JP3474679B2 - 袋内で沈下現象を生じる内容物を収納した袋物の集積・収納方法及びその装置 - Google Patents

袋内で沈下現象を生じる内容物を収納した袋物の集積・収納方法及びその装置

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JP3474679B2
JP3474679B2 JP18856995A JP18856995A JP3474679B2 JP 3474679 B2 JP3474679 B2 JP 3474679B2 JP 18856995 A JP18856995 A JP 18856995A JP 18856995 A JP18856995 A JP 18856995A JP 3474679 B2 JP3474679 B2 JP 3474679B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋a1内で沈下現象を生
じる内容物を収納した袋物Aを集積して箱など一つの容
器Cに収納するための方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】おかゆその他のレトルト食品や液状の化
学洗剤などは、陳列台に立てることができるように例え
ば図15に示すような袋a1に入れられる場合があるが、こ
のような内容物は袋a1を立てた場合において袋a1内の上
部に空間が存在するように、すなわち、袋a1の容積より
も多少少な目に袋a1に入れられているから、袋a1内で沈
下現象を生じ、袋a1の下側が膨らむ。このように袋a1
で沈下現象を生じる内容物を収納した袋物Aは、集団で
段ボール箱などの容器Cに立てた状態で収納される場合
が多いが、このような袋物Aを集団で容器Cに収納する
に当たっては、立てた状態で並べられている袋物Aを容
器Cの開放側から収納するのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに立てた状態の袋物Aはいずれも下側が膨らむから、
これらを並べた場合、その膨らみが累積され、膨らんで
いない袋物を並べた場合よりも全体として随分大きなも
のになる。従って、袋物Aの下側が膨らんだままの状態
で集団で容器Cに収納するには、それだけ大きな容器C
を必要とする。容器Cを大きくすると、資材のコストア
ップに繋がる。逆に、資材のコストアップにならないよ
う容器Cを可能な限り小さくし、この容器Cに下側が膨
らんでいる袋物Aを集団で収納しようとしても、下側が
膨らんでいる部分が容器Cに引っ掛かりやすいため、こ
の作業を自動的に行うことは難しく、従来、人手により
行っている場合が多い。これを自動的に行う装置も開発
されてはいるが、必ずしも満足できるものとは言い難い
ものである。本発明は、このような欠点を解消すること
ができる集積・収納方法とその装置を提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
に、本発明の集積・収納方法では、袋a1内で沈下現象を
生じる内容物を収納した所定数の袋物A、Aを収納する
ための容器Cの開口部c1より多少小さ目の大きさを有す
る、一側が開放され、断面角筒状の胴筒部分5の上側部
分が開閉式の蓋となっており、かつ、胴筒部分5の四隅
をテーパーあるいは外突弧状に切除したバケットB内
に、袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納した所定数
袋物A、Aを、垂直状態から多少斜めに姿勢を変えた
状態で、前記蓋を開けたところから、隣接する袋物A、
Aの互いに隣接する側辺部分a 2 、a 3 が一部上下に重なり
合うごとく横臥させた状態で収納し、次いで、前記蓋を
閉じた後のバケットBと横向きにした前記容器Cとをそ
れぞれの開放側から相対的に接近させ、該容器C内に前
所定数の袋物A、AをバケットBごと差し込み、さら
に、これら全体を容器Cの開放側が上にくるごとく回動
させて横向きから縦向きに体位を変え、しかる後、バケ
ットBと容器Cとを相対的に遠ざけてバケットBのみを
取り除き、所定数の袋物A、Aのみを容器C内に位置さ
せる。
【0005】
【0006】一方、本発明の集積・収納装置は、袋a1
で沈下現象を生じる内容物を収納した所定数の袋物A
を収納するための容器Cの開口部c1より多少小さ目の
大きさを有する、一側が開放され、断面角筒状の胴筒部
分5の上側部分が開閉式の蓋となっており、かつ、胴筒
部分5の四隅をテーパーあるいは外突弧状に切除したバ
ケットBと、このバケットBの蓋を開閉するための装置
と、袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納した所定数
の袋物A、Aを、垂直状態から多少斜めに姿勢を変えた
状態で隣接する袋物A、Aの互いに隣接する側辺部分
a 2 、a 3 が一部上下に重なり合うごとく位置させるために
首を振ることができる装置であって、それらを横臥させ
た状態で前記蓋を開けたところから前記バケットBに
納するための収納装置Dと、前記バケットBと横向きに
した前記容器Cとをそれぞれの開放側から相対的に接近
させるための移動装置Eと、該移動装置Eにより前記
定数の袋物A、AがバケットBごと差し込まれた容器C
を開放側が上にくるごとく回動させるための体位変更装
置Fと、バケットBと容器Cとを相対的に遠ざけるため
の移動装置Gとからなるものとする。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】本発明の集積・収納方法の作用を説明する。袋
a1内で沈下現象を生じる内容物を収納した所定数の袋物
、Aを収納するための容器Cの開口部c1より多少小さ
目の大きさを有する、一側が開放され、断面角筒状の胴
筒部分5の上側部分が開閉式の蓋となっており、かつ、
胴筒部分5の四隅をテーパーあるいは外突弧状に切除し
たバケットB内に、図1(a)に示すように袋a1内で沈
下現象を生じる内容物を収納した所定数の袋物A、A
、垂直状態から多少斜めに姿勢を変えた状態で、前記
蓋を開けたところから、隣接する袋物A、Aの互いに隣
接する側辺部分a 2 、a 3 が一部上下に重なり合うごとく
臥させた状態で収納する。すると、所定数の袋物A、A
を横臥させた状態で、しかも、隣接する袋物A、Aの互
いに隣接する側辺部分a 2 、a 3 が一部上下に重なり合う状
態でバケットBに整然と収納され、しかも、袋物Aを立
てた場合における袋a1内の上部に存在する空間内に内容
物の一部が移動し、立てた場合に生じる膨らみを減少さ
せることができる。従って、バケットB内で横臥せしめ
られている所定数の袋物A、Aはいずれも、袋物Aを立
てた場合に生じる膨らみより少なくとも薄いほぼ均一な
厚みとなり、しかも、それらをバケットB内で整然と配
列させることができる。次いで、図1(b)に示すよう
に、前記蓋を閉じた後のバケットBと横向きにした前記
容器Cとをそれぞれの開放側から相対的に接近させ、図
1(c)に示すように、該容器C内に前記所定数の袋物
、AをバケットBごと差し込む。このとき、バケット
Bの蓋はすでに閉じられており、所定数の袋物A、A
蓋が閉じられたこのバケットB内にあり、しかも、テー
パー状あるいは外突弧状に切除されているバケットBの
四隅が容器Cの四隅に引っ掛かることがないので、所定
数の袋物A、Aはばらけることなく容器C内にスムーズ
案内される。
【0010】そして、図1(d)に示すように、これら全
体を横向きの容器Cの開放側が上にくるごとく回動させ
て横向きから縦向きに体位を変えると、所定数の袋物
、Aは容器C内に移動せしめられる。このとき、前記
蓋が閉じられたバケットBが一種の案内ガイドになり、
所定数の袋物A、Aはいずれも、これを立てた場合に生
じる膨らみよりも少なくとも薄いほぼ均一な厚みのまま
しかも、それらが整然と配列された状態でばらける
ことなく容器C内にスムーズに案内せしめられる。しか
る後、バケットBと容器Cとを相対的に遠ざけると、バ
ケットBのみが取り除かれ、図14に示すように、所定数
の袋物A、Aのみを容器C内に立てた状態で集積・収納
することができるが、集積・収納せしめられた袋物A
は容器Cの周壁に囲まれているから、いずれもこれを
立てた場合に生じる膨らみよりも少なくとも薄いほぼ均
一な厚みのままで、しかも、整然と容器C内に配列せし
められる。
【0011】
【0012】次に、本発明の集積・収納装置の作用を説
明する。袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納した
定数の袋物A、Aは、収納装置Dにより、前記所定数の
袋物A、Aを収納するための容器Cの開口部c1より多少
小さ目の大きさを有する、一側が開放され、断面角筒状
の胴筒部分5の上側部分が開閉式の蓋となっており、か
つ、胴筒部分5の四隅をテーパーあるいは外突弧状に切
除したバケットB内に、垂直状態から多少斜めに姿勢を
変えた状態で、前記蓋を開けたところから、隣接する袋
物A、Aの互いに隣接する側辺部分a 2 、a 3 が一部上下に
重なり合うごとく横臥させた状態で収納せしめられる。
この場合において、前記袋物Aは蓋が開いたところから
バケットBに収納されるので、バケットBに収納されや
すくまた、袋物Aはこれを立てた場合における袋a 1
の上部に存在する空間内に内容物の一部が移動して立て
た場合に生じる膨らみが減少するから、バケットB内に
横臥せしめられている所定数の袋物A、Aはいずれも、
袋物Aを立てた場合に生じる膨らみより少なくとも薄い
ほぼ均一な厚みとなり、しかも、それらがバケットB内
で整然と配列せしめられるそして、袋物Aを立てた場
合に生じる膨らみより少なくとも薄いほぼ均一な厚み
で、しかも、それらがバケットB内で整然と配列せしめ
られているこのバケットBの蓋を、その蓋を開閉するた
めの装置により閉じ、蓋を閉じた後のバケットBに対し
移動装置Eを作動させると、前記蓋を閉じた後のバケ
ットBと横向きの前記容器Cをそれぞれの開放側から
相対的に接近させることができる。すると、テーパー状
あるいは外突弧状に切除されているバケットBの四隅が
容器Cの四隅に引っ掛かることなく容器C内にバケット
Bが差し込まれ、所定数の袋物A、AはバケットB内に
あってこれに案内されてばらけることなくスムーズに
器C内に位置せしめられる。
【0013】次に、体位変更装置Fを図7の状態から図
8に示すように作動させると、前記移動装置Eにより前
所定数の袋物A、AがバケットBごと差し込まれてい
る横向きの容器Cを開放側が上にくるごとく回動せしめ
ることができ、所定数の袋物A、Aは縦向きになった容
器C内に移動せしめられる。このとき、バケットBが一
種の案内ガイドになり、所定数の袋物A、Aはいずれ
も、これを立てた場合に生じる膨らみよりも少なくとも
薄いほぼ均一な厚みのまましかも、それらが整然と
配列された状態でばらけることなく容器C内にスムーズ
案内せしめられる。しかる後、移動装置Gを作動させ
ると、バケットBと容器Cとは相対的に遠ざけられ、容
器Cに対してバケットBのみが取り除かれ、図14に示す
ように、所定数の袋物A、Aのみを自動的に容器C内に
立てた状態で集積・収納することができる。このとき、
集積・収納せしめられた袋物A、Aは容器Cの周壁に囲
まれているから、いずれもこれを立てた場合に生じる膨
らみよりも少なくとも薄いほぼ均一な厚みのままで、し
かも、整然と容器C内に配列せしめられる。
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】本発明の集積・収納方法とその装置の実施例
を添付の図面に基づいて詳細に説明する。実施例におい
ては、袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納した袋物
Aを収納するための容器Cを断面角筒状のいわゆる箱と
し、また、箱型のこの容器Cに袋物Aを収納するために
用いるバケットBを箱型の容器Cの形状にあわせて断面
角筒状とした場合を例示するが、本発明はこれ以外の形
状の容器Cに袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納し
た袋物Aを収納する場合にも応用することができること
は言うまでもない。そして、この場合には、前記バケッ
トBの形状を容器Cの形状に合わせた形とする。
【0017】本発明の集積・収納方法の実施例を図1及
び図2に基づいて詳細に説明する。例えば、袋a1内で沈
下現象を生じる内容物を収納した袋物Aを容器Cに収納
するのにバケットBを用い、前記袋物Aを所定数容器C
に収納するに当たって、一旦このバケットBに収納す
る。このバケットBは図1に示すように、袋a1内で沈下
現象を生じる内容物を収納した袋物Aを収納するための
容器Cの開口部c1より多少小さ目の大きさを有するもの
とし、かつ、その一側(図1では向こう側)が開放され
たものとする。このバケットB内に、図1(a) に示すよ
うに袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納した袋物A
を所定数横臥させた状態で一旦収納する。すると、袋物
Aを立てた場合における袋a1内の上部に存在する空間内
に内容物の一部が移動し、立てた場合に生じる膨らみを
減少させることができる。従って、バケットB内で横臥
せしめられている袋物Aはいずれも、袋物Aを立てた場
合に生じる膨らみより少なくとも薄いほぼ均一な厚みと
なる。
【0018】次いで、図1(b) に示すように、例えばこ
のバケットBの開放側に向けて横向きの容器Cを開放側
から移動させてくることにより、図1(c) に示すよう
に、該容器C内に前記袋物AをバケットBごと差し込
む。このとき、所定数の袋物AはバケットB内にあるの
で、ばらけることなく容器C内に案内される。なお、実
施例においては、停止しているバケットBに向けて容器
Cを移動させてくることにより、容器C内に前記袋物A
をバケットBごと差し込むようにしたが、その逆の場合
であっても、また、バケットBと容器Cとが接近するよ
う両者を互いに移動させるようにしてもよい。
【0019】そして、図1(c) の状態から図1(d) に示
すように、これら全体を横向きの容器Cの開放側が上に
くるごとく回動させて横向きから縦向きに体位を変える
と、所定数の袋物Aは容器C内に移動せしめられる。こ
のとき、バケットBが一種の案内ガイドになり、所定数
の袋物Aはいずれも、これを立てた場合に生じる膨らみ
よりも少なくとも薄いほぼ均一な厚みのままばらけるこ
となく容器C内に案内せしめられる。しかる後、例えば
バケットBに対して容器Cを遠ざけると、バケットBの
みが取り除かれ、図14に示すように、所定数の袋物Aの
みを容器C内に立てた状態で集積・収納することができ
るが、集積・収納せしめられた袋物Aは容器Cの周壁に
囲まれているから、いずれもこれを立てた場合に生じる
膨らみよりも少なくとも薄いほぼ均一な厚みのままであ
る。実施例においては、バケットBに対して容器Cを動
かしてこれを遠ざけることによりバケットBを取り除い
たが、逆に、容器Cに対してバケットBを動かしてこれ
を遠ざけるようにしてもよい。なお、バケットBに対し
て容器Cを遠ざけるには、容器Cを図1(d) の鎖線で示
すような台14に乗せておいて、この台14を降下させる場
合を例に挙げることができる。
【0020】袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納し
た袋物Aを所定数横臥させた状態でバケットB内に収納
するに当たっては、図2(a) に示すように、隣接する袋
物A、Aの互いに隣接する側辺部分a2、a3が上下に重な
り合うごとく位置させるようにするのがよい。このよう
にすると、バケットB内にこれらを積み重ねたとき整然
と配列させることができるので、一つの容器Cに所定数
の袋物Aを立てた状態で収納したときにもこれらが一つ
の容器C内で整然と配列せしめられることになる。な
お、実施例においては、バケットBの下側の一方の隅部
に、図2(a) に示すように枕材bを奥行き方向に配置し
てある。これは、袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収
納した袋物Aを所定数横臥させた状態でバケットB内に
収納するに際し、一段目の各袋物A、Aのうちの一つ
(図では、左から五つ目のもの)が、図2(b) に示すよ
うに寝てしまうのを防止するためである。このように、
枕材bをバケットB内の所定位置に設置しておくことに
より、一段目の各袋物A、AをバケットB内においてよ
り整然と配列させることができる。
【0021】次に、本発明の集積・収納装置の実施例を
図3〜図13に基づいて詳細に説明する。図3は、実施例
に示す集積・収納装置の全体を概略的に示す平面図であ
る。図3において、図面符号1は、袋a1内で沈下現象を
生じる内容物を収納した袋物Aを収納するための容器C
を、図1(b) 、(c) に示すように横向きの状態で搬送す
るための搬送装置で、その側方(図3では下側)に、袋
a1内で沈下現象を生じる内容物を収納した袋物Aを容器
Cに収納するのに用いられるバケットBが配置されてい
る。そして、このバケットBと前記搬送装置1により搬
送されてきた横向きの容器Cとをそれぞれの開放側から
相対的に接近させるための移動装置Eが、搬送装置1に
対して直交するごとく配置されている。
【0022】実施例では、前記バケットは図3、図5及
び図6において横方向に並ぶごとく二つ配置されている
が、これらは二つで一組のいわゆるツイン式のものであ
り、図3において右側の実線で示すところ(図5におい
ては、ラインL0のところ)に位置するものが図3におい
て鎖線の位置(図5においては、ラインL1の位置)にき
たとき、図3において左側の実線で示すところに位置す
るもの(図5においては、ラインL2上に位置するもの)
が図3において右側の実線で示す位置(図5において
は、ラインL0の位置)に移動することができるようにな
っている。この一組のバケットB、Bのうち図3におい
て右側の実線で示す位置(図5において、ラインL0の位
置)が、バケットBへの袋物Aの充填位置であり、その
側方には、袋物AをバケットBに収納するための収納装
置Dが配置されている。この収納装置Dは、バケットコ
ンベヤ2に乗せられて送られてくる袋物Aを取り上げて
前記バケットBに所定数横臥させた状態で収納するため
のものである。
【0023】なお、実施例において、袋物Aは図3に示
すように、前記バケットコンベヤ2と直交する方向に配
置されている水平状の合流コンベヤ31とこれに続く水平
状の別のコンベヤ32とに乗せられて水平状態で送られて
くる。このコンベヤ32の次には、図12に示すように、内
側に行くほど低くなるよう互いに傾斜する左右二本のコ
ンベヤ41、41が配置されており、水平状態で送られてき
た袋物Aはこのコンベヤ41、41に乗り移り、同図一点鎖
線で示すように、横臥状態のままやや傾けられる。この
コンベヤ41、41の直前であって前記バケットコンベヤ2
の直上には、図13に示すように左右一対のコンベヤ42
42が配置されており、前記コンベヤ41、41によって傾け
られた袋物Aは、両コンベヤ42、42により図13の一点鎖
線で示すようにさらに傾けられ、両コンベヤ42、42の垂
直に近い部分で挟まれて垂直状態となり、そのまま図13
の二点鎖線で示すようにバケットコンベヤ2に落とし込
まれる。そして、このバケットコンベヤ2によって収納
装置Dの直下まで搬送せしめられるようになっている。
【0024】袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納し
た袋物Aを所定数容器Cに収納するのに用いられる前記
バケットBは、図1に示すように、袋a1内で沈下現象を
生じる内容物を収納した所定数の袋物Aを収納するため
の容器Cの開口部c1より多少小さ目の大きさを有するも
のとし、かつ、その一側(図1では向こう側)が開放さ
れたものである。図6にも、その一側(図6では上側)
が開放されていることが概略的に示されている。図4
に、このバケットBの一例を具体的に示す。実施例で
は、袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納した所定数
の袋物Aを収納するための容器Cを断面角筒状のいわゆ
る箱とした場合を例示してあり、バケットBは図4に示
すように、箱型の容器Cの形状にあわせて断面角筒状と
してある。
【0025】このバケットBは、図4に詳示するよう
に、胴筒部分5の上側部分がいわゆる開閉式の蓋6、6
となっている。例えば、同図に示すように、胴筒部分5
の手前側に配置された一対のシリンダー7、7のピスト
ンロッド7a、7aと蓋6、6のヒンジの軸6a、6aに取り付
けたレバー6b、6bとを枢着し、前記シリンダー7、7を
作動させることによって左右一対の蓋6、6をヒンジの
軸6a、6aを支点として図4(b) に示すように開くことが
できる。左右一対の蓋6、6が開くと、閉まっていたバ
ケットBが開く。これは、左右一対の蓋6、6を開ける
ことによって、前記袋物Aを横臥させた状態でバケット
B内に収納しやすくするとともに、バケットB内に所定
数の袋物Aを収納した後再び左右一対の蓋6、6を閉め
ることによって横向きの容器C内にこのバケットBを差
し込むことができるようにするために工夫されたもので
ある。前記シリンダー7に代えてロータリーシリンダー
を用い、これによりヒンジの軸6aを中心として蓋6を開
閉させ得るようにしてもよい。このようにすると、蓋6
を開閉させるための機構がきわめて簡単なものとなり、
バケットBの外観がすっきりする。なお、図4に示すよ
うに、左右一対の蓋6、6を開いたとき、それ以上開か
ないようにストッパー8、8が配置されている。
【0026】このバケットBは上述したようにその一側
(図3及び図6では上側、図7では右側)が開放されて
いるが、図3、図6、図7及び図8に示すように、この
開放側に横向きの容器Cを搬送するための搬送装置1が
対面するごとく配置されている。そして、このバケット
Bと前記搬送装置1により搬送されてきた横向きの容器
Cとをそれぞれの開放側から相対的に接近させるための
移動装置Eが、搬送装置1に対して直交するごとく配置
されている。実施例では、図7、図8に詳示するよう
に、この移動装置Eとして、搬送装置1により搬送され
てきた横向きの容器CをこのバケットBに対して接近さ
せるためのプッシャー9を用いた場合を例示してある
が、バケットBを移動させることができるようにして
も、また、バケットBと横向きの容器Cの両方を互いに
接近するごとく移動させることができるようにしてもよ
いことは言うまでもない。なお、前記プッシャー9は図
7及び図8において10で示すロッドレスシリンダーに取
り付けられており、その作動により図7、図8の実線の
位置と図7の鎖線の位置との間でこれを移動させること
ができる。
【0027】プッシャー9を図7、図8の実線の位置か
ら図7の鎖線の位置まで移動させると、前記搬送装置1
により搬送されてきた横向きの容器C(図7において一
点鎖線で示す)をバケットB側に移動させることがで
き、前記収納装置Dにより横臥させた状態でバケットB
内に予め収納しておいた所定数の袋物Aを、図1(c) に
示すようにバケットBとともに容器C内に位置させるこ
とができる。実施例においては、袋a1内で沈下現象を生
じる内容物を収納した袋物Aを収納するための容器Cを
断面角筒状のいわゆる箱とし、また、箱型のこの容器C
に袋物Aを収納するために用いるバケットBを箱型の容
器Cの形状にあわせて断面角筒状とした場合を例示して
あるが、このような場合には、図4に示すように、断面
角筒状のバケットBの四隅をテーパー状あるいは外突弧
状に切除しておくとよい。バケットBの四隅をこのよう
な形状にしておくと、上述したように断面角筒状のいわ
ゆる箱型の容器Cに断面角筒状のバケットBを差し込む
に当たり、その隅の部分が容器Cのコーナー部分に引っ
掛かることがなく、また、所定数の袋物Aを容器C側に
移動させるに当たり、所定数の袋物Aのうち隅にある袋
物Aがこの切欠部分に案内され、断面角筒状のいわゆる
箱型の容器Cの四隅に袋物Aを引っ掛けることなく容器
C内に所定数集積・収納することができる。なお、収納
装置Dの具体的な構造とその作動状態については、後述
する。
【0028】一方、前記バケットBの側方には、図5〜
図8に詳示するように、バケットBとこれが差し込まれ
ている容器Cの両方を容器Cの開放側が上にくるごとく
回動させるための体位変更装置Fが配置されている。実
施例に示す体位変更装置Fは、バケットBの両側に配置
されている左右一対の把持板11、11とその間に位置する
バケットBとを一体的に90度回動させることができる
ようにしたものである。この回動機構として、実施例で
は、図6に示すように、左右一対の把持板11、11を軸受
12、12により回動自在に軸受けし、図7及び図8におい
て12a で示すその回動軸に取り付けたレバー12b とシリ
ンダー13のピストンロッド13a とを枢着した場合を例示
してあり、該シリンダー13を作動させることにより図8
に示すように、軸受12、12で軸受けされている左右一対
の把持板11、11とその間に位置するバケットBとを回動
軸12a 、12a を中心として一体的に回動させることがで
きる。
【0029】前記プッシャー9によりバケットB側に移
動せしめられた横向きの容器Cは、左右一対の前記把持
板11、11の内側であって、バケットBの側壁との間に形
成されている隙間に差し込まれ、前記回動機構を上述し
たように作動させることにより、図8に示すように、容
器Cとこれに差し込まれているバケットBの両方の体位
を変更することができる。体位変更後の容器Cとこれに
差し込まれているバケットBの状態は図1(d) に示す通
りである。なお、上述したように、バケットB内には所
定数の袋物Aが横臥せしめられた状態で予め収納されて
おり、この体位変更により所定数の袋物AはバケットB
に案内されて容器C内に移動せしめられる。
【0030】この体位変更装置F付近には、バケットB
と容器Cとを相対的に遠ざけるための移動装置Gが配置
されている。実施例では、図7、図8に示すように、昇
降可能な台14を移動装置Gとした最も簡単な場合を例示
してあり、これを図8の実線の位置から図7の実線の位
置まで降下させることにより、バケットBに対して容器
Cを遠ざけることができる。容器Cを動かさないでバケ
ットB側を移動させることができるようにしてあれば、
容器Cに対してバケットBを遠ざけることができ、両者
をそれぞれ移動させることができるようにしてあれば、
バケットBと容器Cとをそれぞれ移動させながら両者を
遠ざけることができる。なお、前記台14は図7、図8に
おいて14a で示すロッドレスシリンダーにより昇降させ
得るようになっている。
【0031】次に、前記バケットBに所定数の袋物Aを
横臥させた状態で収納するための収納装置Dの具体的構
造を、その作用とともに図9〜図11に基づいて説明す
る。収納装置Dは上述したように、バケットコンベヤ2
に乗せられて送られてくる袋物Aを取り上げて前記バケ
ットBに所定数横臥させた状態で収納するためのもので
あり、図3、図5及び図6に示すように、二つ並ぶごと
く配置されている一組のバケットB、Bのうち図3の右
側の実線で示す充填位置(図5においては、ラインL0
位置)の側方に配置されている。実施例に示す収納装置
Dは、図9に示すように、ロボット15のアーム15a の先
端側に少なくとも把持装置16を備えたものであり、ロボ
ット15の作動によりこの把持装置16がバケットコンベヤ
2と前記充填位置との間を移動することができるように
なっている。この把持装置16が図11の左側半分に示すよ
うに、バケットコンベヤ2に乗せられている袋物Aを把
持して取り上げ、これを同図右側半分に示すように、バ
ケットBへの袋物Aの充填位置へと運ぶ。
【0032】実施例に示す場合にあっては、ロボット15
のアーム15a の先端直下に一つのブロック状の取付台17
を配置し、この取付台17には軸18a により図11におい
て前後で一組(図10では左右で一組)となるように腕杆
18、18が回動自在に取り付けてあり、さらに、この一組
の腕杆18、18の先側に前記把持装置16が取り付けられて
いる。把持装置16は、バケットコンベヤ2に乗せられて
送られてくる袋物Aを取り上げて前記バケットBに所定
数横臥させた状態で収納させ得るよう開閉させることが
できるものでなければならないから、実施例では、図11
において左右一対となるごとく配置しておき、しかも、
図10に示すように、取付板16a 、16a 間に位置させて一
本のピン16b により両取付板16a 、16a に枢着してあ
る。そして、この取付板16a 、16a の一方を軸19により
一組の腕杆18、18に取り付けることにより、一組の腕杆
18、18の先側にこれに対して回動させ得るように把持装
置16を取り付けることができる。
【0033】また、実施例では、一組の腕杆18、18が取
付台17に対して複数本(図11では六本)取り付けられて
おり、一組の各腕杆18、18に対して把持装置16がそれぞ
れ前後二組(図10では左右に現れる)取り付けられてい
る。腕杆一組ごとにそれぞれ二組取り付けられている把
持装置16、16により、一つの袋物Aを把持することがで
きる。なお、図示例では、図10に示すように、前後の把
持装置16、16(図10では、左右に現れる)に跨がらせて
一枚の板16c が配置してあり、把持装置16、16が一つの
袋物Aを把持する際、前後二個所のみではなく袋物Aの
長さ方向の全体を把持することができるようにしてあ
る。このようにすると、袋物Aの把持状態を一層強力な
ものとすることができる。そして、腕杆一組ごとにそれ
ぞれ二組取り付けられている把持装置16、16を腕杆18、
18に対して回動させることができるようにするために、
すなわち、図11の左側に示す状態から右側に示すように
その首を振ることができるようにするために、実施例で
は、複数本の腕杆(図11では六本)のうちの両端の二本
に図11の鎖線で示すようにレバー20をそれぞれ取り付け
ておき、前記ロボット15のアーム15a の固定ブロック15
b に固定されているシリンダー21のピストンロッド21a
の先端とこのレバー20とを連結し、さらに、前後二本で
一組の複数本(図11では六本)の腕杆18、18にそれぞれ
取り付けられている各軸19、19をパンタグラフ状の連結
杆22で互いに連結してある。前記シリンダー21を作動さ
せてそのピストンロッド21a を突出させると、腕杆一組
ごとにそれぞれ二組取り付けられている把持装置16、16
は、前後二本で一組の複数本(図11では六本)の腕杆1
8、18に対していずれも図11の左側半分に示すような位
置にあり、逆に、シリンダー21を作動させてそのピスト
ンロッド21a を引っ込めると、腕杆一組ごとにそれぞれ
二組取り付けられている把持装置16、16は、前後二本で
一組の複数本(図11では六本)の腕杆に対していずれも
図11の右側半分に示すようにその首を振ることができ
る。なお、図11においては、複数本ある腕杆18、18を便
宜上左側半分と右側半分とに分け、前記シリンダー21の
作動によりそれらがどのような姿になり、かつ、それら
に取り付けられている左右一対の把持装置16、16がどの
ような姿になるかを一つの図面に同時に示したが、これ
らは本来すべてが同時に同じ姿になるものである。
【0034】このように、腕杆18に対して把持装置16を
回動させてその首を振ることができるようにしておく
と、この把持装置16でバケットコンベヤ2から取り上げ
られた袋物AをバケットB内に横臥させた状態で収納し
たとき、隣接する袋物A、Aの隣接する側辺部分a2、a3
が図2(a) に示すように上下に重なり合うごとく位置さ
せることができる。このように、隣接する袋物A、Aの
隣接する側辺部分a2、a3が上下に重なり合うと、図2
(a) に示すように、バケットB内にこれらを積み重ねた
とき整然と配列させることができるので、上述したよう
に一つの容器Cに所定数の袋物Aを立てた状態で収納し
たときにもこれらが一つの容器C内で整然と配列せしめ
られることになるので、きわめて好都合である。
【0035】なお、実施例では、取付板16a 、16a 間に
位置していて一本のピン16b によりこれらに枢着されて
いる左右一対の把持装置16、16を開閉させるために、図
10及び図11に示すように、両取付板16a 、16a 間にシリ
ンダー23をそれぞれ取り付けておき、そのピストンロッ
ド23a の先端に逆三角形状のカム片24を取り付ける一
方、前記ピン16b 、16b にカムレバー25、25を取り付
け、シリンダー23の作動により前記カム片24がこの一対
のカムレバー25、25間に位置してこれを押すようにして
ある。シリンダー23の作動により前記カム片24がこの一
対のカムレバー25、25間に位置してこれを押すと、図11
に示すように、一対のカムレバー25、25が開き、ピン16
b 、16b に取り付けられている左右一対の把持装置16、
16を閉じることができる。これに対して、シリンダー2
3の作動により前記カム片24がこの一対のカムレバー2
5、25の間から外れてこれを押さないようになると、一
対のカムレバー25、25が閉じ、ピン16b 、16b に取り付
けられている左右一対の把持装置16、16を開くことがで
きる。左右一対の把持装置16、16のこの開閉により、バ
ケットコンベヤ2により送られてくる袋物Aを取り上げ
てこれをバケットB内に収納することができる。そし
て、実施例では、複数本(図11では六本)の腕杆18に左
右一対の把持装置16、16がいずれも取り付けてあって、
一度に複数個の袋物Aを把持することができるようにな
っており、例えば、図2(a) に示すように、複数個の袋
物Aを一段づつ一度にバケットBに収納することができ
る。
【0036】なお、本発明に示す集積・収納方法とその
装置とを利用して袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収
納した袋物Aを所定数容器Cに収納した場合には、袋物
Aの下側が膨らんだままの状態で容器Cに収納する場合
に比べて、容器Cをできる限り小さくし得ることが実験
的にも確かめられた。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、袋a1内で
沈下現象を生じる内容物を収納した袋物A、Aを所定数
容器Cに収納するに当たり、垂直状態から多少斜めに姿
勢を変えた状態で、バケットBの蓋が開いたところか
ら、隣接する袋物A、Aの互いに隣接する側辺部分a 2
a 3 が一部上下に重なり合うごとく横臥させた状態でバケ
ットB内に収納し、このバケットBをその四隅が容器C
の四隅に引っ掛かることなく容器Cに差し込むことによ
り、所定数の袋物A、Aをいずれも、これを立てた場合
に生じる膨らみよりも少なくとも薄いほぼ均一な厚みの
ままでしかも、それらが整然と配列された状態でばら
けることなく容器C内に案内して最終的に立てた状態で
集積・収納することができるのみならず、これらの袋物
、Aをいずれもこれを立てた場合に生じる膨らみより
も少なくとも薄いほぼ均一な厚みのままで、しかも、そ
れらを容器C内で整然と配列させることができるので、
立てた状態で並べられている袋物A、Aを容器Cの開放
側から単に収納する場合に比べて容器Cを小さくするこ
とができる効果がある。
【0038】
【0039】請求項記載の集積・収納装置を用いた場
合には、袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納した所
定数の袋物A、Aが垂直状態から多少斜めに姿勢を変
えた状態で、バケットBの蓋が開いたところから、隣接
する袋物A、Aの互いに隣接する側辺部分a 2 、a 3 が一部
上下に重なり合うごとく横臥させた状態でバケットB内
に整然と収納され、このバケットBをその四隅が容器C
の四隅に引っ掛かることなく容器Cに差し込むことによ
り、所定数の袋物A、Aをいずれも、これを立てた場合
に生じる膨らみよりも少なくとも薄いほぼ均一な厚みの
ままでしかも、それらが整然と配列された状態で、
らけることなく自動的かつ能率よく容器Cに立てた状態
で集積・収納することができる効果がある。
【0040】
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集積・収納方法を用いて、袋内で沈下
現象を生じる内容物を収納した袋物を所定数容器に集積
・収納する一例を工程順に示す斜視図である。
【図2】袋内で沈下現象を生じる内容物を収納した所定
数の袋物がバケット内で隣接する側辺部分で互いに重な
り合っている様子と、一段目の袋物の一部がバケット内
において寝ている様子を示す概略図である。
【図3】実施例に示す集積・収納装置の全体を概略的に
示す平面図である。
【図4】袋内で沈下現象を生じる内容物を収納した袋物
を所定数容器に集積・収納する場合に用いるバケットの
一例を示す正面図で、(a) は開閉式の蓋を閉じた状態
を、(b) は開閉式の蓋を開けた状態を示す。
【図5】図4に示すバケットを左右に並べて配置すると
ともに、その側方に、各バケットとその外側に位置する
容器の両方を容器の開放側が上にくるごとく回動させる
ための体位変更装置を配置した一例を概略的に示す正面
図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5、図6に示す体位変更装置をより具体的に
示すとともに、その側方に、バケットと横向きにした容
器とをそれぞれの開放側から相対的に接近させるための
移動装置を配置した一例を示す側面図である。
【図8】図7の状態から体位変更装置が90度回動した
状態を示す側面図である。
【図9】袋内で沈下現象を生じる内容物を収納した袋物
を所定数バケットに収納するための収納装置の一例を概
略的に示す側面図である。
【図10】図9に示す収納装置の一部の拡大図で、一部
を切断して示す。
【図11】図10に示す部分の正面図である。
【図12】水平状のコンベヤで送られてきた袋物をわず
かに傾けるために配置されているコンベヤの一例を示す
側面図である。
【図13】図12に示すコンベヤにより傾けられた袋物
をさらに傾けて最終的に垂直状態としてバケットに落と
し込むためのコンベヤの一例を示す側面図である。
【図14】袋内で沈下現象を生じる内容物を収納した袋
物を所定数箱型の容器に集積・収納した状態を示す斜視
図である。
【図15】袋内で沈下現象を生じる内容物を収納した袋
物を立てたときの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A─袋物、a1─袋、a2、a3─側辺部分、C─容器、c1
開口部、D─収納装置、E─移動装置、F─体位変更装
置、G─移動装置、5─胴筒部分、6─蓋、6a─ヒンジ
の軸、9─プッシャー、10─ロッドレスシリンダー、11
─把持板、12─軸受、12a ─回動軸、14─台、14a ─ロ
ッドレスシリンダー、16─把持装置、16b─ピン、17─
取付台、18─腕杆。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納し
    所定数の袋物A、Aを収納するための容器Cの開口部
    c1より多少小さ目の大きさを有する、一側が開放され
    断面角筒状の胴筒部分5の上側部分が開閉式の蓋となっ
    ており、かつ、胴筒部分5の四隅をテーパーあるいは外
    突弧状に切除したバケットB内に、袋a1内で沈下現象を
    生じる内容物を収納した所定数の袋物A、Aを、垂直状
    態から多少斜めに姿勢を変えた状態で、前記蓋を開けた
    ところから、隣接する袋物A、Aの互いに隣接する側辺
    部分a 2 、a 3 が一部上下に重なり合うごとく横臥させた状
    態で収納し、次いで、前記蓋を閉じた後のバケットBと
    横向きにした前記容器Cとをそれぞれの開放側から相対
    的に接近させ、該容器C内に前記所定数の袋物A、A
    バケットBごと差し込み、さらに、これら全体を容器C
    の開放側が上にくるごとく回動させて横向きから縦向き
    に体位を変え、しかる後、バケットBと容器Cとを相対
    的に遠ざけてバケットBのみを取り除き、所定数の袋物
    、Aのみを容器C内に位置させることを特徴とする袋
    内で沈下現象を生じる内容物を収納した袋物の集積・収
    納方法。
  2. 【請求項2】袋a1内で沈下現象を生じる内容物を収納し
    所定数の袋物A、Aを収納するための容器Cの開口部
    c1より多少小さ目の大きさを有する、一側が開放され
    断面角筒状の胴筒部分5の上側部分が開閉式の蓋となっ
    ており、かつ、胴筒部分5の四隅をテーパーあるいは外
    突弧状に切除したバケットBと、このバケットBの蓋を
    開閉するための装置と、袋a1内で沈下現象を生じる内容
    物を収納した所定数の袋物A、Aを、垂直状態から多少
    斜めに姿勢を変えた状態で隣接する袋物A、Aの互いに
    隣接する側辺部分a 2 、a 3 が一部上下に重なり合うごとく
    位置させるために首を振ることができる装置であって、
    それらを横臥させた状態で前記蓋を開けたところから前
    記バケットBに収納するための収納装置Dと、前記バケ
    ットBと横向きにした前記容器Cとをそれぞれの開放側
    から相対的に接近させるための移動装置Eと、該移動装
    置Eにより前記所定数の袋物A、AがバケットBごと差
    し込まれた容器Cを開放側が上にくるごとく回動させる
    ための体位変更装置Fと、バケットBと容器Cとを相対
    的に遠ざけるための移動装置Gとからなることを特徴と
    する袋内で沈下現象を生じる内容物を収納した袋物の集
    積・収納装置。
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