JP3474404B2 - シーム溶接装置 - Google Patents

シーム溶接装置

Info

Publication number
JP3474404B2
JP3474404B2 JP25654597A JP25654597A JP3474404B2 JP 3474404 B2 JP3474404 B2 JP 3474404B2 JP 25654597 A JP25654597 A JP 25654597A JP 25654597 A JP25654597 A JP 25654597A JP 3474404 B2 JP3474404 B2 JP 3474404B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
package
welding
positioning
seam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25654597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1197563A (ja
Inventor
忠宏 岩月
勝己 矢萩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Avionics Co Ltd filed Critical Nippon Avionics Co Ltd
Priority to JP25654597A priority Critical patent/JP3474404B2/ja
Publication of JPH1197563A publication Critical patent/JPH1197563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3474404B2 publication Critical patent/JP3474404B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子、水晶
振動子等のチップを収納したパッケージの開口部を蓋
(リッド)で気密に封止する際に、リッドをパッケージ
にスポット溶接によって仮止めするようにしたシーム溶
接装置に関する。 【0002】 【従来の技術】半導体素子、水晶振動子等のチップをパ
ッケージに気密に封止する方法としては、通電時に発生
するジュール熱を利用したマイクロパラレルシーム接合
法が広く用いられている(例:特公平1−38373号
公報)。このシーム接合法は、図5および図6(a)、
(b)に示すようにセラミック基板1上に金属製のシー
リングフレーム2をろう付けしたセラミック製(もしく
は全体が金属製)のパッケージ3の内部に水晶振動子、
半導体素子等のチップ4を収納し、このチップ4とリー
ド6をワイヤ5で電気的に接続した後、コバール、42
アロイ等からなる金属製のリッド7でパッケージ3の開
口部を覆う(図5)。次に、図6(a)に示すように溶
接ヘッドを構成する一対のテーパ付きローラ電極8a,
8bを下降させてリッド7の対向する例えば長辺側2辺
の一端縁部イに一定の加圧条件下で接触させ、パッケー
ジ3を矢印A方向に移動させると同時にローラ電極8
a,8bにパルセーション通電(例:8V,140〜1
80A)を行ない、この時発生するジュール熱により長
辺を溶融しパッケージ3とリッド7をシーム接合する。
長辺側のシーム接合が終了すると、ローラ電極8a,8
bを一旦上昇させ移動させることにより電極間隔を調整
するとともにパッケージ3を図6(b)に示すように水
平面内で90°回転させた後、再びローラ電極8a,8
bを下降させて他の対向する2辺、すなわち短辺を同様
にシーム接合し、もってパッケージ3を気密に封止す
る。このようなシーム接合は、大気中でも可能ではある
が、通常はパッケージ3の内部部品の酸化を防止するた
めに窒素雰囲気中で行なう。なお、9はパッケージ3が
設置されるキャリアボードである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このように従来のシー
ム溶接装置は、通電により接合部に発生するジュール熱
を利用してパッケージ3とリッド7をシーム接合するも
のであるが、リッド7をパッケージ3上に載置して一対
のローラ電極8a,8bをリッド7の対向側縁に沿って
転動させると、リッド7が位置ずれを起こし易いという
欠点があった。 【0004】そこで、従来はシーム溶接する前工程とし
て、リッド7をパッケージ3上に載置して位置決めし、
仮止め用溶接ヘッドの電極でリッド7とパッケージ3を
スポット溶接した後、このリッドが仮止めされたパッケ
ージをシームエリアに搬送して上記した手順でシーム溶
接を行っている(特開平9−64220号公報)。 【0005】上記特開平9−64220号公報に記載さ
れたシーム溶接装置による仮止め動作を図7に基づいて
説明する。このシーム溶接装置は、リッド7のX,Y方
向の位置決めを行うリッド位置決め部10とリッド仮溶
接部11との間を駆動モータ12によって往復移動する
リッド搬送アーム13と、この搬送アーム13の先端部
に設けられリッド7を吸引保持するリッド保持手段14
および一対の電極からなる溶接ヘッド15を備えてい
る。リッド7の仮止めに際して、パッケージ3をリッド
仮溶接部11に搬送する。また、リッド7をリッド位置
決め部10に搬送してX,Y方向の位置決めを行う。リ
ッド7が位置決めされると、リッド搬送アーム13がリ
ッド位置決め部10に移動してリッド保持手段14が位
置決めされたリッド7を吸引保持する。次に、搬送アー
ム13をリッド仮溶接部11に移動させてリッド保持手
段14によって保持しているリッド7をパッケージ3上
に載置する。しかる後、溶接ヘッド15を下降させて一
対の電極をリッド7の両側縁適宜箇所に押し付けて通電
すると、その部分をパッケージ3にスポット溶接するこ
とができる。そして、この仮止めが終了すると、パッケ
ージ3はリッド7とともにベルト等の適宜な搬送手段に
よって図示しないシームエリアのワークテーブル上に搬
送され、図6に示した手順でシーム接合が施されること
により気密に封止される。なお、16はリッド搬送アー
ム13のレールである。 【0006】しかしながら、上記した従来のシーム溶接
装置においては、一つの溶接ヘッド15しか備えていな
いので、仮止めに要する時間が長くなり、生産性が低い
という問題があった。 【0007】本発明はこのような従来の問題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、単位
時間当たりの仮止め回数を増加させることにより仮止め
の高速化を達成し、生産性を向上させるようにしたシー
ム溶接装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、チップを収納したパッケージの開口部に金
属製のリッドを載置し、このリッドを溶接ヘッドによっ
て前記パッケージに仮止めするシーム溶接装置におい
て、90°の角度で離間することにより十字状に交差し
た4つのアーム部を有し、90°の角度範囲で往復回動
される回動部材を備え、前記4つのアーム部の全てに前
記リッドを保持するリッド保持手段をそれぞれ設け、
り合う任意の2つのアーム部には前記溶接ヘッドをそれ
ぞれ設け、前記回動部材の軸心を中心とする同一円周上
互いに90°離間して位置するリッド供給部と、パッ
ケージが供給されるリッド仮溶接部と2つのリッド位置
決め部とを前記4つのアーム部に対応して設け、前記回
動部材を90°の角度で往復回動させることにより、溶
接ヘッドを備えない2つのアーム部のリッド保持手段が
前記リッド供給部のリッドを前記2つのリッド位置決め
部に交互に搬送し、溶接ヘッドを備えた他の2つのアー
ム部のリッド保持手段が前記2つのリッド位置決め部に
搬送されたリッドを前記リッド仮溶接部に交互に搬送
し、前記他の2つのアーム部の溶接ヘッドが前記リッド
仮溶接部に供給されたリッドをパッケージに交互に仮止
めするように構成したことを特徴とする。本発明におい
ては、2つの溶接ヘッドを備えているので、回動部材が
1回往復回動する度に2個のパッケージに対してリッド
を順次仮止めすることができ、仮止めに要する時間を1
/2に短縮することができる。また、リッド供給部は1
つでよいので、装置の簡素化を図ることができる。 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1はシーム溶接装置
の参考例を示す概略平面図、図2は回動部材、リッド仮
溶接部、リッド位置決め部およびリッド供給部の位置関
係を示す平面図である。なお、従来技術の欄で示した構
成部材等と同一のものについては同一符号をもって示
し、その説明を適宜省略する。これらの図において、シ
ーム溶接装置20は、パッケージ3内の部品の酸化を防
ぐために内部が窒素で満たされるかまたは所定の真空度
に保持されたチャンバ21を備えている。このチャンバ
21はパッケージ3の搬送方向に長く形成され、内部が
3つのエリア、すなわち図1において左からパッケージ
供給エリアA、リッド仮止めエリアBおよびシームエリ
アCを形成している。 【0011】前記パッケージ供給エリアAは、リッド7
が仮止めされていないパッケージ3を前記リッド仮止め
エリアBに供給するための領域で、前記パッケージ3を
キャリアボード9とともに収容するローダー22と、こ
のローダー22をチャンバ21の外部に設けた引込み部
24から引き込むローダー引込みユニット23を備えて
いる。また、前記引込み部24の内側には、チャンバー
内部と引込み部24との連通を通常遮断するシャッタ2
5が設けられている。 【0012】前記リッド仮止めエリアBは本発明を特徴
付けるもので、垂直な軸30に取付けられ、所定の角度
範囲で往復回動される回動部材31と、リッド7が供給
される第1、第2のリッド供給部32A,32Bと、こ
れらのリッド供給部32A,32Bから供給されるリッ
ド7を位置決めする第1、第2のリッド位置決め部10
A、10Bと、前記パッケージ供給エリアAのローダー
22からパッケージ3がベルト等の搬送機構35によっ
て搬送されるとともに、前記第1、第2のリッド位置決
め部10A,10Bからリッド7が前記回動部材31に
よって交互に供給されるリッド仮溶接部11とを備えて
いる。 【0013】前記回動部材31は、所定角度で交差する
水平な第1、第2のアーム部31A,31Bを一体に備
え、その先端部にはリッド7を吸引保持するリッド保持
手段としての吸引パッド14A、14Bと、溶接ヘッド
15A,15Bがそれぞれ設けられている。このような
回動部材31は、図示しない駆動モータによって第1、
第2のアーム部31A,31Bの交差角度θと同一角度
で往復回動されるように構成されている。ここで、本実
施の形態においては、第1、第2のアーム部31A,3
1Bの交差角度θを90°とした場合を示したが、これ
に限らず90°以外の適宜な角度であってもよいことは
勿論である。 【0014】前記第1、第2のリッド位置決め部10
A,10Bとリッド仮溶接部11は、前記軸30の中心
から前記回動部材31の腕の長さを半径とする同一円周
上に、各アーム部31A,31Bの停止位置に対応する
ようにそれぞれ配置されるもので、第1、第2のリッド
位置決め部10A,10Bが180°離間した位置に配
置され、リッド仮溶接部11が第1、第2のリッド位置
決め部10A,10Bに対して90°離間した位置に配
置されている。この場合、前記回動部材31は90°の
角度範囲で往復回動すると、第1のアーム部31Aが第
1のリッド位置決め部10Aとリッド仮溶接部11との
間を往復回動し、第2のアーム部31Bが第2のリッド
位置決め部10Bとリッド仮溶接部11との間を往復回
動する。また、第1のリッド供給部32Aと第1のリッ
ド位置決め部10Aとの間および第2のリッド供給部3
2Bと第2のリッド位置決め部10Bとの間には、供給
部32A,32Bのリッド7を保持して位置決め部10
A,10Bにそれぞれ搬送し、X,Y方向の位置決めを
行うセンタリング機構36A,36Bがそれぞれ設けら
れている。 【0015】前記シームエリアCには、前記リッド仮止
めエリアBにおいて、仮止めされたパッケージ3とリッ
ド7をシーム溶接するYシーム溶接ヘッド41を備えた
Yステーション40と、Xシーム溶接ヘッド43を備え
たXステーション42がパッケージ3の搬送方向に並設
されている、Yステーション40においては、Yシーム
溶接ヘッド41がリッド7の搬送方向と直交する両側縁
をシーム溶接し、Xステーション42においては、Xシ
ーム溶接ヘッド43がリッド7の搬送方向と平行な両側
縁をシーム溶接する。 【0016】前記チャンバー21の右側には、シーム溶
接されたパッケージ3を搬送する排出用搬送手段50
と、シーム溶接の良否を判定し選別する選別機構51
と、この選別機構51によって選別された良品のパッケ
ージ3を収納するアンローダ52と、不良品のパッケー
ジ3を収納する不良品箱53等が配設されている。 【0017】次に、上記構造からなるシーム溶接装置の
動作について説明する。パッケージ3をローダ22に供
給し、リッド7を第1、第2のリッド供給部32A,3
2Bにそれぞれ供給し、装置を溶接可能な状態にセット
する。次に、装置の電源を投入すると、搬送機構35が
動作してローダ22内のパッケージ7をリッド仮溶接部
11に所定の間隔をおいて順次供給する。また、第1、
第2のセンタリング機構36A,36Bが動作して第
1、第2のリッド供給部32A,32B内のリッド7を
保持すると第1、第2のリッド位置決め部10A,10
Bにそれぞれ搬送しX,Y方向の位置決めを行う。この
位置決めは、カメラによる画像認識によって自動的に行
う。また、カメラによって撮影された画像をモニタに表
示する。 【0018】第1、第2のセンタリング機構36A,3
6Bによるリッド7の位置決めが終了すると、続いて回
動部材31が90°の角度範囲で往復回動し、第1、第
2のリッド位置決め部10A,10Bのリッド7をリッ
ド仮溶接部11に交互に搬送する。すなわち、第1のア
ーム部31Aがリッド仮溶接部11の上方に位置し、第
2のアーム部31Bが第2のリッド位置決め部10Bの
上方に位置している初期状態において、回動部材31が
図2において時計方向回りに往動作して第1のアーム部
31Aをリッド仮溶接部11から第1のリッド位置決め
部10Aの上方へ移動させて停止すると、吸引パッド1
4Aが下降して第1のリッド位置決め部10Aのリッド
7を吸引保持した後再び上昇する。 【0019】一方、第2のアーム部31Bは第2のリッ
ド位置決め部10Bからリッド仮溶接部11の上方へ移
動して停止する。この移動に先立ち、第2のアーム部3
1Bの吸引パッド14Bは下降して第2のリッド位置決
め部10Bのリッド7を吸引保持した後再び上昇し、回
動アーム31が時計方向に回動することによりリッド仮
溶接部11に搬送する。また、リッド仮溶接部11には
ローダ22からパッケージ3が搬送されているので、前
記吸引パッド14Bが下降して保持しているリッド7を
パッケージ3の上に載置する。このとき溶接ヘッド15
Bも下降してパッケージ3上に載置されたリッド7とパ
ッケージ3を電極によってスポット溶接し、リッド7を
仮止めする。 【0020】このリッド7の仮止めが終了すると、リッ
ド仮溶接部11上のパッケージ3は搬送機構35によっ
てシームエリアCに搬送され、次のリッドが仮止めされ
ていないパッケージ3がリッド仮溶接部11に供給され
る。 【0021】また、リッド7の仮止めが終了すると回動
部材31は復動作、すなわち図2において反時計方向回
りに90°回動して停止し、第1のアーム部31Aを第
1のリッド位置決め部10Aからリッド仮溶接部11の
上方に、第2のアーム部31Bをリッド仮溶接部11か
ら第2のリッド置決め部10Bの上方へそれぞれ移動さ
せる。回動部材31が回動して停止すると、第1のアー
ム部31Aの吸引パッド14Aは、下降して保持してい
るリッド7をリッド仮溶接部11上のパッケージ3の上
に載置する。このとき溶接ヘッド15Aも下降して一対
の電極がリッド7とパッケージ3をスポット溶接しリッ
ド7を仮止めする。溶接ヘッド15Aによるリッド7の
仮止めが終了すると、リッド仮溶接部11上のパッケー
ジ3は搬送機構35によってシームエリアCに搬送さ
れ、次のパッケージ3がローダ22からリッド仮溶接部
11に搬送される。一方、第2のアーム部31Bの吸引
パッド14Bは下降して第2のリッド位置決め部10B
上のリッド7を吸引保持した後上昇する。以下、上記動
作を繰り返すことによりリッド7をパッケージ3に対し
て自動的に仮止めすることができる。 【0022】このようなシーム溶接装置においては、回
動部材31を往復回動させて第1、第2のアーム部31
A,31Bをリッド仮溶接部11に交互に移動させるこ
とにより、回動部材31が1往復回動する毎に2個のパ
ッケージ3に対してリッド7を順次仮止めするものであ
る。したがって、1往復につき1個のパッケージにリッ
ドを仮止めする図7に示した従来装置に比べて仮止め速
度が2倍となり、高速化を達成することができる。 【0023】一方、シームエリアCにおいては、リッド
7が仮止めされたパッケージ3がリッド仮止めエリアB
から搬送されてくると、Yステーション40においてY
シーム溶接ヘッド41がリッド7の搬送方向と直交する
両側縁をシーム溶接し、次いでXステーション42にお
いてXシーム溶接ヘッド43がリッド7の搬送方向と平
行な両側縁をシーム溶接し、パッケージ3を気密に封止
する。このようにしてパッケージ3とリッド7のシーム
溶接が終了すると、パッケージ3はチャンバー21の外
部に排出され、選別機構51によってシーム溶接の良否
を判別し、良品をアンローダ52に収納し、不良品を不
良品箱53に収納する。 【0024】なお、搬送機構35によるパッケージ3の
搬送、第1、第2のセンタリング機構36A,36Bに
よるリッド7のピックアップおよび位置決め、回動部材
31の往復回動、吸引パッド14A,14Bによるリッ
ド7の吸引保持ならびにパッケージ3への供給、溶接ヘ
ッド15A,15Bによるパッケージ3とリッド7のス
ポット溶接、Y,Xシーム溶接ヘッド41,43による
シーム溶接等の一連の動作は、コンピュータによりシー
ケンス制御される。 【0025】図3は本発明の一実施の形態における回動
部材、リッド仮溶接部、リッド位置決め部およびリッド
供給部の位置関係を示す平面図、図4(a)、(b)、
(c)は回動部材の動作を示す図である。この実施の形
態においては、90°の角度で往復回動する回動部材3
1に90°の角度で十字状に交差した4つのアーム部3
1A〜31Dを設けるとともに、これらのアーム部31
A〜31Dに対応してリッド仮溶接部11と、第1、第
2の位置決め部10A,10Bと、リッド供給部32と
を、回動部材31の軸心を中心とする同一円周上に90
°間隔で設けている。リッド仮溶接部11とリッド供給
部32は、互いに対向し、第1のリッド位置決め部10
Aと第2のリッド位置決め部10Bは互いに対向してい
る。リッド仮溶接部11にはパッケージ3がローダ22
(図1)から供給され、リッド供給部32にはリッド7
が供給される。 【0026】回動アーム31の4つのアーム部31A〜
31Dは、リッド7を吸引保持する吸引パッド14A〜
14Dをそれぞれ備え、さらに2つのアーム部31C,
31Dは溶接ヘッド15A,15Bをそれぞれ備えてい
る。 【0027】このような構造において、回動部材31が
図4(a)に示す初期状態より反時計および時計方向に
90°の角度範囲で往復回動すると、アーム部31A
は、リッド供給部32と第2のリッド位置決め部10B
間を往復回動し、反時計方向回りの往動作時に吸引パッ
ド14Aがリッド供給部32のリッド7を吸引保持して
第2の位置決め部10Bに搬送し(図4(b))、時計
方向回りの復動時に図4(c)に示すように元の位置に
戻り、リッド供給部32のリッド7を吸引保持する。ア
ーム部31Bは、第1のリッド位置決め部10Aとリッ
ド供給部32間を往復回動し、反時計方向回りの往動作
時にリッド供給部32に移動すると吸引パッド14Bが
リッド供給部32のリッド7を吸引保持し(図4
(b))、復動作時に吸引保持したリッド7を第1の位
置決め部10Aに搬送する(図4(c))。アーム部3
1Cはリッド仮溶接部11と第1の位置決め部10A間
を往復回動し、反時計方向回りの往動作時に第1のリッ
ド位置決め部10Aに移動すると、吸引パッド14Cが
第1のパッド位置決め部10Aのリッド7を吸引保持し
(図4(b))、時計方向回りの復動作時に吸引保持し
たリッド7をリッド仮溶接部11に搬送してパッケージ
3上に載置する。このとき、溶接ヘッド15Aも動作し
てパッケージ3上に載置されたリッド7をパッケージ3
にスポット溶接する(図4(c))。アーム部31Dは
リッド仮溶接部11と第2の位置決め部10B間を往復
回動し、反時計方向回りに往動作時に第2のリッド位置
決め部10B上のリッド7を吸引保持してリッド仮溶接
部11に搬送してパッケージ3上に載置する。このと
き、溶接ヘッド15Bも動作してパッケージ3上に載置
されたリッド7をパッケージ3にスポット溶接する(図
4(b))。 【0028】したがって、本発明に係るシーム溶接装置
によれば回動部材31が1回往復回動する毎に、2つの
パッケージ3に対してリッド7を順次仮止めすることが
できる。また、本実施の形態においては、図1および図
2に示した参考例に比べてリッド供給部32を1つ設け
るだけでよいので、構造を簡素化することができる。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係るシーム
溶接装置によれば、90°の角度範囲で往復回動する回
動部材に十字状に交差する4つのアーム部を設け、その
うち2つのアーム部に溶接ヘッドをそれぞれ設け、これ
ら溶接ヘッドでリッドを仮止めするように構成したの
で、回動部材の1往復回動で2つのパッケージにリッド
を順次仮止めすることができ、仮止めの高速化を達成で
きる。また、本発明においては、上記発明に比べてリッ
ド供給部を1つ少なくすることができ、装置の簡素化を
図ることができる。 【0030】
【図面の簡単な説明】 【図1】 シーム溶接装置の参考例を示す概略平面図で
ある。 【図2】 回動アーム、リッド仮溶接部、リッド位置決
め部およびリッド供給部の位置関係を示す図である。 【図3】 本発明に係るシーム溶接装置の一実施の形態
における回動部材、リッド仮溶接部、リッド位置決め部
およびリッド供給部の位置関係を示す図である。 【図4】 (a)、(b)、(c)は回動部材の動作を
示す図である。 【図5】 半導体パッケージの断面図である。 【図6】 (a)、(b)はシーム接合法を説明するた
めの図である。 【図7】 シーム溶接装置の従来例を示す図である。 【符号の説明】 3…パッケージ、7…リッド、10,10A,10B…
リッド位置決め部、11…リッド仮溶接部、14,14
A〜14D…吸着パッド、15,15A,15B…溶接
ヘッド、30…軸、31…回動部材、31A〜31D…
アーム部、32,32A,32B…リッド供給部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/02 B23K 9/235 B23K 11/06 540

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 チップを収納したパッケージの開口部に
    金属製のリッドを載置し、このリッドを溶接ヘッドによ
    って前記パッケージに仮止めするシーム溶接装置におい
    て、90°の角度で離間することにより十字状に交差した4
    つの アーム部を有し、90°の角度範囲で往復回動され
    る回動部材を備え、前記4つのアーム部の全てに前記リ
    ッドを保持するリッド保持手段をそれぞれ設け、隣り合
    う任意の2つのアーム部には前記溶接ヘッドをそれぞれ
    設け、前記回動部材の軸心を中心とする同一円周上に
    いに90°離間して位置するリッド供給部と、パッケー
    ジが供給されるリッド仮溶接部と2つのリッド位置決め
    部とを前記4つのアーム部に対応して設け、前記回動部
    材を90°の角度で往復回動させることにより、溶接ヘ
    ッドを備えない2つのアーム部のリッド保持手段が前記
    リッド供給部のリッドを前記2つのリッド位置決め部に
    交互に搬送し、溶接ヘッドを備えた他の2つのアーム部
    のリッド保持手段が前記2つのリッド位置決め部に搬送
    されたリッドを前記リッド仮溶接部に交互に搬送し、前
    記他の2つのアーム部の溶接ヘッドが前記リッド仮溶接
    部に供給されたリッドをパッケージに交互に仮止めする
    ように構成したことを特徴とするシーム溶接装置。
JP25654597A 1997-09-22 1997-09-22 シーム溶接装置 Expired - Fee Related JP3474404B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25654597A JP3474404B2 (ja) 1997-09-22 1997-09-22 シーム溶接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25654597A JP3474404B2 (ja) 1997-09-22 1997-09-22 シーム溶接装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1197563A JPH1197563A (ja) 1999-04-09
JP3474404B2 true JP3474404B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=17294133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25654597A Expired - Fee Related JP3474404B2 (ja) 1997-09-22 1997-09-22 シーム溶接装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3474404B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002175864A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Denso Corp スパークプラグの製造方法
JP5305159B2 (ja) * 2009-07-03 2013-10-02 アキム株式会社 ターレットによる複数ヘッド式リッド溶接装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1197563A (ja) 1999-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09102696A (ja) 表面実装機
JP4190611B2 (ja) 部品装着方法、及び部品装着装置
JP3474404B2 (ja) シーム溶接装置
JP3743978B2 (ja) シーム溶接装置
US6666371B2 (en) Sealing system for electronic device and sealing method therefor
JPH0793305B2 (ja) バンプ形成方法およびバンプ形成装置
JP3466580B2 (ja) 電子部品の自動封止装置
JP2561595B2 (ja) シーム溶接装置および電子部品製造設備
JP3187981B2 (ja) シーム接合装置
JP3415603B2 (ja) パッケージの仮付けヘッド
JP3650703B2 (ja) シーム接合装置
JP2003001428A (ja) パッケージ封止におけるリッドの仮付け装置
JP2003092313A (ja) チップ反転装置およびダイボンダ
JP4152658B2 (ja) 電子部品実装装置
JP3928274B2 (ja) ボンディング装置
JP3194208B2 (ja) シーム接合法
JPH0964521A (ja) 半田供給装置及び半田供給方法
JP3416919B2 (ja) チップを収納したパッケ−ジのキャップ仮止め用治具とキャップ接合装置およびその方法
JPH0621032A (ja) 基板のプラズマクリーニング装置
JP3374182B2 (ja) チップを収納したパッケ−ジに,キャップを仮止めするためのキャップ仮止め装置
JP3625969B2 (ja) シーム接合装置
JP2556918B2 (ja) Ic部品実装方法及びその装置
JP2001284406A (ja) 半導体製造装置
JP3568008B2 (ja) キャップ給送装置
JPH06292974A (ja) パッケージ熔接方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100919

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees