JPH05193658A - 持運び可能な搬送兼保存用容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数結合可能な持運び可能な搬送兼保存用容
器を提供すること。 【構成】 容器１の相対している二つの短辺側５，６の
各々の終端領域９，１０に他方の容器と結合するための
結合要素７，８が設けられており、両短辺側５の第一の
短辺側において第一の結合要素７が相手方と係合するた
めの雄形を有している第二の結合要素８が設けられてお
り、かつ、他方の相対している第二の短辺側６には相手
方を収容するための雌形を有しており、両短辺側５，６
のこれらの両終端領域９，１０が結合要素７，８を介し
て容器１の持運び把手４が固定されている他方の短辺側
１１に隣接していること

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、容器がトランクの形を
しており、ケース部分、カバー並びに持運び把手とを備
えた、工具類および小型機械類のような機器類のための
持運び可能な搬送兼保存用容器および多数のこのような
多数の容器から成る搬送装置並びにこのような容器のた
めの保持体に関する。

【０００２】

【従来の技術】工具類および小型機械類並びに他の機器
類はその保護と搬送のため大抵は金属或いは合成物質或
いは他の材料から成る容器に収納される。これらの容器
は機器類およびそれらのための付属品を保護するのに、
また適当なは搬送容器として役立つ。特に建築の分野に
おいては大抵多数の工具類および小型機械類を必要と
し、これらをある作業現場から他の作業現場へと持運ば
なければならない。人が持運を行う際は同時にせいぜい
二つの容器を運ぶことができるに過ぎない。これは煩わ
しいことである。多数の容器を同時に搬送できる搬送車
両は概して存在していないか或いは底部が走行に適して
おらず、走行しにくいので使用されない。多数の容器を
固定ひも或いはベルトでまとめ運搬することも知られて
いる。固定ひもは付属部品であるので、紛失しやすい。
まとめられた容器はもはや個別に取扱うことが不可能で
ある。例えば中間の容器に入っている小型機械類が必要
し、取出そうとする際、固定ひもをほどき、すべての容
器をばらばらにしなければならない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、単独の容器として公知の搬送容器と同様の様式で
使用することができる容器であり、しかも同時にその多
数を簡単な方法で、付加的な結合要素を必要とすること
なく、まとめて一つの搬送単位とすることが可能な容器
を提供することである。

【０００４】更に本発明の課題は、互いに結合されてま
とめられ一つの搬送単位を形成する多数の容器の各々の
容器を個別に取扱うことができ、搬送結合を解離するこ
となく、その中に入っている工具類或いは小型機械類類
を取出すことができるように上記容器を構成することで
ある。更に個々の搬送容器を更に簡単な方法で保持部に
懸架し、留置することができるように容器を構成するこ
とである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の課題は特許請求の
範囲の請求項１の特徴部に記載の構成により解決され
る。他の有利な構成は特許請求の範囲の請求項２から１
２に記載した。

【０００６】本発明による搬送兼保存用容器にあって
は、多数の個々の容器の結合のための結合要素が互いに
直接容器に形成されており、これによりこれらの結合要
素が無くなることがないと言う利点が得られる。同じ形
状で形成された雄型と雌型を備えたそれぞれ一つの結合
要素が容器の各々に設けられているので、根本的に任意
の数の多数の容器をまとめることが可能である。この結
果、一つの容器の雌型を備えた結合要素が他方の容器の
雄型を有する結合要素内に形状一体的に係合される。次
いで互いに形状一体的に結合された容器は一緒に持運び
把手で持上げ、持運ぶことが可能である。持運び把手に
相対している容器の短辺側に付加的に設けられている安
全部材は互いに結合される容器間を結合し、かつ容器が
結合要素を中心にして旋回運動に対して耐久性を有して
いる。このような構成から、互いに結合される多数の容
器の下方の角偶領域にキャスター保持部を挿入され、安
全部材の固定あぶみ状部を介して容器の一つと解離可能
に結合できると言う利点が得られる。この構成にあって
は例えば三つ或いは四つの容器を互いに結合することが
可能であり、この場合搬送のため連鎖状に結合された容
器の一つの端部のみを持上げるだけでよく、互いに結合
された容器の運動は挿入されたローラにより容易にな
る。この構成は、特に個々の器内に重量のある機器類或
いは手動機械類器具が収容されている際、これらの容器
の搬送を著しく容易にする。容器の短辺側の領域に持運
び把手を備えた結合要素を設けることにより、容器を比
較的容易にまとめることができる。適当な形状を付与す
ることにより、雄型を備えた結合要素は持運び把手の延
長部として役立つ。結合要素の重要な部分を容器のケー
ス部分と結合することにより容器のカバーを、多数の容
器が結合要素を介して互いに結合されている場合でも開
くことができる。このようにして収納されている工具類
類或いは小型機械類類を保存している多数の容器を二
つ、三つ或いは四つの容器の単位として接合し、まとめ
ることが可能となる。その際所属している工具類類或い
は小型機械類類に常に一様に接近でき、掴むことがで
き、このような工具類類或いは小型機械類類が入った容
器がどこにあるかを探す必要がない。更に各々の容器の
雌型を備えた結合要素により、容器をそれらの工場内の
載置場所に或いは展示室内において簡単な方法により保
持部に懸架し、貯留しておくことができると言う利点が
得られる。この目的のため雌型を備えた結合要素は保持
部の上方へと突出しているほぞに挿入され、このように
して懸架される。このような構成により、例えば販売陳
列台上に、多数の容器を互いに並置して配列すること、
並びに容器を多数の列で互いに上下に配列することが可
能となる。両結合要素の雄型および雌型は色々に変更可
能であるが、形状付与を簡単に行えると言う理由から雄
型を備えた結合要素にあって三角形或いはアーチ状の形
のあぶみ状部を設けるのが特に適当である。しかし、も
ちろん、これらのあぶみ状部を直角形に或いは色々な形
状の組合わせで形成することも可能である。第二の結合
要素の雌型は適当な方法により雄型の形状変更に適応さ
れ、これにより形状一体的な結合が達せられる。

【０００７】以下に添付した図面に図示した実施例につ
き本発明を詳しく説明する。

【０００８】

【実施例】図１に図示した持運び可能な搬送兼保存用容
器１は手さげトランクとして形成されており、小型の工
作機械類類、例えば付属品を含めた穿孔装置等を収容
し、持ち運ぶためのものである。図示した容器、即ちト
ランク１はケース部分２とカバー３とから成り、これら
二つの部分は合成物質から造られている。トランク１は
多数の短辺側５，６，１１と１８とを備えており、短辺
側１１には持運び把手４が設けられている。容器１のカ
バー３は図２に示した蝶番１７を中心にして旋回可能で
あり、これにより容器１を開けることができる。容器１
のカバー３とケース部分２とを確実に結合するために閉
鎖部１９と図２から認められる閉鎖部２０とが設けられ
ている。容器１の相対している短辺側５，６には上方の
両終端領域９と１０内に結合要素７と８が容器１と一体
的に結合されている。短辺側５の上方の終端領域９内の
結合要素７は雄型を有しており、あぶみ状部１２として
形成されている。このあぶみ状部１２は二つの直線部分
１５，１６から成り、これらの直線部分はそれぞれ端部
においてある角度をもってに連なっており、この場合こ
の角度をなす部分は短辺側５から突出している。相対し
ている短辺側６のその上方終端領域１０において設けら
れている結合要素８は雌型として形成されており、この
形状はあぶみ状部１２の角偶領域に相当する。結合要素
８は切欠き部１３を備えており、この切欠き部は容器１
の短辺側６内に形成されており、ほぞ１４を囲繞してい
る。このほぞ１４は三角形の断面を有しており、切欠き
部１３は側面２１側で解放されている。このほぞ１４
は、図２から認められるように、ケース部分２の構成部
分である。第一の結合要素７、即ちあぶみ状部１２は、
図示した実施例の場合持運び把手４に形成されており、
この持運び把手４の延長部を形成している。従って容器
１は持運び把手４で、しかもあぶみ状部１２で持ち運び
される。容器の、即ちトランク１の図１に示した実施例
は約５０ｃｍの高さと約３０ｃｍの奥行きと２０ｃｍの
深さを有している。容器の、即ちトランク１の寸法は広
い範囲で変更可能であり、容器１内に保存される物品或
いは器具類の寸法によってか、或いは基準寸法によって
定まる。

【０００９】図２は容器１の、即ちトランク１の短辺側
６の図であり、この図においてケース部分２は図１にお
けるよりも高い背丈の寸法で示されている。ケース部分
２とカバー３は蝶番１７を介して互いに結合されてお
り、閉鎖部２０とこの図からは認められない閉鎖部１９
とにより組合わされている。短辺側６の上方の終端領域
１０内に形成された結合要素８はケース部分２と結合さ
れているほぞ１４と側面２１の側で解放されている切欠
き部１３とから成る。トランク１の下方の短辺側１８に
は付加的に安全部材２２が設けられており、この安全部
材は互いに結合されて隣接しているトランク１を互いに
保持する働きを行う。付加的に短辺側１８において支持
リブ３０が設けられており、この支持リブはトランク１
がこの下方の短辺側１８上に確実に載るように働く。

【００１０】図３にあっては、多数の容器、即ちトラン
ク１が結合要素７，８を介して一体的に互いに結合され
て一つの搬送単位に形成されている多数の容器、即ちト
ランク１が示されている。この際、これらの結合要素７
と８間の形状一体的な結合は結合要素７、即ちあぶみ状
部１２を側方で結合要素８、即ち切欠き部１３内にはめ
込むことよによって行われる。切欠き部１３内へ形状一
体的に係合するあぶみ状部７はその際ほぞ１４を囲繞
し、二つの互いに接合される容器１が短辺側５，６に沿
って摺動しないように働く。図に示した実施例における
ように中央の容器１の持運び把手４で容器が持運ばれる
場合、外側に位置している二つの容器１はそれらの自重
でほぞ１４を中心にして旋回し、中央の容器１の短辺側
５，６に当接する。このようにして持上げかつ持運ぶの
にこの様式の結合で十分である。持運びが長時間にわた
ったり、或いは三つの容器１を群にまとめなければなら
ないような場合、容器１の下方の短辺側１８に設けられ
ている安全部材２２が接合される。即ち容器１のそれぞ
れの容器の固定あぶみ状部２３がそれぞれ隣接している
容器１のほぞ２４内に係止される。この結合の詳細は図
４から十分に認められる。多数の容器１が付加的に安全
部材２２を介して互いに結合された際、一つの搬送単位
が得られ、この搬送単位は外側の容器、持運び把手４或
いはあぶみ状部１２で持上げられ、搬送車両による長時
間の搬送にあってもばらばらになることがない。

【００１１】図４は二つの互いに接合された容器１の下
方領域の断面図であり、この図において両容器１は安全
部材２２を介して互いに結合されており、角偶領域２５
においてキャスター保持部２６が挿入されている。この
キャスター保持部２６の前方部分は図面を見易くするた
めに省略してある。このキャスター保持部２６は二つの
キャスター２７を備えており、これらのキャスターは容
器１の短辺側６の両側に設けられている。両キャスター
２７は公知の通常の様式で移転可能に支承されており、
キャスター保持部２６に支持されている。容器１を角偶
領域２５に固定するため、キャスター保持部２６は溝３
２を有する横リブ３１を備えており、この溝内に固定あ
ぶみ状部２３の弾性的なローラ３３が係合する。固定あ
ぶみ状部２３はケース部分２に設けられている支承部３
４を中心にして旋回可能である。キャスター保持部２６
が容器１に挿入されていない場合は、固定あぶみ状部２
３と旋回して戻り、ケース部分２の溝３５内に係止す
る。同じようしにして固定あぶみ状部２３は、支承部３
４を中心にして旋回し、かつ同様にケース部分２の下側
に設けられているほぞ２４の後方で係合することによ
り、弾性的なローラ３３で二つの隣接している容器１を
結合する働きを行う。この結合を保証するため、下方の
短辺側１８の各々に一方の端部に固定あぶみ状部２３
が、他方の端部にほぞ２４が設けられている。最も外側
の容器１に設けられていて、キャスター２７を備えたキ
ャスター保持部２６は互いに結合された容器１の極めて
僅かな力での搬送を可能にする。何故なら、重量の大部
分がキャスター２７で支持されるからである。キャスタ
ー保持部２６は必要に応じ、しかも容器１が二つ、三つ
或いは四つと互いに結合されているかどうかに関係な
く、挿入或いは取外し可能である。

【００１２】図５から、二つの隣接している容器間の形
状一体的な結合に適している等しい結合要素８がどのよ
うにして簡単に容器１の保持部への懸架が可能であるか
が明瞭に認められる。この目的のため固定条片２８に一
つ或いは多数の連接板２９が設けられており、この際こ
れらの連接板２９の寸法は容器１の短辺側６内の切欠き
部１３の幅に相当する。連接板２９は上方へと突出して
おり、従って容器１は短辺側６で固定条片２８方向に整
向され、引続きほぞ１４と切欠き部１３内に結合する連
接板２９とにより懸架される。その際ほぞ１４は連接板
２９上に載る。保持部のこのような様式により、工場或
いは貯蔵所、また販売所においても多数の容器を整然と
懸架することが可能となる。このようにして多数の容
器、即ちトランク１のための極めて合目的的な、代表的
な保持が得られ、トランク１を容易に取外したり、再び
掛けたりすることができる。

【００１３】本発明による、短辺側５，６に結合要素
７，８を備えている持運び可能な搬送兼保存用容器１に
より、容易な方法で多数の容器１から成る搬送装置を構
成することが可能となる。多数の容器を一つの搬送単位
に、即ち搬送装置にまとめるにはどんな付加的な部材も
必要としない。何故なら各々の容器が形状一体的な結合
のために必要とする結合要素７，８を有しているからで
ある。下方の短辺側１８に設けられている安全部材２２
により、隣接している容器１間の結合がより一層改善さ
れ、同様に容器１との解離可能な結合が可能となる。例
えば、個々の容器１内に収容される内容物の重量に応じ
て、図３から認められるように、同時に六つの容器１を
搬送することが可能となり、これにより距離と時間が著
しく節約される。

【００１４】

【発明の効果】上記のような本発明による持運び可能な
搬送兼保存用容器の構造により、多数の容器を一度に持
運びでき、また多数の容器の列にあって、必要とする容
器に簡単に接近して、内容物を取出すことおよび収納す
ることが可能となる。また、この持運び可能な搬送兼保
存用容器は工場、販売所等において保持部により懸架す
ることが可能であり、容器の収容スペースが節約され
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】搬送トランクの様式の本発明による持運び可能
な搬送兼保存用容器の透視図である。

【図２】雌型を有する結合要素を備えた容器の短辺側の
図である。

【図３】図１による本発明による三つの持運び可能な搬
送兼保存用容器のから成る搬送装置の図である。

【図４】キャスター保持部を備えた接合した容器の下方
角偶領域の部分断面図である。

【図５】本発明による持運び可能な搬送兼保存用容器を
懸架するための保持部の部分断面図である。

【符号の説明】

１ 容器 ２ ケース部分 ３ カバー ４ 持運び把手 ５，６，１１，１８ 短辺側 ７，８ 結合要素 ９，１０ 終端領域 １２ あぶみ状部 １３ 切欠き部 １４ ほぞ １５，１６ 直線部 １７ 蝶番 １９，２０ 閉鎖部 ２１ 切欠き部の部分 ２２ 安全部材 ２３ 固定あぶみ状部 ２４ ほぞ ２５ 角偶領域 ２６ キャスター保持部 ２７ キャスター ２８ 固定条片 ２９ 連接板 ３０ 支持リブ ３１ 横リブ ３２，３５ 溝 ３３ ローラ ３４ 支承部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレート・ケルン ドイツ連邦共和国、インニング、フイッシ エルストラーセ、36 (72)発明者 デイートマ−ル・ミユーラー ドイツ連邦共和国、フユルステンフエルト ブルック、オットー・キユベル・ストラー セ、２ (72)発明者 ローラント・シルマッヒエル ドイツ連邦共和国、グレーフエルフイン グ、アキリンダストラーセ、36アー

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項０１】 容器（１）がトランクの形をしてお
   り、ケース部分（２）、カバー（３）並びに持運び把手
   （４）とを備えた、工具類および小型機械類のような機
   器類のための持運び可能な搬送兼保存用容器において、
   容器（１）の相対している二つの短辺側（５，６）の各
   々の終端領域（９，１０）に他方の容器と結合するため
   の結合要素（７，８）が設けられており、両短辺側
   （５）の第一の短辺側において第一の結合要素（７）が
   相手方と係合するための雄形を有している第二の結合要
   素（８）が設けられており、かつ、他方の相対している
   第二の短辺側（６）には相手方を収容するための雌形を
   有しており、両短辺側（５，６）のこれらの両終端領域
   （９，１０）が結合要素（７，８）を介して容器（１）
   の持運び把手（４）が固定されている他方の短辺側（１
   １）に隣接していることを特徴とする持運び可能な搬送
   兼保存用容器。
2. 【請求項０２】 第一の結合要素（７）があぶみ状部
   （１２）として形成されており、このあぶみ状部（１
   ２）が容器（１）の第一の短辺側（５）から突出してお
   り、第二の結合要素（８）が容器（１）の第二の短辺側
   （６）内に切欠き部（１３）で形成されており、この場
   合この切欠き部が側面（２１）側で解放されていて、容
   器（１）の短辺側（６）内のほぞ（１４）を囲繞してい
   ることを特徴とする請求項１に記載の持運び可能な搬送
   兼保存用容器。
3. 【請求項０３】 あぶみ状部（１２）が少なくとも二つ
   の直線部分（１５，１６）から成り、これらの直線部分
   がそれぞれ終端部においてある角度をなして互いに隣接
   し合っており、切欠き部（１３）内のほぞ（１４）が少
   なくとも三つの角を備えた多角形の断面を有しているこ
   とを特徴とする請求項２に記載の持運び可能な搬送兼保
   存用容器。
4. 【請求項０４】 あぶみ状部がアーチ形に形成されてい
   て、切欠き部内のほぞが少なくとも部分的にアーチ形の
   周面を有する断面を備えていることを特徴とする請求項
   ２に記載の持運び可能な搬送兼保存用容器。
5. 【請求項０５】 第一の結合要素（７）が持運び把手
   （４）の構成要素であるか或いは持運び把手に連なって
   いることを特徴とする請求の範囲第１項から第４項まで
   のいずれか一つに記載の持運び可能な搬送兼保存用容
   器。
6. 【請求項０６】 容器（１）のケース部分（２）とカバ
   ー（３）が蝶番（１７）により互いに結合されており、
   この場合容器（１）の短辺側（１８）のこの蝶番（１
   ７）と、結合要素（７，８）と解離可能な閉鎖部（１
   ９，２０）とが容器（１）の相対している短辺側（１
   １）の領域内に設けられていることを特徴とする請求の
   範囲第１項から第５項までのいずれか一つに記載の持運
   び可能な搬送兼保存用容器。
7. 【請求項０７】 第二の結合要素（８）のほぞ（１４）
   がケース部分（２）と結合されており、第一の結合要素
   （７）のあぶみ状部（１２）が少なくとも一部ケース部
   分（２）に形成されており、かつカバー（３）が互いに
   接合される結合要素（７，８）に無関係に蝶番（１７）
   を中心にして旋回可能であるように構成されていること
   を特徴とする請求の範囲第１項から第６項までのいずれ
   か一つに記載の持運び可能な搬送兼保存用容器。
8. 【請求項０８】 第一および第二の結合要素（７，８）
   が容器（１）の上方の外方領域内に設けられており、か
   つ容器（１）の相対している下方の外方領域においてケ
   ース部分（２）に付加的な安全部材（２２）が設けられ
   ていることを特徴とする請求の範囲第１項から第７項ま
   でのいずれか一つに記載の持運び可能な搬送兼保存用容
   器。
9. 【請求項０９】 下方の短辺側（１８）の端部における
   安全部材（２２）として旋回可能な固定あぶみ状部（２
   ３）が、この短辺側（１８）の相対している端部には上
   記固定あぶみ状部（２３）を収容するためのほぞ（２
   ４）が設けられていることを特徴とする請求項８に記載
   の持運び可能な搬送兼保存用容器。
10. 【請求項１０】 下方の短辺側（１８）のあぶみ状部
    （２３）を備えた角偶領域（２５）内に少なくとも一つ
    のキャスター（２７）を備えた挿入可能なキャスター保
    持部（２６）が設けられていてかつこのキャスター保持
    部が固定あぶみ状部（２３）を介して解離可能に容器
    （１）と結合されていることを特徴とする請求項９に記
    載の持運び可能な搬送兼保存用容器。
11. 【請求項１１】 少なくとも二つの容器（１）が結合要
    素（７，８）を備えた短辺側（５，６）において互いに
    接合され、それぞれ隣接している容器（１）の第一のお
    よび第二の結合要素（７，８）が形状一体的に互いに係
    合し合い、かつ持運び可能となる結合が互いに結合し合
    った多数の容器（１）によって形成されていることを特
    徴とする請求の範囲第１項から第１０項までのいずれか
    一つに記載の持運び可能な搬送兼保存用容器。
12. 【請求項１２】 固定条片（２８）上に上方へと突出し
    ている少なくとも一つの連接板（２９）が設けられてお
    り、この連接板（２９）が下方から容器（１）の第二の
    結合要素（８）の切欠き部（１３）内に係合し、かつそ
    の際ほぞ（１４）がこの連接板（２９）に載るように構
    成されていることを特徴とする請求の範囲第１項から第
    １０項までのいずれか一つに記載の持運び可能な搬送兼
    保存用容器。