JP6880338B1 - フィルタ、空気調和機およびフィルタの製造方法 - Google Patents

フィルタ、空気調和機およびフィルタの製造方法 Download PDF

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Abstract

フィルタは、空気が通過する濾材と、濾材よりも目が粗い捕集部と、を備え、濾材は、第1山部と、空気が通過する方向において第1山部よりも下流に形成される第2山部と、を有するプリーツ形状を有し、捕集部は、濾材の第1山部に設けられている。

Description

本開示は、空気清浄を行うフィルタ、フィルタを搭載した空気調和機およびフィルタの製造方法に関する。
空気中の粒子またはガスを捕集し、空気清浄する手段の一つとして、不織布またはネット等の濾材を用いることが知られている。また、低圧力損失での高い捕集率、および目詰まりの緩和による長寿命を実現するため、濾材を折り込んでプリーツ形状とすることが知られている(例えば特許文献1)。プリーツ形状の濾材は、例えば空気調和機のフィルタなどに用いられている。また、フィルタのプリーツ形状は、フィルタの外形を枠で覆った上で、ホットメルトまたは櫛歯などの固定部材で部分的に固定することで、均一に保持することができる。
特開2019−58904号公報
濾材を折り込んでプリーツ形状にした場合、濾材の山部の領域は、折り込みにより閉塞される。これにより、濾材の山部においては空気が濾過され難くなり、空気清浄に寄与しない恐れがあった。
本開示は上記のような課題を解決するものであり、フィルタ性能の向上を実現するフィルタ、空気調和機およびフィルタの製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係るフィルタは、空気が通過する濾材と、濾材よりも目が粗い捕集部と、を備え、濾材は、第1山部と、空気が通過する方向において第1山部よりも下流に形成される第2山部と、を有するプリーツ形状を有し、捕集部は、濾材の第1山部の頂点から第2山部の頂点までの間の第1山部の頂点を含む通過する方向側の領域の一部に設けられ、濾材の第2山部の頂点を含む通過する方向側の領域の一部は、捕集部から露出しており、捕集部は、濾材と異なり、繊維が毛羽立った毛羽立部位を備える。また、本開示に係る空気調和機は、上記フィルタと、フィルタに空気を流すファンと、を備える。また、本開示に係るフィルタの製造方法は、空気が通過する濾材を、第1山部と、空気が通過する方向において第1山部よりも下流に形成される第2山部と、を有するプリーツ形状に成形するステップと、濾材の第1山部の頂点から第2山部の頂点までの間の第1山部の頂点を含む通過する方向側の領域の一部に、濾材よりも目が粗い捕集部を設け、濾材の第2山部の頂点を含む通過する方向側の領域の一部を、捕集部から露出させるステップと、を備え、捕集部は、濾材と異なり、繊維が毛羽立った毛羽立部位を備える。
本開示によれば、空気が濾過され難い第1山部に濾材よりも目が粗い捕集部を設けることで、捕集部によって粒子またはガスを捕集することができ、フィルタ性能の向上を実現できる。
実施の形態1に係る空気調和システムの概略構成図である。 実施の形態1に係るフィルタの概略斜視図である。 実施の形態1に係るフィルタの一部を拡大した断面模式図である。 実施の形態1に係るフィルタの捕集原理を説明する図である。 フィルタの実験サンプルの概略図である。 フィルタの実験サンプルの概略図である。 フィルタの実験サンプルの概略図である。 実験サンプルにおける捕集率の実験結果である。 実験サンプルにおける圧力損失の実験結果である。 実施の形態2に係るフィルタの概略斜視図である。 実施の形態2に係るフィルタの捕集原理を説明する図である。 実施の形態3に係るフィルタの概略斜視図である。 実施の形態4に係るフィルタの製造方法を説明する図である。 実施の形態5に係るフィルタの製造方法を説明する図である。 実施の形態6に係るフィルタの製造方法を説明する図である。 実施の形態7に係るフィルタの製造方法を説明する図である。 実施の形態8に係るフィルタの製造方法を説明する図である。
以下、本開示に係るフィルタ、空気調和機およびフィルタの製造方法の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、各図において同一または相当する部分については、同一符号を付して説明する。また、本開示における「フィルタ性能」とは、粒子またはガスの捕集率、フィルタの圧力損失、またはフィルタの寿命の少なくとも何れかである。そして、「フィルタ性能が高い」とは、粒子またはガスの捕集率が高いこと、圧力損失が低いこと、または粒子により目詰まりし難く長寿命なことの少なくとも何れかを意味する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るフィルタ1を備える空気調和機100の概略を示す図である。ここで、図1および後述の各図に図示された白抜き矢印は、空気の流れを示している。実施の形態1の空気調和機100は、フィルタ1が収納されたフィルタボックス2と熱交換換気装置3とを備える。空気調和機100は、家屋の室内の下がり天井20内に収納されている。下がり天井20とは、図1に示すように、天井20の一部が下がっている領域を指す。室内美観の点から、図1のように下がり天井20内に、空気調和機100およびその他の空気調和機器などをまとめて収納する家屋も多い。空気調和機100の設置スペースとして下がり天井20を用いる場合、室内に設置する場合と比較して、一般的に、広い設置スペースを確保することができる。
図1において、室外の壁面には、室外給気口21と室外排気口22とが設けられている。また、下がり天井20の室内側には、室内給気口23と室内排気口24とが設けられている。そして、下がり天井20内には、給気風路30と排気風路40とが形成されている。給気風路30は、室外空気を室外給気口21から下がり天井20内に取り入れて、室内給気口23から室内に送風する風路である。排気風路40は、室内空気を室内排気口24から下がり天井20内に取り入れて室外排気口22から室外に排気する風路である。
そして、給気風路30には、上流側から順に、フィルタボックス2内のフィルタ1と熱交換換気装置3とが配置されている。また、排気風路40には、熱交換換気装置3が配置されている。給気風路30において、室外給気口21と室内給気口23とは、フィルタボックス2のフィルタ1と熱交換換気装置3とを介してダクト31で接続されている。また、排気風路40において、室内排気口24と室外排気口22とは、熱交換換気装置3を介してダクト41で接続されている。
熱交換換気装置3は、換気機能と空調補助機能とを有する換気装置である。換気機能とは、室外空気を室内へ給気し、室内空気を室外に排気する機能である。この換気機能を実現する構成として、熱交換換気装置3は、給気風路30において室外から室内に向けて空気を送風するファン4aと、排気風路40において室内から室外に向けて空気を送風するファン4bとを有する。
また、空調補助機能とは、排気する室内空気から熱を回収し、回収した熱を、給気する空気へ与えることで、エアコンなどの室内温度を調整する機器の空調動作を補助する機能である。空調補助機能は、機器におけるエネルギー負担を軽減する機能であることから省エネルギー機能とも言える。この空調補助機能を実現する構成として、熱交換換気装置3は排気風路40を通過する空気と給気風路30を通過する空気とを熱交換する熱交換器4cを備える。
熱交換換気装置3のファン4aを運転させることで、給気風路30において室外給気口21から室内給気口23に向けて粒子を含む室外の空気が流れ、フィルタ1を図の白抜き矢印の方向に通過する空気が流れる。また、熱交換換気装置3のファン4bを運転させることで、排気風路40において室内排気口24から室外排気口22に向けて室内の空気が流れる。
実施の形態1に係るフィルタ1の詳細について、以下に説明する。フィルタ1は、室外給気口21から下がり天井20内に流入した室外空気中の粒子およびガスを捕集するフィルタである。以下の説明における空気の流れについて、フィルタボックス2が室外給気口21とダクト接続される側をフィルタ1の上流側、フィルタボックス2が室内給気口23とダクト接続される側をフィルタ1の下流側とする。
図2は、実施の形態1に係るフィルタ1の概略斜視図であり、図3は、実施の形態1に係るフィルタ1の一部を拡大した断面模式図である。図2に示すように、フィルタ1は、プリーツ形状に折り込まれた濾材11と、濾材11上に設けられた捕集部12と、濾材11の形状を固定する固定部材13と、濾材11の外形を保持する枠14と、からなる。
濾材11は、負の摩擦帯電傾向を有する第1繊維と、正の摩擦帯電傾向を有する第2繊維とをニードルパンチ法で絡合させ、かつ第1繊維と第2繊維とを摩擦帯電させた後、構造支持力のある支持材(図示せず)と接着剤で貼り合わせたものである。第1繊維は、線径1μm〜200μmのPP(Polypropylene)の繊維、第2繊維は線径1μm〜200μmのPAN(Polyacrylonitrile)の繊維、支持材はPET(Poly Ethylene Terephthalate)の網である。
図2および図3に示すように、濾材11は複数の第1山部111と、濾材11を通過する空気の流れ方向において、第1山部111よりも下流に形成される複数の第2山部112とを有する。また、濾材11は、隣接する2つの第1山部111の間に形成される第1谷部113と、隣接する2つの第2山部112の間に形成される第2谷部114とを有する。
捕集部12は、第1山部111の稜線に沿って設けられる濾材である。捕集部12は、第1山部111の頂点から第1谷部113の頂点までの斜面の長さの約14%以内の領域に設けられる。第1谷部113の頂点は、第2山部112の頂点の裏であるため、捕集部12は、第1山部111の頂点から第2山部112の頂点までの距離の約14%以内の領域に設けられるともいえる。捕集部12は濾材11より目が粗い綿状の繊維であり、例えば摩擦帯電された繊維径1μm〜200μmのPPとPANとの混紡繊維で形成される。捕集部12は濾材11より目が粗く構成されるため、捕集部12における圧力損失は、濾材11の圧力損失よりも低くなる。実施の形態1では、捕集部12は第1山部111の稜線にのみ設けられ、第2山部112、第1谷部113および第2谷部114には設けられていない。
固定部材13は、樹脂を溶融させて接着するホットメルトであり、第1山部111の稜線に対し交差する方向に延びて設けられる。枠14は、合成樹脂、紙、または金属材料などからなり、濾材11のプリーツ形状を保持するために、濾材11の外形に接着固定される。
次に、実施の形態1におけるフィルタ1の動作について説明する。図4は、実施の形態1に係るフィルタ1の捕集原理を説明する図である。熱交換換気装置3のファン4aが運転されると、室外給気口21から粒子を含む室外空気が流入し、フィルタ1を図4に破線で示す矢印の方向に空気が流れる。このときフィルタ1において、空気の流れの上流側に第1山部111が備えられている。第1山部111は濾材11が閉塞していることから、空気の流れの変化が大きい。この第1山部111に目が粗く圧力損失が低い捕集部12を設けることで、流れの変化に追随できない粒子径1μm以上の一部の粗粒子5が捕集部12と衝突し、捕集部12の繊維層の表面または内部に慣性的に捕集される。
捕集部12は、濾材11と比べ、濾材の充填率が小さいことが好ましい。また捕集部12の素材は、濾材11と比べ繊維径が大きい繊維の濾材を用いることが好ましい。これにより、繊維の目が粗く空隙層の多い捕集部12が形成され、粗粒子5の保持量が大きな捕集部12を形成できる。
第1山部111に捕集部12が設けられない場合でも、一部の粗粒子5は濾材11の第1山部111と衝突し、濾材11に慣性的に捕集されるが、第1山部111は濾材11が閉塞しているため、粗粒子5の保持容量が小さく実用的ではない。捕集部12で捕集されなかった粒子は濾材11で捕集され、清浄な空気が室内に給気される。また、粗粒子5は、フィルタ1において主に捕集を行う濾材11の目詰まりを引き起こす要因となる。実施の形態1のように、捕集部12によって粗粒子5を捕集することで、濾材11への粗粒子負荷を減らすことができ、フィルタ1の目詰まりを抑制することができる。捕集部12が粗粒子5の捕集により目詰まりしたとしても、捕集部12を備える第1山部111は、もともと捕集率または圧力損失に大きな影響を与えない領域であるため、フィルタ1の性能が低下することを抑制できる。以下にその根拠となる実験結果を示す。
図5、図6および図7は、フィルタの実験サンプルの概略図である。図5に示すサンプル50Aは、本試験の基準となる従来のフィルタであり、濾材51と、枠52とからなる。図5に示すように、サンプル50Aの上流側の山部511には何も設けられていない。図6に示すサンプル50Bは、濾材51と、枠52と、濾材51の山部511に設けられた閉塞部55Aとからなる。閉塞部55Aは、山部511の稜線を中心としマスキングテープで10mm封止して形成される。図7に示すサンプル50Cは、濾材51と、枠52と、濾材51の山部511に設けられた閉塞部55Bとからなる。閉塞部55Bは、山部511の稜線を中心軸としマスキングテープで20mm封止して形成される。サンプル50Bでは、山部511の斜面の長さに対し約14%、サンプル50Cでは、山部511の斜面の長さに対し約28%が閉塞されているものとする。
図8は、実験サンプルにおける捕集率の実験結果である。図8の横軸は粒子径[μm]であり、縦軸は捕集率[%]である。捕集率の実験結果は、サンプル50A、50B、50Cに風速1m/sで異なる粒子径の粒子を含む空気を流し、粒子径ごとの捕集率を求めたものである。図9は、実験サンプルにおける圧力損失の実験結果である。図9の横軸は、面風速[m/s]であり、縦軸は圧力損失[Pa]である。圧力損失の実験結果は、サンプル50A、50B、50Cに異なる風速の空気を流し、風速ごとの圧力損失を求めたものである。
図8および図9に示すように、サンプル50Cの実験結果では、閉塞部55Bを備えないサンプル50Aと比べ、捕集率の低下および圧力損失の上昇が認められた。一方、サンプル50Bの実験結果では、閉塞部55Aを備えないサンプル50Aと比べ、捕集率および圧力損失にほとんど違いは認められなかった。従って、第1山部111の斜面の長さの約14%以内の領域であれば、捕集部12を設けてもフィルタ性能を著しく損なうことはないと言える。
ただし、実施の形態1のフィルタ1において、捕集部12が設けられる領域は、第1山部111の斜面の長さの約14%以内に限定されるものではない。例えば、捕集部12での粗粒子5の捕集による長寿命化を、フィルタ1の初期捕集率または初期圧力損失よりも優先したい場合は、山部511の斜面の長さの約14%よりも大きい領域に捕集部12を設けてもよい。
以上のように、実施の形態1によれば、フィルタ1の上流側の第1山部111に設けられた捕集部12で粗粒子5を捕集することにより、粒子により目詰まりし難い、長寿命なフィルタ1および空気調和機100を実現できる。これにより、フィルタ1のフィルタ性能を向上させることができる。
なお、実施の形態1では、濾材11が摩擦帯電された濾材である例を示したが、帯電方法は摩擦帯電に限らず、コロナ帯電または流動帯電などを用いて帯電させてもよい。また、濾材11は帯電処理を行っていない非帯電の濾材であってもよい。また、実施の形態1の濾材11は、PPとPANとの混紡繊維であり、繊維径が1μm〜200μmである例を示したが、必ずしも混紡繊維である必要はなく、繊維材料または繊維径も、上記に限定されない。例えば、一般にロングライフフィルタと呼ばれるような繊維径が200μm以上に太く、強度を有し、水洗い可能な単一繊維を濾材11の材料として用いてもよい。また、実施の形態1では、濾材11の支持材の材料がPETの網である例を示したが、支持材の材料はPETに限定されない。また支持材の構造は網状である必要はなく、不織布等であってもよい。さらに第1繊維および第2繊維にて構造支持可能な場合は、支持材を設けなくてもよい。
また、実施の形態1では、捕集部12は摩擦帯電された混紡繊維である例を示したが、摩擦帯電された繊維でなくてもよい。捕集部12の帯電方法は摩擦帯電に限らず、コロナ帯電または流動帯電などを用いて帯電させてもよい。また、帯電繊維より性能は劣るが、非帯電の繊維を用いてもよい。また、実施の形態1の捕集部12は、PPとPANの混紡濾材であり、繊維径1μm〜200μmである例を示したが、必ずしも混紡濾材である必要はなく、繊維材料または繊維径も上記に限定されない。例えば、一般に繊維径が200μm以上に太く、強度を有し、水洗い可能な単一繊維を捕集部12の材料として用いてもよい。また、実施の形態1では、捕集部12の構造は綿状である例を示したが、表面積が大きく、粗粒子5を大きな容量で保持できるように濾材11より目が粗いことが重要であり、不織布状またはブラシ状などであってもよい。
また、濾材11および捕集部12の繊維は活性炭を含有するものであってもよい。この場合、粒子の捕集に加え、VOC(Volatile Organic Compounds)またはオゾン等の特定のガスを吸着するこができる。なお、捕集部12だけでフィルタ1を構成し、空気を濾過させると、大半の微粒子を室内に通過させてしまうため、捕集部12はあくまでも、濾材11のようなもともと空気が流れにくいものの表面に形成することが好ましい。
実施の形態2.
実施の形態2に係るフィルタ1Aについて説明する。実施の形態2のフィルタ1Aは、第2山部112にも捕集部12を設ける点において、実施の形態1のフィルタ1と相違する。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。実施の形態2のフィルタ1Aについて、以下に説明されていない構成は、実施の形態1のフィルタ1と同様とする。
図10は、実施の形態2に係るフィルタ1Aの概略斜視図である。図10に示すように、実施の形態2のフィルタ1Aは、濾材11の上流側の第1山部111と、下流側の第2山部112の両方の稜線に沿って捕集部12が設けられている。下流側の第2山部112に設けられた捕集部12は、第2山部112の頂点から第2谷部114の頂点までの斜面の長さの約14%以内の領域に設けられる。また、捕集部12は、実施の形態1と同様に、濾材11よりも目が粗い綿状の繊維であり、例えば摩擦帯電された繊維径1μm〜200μmのPPとPANとの混紡繊維で形成される。
次に、実施の形態2におけるフィルタ1Aの動作について説明する。図11は、実施の形態2に係るフィルタ1Aの捕集原理を説明する図である。ここでは、実施の形態1のフィルタ1と異なる動作を中心に説明する。熱交換換気装置3のファン4aが運転されると、室外給気口21から粒子を含む室外空気が流入し、フィルタ1Aを図11に破線で示す矢印の方向に空気が流れる。このとき第1山部111の表面の捕集部12において、空気の流れの変化に追随できない一部の粗粒子5が慣性的に捕集部12の繊維層の表面または内部に捕集される。
捕集部12で捕集されなかった粒子の大半は、濾材11で捕集される。濾材11でも捕集されなかった極僅かな量の粒子径1μm以下の微粒子6は、濾材11を通過した後、濾材11の下流側を空気の流れにのって移動する。そして、微粒子6は、濾材11のプリーツ間の下流側に拡大する流れにのって、第2山部112側に移動する。このとき第2山部112の表面に形成された捕集部12により微粒子6が捕集される。
以上のように、実施の形態2のフィルタ1Aによれば、フィルタ1Aの下流側の第2山部112に設けられた捕集部12で濾材11を通過した微粒子6を捕集することができ、フィルタ1Aの捕集率が向上する。これにより、フィルタ1Aの空気清浄効果を向上させることができる。なお、フィルタ1Aの下流側の第2山部112に設けられた捕集部12は、第1山部111に設けられた捕集部12よりも目が細かくてもよい。これにより、濾材11を通過した微粒子6を捕集しやすくできる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るフィルタ1Bについて説明する。実施の形態3のフィルタ1Bは、捕集部12が固定部材13上に設けられる点において実施の形態1のフィルタ1と相違する。以下、実施の形態1のフィルタ1との相違点を中心に説明する。実施の形態3のフィルタ1Bについて、以下に説明されていない構成は、実施の形態1のフィルタ1と同様とする。
図12は、実施の形態3に係るフィルタ1Bの概略斜視図である。図12に示すように、実施の形態3のフィルタ1Bは、固定部材13の上流側の面に捕集部12が設けられる。固定部材13は、濾材11の第1山部111上に、第1山部111と交差するように配置される。捕集部12は、実施の形態1と同様に、濾材11よりも目が粗い綿状の繊維であり、例えば摩擦帯電された繊維径1μm〜200μmのPPとPANとの混紡繊維で形成される。
次に、実施の形態3に係るフィルタ1Bの動作について説明する。ここでは、実施の形態1のフィルタ1と異なる動作を中心に説明する。熱交換換気装置3のファン4aが運転されると、室外給気口21から粒子を含む室外空気が流入し、フィルタ1Bを通過する。このとき、固定部材13の表面に設けられた捕集部12において、空気の流れの変化が大きくなる。そして、流れの変化に追随できない粒子径1μm以上の一部の粗粒子5が慣性的に捕集部12の繊維層の表面または内部に捕集される。
捕集部12で捕集されなかった粒子は濾材11で捕集され、清浄な空気が室内に給気される。粗粒子5は、フィルタ1Bにおいて主に捕集を行う濾材11の目詰まりを引き起こす要因となるので、濾材11への粗粒子負荷を減らすことによりフィルタ1Bの目詰まりを抑制することができる。捕集部12が粗粒子5の捕集により目詰まりしたとしても、捕集部12が配置される固定部材13はもともと空気清浄に寄与しない領域であるため、フィルタ1Bの性能が低下することを抑制できる。
以上のように、実施の形態3のフィルタ1Bによれば、フィルタ1Bの上流側の固定部材13に設けられた捕集部12で粗粒子5を捕集することにより、粒子により目詰まりし難い、長寿命なフィルタ1Bおよび空気調和機100を実現できる。これにより、フィルタ1Bのフィルタ性能を向上させることができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、実施の形態1のフィルタ1の製造方法について説明する。図13は、実施の形態4に係るフィルタ1の製造方法を説明する図である。まず、濾材11がプリーツ形状に成形される。具体的には、濾材11がプリーツ形状となるよう折り込まれ、固定部材13および枠14によって、濾材11の形状が保持される。
そして、図13に示すように、濾材11の第1山部111の稜線に沿って接着層15が形成される。接着層15は、例えば両面テープを貼り付けることで形成される。接着層15は、第1山部111において、捕集率および圧力損失に影響しない領域、すなわち第1山部111の頂点から第1谷部113の頂点までの斜面の長さの約14%以内の領域に形成される。そして、接着層15に捕集部12が貼り付けられる。具体的には、接着層15と第1山部111とが接着されている面の反対の面に、捕集部12である綿状のPPとPANの混紡繊維が貼り付けられる。
以上のように、実施の形態4では、濾材11をプリーツ形状に成形するステップと、第1山部111に接着層15を形成するステップと、接着層15に捕集部12を貼り付けるステップとにより、フィルタ1が製造される。これにより、複雑な製造装置を備えなくても簡易にフィルタ1を製造することができる。
実施の形態5.
実施の形態5では、実施の形態1のフィルタ1の別の製造方法について説明する。図14は、実施の形態5に係るフィルタ1の製造方法を説明する図である。実施の形態5においても、まず、濾材11がプリーツ形状に成形される。具体的には、濾材11がプリーツ形状となるよう折り込まれ、固定部材13および枠14によって、濾材11の形状が保持される。
そして、図14に示すように、濾材11の第1山部111の稜線に沿って、噴射装置60からPPとPANとの混紡繊維が噴射される。噴射装置60は、各第1山部111に対応して直列配置された複数のノズルからなり、噴射した繊維を熱風で吹きつけながら絡ませるメルトブローンノズルである。噴射装置60に対して濾材11が図14の矢印に示す方向に移動することで、第1山部111の稜線に沿って繊維が集積される。PPとPANとの混紡繊維は、第1山部111において、捕集率および圧力損失に影響しない領域、すなわち第1山部111の頂点から第1谷部113の頂点までの斜面の長さの約14%以内の領域に噴射される。PPとPANとの混紡繊維が積み重なり綿状になることで捕集部12が形成される。捕集部12が形成された後は、雰囲気により乾燥され、第1山部111に捕集部12が固着される。
以上のように、実施の形態5では、濾材11をプリーツ形状に成形するステップと、第1山部111に繊維を噴射するステップと、噴射した繊維を第1山部111に固着させ捕集部12を形成するステップと、によりフィルタ1が製造される。実施の形態5の製造方法では、接着剤を用いないため、接着剤に含まれるシロキサンなどの化学物質を放出しないフィルタ1を製造することができる。
実施の形態6.
実施の形態6では、実施の形態1のフィルタ1の別の製造方法について説明する。図15は、実施の形態6に係るフィルタ1の製造方法を説明する図である。実施の形態6においても、まず、濾材11がプリーツ形状に成形される。具体的には、濾材11がプリーツ形状となるよう折り込まれ、固定部材13および枠14によって、濾材11の形状が保持される。
そして、図15に示すように、第1山部111の稜線に捕集部12を構成する綿状のPPとPANの混紡繊維が押し当てられ、縫い付け装置70によって縫い付けられる。縫い付け装置70は、例えばハンディーミシンである。捕集部12は、第1山部111において、捕集率および圧力損失に影響しない領域、すなわち第1山部111の頂点から第1谷部113の頂点までの斜面の長さの約14%以内の領域に縫い付けられる。
ところで、フィルタ1を洗浄再生する場合、洗浄水をジェットノズルでフィルタ1に噴付けたり、噴付ける洗浄水が60℃程度の比較的高温であったりすることが多い。そのため、実施の形態4で示した接着、または実施の形態5で示した熱融着により第1山部111と捕集部12とを結合した場合、洗浄により結合が解ける恐れがある。これに対し、実施の形態6に示す方法では、第1山部111と捕集部12と機械的に結合することで、高い強度で結合できるため、洗浄しても結合が解けにくくなる。
以上のように、実施の形態6では、濾材11をプリーツ形状に成形するステップと、第1山部111に捕集部12を縫い付けるステップとによりフィルタ1が製造される。これにより、濾材11と捕集部12とが高い強度で結合できるため、洗浄にも強いフィルタ1を製造することができる。
実施の形態7.
実施の形態7では、実施の形態1のフィルタ1の別の製造方法について説明する。図16は、実施の形態7に係るフィルタ1の製造方法を説明する図である。実施の形態7においても、まず、濾材11がプリーツ形状に成形される。具体的には、濾材11がプリーツ形状となるよう折り込まれ、固定部材13および枠14によって、濾材11の形状が保持される。
また、図16に示すように、開口を有する保持材80に複数の捕集部12が取り付けられる。具体的には、フィルタ1の第1山部111の数と同じ数の捕集部12が保持材80に取り付けられる。また、各捕集部12の大きさは、第1山部111において、捕集率および圧力損失に影響しない領域、すなわち第1山部111の頂点から第1谷部113の頂点までの斜面の長さの約14%以内とする。そして、保持材80がフィルタ1の枠14に固定されることで、捕集部12が第1山部111の稜線に沿って設けられる。
以上のように、実施の形態7では、濾材11をプリーツ形状に成形するステップと、保持材80に捕集部12を取り付けるステップと、保持材80を枠14に取り付けるステップとによりフィルタ1が製造される。これにより、フィルタ1の第1山部111と捕集部12とを分離可能となり、メンテナンスまたは部分交換が容易なフィルタ1を製造することができる。
実施の形態8.
実施の形態8では、実施の形態1のフィルタ1の別の製造方法について説明する。図17は、実施の形態8に係るフィルタ1の製造方法を説明する図である。実施の形態7においても、まず、濾材11がプリーツ形状に成形される。具体的には、濾材11がプリーツ形状となるよう折り込まれ、固定部材13および枠14によって、濾材11の形状が保持される。そして、図17に示すように、ブラシ90により、フィルタ1の第1山部111を擦ることで濾材11を毛羽立たせる。これにより、フィルタ1の第1山部111の稜線に沿って、捕集部12が形成される。すなわち、実施の形態8によると、フィルタ1の捕集部12が濾材11の一部により形成される。
以上のように、実施の形態8では、濾材11をプリーツ形状に成形するステップと、ブラシ90でフィルタ1の第1山部111を擦り、濾材11を毛羽立たせるステップとによりフィルタ1が製造される。これにより、複雑な製造装置および追加の材料を備えなくても簡易にフィルタ1を製造することができる。
以上が実施の形態の説明であるが、上記の実施の形態は種々に変形することおよび組み合わせることが可能である。例えば、実施の形態2のフィルタ1Aを、実施の形態4〜8の何れかに記載の製造方法で製造してもよいし、実施の形態3のフィルタ1Bを、実施の形態4〜7の何れかに記載の製造方法で製造してもよい。また、実施の形態2と実施の形態3を組み合わせ、濾材11の上流側の固定部材13と、下流側の第2山部112とに捕集部12を設けてもよい。
また、実施の形態1および2では、濾材11の全ての第1山部111に捕集部12を設ける構成としたが、これに限定されるものではなく、捕集部12を設けない第1山部111があってもよい。また、捕集部12は、第1山部111の全長にわたって設けられてもよいし、第1山部111の一部の領域のみに設けられてもよい。また、複数の第1山部111において、捕集部12が設けられる位置は異なってもよい。また、捕集部12は、第1山部111の稜線の両側に設けられてもよいし、片側のみに設けられてもよい。
1、1A、1B フィルタ、2 フィルタボックス、3 熱交換換気装置、4a、4b ファン、4c 熱交換器、5 粗粒子、6 微粒子、11 濾材、12 捕集部、13 固定部材、14 枠、15 接着層、20 天井、21 室外給気口、22 室外排気口、23 室内給気口、24 室内排気口、30 給気風路、31 ダクト、40 排気風路、41 ダクト、50A、50B、50C サンプル、51 濾材、52 枠、55A、55B 閉塞部、60 噴射装置、70 縫い付け装置、80 保持材、90 ブラシ、100 空気調和機、111 第1山部、112 第2山部、113 第1谷部、114 第2谷部、511 山部。

Claims (15)

  1. 空気が通過する濾材と、
    前記濾材よりも目が粗い捕集部と、を備え、
    前記濾材は、第1山部と、前記空気が通過する方向において前記第1山部よりも下流に形成される第2山部と、を有するプリーツ形状を有し、
    前記捕集部は、前記濾材の前記第1山部の頂点から前記第2山部の頂点までの間の前記第1山部の頂点を含む前記通過する方向側の領域の一部に設けられ
    前記濾材の前記第2山部の頂点を含む前記通過する方向側の領域の一部は、前記捕集部から露出しており、
    前記捕集部は、前記濾材と異なり、繊維が毛羽立った毛羽立部位を備えるフィルタ。
  2. 前記濾材または前記捕集部は帯電された混紡繊維である請求項1に記載のフィルタ。
  3. 前記濾材または前記捕集部は活性炭である請求項1に記載のフィルタ。
  4. 前記捕集部は、前記濾材の前記第1山部の稜線に沿って設けられる請求項1〜3の何れか一項に記載のフィルタ。
  5. 前記捕集部は、前記濾材の前記第1山部の稜線と前記第2山部の稜線との両方に沿って設けられる請求項1〜3の何れか一項に記載のフィルタ。
  6. 前記捕集部は、前記濾材の前記第1山部の頂点から前記第2山部の頂点までの距離の14%以内の領域に設けられる請求項4または5に記載のフィルタ。
  7. 前記濾材を前記プリーツ形状に固定する固定部材をさら備え、
    前記固定部材は、前記濾材の前記第1山部上に設けられ、
    前記捕集部は、前記固定部材の表面に設けられる請求項1〜3の何れか一項に記載のフィルタ。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のフィルタと、
    前記フィルタに空気を流すファンと、を備える空気調和機。
  9. 前記フィルタは、室外空気を風路内に取込む給気口と前記ファンとの間に配置され、
    前記捕集部は、前記給気口側に設けられる請求項8に記載の空気調和機。
  10. 空気が通過する濾材を、第1山部と、前記空気が通過する方向において前記第1山部よりも下流に形成される第2山部と、を有するプリーツ形状に成形するステップと、
    前記濾材の前記第1山部の頂点から前記第2山部の頂点までの間の前記第1山部の頂点を含む前記通過する方向側の領域の一部に、前記濾材よりも目が粗い捕集部を設け、前記濾材の前記第2山部の頂点を含む前記通過する方向側の領域の一部を、前記捕集部から露出させるステップと、を備え
    前記捕集部は、前記濾材と異なり、繊維が毛羽立った毛羽立部位を備えるフィルタの製造方法。
  11. 前記捕集部を設けるステップは、
    ブラシで前記濾材の前記第1山部を擦り、前記濾材を毛羽立たせることで前記毛羽立部位を設けるステップを含む請求項10に記載のフィルタの製造方法。
  12. 開口を有する保持材と、
    前記保持材に取り付けられた捕集部と、
    空気が通過する濾材と、を備え、
    前記捕集部は、前記濾材よりも目が粗いものであり、
    前記濾材は、第1山部と、前記空気が通過する方向において前記第1山部よりも下流に形成される第2山部と、を有するプリーツ形状を有し、
    前記捕集部は、前記濾材の前記第1山部の頂点から前記第2山部の頂点までの間の前記第1山部の頂点を含む前記通過する方向側の領域の一部に設けられ、
    前記濾材の前記第2山部の頂点を含む前記通過する方向側の領域の一部は、前記捕集部から露出しているフィルタ。
  13. 前記保持材には、複数の前記捕集部が取り付けられ、
    前記濾材は、複数の前記第1山部を有し、
    複数の前記捕集部の数は、複数の前記第1山部の数と同じである請求項12に記載のフィルタ。
  14. 空気が通過する濾材を、第1山部と、前記空気が通過する方向において前記第1山部よりも下流に形成される第2山部と、を有するプリーツ形状に成形するステップと、
    開口を有する保持材に前記濾材よりも目が粗い捕集部を取り付けるステップと、
    前記濾材の前記第1山部の頂点から前記第2山部の頂点までの間の前記第1山部の頂点を含む前記通過する方向側の領域の一部に、前記捕集部が設けられ、前記濾材の前記第2山部の頂点を含む前記通過する方向側の領域の一部は、前記捕集部から露出するように、前記保持材を前記濾材に取り付けるステップと、を備えるフィルタの製造方法。
  15. 前記保持材には、複数の前記捕集部が取り付けられ、
    前記濾材は、複数の前記第1山部を有し、
    複数の前記捕集部の数は、複数の前記第1山部の数と同じである請求項14に記載のフィルタの製造方法。
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