JP3477797B2 - 自動変速機の電動式レンジ切換装置 - Google Patents
自動変速機の電動式レンジ切換装置Info
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- JP3477797B2 JP3477797B2 JP04399094A JP4399094A JP3477797B2 JP 3477797 B2 JP3477797 B2 JP 3477797B2 JP 04399094 A JP04399094 A JP 04399094A JP 4399094 A JP4399094 A JP 4399094A JP 3477797 B2 JP3477797 B2 JP 3477797B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の自動変速機にお
いて、電気的スイッチの操作でモータを作動させる電動
式レンジ切換装置に関する。
いて、電気的スイッチの操作でモータを作動させる電動
式レンジ切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機の電動式レンジ切換装
置は、駆動系の位置の変化を検出して、レンジ位置を判
断し、目標レンジに入ると、モータに制動力を発生さ
せ、目標のレンジ位置にマニュアルシャフトを停止させ
るように構成されている(例えば、特公昭63−377
29号参照)。
置は、駆動系の位置の変化を検出して、レンジ位置を判
断し、目標レンジに入ると、モータに制動力を発生さ
せ、目標のレンジ位置にマニュアルシャフトを停止させ
るように構成されている(例えば、特公昭63−377
29号参照)。
【0003】すなわち、電気的スイッチ(レンジセレク
トスイッチ)の操作でモータを作動させ、センサの出力
で、電磁ブレーキを作動させ、モータを停止させてマニ
ュアルバルブを所定のレンジに制御する自動変速機の電
動式レンジ切換装置が提案されている。
トスイッチ)の操作でモータを作動させ、センサの出力
で、電磁ブレーキを作動させ、モータを停止させてマニ
ュアルバルブを所定のレンジに制御する自動変速機の電
動式レンジ切換装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低温時
には、自動変速機の油圧回路の流体(ATF)の粘性が
増大することによって、マニュアルバルブの作動の抵抗
となり、その結果、ディテントの山部分におけるマニュ
アルシャフトに取り付けられたバルブ位置センサからの
出力電圧と、ディテントの谷部分におけるそれとではあ
まり変化がなく、目標レンジ位置になったか否かの判定
ができなくなる場合がある。
には、自動変速機の油圧回路の流体(ATF)の粘性が
増大することによって、マニュアルバルブの作動の抵抗
となり、その結果、ディテントの山部分におけるマニュ
アルシャフトに取り付けられたバルブ位置センサからの
出力電圧と、ディテントの谷部分におけるそれとではあ
まり変化がなく、目標レンジ位置になったか否かの判定
ができなくなる場合がある。
【0005】また、高電圧時においても、モータの回転
速度が高くなり、ディテントレバーの谷部分におけるセ
ンサ出力値の変化率が小さくなるため、同様の問題が発
生する。
速度が高くなり、ディテントレバーの谷部分におけるセ
ンサ出力値の変化率が小さくなるため、同様の問題が発
生する。
【0006】この点について詳細に説明すると、モータ
の駆動電圧及びマニュアルバルブの雰囲気温度が標準で
ある場合は、図9に示すように、例えば、Pレンジから
Rレンジへのレンジ切換時a、RレンジからNレンジへ
のレンジ切換時b、NレンジからDレンジへのレンジ切
換時cともに、適切な判定を行うことができる。
の駆動電圧及びマニュアルバルブの雰囲気温度が標準で
ある場合は、図9に示すように、例えば、Pレンジから
Rレンジへのレンジ切換時a、RレンジからNレンジへ
のレンジ切換時b、NレンジからDレンジへのレンジ切
換時cともに、適切な判定を行うことができる。
【0007】しかし、モータの駆動電圧が低電圧で、か
つ、マニュアルバルブの雰囲気温度が低温度である場合
には、モータの回転速度は低減し、かつ自動変速機の油
圧回路の流体(ATF)の粘度が増大して、マニュアル
バルブの作動の抵抗が増加することになり、その結果、
ディテントの山部分におけるマニュアルシャフトに取り
付けられたバルブ位置センサの出力電圧値と、ディテン
トの谷部分におけるそれとではあまり変化がなくなるた
め、例えば、図10に示すように、特に、Rレンジから
Nレンジへのレンジ切換時bでは、適切な判定を行うこ
とができない。
つ、マニュアルバルブの雰囲気温度が低温度である場合
には、モータの回転速度は低減し、かつ自動変速機の油
圧回路の流体(ATF)の粘度が増大して、マニュアル
バルブの作動の抵抗が増加することになり、その結果、
ディテントの山部分におけるマニュアルシャフトに取り
付けられたバルブ位置センサの出力電圧値と、ディテン
トの谷部分におけるそれとではあまり変化がなくなるた
め、例えば、図10に示すように、特に、Rレンジから
Nレンジへのレンジ切換時bでは、適切な判定を行うこ
とができない。
【0008】更に、モータの駆動電圧が高電圧で、かつ
マニュアルバルブの雰囲気温度が標準の場合には、モー
タの駆動力は増加することになり、その結果、ディテン
トの山部分におけるマニュアルシャフトに取り付けられ
たバルブ位置センサの出力電圧値と、ディテントの谷部
分におけるそれとではあまり変化がなくなるため、例え
ば、図11に示すように、特に、RレンジからNレンジ
へのレンジ切換時b、NレンジからDレンジへのレンジ
切換時cでは適切な判定を行うことができない。
マニュアルバルブの雰囲気温度が標準の場合には、モー
タの駆動力は増加することになり、その結果、ディテン
トの山部分におけるマニュアルシャフトに取り付けられ
たバルブ位置センサの出力電圧値と、ディテントの谷部
分におけるそれとではあまり変化がなくなるため、例え
ば、図11に示すように、特に、RレンジからNレンジ
へのレンジ切換時b、NレンジからDレンジへのレンジ
切換時cでは適切な判定を行うことができない。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するために、
ディテント引き込み(自走)検出不能や誤検出をなく
し、ディテント引き込み(自走)を明確に判断し得る自
動変速機の電動式レンジ切換装置を提供することを目的
とする。
ディテント引き込み(自走)検出不能や誤検出をなく
し、ディテント引き込み(自走)を明確に判断し得る自
動変速機の電動式レンジ切換装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、運転者により操作されるレンジセレクト
スイッチにより、自動変速機内のマニュアルバルブを制
御して、レンジの切換えを行う自動変速機の電動式レン
ジ切換装置において、前記レンジセレクトスイッチによ
り駆動されるモータと、該モータに連動する減速装置
と、該減速装置に連結したマニュアルシャフトと、該マ
ニュアルシャフトに取り付けられ、前記マニュアルバル
ブを制御するディテント機構と、該ディテント機構の回
転位置の変化を検出するバルブ位置センサと、該バルブ
位置センサの出力値の変化率を、予め定めた基準値と比
較して、前記変化率が前記基準値を越えた場合に、前記
モータを停止するように制御する手段と、前記バルブ位
置センサの出力値と、目標レンジ位置における前記バル
ブ位置センサの出力値とを比較する手段と、前記バルブ
位置センサの出力値が、目標レンジ位置における前記バ
ルブ位置センサの出力値近傍であると判断した場合に
は、前記モータの駆動電圧をデューティ制御することで
モータの回転速度を落とす手段を設けるようにしたもの
である。
成するために、運転者により操作されるレンジセレクト
スイッチにより、自動変速機内のマニュアルバルブを制
御して、レンジの切換えを行う自動変速機の電動式レン
ジ切換装置において、前記レンジセレクトスイッチによ
り駆動されるモータと、該モータに連動する減速装置
と、該減速装置に連結したマニュアルシャフトと、該マ
ニュアルシャフトに取り付けられ、前記マニュアルバル
ブを制御するディテント機構と、該ディテント機構の回
転位置の変化を検出するバルブ位置センサと、該バルブ
位置センサの出力値の変化率を、予め定めた基準値と比
較して、前記変化率が前記基準値を越えた場合に、前記
モータを停止するように制御する手段と、前記バルブ位
置センサの出力値と、目標レンジ位置における前記バル
ブ位置センサの出力値とを比較する手段と、前記バルブ
位置センサの出力値が、目標レンジ位置における前記バ
ルブ位置センサの出力値近傍であると判断した場合に
は、前記モータの駆動電圧をデューティ制御することで
モータの回転速度を落とす手段を設けるようにしたもの
である。
【0011】また、前記デューティ制御値を、前記モー
タの駆動電圧とマニュアルバルブの雰囲気温度に基づい
て補正するようにしたものである。
タの駆動電圧とマニュアルバルブの雰囲気温度に基づい
て補正するようにしたものである。
【0012】
【作用及び発明の効果】本発明は、上記したように、バ
ルブ位置センサの出力値の変化率が、ディテント上りと
ディテント引き込み(自走)とで明確になるよう、目標
レンジ位置の手前から駆動信号発生装置からの出力信号
に基づいて、モータの駆動電圧のデューティ制御を行
い、モータの回転速度を制御する。
ルブ位置センサの出力値の変化率が、ディテント上りと
ディテント引き込み(自走)とで明確になるよう、目標
レンジ位置の手前から駆動信号発生装置からの出力信号
に基づいて、モータの駆動電圧のデューティ制御を行
い、モータの回転速度を制御する。
【0013】例えば、低油温時は、学習により記憶され
た目標レンジ位置(バルブ位置センサの出力値により設
定)の手前からデューティ制御を行い、バルブ位置セン
サの出力値の変化が判断できる電圧までモータの回転速
度を落とし、ディテント上りとディテント引き込み(自
走)時とで、変化率の違いが十分判断できるように制御
する。
た目標レンジ位置(バルブ位置センサの出力値により設
定)の手前からデューティ制御を行い、バルブ位置セン
サの出力値の変化が判断できる電圧までモータの回転速
度を落とし、ディテント上りとディテント引き込み(自
走)時とで、変化率の違いが十分判断できるように制御
する。
【0014】また、モータの駆動電圧が、高電圧時も前
記と同様の制御を行う。
記と同様の制御を行う。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。
ながら詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の実施例を示す自動変速機の
電動式レンジ切換装置の要部構成図、図2はその自動変
速機の電動式レンジ切換システムの概略構成図、図3は
その自動変速機の電動式レンジ切換装置の駆動部の構成
図、図4はその自動変速機の電動式レンジ切換装置の分
解斜視図、図5はその自動変速機の電動式レンジ切換装
置のディテント機構の構成図である。
電動式レンジ切換装置の要部構成図、図2はその自動変
速機の電動式レンジ切換システムの概略構成図、図3は
その自動変速機の電動式レンジ切換装置の駆動部の構成
図、図4はその自動変速機の電動式レンジ切換装置の分
解斜視図、図5はその自動変速機の電動式レンジ切換装
置のディテント機構の構成図である。
【0017】これらの図において、1は自動変速機(A
/T)であり、この自動変速機(A/T)1の一方の側
面には、自動変速機1のレンジ切換装置を駆動するアク
チュエータとしてのモータ2が取り付けられる。このモ
ータ2にはウオームギア61を含む減速装置3が設けら
れる。
/T)であり、この自動変速機(A/T)1の一方の側
面には、自動変速機1のレンジ切換装置を駆動するアク
チュエータとしてのモータ2が取り付けられる。このモ
ータ2にはウオームギア61を含む減速装置3が設けら
れる。
【0018】その減速装置3の出力軸はガタ結合機構4
を介してマニュアルバルブレバーシャフト(ここでは、
マニュアルシャフトという)5に連結される。このマニ
ュアルシャフト5の他端は、自動変速機(A/T)1の
他方の側面に支持され、そのマニュアルシャフト5の他
端にはニュートラルスタートスイッチ24が装着されて
いる。
を介してマニュアルバルブレバーシャフト(ここでは、
マニュアルシャフトという)5に連結される。このマニ
ュアルシャフト5の他端は、自動変速機(A/T)1の
他方の側面に支持され、そのマニュアルシャフト5の他
端にはニュートラルスタートスイッチ24が装着されて
いる。
【0019】また、マニュアルシャフト5の減速装置ケ
ース60を貫通した端部にはバルブ位置センサ23が装
着されている。このバルブ位置センサ23は、マニュア
ルシャフト5の回転変位、つまり、ディテント機構7の
回転位置の変化を電圧として出力する。更に、モータ2
には電源20が接続可能であり、このモータ2の駆動電
圧は、電圧計21で検出される。
ース60を貫通した端部にはバルブ位置センサ23が装
着されている。このバルブ位置センサ23は、マニュア
ルシャフト5の回転変位、つまり、ディテント機構7の
回転位置の変化を電圧として出力する。更に、モータ2
には電源20が接続可能であり、このモータ2の駆動電
圧は、電圧計21で検出される。
【0020】また、自動変速機(A/T)1内に設けら
れるマニュアルバルブ11の雰囲気温度、つまり、油温
は油温センサ22によって検出される。更に、ハンドル
40の近傍には、レンジセレクトスイッチ41(レバー
スイッチ、押釦スイッチやロータリースイッチ等)が配
置されている。
れるマニュアルバルブ11の雰囲気温度、つまり、油温
は油温センサ22によって検出される。更に、ハンドル
40の近傍には、レンジセレクトスイッチ41(レバー
スイッチ、押釦スイッチやロータリースイッチ等)が配
置されている。
【0021】上記した電圧計21、油温センサ22、バ
ルブ位置センサ23、ニュートラルスタートスイッチ2
4、レンジセレクトスイッチ41のそれぞれの出力信号
は、レンジ切換制御用電子制御装置30に接続される。
ルブ位置センサ23、ニュートラルスタートスイッチ2
4、レンジセレクトスイッチ41のそれぞれの出力信号
は、レンジ切換制御用電子制御装置30に接続される。
【0022】このレンジ切換制御用電子制御装置30
は、中央処理装置(CPU)31と、プログラムが内蔵
されるROM32、後述する各種の情報が記憶されるメ
モリ33と、入出力インタフェース34、駆動信号発生
装置35等を具備しており、該入出力インタフェース3
4を介して、電圧計21、油温センサ22、バルブ位置
センサ23、ニュートラルスタートスイッチ24からの
出力信号が取り込まれる。
は、中央処理装置(CPU)31と、プログラムが内蔵
されるROM32、後述する各種の情報が記憶されるメ
モリ33と、入出力インタフェース34、駆動信号発生
装置35等を具備しており、該入出力インタフェース3
4を介して、電圧計21、油温センサ22、バルブ位置
センサ23、ニュートラルスタートスイッチ24からの
出力信号が取り込まれる。
【0023】一方、入出力インタフェース34を介し
て、レンジセレクトスイッチ41の操作部材をロックす
るシフトロックソレノイド36、リバース及びパーキン
グ時のウォーニング装置37にそれぞれ出力信号を送信
可能に接続されている。
て、レンジセレクトスイッチ41の操作部材をロックす
るシフトロックソレノイド36、リバース及びパーキン
グ時のウォーニング装置37にそれぞれ出力信号を送信
可能に接続されている。
【0024】また、駆動信号発生装置35からはデュー
ティ信号が出力されて、モータ2に入力され、モータ2
の駆動電圧のデューティ制御が行われる。
ティ信号が出力されて、モータ2に入力され、モータ2
の駆動電圧のデューティ制御が行われる。
【0025】更に、マニュアルシャフト5には略撥状の
ディテントレバー6が固定され、その外周面にはディテ
ント機構7が設けられている。すなわち、図5に示すよ
うに、右側より、順次、切欠きP,R,N,D,2,L
が形成され、それらの切欠きに、ディテントスプリング
8の先端部に設けられるローラ9が係合して、Pレン
ジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジ,2レンジ,Lレン
ジをそれぞれディテントするように構成されている。な
お、6aはディテントレバー6に形成されるマニュアル
シャフト5の取り付け穴、6bはディテントレバー6に
形成されるパーキング機構に連結されるロッド(後述)
の取り付け穴である。
ディテントレバー6が固定され、その外周面にはディテ
ント機構7が設けられている。すなわち、図5に示すよ
うに、右側より、順次、切欠きP,R,N,D,2,L
が形成され、それらの切欠きに、ディテントスプリング
8の先端部に設けられるローラ9が係合して、Pレン
ジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジ,2レンジ,Lレン
ジをそれぞれディテントするように構成されている。な
お、6aはディテントレバー6に形成されるマニュアル
シャフト5の取り付け穴、6bはディテントレバー6に
形成されるパーキング機構に連結されるロッド(後述)
の取り付け穴である。
【0026】そこで、従来と同様に、エンジンを始動
し、走行状態に移る。この場合には、レンジセレクトス
イッチ41のドライブ(D)スイッチをオンにする。す
ると、電源20からモータ2に電流が供給され、モータ
2が回転することにより、ウオームギア61を含む減速
装置3が駆動され、ガタ結合機構4を介して、マニュア
ルシャフト5が回転され、それに伴って、ディテントレ
バー6が回転し、その回転変位に応じてバルブボディー
10内のマニュアルバルブ11が切り換えられる。した
がって、ライン圧PL がDレンジのポートに切換られ
る。
し、走行状態に移る。この場合には、レンジセレクトス
イッチ41のドライブ(D)スイッチをオンにする。す
ると、電源20からモータ2に電流が供給され、モータ
2が回転することにより、ウオームギア61を含む減速
装置3が駆動され、ガタ結合機構4を介して、マニュア
ルシャフト5が回転され、それに伴って、ディテントレ
バー6が回転し、その回転変位に応じてバルブボディー
10内のマニュアルバルブ11が切り換えられる。した
がって、ライン圧PL がDレンジのポートに切換られ
る。
【0027】このように、ディテントレバー6の回転変
位に応じて、マニュアルバルブ11は各ポートに切換え
可能であり、それに応じて、変速機制御用電子制御装置
50の制御により、変速シフトバルブ17が切換えら
れ、各摩擦係合要素18は各レンジに対応した組み合わ
せが確立される。なお、19はソレノイドである。
位に応じて、マニュアルバルブ11は各ポートに切換え
可能であり、それに応じて、変速機制御用電子制御装置
50の制御により、変速シフトバルブ17が切換えら
れ、各摩擦係合要素18は各レンジに対応した組み合わ
せが確立される。なお、19はソレノイドである。
【0028】また、パーキング機構14について説明す
ると、ディテントレバー6の回転変位に応じて、ディテ
ントレバー6に連結されるロッド12が変位し、そのロ
ッド12の先端部に形成されるカム13の形状に応じ
て、パーキングポール15が回動可能に配置されてお
り、Pレンジでは、パーキングポール15の爪15a
が、パーキングギア16の凹部16aに噛み合い、パー
キングギア16は鎖錠される。
ると、ディテントレバー6の回転変位に応じて、ディテ
ントレバー6に連結されるロッド12が変位し、そのロ
ッド12の先端部に形成されるカム13の形状に応じ
て、パーキングポール15が回動可能に配置されてお
り、Pレンジでは、パーキングポール15の爪15a
が、パーキングギア16の凹部16aに噛み合い、パー
キングギア16は鎖錠される。
【0029】ここで、自動変速機の電動式レンジ切換装
置は、ディテント機構7を利用して、マニュアルシャフ
ト5が、ディテントの山から谷へ落ちる際のバルブ位置
センサ23の出力値を、レンジ切換制御用電子制御装置
30に読み込み、CPU31により、その変化率を演算
して、その変化率にてレンジ位置を判断する。つまり、
バルブ位置センサ23の出力値にて現在のレンジ位置を
判断し、目標のレンジ範囲に入った時に、バルブ位置セ
ンサ23の出力値の変化率に基づいて、ディテントの谷
(油圧発生角の中心)に落ちたことを判断して、モータ
2に制動力を発生させ、目標のレンジ位置にマニュアル
シャフト5を停止させる。
置は、ディテント機構7を利用して、マニュアルシャフ
ト5が、ディテントの山から谷へ落ちる際のバルブ位置
センサ23の出力値を、レンジ切換制御用電子制御装置
30に読み込み、CPU31により、その変化率を演算
して、その変化率にてレンジ位置を判断する。つまり、
バルブ位置センサ23の出力値にて現在のレンジ位置を
判断し、目標のレンジ範囲に入った時に、バルブ位置セ
ンサ23の出力値の変化率に基づいて、ディテントの谷
(油圧発生角の中心)に落ちたことを判断して、モータ
2に制動力を発生させ、目標のレンジ位置にマニュアル
シャフト5を停止させる。
【0030】そして、そのディテントの谷(油圧発生角
の中心)に落ちたか、つまり、ディテント引き込み(山
の下り側)か否かの判定を明確にするために、目標レン
ジ位置の手前から、駆動信号発生装置35(例えば、本
願出願人の出願にかかる特願平5−270095号参
照)からの出力信号に基づいて、モータ2の駆動電圧を
デューティ制御することにより、そのモータ2の回転速
度を制御する。
の中心)に落ちたか、つまり、ディテント引き込み(山
の下り側)か否かの判定を明確にするために、目標レン
ジ位置の手前から、駆動信号発生装置35(例えば、本
願出願人の出願にかかる特願平5−270095号参
照)からの出力信号に基づいて、モータ2の駆動電圧を
デューティ制御することにより、そのモータ2の回転速
度を制御する。
【0031】以下、かかる本発明の実施例を示す自動変
速機の電動式レンジ切換装置の動作について説明する。
速機の電動式レンジ切換装置の動作について説明する。
【0032】図6は本発明の実施例を示す自動変速機の
電動式レンジ切換装置の動作フローチャート、図7はモ
ータの駆動電圧出力デューティ値マップ図、図8はその
自動変速機の電動式レンジ切換装置の動作タイミングチ
ャートである。
電動式レンジ切換装置の動作フローチャート、図7はモ
ータの駆動電圧出力デューティ値マップ図、図8はその
自動変速機の電動式レンジ切換装置の動作タイミングチ
ャートである。
【0033】予め、この自動変速機の電動式レンジ切換
装置の動作に必要なデータの記憶、イニシアライズ化を
行う。ここでは、予め学習に基づいて設定されるモータ
2の駆動電圧とマニュアルバルブ11の油温に対応した
目標レンジをメモリ33に記憶させておく。また、図7
に示すモータの駆動電圧出力デューティ値の記憶などを
行う。
装置の動作に必要なデータの記憶、イニシアライズ化を
行う。ここでは、予め学習に基づいて設定されるモータ
2の駆動電圧とマニュアルバルブ11の油温に対応した
目標レンジをメモリ33に記憶させておく。また、図7
に示すモータの駆動電圧出力デューティ値の記憶などを
行う。
【0034】(1)まず、バルブ位置センサ23からの
出力電圧値を、レンジ切換制御用電子制御装置30に読
み込む(ステップS1)。
出力電圧値を、レンジ切換制御用電子制御装置30に読
み込む(ステップS1)。
【0035】(2)モータ2の駆動電圧値を電圧計21
で測定し、レンジ切換制御用電子制御装置30に読み込
む(ステップS2)。
で測定し、レンジ切換制御用電子制御装置30に読み込
む(ステップS2)。
【0036】(3)油温センサ22により油温を測定
し、レンジ切換制御用電子制御装置30に読み込む(ス
テップS3)。
し、レンジ切換制御用電子制御装置30に読み込む(ス
テップS3)。
【0037】(4)バルブ位置センサ23からの出力電
圧に基づく目標レンジ位置の手前、例えば、0.5V以
内であるか否かを判断する(ステップS4)。
圧に基づく目標レンジ位置の手前、例えば、0.5V以
内であるか否かを判断する(ステップS4)。
【0038】(5)その結果、0.5V以内になると、
予め記憶された図7に示す駆動電圧出力デューティ値マ
ップに従い、駆動信号発生装置35からの出力信号に基
づき、モータ2の駆動電圧をデューティ制御する(ステ
ップS5)。
予め記憶された図7に示す駆動電圧出力デューティ値マ
ップに従い、駆動信号発生装置35からの出力信号に基
づき、モータ2の駆動電圧をデューティ制御する(ステ
ップS5)。
【0039】(6)バルブ位置センサ23の出力電圧に
基づく、目標レンジ位置のディテント引き込み(自走)
を検出したか否かを判断する(ステップS6)。
基づく、目標レンジ位置のディテント引き込み(自走)
を検出したか否かを判断する(ステップS6)。
【0040】(7)その結果、ディテント引き込み(自
走)を検出した場合には、マニュアルシャフト5を停止
させる(ステップS7)。
走)を検出した場合には、マニュアルシャフト5を停止
させる(ステップS7)。
【0041】(8)また、前記ステップS4及びステッ
プS6において否定である場合には、リターンする。
プS6において否定である場合には、リターンする。
【0042】例えば、図8に示すように、バルブ位置セ
ンサ23からの出力電圧を監視して、RレンジからNレ
ンジへの切り換えにあたり、Nレンジ手前、0.5Vに
至ると、図7に示すように、モータの駆動電圧出力デュ
ーティ値マップに従い、駆動信号発生装置35からのデ
ューティ信号によりモータ2の駆動電圧のデューティ制
御を行う。
ンサ23からの出力電圧を監視して、RレンジからNレ
ンジへの切り換えにあたり、Nレンジ手前、0.5Vに
至ると、図7に示すように、モータの駆動電圧出力デュ
ーティ値マップに従い、駆動信号発生装置35からのデ
ューティ信号によりモータ2の駆動電圧のデューティ制
御を行う。
【0043】すると、モータ2の回転速度が低減される
ことになり、バルブ位置センサ23の出力電圧は、ディ
テント上りにおいて、デューティ制御を行わない場合に
比べて、その勾配がθだけ緩くなるために、ディテント
上りから、Nレンジへのディテント引き込み(自走)へ
との移行が明確に検出されることになる。
ことになり、バルブ位置センサ23の出力電圧は、ディ
テント上りにおいて、デューティ制御を行わない場合に
比べて、その勾配がθだけ緩くなるために、ディテント
上りから、Nレンジへのディテント引き込み(自走)へ
との移行が明確に検出されることになる。
【0044】ここでは、RレンジからNレンジへの切り
換えについて説明したが、PレンジからRレンジ、Nレ
ンジからDレンジへの切り換えなどにも、同様に適用で
きることは言うまでもない。
換えについて説明したが、PレンジからRレンジ、Nレ
ンジからDレンジへの切り換えなどにも、同様に適用で
きることは言うまでもない。
【0045】また、上記した電子制御装置は、この自動
変速機の電動式レンジ切換装置に専用のものとして配備
したり、自動変速機のの全体制御を行う電子制御装置の
一部に組み込んだり、更には、エンジンなどの制御など
も行う広汎な制御機能を有する自動車両全体の制御を行
う電子制御装置の一部に組み込むようにすることもでき
る。
変速機の電動式レンジ切換装置に専用のものとして配備
したり、自動変速機のの全体制御を行う電子制御装置の
一部に組み込んだり、更には、エンジンなどの制御など
も行う広汎な制御機能を有する自動車両全体の制御を行
う電子制御装置の一部に組み込むようにすることもでき
る。
【0046】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【図1】本発明の実施例を示す自動変速機の電動式レン
ジ切換装置の要部構成図である。
ジ切換装置の要部構成図である。
【図2】本発明の実施例を示す自動変速機の電動式レン
ジ切換システムの概略構成図である。
ジ切換システムの概略構成図である。
【図3】本発明の実施例を示す自動変速機の電動式レン
ジ切換装置の駆動部の構成図である。
ジ切換装置の駆動部の構成図である。
【図4】本発明の実施例を示す自動変速機の電動式レン
ジ切換装置の分解斜視図である。
ジ切換装置の分解斜視図である。
【図5】本発明の実施例を示す自動変速機の電動式レン
ジ切換装置のディテント機構の構成図である。
ジ切換装置のディテント機構の構成図である。
【図6】本発明の実施例を示す自動変速機の電動式レン
ジ切換装置の動作フローチャートである。
ジ切換装置の動作フローチャートである。
【図7】本発明の実施例を示す自動変速機の電動式レン
ジ切換装置のモータの駆動電圧出力デューティ値マップ
図である。
ジ切換装置のモータの駆動電圧出力デューティ値マップ
図である。
【図8】本発明の実施例を示す自動変速機の電動式レン
ジ切換装置の動作タイミングチャートである。
ジ切換装置の動作タイミングチャートである。
【図9】従来の自動変速機の電動式レンジ切換装置のバ
ルブ位置センサの標準時のバルブ位置センサの出力信号
のタイミングチャートである。
ルブ位置センサの標準時のバルブ位置センサの出力信号
のタイミングチャートである。
【図10】従来の自動変速機の電動式レンジ切換装置の
モータの駆動電圧及び油温が共に低い場合のバルブ位置
センサの出力信号のタイミングチャートである。
モータの駆動電圧及び油温が共に低い場合のバルブ位置
センサの出力信号のタイミングチャートである。
【図11】従来の自動変速機の電動式レンジ切換装置の
モータの駆動電圧が高く、油温は標準である場合のバル
ブ位置センサの出力信号のタイミングチャートである。
モータの駆動電圧が高く、油温は標準である場合のバル
ブ位置センサの出力信号のタイミングチャートである。
1 自動変速機(A/T)
2 モータ
3 減速装置
4 ガタ結合機構
5 マニュアルシャフト
6 ディテントレバー6a
マニュアルシャフトの取り付け穴 6b
ロッドの取り付け穴
7 ディテント機構
8 ディテントスプリング
9 ローラ
10 バルブボディー
11 マニュアルバルブ
12 ロッド
13 カム
14 パーキング機構
15 パーキングポール15a
パーキングポールの爪
16 パーキングギア16a
パーキングギアの凹部
17 変速シフトバルブ
18 各摩擦係合要素
19 ソレノイド
20 電源
21 電圧計
22 油温センサ
23 バルブ位置センサ
24 ニュートラルスタートスイッチ
30 レンジ切換制御用電子制御装置
31 中央処理装置(CPU)
32 ROM
33 メモリ
34 入出力インタフェース
35 駆動信号発生装置
36 シフトロックソレノイド
37 ウォーニング装置
40 ハンドル
41 レンジセレクトスイッチ
50 変速機制御用電子制御装置60
減速装置ケース 61
ウォームギア
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 宇野木 正道
愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ
ン・エィ・ダブリュ株式会社内
(56)参考文献 特開 平5−203042(JP,A)
特開 平5−99326(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16H 59/00 - 63/48
Claims (2)
- 【請求項1】 運転者により操作されるレンジセレクト
スイッチにより、自動変速機内のマニュアルバルブを制
御して、レンジの切換えを行う自動変速機の電動式レン
ジ切換装置において、前記レンジセレクトスイッチによ
り駆動されるモータと、該モータに連動する減速装置
と、該減速装置に連結したマニュアルシャフトと、該マ
ニュアルシャフトに取り付けられ、前記マニュアルバル
ブを制御するディテント機構と、該ディテント機構の回
転位置の変化を検出するバルブ位置センサと、該バルブ
位置センサの出力値の変化率を、予め定めた基準値と比
較して、前記変化率が前記基準値を越えた場合に、前記
モータを停止するように制御する手段と、前記バルブ位
置センサの出力値と、目標レンジ位置における前記バル
ブ位置センサの出力値とを比較する手段と、前記バルブ
位置センサの出力値が、目標レンジ位置における前記バ
ルブ位置センサの出力値近傍であると判断した場合に
は、前記モータの駆動電圧をデューティ制御することで
モータの回転速度を落とす手段を具備することを特徴と
する自動変速機の電動式レンジ切換装置。 - 【請求項2】 前記デューティ制御値を、前記モータの
駆動電圧とマニュアルバルブの雰囲気温度に基づいて補
正することを特徴とする請求項1記載の自動変速機の電
動式レンジ切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04399094A JP3477797B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04399094A JP3477797B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07253150A JPH07253150A (ja) | 1995-10-03 |
JP3477797B2 true JP3477797B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=12679163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04399094A Expired - Fee Related JP3477797B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 自動変速機の電動式レンジ切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3477797B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4163293B2 (ja) * | 1998-07-15 | 2008-10-08 | 本田技研工業株式会社 | 車両用自動変速機の制御装置 |
EP1170532B1 (en) | 1999-12-13 | 2010-11-03 | Aisin Aw Co., Ltd. | Range switching apparatus |
JP4542748B2 (ja) * | 2003-02-25 | 2010-09-15 | アイシン・エーアイ株式会社 | 車両変速機のシフトゲート位置検出方法、シフトゲート位置検出装置 |
JP5253068B2 (ja) * | 2008-09-29 | 2013-07-31 | 本田技研工業株式会社 | 変速制御装置 |
JP6178173B2 (ja) * | 2013-08-29 | 2017-08-09 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
JP7415794B2 (ja) * | 2020-05-21 | 2024-01-17 | 株式会社デンソー | 動力伝達切替装置 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP04399094A patent/JP3477797B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07253150A (ja) | 1995-10-03 |
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