JP2856968B2 - Dtmf信号判定回路 - Google Patents

Dtmf信号判定回路

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JP2856968B2
JP2856968B2 JP34731291A JP34731291A JP2856968B2 JP 2856968 B2 JP2856968 B2 JP 2856968B2 JP 34731291 A JP34731291 A JP 34731291A JP 34731291 A JP34731291 A JP 34731291A JP 2856968 B2 JP2856968 B2 JP 2856968B2
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泰基 村田
道夫 池内
修一 吉川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置や多
機能電話器等に使用されるDTMF(Du−al To
ne Multi Frequency)信号を判定す
るための回路に関する。
【0002】
【従来の技術】DTMF信号は、ダイヤル番号等をプッ
シュボタン式の電話器から電話局に伝送するために用い
られる信号である。最近では、回線の接続後における情
報の授受にもDTMF信号が利用されている。このた
め、公衆電話網に接続されるファクシミリ装置や多機能
電話器等の中には、DTMFレシーバを備えているもの
がある。
【0003】DTMFは低群に属する4個のトーンと高
群に属する4個のトーンとの組合わせにより構成され
る。低群に属するトーンにはfa=697Hz,fb=7
70Hz,fc=852Hz,fd=941Hzの4個の
周波数が割り当てられている。高群に属するトーンには
e=1209Hz,ff=1336Hz,fg=147
7Hz,fh=1633Hzの4個の周波数が割り当て
られている。例えば、ダイヤル「1」を示すDTMF信
号は、697Hzのトーンと1209Hzのトーンとか
ら構成される。
【0004】図3に、従来のDTMFレシーバの一例を
示す。図3のDTMFレシーバは8個のバンドパスフィ
ルタ110〜117を有しており、これらのバンドパス
フィルタ110〜117は入力端子100に接続されて
いる。各バンドパスフィルタは上記8種類のトーンのい
ずれかに対応している。また、各バンドパスフィルタは
対応するトーンの周波数をその通過帯域の中心周波数と
している。各バンドパスフィルタには乗算器120〜1
27がそれぞれ接続されている。バンドパスフィルタ1
10〜117の出力が、それぞれ乗算器120〜127
により2乗される。各乗算器には平滑用ローパスフィル
タ130〜137がそれぞれ接続されている。平滑用ロ
ーパスフィルタ130〜137の出力信号は、レベル検
出器140〜147にそれぞれ入力される。レベル検出
器140〜147の出力信号は、コーダ(符号化器)1
50に入力される。コーダ150は、レベル検出器14
0〜147の出力信号に基づいて、DTMF信号が入力
されたことを示すコードを出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】DTMFレシーバに
は、DTMF信号以外の信号(音声信号やホワイトノイ
ズ等の信号)が入力されることがあり、これらの入力信
号はDTMF信号の成分を含んでいる。そのため、これ
らの入力信号がDTMF信号ではないのにもかかわら
ず、これらの入力信号がDTMF信号であるということ
を示すコードをDTMFレシーバは出力する(誤動作を
起こす)ことがある。このDTMFレシーバの誤動作に
よりDTMFレシーバを使用したシステムの正常動作が
妨げられる。
【0006】本発明はこのような現状に鑑みてなされた
ものであり、DTMF信号以外の信号がDTMFレシー
バに入力された場合でも、DTMFレシーバを使用した
システムが誤動作を起こさないようにするために、この
入力信号がDTMF信号であるかどうかを判定するため
のDTMF信号判定回路を提供することが本発明の目的
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のDTMF信号判
定回路は、入力信号の全帯域における該入力信号のパワ
ーを計算する手段と、該入力信号よりDTMF検出周波
数帯域内の周波数を有する信号を、第1の所定の周波数
帯域に含まれる高群トーン信号と第2の所定の周波数帯
域に含まれる低群トーン信号とに分けて抽出し該抽出
された高群トーン信号のパワーおよび該抽出された低群
トーン信号のパワーを計算する手段と、該入力信号のパ
ワーと、該高群トーン信号および該低群トーン信号のパ
ワーのうち小さい方のパワーとを比較し、比較結果に応
じて該入力信号がDTMF信号であるかどうかを判定す
る手段とを備えており、そのことにより上記目的が達成
される。
【0008】
【作用】図1に本発明のDTMF信号判定回路のブロッ
ク図を示す。
【0009】DTMF信号判定回路4は、全帯域信号パ
ワー計算手段1とDTMF帯域内信号パワー計算手段2
とパワー比較判定手段3とにより構成される。
【0010】全帯域信号パワー計算手段1は、入力信号
の全帯域における該入力信号のパワー計算(例えば2乗
計算)を行う。該計算結果が該入力信号の全帯域におけ
る該入力信号のパワーとなる。そして該入力信号のパワ
ーを示す信号がパワー比較判定手段3に出力される。
【0011】また、DTMF帯域内信号パワー計算手段
2は、先ず該入力信号よりDTMF検出周波数帯域内の
周波数を有する信号を抽出する。次に、該抽出された信
号のパワー計算を行う。該計算結果がDTMF検出周波
数帯域内の該抽出された信号のパワーとなる。そして該
抽出された信号のパワーを示す信号がパワー比較判定手
段3に出力される。
【0012】該2つのパワー計算手段1,2の出力に接
続されるパワー比較判定手段3は、先ず入力された該2
つのパワーの差又は比を求める計算を行い、次にこの計
算結果と所定の閾値との比較を行う。この比較結果に基
づいてパワー比較判定手段3は、DTMF信号判定回路
4への入力信号がDTMF信号であるかどうかを判定す
る。
【0013】
【実施例】本発明を実施例について説明する。図2に本
発明の一実施例を示す。
【0014】本実施例のDTMF信号判定回路4は、全
帯域信号パワー計算手段1とDTMF帯域内信号パワー
計算手段2とパワー比較判定手段3とにより構成され
る。全帯域信号パワー計算手段1は、パワー計算器1a
と平滑用ローパスフィルタ1bとを有している。DTM
F帯域内信号パワー計算手段2は、高群トーン信号抽出
フィルタ2aと低群トーン信号抽出フィルタ2dとパワ
ー計算器2b,2eと平滑用ローパスフィルタ2c,2
fとパワー加算器2gとを有している。
【0015】DTMFレシーバ5の入力端子6は、パワ
ー計算器1aと高群トーン信号抽出フィルタ2aと低群
トーン信号抽出フィルタ2dとに接続されている。信号
抽出フィルタ2a,2dの出力は、パワー計算器2b,
2eにそれぞれ接続されている。パワー計算器1a,2
b,2eの出力は、平滑用ローパスフィルタ1b,2
c,2fにそれぞれ接続されている。平滑用ローパスフ
ィルタ1bの出力はパワー比較判定手段3の1つの入力
としてパワー比較判定手段3に接続されている。一方、
平滑用ローパスフィルタ2c,2fの出力は、両方とも
パワー加算器2gに接続されている。パワー加算器2g
の出力は、パワー比較判定手段3の他の入力としてパワ
ー比較判定手段3に接続されている。パワー比較判定手
段3の出力は、出力端子7に接続されている。DTMF
レシーバ5の出力は、出力端子8に接続されている。
【0016】DTMFレシーバ5の入力端子6に入力さ
れた入力信号は、パワー計算器1aと高群トーン信号抽
出フィルタ2aと低群トーン信号抽出フィルタ2dとに
それぞれ入力される。
【0017】パワー計算器1aが入力信号の2乗計算を
行ってパワーを求める。該計算結果のパワー信号は平滑
用ローパスフィルタ1bに出力される。平滑用ローパス
フィルタ1bを通過した該パワー信号は、該入力信号の
全帯域における該入力信号のパワーを示す信号としてパ
ワー比較判定手段3に出力される。
【0018】高群トーン信号抽出フィルタ2aは、該入
力信号よりDTMF検出周波数帯域内の高群トーン信号
を抽出する。次に、該抽出された信号は、パワー計算器
2bに入力される。このパワー計算器2bが該抽出され
た信号の2乗計算を行ってパワーを求める。該計算結果
のパワー信号は、平滑用ローパスフィルタ2cに出力さ
れる。平滑用ローパスフィルタ2cを通過した該パワー
信号は、パワー加算器2gに出力される。
【0019】低群トーン信号抽出フィルタ2dは、該入
力信号よりDTMF検出周波数帯域内の低群トーン信号
を抽出する。次に、該抽出された信号は、パワー計算器
2eに入力される。このパワー計算器2eが該抽出され
た信号の2乗計算を行ってパワーを求める。該計算結果
のパワー信号は、平滑用ローパスフィルタ2fに出力さ
れる。平滑用ローパスフィルタ2fを通過した該パワー
信号は、パワー加算器2gに出力される。
【0020】パワー加算器2gは、該高群トーン信号の
パワーの値と該低群トーン信号のパワーの値との和の値
を算出し、該和の値を示す信号をDTMF検出周波数帯
域内信号のパワーを示す信号としてパワー比較判定手段
3に出力する。
【0021】ここで、前述した該入力信号の全帯域にお
ける該入力信号のパワーの値をP1とし、パワー加算器
2gよりの出力であるDTMF検出周波数帯域内信号の
パワーの値をP2とする。パワー比較判定手段3では、
先ず、次に示す該2つのパワーの差P3を求める計算を
行う。
【0022】P3=P1−P2 この後、計算結果P3と所定の閾値とを比較する。該計
算結果P3が該閾値よりも小さいとき、DTMF信号判
定回路4への入力信号はDTMF信号であるとパワー比
較判定手段3は判定する。この判定結果を2進数の”
1”とする。該計算結果P3が該閾値よりも大きいとき
又は該計算結果P3と該閾値とが等しいとき、DTMF
信号判定回路4への入力信号はDTMF信号ではないと
パワー比較判定手段3は判定する。この判定結果を2進
数の”0”とする。そしてパワー比較判定手段3による
該判定結果が出力端子7へ出力される。
【0023】DTMFレシーバ5は、DTMFのコード
を出力端子8へ出力する。
【0024】出力端子7及び8に接続されるDTMF信
号判定回路4及びDTMFレシーバ5の次段のシステム
は、該判定結果に応じて、該入力信号の処理を行う。
【0025】DTMF帯域内信号パワー計算手段2にお
いて、DTMF検出周波数帯域内信号のパワー示す信号
は高群トーン信号のパワーの値と低群トーン信号のパワ
ーの値のうち小さいほうの値の信号であってもよい。ま
たパワー比較判定手段3において、該入力信号の全帯域
における該入力信号のパワーの値P1とDTMF検出周
波数帯域内信号のパワーの値P2との比を求めて閾値と
比較を行ってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によるDTMF信号判定回路を備
えたDTMFレシーバを使用することにより、該DTM
Fレシーバを使用したシステムの耐雑音性及び音声遮断
性能が著しく向上する。
【0027】より具体的に述べると、該DTMFレシー
バを使用したシステムのユーザーが公衆電話等の周囲に
雑音の多いところから一般家庭の電話器又はコントロー
ラ等にDTMF信号を送って機器を制御するような場
合、該電話器又はコントローラ等が該DTMFレシーバ
を使用した電話器又はコントローラ等であれば、該機器
の誤動作防止に当たり周囲の雑音が入らないように該ユ
ーザーが送話器を覆う等の処置は不要となる。また、D
TMF制御機能付機器が国際回線や構内回線等の雑音の
レベルが高い回線に接続される場合でも、該DTMFレ
シーバを使用することにより、正常なDTMF受信動作
を得るための雑音除去器等の特別な装置は不必要とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDTMF信号判定回路のブロック図で
ある。
【図2】本発明のDTMF信号判定回路の一実施例を備
えたDTMFレシーバのブロック図である。
【図3】従来のDTMFレシーバのブロック図である。
【符号の説明】
1…全帯域信号パワー計算手段 2…DTMF帯域内信号パワー計算手段 3…パワー比較判定手段 4…DTMF信号判定回路 5…DTMFレシーバ 6…入力端子 7…DTMF信号判定回路の出力端子 8…DTMFレシーバの出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−71261(JP,A) 特開 昭62−144493(JP,A) 特開 昭63−232741(JP,A) 特開 平4−45635(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 1/45

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の全帯域における該入力信号の
    パワーを計算する手段と、該入力信号よりDTMF検出
    周波数帯域内の周波数を有する信号を、第1の所定の周
    波数帯域に含まれる高群トーン信号と第2の所定の周波
    数帯域に含まれる低群トーン信号とに分けて抽出し
    抽出された高群トーン信号のパワーおよび該抽出された
    低群トーン信号のパワーを計算する手段と、該入力信号
    のパワーと、該高群トーン信号および該低群トーン信号
    のパワーのうち小さい方のパワーとを比較し、比較結果
    に応じて該入力信号がDTMF信号であるかどうかを判
    定する手段とを備えているDTMF信号判定回路。
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