JP3472845B2 - コンテナ着脱式運搬車 - Google Patents
コンテナ着脱式運搬車Info
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Description
ブフレームを用いてリヤフレームにコンテナを着脱自在
として搭載することのできるコンテナ着脱式運搬車に関
するものである。
は、例えば特許第2622279号公報に掲載されたよ
うなダンプトラックが存在する。このダンプトラック
は、図15〜17に示すように、車体51の後方のリヤ
フレーム52の前後部にリフトシリンダ付き昇降機構5
3a、53bを介してサブフレーム54を水平昇降する
ように設けたものとしている。そして、前記サブフレー
ム54には、ベッセル(図示せず)を着脱自在として搭
載可能とした搭載着脱機構55を設けたものとしてい
る。さらに、前記リフトシリンダ付き昇降機構53a、
53bによるサブフレーム54の上昇配置時にこのサブ
フレーム54をダンプ可能としてサブフレーム54の後
部に軸支した後部支持機構56を備えたものとしてい
る。また、前部のリフトシリンダ付き昇降機構53aを
固定するロックピン57aをリヤフレーム52に配設す
ると共に、後部のリフトシリンダ付き昇降機構53b及
び後部支持機構56のリフトアーム56aを固定するロ
ックピン57bをリヤフレーム52に配設したものとし
ている。さらにまた、前記リヤフレーム52及びサブフ
レーム54間には、ダンプシリンダ58を連結したもの
としている。
来のコンテナ着脱式運搬車では、前部のリフトシリンダ
付き昇降機構53aと、後部のリフトシリンダ付き昇降
機構53b及び後部支持機構56をそれぞれロックピン
57a、57bで固定するには、ロックピン57a、5
7bをそれぞれサブフレーム54及び後部支持機構56
に設けたピン穴58a、58bに嵌挿したものとしてい
るので、そのままでは前記リフトシリンダ付き昇降機構
53a、53b及び後部支持機構56が車両横方向に拘
束されず、車両が横揺れした場合には車両の安定性に問
題が残るという課題を有していた。また、この車両の安
定性の問題を無くそうとするには、そのための特別の構
造を装備しなければならず、車両コストが高くなるとい
う課題を有していた。
では、後部のリフトシリンダ付き昇降機構53b及び後
部支持機構56を固定するロックピン57bが、リヤフ
レーム52に配設されたものとしているので、車両構造
上このリヤフレーム52にサブフレーム54及びリフト
アーム56aが覆い被さりロックピン57bが車両内部
に隠れるので、その整備や点検がし難いという課題を有
していた。
決するものであり、後部のリフトシリンダ付き昇降機構
及び後部支持機構を車両横方向に拘束することにより、
コンテナ運搬時に車両が横揺れした場合にも車両の安定
性が確保できるようにすると共に、後部のリフトシリン
ダ付き昇降機構及び後部支持機構の固定手段を車両内部
に隠れないようにし、この固定手段の整備や点検をし易
くしたコンテナ着脱式運搬車を提供することを目的とし
てなされたものである。
ンテナ着脱式運搬車は、車体1の後方のリヤフレーム2
の前後部にリフトシリンダ付き昇降機構3a、3bを介
してサブフレーム4を水平昇降するようにし、このサブ
フレーム4にコンテナ5を着脱自在として搭載可能とし
た搭載着脱機構6を備えると共に、前記リフトシリンダ
付き昇降機構3a、3bによるサブフレーム4の上昇配
置時にこのサブフレーム4の後部を支持する後部支持機
構7を備えたものとし、さらに前部のリフトシリンダ付
き昇降機構3aを固定するロックピン8をリヤフレーム
2に配設し、後部のリフトシリンダ付き昇降機構3b及
び後部支持機構7を車両横方向に拘束して保持するスト
ッパ9を、前記後部支持機構7のリフトアーム10に配
設したものとしている。
において、前記ストッパ9は、ベアリング体22にブラ
ケット体23を突設し、さらにブラケット体23にアー
ム体24を取り付けてなるものとしており、アーム体2
4が前記リフトアーム10の下部に設けられたリヤロッ
クシリンダ25のロッド25aにより揺動されてブラケ
ット体23の先端部が外方向に出っ張り、前記リヤフレ
ーム2の後端の凹部26の内側面26a、26aに設け
たポケット27、27の底部に突き当たった状態で支持
されるようにしている。
は、前記リヤフレーム2及びサブフレーム4間にダンプ
シリンダ28を連結したものとし、リフトシリンダ付き
昇降機構3a、3bによるサブフレーム4の上昇配置時
に、このサブフレーム4をダンプ可能としたものとして
いる。
運搬車の一実施形態を、図面に基づいて詳細に説明す
る。
式運搬車は、車体1の後方のリヤフレーム2の前後部に
リフトシリンダ付き昇降機構3a、3bを介してサブフ
レーム4を水平昇降するようにしたものとしている。そ
して、前記サブフレーム4には、コンテナ5を着脱自在
として搭載可能とした搭載着脱機構6を備えたものとし
ている。さらに、前記リフトシリンダ付き昇降機構3
a、3bによるサブフレーム4の上昇配置時に、このサ
ブフレーム4の後部を支持する後部支持機構7を備えた
ものとしている。また、前部のリフトシリンダ付き昇降
機構3aを固定するロックピン8をリヤフレーム2に配
設すると共に、後部のリフトシリンダ付き昇降機構3b
及び後部支持機構7を車両横方向に拘束して保持するス
トッパ9を、前記後部支持機構7のリフトアーム10に
配設したものとしている。
は、それぞれリフトシリンダ11a、11bの下端がリ
ヤフレーム2に軸支され、それぞれのリフトシリンダ1
1a、11bのロッド12a、12bの上端にリフトビ
ーム13a、13bが軸支されている。さらに、リフト
ビーム13a、13bには、それぞれ回動アーム14
a、14bの上端が軸支されると共に、これら回動アー
ム14a、14bの下端はリヤフレーム2に軸支されて
いる。なお、回動アーム14a、14bは、前記リフト
シリンダ付き昇降機構3a、3bによるサブフレーム4
の上昇配置時に、このサブフレーム4の重量を分担して
支持するためのものである。
ンテナ本体5aの両側部に支持脚5bが設けられ、支持
脚5bの前端上部寄りにクッション体15aが取り付け
られると共に、コンテナ本体5aの両側部の下端に取り
付けられたプレート16の前寄りに長穴15bが形成さ
れており、さらにコンテナ本体5aの下方をリヤフレー
ム2の進入空間Sとしている。そして、このコンテナ5
を地上に置いた場合、下降配置時のサブフレーム4がコ
ンテナ本体5aの底面下に配置される高さとし、サブフ
レーム4の上昇配置時に、コンテナ本体5aの底面が押
し上げられることによりコンテナ本体5aが上昇して支
持脚5bが浮き上がり、運搬可能となるようにしてい
る。
に、サブフレーム4の前部両側に突設されたストッパー
17と、サブフレーム4に配設されたロックシリンダ1
8のロッド18aの作動によりサブフレーム4の側部か
ら出没するロックピン19からなり、コンテナ本体5a
の底面下に配置した下降配置時のサブフレーム4を上昇
させ、前記ロックピン19をサブフレーム4の側部から
突出させ、このロックピン19をコンテナ本体5aのプ
レート16に形成された長穴15bに嵌挿して、サブフ
レーム4上にコンテナ5を固定して搭載するようにして
いる。
部上端にリフトシリンダ11bのロッド12bの先端を
軸支すると共に、その前部上端の上面にサブフレーム4
の下面を支承するようにし、リフトアーム10の後部上
端にサブフレーム4の後端を軸支したものとし、さらに
リフトアーム10の後部下端寄りに前記ストッパ9を配
設したものとしている。そのため、このストッパ9は、
車両内部に隠れることなく、その整備や点検がし易いも
のとなる。
れたロックシリンダ20のロッド20aの作動により、
サブフレーム4に垂設された固定プレート21に形成し
たピン穴21aに嵌挿することにより、前記リフトシリ
ンダ付き昇降機構3aを固定するようにしている。
に、ベアリング体22にブラケット体23を突設し、さ
らにブラケット体23にアーム体24を取り付けてなる
もので、このアーム体24が前記リフトアーム10の後
部下端に取り付けられたリヤロックシリンダ25のロッ
ド25aの作動により揺動されて、ブラケット体23が
外側に出っ張ったり内側に引っ込んだりするようにして
いる。そして、前記リフトシリンダ付き昇降機構3a、
3bによるサブフレーム4の下降配置時には、リヤロッ
クシリンダ25のロッド25aが引っ込んでストッパ9
のブラケット体23が内側に引っ込んだ状態となるよう
にしているが、リフトシリンダ付き昇降機構3a、3b
によるサブフレーム4の上昇配置時には、リヤロックシ
リンダ25のロッド25aが突出してストッパ9のブラ
ケット体23外側に出っ張た状態となり、リヤフレーム
2の後端の凹部26の内側面26a、26aに設けたポ
ケット27、27の底部に突き当たった状態で支持さ
れ、後部のリフトシリンダ付き昇降機構3b及び後部支
持機構7を車両横方向に拘束して保持するようにしてい
る。そのため、車両が横揺れした場合にも車両の安定性
が確保できる。
は、前記リヤフレーム2及びサブフレーム4間にダンプ
シリンダ28を連結したものとし、リフトシリンダ付き
昇降機構3a、3bによるサブフレーム4の上昇配置時
に、このサブフレーム4をダンプ可能としたものとして
いる。
脱式運搬車を用いて、リヤフレームにコンテナを着脱自
在として搭載するには、次のようにして行う。
みされ地上に置かれたコンテナ5の空間S内に、リフト
シリンダ付き昇降機構3a、3bによってサブフレーム
4を図1〜3に示す下降配置状態にしたリヤフレーム2
を進入させて行き、搭載着脱機構6のストッパー17に
コンテナ5の支持脚5bに取り付けたクッション体15
aが接触したところでリヤフレーム2の進入を停止させ
る。そして、リフトシリンダ付き昇降機構3a、3bに
よってサブフレーム4を図4〜6に示す上昇配置状態に
し、搭載着脱機構6のロックピン19をコンテナ本体5
aのプレート16の長穴15bに嵌挿して、サブフレー
ム4上にコンテナ5を固定して搭載する。そして、前記
サブフレーム4を上昇配置状態にしたのと同時に、ロッ
クシリンダ20のロッド20a及びリヤロックシリンダ
25のロッド25aを作動させると、前部のリフトシリ
ンダ付き昇降機構3aはロックピン8により固定され、
後部のリフトシリンダ付き昇降機構3b及び後部支持機
構7はストッパ9により車両横方向に拘束して保持され
る。したがって、この発明のコンテナ着脱式運搬車で
は、コンテナを運搬する道が悪かったりして横揺れした
場合にも、搭載したコンテナ5を目的の場所まで安定し
た状態で運搬することができる。
おいて、リヤフレーム2に搭載したコンテナ5を降ろす
には、前記ロックピン8による前部のリフトシリンダ付
き昇降機構3aの固定を解除すると共に、ストッパ9に
よる後部のリフトシリンダ付き昇降機構3b及び後部支
持機構7の固定を解除し、リフトシリンダ付き昇降機構
3a、3bによってサブフレーム4を下降配置にした状
態で、車体1を前進させればよい。このようにすれば、
コンテナ5の空間S内からリヤフレーム2が引き出さ
れ、リヤフレーム2に搭載したコンテナ5を降ろすこと
ができる。
は、コンテナ5内の積み荷は前記したようにコンテナ5
ごと降ろしたり、積み荷のみクレーン等によって吊り降
ろすこともできるが、コンテナ5をサブフレーム4上に
搭載したまま、図14に示したようにダンプシリンダ2
8によりサブフレーム4を傾動させて、積み荷をコンテ
ナ5内から滑り降ろすこともできる。
上に述べたように構成されているので、後部のリフトシ
リンダ付き昇降機構及び後部支持機構を車両横方向に拘
束することができ、コンテナ運搬時に車両が横揺れした
場合にも車両の安定性が確保できるものとなると共に、
後部のリフトシリンダ付き昇降機構及び後部支持機構の
固定手段を車両内部に隠れないようにすることができ、
この固定手段の整備や点検がし易いものとなった。
面図である。
−A線による断面図である。
−B線による断面図である。
サブフレームを上昇させた状態の一部断面側面図であ
る。
−C線による断面図である。
−D線による断面図である。
して示す平面図である。
ンテナの側面図である。
ンテナの正面図である。
E−E線による断面図である。
の正面図である。
の平面図である。
の側面図である。
のサブフレームを傾動させた状態の側面図である。
る。
を上昇させた状態の側面図である。
て示す平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 車体(1)の後方のリヤフレーム(2)
の前後部にリフトシリンダ付き昇降機構(3a、3b)
を介してサブフレーム(4)を水平昇降するようにし、
このサブフレーム(4)にコンテナ(5)を着脱自在と
して搭載可能とした搭載着脱機構(6)を備えると共
に、前記リフトシリンダ付き昇降機構(3a、3b)に
よるサブフレーム(4)の上昇配置時にこのサブフレー
ム(4)の後部を支持する後部支持機構(7)を備えた
ものとし、さらに前部のリフトシリンダ付き昇降機構
(3a)を固定するロックピン(8)をリヤフレーム
(2)に配設し、後部のリフトシリンダ付き昇降機構
(3b)及び後部支持機構(7)を車両横方向に拘束し
て保持するストッパ(9)を、前記後部支持機構(7)
のリフトアーム(10)に配設したことを特徴とするコ
ンテナ着脱式運搬車。 - 【請求項2】 前記ストッパ(9)を、ベアリング体
(22)にブラケット体(23)を突設し、さらにブラ
ケット体(23)にアーム体(24)を取り付けてなる
ものとしており、アーム体(24)が前記リフトアーム
(10)の下部に設けられたリヤロックシリンダ(2
5)のロッド(25a)により揺動されてブラケット体
(23)の先端部が外方向に出っ張り、前記リヤフレー
ム(2)の後端の凹部(26)の内側面(26a、26
a)に設けたポケット(27、27)の底部に突き当た
った状態で支持されるようしたことを特徴とする請求項
1記載のコンテナ着脱式運搬車。 - 【請求項3】 前記リヤフレーム(2)及びサブフレー
ム(4)間にダンプシリンダ(28)を連結したものと
し、リフトシリンダ付き昇降機構(3a、3b)による
サブフレーム(4)の上昇配置時に、このサブフレーム
(4)をダンプ可能としたことを特徴とする請求項1記
載のコンテナ着脱式運搬車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09521399A JP3472845B2 (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | コンテナ着脱式運搬車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09521399A JP3472845B2 (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | コンテナ着脱式運搬車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000289517A JP2000289517A (ja) | 2000-10-17 |
JP3472845B2 true JP3472845B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=14131480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09521399A Expired - Fee Related JP3472845B2 (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | コンテナ着脱式運搬車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3472845B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5565693B2 (ja) * | 2010-08-04 | 2014-08-06 | 三輪運輸工業株式会社 | 搭載物着脱式運搬車 |
-
1999
- 1999-04-01 JP JP09521399A patent/JP3472845B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2000289517A (ja) | 2000-10-17 |
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