JP3473759B2 - Dtmf信号検出装置およびdtmf信号検出方法 - Google Patents

Dtmf信号検出装置およびdtmf信号検出方法

Info

Publication number
JP3473759B2
JP3473759B2 JP2000284866A JP2000284866A JP3473759B2 JP 3473759 B2 JP3473759 B2 JP 3473759B2 JP 2000284866 A JP2000284866 A JP 2000284866A JP 2000284866 A JP2000284866 A JP 2000284866A JP 3473759 B2 JP3473759 B2 JP 3473759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
bpf
region
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000284866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002094589A (ja
Inventor
高夫 細久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC AccessTechnica Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC AccessTechnica Ltd filed Critical NEC AccessTechnica Ltd
Priority to JP2000284866A priority Critical patent/JP3473759B2/ja
Publication of JP2002094589A publication Critical patent/JP2002094589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3473759B2 publication Critical patent/JP3473759B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はデュアルトーンマル
チフリークェンシー(以後、DTMFと記載する。)信
号検出装置およびDTMF信号検出方法に関し、特に、
バンドパスフィルタ(以後、BPFと記載する)を複数
使用し、これらのBPFを通過した信号の周波数により
ダイヤルデータを送信するDTMF信号検出装置および
DTMF信号検出方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のDTMF信号検出装置およびDT
MF信号検出方法を、従来のDTMF信号検出装置のブ
ロック図を示す図7参照して説明する。 【0003】通常の電話システムではPCM方式が一般
的なので、図7中のデジタル信号(DTMF信号を含
む)は、8kHzサンプリングの量子化データとする。
このデジタル信号は、各DTMF信号周波数(高群周波
数信号の周波数:1633Hz、1477Hz、133
6Hz及び1209Hz、低群周波数信号の周波数:9
41Hz、852Hz、770Hz及び697Hz)を
通過させる8つのデジタルフィルタ11a〜11h(以
後、BPFと記載する。)に対して並列に入力される。
BPF11a〜11hを通過した信号は各DTMF信号
毎の補正処理部12a〜12hに対して並列に入力され
各DTMF信号の周波数毎に減衰する高域もしくは低域
レベルを補正する。補正処理部12a〜12dを通過し
た高群周波数信号は高群レベル判定部3へ、また補正処
理部12e〜12hを通過した低群周波数信号は低群レ
ベル判定部へそれぞれ入力され、高群レベル判定部と低
群レベル判定部が、それぞれ最もレベルの高い周波数を
検出し、その結果を後段の信号判定部へ入力される。信
号判定部では、通信規格で示される受信DTMF信号の
連続受信時間の判定や、受信信号切断の判定を行い、受
信DTMF信号の周波数から該当するダイヤル番号を判
定し、つぎの外部I/F部に出力する。外部I/F部で
は、外部機器またはマイコンが信号判定部からの出力を
ダイヤルデータとして読み込めるよう、読み込みタイミ
ング調整を行い、判定結果信号として出力する。このよ
うに、従来のDTMF信号検出装置では、ひとつのデジ
タル信号に対して、8つのDTMF信号毎のBPF11
a〜11hおよび補正処理部12a〜12hを並列に動
作させ、高群と低群のそれぞれでレベル最大の周波数を
レベル判定器を経由させて、信号判定部で判定する。 【0004】これを、デジタルシグナルプロセッサ(以
後、DSPと記載する。)を使用して実現すると、例え
ばBPFを、BPFの構成を示す図である図4(図4に
おいて、X[n]=入力(ある時間でサンプリングされ
ている時のn番目の入力データ)、Y[n]=出力(あ
る時間で入力サンプリングされている時のn番目の出力
データ)、Z-1=一つ前のデータ(遅延データを意味す
る)、Hxx=係数(係数データを意味しこの値を該当す
る遅延データと掛け算する)、+印=和を、それぞれ意
味し、例えば前段をローパスフィルタ,後段をハイパス
フィルタとする。)に示すような構成とすると、各BP
Fのための係数データ、遅延データ、フィルタ出力デー
タ(このデータは出力があったか否かを検出するため
に、例えば32個のY[n]により構成する)がDSP
のプログラムメモリとデータメモリとを必要以上に費や
してしまう。すなわち、例えば、次数が20のBPFを
考えると、BPFが8個あるため、係数データ数=8x
20個、遅延データ数=8x(20−1)個、フィルタ
出力データの大きさ=8x32個となり、各個をそれぞ
れ同じ大きさのメモリに格納すると係数データの必要メ
モリ数は160個、遅延データの必要メモリ数は152
個、フィルタ出力データの必要メモリ数は256個とな
り、プログラムメモリは、係数データ分のメモリ数の1
60個、データメモリは、遅延データ分のメモリ数15
2個とフィルタ出力データ分のメモリ数256個との和
408個、それぞれ必要となる。 【0005】DSPは、近年携帯電話機で使われ、量産
効果により低価格・高性能のものが入手できるようにな
ってはきたが、内蔵メモリ容量(プログラムとデータ)
の制限は依然問題として残っており、内蔵メモリを効率
良く使うプログラムを開発する必要性がある。ボタン電
話装置に使用するエコーキャンセラ・AGCなど他の機
能も多チャンネル対応させ、DSPに集積させる傾向に
あり、益々、DSPの内臓メモリを効率良く使う必要が
出てきている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来のDTM
F信号検出装置およびDTMF信号検出方法は、デジタ
ル信号を、各DTMF信号周波数を通過させる8つのB
PFに対して並列に入力し、BPFを通過した信号は各
DTMF信号毎の補正処理部に対して並列に入力され各
DTMF信号の周波数毎に減衰する高域もしくは低域レ
ベルを補正し、補正処理部を通過した高群周波数信号は
高群レベル判定部へ、低群周波数信号は低群レベル判定
部へそれぞれ入力され、高群レベル判定部と低群レベル
判定部が、それぞれ最もレベルの高い周波数を検出し、
その結果を後段の信号判定部へ入力し、信号判定部で
は、通信規格で示される受信DTMF信号の連続受信時
間の判定や、受信信号切断の判定を行い、受信DTMF
信号の周波数から該当するダイヤル番号を判定する。こ
れを、DSPを使用して実現すると、BPFが8個並列
して常駐するため、各BPFのための係数データ、遅延
データ、フィルタ出力データがDSPのプログラムメモ
リとデータメモリとを必要以上に費やしてしまうという
問題がある。 【0007】本発明の目的はこのような従来の欠点を除
去するため、DSPを使用して実現するときに、BPF
のための遅延データ、フィルタ出力データがDSPのデ
ータメモリを必要以上に費やすことのないDTMF信号
検出装置およびDTMF信号検出方法を提供することに
ある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明のDTMF信号検
出装置は、デジタル信号を入力し、自フィルタで使用す
る第1の係数データを受けこの第1の係数データに従っ
て前記入力した前記デジタル信号に含まれる予め定めた
第1の周波数以下の信号を通過させる第1のローパスフ
ィルタ(以後、LPFと記載する。)と、前記第1の係
数データを受けこの第1の係数データに従って前記第1
のLPFが通過した信号に含まれる前記第1の周波数以
下で予め定めた第2の周波数以上の信号を通過させる第
1のハイパスフィルタ(以後、HPFと記載する。)
と、を有する第1のバンドパスフィルタ(以後、BPF
と記載する。)と、前記デジタル信号を入力し、自フィ
ルタで使用する第2の係数データを受けこの第2の係数
データに従って前記入力した前記デジタル信号に含まれ
る予め定めた第3の周波数以下の信号を通過させる第2
のLPFと、前記第2の係数データを受けこの第2の係
数データに従って前記第2のLPFが通過した信号に含
まれる前記第3の周波数以下で予め定めた第4の周波数
以上の信号を通過させる第2のHPFと、を有する第2
のBPFと、デュアルトーンマルチフリークェンシー
(以後、DTMFと記載する。)信号のうちの高群全域
の信号を通過させるための前記第1の係数データを前記
第1のBPFに、また、DTMF信号のうちの低群全域
の信号を通過させるための前記第2の係数データを前記
第2のBPFにそれぞれ送り、前記第1のBPFと前記
第2のBPFとに前記予め定めた領域の周波数の信号が
それぞれ通過したことを示す予め定めたレベル以上の出
力がそれぞれあったときに、前記高群全域内の高い周波
数の第1の領域の信号又は低い周波数の第2の領域の信
号のどちらかを通過させるための前記第1の係数データ
を前記第1のBPFに送り、また、前記低群全域内の高
い周波数の第3の領域の信号又は低い周波数の第4の領
域の信号のどちらかを通過させるための前記第2の係数
データを前記第2のBPFに送り、前記第1のBPFの
出力を調べ前記予め定めたレベル以上の出力のある前記
高群全域内の前記第1の領域内又は前記第2の領域内で
の高い周波数の第5の領域の信号又は低い周波数の第6
の領域の信号のどちらかを通過させるための前記第1の
係数データを前記第1のBPFに送り、また、前記第2
のBPFの出力を調べ前記予め定めたレベル以上の出力
のある前記低群全域内の前記第3の領域内又は前記第4
の領域内での高い周波数の第7の領域の信号又は低い周
波数の第8の領域の信号のどちらかを通過させるための
前記第2の係数データを前記第2のBPFに送り、前記
第1のBPFの出力を調べ前記予め定めたレベル以上の
出力のある前記第5の領域又は前記第6の領域に対応す
る周波数の示すDTMF信号と前記第2のBPFの出力
を調べ前記予め定めたレベル以上の出力のある前記第7
の領域又は前記第8の領域に対応する周波数の示す前記
DTMF信号との組により示す予め定めたダイヤルデー
タを送信する制御部と、を備えて構成されている。 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 【0013】図1は、本発明のDTMF信号検出装置の
一つの実施の形態を示すブロック図である。 【0014】図1に示す本実施の形態は、デジタル信号
を入力し、自フィルタで使用する第1の係数データ4を
受けこの第1の係数データ4に従ってこの入力したデジ
タル信号に含まれる予め定めた領域の周波数の信号を通
過させる第1のバンドパスフィルタ(以後、BPFと記
載する。)と、デジタル信号を入力し、自フィルタで使
用する第2の係数データ5を受けこの第2の係数データ
5に従ってこの入力したデジタル信号に含まれる予め定
めた領域の周波数の信号を通過させる第2のBPF2
と、DTMF信号のうちの高群全域の信号(すべての高
群周波数信号)を通過させるための第1の係数データ4
を第1のBPF1に、また、DTMF信号のうちの低群
全域の信号(すべての低群周波数信号)を通過させるた
めの第2の係数データ5を第2のBPF2にそれぞれ送
り、第1のBPF1と第2のBPF2とに予め定めた領
域(この場合は、高群全域の領域と低群全域の領域)の
周波数の信号がそれぞれ通過したことを示す予め定めた
レベル以上の出力がそれぞれあったときに、高群全域内
の高い周波数の第1の領域の信号又は低い周波数の第2
の領域の信号のどちらかを通過させるための第1の係数
データ4を第1のBPF1に送り、また、低群全域内の
高い周波数の第3の領域の信号又は低い周波数の第4の
領域の信号のどちらかを通過させるための第2の係数デ
ータ5を第2のBPF2に送り、第1のBPF1の出力
を調べ予め定めたレベル以上の出力のある高群全域内の
第1の領域内又は第2の領域内での高い周波数の第5の
領域の信号又は低い周波数の第6の領域の信号のどちら
かを通過させるための第1の係数データ4を第1のBP
F1に送り、また、第2のBPF2の出力を調べ予め定
めたレベル以上の出力のある低群全域内の第3の領域内
又は第4の領域内での高い周波数の第7の領域の信号又
は低い周波数の第8の領域の信号のどちらかを通過させ
るための第2の係数データ5を第2のBPF2に送り、
第1のBPF1の出力を調べ予め定めたレベル以上の出
力のある第5の領域又は第6の領域に対応する周波数の
示すDTMF信号と第2のBPF2の出力を調べ予め定
めたレベル以上の出力のある第7の領域又は第8の領域
域に対応する周波数の示すDTMF信号との組により示
す予め定めたダイヤルデータを送信する制御部3とによ
り構成されている。 【0015】第1のBPF1は、デジタル信号を入力
し、第1の係数データ4を制御部3より受けこの第1の
係数データ4に従ってこの入力したデジタル信号に含ま
れる予め定めた第1の周波数以下の信号を通過させる第
1のローパスフィルタ(以後、LPFと記載する。)
と、第1の係数データ4を制御部3より受けこの第1の
係数データ4に従って第1のLPFが通過した信号に含
まれる第1の周波数以下で予め定めた第2の周波数以上
の信号を通過させる第1のハイパスフィルタ(以後、H
PFと記載する。)と、を備え、第2のBPF2は、デ
ジタル信号を入力し、第2の係数データ5を制御部3よ
り受けこの第2の係数データ5に従ってこの入力したデ
ジタル信号に含まれる予め定めた第3の周波数以下の信
号を通過させる第2のLPFと、第2の係数データ5を
制御部3より受けこの第2の係数データ5に従って第2
のLPFが通過した信号に含まれる第3の周波数以下で
予め定めた第4の周波数以上の信号を通過させる第2の
HPFと、を備えている。 【0016】DTMF信号のうちの高群全域の信号(す
べての高群周波数信号)は、1209Hz、1336H
z、1477Hz及び1633Hzであり、DTMF信
号のうちの低群全域の信号(すべての低群周波数信号)
は、697Hz、770Hz、852Hz及び941H
zである。 【0017】なお、図1には、外部機器またはマイコン
が制御部3からの出力をダイヤルデータとして読み込め
るよう、読み込みタイミング調整を行い判定結果信号と
して出力する外部I/F部を併せて示している。 【0018】次に、本実施の形態のDTMF信号検出装
置の動作を図2から図6を参照して詳細に説明する。 【0019】図2は、本発明の実施の形態の動作の一例
を示し、本発明のDTMF信号検出方法の一例を示す図
である。 【0020】図3は、各DTMF信号L1〜L4および
U1〜U4に対応したBPFを示す図であり、LPF2
1〜28(図5の構成フィルタのLPF101〜10
8)およびHPF31〜38(図5の構成フィルタのH
PF101〜108)を図のように組み合わせること
で、各DTMF信号L1〜L4およびU1〜U4に対応
したBPFを作ることを示している。ただし、縦軸の通
過レベルについては、意味を持っていない。 【0021】図4は、本発明で使用するBPFの一例を
示す図であり、X[n]=入力(ある時間でサンプリン
グされている時のn番目の入力データ)、Y[n]=出
力(ある時間で入力サンプリングされている時のn番目
の出力データ)、Z-1=一つ前のデータ(遅延データを
意味する)、Hxx=係数(係数データを意味しこの値を
該当する遅延データと掛け算する)、+印=和を、それ
ぞれ意味し、例えば前段をローパスフィルタ(LP
F),後段をハイパスフィルタ(HPF)とする。この
BPFをDSPにより実現すると、フィルタの次数が増
えれば必然的にセーブする遅延データ数も増え、その
分、DSPのデータメモリ容量も増える。フィルタの係
数データ数も同様にフィルタの次数が増えれば必然的に
増え、その分、DSPのプログラムメモリ容量も増える
ことになる。 【0022】図5は、本発明で使用するBPFの仕様の
一例を示す図であり、図4で示したBPFの係数データ
に第1の係数データ4と第2の係数データ5とを与える
ことにより101項〜114項のBPFを実現すること
を示している。 【0023】図6は、ダイヤルデータ一覧を示す図であ
る。 【0024】図1において、図2を使用して説明する
と、第1のBPF1と第2のBPF2とは、DTMF信
号を含むデジタル信号をそれぞれ入力し、制御部3によ
り、DTMF信号のうちの高群全域の信号を通過させる
ための第1の係数データ4を第1のBPF1に送り(こ
の係数データにより、第1のBPF1は図5の109項
のBPFになる。)、また、DTMF信号のうちの低群
全域の信号を通過させるための第2の係数データ5を第
2のBPF2に送り(この係数データにより、第2のB
PF2は図5の110項のBPFになる。)、第1のB
PF1と第2のBPF2とが高群全域の領域と低群全域
の領域の周波数の信号をそれぞれ通過したことを示す予
め定めたレベル以上の出力を第1のBPF1と第2のB
PF2とによりそれぞれ検出する(すなわち、デジタル
信号よりDTMF信号の高群全域と低群全域との両領域
でDTMF信号を検出する。ここで、予め定めたレベル
以上の出力の検出は、図4で示すY[n]を例えば32
個分2乗平均しこの平均値が、例えば−8dBm(60
0オーム計にて)以上のときに検出できたとする。本発
明の説明の他の部分で用いる「予め定めたレベル以上の
出力の検出」も前述した方法による。)(S1:DTM
F信号センスフェーズ)。 【0025】次に、制御部3により、高群全域内の高い
周波数の第1の領域の信号又は低い周波数の第2の領域
の信号のどちらかを通過させるための第1の係数データ
4を第1のBPF1に送り(この係数データにより、第
1のBPF1は図5の111項または112項のBPF
になる。)、また、低群全域内の高い周波数の第3の領
域の信号又は低い周波数の第4の領域の信号のどちらか
を通過させるための第2の係数データ5を第2のBPF
2に送り(この係数データにより、第2のBPF2は図
5の113項または114項のBPFになる。)、第1
のBPF1の出力を調べ高群全域内の第1の領域内又は
第2の領域内で予め定めたレベル以上の出力のあること
を検出し、また、第2のBPF2の出力を調べ低群全域
内の第3の領域内又は第4の領域内で予め定めたレベル
以上の出力のあることを検出する(すなわち、高群全域
で検出したDTMF信号(高群DTMF信号)が高群全
域内の高い周波数の第1の領域と低い周波数の第2の領
域とのどちらの領域で検出したのか、また、低群全域で
検出したDTMF信号(低群DTMF信号)が低群全域
内の高い周波数の第3の領域と低い周波数の第4の領域
とのどちらの領域で検出したのかを判定する)(S2:
検出周波数第1段フェッチフェーズ)。 【0026】次に、制御部3により、高群全域内の予め
定めたレベル以上の出力のあることが検出された第1の
領域内又は第2の領域内での高い周波数の第5の領域の
信号又は低い周波数の第6の領域の信号のどちらかを通
過させるための第1の係数データ4を第1のBPF1に
送り(このとき、予め定めたレベル以上の出力のあるこ
とが検出されたのが第1の領域内であるときには、この
係数データにより、第1のBPF1は図5の108項ま
たは107項のBPFになり、予め定めたレベル以上の
出力のあることが検出されたのが第2の領域内であると
きには、この係数データにより、第1のBPF1は図5
の106項または105項のBPFになる。)、また、
低群全域内の予め定めたレベル以上の出力のあることが
検出された第3の領域内又は第4の領域内での高い周波
数の第7の領域の信号又は低い周波数の第8の領域の信
号のどちらかを通過させるための第2の係数データ5を
第2のBPF2に送り(このとき、予め定めたレベル以
上の出力のあることが検出されたのが第3の領域内であ
るときには、この係数データにより、第2のBPF2は
図5の104項または103項のBPFになり、予め定
めたレベル以上の出力のあることが検出されたのが第4
の領域内であるときには、この係数データにより、第2
のBPF2は図5の102項または101項のBPFに
なる。)、第1のBPF1の出力を調べ第5の領域又は
第6の領域で予め定めたレベル以上の出力のあることを
検出し、また、第2のBPF2の出力調べ第7の領域又
は第8の領域で予め定めたレベル以上の出力のあること
を検出する(すなわち、検出周波数第1段フェッチフェ
ーズ(S2)により判定した第1の領域又は第2の領域
内の高い周波数の領域と低い周波数の領域とのどちらの
領域で高群DTMF信号を検出したのか、また、第3の
領域又は第4の領域内の高い周波数の領域と低い周波数
の領域とのどちらの領域で低群DTMF信号を検出した
のかを判定する)(S3:検出周波数第2段フェッチフ
ェーズ)。 【0027】次に、制御部3により、検出周波数第2段
フェッチフェーズ(S3)で予め定めたレベル以上の出
力のあることを検出した第5の領域又は第6の領域と、
第7の領域又は第8の領域とで予め定めた時間(例え
ば、30msec以上)連続して予め定めたレベル以上
の出力のあることを検出し、予め定めた時間連続して予
め定めたレベル以上の出力のあることが検出できたとき
に第5の領域又は第6の領域に対応する周波数の示すD
TMF信号と第7の領域又は第8の領域に対応する周波
数の示すDTMF信号との組により示す予め定めたダイ
ヤルデータを送信する(すなわち、検出周波数第2段フ
ェッチフェーズ(S3)により判定した高群DTMF信
号を検出した領域と低群DTMF信号を検出した領域と
で予め定めた時間連続して高群DTMF信号と低群DT
MF信号との検出を行い、予め定めた時間連続して高群
DTMF信号と低群DTMF信号とを検出できたときに
高群DTMF信号と低群DTMF信号とが正確に受信で
きたものと判断し、高群DTMF信号と低群DTMF信
号との組により図6で示す予め定めたダイヤルデータを
送出する)(S4:受信DTMF信号検出確定フェー
ズ)。 【0028】そして、制御部3により、検出周波数第2
段フェッチフェーズ(S3)により判定した高群DTM
F信号を検出した領域と低群DTMF信号を検出した領
域とで高群DTMF信号と低群DTMF信号とを検出
し、予め定めた時間連続して高群DTMF信号と低群D
TMF信号とが検出できなくなったときに送信元からの
DTMF信号の送出が終了したと判定する(S5:DT
MF信号切断検出フェーズ)。 【0029】以上のS1からS5の動作をDSPを使用
して実現すると、例えば、次数が20のBPFを考える
と、本発明では、第1のBPF1と第2のBPF2との
2個のBPFがあるため、遅延データ数=2x(20−
1)個、フィルタ出力データの大きさ=2x32個、係
数データは、各DTMF信号L1〜L4およびU1〜U
4の8個分必要で、係数データ数=8x20個となり、
各個をそれぞれ同じ大きさのメモリに格納すると係数デ
ータの必要メモリ数は160個、遅延データの必要メモ
リ数は38個、フィルタ出力データの必要メモリ数は6
4個となり、プログラムメモリは、係数データ分のメモ
リ数の160個、データメモリは、遅延データ分のメモ
リ数38個とフィルタ出力データ分のメモリ数64個と
の和102個、それぞれ必要となる。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のDTMF
信号検出装置およびDTMF信号検出方法によれば、第
1のBPFにより、デジタル信号を入力し、第1の係数
データに従ってこの入力した前記デジタル信号に含まれ
る予め定めた領域の周波数の信号を通過させ、第2のB
PFにより、デジタル信号を入力し、第2の係数データ
に従ってこの入力した前記デジタル信号に含まれる予め
定めた領域の周波数の信号を通過させ、制御部により、
DTMF信号のうちの高群全域の信号を通過させるため
の第1の係数データを前記第1のBPFに、また、DT
MF信号のうちの低群全域の信号を通過させるための第
2の係数データを第2のBPFにそれぞれ送り、第1の
BPFと第2のBPFとに予め定めたレベル以上の出力
がそれぞれあったときに、高群全域内の高い周波数の第
1の領域の信号又は低い周波数の第2の領域の信号のど
ちらかを通過させるための第1の係数データを第1のB
PFに送り、また、低群全域内の高い周波数の第3の領
域の信号又は低い周波数の第4の領域の信号のどちらか
を通過させるための第2の係数データを第2のBPFに
送り、第1のBPFの出力を調べ予め定めたレベル以上
の出力のある高群全域内の第1の領域内又は第2の領域
内での高い周波数の第5の領域の信号又は低い周波数の
第6の領域の信号のどちらかを通過させるための第1の
係数データを第1のBPFに送り、また、第2のBPF
の出力を調べ予め定めたレベル以上の出力のある低群全
域内の第3の領域内又は第4の領域内での高い周波数の
第7の領域の信号又は低い周波数の第8の領域の信号の
どちらかを通過させるための第2の係数データを第2の
BPFに送り、第1のBPFの出力を調べ予め定めたレ
ベル以上の出力のある第5の領域又は第6の領域に対応
する周波数の示すDTMF信号と第2のBPFの出力を
調べ予め定めたレベル以上の出力のある第7の領域又は
第8の領域域に対応する周波数の示すDTMF信号との
組により示す予め定めたダイヤルデータを送信するた
め、この動作をDSPを使用して実現(例えば次数が2
0のBPFとする)すると、第1のBPFと第2のBP
Fとの2個のBPFしか使用しないので、遅延データ数
=2x(20−1)個、フィルタ出力データの大きさ
(例えば、32個の出力データを使用した場合)=2x
32個、係数データは、各DTMF信号の8個分必要
で、係数データ数=8x20個となり、各個をそれぞれ
同じ大きさのメモリに格納すると係数データの必要メモ
リ数は160個、遅延データの必要メモリ数は38個、
フィルタ出力データの必要メモリ数は64個となり、プ
ログラムメモリは、係数データ分のメモリ数の160
個、データメモリは、遅延データ分のメモリ数38個と
フィルタ出力データ分のメモリ数64個との和102
個、それぞれ必要となり、BPFを8個並列して常駐す
る従来のDTMF信号検出装置をDSPを使用して実現
したときの必要とするメモリ(次数が20のBPFを考
えると、BPFが8個あるため、係数データ数=8x2
0個、遅延データ数=8x(20−1)個、フィルタ出
力データの大きさ=8x32個となり、各個をそれぞれ
同じ大きさのメモリに格納すると係数データの必要メモ
リ数は160個、遅延データの必要メモリ数は152
個、フィルタ出力データの必要メモリ数は256個とな
り、プログラムメモリは、係数データ分のメモリ数の1
60個、データメモリは、遅延データ分のメモリ数15
2個とフィルタ出力データ分のメモリ数256個との和
408個、それぞれ必要となる。)より306個のデー
タメモリが節約でき従来と比べてDSPが費やすデータ
メモリが小となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のDTMF信号検出装置の一つの実施の
形態を示すブロック図である。 【図2】本発明の実施の形態の動作の一例を示し、本発
明のDTMF信号検出方法の一例を示す図である。 【図3】各DTMF信号に対応したBPFを示す図であ
る。 【図4】本発明で使用するBPFの一例を示す図であ
る。 【図5】本発明で使用するBPFの仕様の一例を示す図
である。 【図6】ダイヤルデータ一覧を示す図である。 【図7】従来のDTMF信号検出装置のブロック図を示
す図である。 【符号の説明】 1 第1のBPF 2 第2のBPF 3 制御部 4 第1の係数データ 5 第2の係数データ 11 BPF 12 補正処理部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38 H04Q 1/45

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 デジタル信号を入力し、自フィルタで使
    用する第1の係数データを受けこの第1の係数データに
    従って前記入力した前記デジタル信号に含まれる予め定
    めた第1の周波数以下の信号を通過させる第1のローパ
    スフィルタ(以後、LPFと記載する。)と、前記第1
    の係数データを受けこの第1の係数データに従って前記
    第1のLPFが通過した信号に含まれる前記第1の周波
    数以下で予め定めた第2の周波数以上の信号を通過させ
    る第1のハイパスフィルタ(以後、HPFと記載す
    る。)と、を有する第1のバンドパスフィルタ(以後、
    BPFと記載する。)と、 前記デジタル信号を入力し、自フィルタで使用する第2
    の係数データを受けこの第2の係数データに従って前記
    入力した前記デジタル信号に含まれる予め定めた第3の
    周波数以下の信号を通過させる第2のLPFと、前記第
    2の係数データを受けこの第2の係数データに従って前
    記第2のLPFが通過した信号に含まれる前記第3の周
    波数以下で予め定めた第4の周波数以上の信号を通過さ
    せる第2のHPFと、を有する第2のBPFと、 デュアルトーンマルチフリークェンシー(以後、DTM
    Fと記載する。)信号のうちの高群全域の信号を通過さ
    せるための前記第1の係数データを前記第1のBPF
    に、また、DTMF信号のうちの低群全域の信号を通過
    させるための前記第2の係数データを前記第2のBPF
    にそれぞれ送り、前記第1のBPFと前記第2のBPF
    とに前記予め定めた領域の周波数の信号がそれぞれ通過
    したことを示す予め定めたレベル以上の出力がそれぞれ
    あったときに、前記高群全域内の高い周波数の第1の領
    域の信号又は低い周波数の第2の領域の信号のどちらか
    を通過させるための前記第1の係数データを前記第1の
    BPFに送り、また、前記低群全域内の高い周波数の第
    3の領域の信号又は低い周波数の第4の領域の信号のど
    ちらかを通過させるための前記第2の係数データを前記
    第2のBPFに送り、前記第1のBPFの出力を調べ前
    記予め定めたレベル以上の出力のある前記高群全域内の
    前記第1の領域内又は前記第2の領域内での高い周波数
    の第5の領域の信号又は低い周波数の第6の領域の信号
    のどちらかを通過させるための前記第1の係数データを
    前記第1のBPFに送り、また、前記第2のBPFの出
    力を調べ前記予め定めたレベル以上の出力のある前記低
    群全域内の前記第3の領域内又は前記第4の領域内での
    高い周波数の第7の領域の信号又は低い周波数の第8の
    領域の信号のどちらかを通過させるための前記第2の係
    数データを前記第2のBPFに送り、前記第1のBPF
    の出力を調べ前記予め定めたレベル以上の出力のある前
    記第5の領域又は前記第6の領域に対応する周波数の示
    すDTMF信号と前記第2のBPFの出力を調べ前記予
    め定めたレベル以上の出力のある前記第7の領域又は前
    記第8の領域に対応する周波数の示す前記DTMF信号
    との組により示す予め定めたダイヤルデータを送信する
    制御部と、 を備えたことを特徴とするDTMF信号検出装置。 【請求項2】 前記DTMF信号のうちの前記高群全域
    の信号は、1209Hz、1336Hz、1477Hz
    及び1633Hzであることを特徴とする請求項1記載
    DTMF信号検出装置。 【請求項3】 前記DTMF信号のうちの前記低群全域
    の信号は、697Hz、770Hz、852Hz及び9
    41Hzであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    DTMF信号検出装置。
JP2000284866A 2000-09-20 2000-09-20 Dtmf信号検出装置およびdtmf信号検出方法 Expired - Fee Related JP3473759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000284866A JP3473759B2 (ja) 2000-09-20 2000-09-20 Dtmf信号検出装置およびdtmf信号検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000284866A JP3473759B2 (ja) 2000-09-20 2000-09-20 Dtmf信号検出装置およびdtmf信号検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002094589A JP2002094589A (ja) 2002-03-29
JP3473759B2 true JP3473759B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=18769017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000284866A Expired - Fee Related JP3473759B2 (ja) 2000-09-20 2000-09-20 Dtmf信号検出装置およびdtmf信号検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3473759B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4609202B2 (ja) * 2005-06-27 2011-01-12 パナソニック電工株式会社 集合住宅用インターホンシステム
JP4604880B2 (ja) * 2005-06-27 2011-01-05 パナソニック電工株式会社 集合住宅用インターホンシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002094589A (ja) 2002-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3027047B2 (ja) Dtmf信号検出装置及び方法
JPH0730930A (ja) 音声またはバックグラウンド・ノイズの存在下で動作可能なデュアル・トーン検出器およびその方法
US6229889B1 (en) Robust signaling tone frequency measurement
JP3473759B2 (ja) Dtmf信号検出装置およびdtmf信号検出方法
EP0988758B1 (en) Tone detection with aliasing bandpass filters
CN100396067C (zh) 一种双音多频信号接收的方法和装置
JPS5927141B2 (ja) 信号判定方式
JP2756304B2 (ja) 通信制御装置
JP2749195B2 (ja) Dtmf信号受信回路
JP3728910B2 (ja) 電話装置
JPH01231561A (ja) 話中音検出方式
JPH0294743A (ja) Dtmf信号受信装置
JPH073722Y2 (ja) ト−ン信号送出/検出装置
KR100435992B1 (ko) 다채널 오디오 디텍터의 신호전달 장치 및 방법
KR0119149Y1 (ko) 사설 교환기의 다기능톤 수신장치
JP4237123B2 (ja) サービス利用端末及びその制御方法
JP2856968B2 (ja) Dtmf信号判定回路
JPH01264496A (ja) ボタン電話装置
JPS5916455A (ja) デイジタル交換機の通話特性試験方法
JP2853842B2 (ja) Dtmf信号判定回路
JPS62243499A (ja) 局線発信方式
JP2924419B2 (ja) 自動発信装置
JP2001028770A (ja) プッシュボタン信号受信方式
JPH0425272A (ja) 端末網制御装置
JPH03145858A (ja) Dtmf信号受信方式

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030805

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees