JP2021013896A - エアフィルターユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】高い捕集効率と長寿命とを両立可能なエアフィルターユニットを得ること。【解決手段】エアフィルターユニット10は、空気の流れ方向において最も下流側に配置される下流側フィルター3と、空気の流れ方向において下流側フィルター3よりも上流側に配置される1つ以上の上流側フィルター2と、を含む複数のフィルターが互いに離間した状態で配置される。上流側フィルター2は、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子に対する上流側フィルター2全体の捕集効率が30%以下であり、且つ直径2μm以上10μm以下の粒子に対する上流側フィルター2全体の捕集効率が60%以上である。下流側フィルター3は、全ての粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が上流側フィルター2全体の捕集効率よりも高い。【選択図】図1
Description
本発明は、住宅およびビル等の換気装置に用いることができるエアフィルターユニットに関するものである。
環境大気中に存在する大気塵は、燃焼で生成されるもの、機械的な破砕で生成されるもの、および気体から粒子に変化したものなど、様々な生成過程を経たものの混合体であるため、広い範囲にわたって粒径が分布する。大気塵の粒子直径は、大部分が0.001μm以上1000μm以下の範囲に存在する。質量濃度分布では、直径約0.5μmをピークとした直径0.3μmから直径1μm程度の微小粒子状物質、直径約4μmをピークとした直径2μmから直径10μm程度の粗大粒子が混在している。
大気塵が人体に入った場合、直径10μm以下の粒子は喉頭より下部の気道に沈着し、直径2.5μm以下の微小粒子状物質は肺胞領域に沈着しやすいことが知られている。特に、直径2.5μm以下の微小粒子状物質は、濃度が高いほど呼吸器疾患および心疾患等の原因となる懸念がもたれている。微小粒子状物質は、PM(Particulate Matter)2.5とも呼ばれる。
このため、住宅およびビル等の換気用に用いられるエアフィルターユニットとして、エアフィルター搭載の給気口に取り付けられるエアフィルターユニット、給気用換気扇に取り付けられエアフィルターユニット、および給気口に接続されたダクト配管中に取り付けられるエアフィルターユニットが一般に市販されている。このような換気用に用いられるエアフィルターユニットでは、粒子径の小さな粒子に対する高い捕集効率が求められている。
各種のエアフィルターのうち不織布を用いたエアフィルターでは、濾材の密度を上げるほど粒子径の小さな粒子の捕集効率が高くなる一方で、圧力損失が上昇するという問題がある。このため、不織布を用いたエアフィルターでは、風路に対して濾材の面積を多く確保するために、シート状の濾材をプリーツ形状またはハニカム形状にして使用することが多い。特にプリーツ形状は、構造が簡単で、比較的容易に作製ができるため広く用いられている。
また、不織布を用いたエアフィルターは、粒子を捕集して空気を浄化するため、捕集された粒子によってエアフィルターの圧力損失が経時的に上昇し、換気風量が低下していく。このため、不織布を用いたエアフィルターは、定期的なフィルター交換が必要であり、一回の使用で長期間使用できる長寿命のエアフィルターが求められている。このように、不織布を用いたエアフィルターには、高い捕集効率と長寿命が求められている。
しかしながら、上述したように大気塵は様々な粒子径の粒子を含むため、粒子径の小さな微小粒子状物質に対して捕集効率を高めるために濾材の密度を上げると、濾材の目が細かくなる。このため、風の流れの方向における上流側の濾材の表面で大きな粒子による目詰まりを起こし、経時的な圧力損失の上昇を早めることになり、長寿命と相反する。
特許文献1には、エアーの流入側である上層側の不織布ほど目が粗く、下層側の不織布ほど目が細かくなっている積層不織布が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に開示された積層不織布によれば、1枚の積層不織布で更なる長寿命を実現するために濾材を厚くしてプリーツ形状にしようとすると、プリーツ形状による構造的な圧力損失が増大する。このため、プリーツの折数を少なくしなければならず、結果的に、濾材の面積が減ることになり長寿命の目的が達成できない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高い捕集効率と長寿命とを両立可能なエアフィルターユニットを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるエアフィルターユニットは、空気の流れ方向において最も下流側に配置される下流側フィルターと、空気の流れ方向において下流側フィルターよりも上流側に配置される1つ以上の上流側フィルターと、を含む複数のフィルターが互いに離間した状態で配置される。上流側フィルターは、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子に対する上流側フィルター全体の捕集効率が30%以下であり、且つ直径2μm以上10μm以下の粒子に対する上流側フィルター全体の捕集効率が60%以上である。下流側フィルターは、全ての粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が上流側フィルター全体の捕集効率よりも高い。
本発明によれば、高い捕集効率と長寿命とを両立可能なエアフィルターユニットが得られる、という効果を奏する。
以下に、本発明の実施の形態にかかるエアフィルターユニットを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるエアフィルターユニット10を示す断面図である。図2は、図1に示す上流側フィルター2の構成を示す要部断面図である。図3は、図1に示す下流側フィルター3の構成を示す要部断面図である。本実施の形態1にかかるエアフィルターユニット10は、フィルターケース1と、上流側フィルター2と、下流側フィルター3と、を備える。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるエアフィルターユニット10を示す断面図である。図2は、図1に示す上流側フィルター2の構成を示す要部断面図である。図3は、図1に示す下流側フィルター3の構成を示す要部断面図である。本実施の形態1にかかるエアフィルターユニット10は、フィルターケース1と、上流側フィルター2と、下流側フィルター3と、を備える。
フィルターケース1は、エアフィルターユニット10の外郭を成し、内部に上流側フィルター2と下流側フィルター3とを収納する。フィルターケース1は、フィルターケース1が所望の設置場所に設置された際にエアフィルターユニット10を通過する空気の流れ方向における上流側となる面に、上流側開口部4が設けられている。また、フィルターケース1は、フィルターケース1が所望の設置場所に設置された際にエアフィルターユニット10を通過する空気の流れ方向における下流側となる面に、下流側開口部5が設けられている。
以下では、フィルターケース1が所望の設置場所に設置された際にエアフィルターユニット10を通過する空気の流れ方向における上流側を、単に上流側と呼ぶ。また、フィルターケース1が所望の設置場所に設置された際にエアフィルターユニット10を通過する空気の流れ方向における下流側を、単に下流側と呼ぶ。
また、フィルターケース1が所望の設置場所に設置された際にエアフィルターユニット10を通過する空気の流れ方向を、単に空気の流れ方向と呼ぶ。また、フィルターケース1が所望の設置場所に設置された際にエアフィルターユニット10を通過する空気の流れ方向は、エアフィルターユニット10の奥行き方向およびフィルターケース1の奥行き方向と換言できる。
上流側フィルター2は、フィルターケース1の内部において下流側フィルター3よりも上流側に配置されたフィルターである。すなわち、上流側フィルター2は、フィルターケース1の内部において、空気の流入側に配置されている。
上流側フィルター2は、濾材不織布21と、骨材不織布22と、カバー不織布23と、がこの順で積層された3層構造を有する。濾材不織布21と骨材不織布22とカバー不織布23とは、たとえば接着剤によって接着されて一体化されている。上流側フィルター2は、カバー不織布23が上流側とされ、濾材不織布21が下流側とされた状態で、フィルターケース1の内部に収納されている。
下流側フィルター3は、大気塵の捕集効率が上流側フィルター2とは異なるフィルターである。下流側フィルター3は、フィルターケース1の内部において上流側フィルター2よりも下流側に配置されている。すなわち、下流側フィルター3は、フィルターケース1の内部において、空気の流出側に配置されている。下流側フィルター3は、エアフィルターユニット10を通過する空気の流れ方向において、上流側フィルター2から離間した状態でフィルターケース1の内部に収納されている。
下流側フィルター3は、濾材不織布31と、骨材不織布32と、カバー不織布33と、がこの順で積層された3層構造を有する。濾材不織布31と骨材不織布32とカバー不織布33とは、たとえば接着剤によって接着されて一体化されている。下流側フィルター3は、カバー不織布33が上流側とされ、濾材不織布31が下流側とされた状態で、フィルターケース1の内部に収納されている。
上記のように構成された本実施の形態1にかかるエアフィルターユニット10では、上流側開口部4から流入した空気は、上流側フィルター2と下流側フィルター3とを通過して、下流側開口部5から流出する。
つぎに、本実施の形態1にかかるエアフィルターユニット10の特徴について説明する。エアフィルターユニット10は、大気塵の捕集効率が異なるフィルターである、大気塵の流入側に配置された上流側フィルター2と、大気塵の流出側に配置された下流側フィルター3とを有する。大気塵の流入側は、空気の流れ方向における上流側である。大気塵の流出側は、空気の流れ方向における下流側である。そして、上流側フィルター2と下流側フィルター3とは、上流側フィルター2よりも下流側フィルター3の方が、微小粒子状物質に対する捕集効率が高くされている。すなわち、エアフィルターユニット10におけるフィルターは、互いに独立した上流側フィルター2と下流側フィルター3とが、空気の流れ方向において離間した状態で配置された複数段構造を有する。
すなわち、エアフィルターユニット10は、互いに離間した状態で配置されて大気塵の捕集効率が異なる複数のフィルターを有し、大気塵の流入側に配置された上流側のフィルターよりも下流側のフィルターの方が、微小粒子状物質に対する捕集効率が高くされている。
図4は、大気塵の粒径分布を示す特性図である。大気塵は、図4に示すように直径0.3μm以上1μm以下の粒子径範囲の粒子の質量濃度と、直径2μm以上10μm以下の粒子径範囲の粒子の質量濃度が高い。
エアフィルターユニット10では、フィルターケース1の内部において上流側に配置された上流側フィルター2は、直径2μm以上10μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が60%以上である。
また、上流側フィルター2は、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が、下流側フィルター3に対して相対的に低くされている。具体的に、上流側フィルター2は、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が30%以下である。
一方、エアフィルターユニット10では、フィルターケース1の内部において下流側に配置された下流側フィルター3は、全ての粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が、上流側フィルター2に対して相対的に高くされている。特に、下流側フィルター3は、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が60%以上とされている。
このようなエアフィルターユニット10では、上流側フィルター2には、エアフィルターユニット10に流入する大気塵のうち、相対的に粒子径が大きい大気塵を捕集する機能を主な機能として持たせている。すなわち、上流側フィルター2は、エアフィルターユニット10に流入する大気塵のうち、図4において質量濃度が高い直径2μm以上10μm以下の粒子径範囲の粒子の60%以上を捕集する。
このため、上流側フィルター2の下流側に配置された下流側フィルター3において捕集される直径2μm以上の粒子径範囲の粒子の量を低減させて、直径2μm以上の粒子径範囲の粒子の捕集に起因した下流側フィルター3の目詰まりを抑制して、目詰まりに起因した圧力損失を抑制することができる。これにより、下流側フィルター3において捕集された直径2μm以上10μm以下の粒子径範囲の粒子による目詰まりによって下流側フィルター3の圧力損失が経時的に上昇して下流側フィルター3の通風量が低下することを抑制できる。
すなわち、エアフィルターユニット10では、最下流に配置されたフィルターである下流側フィルター3に流入する相対的に粗大な粒子の濃度を低減させて、下流側フィルター3の粒子捕集による圧力損失の上昇を抑制することができる。したがって、エアフィルターユニット10では、下流側フィルター3の長寿命化を実現でき、エアフィルターユニット10の長寿命化を実現できる。
また、上流側フィルター2は、エアフィルターユニット10に流入する大気塵のうち、図4において質量濃度が高い直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子の30%以下を捕集する。
このように、最下流に配置されたフィルターである下流側フィルター3よりも上流側に配置された上流側フィルター2の直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率を30%以下とすることで、上流側フィルター2における粒子捕集による圧力損失の上昇を抑制することができる。
上述した捕集効率を有する上流側フィルター2は、たとえば2種類の繊維を混紡した糸を用いて構成された濾材からなり目付量が10g/m2以上30g/m2以下とされた濾材不織布層によって実現できる。
図5は、2種類の繊維を混紡した糸を用いて構成された濾材からなる摩擦帯電混紡濾材の粒子の捕集効率を示す特性図である。図5に示されるように、2種類の繊維を混紡した糸を用いて構成された濾材からなり目付量が10g/m2以上30g/m2以下である摩擦帯電混紡濾材により構成される濾材不織布層を上流側フィルター2に用いることにより、上述したように直径2μm以上10μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が60%以上であり、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が30%以下である上流側フィルター2を実現することができる。
上記においては、2種類の繊維を混紡した糸を用いて構成された濾材からなる摩擦帯電混紡濾材により構成される濾材不織布層を上流側フィルター2に用いる場合について説明したが、混紡する繊維の種類は2種類に限定されず、少なくとも2種類の繊維を混紡した糸を用いて構成された濾材からなる摩擦帯電混紡濾材により構成される濾材不織布層を上流側フィルター2に用いることが可能である。この場合も、上流側フィルター2の捕集効率を満たすように、摩擦帯電混紡濾材からなる濾材不織布層の目付量が調整されればよい。
一方、エアフィルターユニット10では、下流側フィルター3には、エアフィルターユニット10に流入する大気塵のうち、相対的に粒子径が小さい大気塵を捕集する機能を主な機能として持たせている。すなわち、下流側フィルター3は、エアフィルターユニット10に流入する大気塵のうち、図4において質量濃度が高い直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子の60%以上を捕集する。すなわち、エアフィルターユニット10では、上流側のフィルターよりも下流側のフィルターの方が、微小粒子状物質子に対する捕集効率が高くされている。
また、下流側フィルター3は、全ての粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が、上流側フィルター2に対して相対的に高くされているため、上流側フィルター2で捕集されなかった大気塵を確実に捕集することができる。したがって、上流側フィルター2で捕集されなかった直径2μm以上の粒子径範囲の粒子の大気塵も確実に捕集することができ、高い捕集効率を実現できる。
上述した捕集効率を有する下流側フィルター3は、たとえば2種類の繊維を混紡した糸を用いて構成された濾材からなり目付量が50g/m2以上とされた濾材不織布層によって実現できる。
図5に示されるように、2種類の繊維を混紡した糸を用いて構成された濾材からなり目付量が50g/m2以上である摩擦帯電混紡濾材より構成される濾材不織布層を下流側フィルター3に用いることにより、上述したように直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が60%以上である下流側フィルター3を実現することができる。
上記においては、2種類の繊維を混紡した糸を用いて構成された濾材からなる摩擦帯電混紡濾材により構成される濾材不織布層を下流側フィルター3に用いる場合について説明したが、混紡する繊維の種類は2種類に限定されず、少なくとも2種類の繊維を混紡した糸を用いて構成された濾材からなる摩擦帯電混紡濾材により構成される濾材不織布層を下流側フィルター3に用いることが可能である。この場合も、下流側フィルター3の捕集効率を満たすように、摩擦帯電混紡濾材からなる濾材不織布層の目付量が調整されればよい。
図6は、液体の噴霧により帯電させるハイドロチャージによりエレクトレット化されたエレクトレット濾材からなる濾材不織布層の粒子の捕集効率を示す特性図である。図6に示されるように、液体の噴霧により帯電させるハイドロチャージによりエレクトレット化されたエレクトレット濾材からなり目付量が20g/m2以下である濾材不織布層を用いることによっても、上述したように直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が60%以上である下流側フィルター3を実現することができる。
このように、エアフィルターユニット10では、エアフィルターユニット10に流入する大気塵のうち、相対的に粒子径範囲が大きい大気塵が主として上流側フィルター2で捕集され、相対的に粒子径範囲が小さい大気塵が主として下流側フィルター3で捕集されるように、上流側フィルター2と下流側フィルター3との大気塵の捕集効率を粒子径範囲によって異ならせている。上流側フィルター2と下流側フィルター3との大気塵の捕集効率を粒子径範囲によって異なる捕集効率に調整することによって、高い捕集効率を実現するとともに、上流側フィルター2の表面と下流側フィルター3の表面とにおける粒子による目詰まりの発生を抑制して目詰まりに起因した圧力損失を抑制して、エアフィルターユニット10の長寿命化を図ることができる。
図7は、本発明の実施の形態1にかかる他のエアフィルターユニット11を示す断面図である。上記においては、下流側フィルター3よりも上流側に配置される上流側フィルター2が1つである場合について説明したが、上流側フィルター2の数量は1つに限定されず、複数の上流側フィルター2が配置されてもよい。すなわち、空気の流れ方向において最も下流側に配置される下流側フィルター3よりも上流側に複数の上流側フィルター2が配置されてもよい。
この場合も、空気の流れ方向において最も下流側に配置される下流側フィルター3と、下流側フィルター3よりも上流側に配置される複数の上流側フィルター2と、を含む複数のフィルターが、空気の流れ方向において互いに離間した状態で複数段に配置される。
この場合、空気の流れ方向において下流側に位置する上流側フィルター2は、空気の流れ方向において上流側に位置する上流側フィルター2よりも、全ての粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が高くされる。すなわち、フィルターケース1の内部において下流側に配置された上流側フィルター2は、上流側に配置された上流側フィルター2よりも、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が高くされる。したがって、他のエアフィルターユニット11においては、空気の流れ方向において隣り合う2つのフィルターにおいて、上流側のフィルターよりも下流側のフィルターの方が、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が高くなる。
そして、上流側フィルター2は、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子に対する上流側フィルター2全体の捕集効率が30%以下であり、且つ直径2μm以上10μm以下の粒子に対する上流側フィルター2全体の捕集効率が60%以上となるように粒子の捕集効率が設定される。これにより、他のエアフィルターユニット11は、エアフィルターユニット10と同様に、上流側フィルター2の表面と下流側フィルター3の表面とにおける粒子による目詰まりの発生を抑制し、長寿命化を図ることができる。
上述したように、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子に対する上流側フィルター2全体の捕集効率が30%以下であり、且つ直径2μm以上10μm以下の粒子に対する上流側フィルター2全体の捕集効率が60%以上である1つ以上の上流側フィルター2と、全ての粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が上流側フィルター2全体の捕集効率よりも高い下流側フィルター3と、を互いに離間した状態で配置することにより、高い捕集効率と長寿命とを両立可能なエアフィルターユニットが得られる。
また、上流側フィルター2では、上記のようにカバー不織布23と骨材不織布22とが相対的に上流側に配置され、濾材不織布21が相対的に下流側に配置されている。カバー不織布23と骨材不織布22とは、濾材不織布21に比べて大気塵の捕集効率は低いものの、慣性およびさえぎりなどによって、大気塵の捕集が行われる。これにより、濾材不織布21の目詰まりを低減することができ、上流側フィルター2の長寿命化を図ることができる。
同様に、下流側フィルター3では、上記のようにカバー不織布33と骨材不織布32とが相対的に上流側に配置され、濾材不織布31が相対的に下流側に配置されている。カバー不織布33と骨材不織布32とは、濾材不織布31に比べて大気塵の捕集効率は低いものの、慣性およびさえぎりなどによって、大気塵の捕集が行われる。これにより、濾材不織布31の目詰まりを低減することができ、下流側フィルター3の長寿命化を図ることができる。
ここで、本発明の実施の形態1にかかるエアフィルターユニット10の具体例について示す。図8は、本発明の実施の形態1にかかる実施例のエアフィルターユニットにおける粉塵捕集量[g]と圧力損失[Pa]との関係を示す特性図である。実施例のエアフィルターユニットは、上述した本実施の形態1にかかるエアフィルターユニット10の条件を満たすエアフィルターユニットである。図8では、実施例のエアフィルターユニットに風速1m/sの空気を流入させた場合における、JIS試験用粉体8種の捕集量に対する圧力損失を試算したシミュレーション結果を示している。
実施例のエアフィルターユニットの上流側フィルターは、目付量が30g/m2である摩擦帯電混紡濾材により構成された濾材不織布層を用いて構成されている。実施例の上流側フィルターは、粒子径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が28%であり、粒子径2μm以上10μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が70%である。したがって、実施例の上流側フィルターは、エアフィルターユニット10の上流側フィルター2の条件を満たしている。
実施例のエアフィルターユニットの下流側フィルターは、目付量が60g/m2である摩擦帯電混紡濾材により構成された濾材不織布層を用いて構成されている。実施例の下流側フィルターは、粒子径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が75%であり、粒子径2μm以上10μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が88%である。したがって、実施例の下流側フィルターは、エアフィルターユニット10の下流側フィルター3の条件を満たしている。
図9は、本発明の実施の形態1にかかる比較例のエアフィルターユニットにおける粉塵捕集量[g]と圧力損失[Pa]との関係を示す特性図である。比較例のエアフィルターユニットは、上述した本実施の形態1にかかるエアフィルターユニット10の条件を満たさないエアフィルターユニットである。図9では、図8の場合と同様に、比較例のエアフィルターユニットに風速1m/sの空気を流入させた場合における、JIS試験用粉体8種の捕集量に対する圧力損失を試算したシミュレーション結果を示している。
比較例のエアフィルターユニットの上流側フィルターは、目付量が40g/m2である摩擦帯電混紡濾材により構成された濾材不織布層を用いて構成されている。比較例の上流側フィルターは、粒子径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が39%であり、粒子径2μm以上10μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が75%である。したがって、比較例の上流側フィルターは、エアフィルターユニット10の上流側フィルター2の条件を満たしていない。
比較例のエアフィルターユニットの下流側フィルターには、実施例の下流側フィルターと同様の条件のものを用いた。比較例の下流側フィルターは、目付量が60g/m2である摩擦帯電混紡濾材により構成された濾材不織布層を用いて構成されている。比較例の下流側フィルターは、粒子径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が75%であり、粒子径2μm以上10μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が88%である。したがって、実施例の下流側フィルターは、エアフィルターユニット10の下流側フィルター3の条件を満たしている。
図8から分かるように、実施例のエアフィルターユニットでは、JIS試験用粉体8種を150g捕集した時点での圧力損失は、上流側フィルターの圧力損失が30Pa、下流側フィルターの圧力損失が30Paである。したがって、上流側フィルターの圧力損失と下流側フィルターの圧力損失と合わせた実施例のエアフィルターユニットの圧力損失は、60Paとなっている。
一方、図9から分かるように、比較例のエアフィルターユニットでは、JIS試験用粉体8種を150g捕集した時点での圧力損失は、上流側フィルターの圧力損失が60Pa、下流側フィルターの圧力損失が26.5Paである。したがって、上流側フィルターの圧力損失と下流側フィルターの圧力損失と合わせた比較例のエアフィルターユニットの圧力損失は、86.5Paとなっている。
これらのことより、実施例のエアフィルターユニットは、比較例のエアフィルターユニットと比較して、使用に伴う経時的な圧力損失の上昇が遅く、下流側フィルター3の長寿命化を図ることができ、実施例のエアフィルターユニットの長寿命化が実現されていると言える。
なお、上記においては、濾材不織布21と骨材不織布22とカバー不織布23とがこの順で積層された3層構造を有する上流側フィルター2について示したが、上流側フィルター2の構造は3層構造に限定されない。上流側フィルター2は、たとえば濾材不織布21と、骨材不織布22と、が積層された2層構造を有してもよい。この場合、上流側フィルター2は、骨材不織布22が上流側とされ、濾材不織布21が下流側とされた状態で、フィルターケース1の内部に収納される。この場合も、2層構造の上流側フィルター2が、上述した3層構造の上流側フィルター2と同様の大気塵の捕集効率を備えることにより、上述した効果を得ることができる。
同様に、上記においては、濾材不織布31と骨材不織布32とカバー不織布33とがこの順で積層された3層構造を有する下流側フィルター3について示したが、下流側フィルター3の構造は3層構造に限定されない。下流側フィルター3は、たとえば濾材不織布31と、骨材不織布32と、が積層された2層構造を有してもよい。この場合、下流側フィルター3は、骨材不織布32が上流側とされ、濾材不織布31が下流側とされた状態で、フィルターケース1の内部に収納される。この場合も、2層構造の下流側フィルター3が、上述した3層構造の大気塵の捕集効率を備えることにより、上述した効果を得ることができる。
また、上流側フィルター2および下流側フィルター3のうちの少なくとも1つには、エレクトレット不織布を用いたエレクトレットフィルターを用いることが好ましい。上流側フィルター2および下流側フィルター3にエレクトレット不織布を用いることにより、大気塵を静電気により電気的捕集でき、低い通気抵抗で高い捕集効率を実現することができる。また、上流側フィルター2および下流側フィルター3には、帯電していない不織布である非エレクトレット不織布を用いることもできる。
また、上流側フィルター2および下流側フィルター3のうち少なくとも1つは、プリーツ形状を有することが好ましい。プリーツ形状の上流側フィルター2を用いることにより、上流側フィルター2の表面積が大きくなり、上流側フィルター2の集塵効率が向上する。また、プリーツ形状の下流側フィルター3を用いることにより、下流側フィルター3の表面積が大きくなり、下流側フィルター3の集塵効率が向上する。
また、上流側フィルター2および下流側フィルター3のうち少なくとも1つは、コルゲート形状を有することが好ましい。コルゲート形状の上流側フィルター2を用いることにより、上流側フィルター2の表面積が大きくなり、上流側フィルター2の集塵効率が向上する。また、コルゲート形状の下流側フィルター3を用いることにより、下流側フィルター3の表面積が大きくなり、下流側フィルター3の集塵効率が向上する。
また、エアフィルターユニット10および他のエアフィルターユニット11では、フィルター自体を多層濾材構造を有する1枚の濾材により構成せず、互いに独立した上流側フィルター2と下流側フィルター3とが離間した状態で配置された多段構造のフィルターを配置している。これにより、上流側フィルター2と下流側フィルター3とに用いられる不織布の厚みを薄くすることができ、上流側フィルター2と下流側フィルター3とのプリーツ形状またはコルゲート形状への加工が容易になる。
また、上流側フィルター2は直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が下流側フィルター3に対して低いとはいえ、幾分かは捕集される。このため、下流側フィルター3に対して上流側フィルター2の方が、大気塵の捕集の負荷が高い。
そこで、上流側フィルター2のプリーツ形状の折込ピッチを下流側フィルター3のプリーツ形状の折込ピッチより小さくして上流側フィルター2の表面積を下流側フィルター3の表面積に対して相対的に広くすることが好ましい。これにより、上流側フィルター2における大気塵の捕集の負荷を下流側フィルター3における大気塵の捕集の負荷と同等レベルに低減して、大気塵の捕集による圧力損失の上昇具合を上流側フィルター2と下流側フィルター3とで均一化し、エアフィルターユニット10全体としての圧力損失の上昇を抑えることができる。
上述したように、本実施の形態1にかかるエアフィルターユニット10は、直径2μm以上10μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が全体として60%以上であり、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が全体として30%以下である1つ以上の上流側フィルター2が上流側に配置され、全ての粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が上流側フィルター2全体に対して相対的に高くされている下流側フィルター3が下流側に配置される。このような構成を有することにより、エアフィルターユニット10では、最下流に配置されたフィルターである下流側フィルター3と、下流側フィルター3よりも上流側に配置された上流側フィルター2と、の両方について、大気塵の捕集による圧力損失の上昇を抑制することができる。これにより、エアフィルターユニット10全体としての、大気塵の捕集による圧力損失の経時的な上昇を抑制することができ、エアフィルターユニット10の長寿命化を実現できる。
したがって、本実施の形態1によれば、低圧力損失でありながら微小粒子状物質の捕集性能に優れ、粒子の捕集に起因した目詰まりによる圧力損失の上昇が抑制された長寿命なエアフィルターユニットを実現でき、高い捕集効率と長寿命とを両立可能なエアフィルターユニットが得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、実施の形態の技術同士を組み合わせることも可能であるし、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 フィルターケース、2 上流側フィルター、3 下流側フィルター、4 上流側開口部、5 下流側開口部、10,11 エアフィルターユニット、21,31 濾材不織布、22,32 骨材不織布、23,33 カバー不織布。
Claims (9)
- 空気の流れ方向において最も下流側に配置される下流側フィルターと、前記空気の流れ方向において前記下流側フィルターよりも上流側に配置される1つ以上の上流側フィルターと、を含む複数のフィルターが互いに離間した状態で配置され、
前記上流側フィルターは、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子に対する前記上流側フィルター全体の捕集効率が30%以下であり、且つ直径2μm以上10μm以下の粒子に対する前記上流側フィルター全体の捕集効率が60%以上であり、
前記下流側フィルターは、全ての粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が前記上流側フィルター全体の捕集効率よりも高いこと、
を特徴とするエアフィルターユニット。 - 前記下流側フィルターと前記上流側フィルターとのうち、少なくとも1つがプリーツ形状を有すること、
を特徴とする請求項1に記載のエアフィルターユニット。 - 前記下流側フィルターと前記上流側フィルターとがプリーツ形状を有し、
前記上流側フィルターのプリーツ形状の折込ピッチが、前記下流側フィルターのプリーツ形状の折込ピッチより小さいこと、
を特徴とする請求項2に記載のエアフィルターユニット。 - 前記下流側フィルターと前記上流側フィルターとのうち、少なくとも1つがコルゲート形状を有すること、
を特徴とする請求項1に記載のエアフィルターユニット。 - 前記下流側フィルターと前記上流側フィルターとのうち、少なくとも1つが、前記空気の流れ方向における上流側から骨材不織布と濾材不織布とが積層された2層構造、または前記空気の流れ方向における上流側からカバー不織布と骨材不織布と濾材不織布とが積層された3層構造を有すること、
を特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のエアフィルターユニット。 - 前記上流側フィルターは、少なくとも2種類の繊維を混紡した糸を用いて構成されて目付量が10g/m2以上30g/m2以下である濾材不織布層であること、
を特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のエアフィルターユニット。 - 前記下流側フィルターは、少なくとも2種類の繊維を混紡した糸を用いて構成されて目付量が50g/m2以上である濾材不織布層であること、
を特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載のエアフィルターユニット。 - 前記下流側フィルターと前記上流側フィルターとのうち少なくとも1つが、エレクトレットフィルターであること、
を特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のエアフィルターユニット。 - 前記空気の流れ方向において下流側に位置する前記上流側フィルターは、前記空気の流れ方向において上流側に位置する前記上流側フィルターよりも、直径0.3μm以上0.5μm以下の粒子径範囲の粒子に対する捕集効率が高いこと、
を特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載のエアフィルターユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019130190A JP2021013896A (ja) | 2019-07-12 | 2019-07-12 | エアフィルターユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2021013896A true JP2021013896A (ja) | 2021-02-12 |
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JP (1) | JP2021013896A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023190318A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | 東レ株式会社 | 濾材 |
-
2019
- 2019-07-12 JP JP2019130190A patent/JP2021013896A/ja active Pending
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