JPH09141491A - アーク溶接用ワイヤの製造方法 - Google Patents

アーク溶接用ワイヤの製造方法

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JPH09141491A
JPH09141491A JP7301586A JP30158695A JPH09141491A JP H09141491 A JPH09141491 A JP H09141491A JP 7301586 A JP7301586 A JP 7301586A JP 30158695 A JP30158695 A JP 30158695A JP H09141491 A JPH09141491 A JP H09141491A
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JP
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wire
polytetrafluoroethylene
welding
lubricant
arc welding
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JP7301586A
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English (en)
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Shigeru Kurihara
繁 栗原
Yoji Chatani
洋司 茶谷
Kazutaka Kurahashi
一隆 倉橋
Yasuhiko Hatada
康彦 端田
Tatsuya Sedo
達也 背戸
Koji Tamaru
光次 田丸
Miki Tokawa
美樹 東川
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Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は高電流で軟質の長尺コンジットケー
ブルを厳しく屈曲させて溶接する場合においても、コン
ジットケーブル内の摩擦抵抗が少なく送給性が良好で、
長時間アークの安定した溶接ができるアーク溶接用ワイ
ヤの製造方法を提供する。 【解決手段】 アーク溶接用ワイヤの製造方法におい
て、Cuめっき工程の後に、粒子径0.05〜0.4μ
mのポリ四フッ化エチレンを水またはアルコールに懸濁
させて、ワイヤ1kg当たり0.0005〜2g塗布し
た後、固体潤滑剤で乾式伸線し、更に液体潤滑剤で湿式
伸線して仕上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーク溶接用ワイ
ヤの製造方法に係り、更に詳しくは、溶接時の送給性が
優れ、且つアークが安定で良好な作業を長時間維持でき
るアーク溶接用ワイヤ(以下、ワイヤという。)の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤは、溶接の自動化、高能率化が進
むと共に、更に多く使用される傾向にあるが、最近、能
率の点より自動、半自動溶接を問わず、高電流の溶接条
件が採用される方向にある。その結果、必然的にワイヤ
送給速度が大となる。また、対象となる構造物によって
は溶接が狭隘部で行われる場合も多く、それらの場所で
の使い易さの点から、溶接機のワイヤ送給装置の送給ロ
ールから溶接トーチまでのコンジットケーブルは曲げて
も使い易くするため、軟らかく、かつ長くなる傾向にあ
る。このように溶接用ワイヤの供給速度が大となるとと
もに、長くて曲げ易いコンジットケーブルで使用される
と、ワイヤ送給時そのコンジットケーブル内のコンジッ
トチューブ内をワイヤが通るときに摩擦抵抗が大きくな
り、溶接時のワイヤ送給に支障をきたし、アークが不安
定となって溶接ができなくなるという問題が生じる。
【0003】これら溶接時の送給性の問題に対して、例
えば特開昭61−27198号公報にはワイヤ表面に特
定条件でショットブラスト加工を施しワイヤ表面に凹部
を形成させ、その後潤滑剤を静電塗油やフェルト塗油し
て均一に塗布する製造方法が開示されている。しかし、
Cuめっき処理したワイヤにおいては、Cuめっき処理
後にショットブラスト加工をすることになり、Cuの剥
離やワイヤに付着したショットブラスト粉を除去するた
めの設備対策などの問題がある。
【0004】また、特開平7−223087号公報では
ソリッドワイヤ表面に特定の幅と深さの溝を付与し、そ
の溝に潤滑剤をトラップしてソリッドワイヤの送給性を
改善できるものであるが、当該溝を付与する方法とし
て、ダイス表面を粗面化してワイヤ表面に溝をつける
か、機械加工で表面に凹凸を施した超硬ロールにより圧
延してソリッドワイヤ表面に溝をつける等、機械的にワ
イヤ表面に溝を付与する方法が開示されている。しか
し、Cuめっき処理後にこれらの処理を施すことになる
ため、Cuの剥離が生じ易い。またこれらの処理により
鋼素地が露出すると、Cuめっきによる防錆効果もなく
なり、耐錆性に問題が生じる。
【0005】一方、特開昭59−66966号公報で
は、焼鈍工程を特定してソリッドワイヤのCuめっき層
に亀裂を発生させ、その亀裂中に潤滑油を保持させてソ
リッドワイヤの送給性を向上させる製造方法が開示され
ている。この方法はSi、Mn、あるいはTi等を必須
成分として含んだ線材を特定雰囲気の焼鈍工程で処理す
ることでワイヤ表面に亀裂を発生させることができる。
しかし、特殊な焼鈍工程を経るためコスト高となり、か
つフラックス入りワイヤの外皮材においては、C、S
i、Mn等の低いSPCC材等を用いるので適用できな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は高電
流で軟質の長尺コンジットケーブルを厳しく屈曲させて
溶接する場合においても、コンジットケーブル内の摩擦
抵抗が少なく送給性が良好で、長時間アークの安定した
溶接ができるアーク溶接用ワイヤの製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記目的を
達成するために、ワイヤ製造方法を種々検討した結果、
前述の高電流条件で過酷なコンジットケーブルを使用し
た場合においても、ワイヤ表面のCuめっき層に微小な
亀裂を付加させて、その微小亀裂内部に潤滑性の優れた
固体潤滑剤および液体潤滑剤を保持させることにより、
優れたワイヤ送給性が得られることを見いだした。即
ち、本発明の要旨とするところは、 (1)アーク溶接用ワイヤの製造方法において、Cuめ
っき工程の後に、粒子径0.05〜0.4μmのポリ四
フッ化エチレンを塗布した後、固体潤滑剤で乾式伸線
し、さらに液体潤滑剤で湿式伸線することを特徴とする
アーク溶接用ワイヤの製造方法。 (2)ポリ四フッ化エチレンの塗布量はワイヤ1kg当
たり0.0005〜2gであることを特徴とする(1)
記載のアーク溶接用ワイヤの製造方法。 (3)ポリ四フッ化エチレンは水またはアルコールに懸
濁させて塗布することを特徴とする(1)または(2)
記載のアーク溶接用ワイヤの製造方法にある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
Cuめっき工程の後に、粒子径0.05〜0.4μmの
ポリ四フッ化エチレンを塗布することで、Cuめっき表
面にポリ四フッ化エチレンの皮膜をして、次の工程で固
体潤滑剤による乾式伸線(孔ダイスによる伸線)によ
り、Cuめっき表面に微細な亀裂を付加させることがで
きる。ところがCuめっき工程の後にポリ四フッ化エチ
レンを塗布せずに、固体潤滑剤だけで乾式伸線しても、
Cuめっき層には亀裂が発生しない。図1にポリ四フッ
化エチレンを塗布後、乾式伸線、湿式伸線した製品ワイ
ヤの外観写真を、図2に乾式伸線、湿式伸線だけのワイ
ヤの外観写真を示す。
【0009】ポリ四フッ化エチレンを塗布した後、固体
潤滑剤で乾式伸線することによりCuめっき表面に微細
な亀裂が発生する理由は、今のところ定かではないが、
Cuめっき素線には、ワイヤ長手方向にミクロ的に深さ
数μから10数μmの凹凸(くぼみ)が絶えず発生して
おり、この凹凸の中や上部にポリ四フッ化エチレンの粒
子が付着し、その後で伸線加工すると凸部が平滑化され
て、凹部がそのまま残ってしまうためにCuめっき層に
微小な亀裂が発生するものと思われる。
【0010】Cuめっき表面に塗布するポリ四フッ化エ
チレンの粒子径が0.05〜0.4μmのものを使用す
るのは、Cuめっき表面への付着性を良好にするためで
ある。粒子径が0.05μm未満、または0.4μmを
超えるとCuめっき層への付着性が悪く、固体潤滑剤を
用いて乾式伸線してもCuめっき層に微細な亀裂が発生
しにくく、固体潤滑剤および液体潤滑剤の保持が不均一
となり、溶接時にワイヤ送給性が悪くなる。
【0011】また、ポリ四フッ化エチレンをワイヤ1k
g当たりCuめっき線に0.0005〜2g塗布するの
は、ワイヤ円周方向とワイヤ長手方向での皮膜形成を均
一にさせるためである。塗布量がワイヤ1kg当たり
0.0005g未満では、その絶対量が少なく亀裂発生
効果が少なく、前述の如くワイヤ送給性が悪くなる。2
gを超えると皮膜が厚く形成されてしまい、亀裂が発生
しにくくなるとともに、ワイヤ伸線最終工程でも皮膜が
厚く残ってしまい、溶接時にチップとワイヤ間の通電不
良のためアーク不安定の原因となる。
【0012】ポリ四フッ化エチレンは、Cuめっき線に
均一に塗布することを目的に、水またはアルコールに懸
濁させる。この場合、ポリ四フッ化エチレンの濃度は
0.1〜20重量%であることが均一に付着させるため
に好ましい。また、より付着性を高めるには、アクリル
樹脂系のバインダーを少量添加することもできる。な
お、ポリ四フッ化エチレン懸濁液の塗布方法としては、
Cuめっき線にスプレーガンで噴霧する方法、Cuめっ
き線をタンク内のポリ四フッ化エチレン懸濁液中を通過
させる方法、Cuめっき線にポリ四フッ化エチレン懸濁
液を滴下させる方法、静電塗布等によれば良く、ワイヤ
走行速度等を変えて塗布量を調整する。
【0013】なお、固体潤滑剤としては、MoS2 、W
2 、C、フッ化黒鉛、ワックス、ポリ四フッ化エチレ
ン、金属石鹸、無機物質を適量配合した固体潤滑剤が利
用できる。これらは、めっき層の亀裂に液体潤滑剤とと
もに保持され、溶接時のコンジットケーブルの屈曲が厳
しい場合にワイヤとコンジットケーブル内壁との摩擦抵
抗を軽減させてワイヤの送給性を改善させることができ
る。
【0014】更に、固体潤滑剤による乾式伸線工程の後
に、液体潤滑剤による湿式伸線を行うのは、乾式伸線で
Cuめっき層表面と亀裂に付着した過度の潤滑剤を洗浄
調整するためである。また、液体潤滑剤としては、動植
物、植物油とアニオン界面活性剤が主成分のエマルジョ
ン、水と適量混合したフッソ樹脂、ホウ酸、ポリエーテ
ルポリオール等が利用でき、また、最終仕上げダイスの
調整油としては、パーム油、合成油等が利用できる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。JIS Z3313に規定されるYFW−50D
Rのフラックス入りワイヤ(フラックス充填率:15
%)及びJIS Z3312に規定されるYGW11の
ソリッドワイヤを3.0mmの径でCuめっき厚を1μ
mから5μmに処理をした素線にポリ四フッ化エチレン
の水による懸濁液をスプレーガンを用いて塗布した。塗
布量の調整は水へのポリ四フッ化エチレンの添加量(懸
濁液濃度)およびワイヤ走行速度を変えて行った。ポリ
四フッ化エチレンの懸濁液を塗布後、150℃で乾燥さ
せ、該素線をMoS2 、C、ワックスおよびステアリン
酸Naを混合した固体潤滑剤を用いて乾式伸線を行い、
更に動植油をアニオン界面活性剤を主成分としたエマル
ジョンの液体潤滑剤を用い、湿式伸線で固体潤滑剤量を
調整した後、パーム油を用いて仕上げ伸線し、1.2m
mの製品径まで、表1に示す製造条件で各1トンを試作
し、製品径ワイヤのCuめっき表面層の亀裂の状態とワ
イヤ送給性を調べた。
【0016】ワイヤ送給性の調査は図3に示す装置を用
いた。すなわち、6mのコンジットケーブルの中間に送
給抵抗を高める目的で、直径100mmのループを2回
転するように設けた。ワイヤはスプール2から送給モー
タ3によってコンジットケーブル1に送給されトーチ4
に送られる。この時、ワイヤは各10kg溶接した。溶
接条件は電流:350A、電圧:32V、速度:30c
m/min、CO2 :25リットル/minとし、送給
ロールの加圧力は25kgf一定とした。ワイヤ送給性
は、送給モータ3の電機子電流値の測定によって調べ
た。なお、ワイヤ送給性は電機子電流値が3.0Aを超
えるとアーク長が変化してアークが不安定となる。それ
らの結果を表1にまとめて示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1においてNo.1〜No.5が本発明
によるワイヤの製造例、No.6〜No.10は比較例
である。本発明によるNo.1〜No.5は、Cuめっ
き素線に適度の粒子径と濃度を有するポリ四フッ化エチ
レンを適量塗布した後、固体潤滑剤で乾式伸線したの
で、Cuめっき層に微細な亀裂が発生し、その亀裂に固
体潤滑剤を含みさらに湿式伸線で適量に調整された潤滑
剤が保持されているので、溶接時の送給モータの電機子
電流が低く、安定した溶接が長時間可能であった。
【0019】比較例中No.6は、ポリ四フッ化エチレ
ンの粒子径が微粉すぎてCuめっき素線への付着性が悪
いために、Cuめっき層に亀裂が殆ど発生しなかった。
その結果、固体潤滑剤および液体潤滑剤が均一に保持で
きず、電機子電流値は高くなり、アークが不安定でワイ
ヤ送給性が悪かった。No.7は、ポリ四フッ化エチレ
ンの粒子径が粗いためにCuめっき素線への付着性が悪
かった。そのためCuめっき層に亀裂が殆ど発生せず、
潤滑剤が均一に保持できないのでワイヤ送給性試験で
は、電機子電流値が高く、アークが不安定であった。
【0020】No.8は、ポリ四フッ化エチレンの塗布
量が少ないために、ワイヤ円周方向、ワイヤ長手方向で
付着しない箇所が発生し、Cuめっき層に亀裂が殆ど発
生しなかった。その結果、潤滑剤が均一に保持できない
のでワイヤ送給性試験では、電機子電流値が高く、アー
クが不安定であった。No.9は、ポリ四フッ化エチレ
ン懸濁液の塗布量が多すぎるために、皮膜が厚く形成さ
れ、亀裂が殆ど発生しなかった。その結果、潤滑剤が均
一に保持できないのでワイヤ送給性試験では、電機子電
流値が高く、アークが不安定であった。No.10は、
ポリ四フッ化エチレンを塗布せずに、固体潤滑剤による
乾式伸線と液体潤滑剤による湿式伸線だけで伸線したた
め、Cuめっき層には亀裂が発生せず、その結果、潤滑
剤が均一に保持できないのでワイヤ送給性試験では、電
機子電流値が高く、アークが不安定であった。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のアーク溶
接用ワイヤの製造方法によれば、ワイヤのCuめっき層
に微細な亀裂が生じるために、亀裂中に潤滑剤が保持さ
れやすくなった。その結果、軟質で長尺のコンジットケ
ーブルを使用し、厳しい条件でも、かつ高電流条件で溶
接される場合においても摩擦抵抗が少なく、ワイヤ送給
性が良好で、長時間安定したアークの溶接が可能となる
という優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポリ四フッ化エチレンを塗布後、乾式伸線、湿
式伸線したワイヤの外観写真である。
【図2】乾式伸線、湿式伸線だけのワイヤの外観写真で
ある。
【図3】本発明の実施例に使用した溶接装置を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 コンジットケーブル 2 ワイヤスプール 3 送給モータ 4 溶接トーチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
Cuめっき工程の後に、粒子径0.05〜0.4μmの
ポリ四フッ化エチレンを塗布することで、Cuめっき表
面にポリ四フッ化エチレンの皮膜をして、次の工程で固
体潤滑剤による乾式伸線(孔ダイスによる伸線)によ
り、Cuめっき表面に微細な亀裂を付加させることがで
きる。ところがCuめっき工程の後にポリ四フッ化エチ
レンを塗布せずに、固体潤滑剤だけで乾式伸線しても、
Cuめっき層には亀裂が発生しない。図1にポリ四フッ
化エチレンを塗布後、乾式伸線、湿式伸線した製品ワイ
ヤの外観顕微鏡写真を、図2に乾式伸線、湿式伸線だけ
のワイヤの外観顕微鏡写真を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】ポリ四フッ化エチレンを塗布後、乾式伸線、湿
式伸線したワイヤの外観顕微鏡写真である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】乾式伸線、湿式伸線だけのワイヤの外観顕微鏡
写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 端田 康彦 山口県光市浅江4丁目2番1号 日鐵溶接 工業株式会社光工場内 (72)発明者 背戸 達也 山口県光市浅江4丁目2番1号 日鐵溶接 工業株式会社光工場内 (72)発明者 田丸 光次 山口県光市浅江4丁目2番1号 日鐵溶接 工業株式会社光工場内 (72)発明者 東川 美樹 山口県光市浅江4丁目2番1号 日鐵溶接 工業株式会社光工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーク溶接用ワイヤの製造方法におい
    て、Cuめっき工程の後に、粒子径0.05〜0.4μ
    mのポリ四フッ化エチレンを塗布した後、固体潤滑剤で
    乾式伸線し、さらに液体潤滑剤で湿式伸線することを特
    徴とするアーク溶接用ワイヤの製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリ四フッ化エチレンの塗布量はワイヤ
    1kg当たり0.0005〜2gであることを特徴とす
    る請求項1記載のアーク溶接用ワイヤの製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリ四フッ化エチレンは水またはアルコ
    ールに懸濁させて塗布することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のアーク溶接用ワイヤの製造方法。
JP7301586A 1995-11-20 1995-11-20 アーク溶接用ワイヤの製造方法 Pending JPH09141491A (ja)

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