JP3474443B2 - 双方向リモコン - Google Patents

双方向リモコン

Info

Publication number
JP3474443B2
JP3474443B2 JP16795398A JP16795398A JP3474443B2 JP 3474443 B2 JP3474443 B2 JP 3474443B2 JP 16795398 A JP16795398 A JP 16795398A JP 16795398 A JP16795398 A JP 16795398A JP 3474443 B2 JP3474443 B2 JP 3474443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remote controller
light emitting
infrared light
infrared
remote control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16795398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000004199A (ja
Inventor
憲志 板垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP16795398A priority Critical patent/JP3474443B2/ja
Publication of JP2000004199A publication Critical patent/JP2000004199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3474443B2 publication Critical patent/JP3474443B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被制御機器と該被
制御機器を操作するリモコンとの間で相互に送受信を行
双方向リモコンに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の技術のリモコンシステム
の一例である、エアコンと加湿器と換気扇とリモコンと
を組み合わせて構成された空調機器システム(以下、空
調システムと略称する)の概略的構成を示す斜視図であ
る。
【0003】図8は、従来の技術の前記リモコンの概略
的構成を示すブロック回路図である。以下、図7と図8
を用い従来の技術について説明する。
【0004】図7の従来の技術の空調システム1は以下
の構成からなる。部屋の壁にはエアコン3と換気扇5
が、部屋の片隅には加湿器4が設置され、部屋のほぼ中
央に配置されたテーブル6の上にはリモコン2が置かれ
ている。エアコン3と加湿器4と換気扇5は、リモコン
2によりその動作が集中制御されている。リモコン2が
エアコン3と加湿器4と換気扇5のそれぞれを制御する
ための赤外線信号を図中点線で示している。リモコン2
により手元で複数の空調機器(以下、機器と略称する)
を集中操作できる便利さに加え、リモコン2には、セン
サが内蔵され、リモコンの周囲の温度や湿度を計測し、
その情報に基づき、赤外線信号を送信することで、それ
ぞれの機器を制御している。これにより、機器に内蔵し
たセンサの計測情報を用いるよりも人が居る場所により
近い温度や湿度の計測情報を得ることができ、より正確
に温度や湿度などの制御が可能である。
【0005】図8の従来の技術のリモコン50は以下の
構成からなる。リモコン50において、使用者がキー入
力部52の複数の操作キーの中から任意に選択した操作
キーを押すと、マイクロコンピュータ51は、押された
操作キーに該当するデータをドライブトランジスタ55
のベースに出力する。ドライブトランジスタ55は入力
されたデータに基づいてドライブされ、赤外発光素子5
6が点滅動作し、制御信号が機器に対して赤外線を媒体
とした赤外線信号で送信される。また、リモコン50が
部屋のどの位置に置かれても、リモコン50から送信さ
れる赤外線信号が機器に届くように、赤外発光素子56
はそれぞれ異なる向きに取り付けられた複数(本例では
仮に6個とする)の赤外発光素子56a〜56fで構成
され、それぞれをドライブトランジスタ55a〜55f
でドライブし、赤外発光素子56a〜56fの全てを同
時に点滅動作させている。センサ53は、温度や湿度な
どを計測しマイクロコンピュータ51に入力し、マイク
ロコンピュータ51は、センサ53から入力されたリモ
コン周囲の温度や湿度を、使用者がキー入力部52から
設定した温度や湿度に近づけるように、機器を制御して
いる。使用者がキー入力部52から設定した温度や湿度
などは表示部54に表示される。なお、上記回路の電源
は電池57より供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の技術のリモコンは、次のような問題点がある。
【0007】通常のリモコンは、一例としてテレビジョ
ンなどのリモコンのようにリモコンの発光部をテレビジ
ョンの受光部の方向に向けてリモコンの操作を行う。即
ち、リモコンの赤外発光素子は、テレビジョンの受光部
の方向に向いている。一方、従来の技術の図7で説明し
た空調システムにおいては、リモコンは機器に対して任
意の位置にあるため、リモコンの複数の赤外発光素子の
内の一つが必ず機器の受光部に向いているとは限らな
い。よって、赤外発光素子の向きが機器の受光部の方向
よりずれていても、赤外発光素子からの赤外線が受光部
に届くように、前記通常のリモコンよりも、赤外発光素
子の輝度をアップさせる必要があり、消費電流が増加す
る。
【0008】また、機器がいずれの位置方向にあっても
赤外発光素子からの赤外線が受光部に届くようにリモコ
ンの複数の赤外発光素子を同時に発光させるため、赤外
発光素子が1個の場合に比べて、消費電流はおよそ赤外
発光素子の個数倍に増加する。即ち、上記のように、消
費電流が増加することにより、リモコンの電池の寿命が
短くなる問題がある。
【0009】また、電池の寿命を長くするために、より
容量の大きい電池を使った場合は、リモコンの小型化、
薄型化、軽量化の妨げとなる問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
双方向リモコンは、被制御機器との間で相互に送受信を
行う双方向リモコンであって、前記双方向リモコンは、
異なる方向に赤外線信号を出力するための複数の赤外発
光素子と、前記双方向リモコンの底面に配設されてお
り、リモコンが置かれている場合にはオンされ、リモコ
ンが移動する場合にはオフされるスイッチによって、前
記双方向リモコンが移動されたことを検出する前記リモ
コン移動検出回路と、前記検出出力に基づいて、前記複
数の赤外発光素子を時分割的に動作させるとともに、前
記被制御機器の位置方向を確認するための信号を、前記
リモコンが移動される毎に順次送信する位置方向確認信
号送信部と、前記位置方向確認信号に応答して、前記被
制御機器からの応答信号の有無を判別するための応答信
号受信部と、前記受信部からの応答信号に基づいて、時
分割的に出力された特定の前記赤外発光素子の出力方向
に位置する前記被制御機器の有無を記憶するための記憶
部とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項2記載の双方向リモコン
は、請求項1の構成において、前記スイッチは、前記双
方向リモコンの底面に配設された下向きのプッシュスイ
ッチであることを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項3記載の双方向リモコン
は、請求項1または2の構成において、前記記憶部は、
前記複数の赤外発光素子の内、前記被制御機器からの応
答信号を受信した赤外発光素子を特定するアドレスデー
タと、前記被制御機器の種類を 表す機器判別データとを
記憶することを特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項4記載の双方向リモコン
は、請求項1乃至3のいずれか1項の構成において、前
記記憶部のアドレスデータに基づいて、前記複数の赤外
発光素子の内、該当するアドレスの赤外発光素子のみを
作動させることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の双方向リモコン
を用いたリモコンシステムを説明する図であり、エアコ
ンと加湿器と換気扇とリモコンとを組み合わせて構成さ
れた被制御機器である空調機器システム(以下、空調シ
ステムと略称する)の概略的構成を示す斜視図である。
図2は、本発明の双方向リモコンの概略的構成を示すブ
ロック回路図である。また、図3は、本発明の双方向リ
モコンの外観図であり、(a)は平面図、(b)はX−
X′線断面図である。また、図4は、本発明の双方向リ
モコンを用いた双方向リモコンシステムの説明図であ
り、(a)と(b)は双方向リモコンと機器との間のリ
モコン信号のやりとりの説明図、(c)はリモコン信号
の説明図である。また、図5と図6は、双方向リモコン
の動作を説明したフローチャートである。以下図2〜図
6を用い、本発明の双方向リモコンを用いたリモコンシ
ステムの一例である、エアコンと加湿器と換気扇と双方
向リモコンとを組み合わせて構成された空調システムに
ついて説明する。
【0015】図1の本発明の一実施の形態よりなる双方
向リモコンを用いた双方向リモコンシステム全体の概略
的構成と従来例の図7との違いは、赤外線信号がリモコ
ンと機器との間で双方向に送受信される点である。
【0016】図2は、本発明の一実施の形態よりなる被
制御機器を操作する双方向リモコン(以下、リモコンと
略称する)10の概略的構成を示すブロック回路図であ
る。本発明は、図8に示す従来例のリモコン50と比較
して、受光部18、タイマ19、メモリ回路20、抵抗
21、スイッチ22が追加されている点が異なる。
【0017】リモコン10において、リモコン10が部
屋のどの位置に置かれても、リモコン10から送信され
る赤外線信号が被制御機器(以下、機器と略称する)に
届くように、赤外発光素子16はそれぞれ異なる向きに
取り付けられた複数(本例では仮に6個とする)の赤外
発光素子16a〜16fで構成され、それぞれをドライ
ブトランジスタ15a〜15fでドライブしている。使
用者がキー入力部12の複数の操作キーの中から任意に
選択した操作キーを押すと、マイクロコンピュータ11
は、送信する機器の位置方向を向いている赤外発光素子
を赤外発光素子16a〜16fの中から一つ選択し、こ
れを仮に赤外発光素子16bとすると、押された操作キ
ーに該当するデータをドライブトランジスタ15bのベ
ースに出力する。ドライブトランジスタ15bは入力さ
れたデータに基づいてドライブされ、赤外発光素子16
bが点滅動作し、制御信号が機器に対して赤外線を媒体
とした赤外線信号で送信される。センサ13は、温度や
湿度などを計測しマイクロコンピュータ11に入力し、
マイクロコンピュータ11は、センサ13から入力され
たリモコン周囲の温度や湿度を、使用者がキー入力部1
2から設定した温度や湿度に近づけるように、機器を制
御している。使用者がキー入力部12から設定した温度
や湿度などは、表示部14に表示される。受光部18
は、機器から送信された赤外線信号を受信し、赤外線信
号を電気信号に変換して、マイクロコンピュータ11に
入力するものである。
【0018】また、マイクロコンピュータ11は、タイ
マ19を内蔵し、タイマ19に基づいて一定時間経過毎
に次の方法で機器の位置方向を判断し、機器の種類とそ
の位置方向を、メモリ回路20に記憶する。
【0019】リモコン10から見て、エアコンが赤外発
光素子16aの方向に、加湿器が赤外発光素子16bの
方向に、換気扇が赤外発光素子16dの方向にそれぞれ
あるものとして、機器の位置方向を判断する方法につい
て説明する。
【0020】マイクロコンピュータ11は、機器の位置
方向確認信号をドライブトランジスタ15aのベースに
出力し、赤外発光素子16aより送信後、機器からの応
答信号が受光部18より入力されるかを確認する。応答
信号が入力されれば、その応答信号から機器の種類を判
断し、これを今仮にエアコンとすると、『エアコンが赤
外発光素子16aの方向にある』ことを、メモリ回路2
0に記憶する。
【0021】次に、マイクロコンピュータ11は、機器
の位置方向確認信号をドライブトランジスタ15bのベ
ースに出力し、赤外発光素子16bより送信後、機器か
らの応答信号が受光部18より入力されるかを確認す
る。応答信号が入力されれば、その応答信号から機器の
種類を判断し、これを仮に加湿器とすると、『加湿器が
赤外発光素子16bの方向にある』ことを、メモリ回路
20に記憶する。
【0022】次に、マイクロコンピュータ11は、機器
の位置方向確認信号をドライブトランジスタ15cのベ
ースに出力し、赤外発光素子16cより送信後、機器か
らの応答信号が受光部18より入力されるかを確認す
る。応答信号が入力されなければ、赤外発光素子16c
の方向には機器がないものと判断する。
【0023】次に、マイクロコンピュータ11は、機器
の位置方向確認信号をドライブトランジスタ15dのベ
ースに出力し、赤外発光素子16dより送信後、機器か
らの応答信号が受光部18より入力されるかを確認す
る。応答信号が入力されれば、その応答信号から機器の
種類を判断し、これを仮に換気扇とすると、『換気扇が
赤外発光素子16dの方向にある』ことを、メモリ回路
20に記憶する。
【0024】次に、マイクロコンピュータ11は、機器
の位置方向確認信号をドライブトランジスタ15eのベ
ースに出力し、赤外発光素子16eより送信後、機器か
らの応答信号が受光部18より入力されるかを確認す
る。応答信号が入力されなければ、赤外発光素子16e
の方向には機器がないものと判断する。
【0025】次に、マイクロコンピュータ11は、機器
の位置方向確認信号をドライブトランジスタ15fのベ
ースに出力し、赤外発光素子16fより送信後、機器か
らの応答信号が受光部18より入力されるかを確認す
る。応答信号が入力されなければ、赤外発光素子16f
の方向には機器がないものと判断する。上記の説明で、
赤外発光素子16aより開始し、赤外発光素子16b→
16c→16d→16eの順序で進み、赤外発光素子1
6fで終了したが、開始と終了及びその間の順序、赤外
発光素子16の個数については、上記説明に限定するこ
とはなく任意でよい。
【0026】上記の説明の赤外発光素子16が特許請求
の範囲にいう「位置方向確認信号送信部」に、受光部1
8が特許請求の範囲にいう「応答信号受信部」に、タイ
マ19が特許請求の範囲にいう「タイマ回路」に、メモ
リ回路20が特許請求の範囲にいう「記憶部」に、それ
ぞれ該当する。
【0027】また、スイッチ22の片側は、マイクロコ
ンピュータ11の入力ポートPに接続されており、さら
に入力ポートPは抵抗21でプルアップされている。そ
して、スイッチ22のもう一方の片側はグランドに接続
されている。従って、スイッチ22が押されるとオン
し、マイクロコンピュータ11の入力ポートPは『L』
に設定され、スイッチ22が離されるとオフし、マイク
ロコンピュータ11の入力ポートPは『H』に設定され
る。スイッチ22はリモコン10の底面に配設されてお
り(後述する図3の通り)、リモコン10がテーブルな
どに置かれている場合、リモコン10の底面に配設され
たスイッチ22は、リモコン10の重みで押されてオン
し、リモコン10を移動するために手で持ち上げた場
合、スイッチ22は、テーブルから離れてオフする。即
ち、リモコン10が移動された場合、マイクロコンピュ
ータ11の入力ポートPは『H』に設定されることか
ら、マイクロコンピュータ11は、リモコン10が移動
されたことを検出することができる。なお、上記全ての
回路の電源は電池57より供給される。
【0028】上記の説明のスイッチ22が特許請求の範
囲にいう「リモコン移動検出回路」に該当する。
【0029】図3は、本発明の一実施の形態よりなる空
調システムである被制御機器を操作する双方向リモコン
の一例を示す外観図であり、(a)は平面図、(b)は
X−X′線断面図である。
【0030】図3(a)の本発明のリモコン10は以下
の構成からなる。キャビネット30の上面において、ほ
ぼ中央に半球型の赤外線送受信窓31が配設され、その
周囲に複数のキーで構成されるキー入力部12及び表示
部14が配設されている。また、リモコン10におい
て、リモコン10が部屋のどの位置に置かれても、リモ
コン10から送信される赤外線信号が機器に届くよう
に、半球型の赤外線送受信窓31の内部には、複数(本
例では仮に6個とする)の赤外発光素子16がそれぞれ
異なる向き(本例では斜め上向き放射状)に配設されて
いる。また、半球型の赤外線送受信窓31の内部には、
受光部18が、リモコン10が部屋のどの位置に置かれ
ても、機器から送信される赤外線信号を受信できるよう
な位置(本例では中央上向き)に、に配設されている。
【0031】赤外発光素子16の個数、向きは、上記実
施例に限定することなく、リモコン10が部屋のどの位
置に置かれても、リモコン10から送信される赤外線信
号が機器にに届くように任意の個数、任意の向きでよ
い。
【0032】また、受光部18の個数、向きは、上記実
施例に限定することなく、リモコン10が部屋のどの位
置に置かれても、機器から送信される赤外線信号が受信
できるように任意の個数、任意の向きでよい。
【0033】図3(b)は、図3(a)の本発明のリモ
コン10における、X−X′線断面図である。キャビネ
ット30の上面において、ほぼ中央に半球型の赤外線送
受信窓31が配設され、赤外線送受信窓31の内部には
赤外発光素子16と受光部18が、赤外線送受信窓31
の周囲にはキー入力部12が、それぞれ図3(a)で説
明した通りに、プリント基板32a上に配設されてい
る。
【0034】また、キャビネット30の底面において、
スイッチ22が下向きに、プリント基板32b上に配設
されている。従って、リモコン10がテーブルなどに置
かれている場合、リモコン10の底面に配設されたスイ
ッチ22は、リモコン10の重みで押されてオンし、リ
モコン10を移動するために手で持ち上げた場合、スイ
ッチ22は、テーブルから離れてオフすることで、リモ
コン10が移動されたことを検出することができる。ス
イッチ22は、本例ではプッシュスイッチを用いて説明
したが、これに限定することなく、他のスイッチを用い
てもよい。
【0035】また、キャビネット30の内部には、電池
17が備えられている。
【0036】図4は、本発明の一実施の形態よりなる
方向リモコンを用いた双方向リモコンシステムの動作を
説明する図であり、図4(a)と図4(b)はリモコン
10と機器40との間のリモコン信号のやりとりを説明
するための図であり、図4(c)はリモコン信号を説明
するための図である。
【0037】図4(a)において、リモコン10は前記
赤外発光素子16からなる送信部10Tと前記受光部1
8からなる受信部10Rを備えており、機器40は受信
部40Rと送信部40Tを備えている。リモコン10は
送信部10Tより位置方向確認信号を送信し、リモコン
10からの送信方向に機器40が有れば、機器40は位
置方向確認信号を受信部40Rで受信し、送信部40T
よりリモコン10に対して応答信号を送信する。リモコ
ン10は受信部10Rで応答信号を受信することによ
り、リモコンは送信方向に機器が有ると判断する。ま
た、リモコン10は送信部10Tより位置方向確認信号
を送信し、リモコン10からの送信方向に機器40がな
ければ、リモコン10は受信部10Rで機器40からの
応答信号を受信しないことにより、リモコンは送信方向
に機器がないと判断する。
【0038】図4(b)において、リモコン10は送信
部10Tより機器40に対して制御信号を送信し、機器
40は制御信号を受信部40Rで受信し、制御信号に該
当する動作を実行する。上記の説明の送信部40Tが特
許請求の範囲にいう「応答信号送信部」に該当する。
【0039】図4(c)は、リモコン信号を説明するた
めの図である。リモコン信号はリモコンデータ(Dn
n-1、…、D1、D0)に加えて、機器判別データ
(C1、C0)を備えており、本例では、エアコン
(C1、C0=01)、加湿器(C1、C0=10)、換気
扇(C1、C0=11)、と設定している。本例では、機
器判別データが2ビット、機器は3種としたが、これに
限定することなく任意でよい。また、位置方向確認信号
において、機器判別データを全てゼロ(C1、C0=0
0)、リモコンデータを全て『1』(Dn、Dn-1、…、
1、D0=11…11)に割り当て、応答信号におい
て、リモコンデータを全て『1』(Dn、Dn-1、…、D
1、D0=11…11)に割り当てているが、これに限定
しない。従って、応答信号の機器判別データを確認する
ことで、機器の種類を判別することができる。
【0040】図5と図6は、本発明の一実施の形態より
なるリモコンの動作をさらに詳細に説明したフローチャ
ートである。図5と図6の図中の符号で、『t』は、タ
イマ19のタイマカウント時間を示し、時間Tをカウン
トし終えるとタイマをゼロ(t=0)にして再度カウン
トを開始し、これを繰り返す。
【0041】『n』は、機器の位置方向を区分するアド
レスデータであり、次のことを示している。『n=1』
の位置とは、赤外発光素子16aからの赤外線が届く位
置方向に機器があることを示す。また、『n=2』の位
置とは、赤外発光素子16bからの赤外線が届く位置方
向に機器があることを示す。また、『n=3』の位置と
は、赤外発光素子16cからの赤外線が届く位置方向に
機器があることを示す。また、『n=4』の位置とは、
赤外発光素子16dからの赤外線が届く位置方向に機器
があることを示す。また、『n=5』の位置とは、赤外
発光素子16eからの赤外線が届く位置方向に機器があ
ることを示す。また、『n=6』の位置とは、赤外発光
素子16fからの赤外線が届く位置方向に機器があるこ
とを示す。従って、図5の中では、赤外発光素子16a
〜赤外発光素子16fを説明上それぞれ赤外発光素子1
〜赤外発光素子6としている。
【0042】図5のステップS1において、タイマ19
をゼロ(t=0)にして、ステップS2に進む。ステッ
プS2において、キー入力部12のキーが押されたかチ
ェックし、キーが押されていれば、ステップS20に進
み、キーが押されていなければ、ステップS3に進む。
ステップS3において、リモコンが移動されていないか
をチェックし、リモコンが移動されていなければ、ステ
ップS4に進み、リモコンが移動されていれば、ステッ
プS10に進む。ステップS4において、タイマ19を
インクリメント(t=t+1)し、タイマ19のタイマ
時間tがTを越えた(t≧T)ならば、ステップS10
に進み、タイマ時間tがTに満たない(t<T)なら
ば、ステップS2に戻る。
【0043】上記のように、リモコンが移動された場
合、または、タイマ19のタイマ時間Tが経過する度に
ステップS10に進む。
【0044】図6のステップS10からステップS16
は、アドレス『n=1』から順次アドレス『n=6』ま
でそれぞれの位置方向について、機器の有無を確認し、
有りの場合その機器を判別し、その機器の種類を表す
「機器判別データ」とそれが位置する「アドレスデー
タ」をメモリ回路20に記憶する動作を示したものであ
る。
【0045】ステップS10において、アドレスを『n
=1』に設定し、ステップS11に進む。ステップS1
1において、赤外発光素子n(n=1)より機器の位置
方向確認信号を送信し、ステップS12に進み機器から
の応答信号を受信したかをチェックする。応答信号を受
信すればステップS14に進み、応答信号を受信しなけ
ればステップS13に進む。ステップS13において、
アドレスはインクリメント(n=n+1)され、『n=
2』となり、ステップS11に戻り、ステップS11→
S12→S13の動作を、ステップS13においてアド
レスが『n=6』を越える(n>6)まで繰り返された
後、ステップS1に戻る。
【0046】ステップS14において、機器からの応答
信号の機器判別データが1(C1、C0=01)であるか
チェックする。機器判別データが1であれば、『エアコ
ン(機器判別データ=1)のアドレスデータn』をメモ
リ回路20に記憶し、ステップS1に戻る。機器判別デ
ータが1でなければ、ステップS15に進む。ステップ
S15において、機器からの応答信号の機器判別データ
が2(C1、C0=10)であるかチェックする。機器判
別データが2であれば、『加湿器(機器判別データ=
2)とアドレスデータn』をメモリ回路20に記憶し、
ステップS1に戻る。機器判別データが2でなければ、
ステップS16に進む。ステップS16において、機器
からの応答信号の機器判別データが3(C1、C0=1
1)であるかチェックする。機器判別データが3であれ
ば、『換気扇(機器判別データ=3)とアドレスデータ
n』をメモリ回路20に記憶し、ステップS1に戻る。
【0047】図5のステップS20からステップS23
は、キー入力部12のキーが押された場合、押されたキ
ーの制御対象機器のアドレスをメモリ回路20より読み
出し、赤外発光素子16から、アドレスに該当する一つ
の赤外発光素子より、押されたキーに該当する制御信号
を送信する動作を示したものである。
【0048】ステップS20において、押されたキーが
エアコンに係わる制御キーであるかチェックし、押され
たキーがエアコンに係わる制御キーであれば、エアコン
のアドレスをメモリ回路20から読み出し後、ステップ
S23に進む。押されたキーがエアコンに係わる制御キ
ーでなければ、ステップS21に進む。ステップS21
において、押されたキーが加湿器に係わる制御キーであ
るかチェックし、押されたキーが加湿器に係わる制御キ
ーであれば、加湿器のアドレスをメモリ回路20から読
み出し後、ステップS23に進む。押されたキーが加湿
器に係わる制御キーでなければ、ステップS22に進
む。ステップS22において、押されたキーが換気扇に
係わる制御キーであるかチェックし、押されたキーが換
気扇に係わる制御キーであれば、換気扇のアドレスをメ
モリ回路20から読み出し後、ステップS23に進む。
押されたキーが換気扇に係わる制御キーでなければ、ス
テップS2に戻る。ステップS23において、メモリ回
路20から読み出したアドレスに該当する赤外発光素子
より、押されたキーに該当する制御信号を機器に対して
送信後ステップS2に戻る。
【0049】先に述べた通り、図5の中では、赤外発光
素子16a〜赤外発光素子16fにそれぞれアドレスを
赤外発光素子1(アドレス=1)〜赤外発光素子6(ア
ドレス=6)と割り振っている。即ち、仮に赤外発光素
子16a(=赤外発光素子1)より位置方向確認信号を
送信し、受信した応答信号の機器判別データが『1』で
あれば、機器判別データ=1(=エアコン)とアドレス
データ=1がメモリ回路20に記憶される。次にエアコ
ンに関する操作キーが押された場合、メモリ回路20よ
りエアコンのアドレスを読みだし、アドレスデータ=1
に該当する赤外発光素子1(=赤外発光素子16a)か
らのみ、制御信号を送信するのである。
【0050】上記の実施の形態では、被制御機器とし
て、代表的なエアコン、加湿器、換気扇などの空調機器
を取り上げたが、これに限定する必要はない。
【0051】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の双方向リモコン
は、被制御機器との間で相互に送受信を行う双方向リモ
コンであって、前記双方向リモコンは、異なる方向に赤
外線信号を出力するための複数の赤外発光素子と、前記
双方向リモコンの底面に配設されており、リモコンが置
かれている場合にはオンされ、リモコンが移動する場合
にはオフされるスイッチによって、前記双方向リモコン
が移動されたことを検出する前記リモコン移動検出回路
と、前記検出出力に基づいて、前記複数の赤外発光素子
を時分割的に動作させるとともに、前記被制御機器の位
置方向を確認するための信号を、前記リモコンが移動さ
れる毎に順次送信する位置方向確認信号送信部と、前記
位置方向確認信号に応答して、前記被制御機器からの応
答信号の有無を判別するための応答信号受信部と、前記
受信部からの応答信号に基づいて、時分割的に出力され
た特定の前記赤外発光素子の出力方向に位置する前記被
制御機器の有無を記憶するための記憶部とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0052】本発明の請求項2記載の双方向リモコン
は、請求項1の構成において、前記スイッチは、前記双
方向リモコンの底面に配設された下向きのプッシュスイ
ッチであることを特徴とするものである。
【0053】従って、既存の回路をそのまま利用して、
必要最小限の回路の追加のみで、機器の位置方向を判断
し記憶することができる。また、リモコンが移動された
場合でも、移動後の機器の位置方向をリモコンが正確に
判断し、記憶更新することができる。
【0054】本発明の請求項3記載の双方向リモコン
は、請求項1または2の構成において、前記記憶部は、
前記複数の赤外発光素子の内、前記被制御機器からの応
答信号を受信した赤外発光素子を特定するアドレスデー
タと、前記被制御機器の種類を表す機器判別データとを
記憶することを特徴とするものである。
【0055】従って、既存の回路をそのまま利用して、
必要最小限の回路の追加のみで、複数の機器の位置方向
を判断し複数の機器毎にその位置方向を記憶することが
できる。
【0056】本発明の請求項4記載の双方向リモコン
は、請求項1乃至3のいずれか1項の構成において、前
記記憶部のアドレスデータに基づいて、前記複数の赤外
発光素子の内、該当するアドレスの赤外発光素子のみを
作動させることを特徴とするものである。
【0057】従って、複数の赤外発光素子を全て同時に
発光させる場合と比較し、消費電流の低減化、電池の長
寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態よりなる双方向リモコン
を用いた双方向リモコンシステムの概略的構成を示す斜
視図である。
【図2】本発明の一実施の形態よりなる双方向リモコン
の概略的構成を示すブロック回路図である。
【図3】本発明の一実施の形態よりなる双方向リモコン
の外観図であり、(a)は平面図、(b)はX−X′線
断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態よりなる双方向リモコン
を用いた双方向リモコンシステムの説明図であり、
(a)と(b)は双方向リモコンと機器との間のリモコ
ン信号のやりとりの説明図、(c)はリモコン信号の説
明図である。
【図5】本発明の一実施の形態よりなる双方向リモコン
の動作を説明したフローチャートの半部である(図5と
図6とにより1つのフローチャートを成している)。
【図6】本発明の一実施の形態よりなる双方向リモコン
の動作を説明したフローチャートの半部である(図5と
図6とにより1つのフローチャートを成している)。
【図7】従来例のリモコンシステムの一例である、エア
コンと加湿器と換気扇とリモコンとを組み合わせて構成
された空調機器システムの概略的構成を示す斜視図であ
る。
【図8】従来例のリモコンの概略的構成を示すブロック
回路図である。
【符号の説明】
1 空調機器システム 2 リモコン 3 エアコン 4 加湿器 5 換気扇 10 リモコン 11 マイクロコンピュータ 12 キー入力部 13 センサ 14 表示部 15 ドライブトランジスタ 16 赤外発光素子 17 電池 18 受光部 19 タイマ 20 メモリ回路 21 抵抗 22 スイッチ 40 機器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 H04Q 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被制御機器との間で相互に送受信を行う双
    方向リモコンであって、 前記双方向リモコンは、 異なる方向に赤外線信号を出力するための複数の赤外発
    光素子と、 前記双方向リモコンの底面に配設されており、リモコン
    が置かれている場合にはオンされ、リモコンが移動する
    場合にはオフされるスイッチによって、前記双方向リモ
    コンが移動されたことを検出する前記リモコン移動検出
    回路と、 前記検出出力に基づいて、前記複数の赤外発光素子を時
    分割的に動作させるとともに、前記被制御機器の位置方
    向を確認するための信号を、前記リモコンが移動される
    毎に順次送信する位置方向確認信号送信部と、 前記位置方向確認信号に応答して、前記被制御機器から
    の応答信号の有無を判別するための応答信号受信部と、 前記受信部からの応答信号に基づいて、時分割的に出力
    された特定の前記赤外発光素子の出力方向に位置する前
    記被制御機器の有無を記憶するための記憶部とを備えた
    ことを特徴とする双方向リモコン。
  2. 【請求項2】前記スイッチは、前記双方向リモコンの底
    面に配設された下向きのプッシュスイッチであることを
    特徴とする請求項1に記載の双方向リモコン。
  3. 【請求項3】前記記憶部は、前記複数の赤外発光素子の
    内、前記被制御機器からの応答信号を受信した赤外発光
    素子を特定するアドレスデータと、前記被制御機器の種
    類を表す機器判別データとを記憶することを特徴とする
    請求項1または2に記載の双方向リモコン。
  4. 【請求項4】前記記憶部のアドレスデータに基づいて、
    前記複数の赤外発光素子の内、該当するアドレスの赤外
    発光素子のみを作動させることを特徴とする請求項1乃
    至3 のいずれか1項に記載の双方向リモコン。
JP16795398A 1998-06-16 1998-06-16 双方向リモコン Expired - Fee Related JP3474443B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16795398A JP3474443B2 (ja) 1998-06-16 1998-06-16 双方向リモコン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16795398A JP3474443B2 (ja) 1998-06-16 1998-06-16 双方向リモコン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000004199A JP2000004199A (ja) 2000-01-07
JP3474443B2 true JP3474443B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=15859115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16795398A Expired - Fee Related JP3474443B2 (ja) 1998-06-16 1998-06-16 双方向リモコン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3474443B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007005926A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 National Institute Of Information & Communication Technology 音声情報提供システムおよび音声情報提供方法
JP5150435B2 (ja) * 2008-09-26 2013-02-20 株式会社東芝 位置推定装置および位置推定方法
JP2010119762A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Fukuda Denshi Co Ltd 在宅医療機器
DE102010036521A1 (de) * 2010-07-20 2012-01-26 Era - Contact Gmbh Vorrichtung zur Übertragung von Daten zwischen zwei Schienenfahrzeugen
CN110243054B (zh) * 2019-06-26 2024-02-13 小熊电器股份有限公司 红外接收器及加湿器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000004199A (ja) 2000-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960007511B1 (ko) 빌딩 관리 시스템
US7710455B2 (en) Node management system and node managing program using sensing system
EP0503699A1 (en) System for setting ambient parameters
US20050162282A1 (en) Power strip with control and monitoring functionality
EP1271442A1 (en) Object status detector, object status detecting method, home electric appliances, network adopter, and media
US6867699B2 (en) Method of and apparatus for actuating an operation
GB2275800A (en) Remote control system for controlling a plurality of devices
JP3474443B2 (ja) 双方向リモコン
KR20070031639A (ko) 리모컨 코드 등록 기능을 가지는 전자기기 및 리모컨 코드등록 방법
JP2973690B2 (ja) 機器制御システム
JP3249449B2 (ja) 複数機器の集中制御システム
JP4566342B2 (ja) 計測制御システム
KR101071822B1 (ko) 분실물 위치 정보 알림 시스템 및 방법
JP3183086B2 (ja) 分散配置型空気調和機
JP2000156792A (ja) 個別機器識別制御装置
JPH02121099A (ja) 巡回システム
JPS6016095A (ja) 制御装置およびその操作方法
CN210466469U (zh) 一种基于小区数字化分析的智能选房装置
JPH04268156A (ja) 空気調和機
JP3455046B2 (ja) 空気調和機の自動運転制御システム
JPH10135908A (ja) 赤外線通信システム
JP3388200B2 (ja) システムオーディオ装置
JP2851147B2 (ja) 空調制御システム
JP3215514B2 (ja) カード式リモートコントロールスイッチ
JPH0694344A (ja) 冷凍冷蔵庫およびそれに用いる通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030909

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees