JP3476577B2 - 吸放湿性を有する複合繊維 - Google Patents
吸放湿性を有する複合繊維Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高吸湿性と放湿性とを
有し、衣料用途に適した複合繊維に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、高付加価値の衣料用繊維として、
従来の吸湿性繊維の代表例である木綿に相当する、ある
いは木綿以上の吸湿性を有する繊維の要望が極めて高
い。その特性としては、吸湿性はもちろんのこと、放湿
性も要求されており、この要望を満足する繊維はいまだ
得られていないのが現状である。 【0003】ポリアミド繊維やポリエステル繊維に吸湿
性を付与する試みは種々なされているが、その手段は、
繊維の多孔化、中空化又は極細繊維化等が主流(例え
ば、繊維学会誌、50巻、 P-371、1994) であり、木綿ま
での吸湿性は得られていない。また、親水性ポリマーと
繊維形成性の良好な疎水性ポリマーとを複合紡糸するこ
とにより、親水性繊維を得ようとする試みもなされてい
る。例えば、特公昭54− 38663号公報には、オレフィン
変性PVAを芯成分、疎水性熱可塑性樹脂を鞘成分とす
る親水性複合繊維が提案されている。しかし、PVA系
ポリマーの吸水率はせいぜい20〜30%程度であり、これ
を芯成分として用いても十分な吸湿性を有する繊維とす
ることはできない。また、この複合繊維は、PVA系ポ
リマーとしてエチレン含有量の少ないものを用いると、
溶融粘度が高くなって溶融紡糸性が低下し、操業性や得
られる繊維の強度が低下し、一方、エチレン含有量の多
いものを用いると、溶融紡糸性は良好となるが、水酸基
の量が減るため、親水性が低下するという問題を有して
いた。 【0004】さらに、特公昭54− 38659号公報には、ポ
リビニルピロリドンを共重合したポリアミドと通常の疎
水性ポリマーとからなる膨潤性複合繊維が開示されてお
り、特公昭58−9166号公報には、ポリエチレングリコー
ルを共重合したポリエステルと通常のポリエステルとか
らなる水膨潤性複合繊維が開示されている。しかし、こ
れらの繊維は、吸水性は有していても、放湿性に乏し
く、いつまでも濡れた感触があり、着心地が悪いという
大きな欠点があり、衣料用途には適さないものであっ
た。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、それ自体で
は水に不溶性の熱可塑性吸水性樹脂を吸水性成分として
使用し、製糸性良く製造することができる高吸湿性と放
湿性とを有する複合繊維を提供しようとするものであ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するもので、その要旨は、ポリアミド、またはポリ
エステルを鞘成分、熱可塑性吸水性樹脂を芯成分とした
ことを特徴とする吸放湿性を有する複合繊維にある。 【0007】以下、本発明について詳細に説明する。 【0008】本発明において、芯成分に使用される熱可
塑性吸水性樹脂とは、300 ℃以下の温度で溶融加工が可
能で、かつ自重の20倍以上の吸水能力を有するものをい
う。 【0009】熱可塑性吸水性樹脂の溶融粘度は、特に制
限されなく、鞘成分として用いられるポリアミド又はポ
リエステルの種類、溶融粘度に依存するが、繊維化する
際の溶融温度における溶融粘度が鞘成分に近いものが製
糸操業性の点で好ましい。 【0010】このような熱可塑性吸水性樹脂としては、
ポリエチレンオキサイドの架橋物からなるものが挙げら
れ、例えば、住友精化社から「アクアコーク」の商品名
で市販されている。 【0011】一方、鞘成分に使用されるポリアミドとし
ては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイ
ロン11、ナイロン12、ナイロンMXD6(ポリメタキシ
リレンアジパミド)等のホモポリマー及びこれらを主体
とする共重合体もしくは混合物が好ましく用いられる。 【0012】また、鞘成分のポリエステルとしては、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート等のホモポリマー及
びこれらを主体とし、イソフタル酸、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン
酸、セバチン酸等のジカルボン酸成分や他種のグリコー
ル成分との共重合体、もしくはこれらの混合物が好まし
く用いられる。 【0013】本発明の繊維は、上記の芯/鞘成分からな
る複合繊維であって、常法に従って製造することができ
るが、芯/鞘比率は使用される鞘成分のポリマーや要求
される吸湿性の度合いにより異なるが、重量比で1/5
〜5/1の範囲が好ましい。これよりも芯成分の割合が
少ないと吸湿性に劣り、逆に芯成分が多くなりすぎると
製糸性の乏しい熱可塑性吸水性樹脂が多くなるため、操
業上の問題や表面に芯成分が露出するために生じる染色
性の問題等が生じる。 【0014】複合の形態は、芯鞘形態であるが、多芯型
(海島型) であってもよい。また、繊維の断面形状も特
に限定されるものではなく、円形断面の他、三角断面、
星型断面等の異形断面であってもよい。 【0015】なお、本発明の繊維には、必要に応じて捲
縮付与したり、着色剤、酸化防止剤等の添加剤を含有さ
せたりすることができる。 【0016】 【実施例】次に、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、特性値の測定法は、次のとおりである。 (a) ナイロン6の相対粘度 96%硫酸を溶媒とし、濃度1g/dl、温度25℃で測定し
た。 (b) ポリエチレンテレフタレート(PET)の相対粘度 フェノールとテトラクロロエタンとの等重量混合物を溶
媒とし、濃度 0.5g/dl、温度20℃で測定した。 (c) メルトインデックス(MI) JIS K 7210に従い、荷重2.16kgで測定した。 (d) 強伸度 島津製作所製オートグラフ DSS−500 型を用いて、試料
長30cm、引張速度30cm/分で測定した。 (e) 繊維の吸放湿性能 筒編地としたサンプルについて、温度 105℃で2時間乾
燥して重量S0を測定し、その後、温度25℃、相対湿度6
0%の条件下で2時間調湿して重量をS1を測定し、下記
の式で初期水分率W0を求める。次に、このサンプル
を温度34℃、相対湿度90%の条件下で24時間吸湿させた
後、重量S2を測定し、吸水率W1を下記の式で算出す
る。その後、このサンプルを引き続き温度25℃、相対湿
度60%の条件下でさらに24時間放置した後、重量S3を
測定し、放湿後の水分率W2を下記の式で算出する。 W0(%)=〔(S1−S0)/S0〕×100 W1(%)=〔(S2−S0)/S0〕×100 W2(%)=〔(S3−S0)/S0〕×100 【0017】実施例1〜4、比較例1〜2 相対粘度2.6 のナイロン6を鞘成分、 250℃でのMIが
50g/10分で、吸水能力が28g/gの「アクアコーク」
を芯成分として用い、表1に示す複合比(重量比)で同
心円状の複合繊維を製造した。この際、紡糸温度を 250
℃とし、24孔の紡糸口金を使用し、溶融紡出した糸条を
15℃の空気を吹き付けて冷却し、油剤を付与した後、 8
00m/分の速度で引き取った。引き取りローラと非加熱
の延伸ローラとの間で、 3.0倍延伸し、繊度70d/24f
の糸条を得た。製糸性の良否、得られた糸条の強伸度及
び吸放湿性能を表1に示す。(表1には併せて木綿の吸
放湿性能も示した。) 【0018】 【表1】 【0019】なお、製糸性の良否は、1時間製糸を行
い、その間の糸切れ、ローラへの単糸巻き付き等の状況
により、次の2段階で評価した。 ○:良好、 ×:不良 また、比較例2では、繊維表面にアクアコークが一部露
出していた。 【0020】実施例5、比較例3 相対粘度1.38のPETを鞘成分、 270℃でのMIが 100
g/10分で、吸水能力が28g/gの「アクアコーク」を
芯成分として用い、表2に示す複合比(重量比)で同心
円状の複合繊維を製造した。この際、紡糸温度を 270℃
とし、36孔の紡糸口金を使用し、溶融紡出した糸条を15
℃の空気を吹き付けて冷却し、油剤を付与した後、3500
m/分の速度で巻き取り、繊度75d/36fの糸条を得
た。製糸性の良否及び得られた糸条の吸放湿性能を表2
に示す。 【0021】 【表2】 【0022】 【発明の効果】本発明によれば、製糸性良く製造するこ
とができ、衣料用途に最適な吸放湿性を有する複合繊維
が提供される。そして、複合成分を適切に選定すれば、
木綿と同程度の吸放湿性能を有し、スポーツ衣料等にも
使用可能な繊維を得ることもできる。また、本発明にお
いては、吸水性樹脂として、市販の熱可塑性吸水性樹脂
をそのまま使用することができるので、本発明の複合繊
維は安価である。
有し、衣料用途に適した複合繊維に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、高付加価値の衣料用繊維として、
従来の吸湿性繊維の代表例である木綿に相当する、ある
いは木綿以上の吸湿性を有する繊維の要望が極めて高
い。その特性としては、吸湿性はもちろんのこと、放湿
性も要求されており、この要望を満足する繊維はいまだ
得られていないのが現状である。 【0003】ポリアミド繊維やポリエステル繊維に吸湿
性を付与する試みは種々なされているが、その手段は、
繊維の多孔化、中空化又は極細繊維化等が主流(例え
ば、繊維学会誌、50巻、 P-371、1994) であり、木綿ま
での吸湿性は得られていない。また、親水性ポリマーと
繊維形成性の良好な疎水性ポリマーとを複合紡糸するこ
とにより、親水性繊維を得ようとする試みもなされてい
る。例えば、特公昭54− 38663号公報には、オレフィン
変性PVAを芯成分、疎水性熱可塑性樹脂を鞘成分とす
る親水性複合繊維が提案されている。しかし、PVA系
ポリマーの吸水率はせいぜい20〜30%程度であり、これ
を芯成分として用いても十分な吸湿性を有する繊維とす
ることはできない。また、この複合繊維は、PVA系ポ
リマーとしてエチレン含有量の少ないものを用いると、
溶融粘度が高くなって溶融紡糸性が低下し、操業性や得
られる繊維の強度が低下し、一方、エチレン含有量の多
いものを用いると、溶融紡糸性は良好となるが、水酸基
の量が減るため、親水性が低下するという問題を有して
いた。 【0004】さらに、特公昭54− 38659号公報には、ポ
リビニルピロリドンを共重合したポリアミドと通常の疎
水性ポリマーとからなる膨潤性複合繊維が開示されてお
り、特公昭58−9166号公報には、ポリエチレングリコー
ルを共重合したポリエステルと通常のポリエステルとか
らなる水膨潤性複合繊維が開示されている。しかし、こ
れらの繊維は、吸水性は有していても、放湿性に乏し
く、いつまでも濡れた感触があり、着心地が悪いという
大きな欠点があり、衣料用途には適さないものであっ
た。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、それ自体で
は水に不溶性の熱可塑性吸水性樹脂を吸水性成分として
使用し、製糸性良く製造することができる高吸湿性と放
湿性とを有する複合繊維を提供しようとするものであ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するもので、その要旨は、ポリアミド、またはポリ
エステルを鞘成分、熱可塑性吸水性樹脂を芯成分とした
ことを特徴とする吸放湿性を有する複合繊維にある。 【0007】以下、本発明について詳細に説明する。 【0008】本発明において、芯成分に使用される熱可
塑性吸水性樹脂とは、300 ℃以下の温度で溶融加工が可
能で、かつ自重の20倍以上の吸水能力を有するものをい
う。 【0009】熱可塑性吸水性樹脂の溶融粘度は、特に制
限されなく、鞘成分として用いられるポリアミド又はポ
リエステルの種類、溶融粘度に依存するが、繊維化する
際の溶融温度における溶融粘度が鞘成分に近いものが製
糸操業性の点で好ましい。 【0010】このような熱可塑性吸水性樹脂としては、
ポリエチレンオキサイドの架橋物からなるものが挙げら
れ、例えば、住友精化社から「アクアコーク」の商品名
で市販されている。 【0011】一方、鞘成分に使用されるポリアミドとし
ては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46、ナイ
ロン11、ナイロン12、ナイロンMXD6(ポリメタキシ
リレンアジパミド)等のホモポリマー及びこれらを主体
とする共重合体もしくは混合物が好ましく用いられる。 【0012】また、鞘成分のポリエステルとしては、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート等のホモポリマー及
びこれらを主体とし、イソフタル酸、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン
酸、セバチン酸等のジカルボン酸成分や他種のグリコー
ル成分との共重合体、もしくはこれらの混合物が好まし
く用いられる。 【0013】本発明の繊維は、上記の芯/鞘成分からな
る複合繊維であって、常法に従って製造することができ
るが、芯/鞘比率は使用される鞘成分のポリマーや要求
される吸湿性の度合いにより異なるが、重量比で1/5
〜5/1の範囲が好ましい。これよりも芯成分の割合が
少ないと吸湿性に劣り、逆に芯成分が多くなりすぎると
製糸性の乏しい熱可塑性吸水性樹脂が多くなるため、操
業上の問題や表面に芯成分が露出するために生じる染色
性の問題等が生じる。 【0014】複合の形態は、芯鞘形態であるが、多芯型
(海島型) であってもよい。また、繊維の断面形状も特
に限定されるものではなく、円形断面の他、三角断面、
星型断面等の異形断面であってもよい。 【0015】なお、本発明の繊維には、必要に応じて捲
縮付与したり、着色剤、酸化防止剤等の添加剤を含有さ
せたりすることができる。 【0016】 【実施例】次に、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、特性値の測定法は、次のとおりである。 (a) ナイロン6の相対粘度 96%硫酸を溶媒とし、濃度1g/dl、温度25℃で測定し
た。 (b) ポリエチレンテレフタレート(PET)の相対粘度 フェノールとテトラクロロエタンとの等重量混合物を溶
媒とし、濃度 0.5g/dl、温度20℃で測定した。 (c) メルトインデックス(MI) JIS K 7210に従い、荷重2.16kgで測定した。 (d) 強伸度 島津製作所製オートグラフ DSS−500 型を用いて、試料
長30cm、引張速度30cm/分で測定した。 (e) 繊維の吸放湿性能 筒編地としたサンプルについて、温度 105℃で2時間乾
燥して重量S0を測定し、その後、温度25℃、相対湿度6
0%の条件下で2時間調湿して重量をS1を測定し、下記
の式で初期水分率W0を求める。次に、このサンプル
を温度34℃、相対湿度90%の条件下で24時間吸湿させた
後、重量S2を測定し、吸水率W1を下記の式で算出す
る。その後、このサンプルを引き続き温度25℃、相対湿
度60%の条件下でさらに24時間放置した後、重量S3を
測定し、放湿後の水分率W2を下記の式で算出する。 W0(%)=〔(S1−S0)/S0〕×100 W1(%)=〔(S2−S0)/S0〕×100 W2(%)=〔(S3−S0)/S0〕×100 【0017】実施例1〜4、比較例1〜2 相対粘度2.6 のナイロン6を鞘成分、 250℃でのMIが
50g/10分で、吸水能力が28g/gの「アクアコーク」
を芯成分として用い、表1に示す複合比(重量比)で同
心円状の複合繊維を製造した。この際、紡糸温度を 250
℃とし、24孔の紡糸口金を使用し、溶融紡出した糸条を
15℃の空気を吹き付けて冷却し、油剤を付与した後、 8
00m/分の速度で引き取った。引き取りローラと非加熱
の延伸ローラとの間で、 3.0倍延伸し、繊度70d/24f
の糸条を得た。製糸性の良否、得られた糸条の強伸度及
び吸放湿性能を表1に示す。(表1には併せて木綿の吸
放湿性能も示した。) 【0018】 【表1】 【0019】なお、製糸性の良否は、1時間製糸を行
い、その間の糸切れ、ローラへの単糸巻き付き等の状況
により、次の2段階で評価した。 ○:良好、 ×:不良 また、比較例2では、繊維表面にアクアコークが一部露
出していた。 【0020】実施例5、比較例3 相対粘度1.38のPETを鞘成分、 270℃でのMIが 100
g/10分で、吸水能力が28g/gの「アクアコーク」を
芯成分として用い、表2に示す複合比(重量比)で同心
円状の複合繊維を製造した。この際、紡糸温度を 270℃
とし、36孔の紡糸口金を使用し、溶融紡出した糸条を15
℃の空気を吹き付けて冷却し、油剤を付与した後、3500
m/分の速度で巻き取り、繊度75d/36fの糸条を得
た。製糸性の良否及び得られた糸条の吸放湿性能を表2
に示す。 【0021】 【表2】 【0022】 【発明の効果】本発明によれば、製糸性良く製造するこ
とができ、衣料用途に最適な吸放湿性を有する複合繊維
が提供される。そして、複合成分を適切に選定すれば、
木綿と同程度の吸放湿性能を有し、スポーツ衣料等にも
使用可能な繊維を得ることもできる。また、本発明にお
いては、吸水性樹脂として、市販の熱可塑性吸水性樹脂
をそのまま使用することができるので、本発明の複合繊
維は安価である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平4−108114(JP,A)
特開 平7−18513(JP,A)
特開 平7−90722(JP,A)
特開 平2−99612(JP,A)
特開 平5−272025(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
D01F 1/00 - 9/04
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ポリアミド又はポリエステルを鞘成分、
ポリエチレンオキサイドの架橋物からなる熱可塑性吸水
性樹脂を芯成分としたことを特徴とする吸放湿性を有す
る複合繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02015295A JP3476577B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 吸放湿性を有する複合繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02015295A JP3476577B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 吸放湿性を有する複合繊維 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08209450A JPH08209450A (ja) | 1996-08-13 |
JP3476577B2 true JP3476577B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=12019190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02015295A Expired - Fee Related JP3476577B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 吸放湿性を有する複合繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3476577B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69931915D1 (de) * | 1998-03-24 | 2006-07-27 | Unitika Ltd | Feuchtigkeit absorbierende und abgebende synthetische faser und daraus hergestelltes verflochtenes fadengemisch, strickwaren, gewebe und vliesstoffe |
WO2016190102A1 (ja) | 2015-05-22 | 2016-12-01 | 東レ株式会社 | 吸湿性芯鞘複合糸およびその製造方法 |
EP3388562B1 (en) | 2015-12-08 | 2020-12-23 | Toray Industries, Inc. | Moisture-absorbing core-sheath composite yarn, and fabric |
-
1995
- 1995-02-08 JP JP02015295A patent/JP3476577B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08209450A (ja) | 1996-08-13 |
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