JP3474169B2 - エアフィルター - Google Patents

エアフィルター

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JP3474169B2
JP3474169B2 JP2001003867A JP2001003867A JP3474169B2 JP 3474169 B2 JP3474169 B2 JP 3474169B2 JP 2001003867 A JP2001003867 A JP 2001003867A JP 2001003867 A JP2001003867 A JP 2001003867A JP 3474169 B2 JP3474169 B2 JP 3474169B2
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賢司 里吉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エアフィルター
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関(自動車エンジン、二輪
車エンジン)やエアーコンディショナーに使用されるエ
アーフィルターは、ドーナツ型、角型あるいは円形に形
成された合成樹脂製の外郭(ケース)に蛇腹状に折り込
んだ不織布などの原料に成形された濾過材(フィルタ
ー)を一体成形したり、または接着剤等で固定したもの
である。
【0003】そして、これらのエアーフィルターは空気
濾過により濾過材が汚れた場合、即ち,目詰まりを生じ
た場合、そのエアーフィルターは使い捨てとなり、再使
用ができないという欠点があった。
【0004】また、濾過材料に高密度の不織布などを使
用しているために、濾過材の密度が高く、空気濾過の
際、圧力損失(空気抵抗)が大きいという欠点もあっ
た。
【0005】さらに、従来の自動車および二輪車のエン
ジン用のエアーフィルターは、空気中の粉塵等を物理的
に濾過するという単一の目的を達成することを主眼に設
計されており、空気中の水分を除去したり、空気の活性
化を促進する機能を有するエアフィルターはなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、上
記の欠点を除去し解決するためのものであり、使い捨て
ることなく洗浄することで再三使用することができ、ま
た、圧力損失(空気抵抗)が少なく、フィルターの機械
的・化学的強度に優れ、エンジンに供給される空気の性
質を向上させる(水分除去・空気活性化など)複数の機
能を有するエアーフィルターを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、極細金属繊
維を焼結させシート状に形成したフィルター素材と、多
孔質炭の微粉を均一に添着させた繊維フィルター素材
と、細密極細金属繊維を焼結させシート状に形成したフ
ィルター素材とを、この順に3層構造としたことを特徴
とするエアフィルターである。
【0008】
【発明の実施の形態】そこで、この発明の一実施例を図
1に従って説明すると、極細金属繊維を焼結させシート
状に形成したフィルター素材(1)を平面状に設け、次
に、多孔質炭の微粉を均一に添着させた繊維フィルター
素材(2)と、細密極細金属繊維を焼結させシート状に
形成したフィルター素材(1a)とを断面形状がジグザ
グ状に折り曲げて積層して3層構造としたことを特徴と
するエアフィルターから構成される。
【0009】さらに、この発明の他の実施例を図2に従
って説明すると、極細金属繊維を焼結させシート状に形
成したフィルター素材(1)と、多孔質炭の微粉を均一
に添着させた繊維フィルター素材(2)と、細密極細金
属繊維を焼結させシート状に形成したフィルター素材
(1a)の、2種類のフィルター素材を用いて、断面形
状がジグザグ状に折り曲げて3層構造エアフィルターを
設け、該フィルターの断面形状を波状に成形したことを
特徴とするエアフィルターから構成される。
【0010】尚、極細金属繊維を焼結させシート状に形
成したフィルター素材(1)における極細金属繊維と
は、ステンレス、銅、チタン、鉄などの金属であり、該
フィルター素材(1)の気孔率は、80%程度のものが
よいが、特に限定されるものではない。
【0011】また、多孔質炭の微粉を均一に添着させた
繊維フィルター素材(2)は、一例を述べれば、備長炭
の微粉を均一に添着させた繊維フィルターであり、硬度
(三浦式)15度以上と鋼鉄なみの堅さを有し、成分中
93〜95%の炭素で形成されており、100ミクロン
〜0.8ミクロンまでの超微粉末にし、特殊樹脂を使用
して不織布に添着したものであり、単に木炭の微粉を用
いたものや、その他、シート、紙、フィルムに練り込
み、サンドイッチ状に形成したものであってもよい。
【0012】そして、これらのエアフィルターは、当然
のことながら、フレーム(3)にセットされるものであ
る。
【0013】
【発明の効果】この発明によると、極細金属繊維を焼結
させシート状に形成したフィルター素材(1)を用いる
ことにより、耐蝕性、高強度、高剛性などが得られ、エ
ンジンのバックファイヤーから発生する火炎に耐えるこ
とができ、金属の極細繊維が複雑に積層されているた
め、該繊維内を通過する空気の粉塵を効果的に捕捉でき
る。特に、細密極細金属繊維を焼結させシート状に形成
したフィルター素材(1a)は、ミクロン単位の粉塵も
完全に捕捉でき、また、エンジンのバックファイヤーも
完全に防御できる。
【0014】そして、多孔質炭の微粉を均一に添着させ
た繊維フィルター素材(2)を用いることにより、炭の
吸湿作用によって通過する空気中の湿気(水分)を吸湿
することで乾燥した空気をエンジンに供給でき、燃焼効
率を向上させることができると共に、炭のもつマイナス
イオン効果が流入空気を活性化させることでエンジンの
燃焼効率を向上させ、有毒排気ガス等の発生を抑制し、
さらに、多孔質炭の多数の孔が微小な塵埃を捕捉し貯留
する効果を奏する。
【0015】さらに、極細金属繊維を焼結させシート状
に形成したフィルター素材(1)、細密極細金属繊維を
焼結させシート状に形成したフィルター素材(1a)
と、多孔質炭の微粉を均一に添着させた繊維フィルター
素材(2)との、2種類のフィルター素材を3層に組み
合わせ、該フィルターの断面形状を波状に成形すること
により、フィルターの吸気面積を拡大できる。
【0016】また、前述のように、2種類のフィルター
素材を3層に組み合わせたため、密度勾配(粗密度から
細密度へ)を持ち、極細金属繊維を焼結させシート状に
形成したフィルター素材(1)により、大型サイズの粉
塵を捕捉でき、多孔質炭の微粉を均一に添着させた繊維
フィルター素材(2)で粉塵を捕捉すると同時に、空気
中の湿気(水分)を吸湿することで乾燥した空気をエン
ジンに供給でき、燃焼効果を向上させる。また、細密極
細金属繊維を焼結させシート状に形成したフィルター素
材(1a)を3層目に設けることにより、ミクロン単位
の粉塵も完全に捕捉でき、また、エンジンのバックファ
イヤーを遮断でき、完全に防御できる。
【0017】また、炭の持つマイナスイオン効果が流入
空気を活性化させることでエンジンの燃焼効率を向上さ
せ、有毒排気ガス等の発生を抑制する。さらに、多孔質
炭の多数の孔が微小な粉塵を捕捉し貯留する効果を有す
るものである。
【0018】
【表1】
【0019】さらに、該エアフィルターは、素材が、金
属繊維や繊維フィルターのため、使い捨てることなく洗
浄することにより、再三使用することができ、また、圧
力損失(空気抵抗)も表1に示すように、従来品(風車
風速計の回転数が1000の場合)が59.1であり、
これに比べて、この発明は、20.3と数値が低く、
約、1/3程度の圧力損失であり、フィルターの機械的
・化学的強度の優れ、エンジンに供給される空気の性質
を向上させる(水分除去・空気活性化など)複数の機能
を有する等極めて有益なる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す一部欠截正面図であ
る。
【図2】この発明の他の実施例を示す一部欠截正面図で
ある。
【図3】この発明の一実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 極細金属繊維を焼結させシート状に形成したフィル
ター素材 1a 細密極細金属繊維を焼結させシート状に形成した
フィルター素材 2 多孔質炭の微粉を均一に添着させた繊維フィルター
素材 3 フレーム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】極細金属繊維を焼結させシート状に形成し
    たフィルター素材(1)と、多孔質炭の微粉を均一に添
    着させた繊維フィルター素材(2)と、細密極細金属繊
    維を焼結させシート状に形成したフィルター素材(1
    a)とを、この順に3層構造としたことを特徴とするエ
    アフィルター。
  2. 【請求項2】前記3層構造エアフィルター素材の一枚、
    あるいは複数枚を、断面形状が波状に成形したことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載のエアフィルタ
    ー。
  3. 【請求項3】極細金属繊維・細密極細金属繊維が、ステ
    ンレス、銅、チタン、鉄から選ばれたものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載のエ
    アフィルター。
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