入可能な連結用孔96,97
が前後一組ずつ形成されている。このうち、一組の連結
用孔96間の間隔は上記W2に設定され、他の一組の連
結用孔97間の間隔も上記W2に設定されている。さら
に、下部横材8の一端から連結用孔96までの距離をL
とすると、下部横材8の他端から他の連結用孔97まで
の距離もLに設定されている。また、他の両連結用孔9
7間には、固定用ねじ101(固定具の一例)が挿通可
能な固定用孔102が形成されている。
【0055】さらに、上記下部横材8の前後両端部には
それぞれピン挿入孔104a,104bが形成され、こ
れらピン挿入孔104a,104bは前後一対の縦支柱
11,12の下端に位置している。また、下部横材8の
一端から一方のピン挿入孔104aまでの距離と下部横
材8の他端から他方のピン挿入孔104bまでの距離と
は等しく設定されている。
【0056】また、図25に示すように、上記後部の左
右の車輪装置32の取付用座85と後パネル部材5の下
部横材16の両端部との間には、薄板状の第1シムプレ
ート98(第1板状部材の一例)が挟み込まれて固定さ
れている。図26に示すように、上記第1シムプレート
98は短辺部と長辺部とを有するL形状に形成され、第
1シムプレート98には、連結用ねじ91が挿通可能な
挿通孔99a〜99eと一対のピン孔100a,100
bとが形成されている。
【0057】尚、挿通孔99a,99bとピン孔100
aとは第1シムプレート98の短辺部に沿って一列に配
され、挿通孔99c〜99eとピン孔100bとは第1
シムプレート98の長辺部に沿って一列に配されてい
る。第1シムプレート98のコーナ部Oから一方の挿通
孔99bまでの距離とコーナ部Oから他方の挿通孔99
cまでの距離とは等しく設定され、同様に、上記コーナ
部Oから一方のピン孔100aまでの距離とコーナ部O
から他方のピン孔100bまでの距離とは等しく設定さ
れている。また、挿通孔99aと挿通孔99bとの間隔
は上記W1に設定され、同様に、挿通孔99cと挿通孔
99dとの間隔も上記W1に設定されている。
【0058】ここで、後部左側の車輪装置32の取付け
は次のように構成されている。すなわち、図27,図2
8に示すように、後部左側の車輪装置32の切欠部90
が内側前方に向けられ、取付用座85の挿入孔94e,
94gが後パネル部材5の下部横材16の左端部に形成
された一組の連結用孔95a,95bの下方に位置し、
第1シムプレート98の挿通孔99a,99bが上記挿
入孔94e,94gと連結用孔95a,95bとの上下
間に位置する。そして、2本の連結用ねじ91がそれぞ
れ、連結用孔95aと挿通孔99bと挿入孔94eなら
びに連結用孔95bと挿通孔99aと挿入孔94gとに
挿入されて各々ナット92で締結されている。これによ
り、後部左側の車輪装置32が後パネル部材5の下部横
材16の左端部に取付けられる。
【0059】また、上記第1シムプレート98の長辺部
は左パネル3の下方に位置し、他方のピン孔100bに
縦ピン103の下端が挿入されている。この縦ピン10
3の上部は、左パネル部材3の下部横材8の他方のピン
挿入孔104bを貫通して後部の縦支柱12の下端部内
に挿入されている。尚、上記縦ピン103は後部左側の
車輪装置32の取付用座85によって下方から支持され
ている。
【0060】また、固定用ねじ101が左パネル部材3
の下部横材8の固定用孔102と第1シムプレート98
の挿通孔99eとに挿入されてナット105(固定具の
一例)で締結されている。これにより、左パネル部材3
と後パネル部材5とが第1シムプレート98を介して直
角状に連結固定される。尚、上記固定用ねじ101とナ
ット105とは後部左側の車輪装置32の取付用座85
から外側前方へ離間している。
【0061】また、後部右側の車輪装置32の取付けは
次のように構成されている。すなわち、図29,図30
に示すように、後部右側の車輪装置32の切欠部90が
内側前方に向けられ、取付用座85の挿入孔94a,9
4cが後パネル部材5の下部横材16の右端部に形成さ
れた一組の連結用孔95c,95dの下方に位置し、第
1シムプレート98の挿通孔99c,99dが上記挿入
孔94a,94cと連結用孔95c,95dとの上下間
に位置する。そして、2本の連結用ねじ91がそれぞ
れ、連結用孔95cと挿通孔99dと挿入孔94aなら
びに連結用孔95dと挿通孔99cと挿入孔94cとに
挿入されて各々ナット92で締結されている。これによ
り、後部右側の車輪装置32が後パネル部材5の下部横
材16の右端部に取付けられる。
【0062】また、上記第1シムプレート98の短辺部
は右パネル4の下方に位置し、一方のピン孔100aに
縦ピン103の下端が挿入されている。この縦ピン10
3の上部は、右パネル部材4の下部横材8の一方のピン
挿入孔104aを貫通して後部の縦支柱12の下端部内
に挿入されている。これにより、右パネル部材4と後パ
ネル部材5とが第1シムプレート98を介して連結固定
される。尚、上記縦ピン103は後部右側の車輪装置3
2の取付用座85によって下方から支持されている。
【0063】また、図25,図26に示すように、上記
左前部の車輪装置32の取付用座85と左パネル部材3
の下部横材8の前部との間には、薄板状の一方の第2シ
ムプレート107a(第2板状部材)が挟み込まれて固
定されており、右前部の車輪装置32の取付用座85と
右パネル部材4の下部横材8との間には、薄板状の他方
の第2シムプレート107b(第2板状部材)が挟み込
まれて固定されている。上記両第2シムプレート107
a,107bにはそれぞれ、連結用ねじ91が挿通可能
な一対の挿通孔108が形成されている。尚、一対の挿
通孔108間の間隔は上記W2に設定されている。ま
た、両第2シムプレート107a,107bにはそれぞ
れ、上向きに折り曲げられた突片109が形成され、こ
の突片109には被係合孔110(被係合部の一例)が
形成されている。尚、上記一方の第2シムプレート10
7aの突片109と他方の第2シムプレート107bの
突片109は左右反対位置の関係にある。
【0064】前部左側の車輪装置32の取付けは次のよ
うに構成されている。すなわち、図31,図32に示す
ように、前部左側の車輪装置32の切欠部90が内側前
方に向けられ、取付用座85の挿入孔94a,94dが
左パネル部材3の下部横材8の一端部に形成された一組
の連結用孔96の下方に位置し、一方の第2シムプレー
ト107aの挿通孔108が上記挿入孔94a,94d
と連結用孔96との上下間に位置する。そして、2本の
連結用ねじ91がそれぞれ、一方の連結用孔96と一方
の挿通孔108と挿入孔94aならびに他方の連結用孔
96と他方の挿通孔108と挿入孔94dとに挿入され
て各々ナット92で締結されている。これにより、前部
左側の車輪装置32が左パネル部材3の下部横材8の前
端部に取付けられる。
【0065】前部右側の車輪装置32の取付けも同様な
構成であり、図33に示すように、前部右側の車輪装置
32の切欠部90が内側前方に向けられ、取付用座85
の挿入孔94d,94gが右パネル部材4の下部横材8
の他端部に形成された一組の連結用孔97の下方に位置
し、他方の第2シムプレート107bの挿通孔108が
上記挿入孔94d,94gと連結用孔97との上下間に
位置する。そして、2本の連結用ねじ91がそれぞれ、
一方の連結用孔97と一方の挿通孔108と挿入孔94
gならびに他方の連結用孔97と他方の挿通孔108と
挿入孔94dとに挿入されて各々ナット92で締結され
ている。これにより、前部右側の車輪装置32が右パネ
ル部材4の下部横材8の前端部に取付けられる。
【0066】また、図1に示すように、上記底体2の前
部の左右両端部には、水平状の水平姿勢とした底体2を
左および右パネル部材3,4に固定するためのロック装
置115が設けられている。
【0067】上記ロック装置115は、図32,図3
4,図35に示すように、アンロック時受け部116と
ロック時受け部117と左右方向へ移動自在な操作杆1
18とを有している。上記操作杆118は、ロッドピン
の折り曲げ成形品であって、水平姿勢時において上記第
2シムプレート107a,107bの各被係合孔110
に挿脱自在な係合部119と、この係合部119の内端
から90°状に折り曲げられて上記アンロック時受け部
116やロック時受け部117に受け止められる被当接
部120と、この被当接部120の遊端から90°状に
折り曲げられて上記係合部119とは反対側で左右方向
へ延びる表面側操作部121と、この表面側操作部12
1の遊端から下方へ90°状に折り曲げられて底体2の
裏面側へ露出される裏面側操作部122とにより構成さ
れている。
【0068】また、底体2の表面側には、上記表面側操
作部121を操作するための操作用開口部124が形成
されている。また、底体2の裏面側には、水平姿勢の際
に第2シムプレート107a,107bの各突片109
が下方から嵌入される嵌入部123が形成されている。
尚、上記ロック時受け部117のレベルは、図32,図
35に示すように、このロック時受け部117により上
記被当接部120を受け止めた時に、操作杆118が底
体2の上面から突出しないように設定されている。
【0069】また、図25,図36に示すように、左お
よび右パネル部材3,4の各下部横材8の前端部および
後パネル部材5の下部横材16の左右両端部にはそれぞ
れ緩衝材127が複数のボルト130,ナット131を
介して取付けられている。すなわち、上記各緩衝材12
7は、各下部横材8,16の外側へ露出したL形状の緩
衝部128と、この緩衝部128の一端から連設されか
つ各縦支柱11,19,20に巻き付いて緩衝部128
の内側に対向する連結部129とで構成されている。
【0070】上記緩衝部128と連結部129とにはそ
れぞれ、上記ボルト130が挿通可能な複数のボルト孔
132が形成されている。また、後パネル部材5の下部
横材16の左右両端部にはそれぞれ、上記ボルト130
が挿通可能な複数の取付用孔133が形成されている。
さらに、図3,図36に示すように、左および右パネル
部材3,4の各下部横材8の両端部にはそれぞれ、上記
ボルト130が挿通可能な複数の取付用孔134,13
5が形成されている。尚、上記下部横材8の一端から一
端側の複数の取付用孔134までの距離と下部横材8の
他端から他端側の複数の取付用孔135までの距離とが
等しく設定されている。
【0071】これによると、後パネル部材5の左の縦支
柱19に連結部129を巻き付けて、下部横材16の縦
板部16aを緩衝部128と連結部129との間に挟
み、両ボルト130を各ボルト孔132と取付用孔13
3とに挿通してナット131で締結する。これにより、
緩衝材127が後パネル部材5の下部横材16の左端部
に取付けられる。また、後パネル部材5の下部横材16
の右端部にも同様にして緩衝材127が取付けられる。
さらに、左パネル部材3の縦支柱11に連結部129を
巻き付けて、下部横材8の縦板部8aを緩衝部128と
連結部129との間に挟み、両ボルト130を各ボルト
孔132と一方の取付用孔134とに挿通してナット1
31で締結する。これにより、緩衝材127が左パネル
部材3の下部横材8の前端部に取付けられる。同様に、
右パネル部材4の縦支柱11に連結部129を巻き付け
て、下部横材8の縦板部8aを緩衝部128と連結部1
29との間に挟み、両ボルト130を各ボルト孔132
と他方の取付用孔135とに挿通してナット131で締
結する。これにより、緩衝材127が右パネル部材4の
下部横材8の前端部に取付けられる。
【0072】以下に、上記構成における作用について説
明する。物品収納具1を押し引きすることにより、各車
輪87が回転し、物品収納具1を容易に移動させること
ができる。この際に発生する振動は取付部材29,30
の第1および第2スリーブ53,54と連結部材22,
23の各第3スリーブ74とによって吸収されて低減さ
れるため、騒音が低下する。
【0073】また、図36に示すように、複数の緩衝材
127を取付けているため、作業者や他物が左および右
パネル部材3,4の下端前部や後パネル部材5の下端左
右両端部に接触した際に受けるショックを緩衝させるこ
とができる。
【0074】また、図5に示すように、ステー31は全
長にわたり真っ直ぐな棒状に形成されているため、ステ
ー31を製作する際、曲げ加工が不要となり、ステー3
1の製作が容易になる。また、ステー31にパイプ材を
用いたため、軽量化が図れる。さらに、ステー31の両
端開口部はキャップ34で閉じられているため、ステー
31からの騒音が低減される。
【0075】また、ステー31を使用しない場合は、図
5の実線で示すように、ステー31の遊端側を上方へ持
ち上げて、係合孔33を被係合片46の上方へ脱抜し、
その後、ステー31を一方の取付部材29に吊り下げて
おく。さらに、一方の取付部材29を図16に示すよう
にA方向へ120°回転させて退避位置P1へ退避させ
る。この際、切欠部40が最上段の横材10に係合して
いるため、一方の取付部材29の回転範囲は0°の位置
から120°の位置までに限定され、一方の取付部材2
9が120°の位置を越えてしまうことはない。これに
より、前方から物品収納空間6へ物品を出し入れする
際、ステー31および一方の取付部材29が物品出し入
れの邪魔にならない。
【0076】また、他方の取付部材30を上方に持ち上
げて一方の切欠部50を右パネル部材4の最上段の横材
10から上方へ脱抜させた状態で、B方向へ120°回
転させて退避位置P2へ退避させ、他方の取付部材30
を下ろして他方の切欠部51を上方から上記最上段の横
材10に係合する。これにより、他方の取付部材30
は、120°の位置(退避位置P2)にロックされる。
これにより、前方から物品収納空間6へ物品を出し入れ
する際、他方の取付部材30が物品出し入れの邪魔にな
らない。
【0077】また、ステー31を使用する場合は、一方
の取付部材29を退避位置P1からC方向へ回転させて
図15に示すように0°の位置へ戻す。この際、切欠部
40が最上段の横材10に係合しているため、一方の取
付部材29の回転範囲は120°の位置から0°の位置
までに限定され、一方の取付部材29が0°の位置を越
えてしまうことはない。
【0078】さらに、退避位置P2の他方の取付部材3
0を上方に持ち上げて他方の切欠部51を右パネル部材
4の最上段の横材10から上方へ脱抜させた状態で、D
方向へ回転させて120°の位置(退避位置P2)から
0°の位置へ戻し、図15に示すように、他方の取付部
材30を下ろして一方の切欠部50を上方から最上段の
横材10に係合する。これにより、他方の取付部材30
が0°の位置にロックされる。
【0079】上記のように両取付部材29,30をそれ
ぞれ0°の位置にロックした状態で、ステー31の遊端
部を上方から他方の取付部材30の両案内板部44間に
挿入して、係合孔33を被係合片46に係合する。これ
により、ステー31が左および右パネル部材3,4の前
端間に水平状に掛止めされる。尚、ステー31の遊端部
は他方の取付部材30の両案内板部44間に案内される
ため、係合孔33が位置ずれせずに正確かつ迅速に被係
合片46に係合し得る。
【0080】尚、図5,図6に示すように、上記一方の
取付部材29と縦支柱11との間に挿入された第1スリ
ーブ53によって、一方の取付部材29を円滑に上下方
向へ移動させたり周方向へ回転させることができ、同様
に、他方の取付部材30と縦支柱11との間に挿入され
た第2スリーブ54によって、他方の取付部材30を円
滑に上下方向へ移動させたり周方向へ回転させることが
できる。
【0081】さらに、図8に示すように、上記第1スリ
ーブ53の上下両鍔部57が一方の取付部材29の上下
端に係合しているため、第1スリーブ53の上下方向へ
のずれが防止される。また、第1スリーブ53の突片5
8が一方の取付部材29の係止孔42に挿入されている
ため、一方の取付部材29に対する第1スリーブ53の
周方向への回転が防止される。さらに、同様な作用によ
って、図12に示すように、第2スリーブ54の上下方
向へのずれおよび他方の取付部材30に対する第2スリ
ーブ54の周方向への回転が防止される。
【0082】また、係合状態の係合孔33と被係合片4
6との間に遊びを持たしているため、係合孔33と被係
合片46とが係合した状態で左パネル部材3や右パネル
部材4が撓んだりしても、上記遊びによって係合孔33
と被係合片46とに無理な力がかかるのを防止できる。
また、遊びの分だけ、ステー31が左右方向へ変移して
ステー31の遊端が他方の取付部材30に接触するよう
なことが生じた場合でも、接触時のショックはステー3
1の遊端部側のキャップ34によって緩衝される。
【0083】また、図1に示すように、左パネル部材3
を構成する複数の横材10のうちの最上段の横材10を
利用して一方の取付部材29を支持しているため、特別
な支持用の部材を必要とはせず、部品点数の削減を実施
することができる。同様に、右パネル部材4を構成する
複数の横材10のうちの最上段の横材10を利用して他
方の取付部材30を支持しているため、特別な支持用の
部材を必要とはせず、部品点数の削減を実施することが
できる。
【0084】また、物品収納具1を折畳む場合は、先
ず、ステー31の係合孔33を被係合片46から上方へ
脱抜し、図1の仮想線で示すように、上記ステー31を
吊り下げた状態で一方の取付部材29を回転させて退避
位置P1へ退避させる。また、他方の取付部材30も回
転させて退避位置P2へ退避させておく。そして、図3
4に示すように、ロック装置115の操作用開口部12
4から表面側操作部121を把持して、操作杆118を
左右方向内側へ移動させて被当接部120をアンロック
時受け部116上に当接させる。これにより、図32の
仮想線で示すように、操作杆118の係合部119が両
第2シムプレート107a,107bの各被係合孔11
0から脱抜され、底体2のロックが解除される。そし
て、図1の仮想線で示すように、ヒンジ装置27を介し
て底体2を上方へ回動させることにり、底体2は後パ
ネル部材5の内側へ起立姿勢で折り畳まれる。
【0085】その後、図21の実線で示すように、右パ
ネル体4を後部の縦支柱12の軸心周りに回動させて後
パネル部材5の内側へ折畳む。これにより、物品収納具
1は平面視でL形状に折り畳まれる。
【0086】また、折り畳まれた物品収納具1を組み立
てる場合は、上記と逆の手順で行えばよい。この際、右
部連結部材23の円筒部70と縦支柱12との間に挿入
された第3スリーブ74によって、上記右パネル体4を
円滑に回転させることができる。この際、図30に示す
ように、第1シムプレート98のピン孔100aに挿入
された縦ピン103の上部が右パネル体4の縦支柱12
の下端部内に挿入されているため、右パネル体4の回転
中心がぶれることはない。さらに、右パネル体4は上記
縦ピン103と第1シムプレート98とを介して後パネ
ル部材5に連結されているため、後パネル部材5に対す
る右パネル体4の位置ずれを防止し得る。
【0087】また、下方へ回動された底体2は左右両パ
ネル部材3,4の下部横材8によって水平姿勢で支持さ
れる。その後、図35に示すように、ロック装置115
の操作用開口部124から表面側操作部121を把持し
て、操作杆118を左右方向外側へ移動させて被当接部
120をロック時受け部117に嵌合させる。これによ
り、図32に示すように、操作杆118の係合部119
が両第2シムプレート107a,107bの各被係合孔
110へ挿入され、底体2が左右両パネル部材3,4に
ロックされる。
【0088】また、図28に示すように、左パネル部材
3は、縦ピン103と固定用ねじ101とによって2箇
所で固定されているため、第1シムプレート98を介し
て後パネル部材5に対し直角状に確実に連結固定され
る。この際、上記縦ピン103は左パネル部材3の縦支
柱12内に挿入されているため、左パネル部材3の下部
横材8の後端部に従来のような延長部を形成する必要は
なく、したがって、左パネル部材3と右パネル部材4に
同一形状の下部横材8を用いることができる。また、上
記固定用ねじ101とナット105とは後部左側の車輪
装置32の取付用座85から外側前方へ離間しているた
め、固定用ねじ101とナット105とが後部左側の車
輪装置32の取付けの邪魔にならない。
【0089】また、図22に示すように、各車輪装置3
2の取付用座85は、全て同一形状であり、対角線84
を中心に対象に形成されており、各車輪装置32の取付
箇所に応じて上記取付用座85の向きを変えて取付けら
れているため、1種類の取付用座85を製作すればよ
く、したがって、取付用座85の種類の削減(部品点数
削減ならびに共通化)および取付用座85の製作の容易
化が実現できる。
【0090】また、図25に示すように、各車輪装置3
2の取付用座85の切欠部90は円弧状に形成されて物
品収納具1の内側かつ前面側に向けられているため、作
業者が物品収納具1の前面側で作業する際、取付用座8
5の前部の隅部に接触しても安全である。また、各取付
用座85の上面に溜まった埃や泥,水等を窪み93から
外側へ容易に取除くことができる。
【0091】また、左パネル部材3と右パネル部材4と
は、同一形状に形成され、かつ前後を入れ替えて配置さ
れており、図3に示すように、これらパネル部材3,4
の各下部横材8に形成された連結用孔96,97は各端
からそれぞれ等しい距離Lに位置しており、さらに、ピ
ン挿入孔104a,104bと取付用孔134,135
とも各端からそれぞれ等しい距離に位置しており、左パ
ネル部材3と右パネル部材4とに応じて上記連結用孔9
6,97とピン挿入孔104a,104bと取付用孔1
34,135とをそれぞれ選択して用いることによっ
て、左パネル部材3と右パネル部材4とを1種類に共通
化できる。これにより、1種類のパネル部材を左パネル
部材3と右パネル部材4とに使用することができるた
め、パネル部材の種類の削減(部品点数削減)およびパ
ネル部材の製作の容易化が実現できる。
【0092】また、図26に示すように、左側の第1シ
ムプレート98と右側の第1シムプレート98とは同一
形状に形成されて互いに向きを変えて取付けられてお
り、各挿通孔99a〜99dはコーナ部Oからそれぞれ
等しい距離に位置しており、さらに、ピン孔100a,
100bもそれぞれコーナ部Oから等しい距離に位置し
ており、左側と右側とに応じて上記挿通孔99a〜99
dとピン孔100a,100bとをそれぞれ選択して用
いることによって、第1シムプレート98を1種類に統
一できるため、製作が容易となり、第1シムプレート9
8の種類の削減(部品点数削減)が実現できる。
【0093】また、図18に示すように、後パネル部材
5に対して左パネル部材3が上方へ変移しようとした場
合、左パネル部材3を構成する複数の横材10のうちの
最上段の横材10が下方から左部連結部材22の円筒部
70の下端に当接して、左パネル部材3の上方への変移
が規制される。これにより、特別な上方変移規制用の部
材は不要となり、部品点数の削減が実施できる。同様
に、後パネル部材5に対して右パネル部材4が上方へ変
移しようとした場合、右パネル部材4を構成する複数の
横材10のうちの最上段の横材10が下方から右部連結
部材23の円筒部70の下端に当接して、右パネル部材
4の上方への変移が規制される。
【0094】上記実施の形態では、右パネル部材4を折
畳み可能に構成しているが、左パネル部材3を折畳み可
能に構成してもよく、また、左右両パネル部材3,4を
折畳み可能に構成してもよい。
【0095】上記実施の形態では、車輪装置32とし
て、支持ヨーク86を回動自在な状態で取付用座85に
取付けた自由車輪を用いたが、支持ヨーク86を取付用
座85に固定した固定車輪を用いてもよい。また、用途
に応じて、自由車輪と固定車輪とを混在させてもよい。
【0096】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、一対
の側壁部材が同一形状に形成されているため、一対の側
壁部材を共通化して用いることができ、左部の側壁部材
と右部の側壁部材とを1種類にまとめることができる。
これにより、物品収納具を構成する部品の種類を減らす
ことができ、製作や部品管理が容易になる。
【0097】また、一方の側部壁部材を回動させて後部
壁部材側へ折畳む際、一方の第1板状部材にはめ込まれ
たピンが上記一方の側部壁部材の回転中心に位置する縦
支柱に下方から挿入されているため、回転中心がぶれる
ことはない。また、一方の側部壁部材はピンと一方の第
1板状部材とを介して後部壁部材に連結されているた
め、後部壁部材に対する一方の側部壁部材の位置ずれを
防止することができる。
【0098】本第2発明によれば、ピンと固定具とによ
って2箇所で連結固定することにより、他方の側部壁部
材を後部壁部材に対して確実に連結固定し得る。本第3
発明によれば、前部の連結用孔と後部の連結用孔とのい
ずれかを選択し、選択した連結用孔に連結具を挿通する
ことによって、連結具を介して各側部壁部材に車輪装置
が連結される。この際、側部壁部材の前端から前部の連
結用孔までの距離と側部壁部材の後端から後部の連結用
孔までの距離とが同一に形成されているため、車輪装置
を取付ける場合でも、側部壁部材の前後を入れ替えて配
置することによって一方の側部壁部材と他方の側部壁部
材とを1種類に共通化できる。
【0099】本第4発明によれば、同一形状の一方の第
1板状部材と他方の第1板状部材とを向きを変えて取付
け、複数の挿通孔とピン孔とを選択して用いることによ
って、一方の第1板状部材と他方の第1板状部材とを1
種類に共通化し得る。
【0100】本第5発明によれば、底体が水平姿勢の
際、ロック装置の係合部を被係合部に係合することによ
って、底体はロック装置を介して両側部壁部材にロック
される。また、上記係合部を被係合部から脱抜すること
によって、ロックが解除され、底体を回動させて後部壁
部材側に折畳むことができる。
【0101】本第6発明によれば、各車輪装置の取付用
座は同一形状に形成され、各車輪装置の取付箇所に応じ
て上記取付用座の向きを変えて取付ければよいため、各
車輪装置の取付用座を1種類に共通化し得る。
【0102】本第7発明によれば、前部の取付用孔と後
部の取付用孔とのいずれかを選択して用いることによ
り、緩衝材を取付ける場合でも、側部壁部材の前後を入
れ替えて配置することによって一方の側部壁部材と他方
の側部壁部材とを1種類に共通化できる。
【0103】本第8発明によれば、固定具が車輪装置の
取付けの邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における物品収納具の斜視
図である。
【図2】同、物品収納具の平面図である。
【図3】同、物品収納具の左右両パネル部材の下部の横
断面図である。
【図4】同、物品収納具の後パネル部材の下部の横断面
図である。
【図5】同、物品収納具のステーの一部切欠き正面図で
ある。
【図6】同、物品収納具のステーの平面図である。
【図7】同、物品収納具の一方の取付部材の斜視図であ
る。
【図8】同、物品収納具の一方の取付部材とこの取付部
材内に挿入される第1スリーブとの正面図である。
【図9】同、物品収納具の第1スリーブの斜視図であ
り、(a)は突片側から見た図であり、(b)は突片の
反対側から見た図である。
【図10】同、物品収納具の一方の取付部材と第1スリ
ーブとの取付け方法を示す図である。
【図11】同、物品収納具の他方の取付部材の斜視図で
ある。
【図12】同、物品収納具の他方の取付部材とこの取付
部材内に挿入される第2スリーブとの正面図である。
【図13】同、物品収納具の第2スリーブの斜視図であ
り、(a)は突片の反対側から見た図であり、(b)は
突片側から見た図である。
【図14】同、物品収納具の他方の取付部材と第2スリ
ーブとの取付け方法を示す図である。
【図15】同、物品収納具のステー使用時における取付
部材を下方から見た図である。
【図16】同、物品収納具のステー不使用時において、
退避位置に退避させた取付部材を下方から見た図であ
る。
【図17】同、物品収納具の連結部材の平面図である。
【図18】同、物品収納具の連結部材の側面図である。
【図19】同、物品収納具の連結部材と第3スリーブと
の取付け方法を示す図である。
【図20】同、物品収納具の第3スリーブの正面図であ
る。
【図21】同、物品収納具を折畳んだ際の平面図であ
る。
【図22】同、物品収納具の車輪装置の平面図である。
【図23】同、物品収納具の車輪装置の正面図である。
【図24】同、物品収納具の車輪装置の側面図である。
【図25】同、物品収納具の車輪装置の取付け配置を示
す平面図である。
【図26】同、物品収納具のシムプレートの形状および
取付け配置を示す平面図である。
【図27】同、物品収納具の左後部の車輪装置の取付け
構造を示す分解斜視図である。
【図28】同、物品収納具の左後部の車輪装置の取付け
構造を示す一部切欠き側面図である。
【図29】同、物品収納具の右後部の車輪装置の取付け
構造を示す分解斜視図である。
【図30】同、物品収納具の右後部の車輪装置の取付け
構造を示す一部切欠き側面図である。
【図31】同、物品収納具の左前部の車輪装置の取付け
構造を示す分解斜視図である。
【図32】同、物品収納具の左前部の車輪装置の取付け
構造を示す一部切欠き正面図である。
【図33】同、物品収納具の右前部の車輪装置の取付け
構造を示す分解斜視図である。
【図34】同、物品収納具の底体のロック装置の斜視図
であり、アンロック状態を示す。
【図35】同、物品収納具の底体のロック装置の斜視図
であり、ロック状態を示す。
【図36】同、物品収納具に設けられた緩衝材の平面図
である。
【図37】従来の物品収納具の後部の縦枠の下部左端と
左部の縦枠の下部後端との拡大図である。
【図38】従来の物品収納具の後部の縦枠の下部右端と
右部の縦枠の下部後端との拡大図である。
【図39】従来の物品収納具の左部の縦枠と右部の縦枠
との横断面図である。
【符号の説明】
1 物品収納具 2 底体 3 左パネル部材(第2の壁部材,側部壁部材) 4 右パネル部材(第3の壁部材,側部壁部材) 5 後パネル部材(第1の壁部材,後部壁部材) 12 縦支柱 32 車輪装置 85 取付用座 86 支持ヨーク(支持部材) 87 車輪 91 連結用ねじ(連結具) 92 ナット(連結具) 96,97 連結用孔 98 第1シムプレート(第1板状部材) 99a〜99e 挿通孔 100a,100b ピン孔 101 固定用ねじ(固定具) 102 固定用孔 103 縦ピン 105 ナット(固定具) 107a,107b 第2シムプレート(第2板状部
材) 110 被係合孔(被係合部) 115 ロック装置 119 係合部 127 緩衝材 134,135 取付用孔

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を載置可能な底体と、この底体上の
    三方に配設された壁部材とで構成され、これら壁部材
    は、底体の後側に配設された後部壁部材と、底体の両側
    に配設された一対の側部壁部材とで構成され、上記底体
    と少なくとも一対の側部壁部材のいずれかの側部壁部材
    とがそれぞれ回動して後部壁部材側に折畳み可能な物品
    収納具であって、 上記一対の側部壁部材が同一形状に形成され 両側部壁部材の前部下端と後部壁部材の左右両端部下端
    とにそれぞれ車輪装置が複数の連 結具を介して連結さ
    れ、上記後部壁部材の左右両端部下端と車輪装置との間に第
    1板状部材が挟み込まれて固定さ れ、一方の第1板状部材に、折畳み可能な一方の側部壁部材
    の回転中心に位置する縦支柱に下 方から挿入されるピン
    がはめ込まれており、上記連結具は後部壁部材の下端と一方の第1板状部材と
    車輪装置とに挿通されてこれら後 部壁部材の下端と一方
    の第1板状部材と車輪装置とをまとめて連結することを
    特徴とする物品収納具。
  2. 【請求項2】 他方の第1板状部材に、他方の側部壁部
    材の縦支柱に下方から挿入されるピンがはめ込まれ、連結具は後部壁部材の下端と他方の第1板状部材と車輪
    装置とに挿通されてこれら後部壁 部材の下端と他方の第
    1板状部材と車輪装置とをまとめて連結し、上記他方の第1板状部材と上記他方の側部壁部材の下部
    とが固定具で固定されていること を特徴とする請求項1
    に記載の物品収納具。
  3. 【請求項3】 両側部壁部材の下端部の前後部にそれぞ
    れ、連結具が挿通される連結用孔が形成され、上記側部壁部材の前端から前部の連結用孔までの距離と
    側部壁部材の後端から後部の連結 用孔までの距離とが同
    一に形成され、両側部壁部材の下端部の前後いずれかに固定具が挿通さ
    れる固定用孔が形成されているこ とを特徴とする請求項
    2記載の物品収納具。
  4. 【請求項4】 一方の第1板状部材と他方の第1板状部
    材は、同一形状に形成されて、互いに向きを変えて取付
    けられ、上記両第1板状部材にそれぞれ、連結具および固定具が
    挿通される複数の挿通孔と、ピン がはめ込まれる一対の
    ピン孔とを形成し、上記一方の第1板状部材が複数の挿通孔のうちの一部の
    挿通孔を用いて取付けられるとと もに、一方の側部壁部
    材の縦支柱に挿入されるピンが一方の第1板状部材の一
    方のピン孔にはめ込まれ、上記他方の第1板状部材が複数の挿通孔のうちの他の挿
    通孔を用いて取付けられるととも に、他方の側部壁部材
    の縦支柱に挿入されるピンが他方の第1板状部材の他方
    のピン孔にはめ込まれることを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の物品収納具。
  5. 【請求項5】 底体に、底体を水平姿勢でロックするロ
    ック装置が設けられ、 両側部壁部材の前部下端と車輪装置との間に第2板状部
    材が挟み込まれて固定され、 連結具は両側部壁部材の下端と第2板状部材と車輪装置
    とに挿通されてこれら両側部壁部 材の下端と第2板状部
    材と車輪装置とをまとめて連結し、上記第2板状部材に被係合部が設けられ、 上記ロック装置は、底体が水平姿勢の際、上記被係合部
    に対して係脱自在な係合部を有し ていることを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の物品収
    納具。
  6. 【請求項6】 車輪装置は、取付用座と、この取付用座
    に支持部材を介して設けられた車輪とで構成され、後部の車輪装置の取付用座は、第1板状部材を介して、
    後部壁部材の左右両端部下端に連 結され、前部の車輪装置の取付用座は、第2板状部材を介して、
    側部壁部材の前部下端に連結され上記各車輪装置の取付用座は同一形状に形成され、 各車輪装置の取付箇所に応じて上記取付用座の向きを変
    えて取付けることを特徴とする請 求項5に記載の物品収
    納具。
  7. 【請求項7】 側部壁部材の下端の前後部に、緩衝材を
    取付けるための取付用孔が形成され、上記側部壁部材の前端から前部の取付用孔までの距離と
    側部壁部材の後端から後部の取付 用孔までの距離とが同
    一に形成されていることを特徴とする請求項1から請求
    項6のいずれか1項に記載の物品収納具。
  8. 【請求項8】 車輪装置は、取付用座と、この取付用座
    に支持部材を介して設けられた車輪とで構成され、他方の第1板状部材に、他方の側部壁部材の縦支柱に下
    方から挿入されるピンがはめ込ま れ、上記他方の第1板状部材と上記他方の側部壁部材の下部
    とが固定具で固定されており、 上記固定具は後部他方の車輪装置の取付用座の外側へ離
    れて位置していることを特徴とす る請求項1から請求項
    7のいずれか1項に記載の物品収納具。
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