JP3472840B2 - 自己組み立て型かばんの組み立て用パック - Google Patents

自己組み立て型かばんの組み立て用パック

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JP3472840B2
JP3472840B2 JP15126492A JP15126492A JP3472840B2 JP 3472840 B2 JP3472840 B2 JP 3472840B2 JP 15126492 A JP15126492 A JP 15126492A JP 15126492 A JP15126492 A JP 15126492A JP 3472840 B2 JP3472840 B2 JP 3472840B2
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    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C5/00Rigid or semi-rigid luggage
    • A45C5/02Materials therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C5/00Rigid or semi-rigid luggage
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はかばんに関し、特にハ−
ドサイド(hard sides)を有するかばんに関する。
【0002】
【従来の技術】ハ−ドサイドを有するス−ツケ−スのよ
うなかばんはソフトサイドのものよりかばんの中身に対
する保護が篤いから手荷物運搬用として好まれる。
【0003】しかし、ハ−ドサイドのかばんは、店に陳
列されている時に、同じような値段で売られている他の
品物と較べて、かさっばっており、かつ陳列棚の占有ス
ペ−スが比較的大きい。このことは、客がセルフサ−ビ
スで選べるように商品が陳列されているハイパ−マ−ケ
ットや他の小売店において特に該当する。なぜなら、ス
−ツケ−スには大きい陳列スペ−スが必要であるという
ことは、そのス−ツケ−スをストックするのが経済的で
ないからである。
【0004】ス−ツケ−スに対するスペ−ス要件のため
に、倉庫にス−ツケ−スを保管するための費用と、輸送
の費用がそれだけ大きくなる。また、顧客にとっても使
用しない場合に保管上の問題が生ずる。
【0005】米国特許出願第3010552号には手提
げかばんとして使用するための小形で軽量の旅行用かば
んの構造が記載されている。この構造では、ケ−スが2
つの同一に一体成型された半体で構成されており、それ
らの半体は入れ子式に積み重ねられ得るような形状とな
されている。しかし、この構造は、2つの半体を結合す
るためのヒンジピン、そのヒンジを保護するようにケ−
スを立てるためのフ−ト、ホイ−ル、およびそのホイ−
ルを転がしながらケ−スを手で引張ることがてきるよう
にするためのプルハンドルを通常有しているス−ツケ−
スのようにさらに大きな構造を有する大きかばんにおけ
る問題に対処し得るものではない。公知のケ−スではそ
れの外部から突出したホイ−ルとフ−トが存在している
がために米国特許出願第3010552号のようにケ−
ス半体を入れ子式に積み重ねることができない。さら
に、それらの2つの半体は従来のヒンジピンで結合され
ているから顧客が組み立てるのは容易ではない。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題
を解決することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、自己組み立て型かばん(self-assembly luggage
case)を構成するためのパックであった、このケ−スの
ための一方が他方に入れ込まれるベ−ス・シェルとリッ
ド・シェルと、ケ−スが組み立てられたときにベ−ス・
シェルとリッド・シェルを連結するためのヒンジ手段
と、ケ−スを路面に立てたときにケ−スを支持するため
に組み立てた状態でのケ−スの外側に取り付けるための
路面係合支持手段を具備している。
【0008】この構成によれば、ケ−スの外側から突出
しておりこの構成以外では入れ込むことができないホイ
−ルまたはフ−トを有する相当に大きいケ−スが、占有
容積を最小限に抑えるようにシェルを入れ込んで、パッ
クまたはキット形式で供給され得る。
【0009】好ましい形式では、そのパックは他の同一
のパックに入れ込まれるようになされている。これによ
って、それらのパックを容易にかつ従来のケ−スよりも
はるかに小さいスペ−スで積み重ねることができるので
ある。
【0010】このパックでは路面係合支持手段は2つの
入れ込まれたシェル間に配置されるか、あるいはそれら
のシェルのうちの1つの内側にそのシェルと、このパッ
クが入れ込まれた同一のパックの他方のシェルとの間に
存在するように配置されてもよい。
【0011】本発明はケ−スのシェルを互いに付着させ
るための新規なヒンジ構造にも関係する。
【0012】フランス特許出願第1433227号には
ピニックケ−スとして特に適したケ−スが開示されてい
る。別々のシェルがそれぞれ底壁の長さに沿って離間さ
れた狭いラグを有し、このラグにピンが挿通されてヒン
ジを構成している。しかし、そのピンはラグに固着もロ
ックのされておらず、このことはピクニックケ−スが適
切に固定されていないことを意味する。さらに、かばん
の場合には、フランス特許出願第1433227号に記
載されているように底壁の全長に沿って細長いヒンジを
形成するのは実際的でない。
【0013】本発明の第3の態様によれば、自己組み立
て型のかばんのためのパックであって、一方が他方の中
に入れ込まれるケ−スのためのリッド・シェルおよびベ
−ス・シェルと、それらのシェルを互いに装着するため
のヒンジ手段を具備し、このヒンジ手段はケ−スが組み
立てられたときに底壁上において協働するヒンジ突き合
わせ部材内にそれぞれ挿入される少なくとも2本のヒン
ジ・ピンを具備しており、それらの各ピンはそれを手で
ヒンジ突き合わせ部材に挿入できるようにするためのハ
ンドルとして使用できる側方延長部分を有しているパッ
クが提供される。
【0014】この構成は自己組み立て型かばんのパック
またはキットに対して簡潔でかつ容易に構成できるヒン
ジを提供することができる。
【0015】好ましくは、各ヒンジ・ピンは例えば家庭
で保管するためにケ−スを解体することができるように
取外し可能でもある。上記側方延長部分はヒンジ・ピン
をヒンジ突き合わせ部材から引抜くことができるように
するためのハンドル部分として使用できる。このヒンジ
・ピンはL字状であってもよい。
【0016】好ましい態様では、ヒンジ・ピンがヒンジ
に挿入されたときにこのヒンジ・ピンをそれが軸線方向
に変位しなように位置決めするためにヒンジ・ピンと協
働するための位置決め手段が設けられる。また、この位
置決め手段はケ−スが閉じられたときにヒンジ・ピンが
抜けないように作用することが好ましい。
【0017】好ましい構成は自己組み立て型ケ−スに対
してしっかりしているが簡単なヒンジを構成できるよう
にする。ケ−スが閉じているときにはヒンジ・ピンを取
外すことができないから、ケ−スは保護されていて泥、
棒がヒンジ・ピンを外してケ−スを開けようとしてもそ
れはできない。
【0018】本発明は、第3の態様では、自己組み立て
型のかばんのパックであって、一方が他方内に入れ込ま
れるケ−スのためのリッド・シェルおよびベ−ス・シェ
ルと、それらのシェルを互いに装着させるためのヒンジ
手段を具備しており、そのヒンジ手段はケ−スの底壁上
の少なくとも2つのヒンジ突き当て部材よりなり、各ヒ
ンジ突き当て部材はヒンジ・ピンと、それぞれヒンジ・
ピンを受入れるための通路を有するベ−ス・シェル上の
第1の組の近接離間されたヒンジ突き当て部材と、ヒン
ジ・ピンを受入れるための通路を有するリッド・シェル
上の第2の組の近接離間されたヒンジ突き当て部材より
なり、ケ−スが組み立てられたとき、第1の組のヒンジ
突き当て部材が第2の組ヒンジ突き当て部材間の空間に
受入れられ、それらの通路が一緒になってヒンジ・ピン
が挿入される実質的に連続した穴を形成するようになさ
れているパックを提供する。
【0019】この構成では、シェルを互いに接合するヒ
ンジは、かばんの場合に必要とされるように強固であ
り、かつ簡潔で、しかも製作費が高くない。ヒンジ突き
当て部材の組の構成は、ケ−ス・シェルが成型されたプ
ラスチック材料で作成される場合には、ケ−スの底に沿
った連続ヒンジよりも製作が特に簡単である。
【0020】本発明はまた、第4の態様では、シェルを
互いに親密に入れ込ませることができるシェルのデザイ
ン上の特徴を提供する。
【0021】この第4の態様によれば、本発明は自己組
み立て型かばんのパックであって、それぞれ周囲壁を有
する第1および第2のシェルを具備し、さらにケ−スを
組み立てるためにシェルを互いに固着させるための手段
を具備し、このパックでは、第1のシェルが第2のシェ
ル内に入れ込まれており、リムに近い第1のシェルの周
囲壁の1つの領域がそのリムから内方にテ−パしていて
肩部を形成しているとともに、第2のシェルを入れ込む
ための間隙を与えている上記パックを提供する。
【0022】このようなデザインは、外側の入れ込まれ
た第2のシェルのリムに対してスペ−スを与えることに
よって、シェルの周囲壁が直線的にテ−パされている場
合よりも、互いに入れ込まれるシェルがより親密に嵌着
できるようにする。
【0023】第5の態様では、本発明は第1のシェル
と、第2のシェルと、それらのシェルを互いに固着させ
る手段とハンドル・ストリップを具備し、そのハンドル
・ストリップはケ−スの頂壁を横切って延長しかつその
頂壁上の複数の点において第1のシェルに固定されて固
定した運搬用ハンドルを形成し、上記ハンドル・ストリ
ップの少なくとも一端部が第1のシェルに摺動可能に装
着され、前記一端部の近傍のハンドル・ストリップ部分
が持上げ可能なル−プ・ハンドルを形成するように可撓
性であるかばんを提供する。
【0023】このような構成は例えばホイ−ルを転がな
がらケ−スを引張るための固定ハンドルと収納可能なハ
ンドルを設けるからキット形式のケ−スに適している。
この構成はハンドルをプラスチックシェルと一緒に一体
成型するのに特に適している。
【0024】好ましい実施例では、シェルにはケ−スを
運ぶために手でハンドルを握ることができるために手を
いれる部分を与えるために、ハンドルの固定した部分の
下に凹部が形成されている。この凹部は円弧状の形状で
ありうる。
【0025】好ましくは、ケ−スの頂壁上に、シェルを
互いに固着させるための2つのキャッチが設けられる。
これらのとめは、ハンドル・ストリップがケ−スの頂壁
に装着される位置に配置されてもよい。このようにして
ハンドル・ストリップは上方からラッチに対して保護を
与える。
【0026】第6の態様では、本発明は自己組み立て型
のかばんのパックであって、一方が他方内に入れ込まれ
るケ−スのための第1および第2のシェルと、これらの
シェルを互いに釈放自在に固着させるためのキャッチを
具備し、そのキャッチは少なくとも1つのキャッチ部材
を具備し、第1のシェルにはそのキャッチ部材がその上
を摺動できるトラックが一体に形成され、第2のシェル
にはキャッチ・リップが一体に形成されており、組み立
てられたケ−スが閉じられたとき、キャッチ・リップが
第1のシェル上に担持されたキャッチ部材によって係合
されてシェルを互いに固着させるようになされた上記パ
ックを提供する。
【0027】このような構成では、キット形式のケ−ス
の場合に、強固で信頼できるキャッチを廉価に設けるこ
とができる。キャッチのコストは大きくはないから、比
較的多数の、例えば4個のキャッチをケ−スに設けるこ
とができる。
【0028】好ましい実施例のデザインでは、キャッチ
部材はプラスチック材料で容易に成型することができ
る。キャッチ・リップおよびキャッチ・トラックはシェ
ルを適当に成型して一体に形成してもよい。
【0029】他の態様では、本発明は自己組み立て型の
かばんのパックであって、一方が他方内に入れ込まれる
ケ−スのための第1および第2のシェルと、この第1お
よび第2のシェルを入れ込み状態に保持するパッケ−ジ
を具備したパックを提供する。
【0030】本発明の好ましい特徴は、自己組み立て型
のかばんのパックが互いに入れ込まれ得ることである。
これによってパックを容易にかつ従来のケ−スよりもは
るかに小さいスペ−スで積み重ねることができるという
点である。
【0031】従って、他の態様では、本発明は自己組み
立て型のかばんのパックのアセンブリであって、各パッ
クが上述したパックであり、互いに入れ込まれてスタッ
クを形成するようになされたものを提供する。
【0032】他の態様では、本発明は自己組み立て型の
かばんのパックであって、ケ−スのための第1および第
2のシェルを具備しており、第1のシェルは突出したリ
ムをを有しかつ第2のシェル内に入れ込まれ、第2のシ
ェルのリムは第1のシェルの突出したリムの背面におけ
るチャンネル内に受入れられる上記パックを提供する。
【0033】他の態様では、本発明は自己組み立て型の
かばんの第1および第2のパックよりなるアセンブリで
あって、各パックが上記各態様によるパックであり、第
1のパックは第2のパック内に入れ込まれ、第2のパッ
クに隣接した第1のパックのシェルは突出したリムを有
し、このリムの背面にはチャンネルが形成されており、
第1のパックに隣接した第2のパックのシェルのリムが
そのチャンネル内に受入れられるようになされたものを
提供する。
【0034】これらの構成はパックの保管時または運搬
時にパックのシェルを確実に位置決めするようになされ
ている。特に、多数のパックが互いに入れ込まれてスタ
ックを形成する場合、そのスタックの重さによってスタ
ックの底部におけるパックのシェルに変形を生じてしま
う傾向がある。上記の構成は、各パックにおけるシェル
のリムまたは隣接パックのシェルのリムを互いに相対的
に位置決めすることによってこのような変形Kを防止す
るのを助長する。プラスチック製のシェルの場合には、
このような変形によって、互いに入れ込まれたシェルを
封着させたり、あるいはシェルの壁に永久的な変形を生
じさせたりする問題を生じうる。
【0035】他の態様では、本発明は複数のかばんケ−
スよりなるパックであって、一方のシェルが他方のシェ
ル内に入れ込まれるそれらのケ−スのための複数のベ−
ス・シェルと複数のリッド・シェルと、組み立てられた
ケ−スが路面上立たされたときにそのケ−スを支持する
ために、各ケ−スに装着される路面係合支持手段を含ん
でおり、路面係合支持手段は入れ込まれたシェルととも
にパック内に配置されているものを提供する。
【0036】このパックの一形式では、各ケ−スのため
のリッド・シェルおよびベ−ス・シェルは一方が他方内
に入れ込まれてもよい。あるいは、リッド・シェルとベ
−ス・シェルがヒンジで互いに連結されてもよく、パッ
クは開放状態でケ−スを含んでおり、ケ−スは互いに入
れ込まれて、1つのケ−スのヒンジで連結されたシェル
が互いに並置関係に存在し、かつ隣接した開放ケ−スの
シェルに入れ込まれている。
【0037】
【実施例】図面はシェル半体と一緒に供給されるように
設計されたス−ツケ−ス10を示しており、それらのシ
ェル半体は互いに入れ込まれ、かつこのケ−スを使用し
たい人が容易に組み立てることができるようになされて
いる。使用後は、このケ−スは保管のために分解するこ
とができ、またその後に使用する場合には再度組み立て
ることができる。
【0038】ス−ツケ−ス10は2つの成型したプラス
チックシェル12および14を具備している。一方のシ
ェル12はベ−ス・シェルを構成し、他方のシェル14
はリッド・シェルを構成している。各シェル12、14
はそれぞれ周囲壁16、18を有している。周囲壁16
および18は図1に示されているように頂壁20、底壁
22および端壁24を形成する。ベ−ス・シェル12に
はケ−スの頂壁に沿って一体成型のハンドル・ストリッ
プ15が形成されている。このストリップの一部分が、
ケ−スの頂壁20から短い距離だけ離間されたキャリ−
・ハンドル26を形成している。このキャリ−・ハンド
ル26の下の頂壁20の中央領域に円弧状の凹部28が
形成されていて、人間がこのケ−スを運ぶためにハンド
ルを握る場合に十分なハンド・クリアランス(hand cle
arance)を与えるようになされている。
【0039】一対のホイ−ル11が、底壁22と端壁2
4の1つとの間のコ−ナの底壁の部分に取り付けられて
いる。底壁にはそれと他方の端壁24との間のコ−ナの
近くに一対のフ−トが取り付けられている。
【0040】シェル12および14はケ−スの底壁に沿
って互いにヒンジ付けされている。ケ−スを閉じた状態
でシェルを釈放可能に固着させるための4つの摺動可能
なキャッチが設けられている。2つのキャッチ32aお
よび32bはケ−スの頂壁20上に配置され、他の2つ
のキャッチ34aおよび34bは各端壁24上に1つず
つ配置されている。ハンドルを形成しているストリップ
15の端部は前壁20と端壁24との間のコ−ナ−を越
えて延長しおり、かつサイド・キャッチ34aおよび3
4bのハウジングに摺動可能に装着されてホイ−ルをこ
ろがしながらケ−スを引張ったり押したりするための可
撓性のル−プハンドルを形成している。このケ−スの特
徴についてさらに詳細に説明する。
【0041】図2および3を参照すると、一方のシェ
ル、この実施例ではベ−ス・シェルの周辺壁のリムが、
このシェルの周辺のまわりをサイド・バイ・サイド(並
置)の関係で延長している内側リップ21および外側リ
ップ23として形成されている。外側リップ23は内側
リップの高さより若干上方に突出しており、そしてこれ
らのリップ21および23間のチャンネル27内に中空
の弾性ストリップ25が配置されている。
【0042】ケ−スが閉じている場合には、リッド・シ
ェル14の側壁18の周辺のエッジがリップ21と23
の間のチャンネル27に係合する。ケ−スが完全に閉じ
ている場合には、リッド壁18のエッジ29が弾性スト
リップ25の表面に当ってそれを若干圧縮させる。この
ようにしてストリップ25が水や、塵埃、汚れ等がケ−
ス内に侵入するのを防止するあめの全天候型シ−ルを形
成する。弾性ストリップ25はチャンネルより幅が大き
いのでケ−スが閉じられると必ず圧縮され、そしてこの
ストリップが中空であるがために、ケ−スが一杯に詰込
まれても破損することなしに容易に圧縮されて耐久性と
信頼性のあるシ−ルを形成することができる。
【0043】内側リップ21が外側リップ23の高さを
越えて突出しているということは、ケ−スが閉じられる
と、内側リップ21がリッド・シェル14のエッジ29
を案内して、このエッジ29をリップ21および23間
のチャンネル27内に正しく位置決めすることを意味す
る。これによって、シェルのエッジが正しくミ−トし
て、さもないとケ−スが閉じられたときにシェルのエッ
ジが適切に整列されないと生じうるリムの破損または捩
れを防止する。
【0044】ベ−ス・シェル上の外側リップ23は下方
に延長して小さいリップ17を形成、このリップ17が
ベ−ス・シェル12のリムから下方に面した外部チャン
ネル19を画成する。
【0045】下記にさらに詳細に説明するように、肩部
31がベ−ス・シェル12の周辺近傍の周囲側壁16に
形成されおり、そしてリッド・シェル14の周囲側壁1
8にも同様の肩部23が形成されている。これらの肩部
は周囲の領域における壁の強度を増大させるとともに、
後述するようにケ−スの入れ込みを助長する作用をす
る。
【0046】図3および4を参照すると、シェル12お
よび14が底壁22に沿って離間された3つの突き合せ
ヒンジ30a、30bおよび30cによって互いにヒン
ジ付けされている。2つのヒンジ30aおよび30cは
底壁のコ−ナ−の近傍に配置されており、そして他のヒ
ンジ30bは底壁の中間に配置されている。
【0047】ヒンジ30cは図4にさらに詳細に示され
ている。このヒンジはそれぞれ周囲側壁16および18
のエッジに一体成型された2つの組のラグまたは突き合
せ部材36および38を具備している。ラグ36は外側
リップ23のエッジ上で成型されている。各組のラグ
は、ラグ36の組がラグ38の間の空間に嵌合するよう
に離間されている。円筒状の穴40が各ラグ36および
38中を通っている。一方のシェル、この実施例ではベ
−ス・シェル12には、ヒンジの一端の近くで狭いスロ
ット42が形成されている。このスロット42は外側リ
ップ23では浅いスロット42aとしてそして内側リッ
プ21ではそれより深いスロット42bとして形成され
ている。
【0048】ラグ36および38はL字状のヒンジ・ピ
ンによって互いに固着されている。ピン44のステムが
心合された穴40に挿入され、そのピン44の横方向部
分46はヒンジ・ピン44を所定の位置にロックするよ
うにスロット42を位置決めするために回転される。横
方向部分46は弾性ストリップ25の下に存在し、スロ
ット42aおよび42bを通ってケ−ス内に突入する。
この横方向部分はスロット42aおよび42b内に緊密
な嵌合を形成し、ピン44が事故で外れたりしないよう
になされている。ヒンジを組み立てるために、シェル1
2および14はそれらのシェル上のラグ36および38
が合致するようになされている。ヒンジ・ピン44のス
テムはラグで形成された円筒状穴40の端部に挿入さ
れ、そしてもとの位置に押戻される。横方向部分46は
手でピン44を容易に掴んでそれを穴40内に押し入れ
ることができるようにするためのハンドルとして機能す
る。そのステムがいったん完全に挿入されると、弾性ス
トリプ25をチャンネル27内に挿入して横方向部分4
6を覆うようにすることができる。
【0049】ヒンジは例えばケ−スを保管すべき場合に
解体することができるようになされている。ヒンジを解
体するためには、弾性ストリップ25をチャンネル27
から外に持ち上げ、そして次に横方向部分46を引張る
ためのハンドルとして使用してピン44を穴40から回
収する。ピン44がいったん取り出されると、ラグ36
および38の組は分離することができる。
【0050】スロット42aおよび42bは、ケ−スが
開かないかぎりピン44がヒンジ30cから除去できな
いようになされている。ケ−スが閉じている場合には、
リッド・シェルの壁18のエッジ19がベ−ス・シェル
12の内側および外側リップ21および23間にそれぞ
れ係合し、それによってピン44の横方向部分46がス
ロットから外に持ち上げられるのを阻止する。従って、
ヒンジ・ピンのステムはヒンジの円筒状穴40内に軸線
方向に固定される。これによって、ヒンジは容易に解体
できるように設計されているが、ヒンジ部品は、ケ−ス
がすでに開いていないかぎり、分離することはできない
ようになされていて、安全保障上の機能が高められる。
ケ−スは泥棒がヒンジ・ピンを外してケ−スを開けよう
とする場合、それができないようになされている。
【0051】他のヒンジ30aおよび30bの構造のよ
び組み立てもヒンジ30aについて上述したのと同様で
ある。特に、各ヒンジはヒンジ・ピンを所定位置にロッ
クするためのL字状ヒンジ・ピン44と、スロット42
を具備している。
【0052】図5〜10を参照すると、ベ−ス・シェル
12と一体成型されたプラスチック・ストリップ15は
中央のタブ54によって連結された2つの近接離間され
た平行なフランジ50および52の形をしている。この
ようにして、必要なプラスチック材料の量を少なくする
ために成型に一般的に均一な壁厚を与えるように、ハン
ドルが形成され、この場合、ハンドルは十分な長さとさ
れる。ストリップ15は円弧状の凹部28の各端部に1
つずつ配置された2つのウエブ62aおよび62bによ
ってベ−ス・シェル12の外側リップに接合される。ウ
エブ62aおよび62b間に延長しているストリップの
部分はキャリ−・ハンドル26を形成している。この部
分では、より狭い第3のフランジ56が2つのフランジ
50および52の下方において中央ウエブ54によって
担持されている。第3のフランジ56は一般的にU字状
の断面を有するゴム・ストリップ58を担持しており、
これがキャリ−・ハンドル26の下側に対接している。
ゴム・ストリップ58の側部は内方に曲げたリップ60
を有しており、これがフランジ56上に嵌着してゴム・
ストリップ58を所定の位置に保持する。
【0053】ウエブ62aおよび62bはケ−スの頂壁
20に対する2つのキャッチ32aおよび32bをもそ
れぞれ担持している。特に図5および6を参照すると、
ウエブ62aはストリップ15から離れる方向に傾斜し
た端壁64と、ケ−スの頂壁に沿って上記凹部の方に横
方向壁64から延長した段付き壁66をを有している。
端壁に隣接した領域では、ベ−ス・シェル12の外側リ
ップ23が段付き壁66まで切り返されて後でさらに詳
細に説明するリッド・シェル上のキャッチ・リップを受
入れるための凹部68を与えている。キャッチ凹部68
と円弧状の手を入れるための凹部28との間の領域で
は、外側リップ23が後述のキャッチ部材に対する第1
の位置決めフランジ70を設けるように短くなされてい
る。第2の位置決めフランジ72が第1の位置決めフラ
ンジ70の上でかつストリップ15の下側面の下方にお
いてウエブ62a上に形成されている。
【0054】リッド・シェル14の外部にはそれのリム
の近くにキャッチ・リップ74が形成されている。リッ
プ74はベ−ス・シェルにおけるキャッチ凹部68と合
致して位置決めされ、ケ−スが閉じた場合にキャッチ・
リップ74が凹部68内に受入れられるようになされて
いる。外側エッジ75はリッド・シェルのリムから離れ
る方向に曲げられている。
【0055】キャッチ部材76は第1および第2の位置
決めフランジ70および72上にそれぞれ摺動可能に取
り付けられている。キャッチ部材76は成型されたプラ
スチック材料で一体に形成されており、全体としてH字
状の断面を有し、2つの側壁78、内部の横方向連結壁
80および端壁82を有している。内壁80は側壁78
に隣接した領域71aおよび71bで隆起されている。
領域78aは図6に示されているようにキャッチ・リッ
プ74のエッジ75の形状に対応している。他方の隆起
した領域71bは内壁80と第1の位置決めフランジ7
0との間にギャップ77を形成している。この構成は、
第1のキャッチ32aの鏡像である第2のキャッチ32
bに対して同一のキャッチ部材が用いられ得るようにな
されている。
【0056】側壁の下端部にはそれぞれ下方に傾斜し内
方に突出した短いリップ84および86が形成されてい
る。キャッチ部材76の端壁82から遠い方の端部には
内壁80に長手方向のスロット88が形成されている。
このスロット88の上方では、側壁の上端部に内方に突
出した上方リップ90が形成されており、これらのリッ
プはそれぞれ側壁78間の距離の約三分の一だけ延長し
ている。端壁82はハンドル26上のゴム・ストリップ
58の一端部を受入れるための空洞を画成した円弧状の
開口を有している。端壁の下端部はキャッチ部材の下方
に突出して手を入れるための凹部28の円弧形状に合致
した形状のタブ115を形成している。
【0057】図6に示されているように、キャッチ部材
の上方リップ90は第2の位置決めフランジ72とハン
ドル・ストリップの下側面との間に嵌入している。内壁
80は第1および第2の位置決めフランジ70、72間
にそれぞれ嵌入している。1つの下方リップ84が外側
リップ23の背面におけるチャンネル19に係合し、ま
た他方の下方リップ86は第1の位置決めフランジ70
の下に係合している。
【0058】キャッチ部材は図8に示されているように
それがウエブ62aの端壁64に当接するロック位置と
図9に示されているようにそれが凹部28に突入するア
ンロック位置との間で摺動自在に可動である。
【0059】特に図6および8を参照すると、ケ−スが
閉じられかつキャッチ部材がロック位置に移動された場
合には、下方リップ86がリッド・シェル上のキャッチ
・リップに係合し、それによってキャッチ・リップ74
を凹部68内に捕捉された状態に保持し、リッド・シェ
ル14が開くのを防止する。ウエブ62aの段付き壁の
一部分がキャッチ部材76の内壁80のスロット88内
に受入れられる。
【0060】図9を参照すると、キャッチ部材76がア
ンロック位置に移動されると、このキャッチ部材76の
下方リップ86が移動してリッド・シェル14のキャッ
チ・リップ74から離間される。このようにしてキャッ
チ・リップ74はポケット68から離れる方向に自由に
移動でき、リッドを開けることができるようにする。
【0061】図8、9および10を参照すると、キャリ
−・ハンドル上のゴム・ストリップ58がキャッチ部材
の空洞92内に受入れられている。ストリップ58の端
部はキャッチ部材が凹部28内に突入することができる
程度を制限するための止めとして作用する。キャッチ部
材76がアンロック位置に移動されると、ゴム・ストリ
ップ58の端部がキャッチ部材の上方リップ90の端部
に当接する。
【0062】他方のキャッチ32bの構造は、このキャ
ッチ32bがキャッチ32aの鏡像であることを除け
ば、上述したキャッチ32aの構造と同様である。キャ
ッチ32bにはキ−操作されるロック93も形成されて
いる。
【0063】ロック93のデザインが図5に示されてい
るが、このロックは第2のキャッチ32bだけに適合す
るものであって、第1のキャッチ32aには適合しない
ものであることを理解すべきである。ロック93はキャ
リ−・ハンドル26の穴94内に取り付けられている。
ロック93は、キャッチ部材がロック位置にある場合に
キャッチ部材76の上方リップ90の端部に当接する位
置に移動され得る回転可能な当接面96を有している。
これよってキャッチ部材76がロック位置に固定され
る。
【0064】キャッチ32aおよび32bはゴム・スト
リップ58がキャリ−・ハンドル26に嵌着される前に
組み立てられる。ゴム・ストリップ58がすでに嵌着さ
れている場合には、それを除去しなければならない。
【0065】フランジ56はフランジ72よりも狭く、
かつキャッチ32aに対するキャッチ部材76の上方リ
ップ間のギャップはキャッチ部材が下方からキャリ−・
ハンドルの第3のフランジ56上を通るがフランジ72
上は通らないようにするのに十分なだけ広くなされる。
キャッチ部材76はフランジ上を通ると、第1および第
2の位置決めフランジ70および72までそしてロック
位置まで長手方向に摺動される。この手順は他方のキャ
ッチ32bの各キャッチ部材76に対して繰返される。
その後でゴム・ストリップ58がキャリ−・ハンドルの
第3のフランジ56上の所定位置に圧入嵌着される。
【0066】キャッチ部材を除去する必要がある場合に
は、単純に上記の手順を逆に行うだけてよい。ゴム・ス
トリップ58がまずキャリ−・ハンドル26から除去さ
れ、そしてキャッチ部材が手を入れるための凹部28の
中心に向けて外方に摺動される。
【0067】図11および12を参照すると、ハンドル
・ストリップ15はキャリ−・ハンドル部分26の両側
においてケ−スの頂壁20に沿ってそして端壁24およ
び頂壁20間のコ−ナ−の周りを延長している。ストリ
ップ15はウエブ62aおよび62bにおいて頂壁20
に単に接合されているにすぎない。ストリップ15の各
自由端部98aおよび98bでは、2つのフランジ5
0、52は拡大された横方向寸法の端部においてそれぞ
れタング102a、102bを有する単純な舌片100
aおよび100bとなされている。
【0068】舌片100aおよび100bはベ−ス・シ
ェル12の各端壁24に1つずつ形成された各ハウジン
グ104aおよび104bに摺動可能に受入れられる。
ハウジング104aおよび104bは後でさらに詳細に
説明すりょうにサイド・キャッチ34aおよび34bに
対するサイド・キャッチ部材のための取り付け具として
作用もする。
【0069】ハウジング104aは外側リップの近傍に
おけるベ−ス・シェルの周囲側壁のエッジ上に一体成型
されている。ハジング104aの領域では、外側リップ
23が切り返されて内側リップ21の高さ以上に突出し
ないようになされている。ハウジングのエッジは内側お
よび外側リップ21、23の端部と実質的に同一平面関
係にある。ハウジング104aは空洞106を画成して
おり、この空洞106は内側および外側リップ21、2
3間のチャンネル27に隣接した側に沿って開いてお
り、かつケ−スの頂壁20に最も接近した端部でも開い
ている。ハウジングの端部にはくびれ部108が成型さ
れていて、端部における横方向スロットに対する開口を
小さくしている。その横方向スロットはストリップ15
の舌片部分100aは通ることができるが、くびれ部1
08より横方向寸法の大きいタング102bは通ること
ができない。
【0070】舌片100aは空洞106内に受入れられ
てその空洞内を長手方向に摺動可能であるが、舌片10
0aはタング102aとくびれ部108によって捕捉状
態に保持されているから空洞から完全には取り出すこと
はできあに。ストリップ15のウエブ62aとハウジン
グ104aの間の部分は下降位置と上昇位置との間で可
動の可撓性ル−プ・ハンドルを形成している(図22参
照)。下降位置では、舌片100aが空洞106内に完
全に押込まれ、そしてストリップ15はシェル12の頂
壁に接近した位置にある。上昇位置(170で示されて
いる)では、舌片100aはタング102aが許容する
限度で空洞106から回収され、そしてストリップ15
の一部分がホイ−ル11を転がしながら手でケ−スを引
張るのに適したル−プ・ハンドルを形成するのに十分な
だけシェル12の表面から離間される。
【0071】ハジング104bの構造は、このハウジン
グ104aが反対側の端壁24上に形成されているから
鏡像であること以外は上述したハウジング104aの構
造と同様である。ハウジング104bに摺動可能に装着
されたストリップ15の部分は上述したものと同様の可
撓性ル−プ・ハンドルをも形成している。あるいは、ス
トリップ98bの端部をハウジング104bに固定成型
してもよい。
【0072】図12〜15はサイド・キャッチ34aの
1つの構造を示している。可撓性のカンチレバ−・タブ
110がケ−スの底壁22に最も近いハウジング104
aの端部から延長している。タブ110は直立ボタン1
12を有している。ベ−ス・シェルの切り返された外側
リップ23はリッド・シェル上に形成されたキャッチ・
タブ116を受入れるための凹部114を形成してい
る。キャッチ・タブ116はリッド・シェル14と一体
成型され、かつケ−スの頂壁20に最も近い端部におい
てシェル14に接合されている。タブ116は狭いギャ
ップ118によってシェル14から離間されており、そ
してタブ116はそれの自由端部でリッド・シェル14
の周囲側璧18のエッジに向って屈曲されている。
【0073】摺動可能なサイド・キャッチ部材120は
成型されたプラスチック材料で一体に形成されている。
キャッチ部材120は一般にU字状の断面を有し、外側
壁124によって接合された2つの側璧を有している。
外側壁124はケ−スの底壁に最も近い端部においてケ
−スに向って内方に屈曲されている。外側壁124には
屈曲された部分の近傍にスロット状の穴126が形成さ
れていて可撓性タブ110上のボタンと協働するように
なされている。側璧には一対の対向した短い内方に突出
したリップ128が形成されている。リップ128はキ
ャッチ部材120の全長の約半分だけ延長し、かつケ−
スの頂壁20に最も近いキャッチ部材120の端部に接
近して配置されている。図13を参照すると、キャッチ
部材120上のリップ128はポケット114の長さと
ほぼ同じ長さであり、そしてこれらのリップ間の間隔は
ハウジング104aの横方向寸法とほぼ同じである。
【0074】キャッチ部材120上のリップ128のう
ちの1つをリップ17上にひっかけかつ他方のリップ1
28をハウジング104aの凹部114に整列させ、キ
ャッチ部材120を手でハウジング104aに押しつけ
てリップ128が凹部114を通りそしてキャッチ部材
120の外壁124がハウジング104aの表面に触れ
るかあるいはほとんど触れるようにすることによって、
キャッチ部材120がベ−ス・シェル12に装着され
る。可撓性タブ110上のボタン112はキャッチ部材
120によって押されてそのタブ110をシェル12の
表面に向って屈曲させる。キャッチ部材120は、図1
4に示されているようにボタン112が穴126に係合
するまでケ−スの底壁22に向って短い距離だけ手で摺
動される。キャッチ部材120のこの位置において、キ
ャッチ部材のリップ128が外側リップ23の下、およ
びベ−ス・シェル12の後部リップ17に係合し、それ
によってキャッチ部材120をシェル12に固着させる
とともに、手動運動に対するガイドを形成する。
【0075】サイド・キャッチ部材120は、図14に
示されているようにボタン112がキャッチ部材の穴1
26に係合するロック位置と図15に示されているよう
なアンロック位置との間で摺動自在に移動できる。
【0076】図14を参照すると、ケ−スが閉じられか
つキャッチ部材120がロック位置に移動されると、そ
のキャッチ部材の側璧122がリッド・シェル14上の
キャッチ・タブ116(仮想線で示されている)上に嵌
合し、それによってキャッチ・タブを凹部114内に捕
捉状態に保持してリッド・シェル14が開くのを防止す
る。側璧122上のリップ128は狭いギャップ118
に係合してキャッチ・タブ116をキャッチにしっかり
と固着させる。
【0077】キャッチ部材の穴126に係合したボタン
112はキャッチ部材120が事故でロック位置が外れ
るのを防止するための安全キャッチとして作用する。こ
れは、端壁24上のサイド・キャッチ34aの位置決め
によってケ−スの取扱い時にカヤッチがノックを受けや
すくするので、望ましい。
【0078】図15を参照すると、サイド・キャッチ3
4aをアンロックするためには、ボタン112がそれを
指で押しつけることによって内方に押され、そしてキャ
ッチ部材120がケ−スの底壁に向って手で摺動され
る。キャッチ部材120は、キャッチ部材120の表面
に当接して爾後の移動を阻止するベ−ス・シェル12の
周囲側璧16の形状によってアンロック位置に停止され
る。アンロック位置では、キャッチ部材120のリップ
128はリッド・シェル14上のキャッチ・タブ116
(仮想線で示されている)から離間しており、それによ
ってキャッチ・タブ116をポケット114から外に持
上げてリッド・シェル14を開くことができるようにす
る。
【0079】キャッチ・タブ116はキャッチが開いて
いる場合に手で容易にアクセスすることができ、かつケ
−スを開ける場合にリッド・シェル14を持上げるため
に好都合なリフティング・ポイントを与える。
【0080】ケ−スを閉じる場合には、キャッチ・タブ
116の屈曲端部が、キャッチ部材120がロック位置
に移動されるにつれてシェル12および14を互いにし
っかりと押しつけるためのランプ面を与える。
【0081】サイド・キャッチ部材120がベ−ス・シ
ェル12から除去される必要がある場合には、そのキャ
ッチ部材120をケ−スに装着するための上述した手順
の逆を行うだけでよい。
【0082】他方のサイド・キャッチ34bの構造は、
キャッチ34bが反対側の端壁24に取り付けられてい
るためにキャッチ34aの鏡像であること以外は、上述
したキャッチ34aの構造と同様である。
【0083】図16〜19を参照すると、ケ−スはまた
一対の取外し可能なフ−ト13と、一対の取外し可能な
ホイ−ル11を具備している。ケ−スの底壁22の4つ
のコ−ナ−にはフ−ト13とホイ−ル11を取り付ける
ための凹部が設けられている。
【0084】ベ−ス・シェル12およびリッド・シェル
14にはそれぞれ1つずつ、フ−ト13を取り付けるた
めの浅い凹部130が形成されている。各凹部130の
エッジにはオ−バ−ハングしたリップ132が形成され
ており、また各フ−ト13のエッジにはシェル上のリッ
プに係合する凹部134が形成されている。各凹部13
0におけるシェル壁には穴137が形成されており、こ
の穴には固着用ねじをケ−スの内側から挿通してフ−ト
13を凹部130内に固着することができる。各フ−ト
13は中空の成型したバレル138を有しており、この
バレルにねじを締めつけることができる。
【0085】各フ−ト13をケ−スに装着するために
は、このフ−トにおける凹部がシェルのリップ132と
整列され、そしてフ−トが手でその凹部に押込まれる。
その後でロッキングねじがシェルの内側から穴137に
挿通される。フ−トを凹部130内の所定位置に固定す
るために適当な工具を用いてロッキングねじ136が締
めつけられる。
【0086】各フ−ト13を除去するためには、ロッキ
ングねじ136を緩めて取外し、そしてフ−ト13を凹
部130から外に摺動させるだけでよい。
【0087】底壁22の凹部130とは反対側の端部の
コ−ナ−にはさらに2つの凹部140が形成されてい
る。これらの凹部140は凹部130より深い。各凹部
140の1つの壁には2つの穴142が設けられてお
り、これらの穴に取り付けねじ144を挿通してホイ−
ル・アセンブリ146をシェルに固着することができ
る。
【0088】各ホイ−ル・アセンブリ146は軸150
を担持した金属の取り付け板148を具備している。プ
ラスチックまたはゴムのホイ−ル152は軸150上に
回転可能に取り付けられている。取り付け板は凹部14
0の穴142と合致した2つのねじ穴156を有してい
る。
【0089】各ホイ−ル・アセンブリ146は取り付け
板148の穴156を凹部140の穴142と心合させ
ることによってシェルに取り付けられる。2つの取り付
けねじ144はケ−スの内側から穴142に挿入され、
そして取り付け板148のねじ穴156に締めつけられ
る。
【0090】各ホイ−ル・アセンブリ146をシェルか
ら取り外すためには、2つの取り付けねじ144を緩め
るだけでよい。
【0091】図19に最も良く示されているように、ホ
イ−ル11に隣接した端壁24Aはフ−ト13に隣接し
た他の端壁24bより若干広い。従って、ケ−スの底壁
22は若干ウエジ形の形状をなしている。この非対称形
のデザインが、後述するようにシェルの入れ込みを容易
にする。
【0092】図19および20を参照すると、ケ−スの
底壁22には矢印159で示されているように固定用ス
トラップ161をケ−スに装着することができるように
するための2つの通路160がケ−スの底壁22に設け
られている。その固定用ストラップは例えば自動車のル
−フ・ラックにケ−スを装着するために用いられるスト
ラップであってもよい。通路160はベ−ス・シェル1
2の周囲側璧に一体に形成されている。ベ−ス・シェル
12およびリッド・シェル14にはル−プ160からこ
れらのシェルのエッジまで延長している領域に凹状部分
162が形成されている。
【0093】図21を参照すると、ス−ツケ−ス10は
買った人によって組み立てられる自己組み立て型のパッ
クまたはキットとして供給される。このパックはリッド
・シェル14、ベ−ス・シェル12、ケ−スの頂壁20
におけるキャッチ32aおよび32bのためのキャッチ
部材76aおよび76b、ケ−スの端壁24におけるキ
ャッチ34aおよび34bのためのキャッチ部材120
aおよび120b、一対のホイ−ル・アセンブリ146
およびそれらのホイ−ル・アセンブリのための2組の取
り付けねじ144、一対のフ−ト13およびこれらのフ
−トのための2つの取り付けねじ136、ヒンジ30
a、30bおよび30cのための3つのヒンジ・ピン4
4、キャリ−・ハンドル26のためのゴム・ストリップ
58、および弾性ストリップ25よりなっている。
【0094】このパックはリッド・シェル14とベ−ス
・シェル12を互いに入れ込んで構成されている。リッ
ド・シェル14はそれの周囲側璧18を下方に向けて配
列されており、ベ−ス・シェル12はリッド・シェル1
4の外表面上に置かれている。上述のきっとの他の取り
付け具はシェル間の領域に配置されたパケット150内
に入れてある。
【0095】シェル12および14は、フ−ト13を受
入れる凹部130を有するリッド・シェルの端部がホイ
−ル・アセンブリ146を取り付けるための凹部140
を有しているベ−ス・シェル12の反対端部に隣接する
ようにして入れ込まれている。同様に、ホイ−ル・アセ
ンブリ146を取り付けるための凹部146を有するリ
ッド・シェル14の端部はフ−ト13を受入れるための
凹部140を有するベ−ス・シェル12の反対端部に隣
接している。上述したようにケ−スの端壁24aおよび
24bが非対称のデザインとされているために、シェル
12および14間の領域152の高さはパックの一端部
の方が他端部より大きい。
【0096】そのようにした理由は、パックの全体の高
さを大きくしないで、それの一端部においてシェル間に
深い領域を設けるためである。ホイ−ル・アセンブリ1
46を取り付けるためのベ−ス・シェル12のかなり深
い内方に突入した凹部140を収容するために深い領域
が必要とされる。取外し可能な取り付け具を入れたパケ
ット150は最も大きい余地のある領域に配置されてい
る。取外し可能な取り付け具パケット150に対する他
の位置が図21に仮想線で示されている。ここでは、パ
ケット150はシェル14および第1のパックが入れ込
まれた同一のパックの他のシェル12’(これも仮想線
で示されている)のうちの1つの内側に存在している。
【0097】リッド・シェルの周囲側璧18に形成され
た肩部33は、周囲側璧が肩部のない真っ直ぐな傾斜壁
として形成されている場合よりも接近してシェル12、
14が互いに入れ込まれうるようにそれらのシェルの周
囲側璧16の内側および外側リップ21および23が入
り込むクリアランスを与える。内側リップ21と外側リ
ップ23の高さの差によってもシェルをより親密に入れ
込ませることが出行くようにするクリアランスが生ず
る。
【0098】パックでは、ハンドル・ストリップ15の
端部における舌片100はサイド・キャッチ34に対す
るハウジング104の外側に配置されうる。これは、ベ
−ス・シェル12の成型時に舌片100がハウジング1
04の外側に最初に形成されるからパッケ−ジ作成時に
好都合であろう。ハウジング104に舌片100を挿入
することがキットからケ−スを組み立てる場合の次のス
テップであろう。
【0099】あるいは、舌片100はベ−ス・シェル1
2の作成時にハウジング104に挿入してもよい。この
ための都合の良い段階は、プラスチックを硬化させるた
めにシェルが型から治具に移されているときであろう。
【0100】ヒンジ・ピン44の1つまたはそれ以上を
工具またはレンチとして形成して取り付けねじ144お
よび136の締めつけおよびホイ−ル13とフ−ト11
の取り付けの二重の目的を達成するようにするのが好都
合でありうる。例えば、ボルトとねじに六角形のアレン
・キ−型穴(Allen-key type hole)を形成してもよ
く、またヒンジ・ピン44のうちの1つにはボルトとね
じの穴に合致するアレン・キ−型の端部断面を有するよ
うに形成することができる。
【0101】ケ−スを組み立てるためには、パッケ−ジ
ングの前に行なわれていない場合にはハンドル・ストリ
ップ15の舌片100が側方に撚られそしてハウジング
104に挿入される。サイド・キャッチ部材120およ
びトップ・キャッチ部材76がベ−ス・シェルに装着さ
れ、その後でゴム・ハンドル・ストリップ58がキャリ
−・ハンドル26に装着される。ホイ−ル・アセンブリ
146とフ−ト13が、多分上述のように固定用工具と
して機能するヒンジ・ピン44のうちの1つの助けをか
りて、リッド・シェル14およびベ−ス・シェル12の
両方に取り付けられる。ヒンジ・ピン44がヒンジを形
成するために挿入され、そしてロッキング・スロット4
2内にロックされる。最後に、弾性ストリップ25がチ
ャンネル27に挿入される。
【0102】あるいは、必要に応じて、パッケ−ジング
の前にキャッチ部材は組み立てられてもよい。ケ−スの
ためのパ−ツのキットを含んだパッケ−ジは包装され、
そして他の同様のス−ツケ−ス・パッケ−ジと積み重ね
られるかあるいは入れ込まれ得る。パッケ−ジの全体の
高さは最も深いシェル、この実施例ではベ−ス・シェル
12の高さより若干大きいだけにすぎない。このデザイ
ンでは、互いに入れ込まれた2つのパッケ−ジの全体の
高さが単一の完成したス−ツケ−スの全体の高さより小
さい。
【0103】好ましい実施例のデザインで得られる特定
の利益は、ケ−ス・パッケ−ジを店に陳列するのに要す
るスペ−スを、従来の完成ス−ツケ−スに必要なスペ−
スと比較して、全体として小さくできる点である。従っ
て、店の陳列棚上におけるス−ツケ−ス・パッケ−ジの
密度を高くして、ス−ツケ−スの販売を店主にとって経
済性が高くかつ魅力のあるものにする。従来のス−ツケ
−スはスペ−ス要件が高かったためス−パ−マ−ケット
ではス−ツケ−スの販売は好まれない傾向があったが、
上述の利点は特に大型ス−パ−マ−ケットの場合に有望
である。
【0104】ス−ツケ−ス・パッケ−ジの積み重ね密度
が高いことは倉庫保管よび輸送の費用を節減でいる利点
もある。
【0105】上記好ましい実施例で説明したス−ツケ−
スは例えばそのケ−スを保管するような場合に簡単に分
解することができることが意図されていることも理解さ
れるであろう。ヒンジ・ピン44を取外し、そしてリッ
ド・シェルとベ−ス・シェルを互いに入れ込む。シェル
を適切に入れ込みことができるようにするためには、内
側のシェルのフ−トとホイ−ルを取外し、そしてヒンジ
・ピン44と一緒に保管しなければならない。しかし、
キャッチ部材76および120のうちのいずれかを取外
したり、あるいは外側のシェルのフ−トおよびホイ−ル
を取外したりする必要があってはならない。入れ込まれ
たシェルはケ−スを保管するのに必要な全体のスペ−ス
を従来のス−ツケ−スを保管するのに必要なスペ−スと
比較して実質的に小さくすることができる。入れ込まれ
たシェルは従来のス−ツケ−スよりも取扱いがはるかに
容易である。
【0106】上述の実施例ではリッド・シェルがベ−ス
・シェルに入れ込まれたが、他の実施例ではベ−ス・シ
ェルをリッド・シェルに入れ込んでもよい。このような
構成では、シェルの間に取外し可能な取り付け具のパッ
ク150を格納するのに十分な空間が存在しない。パッ
ク150はシェルの外に格納しなければならない。図2
を参照すると、ベ−ス・シェルがリッド・シェルに入れ
込まれた場合には、リッド・シェル14のリム・エッジ
がベ−ス・シェル12のリムの後でチャンネル19内に
嵌入してそれらのシェルを確実に位置決めする。このこ
とは前述のようにシェルの壁の破損や変形を防止するの
を助長する。
【0107】第1の代替パッケ−ジング方式は入れ込ま
れたシェルと取外し可能な取り付け具をブリスタ−・パ
ックに入れることである。取外し可能な取り付け具はこ
のブリスタ−・パックに形成されたポケットに入れるこ
とができる。
【0108】第2の代替パッケ−ジング方式は入れ込ま
れたシェルをカ−ドボ−ドやポリスチレンのような硬質
壁型パッケ−ジに入れることである。このパッケ−ジは
シェルを支持する場合に構造的補強を与え、ケ−ス・パ
ッケ−ジの大きいスタックの底におけるシェルがそのス
タックの重さで破損されることがないようにする。
【0109】図21および28を参照すると、パックが
ベ−ス・シェル12に入れ込まれたリッド・シェル14
を具備する場合には、ベ−ス・シェル12のリムにおけ
るチャンネル19がこのベ−ス・シェル12上に入れ込
まれた他の自己組み立て型パックを確実に位置決めする
ためのアクセスを与えることができる。リッド・シェル
のリムのエッジ29はチャンネル19に嵌入することが
できる。このような構成はパックのより安定したまたは
確実な入れ込みを可能にし、かつより親密にパックを互
いに入れ込むことができるようにする。この構成では、
各パックに対して用いられるパッケ−ジングは1つのパ
ックのエッジ29が隣接のパックのチャンネル19に嵌
入しないようになされている。
【0110】上述した好ましい実施例では、ハンドル・
ストリップ15はベ−ス・シェルと一体に形成されてい
るが、他の実施例では、ハンドル・ストリップはシェル
とは別個に形成され、例えばねじによってシェルのうち
の1つに取り付けられうる。
【0111】上述の好ましい実施例では、ハンドル・ス
トリップ15がケ−スの頂壁20の両端部において可撓
性のル−プ・ハンドルを形成するが、他の実施例では、
ホイ−ル13が取り付けられた底壁22の端部に対角線
方向に対向した頂壁20の端部に可撓性のル−プ・ハン
ドルを設けてもよい。図22を参照すると、ハンドル・
ストリップ15の固定端部は、頂壁20とストリップ1
5の下側面との間を延長した一体成型のウエブ165に
よってケ−スの頂壁に取り付けられうる。
【0112】ハンドル・ストリップ15はこのストリプ
ップ15をベ−ス・シェル12に接合するウエブ62a
および62bの各側に位置づけられた通路167aおよ
び167bを有していてもよく、その通路に固着用スト
ラップをケ−スの底壁22における通路160の場合と
同様に挿通することができる。図22に示されているよ
うに、一方の通路167bはウエブ62bとウエブ16
5の端部との間の間隙によって形成され得る。他方の通
路167a、ベ−ス・シェル12のリムからハンドル・
ストリップ15に下側面に向って上方に突出した壁16
9によって画成され得る。この壁169はハンドル・ス
トリップの下面には付着されておらず、それから約3mm
だけ離間されうる。
【0113】上述した好ましい実施例では、ケ−スを立
てることができる2つの取外し可能なフ−ト13が設け
られたが、他の実施例では、1つだけのフ−ト13’を
設けてもよい(図19に仮想線で示されている)。ホイ
−ル11との組合せ、フ−ト13はトライポットとして
3つの点でケ−スを支持する。フ−ト13’はベ−ス・
シェル12のリム上に一体に形成されうる。
【0114】図21を参照すると、フ−ト13’がベ−
ス・シェル12のリム上に一体成型されるべき場合に
は、それがシェルのリムから突出するが、自己組み立て
型パックではベ−ス・シェル12とリッド・シェル14
との入れ込みを妨害しないことが解る。シェルを入替え
れば、すなわちベ−ス・シェル12をリッド・シェル1
4内に入れ込めば、フ−ト13’がシェルの入れ込みを
妨害しないことも解る。
【0115】上述した好ましい実施例では、タブ110
がハウジング104と一体に形成されたが、他の実施例
では、それらのタブは取外し可能な要素として作成され
キット・パックで別個に供給され得る。図23および2
4はこのような実施例のサイド・ラッチの詳細を示して
いる。各タブ200はL字状をなしており、1つのア−
ム202がボタン112を担持している。他方のア−ム
204はケ−スの底壁に最も接近したハウジング10
4’の端部に形成された凹部206に挿入される。ア−
ム204には凹部206の内側壁を把持する横方向リブ
208が形成されている。タブ200は、サイド・キャ
ッチがいったん組み立てられると、キャッチ部材12
0’によって所定位置に保持される。タブ200は前述
と同様にしてキャッチ部材120’と作用してサイド・
キャッチが事故で開くのを防止する。タブ200は視覚
的なコントラストを与えるためにシェルのキャッチ部材
とは異なる色にしてもよい。
【0116】図24はまたハウジング104’の外壁2
10に対してなしうる他の修正を示している。図24お
よび12を参照すると、外壁210には、ケ−スが開け
られるべきときに、リッド・シェル上のタブ116によ
って与えられる持上げ面の位置を表示するための矢印デ
ザイン212を浮彫りにしてもよい。この矢印デザイン
212はサイド・キャッチがロックされた場合にはキャ
ッチ部材120によって覆われるが、サイド・キャッチ
がアンロックの場合にはリッド・シェルを持上げて開け
るためのタブを示すために目に見えるであろう。
【0117】タブ110および200に対する他の代替
案は、タブ110を用いないで、サイド・キャッチ34
の事故によるアンロックを防止するために各キャッチ部
材に安全ラッチを組込むことも考えられている。
【0118】ヒンジ30a、30bおよび30cはそれ
ぞれラグがラインアップされた後でヒンジ・ピンが挿入
される突き合わせヒンジとして説明されたが、中央のヒ
ンジ306はクリプ式のヒンジとして形成されてもよ
い。図25、26および27はこのような他のデザイン
をしめしている。クリップ式ヒンジでは、少なくとも1
つの組のラグ36’および38’がヒンジ・ピン上に嵌
着するフックの形で存在するように一側に沿って開いて
いる。このようなデザインのヒンジは、円筒状のバレル
・ラグよりも開いたフック型のプラスチック・ラグを成
型するほうが簡単であるから、製造上の理由から好まし
い。しかし、端部のヒンジの強度を低下させないよう
に、中央のヒンジだけにこの代替デザインを用いること
が好ましい。
【0119】図面に示されているように、両方の組のラ
グ36’および38’がフックとして形成されうるもの
であり、これらのラグはベ−ス・シェル12およびリッ
ド・シェル14のリムから離れる方向に延長している。
ラグ38’のすぐ背後においてリッド・シェル14の外
表面上に突出したリブ220が形成される。使用時に、
組み立てられたケ−スが完全に開けられると、リブ22
0がベ−ス・シェル12のリム上に形成された後部チャ
ンネル19に係合して、さもなければヒンジを緩めてし
ます原因となるラグ36’および38’の横方向の移動
を防止する。
【0120】ケ−スの組み立て時には、ヒンジ30b’
が他の2つのヒンジ30aおよび30cの組み立ての後
で組み立てられる。特に図27を参照すると、リッド・
シェルとベ−ス・シェルの隣接した側面が矢印222で
示されているように互いの方向に押しつけられ、ラグ3
8’がラグ36’間の空間に嵌入する。L字状のヒンジ
・ピンがラグによって形成された穴に挿入され、そして
他のヒンジ30aおよび30cの場合と同様にしてスロ
ット42に固着される。図27に示されているよう
に、、ケ−スが完全に開けられると、ラグ36’および
38’がヒンジ・ピンを覆い、従ってヒンジ30bが他
のヒンジ30aおよび30cと類似したものとなる。こ
れによって、ケ−スが開いているときにヒンジ・ピンが
見える原因となるラグにおける間隙の問題を回避してい
る。
【0121】図26において仮想線で示されているよう
に、クリップ式ヒンジ30bのためのL字状ヒンジ・ピ
ンが1つの組のラグ36’または38’と一体成型され
かつそれの間を延長しているシャフトで置換されうる。
この構成では、他の組のラグがそのシャフト上に嵌着ま
たはクリップするフックとして形成されるであろう。し
かし、このようなデザインは複雑な成型機構を必要と
し、しかもL字状のヒンジ・ピンを用いたクリップ式ヒ
ンジのようには強靭ではない。この理由のために、独立
のヒンジ・ピンを用いたデザインが現在では好まれてい
る。
【0122】この実施例では、図3に示されているよう
に、ヒンジ30a、30bおよび30cは離間しており
かつシェルのリムを誇っているが、他の実施例では、ヒ
ンジの間でケ−スの底壁に沿って延長した突出したリブ
をシェルの1つに形成してもよい。ろのリブはケ−スが
乱暴に取扱われている場合あるいはケ−スが凸凹路面上
をホイ−ルをころがしながら引張られる場合に、ヒンジ
の端部が例えばノックしたりあるいは突き当ったりする
のを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自己組み立て型のス−ツケ−スを組み立て状態
で示す斜視図である。
【図2】ケ−スのシェルのリムを示す断面図である。
【図3】ス−ツケ−スの開放状態を示す斜視図である。
【図4】ヒンジの1つの構造を示す斜視図である。
【図5】上方キャッチの1つの構造を示す展開図であ
る。
【図6】図5の線VI-VIに沿った断面図である。
【図7】図5の線VII-VIIに沿った断面図である。
【図8】ラッチのロック状態を示す側面図である。
【図9】ラッチのアンロック状態を示す側面図である。
【図10】ラッチの詳細を上方から示す部分図である。
【図11】可撓性のル−プ・ハンドルの構造を示す側面
図である。
【図12】サイド・ラッチの1つの構造を示す側面斜視
図である。
【図13】サイド・ラッチの組み立て態様を示す側面断
面図である。
【図14】サイド・ラッチの組み立て態様を示す側面断
面図である。
【図15】サイド・ラッチの組み立て態様を示す側面断
面図である。
【図16】フ−トの1つの組み立てを示す斜視図であり
ます。
【図17】図16の線A−Aに沿った断面図である。
【図18】ケ−スに取り付けられるホイ−ルの1つを示
す断面図である。
【図19】ケ−スの下面図である。
【図20】ストラップ装着ル−プの1つを詳細に示す斜
視図である。
【図21】組み立てられていない状態で自己組み立て型
ケ−スを格納するパックを示す断面図である。
【図22】ハンドル・ストリップの代替的特徴を詳細に
示す側面図である。
【図23】サイド・キャッチの他の構成を側部から示す
断面図である。
【図24】図23のサイド・キャッチの斜視図である。
【図25】ケ−スのセンタ−・ヒンジの他の構成を示す
斜視図である。
【図26】図25の構成のダイヤグラム図である。
【図27】図25のヒンジのアセンブリを示す平面図で
ある。
【図28】同一のパックに入れ込んだ状態で図21のパ
ックの詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
10: ス−ツケ−ス 11: ホイ−ル 12: ベ−ス・シェル 13: フ−ト 14: リッド・シェル 15: ハンドル・ストリップ 21: リップ 23: リップ 25: 弾性ストリップ 26: キャリ−・ハンドル 27: チャンネル 28: 凹部 30: 突き合せヒンジ 32: キャッチ 34: キャッチ 44: ヒンジ・ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A45C 13/00 A45C 13/00 F (56)参考文献 実開 昭52−113032(JP,U) 実開 昭49−139233(JP,U) 実開 昭50−32310(JP,U) 実開 昭56−106622(JP,U) 実開 昭58−155804(JP,U) 実公 昭17−14179(JP,Y1) 実公 昭46−6975(JP,Y2) 仏国特許出願公開1433227(FR,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45C 5/00 A45C 5/04 A45C 5/10 A45C 5/14 A45C 13/00

Claims (34)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かばんを構成するケースのための互いに
    入れ込まれるベース・シェル(12)及びリッド・シェ
    ル(14)と、ケースの組み立て時に前記ベース・シェ
    ル及びリッド・シェルを連結するためのヒンジ手段(3
    0)を具備する、自己組み立て型かばんを組み立てるた
    めのパックにおいて、前記ケースが組み立てられる時に
    前記ケースの外表面に取り付けて、前記ケースが路面上
    に立てれた時に前記ケースを支持するための路面係合支
    持手段(11、13)を具備しており、前記路面係合支
    持手段は前記シェルの入れ込みを妨害しないように配置
    されていることを特徴とする、自己組み立て型かばんを
    組み立てるためのパック。
  2. 【請求項2】 前記パックが他の同一のパックに入れ込
    まれるようになされた請求項1のパック。
  3. 【請求項3】 前記路面係合支持手段(11、13)
    が、前記シェルの一方と、前記パックが入れ込まれる同
    一のパックの他方のシェルとの間に存在するようにし
    て、前記一方のシェルの内側に配置される、請求項2の
    パック。
  4. 【請求項4】 前記路面係合支持手段(11、13)
    が、前記2つの互いに入れ込まれたシェルの間で前記パ
    ック内に配置される、請求項1又は2のパック。
  5. 【請求項5】 前記路面係合支持手段(11、13)
    が、前記ケースの底に取り付けられるホイールを具備し
    ている、請求項1〜4のうちの1つによるパック。
  6. 【請求項6】 前記路面係合支持手段(11、13)
    が、前記ケースの底に取り付けるためのフート(13)
    を具備している、請求項1〜5のうちの1つによるパッ
    ク。
  7. 【請求項7】 前記ヒンジ手段が、前記前記路面係合支
    持手段と一緒に、前記パック内に配置される、請求項1
    〜6のうちの1つによるパック。
  8. 【請求項8】 前記ケースが組み立てられる時に前記路
    面係合支持手段を前記ケースの底に取り付けるための凹
    部(130、140)が前記シェルの少なくとも1つに
    設けられている、請求項1〜7のうちの1つによるパッ
    ク。
  9. 【請求項9】 前記路面係合支持手段を前記凹部内に位
    置決めするための相互係合位置決め手段が、前記路面係
    合支持手段のうちの少なくとも1つと前記凹部の1つの
    壁上に設けられ、前記位置決め手段は、前記路面係合支
    持手段の1つ及び前記凹部の前記1つの壁上に形成され
    た少なくとも1つのリップ(132)と、前記路面係合
    支持手段の他の1つおよび前記凹部の前記壁上に形成さ
    れに形成されて前記少なくとも1つのリップと協働する
    少なくとも1つの蟻溝よりなる、請求項8のパック。
  10. 【請求項10】 前記路面係合支持手段が、固定手段
    (136)によって前記凹部内に固着される請求項8又
    は9のパック。
  11. 【請求項11】 取り付け板(148)が前記路面係合
    支持手段の1つ(13)に装着され、前記取り付け板
    は、前記ケースが組み立てられる時に、前記凹部(14
    0)内に固着される請求項8、9又は10のパック。
  12. 【請求項12】 前記ヒンジ手段は、前記ケースが組み
    立てられる時に前記シェル上の協働するヒンジ突合せ部
    材(30)に挿入するためのヒンジ・ピン(44)を具
    備している請求項1〜11のうちの1つによるパック。
  13. 【請求項13】 前記ヒンジ・ピン(44)が実質的に
    L字状をなしている請求項12のパック。
  14. 【請求項14】 前記組み立てられたケースを閉じた時
    に前記ヒンジ・ピン(44)と協働して前記ヒンジ・ピ
    ン(44)が前記ヒンジ突合せ部材(30)から外れる
    のを防止するためのロック手段(42)が前記シェルの
    1つに設けられている請求項12または13のパック。
  15. 【請求項15】 前記ロック手段は、前記シェルの1つ
    に形成されたスロット状の通路を具備しており、前記ヒ
    ンジ・ピンが前記ヒンジ突合せ部材に挿入される時に前
    記ピン(46)の一端部が前記通路に係合可能であり、
    前記ケースを閉じた時に、前記ヒンジ・ピンは他のシェ
    ルのリムによって前記通路内に捕捉されるようになされ
    ている請求項14のパック。
  16. 【請求項16】 前記路面係合支持手段を固着するため
    の固定手段をさらに具備し、前記ヒンジ・ピンが前記固
    定手段を固着するための工具又はレンチを形成するよう
    になされている請求項12〜15のうちの1つによるパ
    ック。
  17. 【請求項17】 前記ヒンジ手段が、前記ケースの底壁
    における少なくとも2つの突き合せヒンジ(30)を具
    備しており、各突き合せヒンジはヒンジ・ピン(44)
    と、前記ヒンジ・ピン受け入れるための通路(40)を
    それぞれ有する前記ベース・シェル(12)上の第1の
    組の近接離間したヒンジ・ラグ(38)と、前記ヒンジ
    ・ピン受け入れるための通路(40)をそれぞれ有する
    前記リッド・シェル(14)上の第2の組の近接離間さ
    れたヒンジ・ラグ(36)を具備しており、前記ケース
    が組み立てられた時、前記第1の組のヒンジ・ラグ(3
    8)が前記第2の組のヒンジ・ラグ(36)の間の空間
    内に受け入れられ、前記通路が一緒になって、前記ヒン
    ジ・ピン(44)が挿入される実質的に連続した穴(4
    0)を形成するようになされている、請求項1〜16の
    うちの1つによるパック。
  18. 【請求項18】 前記ケースの底壁(22)上に3つの
    突き合せヒンジが設けられている請求項17のパック。
  19. 【請求項19】 各シェルがリムを有しており、かつ前
    記ヒンジ・ラグ(36、38)が前記シェルのリム(2
    3及び29)上に一体に形成されている請求項17のパ
    ック。
  20. 【請求項20】 前記ケースの頂壁を横切って延長しか
    つ頂壁(20)上の複数の点で前記第1のシェル12に
    固定されて固定キャリー・ハンドル(26)を画成する
    ハンドル・ストリップ(15)を具備し、前記ハンドル
    ・ストリップ(15)の少なくとも1つの端部(98
    a)が前記第1のシェル(12)に摺動可能に付着さ
    れ、前記端部の近傍においける前記ハンドル・ストリッ
    プの部分は持ち上げ可能なループ・ハンドルを画成する
    ように可撓性である請求項1〜19のうちの1つによる
    パック。
  21. 【請求項21】 前記ハンドル・ストリップ(15)が
    前記第1のシェル(12)と一体に形成されている請求
    項20のパック。
  22. 【請求項22】 前記シェルがプラスチック材料で作成
    されている請求項21のパック。
  23. 【請求項23】 前記1つの端部が、前記第1のシェル
    12上に形成された凹部(104a)内に捕捉されてい
    るがその凹部内で摺動可能な舌片(100a)を具備し
    ている請求項20、21又は22のパック。
  24. 【請求項24】 前記舌片は拡大された端部(102
    a)を有し、前記凹部がくびれ部(108)を有し、前
    記拡大された端部(102a)は横方向の大きさが前記
    くびれ部(108)を通過できない大きさである請求項
    23のパック。
  25. 【請求項25】 前記ハンドル・ストリップ(15)の
    前記1つの端部が前記ケースの端壁(24)に摺動可能
    に付着されており、前記ハンドル・ストリップ(15)
    が前記端壁(24)と頂壁(20)の間のコーナーの周
    りを延長している請求項20〜24のうちの1つのパッ
    ク。
  26. 【請求項26】 前記ハンドル・ストリップの前記1つ
    の端部(98a)が、前記シェルを釈放可能に固着させ
    るための前記第1のシェル(12)上のキャッチ部材
    (120)のための取り付け部内に収容されている請求
    項20〜25のうちの1つのパック。
  27. 【請求項27】 前記互いに入れ込まれたシェルの間に
    は空洞が形成され、前記空洞の一端部における前記シェ
    ルの間隔が他端部よりも間隔よりも大きくなされている
    請求項1〜26のうちの1つのパック。
  28. 【請求項28】 各シェルが周側壁を有しており、前記
    ベース・シェルの第1の側に沿った周壁の方が、前記第
    1の側に対向した第2の側に沿った周壁よりも深くなさ
    れている請求項27のパック。
  29. 【請求項29】 各シェルが周壁(16、18)を有し
    ており、前記リッド・シェル(14)の第1の側に沿っ
    た周壁(16)が前記第1の側に対向した第2の側に沿
    った周壁よりも深くなされている請求項27又は28の
    パック。
  30. 【請求項30】 前記リッド・シェル(14)の前記第
    1の側を前記ベース・シェル(12)の前記第2の側に
    隣接させてかつ前記リッド・シェルの第2のエッジを前
    記ベース・シェルの第1のエッジに隣接させた状態で、
    前記シェルが互いに入れ込まれる請求項29のパック。
  31. 【請求項31】 前記路面係合支持手段(11、13)
    の少なくとも一部分が、シェルの間隔が比較的大きい領
    域において前記2つのシェルの間に収容される請求項2
    7〜29のうちの1つのパック。
  32. 【請求項32】 前記ベース・シェル(12)が突出し
    たリップを有しており、前記リップは前記ベース・シェ
    ルとの間に延長したチャンネル(19)を画成し、前記
    リッド・シェルは前記ベース・シェルの前記チャンネル
    内に入れ込まれるリムを有していることを特徴とする請
    求項1のパック。
  33. 【請求項33】 前記チャンネル(19)は前記突出し
    たリップの背面において前記ベース・シェルの全周にわ
    たって延長している請求項32のパック。
  34. 【請求項34】 自己組み立て型かばん用の第1および
    第2のパックよりなるアセンブリであって、各パックは
    請求項32又は33によるパックであり、第1のパック
    が第2のパック内に入れ込まれ、第2のパックに隣接し
    た第1のパックのシェルが突出したリップを有し、前記
    リップの背面にチャンネル(19)が形成されており、
    第1のパックに隣接した第2のパックのシェルのリムが
    前記チャンネル内に収容されるようになされたアセンブ
    リ。
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