JP3477919B2 - 蒸気とマイクロ波による食品加熱調理方法 - Google Patents

蒸気とマイクロ波による食品加熱調理方法

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JP3477919B2
JP3477919B2 JP15588995A JP15588995A JP3477919B2 JP 3477919 B2 JP3477919 B2 JP 3477919B2 JP 15588995 A JP15588995 A JP 15588995A JP 15588995 A JP15588995 A JP 15588995A JP 3477919 B2 JP3477919 B2 JP 3477919B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多様な食品をすみやかに
良好な品質を維持しつつ、加熱調理する食品加熱調理方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の加熱方法としては、図8に
示すような加熱調理器が知られていた。以下、その構成
について図8を参照しながら説明する。図8に示すよう
に、従来の加熱調理器は、加熱室1にマイクロ波を発生
するマグネトロン2を設け加熱室1内に電波を照射す
る。加熱室1の側面には蒸気発生室3を設けている。蒸
気発生室3にはその外周面にシーズヒータ4を密着して
設け、蒸気発生室3内の水を加熱する。蒸気発生室3に
は水タンク5から水を供給する。シーズヒーター4の加
熱により蒸気発生室3内に発生した蒸気は加熱室1内に
導かれる。加熱室1内の食品6は、マグネトロン2から
の電波でマイクロ波加熱されるとともに、蒸気発生室3
からの蒸気によっても加熱調理されるものである。
【0003】シーズヒーター4は十分な蒸気を発生する
ためには1000W程度の電力が必要で、家庭用の10
0V電源を使用する場合は、蒸気加熱だけを単独、ある
いは蒸気加熱と出力を低く押さえた低出力のマイクロ波
の併用加熱、またはマイクロ波加熱だけのいずれかの加
熱方法を選択するのが一般的な調理方法であった。
【0004】図9は従来の加熱調理器の加熱時間の経過
にともなう蒸気の発生量を示す線図である。図9では加
熱の開始とともにシーズヒーターに通電を開始し、蒸気
発生器を動作し、10分経過した時点でその動作を停止
した状態を示している。蒸気発生室内の水はシーズヒー
ターで加熱され、温まり高温になって蒸気を発生し出
す。一般に2分から4分程度の立ち上がり時間を要す
る。そして蒸気発生装置を停止したときには、蒸気発生
室内の湯やシーズヒーターの熱容量により、蒸気の発生
が続き、約2分程度蒸気が出続いた後に停止する状態を
示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の加熱調理器によるとシーズヒーターの熱が蒸
気発生室に伝わり、この熱が蒸気発生室内の水を温める
というように、熱が間接的に伝導する。このために加熱
効率が悪く、十分な蒸気量を発生しようとするとシーズ
ヒーターの電力は大きなものとなり、限られた電源容量
の場所で使用する場合にはマイクロ波加熱だけ、あるい
は蒸気加熱だけのそれぞれ単独の加熱方法か、またはマ
イクロ波加熱と蒸気加熱を併用する場合は、それぞれの
電力を少なくした状態の不十分な状態の加熱方法による
しか出来なかった。
【0006】さらにシーズヒーターや蒸気発生室は大き
な熱容量を持っているので、加熱をスタートしようとし
て、シーズヒーターに電力を通電してもすぐには温度が
上がらず、しばらくの立ち上がり時間を要する。このた
めに調理を始める前にあらかじめ予熱時間をとるか、ま
たはその分調理時間を長くする必要があった。また調理
を終了するためにシーズヒーターの電力を切っても、そ
の熱容量のためにしばらく蒸気の発生が続き、食品を取
り出そうとしたときに熱いなど、取り扱いにおいて好ま
しくなかった。
【0007】本発明はこのような従来の課題の解消を図
るもので、加熱室内への蒸気の発生を効率よく行うこと
により、マイクロ波加熱と蒸気加熱の併用をより有効に
行うことと、マイクロ波や蒸気の制御をより効率よく行
うことにより、食品を良好に加熱調理することを第1の
目的とする。
【0008】また第2の目的は、冷凍食品や多様な食品
のそれぞれの特性に応じた最適なマイクロ波加熱と蒸気
加熱の制御を行うことによって、理想に近い加熱調理を
実現しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は第1の目的を達
成するために、食品を収納する加熱室と、加熱室内にマ
イクロ波を照射するマイクロ波発生手段と、加熱室内に
蒸気を供給する蒸気発生手段を設け、蒸気発生手段は、
加熱室と連結して設けた蒸気発生室の外周に設けた励磁
コイルと、蒸気発生室内に装着され前記励磁コイルによ
り発生する磁界変化により発熱する金属体とで構成さ
れ、マイクロ波発生手段および蒸気発生手段を制御する
制御部を設け、制御部は食品の加熱の開始時に略同時に
マイクロ波発生手段と蒸気発生手段を始動し加熱する。
【0010】また第2の目的を達成するために冷凍食品
を加熱する場合に、制御部は食品の加熱をマイクロ波発
生手段の始動により加熱を開始し、冷凍食品の温度が略
マイナス温度からプラス温度になったときに蒸気発生手
段を始動することにより、蒸気とマイクロ波により冷凍
食品を加熱する。さらに加熱時間経過とともにマイクロ
波出力は低減し蒸気発生手段の出力は上昇するように制
御する。
【0011】また制御部は食品の加熱の終了時にマイク
ロ波発生手段より蒸気発生手段を先に停止するように制
御する。
【0012】そして食品を収納する加熱室と、加熱室内
にマイクロ波を照射するマイクロ波発生手段と、加熱室
内に蒸気を供給する蒸気発生手段を設け、蒸気発生手段
は、加熱室と連結して設けた蒸気発生室の外周に設けた
励磁コイルと、蒸気発生室内に装着され励磁コイルによ
り発生する磁界変化により発熱する金属体とで構成さ
れ、金属体に水を滴下することにより蒸気を発生する構
成とし、マイクロ波発生手段および蒸気発生手段を制御
する制御部を設け、制御部は食品の加熱の進行に応じて
マイクロ波発生手段と蒸気発生手段を制御し加熱する。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成によって、少ない電力で
も効率よく蒸気を発生する蒸気発生器を実現し、限られ
た電力においてもマイクロ波加熱と蒸気加熱の併用によ
り、加熱時間も短くて効率が良くし、しかも食品の水分
の蒸発を防止することにより、加熱による食品の乾燥を
防ぎ、しっとりとして仕上がりの状態の良い加熱調理を
実現できる。また蒸気の発生と停止の制御性を向上する
ことが出来、それぞれの食品の状態あるいは食品の違い
に応じて、最適のマイクロ波と蒸気を制御しながら加熱
調理できるので、多様な食品を最適の状態に良好に加熱
調理する作用を実現する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の食品加熱方法に係わる加熱
調理器の断面図である。加熱室11にはマイクロ波発生
手段であるマグネトロン12を設け、加熱室11内にマ
イクロ波を照射する構成とする。加熱室11の側面には
非磁性体で構成した蒸気発生室13を設ける。蒸気発生
室13の一端は流出管14により加熱室11と連結し、
他端は流入管15によって水タンク16と連結してい
る。蒸気発生室13の内部には磁性体の金属で構成した
発熱金属体17を収納する。発熱金属体17は磁界によ
って発熱する材料であればよく、特に形状は問わない
が、本実施例では水との接触面積を多く取るために発泡
状、あるいは繊維状に形成した金属体を使用した。蒸気
発生室13を構成する材料を非磁性体とせず、磁性体の
材料で構成すれば発熱金属体17を設ける必要はない。
【0015】蒸気発生室13の外周には励磁コイル18
を巻き、励磁コイル18は交番電流を供給するインバー
タ電源19に接続する。インバータ電源19からの電流
により、励磁コイル18には交番磁界を生じる。この交
番磁界により発熱金属体17には渦電流を生じ、渦電流
により発熱金属体17が発熱する。蒸気発生室13内の
水は、発熱金属体17の熱により加熱され蒸気を発生
し、この蒸気は流出管14を通って加熱室11内に入
る。21はマグネトロン12に高圧電力を供給する高圧
電源である。インバータ電源19および高圧電源21の
入切りの動作、あるいはそれぞれの電源の電力制御は、
制御部20によって行う。加熱室11内には蒸気を通過
させる開口部を有する受け皿22を設け、上面に食品2
3を載置する。
【0016】励磁コイル18はそれ自体は発熱せず、渦
電流が発熱金属体17を直接発熱させるのでこの熱は直
接水に伝達し、効率よく蒸気を発生することになる。
【0017】図2は本発明の加熱方法に係わる加熱調理
器の加熱室内の蒸気量を示す線図である。図2において
加熱時間の経過とともに加熱室内の蒸気量の変化を示し
ており、加熱の開始とともに蒸気発生手段である蒸気発
生器の動作を開始し、加熱の終了とともに蒸気発生器の
動作を停止した状態を示している。実験ではインバータ
ー電源19の出力を400Wとして発熱金属体17を加
熱したとき立ち上がり時間が約10秒で蒸気の発生を開
始し、加熱の終了後ほぼ数秒で蒸気の発生が停止した。
このように蒸気発生器の動作にともなって、従来と比べ
て非常に早い時間で蒸気の発生と停止の動作を追随させ
ることが出来た。また蒸気発生に必要な入力電力も非常
に少なくて済ませることが出来た。このことはインバー
ター電源19からの電力による励磁コイル18の交番磁
界が発熱金属体17瞬時に加熱し、蒸気発生室13内の
水を加熱し蒸気を効率よく発生したことにある。発熱金
属体17が水との接触面積が広い発泡状の金属であった
り、繊維状の金属である場合に顕著である。また蒸気発
生室13内の体積中に発熱金属体17が存在することに
より、水が占める体積の割合が少なくなり、少ない体積
の水だけの加熱で済み、この効果によっても短時間で素
早く蒸気を発生することが出来ることにつながってい
る。
【0018】この蒸気発生時間は短時間であるほど好ま
しいが、実用的には1分以内、好ましくは10秒前後が
よい。
【0019】図3は本発明の加熱方法に係わる加熱調理
器の加熱室内の調理中の食品温度と蒸気量の関係を示す
線図である。図3においてはマイクロは発生手段の動作
開始と、蒸気発生手段の動作の開始を、加熱の開始と合
わせて同時に行っている。また加熱の終了時も両者の終
了を同時に行っている。蒸気発生器の立ち上がりが素早
いために、マイクロ波動作の開始と蒸気発生器の開始を
同時に行っても、立ち上がり時の数秒間だけがマイクロ
波の単独加熱となるだけで、殆どの加熱調理時間中はマ
イクロ波と蒸気の両方で加熱調理が行われ、食品の水分
の蒸発を押さえながら加熱が行われるので、しっとりと
して仕上がり状態の良い、良好な加熱調理が実現でき
る。
【0020】図4は本発明の加熱方法に係わる加熱調理
器で、冷凍食品を加熱調理している状態の調理中の食品
温度と蒸気量の関係を示す線図である。図4において食
品が凍っている間、すなわち食品温度がマイナス温度の
間は、マイクロ波が食品の中まで透過しやすいので、マ
イクロ波だけで加熱を行う。食品の解凍が進み冷凍が溶
けて食品温度が略プラスに転じた時点から、蒸気発生器
の動作を開始し、マイクロ波と蒸気により加熱調理を行
う。食品からの水分の蒸発は食品温度がプラス温度にな
ってから起こりやすくなるが、加熱室内の蒸気によって
食品の周囲を蒸気が包み込むことにより、食品からの水
分の蒸発を防ぎ、乾燥を防止しながら加熱調理を進めら
れるので、これもしっとりとして仕上がり状態の良い、
良好な加熱調理を実現できることになる。蒸気発生器を
必要な時間だけ動作させるので、余分な電力が不要で、
省エネルギーである。
【0021】図5は本発明の加熱方法に係わる加熱調理
器の加熱室内の調理中の食品温度と蒸気量の関係を示す
他の実施例の線図である。図5においてはマイクロ波発
生手段の動作開始と、蒸気発生手段の動作の開始を、加
熱の開始と合わせて同時に行っている。そして加熱の終
了時は蒸気発生器の動作の停止を加熱室内の蒸気が減少
する時間分だけ早めに停止している。その後にマイクロ
波の動作を停止し、加熱調理の終了を行う。このことに
より加熱の終了時には加熱室内の蒸気が減少した状態に
なり、食品を取り出すときに高温の蒸気に触れることも
なく扱いやすい調理方法を実現できる。
【0022】図6は本発明の加熱方法に係わる加熱調理
器で、冷凍食品を加熱調理している別の状態の実施例
で、調理中の食品温度と蒸気量の関係を示す線図であ
る。図6において食品が凍っている間、すなわち食品温
度がマイナス温度の間は、高出力のマイクロ波と低出力
の蒸気発生器の出力で加熱を行う。次に食品の解凍が進
み冷凍が溶けて食品温度が略プラスに転じた時点から、
マイクロ波出力を中出力に落とすとともに、蒸気発生器
の出力は中出力に上げる。そして食品の温度が中温度程
度まで上昇した時点から、マイクロ波の出力は低出力に
落とし、蒸気発生器の出力は高出力まで上げる。このよ
うに加熱の進行に従ってマイクロ波の出力と、蒸気発生
器の出力を変化させることにより、食品が凍っていると
きは、マイクロ波が氷の中に深く浸透しやすい特性によ
り、素早く解凍を行う。次に中出力のマイクロ波と蒸気
によって食品の温度が不均一になることを防止しなが
ら、徐々に温度を上げて行く。この時中出力の蒸気は食
品の温度を均一に保つことと、食品の水分の蒸発を防ぐ
ことに効果がある。そして加熱が進み食品の温度がかな
り上昇する最終段階は、より温度むらも起こりやすいの
で、さらに低出力のマイクロ波でゆっくりと、食品内部
で起こる熱移動すなわち繰り越し加熱を利用しながら加
熱を進める。食品の温度が高いほど食品の水分は蒸発し
やすくなるが、庫内は多量の蒸気が充満しているので、
蒸発は充分に防止できるとともに、蒸気の熱によっても
加熱されるので、食品の表面における熱放散を防止し、
しかも食品の全体を包み込むように加熱するので、食品
全体を均一に、しかも乾燥を防ぎしっとりと良い出来上
がり状態で加熱調理することが出来る。
【0023】図7は本発明の食品加熱方法に係わる別の
加熱調理器の断面図である。加熱室31にはマイクロ波
発生手段であるマグネトロン32を設け、加熱室31内
にマイクロ波を照射する構成とする。加熱室31の側面
には非磁性体で構成した蒸気発生室33を設ける。蒸気
発生室33の下端は流出管34により加熱室31と連結
し、上端は流入管35によって水タンク36と連結して
いる。流入管35と水タンク36との間には水の流量を
調節する水栓37を設ける。蒸気発生室33の内部には
磁性体の金属で構成した発熱金属体38を収納する。発
熱金属体38は水との接触面積を多く取るために発泡
状、あるいは繊維状に形成した金属体を使用している。
蒸気発生室33の外周には励磁コイル39を巻き、励磁
コイル39は交番電流を供給するインバータ電源41に
接続する。インバータ電源41からの電流により、励磁
コイル39には交番磁界を生じる。この交番磁界により
発熱金属体38には渦電流を生じ、渦電流により発熱金
属体38が発熱する。発熱金属体38の上部からは流入
管35から水タンク36からの水を注入する。このとき
水栓37の働きで水の流量を制御し、水の蒸発に必要な
水量だけを滴下する。蒸気発生室33内に滴下した水
は、発熱金属体17の熱により加熱され蒸気を発生し、
この蒸気は流出管34を通って加熱室31内に入る。4
0はファンであり蒸気発生室33内で発生した蒸気を加
熱室31内に導入するように送風する。43はマグネト
ロン32に高圧電力を供給する高圧電源である。インバ
ータ電源41および高圧電源43の入切りの動作、ある
いはそれぞれの電源の電力制御は、制御部42によって
行う。加熱室31内には蒸気を通過させる開口部を有す
る受け皿44を設け、上面に食品45を載置する。励磁
コイル39はそれ自体は発熱せず、渦電流が発熱金属体
38を直接発熱させるのでこの熱は直接水に伝達し、効
率よく蒸気を発生することになる。
【0024】このような加熱調理器の構成による加熱方
法によると、蒸発に必要な水の加熱だけでよいので、加
熱する水の量は極僅かで済み、少ない電力でしかもほぼ
瞬間的に蒸気の発生を行うことが出来るので、加熱の開
始、加熱の終了を瞬時の行うことが出来、食品の加熱調
理の進行に応じて、最適の加熱制御が実現出来るのでそ
れぞれの食品に応じて最適の加熱調理を行うことが出来
る。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
より次に示すような効果を発揮する。
【0026】(1)本発明は蒸気発生手段をインバータ
電源からの電力により、励磁コイルで交番磁界を発生さ
せ、この磁界により発熱金属体を加熱し、蒸気を発生す
る構成の加熱調理器による調理方法であるので、励磁コ
イルはそれ自体は発熱せず、渦電流が発熱金属体を直接
発熱させるのでこの熱は直接水に伝達し、効率よく蒸気
を発生することになる。この効果は、発熱金属体を水と
の接触面積が広い発泡状の金属にしたり、繊維状の金属
にした場合により顕著である。また蒸気発生室内の体積
中に発熱金属体が存在することにより、水が占める体積
の割合が少なくなり、少ない体積の水だけの加熱で済
み、この効果によっても短時間で素早く蒸気を発生する
ことが出来る。
【0027】このように蒸気の発生を効率良くできるの
で、蒸気発生手段の電力消費量を極めて低くすることが
出来、省エネルギーで経済的な加熱調理を実現できる。 蒸気の発生立ち上がり時間が長いと、蒸気が十分に発生
しない状態のまま調理時間を終了してしまうことになる
が、本発明によれば蒸気の発生立ち上がり時間を、平均
的な総調理時間に対して十分短くすることが出来、十分
にマイクロ波と蒸気による調理を行うことが出来る。
【0028】(2)また蒸気発生手段は蒸気発生のため
に必要な消費電力を少なくすることが出来るので、マイ
クロ波加熱と蒸気加熱との併用加熱を行う場合でも、限
られた総入力電力の中で、マイクロ波加熱の電力分を多
くでき、加熱スピードの速い調理方法を実現できること
になる。
【0029】蒸気発生器の立ち上がりが素早いために、
マイクロ波動作の開始と蒸気発生器の開始を同時に行っ
ても、立ち上がり時の数秒間だけがマイクロ波の単独加
熱となるだけで、殆どの加熱調理時間中はマイクロ波と
蒸気の両方で加熱調理が行われ、食品の水分の蒸発を押
さえた、しっとりとして仕上がり状態の良い、良好な加
熱調理が実現できる。
【0030】(3)冷凍食品の解凍調理を行う場合、加
熱調理の初めはマイクロ波だけで加熱を行い、食品の解
凍が進み冷凍が溶けて食品温度が略プラスに転じた時点
から、蒸気発生器の動作を開始し、マイクロ波と蒸気に
より加熱調理を行う。この調理方法によると、食品から
の水分の蒸発は食品温度がプラス温度になってから起こ
りやすくなるが、加熱室内の蒸気によって食品の周囲を
蒸気が包み込むことにより、食品からの水分の蒸発を防
ぎ、乾燥を防止しながら加熱調理を進められるので、こ
れもしっとりとして仕上がり状態の良い、良好な加熱調
理を実現できることになる。蒸気発生器を必要な時間だ
け動作させるので、余分な電力が不要で、この面でも省
エネルギーになる。
【0031】(4)加熱の終了時は蒸気発生器の動作の
停止を加熱室内の蒸気が減少する時間分だけ早めに停止
し、その後にマイクロ波の動作を停止し、加熱調理の終
了を行う調理方法を行うことにより、加熱の終了時には
加熱室内の蒸気が減少した状態にでき、食品を取り出す
ときに高温の蒸気に触れることもなく、火傷などの心配
もなく扱いやすい調理方法を実現できる。
【0032】(5)冷凍食品の解凍調理をする場合、食
品が凍っている間は、高出力のマイクロ波と低出力の蒸
気発生器の出力で加熱を行う。次に食品の解凍が進み冷
凍が溶けて食品温度がプラスに転じた時点から、マイク
ロ波出力を中出力に落とすとともに、蒸気発生器の出力
は中出力に上げる。そして食品の温度が中温度程度まで
上昇した時点から、マイクロ波の出力は低出力に落と
し、蒸気発生器の出力は高出力まで上げる。このように
加熱の進行に従ってマイクロ波の出力と、蒸気発生器の
出力を変化させることにより、食品が凍っているとき
は、マイクロ波が氷の中に深く浸透しやすい特性によ
り、素早く解凍を行う。
【0033】次に中出力のマイクロ波と蒸気によって食
品の温度が不均一になることを防止しながら、徐々に温
度を上げて行く。この時中出力の蒸気は食品の温度を均
一に保つことと、食品の水分の蒸発を防ぐことに効果が
ある。そして加熱が進み食品の温度がかなり上昇する最
終段階は、より温度むらも起こりやすいので、さらに低
出力のマイクロ波でゆっくりと、食品内部で起こる熱移
動すなわち繰り越し加熱を利用しながら加熱を進める。
食品の温度が高いほど食品の水分は蒸発しやすくなる
が、庫内は多量の蒸気が充満しているので、蒸発は充分
に防止できるとともに、蒸気の熱によっても加熱される
ので、食品の表面における熱放散を防止し、しかも食品
の全体を包み込むように加熱するので、食品全体を均一
に、しかも乾燥を防ぎしっとりと良い出来上がり状態で
解凍加熱調理することが出来る。
【0034】(6)蒸気発生手段の蒸気発生室内の発熱
金属体に、水の蒸発に必要な水量だけを滴下する構成の
加熱調理器による加熱方法によると、蒸発に必要な水の
加熱だけでよいので、加熱する水の量は極僅かで済み、
少ない電力でしかもほぼ瞬間的に蒸気の発生を行うこと
が出来るので、加熱の開始、加熱の終了を瞬時の行うこ
とが出来、食品の加熱調理の進行に応じて、最適の加熱
制御が実現出来るのでそれぞれの食品に応じて最適の加
熱調理を行うことが出来る。
【0035】また蒸気発生に必要な水の量が少なくて済
むので、水タンクへの水の供給量も少なく、頻繁に水を
供給する必要がないので、煩わしくなく使いやすい調理
が実現できるなど、本発明により数多くの効果を発揮す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品加熱方法に係わる加熱調理器の断
面図
【図2】本発明の加熱方法による加熱室内の蒸気量を示
す線図
【図3】本発明の加熱方法による加熱室内の調理中の食
品温度と蒸気量の関係を示す線図
【図4】本発明の加熱方法による冷凍食品の加熱調理
の、調理中の食品温度と蒸気量の関係を示す線図
【図5】本発明の加熱方法による加熱調理の、調理中の
食品温度と蒸気量の関係を示す他の実施例の線図
【図6】本発明の加熱方法による冷凍食品を加熱調理の
別の実施例で、調理中の食品温度と蒸気量の関係を示す
線図
【図7】本発明の食品加熱方法に係わる別の加熱調理器
の断面図
【図8】従来の加熱方法に係わる加熱調理器の断面図
【図9】従来の加熱方法による加熱調理の蒸気の発生量
を示す線図
【符号の説明】
11 加熱室 12 マグネトロン(マイクロ波発生手段) 13 蒸気発生室 17 発熱金属体 18 励磁コイル 19 インバータ電源 20 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/01 F24C 7/02 H05B 6/68 - 6/80

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を収納する加熱室と、前記加熱室内に
    マイクロ波を照射するマイクロ波発生手段と、前記加熱
    室内に蒸気を供給する蒸気発生手段を設け、前記蒸気発
    生手段は、蒸気発生手段始動後短時間内に蒸気を発生し
    前記加熱室内に供給するように食品を収納する加熱室と
    連結して設けた蒸気発生室の外周に設けた励磁コイル
    と、前記蒸気発生室内に装着され前記励磁コイルにより
    発生する磁界変化により発熱する金属体とで構成し、前
    記マイクロ波発生手段および蒸気発生手段を制御する制
    御部を設け、前記制御部は食品の加熱の開始時に略同時
    にマイクロ波発生手段と蒸気発生手段を始動し加熱する
    蒸気とマイクロ波による食品加熱調理方法。
  2. 【請求項2】食品を収納する加熱室と、前記加熱室内に
    マイクロ波を照射するマイクロ波発生手段と、前記加熱
    室内に蒸気を供給する蒸気発生手段を設け、前記蒸気発
    生手段は、蒸気発生手段始動後短時間内に蒸気を発生し
    前記加熱室内に供給するように食品を収納する加熱室と
    連結して設けた磁性体材料により形成した蒸気発生室
    と、前記蒸気発生室の外周に設けた励磁コイルとを設
    け、前記蒸気発生室は前記励磁コイルにより発生する磁
    界変化により発熱する構成し、前記マイクロ波発生手段
    および蒸気発生手段を制御する制御部を設け、前記制御
    部は食品の加熱の開始時に略同時にマイクロ波発生手段
    と蒸気発生手段を始動し加熱する蒸気とマイクロ波によ
    る食品加熱調理方法。
  3. 【請求項3】冷凍食品を収納する加熱室と、前記加熱室
    内にマイクロ波を照射するマイクロ波発生手段と、前記
    加熱室内に蒸気を供給する蒸気発生手段を設け、前記蒸
    気発生手段は、前記加熱室と連結して設けた蒸気発生室
    の外周に設けた励磁コイルと、前記蒸気加熱室内に装着
    され前記励磁コイルにより発生する磁界変化により発熱
    する金属体とで構成され、前記マイクロ波発生手段およ
    び蒸気発生手段を制御する制御部を設け、前記制御部は
    冷凍食品の加熱をマイクロ波発生手段の始動により加熱
    を開始し、冷凍食品の温度が略マイナス温度からプラス
    温度になったときに蒸気発生手段を始動することにより
    冷凍食品を加熱する蒸気とマイクロ波による食品加熱調
    理方法。
  4. 【請求項4】冷凍食品を収納する加熱室と、前記加熱室
    内にマイクロ波を照射するマイクロ波発生手段と、前記
    加熱室内に蒸気を供給する蒸気発生手段を設け、前記蒸
    気発生手段は、前記加熱室と連結して設けた蒸気発生室
    の外周に設けた励磁コイルと、前記蒸気加熱室内に装着
    され前記励磁コイルにより発生する磁界変化により発熱
    する金属体とで構成され、前記マイクロ波発生手段およ
    び蒸気発生手段を制御する制御部を設け、前記制御部は
    加熱時間経過とともにマイクロ波出力は低減し蒸気発生
    手段の出力は上昇するように制御し冷凍食品を加熱する
    蒸気とマイクロ波による食品加熱調理方法。
  5. 【請求項5】食品を収納する加熱室と、前記加熱室内に
    マイクロ波を照射するマイクロ波発生手段と、前記加熱
    室内に蒸気を供給する蒸気発生手段を設け、前記蒸気発
    生手段は、前記加熱室と連結して設けた蒸気発生室の外
    周に設けた励磁コイルと、前記蒸気発生室内に装着され
    前記励磁コイルにより発生する磁界変化により発熱する
    金属体とで構成され、前記マイクロ波発生手段および蒸
    気発生手段を制御する制御部を設け、前記制御部は食品
    の加熱の終了時にマイクロ波発生手段より蒸気発生手段
    を先に停止するように制御する蒸気とマイクロ波による
    食品加熱調理方法。
  6. 【請求項6】食品を収納する加熱室と、前記加熱室内に
    マイクロ波を照射するマイクロ波発生手段と、前記加熱
    室内に蒸気を供給する蒸気発生手段を設け、前記蒸気発
    生手段は、前記加熱室と連結して設けた蒸気発生室の外
    周に設けた励磁コイルと、前記蒸気発生室内に装着され
    前記励磁コイルにより発生する磁界変化により発熱する
    金属体とで構成され、前記金属体に水を滴下することに
    より蒸気を発生する構成とし、前記マイクロ波発生手段
    および蒸気発生手段を制御する制御部を設け、前記制御
    部は食品の加熱の進行に応じてマイクロ波発生手段と蒸
    気発生手段を制御し加熱する蒸気とマイクロ波による食
    品加熱調理方法。
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