JP3477650B2 - コアモータ - Google Patents

コアモータ

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JP3477650B2
JP3477650B2 JP06722292A JP6722292A JP3477650B2 JP 3477650 B2 JP3477650 B2 JP 3477650B2 JP 06722292 A JP06722292 A JP 06722292A JP 6722292 A JP6722292 A JP 6722292A JP 3477650 B2 JP3477650 B2 JP 3477650B2
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登茂昭 西村
敏則 佐々木
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Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、コアモータに関するも
のであり、特に、積層コアがステータとしてハウジング
に組付けられるブラシレスモータ、ステッピングモー
タ、オルタネータ等のコアモータに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、コアモータにおいては、何等
かの方法により積層コアがステータとしてハウジングに
組付けられていた。この積層コアをハウジングに組付け
る技術の1つとして、例えば、複数のコアを積層したコ
ア群の外周をハウジングに接着して固定する方法があっ
た。 【0003】また、この他にも積層コアをハウジングに
固定する従来技術は種々あり、これらを図6乃至図8を
用いて説明する。図6は従来のコアモータのコア固定部
分を示す要部断面図、図7は従来のコアモータの他のコ
ア固定部分を示す要部断面図、図8は従来のコアモータ
の更に他のコア固定部分を示す要部断面図である。 【0004】図6において、複数のコア1が積層された
コア群2はハウジング5の端部8をかしめてハウジング
5に固定されている。即ち、ハウジング5にコア群2を
挿入し、ハウジング5の端部8を順次かしめてコア群2
をハウジング5に固定している。このような、かしめに
よる固定はハウジング5が鋼板或いはアルミで構成され
ている場合に採用されている。 【0005】図7において、複数のコア1が積層された
コア群2はハウジング5へのインサート成形によりハウ
ジング5に固定されている。即ち、ハウジング5成形時
にコア群2をインサートしておき、ハウジング5とコア
群2とを一体成形して固定している。このような、イン
サート成形による固定はハウジング5が樹脂で構成され
ている場合に採用されており、ステッピングモータや小
形のブラシレスモータ等で実施されている。 【0006】図8において、複数のコア1が積層された
コア群2はネジ9及びワッシャ10によってハウジング
5に固定されている。即ち、ハウジング5にコア群2を
挿入し、ハウジング5の端面部のネジ孔にワッシャ10
を嵌挿したネジ9を螺着して、コア群2の端部を押圧し
ハウジング5に固定している。このような、ネジ9及び
ワッシャ10による固定はハウジング5が鋳造物で構成
されている場合に採用されている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の積層コアの外周をハウジングに接着して組付ける
方法では、組付工数が多くかかりコスト的に不利であっ
た。 【0008】また、図6のようなかしめによる固定では
コア群2のコア積層厚みの寸法的なばらつきに対して十
分対応できず、図7のようなインサート成形による固定
では大掛りな装置が必要であり製造コストが高く、図8
のようなネジ止めによる固定ではコア群2の外周部のハ
ウジング5に所定以上の大きな厚みが必要であった。し
かも、コア群2とハウジング5との固定に対する信頼性
も低かった。 【0009】そこで、本発明は、厚み寸法のばらつきが
大きな積層コアをハウジングに固定する場合にも簡単に
対応ができ、しかも積層コアとハウジングとの固定が安
価で信頼性の高いコアモータの提供を課題とするもので
ある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明にかかるコアモー
タは、モータのステータ等の積層状のコア群の外周部に
形成された所定形状の切欠と、前記コア群の周囲を覆い
前記コア群が組付けられるハウジングと、前記ハウジン
グの所定位置に穿設されたネジ孔に螺着され、先端部の
テーパ面が前記コア群の切欠の切欠端部に当接して前記
コア群をハウジング内の所定の位置に固定する固定ネジ
とを具備するものである。 【0011】 【作用】本発明のコアモータにおいては、積層状のコア
群の周囲を覆い前記コア群が組付けられるハウジングの
所定位置に穿設されたネジ孔に固定ネジを螺着し、この
固定ネジの先端部のテーパ面がコア群の外周部に形成さ
れた所定形状の切欠の切欠端部に当接して、コア群をハ
ウジング内の所定の位置に固定するものであるから、固
定ネジの締付けによってコア群の回転方向及びスラスト
方向の両方向に対する固定が同時にできる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 【0013】図1は本発明の一実施例であるコアモータ
を示す横断面図、図2は図1のコアモータを示す縦断面
図、図3の(a)は本発明の一実施例であるコアモータ
のコア固定部分を示す拡大側面図で(b)は同じく拡大
正面図である。図中、上記従来例と同一符号及び記号は
上記従来例の構成部分と同一または相当する構成部分を
示す。 【0014】図において、各コア1の外周には所定形状
の切欠3が設けられており、このコア1が複数積層され
てコア群2の外周部には切欠3が溝状に羅列した状態と
なっている。このコア群2が組付けられるハウジング5
には回転軸に対して直角方向に外部からネジ孔6が穿設
されており、このネジ孔6に固定ネジ4を螺着し、順次
締付けることにより、固定ネジ4の先端部はコア群2の
一番端のコア1の切欠3の若干外側に向って螺進する。
この固定ネジ4の先端部は所定傾斜のテーパ面4aとな
っているので、最終的にはこのテーパ面4aが前記コア
群2の切欠3の切欠端部7に当接する。なお、このハウ
ジング5の反ネジ孔6側にはコア群2の他方の端部が当
接する段差5aが形成されている。 【0015】この構成のコアモータでは、ハウジング5
の段差5aに当接するまでコア群2を挿入し、固定ネジ
4をハウジング5のネジ孔6に螺着して、順次締込むこ
とにより、固定ネジ4の先端部のテーパ面4aがコア群
2の切欠3の切欠端部7に当接する。こうして、ハウジ
ング5のネジ孔6に螺着された固定ネジ4により、コア
群2の一方の端部が固定されるとともに、コア群2の他
方の端部はハウジング5の段差5aにより固定される。
しかも、固定ネジ4のテーパ面4aはコア群2の切欠3
の2つの切欠端部7に当接するので、コア群2のスラス
ト方向の移動を防止できるとともに、コア群2の回転方
向の移動も同時に防止できる。 【0016】また、この固定ネジ4の締付具合を適宜調
整することにより、コア群2の厚み寸法のばらつきを吸
収することができる。これを図3と図4との対比によっ
て説明する。図4の(a)は本発明の一実施例であるコ
アモータのコア積層厚みの寸法的なばらつきを吸収した
コア固定部分を示す拡大側面図で(b)は同じく拡大正
面図である。 【0017】図3及び図4において、Aは固定ネジ4の
中心線であり、a,bはこの中心線Aからコア群2の端
面までの寸法である。なお、ここでは図4の寸法bは図
3の寸法aよりも大きい場合を想定している。ハウジン
グ5にコア群2を挿入した段階、即ち、コア群2の端面
が段差5aに当接した段階では、コア群2の厚みの寸法
的なばらつきは寸法aと寸法bの差となって現れる。 【0018】しかし、この実施例のコアモータでは、固
定ネジ4の先端部が所定傾斜のテーパ面4aとなってい
るので、このテーパ面4aの範囲内でコア群2の厚み方
向のばらつきを吸収できる。つまり、図3においては、
固定ネジ4の先端面4bからc寸法の位置でテーパ面4
aと切欠端部7とが当接し、コア群2をハウジング5に
固定したが、図4では固定ネジ4を更に締込んで先端面
4bからd寸法の位置でテーパ面4aと切欠端部7とが
当接し、コア群2をハウジング5に固定できるからであ
る。こうして、コア群2の厚み寸法のばらつきに応じ
て、固定ネジ4の締込具合を適宜調整することにより、
固定ネジ4のテーパ面4aとコア群2の切欠3の切欠端
部7との当接位置が変化し、コア群2を適正に固定する
ことができる。 【0019】ここで、コア外周部の切欠3の形状につい
て説明する。図5の(a)から(c)は各々本発明の一
実施例であるコアモータのコア外周部の切欠形状例を示
す正面図である。 【0020】図において、(a)はコア1の外周部に円
弧状の切欠3aを設けたものであり、(b)は同じく三
角状の切欠3bを設けたものであり、(c)は同じく四
角状の切欠3cを設けたものである。コア1の外周部の
切欠3は任意の形状を採用することができるが、形状に
よっては固定ネジ4のテーパ面4aとの当接位置が切欠
3a〜3cの最先端位置にならないこともある。しか
し、テーパ面4aと切欠3a〜3cの切欠端部7とは必
ず2個所で当接する位置関係とする必要がある。そうで
ないと、コア群2をハウジング5に固定できないばかり
か、コア群2の厚み寸法のばらつきを吸収することもで
きないからである。 【0021】このように、本実施例のコアモータは、モ
ータのステータ等の積層状のコア群2と、前記コア群2
の外周部に形成された所定形状の切欠3,3a〜3c
と、前記コア群2の周囲を覆い前記コア群2が組付けら
れるハウジング5と、前記ハウジング5の所定位置に穿
設されたネジ孔6に螺着され、先端部の所定傾斜のテー
パ面4aが前記コア群2の切欠3,3a〜3cの切欠端
部7に当接して前記コア群2をハウジング5の段差5a
とによりハウジング5内の所定の位置に固定する固定ネ
ジ4とを備えている。 【0022】即ち、積層状のコア群2の周囲を覆い前記
コア群2が組付けられるハウジング5の所定位置に穿設
されたネジ孔6に固定ネジ4を螺着し、この固定ネジ4
の先端部のテーパ面4aがコア群2の外周部に形成され
た所定形状の切欠3,3a〜3cの切欠端部7に当接し
て、コア群2をハウジング5内の所定の位置に固定する
ものである。 【0023】したがって、固定ネジ4を締付けることに
よってコア群2の回転方向及びスラスト方向の両方向に
対する固定が同時にできるので、この固定ネジ4の締付
具合を適宜調整することにより、コア群2の厚み寸法の
ばらつきを吸収することができる。しかも、固定ネジ4
を締付けるだけで、コア群2とハウジング5との組付け
ができるので、組付工数も少なく、低コストであるとと
もに、コア群2とハウジング5との固定が確実にでき信
頼性も増す。 【0024】ところで、上記実施例では、コアモータの
コア群2をハウジング5に固定する場合について説明し
たが、積層コアに限らず寸法的にばらつきの大きい部品
をハウジングに固定する場合にも当然応用でき、その寸
法的なばらつきを吸収して固定することができる。 【0025】また、上記実施例では、コア群2の一方の
端部をハウジング5の段差5aに当接し、コア群2の他
方の端部を固定ネジ4を利用して固定する場合について
説明したが、コア群2の両方の端部を固定ネジ4を利用
して固定するように構成してもよい。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のコアモー
タは、積層状のコア群と、所定形状の切欠と、ハウジン
グと、固定ネジとを備え、積層状のコア群の周囲を覆い
前記コア群が組付けられるハウジングの所定位置に穿設
されたネジ孔に固定ネジを螺着し、この固定ネジの先端
部のテーパ面がコア群の外周部に形成された所定形状の
切欠の切欠端部に当接して、コア群をハウジング内の所
定の位置に固定することにより、固定ネジの締付けによ
ってコア群の回転方向及びスラスト方向の両方向に対す
る固定が同時にできるので、この固定ネジの締付具合を
適宜調整することにより、コア群の厚み寸法のばらつき
を吸収することができ、しかも、コア群とハウジングと
の組付工数も削減でき、低コストで確実な固定ができ信
頼性が増す。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明の一実施例であるコアモータを示
す横断面図である。 【図2】図2は図1のコアモータを示す縦断面図であ
る。 【図3】図3の(a)は本発明の一実施例であるコアモ
ータのコア固定部分を示す拡大側面図で(b)は同じく
拡大正面図である。 【図4】図4の(a)は本発明の一実施例であるコアモ
ータのコア積層厚みの寸法的なばらつきを吸収したコア
固定部分を示す拡大側面図で(b)は同じく拡大正面図
である。 【図5】図5の(a)から(c)は各々本発明の一実施
例であるコアモータのコア外周部の切欠形状例を示す正
面図である。 【図6】図6は従来のコアモータのコア固定部分を示す
要部断面図である。 【図7】図7は従来のコアモータの他のコア固定部分を
示す要部断面図である。 【図8】図8は従来のコアモータの更に他のコア固定部
分を示す要部断面図である。 【符号の説明】 1 コア 2 コア群 3,3a〜3c 切欠 4 固定ネジ 4a テーパ面 5 ハウジング 5a 段差 6 ネジ孔 7 切欠端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−211028(JP,A) 特開 平4−331443(JP,A) 実開 昭60−181147(JP,U) 実開 昭60−151243(JP,U) 実開 昭55−48338(JP,U) 実開 昭60−160058(JP,U) 実開 昭55−40670(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/18 H02K 5/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 積層状のコア群と、 前記コア群の外周部に形成された所定形状の切欠と、 前記コア群の周囲を覆い前記コア群が組付けられるハウ
    ジングと、 前記ハウジングの所定位置に穿設されたネジ孔に螺着さ
    れ、先端部の所定傾斜のテーパ面が前記コア群の一番端
    のコアの切欠の切欠端部に当接して前記コア群をハウジ
    ング内の所定の位置に固定する固定ネジとを具備するこ
    とを特徴とするコアモータ。
JP06722292A 1992-03-25 1992-03-25 コアモータ Expired - Fee Related JP3477650B2 (ja)

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