JP3474378B2 - ガスシールドアーク溶接用ワイヤの製造方法 - Google Patents

ガスシールドアーク溶接用ワイヤの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスシールドア
ーク溶接用ワイヤの製造方法に係り、さらに詳しくは、
溶接時にワイヤ送給性が優れたガスシールドアーク溶接
用ワイヤの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスシールドアーク溶接用ワイヤを製造
する一般的な方法は、原線またはフラックス充填後の
ワイヤを2〜4mm径までローラダイスあるいは孔ダイ
スで伸線する工程(一次伸線)、焼鈍工程、酸洗工
程、めっき工程、最終サイズ径まで伸線する工程
(仕上げ伸線)を製品の形状、物性に対応し選択して行
われる。これらのワイヤは、溶接時にワイヤ供給装置の
送給ローラにより、内部に螺旋状に形成した可撓性チュ
ーブ(以下、コンジットチューブという。)を内包した
コンジットケーブルの中を挿通させ、溶接トーチのコン
タクトチップ(通電部)から連続的に供給される。この
ような状態で使用されるために、ガスシールドアーク溶
接用ワイヤ(以下、ワイヤという。)には、一般に特公
昭50−3256号公報に代表されるように微量の動植
物油あるいは鉱物油の単独またはそれらの混合潤滑剤
が、前述のの仕上げ伸線工程でワイヤ表面に塗布され
ており、この潤滑剤がワイヤの送給性を良好にしてい
る。
【0003】また、長さ6〜20mの長尺のコンジット
ケーブルを使用し、かつ狭隘な現場での溶接において
は、コンジットケーブルをS字あるいはJ字に曲げて使
用されることが多々ある。この場合、コンジットケーブ
ル内のコンジットチューブと内部を通過するワイヤとの
接触摩擦部が増えて送給抵抗が増加し、ワイヤ送給性が
悪くなる。そのため、ワイヤ送給性をより良好にする目
的でC、MoS2 、WS 2 等の固体潤滑剤を液体潤滑剤
に懸濁させた潤滑剤や、C、MoS2 、WS2 等の固体
潤滑剤とキャリア材として各種ろう、フッ素樹脂、炭酸
石灰等の有機あるいは無機物の粉末を混合した潤滑剤を
ワイヤ表面に均一に分散付着させたワイヤが用いられ
る。
【0004】しかしながら、C、MoS2 、WS2 等の
固体潤滑剤を液体潤滑剤に懸濁した潤滑剤をワイヤ表面
に塗布するには、時間の経過につれて固体潤滑剤と液体
潤滑剤とが分離し、ワイヤ表面に均一に塗布することが
できないという問題がある。また、C、MoS2 、WS
2 等の固体潤滑剤をキャリア材に混合した潤滑剤のみで
は、大気の湿度が高いと潤滑剤が固まったり、使用時間
の経過につれて塊が生じたりし、ワイヤ表面に均一に塗
布することができず、伸線時ワイヤ表面にキズが生じた
り断線する場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、伸線
時にワイヤ表面キズや断線が生じることなく、また溶接
時に長尺のコンジットケーブルを曲げて使用される場合
においても、ワイヤ送給性が極めて良好なガスシールド
アーク溶接用ワイヤの製造方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために、ガスシールドアーク溶接用ワイヤの
製造方法を種々検討した結果、仕上げ伸線工程での適当
なワイヤ表面粗度Raを付与したワイヤを、適量の減面
率で固体潤滑剤を含んだ半固体油脂潤滑剤を用いて伸線
し、該潤滑剤を伸線塗布した後、最終仕上げ伸線でワイ
ヤ表面を洗浄すれば、ワイヤ表面キズや断線が生じるこ
となく製造でき、溶接時にワイヤ送給性が極めて良好な
ガスシールドアーク溶接用ワイヤの製造方法を提供する
ことができることを見い出した。
【0007】すなわち、本発明の要旨とするところは、 (1)ガスシールドアーク溶接用ワイヤの製造方法にお
いて、仕上げ伸線工程でワイヤ表面粗度Raを0.20
〜0.80μmとしたワイヤに3〜10%の減面率でM
oS2 またはWS2 の1種以上を含んだ半固体油脂潤滑
剤を用いてダイス伸線し、次いで最終仕上げ伸線でワイ
ヤ表面を液体潤滑剤に鉱物油系洗浄液を容量%で30〜
70%含有した混合液で洗浄することを特徴とするガス
シールドアーク溶接用ワイヤの製造方法。(2) ワイヤ表面洗浄でワイヤ表面にワイヤ10kg当
たりMoS2 またはWS2 の1種以上を0.01〜0.
05g、油量を0.30〜1.00gに調整することを
特徴とする(1)記載のガスシールドアーク溶接用ワイ
ヤの製造方法にある。
【0008】
【発明の実施の形態】仕上げ伸線工程で半固体油脂にM
oS2 またはWS2 の1種以上を均一に混合した潤滑剤
を用いて伸線すると、半固体油脂の粘度が高いので確実
に混合潤滑剤をワイヤ表面に保持することができるとと
もに、混合潤滑剤は時間が経過しても半固体油脂とMo
2 やWS2 が分離することがない。したがって仕上げ
伸線工程でワイヤ表面に常時均一にMoS2 またはWS
2 の1種以上を含んだ半固体油脂潤滑剤を塗布すること
ができる。
【0009】なお、半固体油脂とは、0〜50℃におけ
る粘度が40〜300cm2 /sであるグリースあるい
は動植物油、鉱物油および合成油をベースとしたペース
ト状油脂などをいい、粘度が低いと時間の経過とともに
MoS2 またはWS2 の1種以上が分離してワイヤ表面
に均一に塗布できない。逆に粘度が高すぎるとワイヤの
通過する箇所に空洞が生じてワイヤ表面に塗布できなく
なる。また、半固体油脂に混合するMoS2 やWS2
1種以上は平均粒径0.5〜7μmで、混合量は5〜5
0%であることが、最終仕上げ伸線で塗布量の調整が容
易であるので好ましい。
【0010】仕上げ伸線工程でのワイヤ表面粗度Raが
0.20μm未満であると、ワイヤ表面に凹凸が少ない
のでMoS2 またはWS2 の1種以上を含んだ半固体油
脂潤滑剤が持ち込まれ難く均一に塗布されず、溶接時に
コンジットチューブで摩擦抵抗が大きくなりワイヤ送給
性が悪くなる。ワイヤ表面粗さRaが0.80μmを超
えると、ダイスが荒れてワイヤ表面にキズが生じたり、
MoS2 またはWS2の1種以上を含んだ半固体油脂潤
滑剤が塗布されすぎて、次工程でのMoS2 またはWS
2 の1種以上を含んだ半固体油脂潤滑剤量の洗浄調整が
困難となり、溶接時に送給ローラ部でワイヤがスリップ
する。
【0011】なお、ワイヤ表面粗度Raの付与はローラ
ダイスの溝部に適度の粗度を付したものを用いる。しか
し、仕上げ伸線工程ですでにワイヤ表面粗度Raが0.
20〜0.80μmの範囲内にあれば強制的に粗度を付
与する必要はない。また、本発明にいうワイヤ表面粗さ
Raとは、JIS B0601に準じてワイヤ長手方向
に測定した値をいう。
【0012】MoS2 またはWS2 の1種以上を含んだ
半固体油脂潤滑剤を用いてのダイス伸線の減面率が3%
未満であると、前記MoS2 またはWS2 の1種以上を
含んだ半固体油脂潤滑剤の塗布量がダイスに圧着させる
面圧が低くなるので不十分で、製品ワイヤでもそれらの
付着量が少なく溶接時にコンジットチューブで摩擦抵抗
が大きくなりワイヤ送給性が悪くなる。10%を超える
と断線を生じる場合がある。
【0013】前述の、MoS2 またはWS2 の1種以上
を含んだ半固体油脂潤滑剤を用いてのダイス伸線をした
のち、最終伸線で液体潤滑剤に鉱物油系洗浄液を容量%
で30〜70%含有した混合液でワイヤ表面を洗浄し、
MoS2 またはWS2 の1種以上を含んだ半固体油脂潤
滑剤の塗布量を調整することにより、半固体油脂がワイ
ヤ表面に強固に付着しMoS2 またはWS2 の1種以上
をも均一に分散保持し得るので、溶接時に長尺のコンジ
ットケーブルを曲げて使用される場合においても、ワイ
ヤ送給性が極めて良好となる。
【0014】最終仕上げ伸線に使用する液体潤滑剤中の
鉱物油系洗浄液の混合量が容量%で30%未満である
と、ワイヤ表面の半固体油脂が主である油の洗浄が不十
分で、溶接時に送給ローラ部でワイヤがスリップしてワ
イヤ送給速度にむらが生じ、またスパッタ発生量が多く
なってアークが不安定となる。逆に70%を超えると、
ワイヤ表面の半固体油脂が主である油が洗浄されすぎて
MoS2 やWS2 のワイヤ表面への付着力が低下し、最
終仕上げのダイス潤滑剤が不足して、ワイヤ表面にキズ
が生じたり、MoS2 またはWS2 の1種以上の付着量
が不均一になって溶接時にコンジットチューブ内での送
給抵抗が大きくなりワイヤ送給性が不良となる。なお、
液体潤滑剤とはパーム油,ラノリン,肝油等の動植物
油、鉱物油および合成油をいい、鉱物油系洗浄液とは、
灯油、ガソリン、ベンジン等の揮発性の油をいう。
【0015】前記ワイヤ表面洗浄の調整で、ワイヤ表面
にワイヤ10kg当たりMoS2 またはWS2 の1種以
上を0.01g未満にすると、溶接時にコンジットチュ
ーブ内での送給抵抗が大きくなりワイヤ送給性が不良と
なる。逆に0.05gを超えると、溶接時に送給ローラ
部でワイヤがスリップしてワイヤ送給速度にむらが生
じ、アークが不安定となる。
【0016】油量をワイヤ表面にワイヤ10kg当たり
0.30g未満に調整すると、MoS2 またはWS2
1種以上をワイヤ表面に均一に保持することができなく
なり、溶接時にコンジットチューブ内での摩擦抵抗が大
きくなり、ワイヤ送給性が不良となる。油量を1.00
g超に調整すると、溶接時に送給ローラ部でワイヤがス
リップしてワイヤ送給速度にむらが生じたりスパッタが
発生して、アークが不安定となる。なお、ワイヤ表面の
MoS2 またはWS2 の1種以上および油量の調整は、
鉱物油系洗浄液の混合量、最終仕上げ伸線ダイスに設置
する洗浄液槽の長さおよび最終伸線の縮径率等で行うこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。まず、JIS Z3312に規定されるYGW
11のソリッドワイヤ原線、JIS Z3313に規定
されるYFW−C50DRのシームレスフラックス入り
ワイヤ(フラックス充填率15%)の充填管を、図1に
示す工程で3.0mmの径まで一次伸線し、焼鈍、酸
洗、めっき工程を経て、仕上げ伸線工程(A〜D)の途
中(B)で内面の溝に種々の粗度を有したローラダイス
によってワイヤ表面に各種の粗度Raを付与し、次いで
MoS2 またはWS2 の1種以上を含んだ半固体油脂潤
滑剤を用いて伸線塗布(C)し、最終仕上げ伸線(D)
で液体潤滑剤に鉱物油系洗浄液を含有した混合液で1.
2mmの製品径まで伸線して、スプールに巻き取った。
なお、最終仕上げ伸線速度は1000mpmとし、この
時の断線およびワイヤ表面キズの有無、製品径でのMo
2 、WS2 および油量の付着量を調べた。それらを表
1に示す。
【0018】ワイヤ送給性は、図2に示す装置を用いて
調べた。すなわち、送給抵抗を高める目的で、直径10
0mmのループ7を2回転設けた6mのコンジットケー
ブル1にスプール2から引き出された供試ワイヤ8をワ
イヤ送給部3によって供給し、溶接トーチ5に送り各1
0kgを溶接した。この時の溶接条件は次の通りであ
る。 溶接電流 :300A 溶接電圧 :30〜32V 溶接速度 :30cm/分 ワイヤ突き出し長さ :20mm シールドガス :CO2 20リットル/分 溶接方法 :ビードオンプレート
【0019】スプール2から送り出されたワイヤ8に負
荷が加わるとワイヤ送給部3の反力によってワイヤ8が
後退するが、この時に生じる力をロードセル4によって
送給抵抗Rとして測定した。また、ワイヤ送給部3での
ワイヤのスリップは、送給ローラ9の周速(TG)と溶
接トーチ5の部分にメジャリングローラ6を設置してワ
イヤの通過速度(PG)を測定して下記式でスリップ率
とした。 スリップ率=(TG−PG)100/TG 安定した溶接ができる範囲内である送給抵抗Rは6kg
以下で、スリップ率も5%以下である。それらの結果も
表1にまとめて示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1において、試験No.1〜6が本発明
によるガスシールドアーク溶接用の製造例、試験No.
7〜12が比較例である。本発明による試験No.1〜
6は、仕上げ伸線工程で適当なワイヤ表面粗度Raが付
与されたワイヤに、適量の減面率でMoS2 またはWS
2 の1種以上を含んだ半固体油脂潤滑剤を用いて伸線
し、該潤滑剤を伸線塗布した後、最終仕上げ伸線でワイ
ヤ表面を液体潤滑剤に鉱物油系洗浄液を適量含んだ混合
液で洗浄した。これらのワイヤ表面はMoS2 またはW
2 の1種以上と油量を調整してあるので、ワイヤ表面
にキズが生じたり断線することなく製造でき、送給抵抗
を高める目的でループ2回転を設けたコンジットケーブ
ルを用いて溶接しても、送給抵抗およびスリップ率が低
くアークが安定しており極めて良好な結果であった。
【0022】比較例中試験No.7は、仕上げ伸線工程
でのワイヤ表面粗度Raが大きいので、ワイヤ表面にキ
ズが生じた。また、洗浄後のワイヤ表面にMoS2 およ
び油量が多く付着して溶接時にスリップ率が大きくまた
スパッタ発生量も多くてアークが不安定となった。試験
No.8は、仕上げ伸線工程でのワイヤ表面粗度Raが
小さいのでMoS 2 および油量がワイヤ表面に持ち込ま
れ難く、洗浄後のワイヤ表面にMoS2 が少なく、かつ
油量も少ないので、溶接時にワイヤ送給抵抗が大きくな
ってアークが不安定となった。試験No.9は、MoS
2 およびWS2 を含んだ半固体油脂潤滑剤を用いた伸線
の減面率が大きく、断線が生じたので送給性調査の溶接
は中止した。
【0023】試験No.10は、WS2 を含んだ半固体
油脂潤滑剤を用いた伸線の減面率が小さいので、WS2
および油量が製品ワイヤ表面に少なく溶接時にワイヤ送
給抵抗が大きくなってアークが不安定となった。試験N
o.11は、洗浄液中の鉱物油系洗浄液の混合量が多い
ので、ワイヤ表面のペースト状油脂が主である油が洗浄
されすぎてWS2 のワイヤ表面への付着力が低下し、最
終仕上げのダイスの潤滑剤が不足して、ワイヤ表面にキ
ズが生じ、また溶接時に送給抵抗Rが大きくなってアー
クが不安定となった。試験No.12は、洗浄液中の鉱
物系洗浄液の混合量が少なく、ワイヤ表面のペースト状
油脂が主である油の洗浄が不十分で、溶接時にスリップ
率が高く、またスパッタ発生量が多くなってアークが不
安定となった。
【0024】
【発明の効果】本発明のガスシールドアーク溶接用ワイ
ヤの製造方法によれば、ワイヤ表面にキズが生じたり断
線することなく円滑に伸線できるとともに、ワイヤ表面
に適量かつ均一に潤滑剤を付着させることができるの
で、溶接時に長尺のコンジットケーブルを曲げて使用さ
れる場合においても良好なワイヤ送給性が得られ、ガス
シールドアーク溶接用ワイヤの生産性および溶接の高能
率化に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造工程を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例に使用した溶接装置を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 コンジットケーブル 2 スプール 3 ワイヤ送給部 4 ロードセル 5 溶接トーチ 6 メジャリングローラ 7 ループ 8 ワイヤ 9 送給ローラ
フロントページの続き (72)発明者 加藤 興 東京都中央区築地三丁目5番4号 日鐵 溶接工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−136796(JP,A) 特開 平7−276089(JP,A) 特開 平7−251295(JP,A) 特開 平8−267284(JP,A) 特開 平8−281480(JP,A) 特開 平8−206879(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 35/40 B21C 9/00 - 9/02 B23K 35/02 B23K 35/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスシールドアーク溶接用ワイヤの製造
    方法において、仕上げ伸線工程でワイヤ表面粗度Raを
    0.20〜0.80μmとしたワイヤに3〜10%の減
    面率でMoS2 またはWS2 の1種以上を含んだ半固体
    油脂潤滑剤を用いてダイス伸線し、次いで最終仕上げ伸
    線でワイヤ表面を液体潤滑剤に鉱物油系洗浄液を容量%
    で30〜70%含有した混合液で洗浄することを特徴と
    するガスシールドアーク溶接用ワイヤの製造方法。
  2. 【請求項2】 ワイヤ表面洗浄でワイヤ表面にワイヤ1
    0kg当たりMoS 2 またはWS 2 の1種以上を0.0
    1〜0.05g、油量を0.30〜1.00gに調整
    ることを特徴とする請求項1記載のガスシールドアーク
    溶接用ワイヤの製造方法。
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