JP3476089B2 - シール装置 - Google Patents

シール装置

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JP3476089B2
JP3476089B2 JP14576193A JP14576193A JP3476089B2 JP 3476089 B2 JP3476089 B2 JP 3476089B2 JP 14576193 A JP14576193 A JP 14576193A JP 14576193 A JP14576193 A JP 14576193A JP 3476089 B2 JP3476089 B2 JP 3476089B2
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保雄 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上部が開放された平面視
ほぼ矩形状の紙製包装容器に被充填物を充填した後、そ
の上部の開口部をシールするシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙製包装容器に被充填物を充填し、その
開口部を密閉する従来のシール装置は、例えば1リット
ル程度の比較的小さい容器を対象としており、容器を構
成する紙は比較的薄い。そのため、充填物を容器に充填
した後、上部の開口部のシール代を単に挟み込むことに
より、容器の上部が罫線に沿って所望の形状に折り畳ま
れ、シールされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
3リットルから5リットル程度に容器自体が大きくなっ
た場合、紙自体を厚くしなければならない。例えば1リ
ットル程度の容器の場合には紙の坪量が320g/m
2 、紙の内側の樹脂層が60μ、紙の外側の樹脂層が2
0μであるのに対して、5リットル程度の容器の場合に
は紙の坪量を450g/m2 、紙の内側の樹脂層を80
μ、紙の外側の樹脂層を35μとする必要がある。その
ため、このような容器では紙の反発力も大きくなり、従
来と同じ工程では、容器の上部を罫線に沿って所望の形
状に折り畳むことができず、確実にシールすることがで
きなくなる。一方、上部の開口部を折り畳む方式とし
て、左右面を内側に折り曲げて前後面を屋根状に合わせ
るゲーベル型のものや、左右面を外側に折り曲げて前後
面を内側に倒し、容器自体を直方体状にするフラット型
のもの等が知られている。本発明は特にフラット型の容
器を対象として案出されたものであって、本発明の目的
は、容器自体が大きく、紙自体が厚くなった場合でも、
容器の上部を所望の形状に折り畳み確実にシールできる
シール装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、平面視矩形状の容器の開放された上部の前後
面を左右面の半部と共に内側に倒して上面に折り畳み、
前後面及び左右面の上端のシール代を圧接してシールす
るシール装置であって、前記容器の前後面の夫々外側
に、前記上面に沿って移動可能に配設された一対の前後
面折り曲げ板と、前記各前後面折り曲げ板を移動させる
移動手段と、前記前後面折り曲げ板により前後面を折り
畳んだ状態で前記上面に臨んだ位置に前記クランプ部材
を下降させ、シール代の圧接後に該クランプ部材を上昇
させる上下動手段と、前記クランプ部材の上昇下降時に
該クランプ部材を開いた状態に維持する共に、クランプ
部材が前記上面に臨んだ位置で該クランプ部材を開閉さ
せる開閉手段とを備えることを特徴とする。
【0005】また、本発明は、前記容器の前後面の夫々
外側に、前記容器の前後面のシール代折り曲げ線近傍に
当接して該前後面を内側に倒す方向に移動可能に配設さ
れたシール代折り曲げ板と、前記前後面折り曲げ板で前
記前後面を折り畳む前に前記シール代折り曲げ板を容器
の前後面に向けて移動させる移動手段とが設けられてい
ることを特徴とする。また、本発明は、前記クランプ部
材の下部に、前記前後面折り曲げ板で折り畳まれた前記
前後面でシール代の近傍部分を押える凸部が形成されて
いることを特徴とする。また、本発明は、前記クランプ
部材の下部に、該クランプ部材が閉じた状態で前記前後
面折り曲げ板の移動を可能とした凹部が形成されている
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】前後面折り曲げ板により、容器の上部の前後面
は左右面の半部と共に内側に倒され、フラットな上面に
折り畳まれ、続いてクランプ部材が開いた状態で下降
し、上面付近でクランプ部材が閉じ、クランプ部材によ
りシール代が圧接される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を充填シール機に適用した実施
例について添付図面に従って説明する。図1は本発明に
係るシール装置を備えた充填シール機の動作を説明する
ための概略平面図、図2乃至図4は容器をフラット型に
折り畳んで密閉する説明図を示す。充填シール機1は、
基台3と、この基台3上に旋回可能に配設されたタレッ
ト5を備え、タレット5の外周には周方向に等間隔をお
いて八つの保持枠7が取着されている。タレット5は間
欠的に所定の角度で回転され、容器挿入ステーションA
で保持枠7に容器9が挿入され、口栓装着ステーション
Bで図2(A)に示すように容器9に口栓11が装着さ
れ、仮り折りステーションCで図2(B)に示すように
容器9の上部が仮り折りされ、口栓溶着ステーションD
で口栓11が容器9に溶着され、充填ステーションEで
容器9の内部に被充填物が充填され、加熱ステーション
Fで容器9の上端のシール代19が加熱され、シールス
テーションGで図3(A)に示すように容器9の上部が
フラットに折り畳まれると共に上端のシール代19が接
合され、排出ステーションHで容器9は排出され、次の
工程で、図3(B)及び図4に示すように耳部903が
左右面15に折られて接着され、フラット型に折り畳ま
れる。
【0008】前記容器9は紙製で、その表面に樹脂層が
形成されている。容器9は、図2(A)に示すように、
矩形状の底面12と、この底面12から立設された一対
の前後面13と、一対の左右面15により上部が開放さ
れた直方体状に形成され、前後面13の一方に口栓11
が装着されている。前記前後面13及び左右面15の所
定の高さには、図4に示すように、フラット型に折り畳
まれ容器9の上縁となる第1折り曲げ線1701が形成
され、また、各前後面13及び左右面15の上端寄りの
箇所には、シール代19の折り曲げ用の第2折り曲げ線
1703が形成されている。また、各左右面15には、
第2折り曲げ線1703の中央から第1折り曲げ線17
01の両端に夫々向かう第3折り曲げ線1705が形成
され、各左右面15のシール代19にはその上縁中央か
ら前記第2折り曲げ線1703の中央に延在する第4折
り曲げ線1707が形成されている。
【0009】仮り折りステーションCでは、図2(B)
に示すように、第1折り曲げ線1701を境にして容器
9の上部の左右面15が外側に折られ、また、第1折り
曲げ線1701と第3折り曲げ線1705で囲まれる三
角形の部分1711が第1折り曲げ線1701と第3折
り曲げ線1705を境としてやや下向きになるように折
られ、各第3折り曲げ線1705の上方の部分1713
がやや上向きに折られ、左右面15の上部のシール代1
9が第4折り曲げ線1707を境として外側に折られ
る。また、第1折り曲げ線1701を境として前後面1
3が内側に倒され、第2折り曲げ線1703を境にシー
ル代19がやや外側に折られる。仮り折りステーション
Cでこのように仮り折りがなされた容器9は、口栓溶着
ステーションDと充填ステーションEを経て加熱ステー
ションFに移送され、加熱ステーションFで容器9の上
端開口部のシール代19の内面が加熱され、内面の樹脂
層が溶かされる。そして、シールステーションGに移送
され、シールステーションGに配設されたシール装置2
1により、図3(A)に示すように、容器9の上部の前
後面13は左右面15の半部と共に第1折り曲げ線17
01を境として内側に倒され、上面901に折り畳ま
れ、上端のシール代19が接合される。
【0010】図5はシール装置の正面図、図6は側面
図、図7は平面図を示す。シール装置21は、容器9の
前後面13の夫々外側に配設された一対の前後面折り曲
げ板23と、前後面折り曲げ板23を移動させるエアー
シリンダ25と、シール代19を圧接する一対のクラン
プ部材27と、クランプ部材27を上下動させるエアー
シリンダ29と、クランプ部材27を開閉する開閉手段
31と、容器9の前後面13の夫々外側に配設された一
対のシール代折り曲げ板33と、各シール代折り曲げ板
33を移動させるエアーシリンダ35とを備える。前記
シール装置21は、タレット5の径方向外側の基台3部
分に立設された二本のパイプ状の支柱37と、この支柱
37の上部に、容器9の移動軌跡の上方に位置するよう
に固設されたブラケット39と、ブラケット39の両側
に取着されタレット5の内側の箇所で下方に延在しその
下端がタレット5の上方に離間した二枚の側板41を介
して配設され、前記ブラケット39よりも下方の支柱3
7間及び側板41間には、上下に間隔をおいてエアーシ
リンダ取り付け用の支持板43,45が掛け渡されてい
る。
【0011】前記前後面折り曲げ板23を移動させるエ
アーシリンダ25はシリンダボディ2501とピストン
ロッド2503からなり、ピストンロッド2503の伸
縮方向が前後面13に直交するようにシリンダボディ2
501は前記下方の支持板45に取着され、ピストンロ
ッド2503の先部に前後面折り曲げ板23が取着され
ている。前記前後面折り曲げ板23は、図3(A)及び
図11(A)に示すように、容器9の上部の前後面13
を左右面15の半部と共に第1折り曲げ線1701を境
として内側に倒し、フラットな上面901に折り畳むも
ので、形成すべき上面901の高さに合致した高さに配
設され、その幅は、フラットな上面901に折り畳んだ
時の両側の耳部903の突出量を前後面13の幅に加え
た寸法よりも大きい寸法で形成されている。
【0012】前記シール代折り曲げ板33を移動させる
エアーシリンダ35はシリンダボディ3501とピスト
ンロッド3503からなり、シリンダボディ3501は
前記上方の支持板43に取着され、ピストンロッド35
03の先部にシール代折り曲げ板33が取着されてい
る。前記シール代折り曲げ板33は、図10(A),
(B)に示すように、その先端が第2折り曲げ線170
3の僅かに下方の部分に当接し、容器9の上部の前後面
13を左右面15の半部と共に第1折り曲げ線1701
を境として内側に倒すと共に、前後面13及び左右面1
5の半部のシール代19を第2折り曲げ線1703を境
にしてやや外側に折るもので、水平面に対して斜めに配
設され、その幅は、フラットな上面901に折り畳んだ
時の両側の耳部903の突出量を前後面13の幅に加え
た寸法よりも大きい寸法で形成されている。
【0013】図7に示すように、前記ピストンロッド2
503,3503の両側における前後面折り曲げ板23
及びシール代折り曲げ板33の部分にはピストンロッド
2503,3503に平行して夫々ガイドロッド47が
設けられ、また、シリンダボディ2501,3501の
両側における支持板43,45部分には、夫々軸受が組
み込まれた筒状の部材49が取着され、前記ガイドロッ
ド47は前記軸受内を移動可能に挿通されている。そし
て、これらガイドロッド47及び軸受により前後面折り
曲げ板23及びシール代折り曲げ板33が、容器9を構
成する紙の反発力の影響を受けずに確実に移動するよう
に案内され、また、各ガイドロッド47の後端に取着さ
れたストッパ4701が筒状の部材49の後端に当接す
ることで各前後面折り曲げ板23及びシール代折り曲げ
板33の前進位置が規制される。尚、前後面折り曲げ板
23及びシール代折り曲げ板33が容器9の口栓11に
臨む箇所には欠部が設けられている。
【0014】前記一対のクランプ部材27は夫々対応す
る一対のホルダー51により支持され、このホルダー5
1は前記エアーシリンダ29により上下動するように配
設されている。前記エアーシリンダ29はシリンダボデ
ィ2901とピストンロッド2903からなり、ピスト
ンロッド2901を下方に向けてシリンダボディ290
1がブラケット39上に取り付けられ、ピストンロッド
2901の下端には二股部を有する継手53が取着され
ている。エアーシリンダ29の両側におけるブラケット
39箇所には軸受5501が組み込まれた軸受部材55
が取着され、前記軸受5501にはガイドロッド57が
上下に移動可能に挿通され、ガイドロッド57の上端に
は前記軸受部材55の上面に当接可能なストッパ570
1が取着されている。また、各ガイドロッド57の下端
には環状の部材5703が夫々取着され、各環状の部材
5703間に支軸5705が水平に支持され、一対のホ
ルダー51の上下方向の中間部に位置する部分で互いに
干渉しない部分が前記支軸5705に回動可能に支持さ
れている。
【0015】図8に図5の要部の拡大図を、図9に図6
の要部の拡大図を示すように、前記各ホルダー51は支
軸5705に支持された部分から上方に突出する一対の
アーム部5101を備え、このアーム部5101間には
壁部5103が設けられている。前記各ホルダー51の
一対のアーム部5101は、夫々リンク6101及び軸
6103,6105を介して継手53の二股部に連結さ
れている。また、一対のホルダー51の各壁部5103
のうち、一方の壁部5103には調節ボルト63が螺合
され、ロックナット6301により位置決めされてい
る。
【0016】前記一対のクランプ部材27は、容器9の
左右面15間方向に間隔をおいた二本の調節ボルト65
により対応するホルダー51の下端に取着され、クラン
プ部材27は、容器9の上部をフラットな上面901に
折り畳んだ時の両側の耳部903の突出量を前後面13
の幅に加えた寸法よりも大きい寸法で形成されている。
前記クランプ部材27の上部で互いに向い合う箇所に
は、一方のクランプ部材27に凸部2701が、他方の
クランプ部材27に前記凸部2701に係合可能な凹部
2703が形成されている。そして、前記クランプ部材
27の下部で互いに向い合う箇所には、シール代19を
圧接するクランプ面2705が形成されている。また、
前記クランプ部材27の下面には、前記クランプ面27
05の近傍において折り畳まれた容器9の前後面13部
分を押えフラットな上面901にするための凸部270
7が夫々形成されている。更に、この凸部2707の外
側は、前記前後面折り曲げ板23との干渉を防止するた
めの凹部2709が形成されている。
【0017】尚、調節ボルト63の先端が対向する壁部
5103に当接することでクランプ部材27の開度が規
制され、ロックナット6301を弛めて調節ボルト63
の突出量を変えることで、クランプ部材27の開度が調
節され、クランプ部材27はクランプ面2705が開く
ように付勢されている。また、クランプ面2705間の
間隔や、クランプ面2705の平行度は前記二本の調節
ボルト65により行なわれる。本実施例では上述のエア
ーシリンダ29、ガイドロッド57、ストッパ570
1、継手53、リンク6101、ホルダー51、調節ボ
ルト63、壁部5103等によりクランプ部材27の開
閉を行なう開閉手段31が構成されている。
【0018】次に、作用について説明する。タレット5
により容器9が移送される時には、エアーシリンダ2
5,29,35は縮小状態で、一対のクランプ部材2
7、前後面折り曲げ板23及びシール代折り曲げ板33
は、タレット5により移送される容器9の移動軌跡から
離れており、クランプ面2705は開いている。タレッ
ト5によりシールステーションGに容器9が移送される
と、まず、エアーシリンダ301(図5参照)により容
器9が保持枠7の奥面に当て付けられ、位置決めされ
る。
【0019】容器9の位置決め後、エアーシリンダ35
が伸長作動し、シール代折り曲げ板33が前進する。シ
ール代折り曲げ板33の前進により、図10(A)に示
すように、その先端は容器9の前後面13の第2折り曲
げ線1703の僅かに下方の部分に当接し、容器9の上
部の前後面13は左右面15の半部と共に第1折り曲げ
線1701を境として内側に倒され、更に、シール代折
り曲げ板33が前進すると、図10(B)に示すよう
に、前後面13及び左右面15の半部のシール代19は
その上端部分が互いに当接して第2折り曲げ線1703
を境にしてやや外側に折られる。
【0020】次に、エアーシリンダ25が伸長作動し、
前後面折り曲げ板23が前進する。前後面折り曲げ板2
3の前進により、図11(A)に示すように、容器9の
上部の前後面13は左右面15の半部と共に第1折り曲
げ線1701を境として内側に倒され、フラットな上面
901に折り畳まれる。そして、フラットな上面901
に折り畳まれる時、シール代19部分は互いに当接し、
前記第2折り曲げ線1703を境にして起立される。
【0021】このようにしてシール代折り曲げ板33及
び前後面折り曲げ板23により容器9の上部が折り畳ま
れると、エアーシリンダ35が縮小作動して、シール代
折り曲げ板33が容器9から離れ、エアーシリンダ29
が伸長作動する。エアーシリンダ29の伸長作動により
クランプ部材27が開いた状態で下降し、やがてストッ
パ5701が軸受部材55の上面に当接してガイドロッ
ド57及びホルダー51の下降は停止され、ホルダー5
1は下限位置となる。この下限位置では、図11(B)
に示すように、クランプ部材27の凸部2707がシー
ル代19近傍の容器9の前後面13部分をフラットな上
面901となるように押え、また、起立状態となったシ
ール代19はクランプ面2705間に挿入される。そし
て、エアーシリンダ29が更に伸長作動することで、リ
ンク6101を介してホルダー51及びクランプ部材2
7が支軸5705を中心として揺動し、図5及び図8に
示すように、クランプ面2705が互いに接近する方向
に移動して該クランプ面2705によりシール代19が
圧接され、加熱ステーションFで溶かされた樹脂層が接
着され、双方のシール代19が接合される。
【0022】シール代19の接合後、エアーシリンダ2
5の縮小作動により前後面折り曲げ板23は容器9から
離れた元の位置に戻され、また、エアーシリンダ29の
縮小作動により、まず、ガイドロッド57及びホルダー
51は下限位置で停止したまま、クランプ部材27が調
整ボルト63の先端が壁部5103に当接するまで開
き、次に、開いた状態でホルダー51と共に上昇し元の
位置に戻される。
【0023】本実施例によれば、前後面折り曲げ板23
により上部の前後面13を左右面15の半部と共に第1
折り曲げ線1701を境として内側に倒し、フラットな
上面901にしてからシール代19を圧接するので、容
器9が大型化し、紙が厚くなってその反発力が大きくな
っても、シール代19を確実にシールすることが可能と
なる。
【0024】また、実施例では、シール代折り曲げ板3
3により、シール代19の部分にも折りぐせを付けるよ
うにしたので、クランプ部材27でシール代19を圧接
する際に、シール代19の起立状態が確保され、大型化
し、紙が厚くなった容器9をシールする場合により一層
有利となる。
【0025】更に、実施例では、クランプ部材27の下
面に前後面折り曲げ板23の逃げ用の凹部2709を形
成したので、前後面折り曲げ板23をシール代19の近
傍まで前進させることができ、また、クランプ部材27
の動きに影響を受けることなく前後面折り曲げ板23を
出し入れでき、シール代19を確実にシールする上でよ
り一層有利となる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
平面視矩形状の容器の開放された上部の前後面を左右面
の半部と共に内側に倒して上面に折り畳み、前後面及び
左右面の上端のシール代を圧接してシールするシール装
置であって、前記容器の前後面の夫々外側に、前記上面
に沿って移動可能に配設された一対の前後面折り曲げ板
と、前記各前後面折り曲げ板を移動させる移動手段と、
前記前後面折り曲げ板により前後面を折り畳んだ状態で
前記上面に臨んだ位置に前記クランプ部材を下降させ、
シール代の圧接後に該クランプ部材を上昇させる上下動
手段と、前記クランプ部材の上昇下降時に該クランプ部
材を開いた状態に維持する共に、クランプ部材が前記上
面に臨んだ位置で該クランプ部材を開閉させる開閉手段
とを備えるので、容器の容量が例えば3リットルから5
リットル以上に大型化し、紙自体が厚くなりその反発力
が大きくなっても、容器の上部を所望の形状に折り畳み
確実にシールすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】充填シール機の動作を説明するための概略平面
図である。
【図2】図2(A)は容器の斜視図、図2(B)は仮り
折りした状態の容器の斜視図である。
【図3】図3(A)はシール代を接着した状態の容器の
斜視図、図3(B)はシール代を倒した状態の容器の斜
視図である。
【図4】耳部を外側に折り曲げて接着した状態の容器の
斜視図である。
【図5】シール装置の正面図である。
【図6】シール装置の側面図である。
【図7】シール装置の平面図である。
【図8】図5の要部の拡大図である。
【図9】図6の要部の拡大図である。
【図10】図10(A),(B)は夫々シール代折り曲
げ板の動作説明図である。
【図11】図11(A)は前後面折り曲げ板の動作説明
図、図11(B)はクランプ部材の動作説明図である。
【符号の説明】
9 容器 13 容器の前後面 15 容器の左右面 19 容器のシール代 21 シール装置 23 前後面折り曲げ板 25,29,35 エアーシリンダ 27 クランプ部材 31 開閉手段 33 シール代折り曲げ板 37 支柱 39 ブラケット 2705 クランプ面 2707 凸部 2709 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 7/00 - 7/28 B65B 51/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視矩形状の容器の開放された上部の
    前後面を左右面の半部と共に内側に倒して上面に折り畳
    み、前後面及び左右面の上端のシール代を圧接してシー
    ルするシール装置であって、 前記容器の前後面の夫々外側に、前記上面に沿って移動
    可能に配設された一対の前後面折り曲げ板と、 前記各前後面折り曲げ板を移動させる移動手段と、 前記シール代を圧接する開閉可能なクランプ部材と、 前記前後面折り曲げ板により前後面を折り畳んだ状態で
    前記上面に臨んだ位置に前記クランプ部材を下降させ、
    シール代の圧接後に該クランプ部材を上昇させる上下動
    手段と、 前記クランプ部材の上昇下降時に該クランプ部材を開い
    た状態に維持する共に、クランプ部材が前記上面に臨ん
    だ位置で該クランプ部材を開閉させる開閉手段と、 を備えることを特徴とするシール装置。
  2. 【請求項2】 前記容器の前後面の夫々外側に、前記容
    器の前後面のシール代折り曲げ線近傍に当接して該前後
    面を内側に倒す方向に移動可能に配設されたシール代折
    り曲げ板と、 前記前後面折り曲げ板で前記前後面を折り畳む前に前記
    シール代折り曲げ板を容器の前後面に向けて移動させる
    移動手段と、 が設けられている請求項1記載のシール装置。
  3. 【請求項3】 前記クランプ部材の下部には、前記前後
    面折り曲げ板で折り畳まれた前記前後面でシール代の近
    傍部分を押える凸部が形成されている請求項1または2
    記載のシール装置。
  4. 【請求項4】 前記クランプ部材の下部には、該クラン
    プ部材が閉じた状態で前記前後面折り曲げ板の移動を可
    能とした凹部が形成されている請求項1,2または3記
    載のシール装置。
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