JP3471669B2 - 入賞装置 - Google Patents
入賞装置Info
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Description
板に設備される入賞装置に関し、特に遊技板の中央部に
装備される所謂センター役物と称される大型の入賞装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】遊技板に備えられる複数の入賞口のうち
特定の入賞口に打球が飛入したとき、入賞条件を大幅に
緩和させて多数の賞球の放出を約束する入賞装置があ
る。一般にセンター役物と称している装置がそれで、通
常は大きく前面を開放させた飛入室の開口部両側に回動
翼片を備え、飛入室内部には飛入した打球が自由に転が
り移動する傾斜板を備えて、この傾斜板の前端が臨む前
面開口部の縁に特定入賞口と通常入賞口を含む複数個の
入賞口を設けるものとなっている。 【0003】この入賞装置は例えば前記特定の入賞口に
打球が飛入したのを条件に回動翼片を開放して連続的な
打球の飛入を可能にしたり、或いは開閉動を繰り返して
飛入条件を緩和し多数の入賞の受け入れを可能にしてい
る一方、飛入球を前記傾斜板を転り移動させることによ
って前記いずれかの入賞口に入賞させるようにしてい
る。そして、通常は入賞球が予め設定する数、例えば1
0個入賞するまで回動翼片を開放して飛入を容易にする
一方、この入賞球のうちのいずれかが特定入賞口に入賞
した場合再度10個の入賞球があるまで回動翼片の開放
を継続させるよう設定して条件緩和の状態が継続するよ
うにしてある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の入
賞装置は回動翼片の開閉動に伴う変化、飛入した打球が
傾斜板上を転がり移動することによって複数設けられる
入賞口のいずれかに入賞する変化、或いは上記傾斜板上
に設ける障碍手段によって転がりの移動方向が変えられ
る変化が期待できる程度で、これが繰り返される場合に
は単純化する問題があった。 【0005】ことにこの種入賞装置において複数個設け
られる入賞口のうち、回動翼片の開放を継続させる特定
入賞口は飛躍的に入賞条件を有利にすることから一般に
は傾斜板の前縁部の中央部に1個設けられるのが普通で
ある。しかも、ここに飛入球が集中するのを避けるため
特段の案内手段を設けないようにしてあり、この結果極
めて入賞率が悪く、これがため遊技者の期待を裏切り遊
技性を乏しくしていると言う問題があった。 【0006】本発明は、上述従来の装置における欠陥に
鑑み、入賞装置の飛入室内部に貯留器を備え、飛入球を
一定条件の下に貯留させてこの貯留球を所要サイクルで
入賞口に向けて一時に放出し、入賞口への入賞を楽しむ
と共に、複数の入賞口を設ける場合その内の特定入賞口
に対する入賞確率を向上させ、飛入条件の緩和を図って
遊技者に対する期待感を満足させる等、飛入球に対する
変化性を高めて遊技性を向上させるようにしたパチンコ
機の入賞装置を提供せんとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】即ち、本発明は前面を開
放し所要の奥行きを有した飛入室の内部に飛入球を貯
留,放出する貯留器を備えてなる入賞装置にあって、前
記貯留器は前縁を上下に揺動するよう支持して常には前
縁を上昇させ飛入球の貯留を可能にすると共に、所定の
条件に従って放出する際には前縁を下降させ前方に向け
前記飛入球を転出し、下流に設備する入賞口に放出誘導
するようにしてなるパチンコ機の入賞装置を提供せんと
するものである。 【0008】また本発明は、前記貯留器は複数の飛入球
の貯留を可能とする皿形容器にすると共に支軸を支点に
揺動自由に支持し、該支軸を支点に揺動運動させ内部に
貯留する飛入球を放出させるようにしたことを特徴とす
るパチンコ機の入賞装置を提供せんとするものである。 【0009】また本発明は、前記貯留器の前面には開閉
自由な開閉扉を備えて貯留器を被う一方、飛入球の放出
時には開放し貯留する飛入球及び貯留器を露出して前方
から貯留及び放出動作を覗けるようにしたことを特徴と
するパチンコ機の入賞装置を提供することにある。 【0010】また本発明は、前記貯留器の底板は貯留時
には前縁を上げて球の転出を防止する一方、放出時には
前下がり揺動運動によって前記底板を前傾させ前方に向
け転がり出るようにしてなることを特徴とするパチンコ
機の入賞装置を提供することにある。次に、本発明を図
示する実施例について詳述し、その特徴とするところを
明らかにする。 【0011】 【実施の態様】 【実施例】添付する図面は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は本発明に係る入賞装置の右半の一部を欠截し
た回動翼片を閉じた状態における正面図、図2は回動翼
片を開放した状態の正面図、図3は図2に示す状態にお
ける一部断面とした右側面図であり、図中に示す符号1
は本入賞装置の本体部分を構成する飛入室、2は飛入室
の前面の開口部3に沿って外方に張り出す如く形成した
取付基板、4は上記開口部3の上部に対称形に設けた回
動翼片である。 【0012】回動翼片4は遊技板面を落下する打球を受
けて飛入室1内へ誘導するためのもので、取付基板2を
貫いて前後に伸びる回転軸5の前端に固着され、ソレノ
イド6の励磁によって開閉動される。 【0013】ソレノイド6は図3,図4に示すように飛
入室1の上方に棚設する取付板7に横向きに固定し、後
方に向けて突出させたプランジャ8に第1のL字形リン
ク9を、そしてこのリンク9に連結リンク10を介して
前記回転軸5の後端部に軸着する第2のL字形リンク1
1を連結して相互を関係付けてあり、励磁によってプラ
ンジャ8を引き付けたとき第1のリンク9を支軸12を
支点に回動させて連結リンク10を引き上げ、第2のL
字形リンク11を回動させて回転軸5を回転させ、回動
翼片4を水平状に倒して開放させられるようにしてあ
る。 【0014】このソレノイド6は常時は失磁状態におか
れ、バネ13の付勢でプランジャ8を引き伸して上記回
動翼片4を起立させ、閉塞状態に保持する。 【0015】図中、14は回動翼片4の開放時に飛入す
る飛入球を飛入室内部に誘導する誘導路である。誘導路
14は飛入室1の上部にあって後下りの勾配が付してあ
り、その底板14aの前縁は前記飛入開口部3を通して
左右の回動翼片4,4間に突き出し、この回動翼片が受
けた打球を内部に誘導する。 【0016】この誘導路は途中に複数の通路を形成する
もので、ここでは底板の後方に臨む長さの途中に1つの
通路となる第1の落下口15を全幅に亘って横長に開設
し、更にその後端部に他の通路となる第2の落下口16
を設け、第1の落下口15には開口を開閉する振分手段
となる開閉板17を設けてある。 【0017】第1落下口15はこの実施例では開口部3
から奥に向かって略パチンコ球3個分に相当する位置に
設けてあり、球が楽に落下できる間隔に形成してある。
開閉板17は上記第1落下口15の開口面積に合わせて
あり、前記底板14aに沿って飛入室1の左右の側壁1
8,18間に渡す支軸19に回動自由に支持してある。
そして、この支軸を前倒したとき、その自由端縁を底板
14aに設ける受部20に当接して第1落下口15を閉
ざし、底板14aの一部を構成する一方、起立方向に回
動することによって落下口15を開放し2つの落下口、
つまり通路を切り換えられるようにしてある。 【0018】図中、21は上記開閉板17を作動させる
モータであり、22はこのモータの出力軸21aに軸着
した偏心カム体、23は偏心カム体に滑合し前後に往復
運動する作動杆である。これらの各部材は開閉板17を
開閉作動させる一連の作動手段であって、モータ21は
取付板7に固定し出力軸21aをこの取付板を貫いて垂
下し、取付板の下方において偏心カム体22を軸着して
いる。 【0019】偏心カム体22は内部を中空にした円筒体
形に形成してあり、前記出力軸21aを受ける軸受筒2
2aを中空部内に変位して設け、これを出力軸に嵌め付
けることで軸着支持される。 【0020】一方、作動杆23は左右平行状に設けられ
る2本の棒材からなり、各先端を開閉板17の左右両端
に設ける軸受部24に軸着する一方、後端部間と長さの
途中の間に前後2本の滑合杆25,26を平行に渡して
前記偏心カム体22を前後から挟み滑合させてある。従
って、モータ21を駆動し偏心カム体22を回転させる
と、この周面を前後から挟むように滑合させた2本の滑
合杆25,26が前後に往復移動させられるため作動杆
23の前後運動によって開閉板17は支軸19を支点に
揺動し、第1落下口15を開閉することになる。 【0021】尚、前記軸受部24は三角形状の障碍壁を
構成して開閉板17の上面の横巾を狭め、誘導路14の
幅をこの開閉板を境にして後方部分において狭くなるよ
うにしてある。 【0022】第2の落下口16は両側の壁27によって
狭められた誘導路14の後端部に底板14aを打抜いた
形で形成してあり、その直下の飛入室1の内部には落下
球を受け取る貯留器28が設けてある。 【0023】貯留器28は複数個の飛入球を貯留できる
容量をもった皿形の容器で、後方に向け突き出した腕2
9に飛入室の後壁30に設ける軸31を軸着し揺動自由
に支持してある。 【0024】この貯留器28はモータ32の回転により
揺動させられるもので、取付板33に固定したモータの
出力軸に軸着したカム片34をその回転に伴わせて後壁
面28aに当接することによって押上げ、揺動させられ
るようにしてある。 【0025】即ち、モータ32の出力軸に軸着されたカ
ム片34はモータの回転に伴って水平に回転し、その先
端部を前方に向けて貯留器28の後壁面28aに当接さ
せたところで押上げ、上向きに揺動させる。そして回転
に伴って先端部が貯留器から離れ後向きになったところ
で押上げを解き貯留器を前傾斜に戻すことになる。 【0026】貯留器28の内部に設けられる傾斜板28
bは前傾斜になったとき貯留する球を前方に転出させ、
後傾斜になつたとき第2落下口16から落下する球を滞
溜させるもので、貯留器の後壁面28aにカム片34が
当接して貯留器が水平状に保持されるとき後下りの勾配
が付けられこれに貯留された球が自然転出しないように
してある。 【0027】図中35は上記貯留器28を被うためその
前方に装備した開閉扉である。この扉は飛入室1の最奥
部に設けられる前記貯留器28を被い、貯留器に貯留さ
れた球が放出されるとき開放されるもので、ここでは前
記開閉板17に連動して、この開閉板が第1落下口15
を閉じて飛入球を第2落下口16に誘導するとき開放し
貯留器28を露出するようにしてある。 【0028】この開閉扉35はこの実施例では側壁1
8,18に縦長に開設する切欠き部36内に縦方向に渡
す支軸37に軸着してあり、左右向い合せに設けてあ
る。そして、連動杆38の前後の運動によって開閉動さ
れるようにしてある。 【0029】連動杆38はコ字形をなし、後枠部38a
の中央部に横長に開設する長孔39に前記偏心カム体2
2の周面から垂設する軸40を滑合させ、また前方に延
び出す左右の枠38bの各前端部に設ける係合孔41に
各扉35の軸着部から延設する腕42のピン43を滑合
させて偏心カム体22と開閉扉35を連結している。 【0030】前記偏心カム体22の上記軸40は軸受筒
22aの直下に近い下面から外方に突き出すクランク腕
44の先端部から垂下し、偏心カム体22が軸受筒22
aを中心に回転したとき、同じくこの軸受筒を中心に水
平に円運動するようにしてある。 【0031】このため図示するように偏心カム体22が
矢符方向に回転すると、前述したように連動杆23が前
後に往復動し、開閉板17を開閉動させると同時に、前
記軸40が円運動して長孔39の中を左右に移動しなが
ら連動杆38を前後に振るため左右の開閉扉35は各支
軸37を支点に開閉動することになる。 【0032】図5乃至図10は上記の関係を明らかにす
るものである。図5に示すようにモータ21の回転で偏
心カム体22の中心位置が後方に移動すると、連動杆2
3の後方移動にともなつて開閉板17が跳ね上り、第1
落下口15を開放する。その一方、クランク腕44が前
方を向いて軸40を前方移動させるため連動杆38が前
進して左右の開閉扉35を閉じることになる。 【0033】図6及び図7はこの関係を個別に示したも
のであり、誘導路14を誘導される飛入球は図5に示す
ように開放する第1落下口15から飛入室空間において
閉じている開閉扉35の前面に沿って落下することにな
る。 【0034】次に、図8に示したように偏心カム体22
の中心が前方に移動すると、連動杆23は前進し、開閉
板17を水平に倒して第1落下口15を閉ざすと共に
(図9参照)、クランク腕44が後方に突き出し連動杆
38を後方に移動させることになる。このため開閉扉3
5は左右に開放し貯留器28を露出させることになる
(図10参照)。 【0035】尚、この実施例では開閉板17と開閉扉3
5を偏心カム体22を介して連動する関係に構成し1個
の駆動手段を兼用させる構造の下に説明しているが、こ
れは部品の省略と、駆動源の取付空間を省略し飛入室空
間を拡張させるためによるもので、それぞれに対して独
立の駆動源を確保することを妨げるものではない。 【0036】図中、45は飛入室の底部を劃する底板4
6の段部47に臨んで底板を転がり移動する飛入球の進
路を妨げる障碍腕であり、48はこの障碍腕を作動させ
るソレノイドである。上記底板46は前下がりに勾配が
付してあり、前記第1落下口15から落下する飛入球を
受けると共に、貯留器28から放出される飛入球を前端
縁に並べて設ける入賞口に誘導するもので、障碍腕45
はこの底板上を転がり移動する飛入球の流れを攪乱する
ものである。 【0037】障碍腕45は底板46の下面から垂設する
左右の支軸49に各回動自由に軸承されて前方に向けて
水平に突き出し、その先端部を段部47に設ける窓50
に通してこの先端部に設ける突片45aを底板上に起立
させてある。 【0038】この障碍腕を作動させるソレノイド48は
プランジャ51の先端に横向きにバー52を取付け、こ
のバーの左右両端に開設する透孔(図示せず)に障碍腕
45の軸承端側の突部から垂設するピン53を嵌合させ
連結させてある。そして、失磁状態にあるときプランジ
ャ51に巻装するバネ54で前方に付勢し両障碍腕45
の先端を左右に開かせ底板46の中央部から退かせる。
そして、励磁したときプランジャの引き込みによってバ
ー52を後方に退かせ、ピン53を後方に移動させて支
軸49を支点に障碍腕45を回動させ両先端部を中央部
に移動させることになる。 【0039】このソレノイドは回動翼片4が開放し、打
球の飛入が可能になったとき励磁され、両側に置かれる
障碍突片45aを底板46の中央部に移動することにな
るが、この中央部への移動時間は通電時間の設定によっ
て任意に決定される。勿論、この突片45aの中央部に
位置する時間はゲームの組立によって自由であるが、左
右の突片45aが中央部に移動したとき、両者間にパチ
ンコ球を通過できる間隔を確保させるようにすると、攪
乱とは逆にその前方に設置される入賞口に対する誘導機
能をもつことになる。 【0040】またこのソレノイドは回動翼片4が開放す
る間、間欠的に励磁させると、左右の突片45aがそれ
ぞれ左右に往復運動し、底板上を流れる飛入球に対する
移動障碍物となる。 【0041】底板前縁部に設けられる入賞口は本実施例
では横一列に3個並設され、そのうち中央部の入賞口を
特定入賞口55aとし、左右の入賞口を通常入賞口55
bとしている。特定入賞口55aは回動翼片4の開放状
態を継続させる特別入賞口であり、開口部には入賞球を
検出し、ゲームを設定する記憶回路に継続信号を送る検
出スイッチ56が設けてある。 【0042】本発明入賞装置は上述の様に構成されるも
ので、常態においては図1に示したように回動翼片4を
起立させて打球の飛入が不能な状態におかれる。尚、こ
の場合本実施例では回動翼片4の起立によって打球の飛
入が全く不能となるよう設定したが、回動翼片を小型化
して飛入空間を確保したり、或いは回動翼片の下方の側
壁に開口部を設けて打球の飛入を可能にしてもよいこと
は言うまでもない。 【0043】上記の状態において他に設定する特定入賞
口に打球が飛入したとき、ソレノイド21を励磁して回
動翼片4を水平に倒し開放させる。このとき回動翼片は
ゲームの設定により一定時間開放状態を継続させてもよ
く、また間欠的にソレノイド21を励磁して開閉動を反
復させるようにしてもよい。 【0044】本発明入賞装置における飛入室内に装備さ
れる開閉板17,貯留器28,開閉扉35及び障碍腕4
5はゲームの組立によってその作動を自由に設定するこ
とができる。そして、誘導路14に設けられる振分手段
たる開閉板17は飛入球の流路を完全に分けるもので飛
入球を全く異なる経路に通すことになる。 【0045】この開閉板17は常態における場合、跳ね
上げて誘導路の第1落下口を開放させた状態におくとよ
い。またこれに伴わせて入賞口の特別入賞口55aに入
賞したときモータ21が作動して上記開閉板17を倒
し、第1落下口15を閉じるようにするとよい。 【0046】この設定において誘導路に打球が飛入する
と、球はその途中に開口する第1落下口15から飛入室
空間内に入り、開閉扉35の前面を通って底板46上に
落下することになる。そして、その傾斜に沿って前方の
入賞口に導かれいずれかの入賞口に入賞することにな
る。このとき、ソレノイド48を励磁させると左右の障
碍腕45が左右に往復運動し上記流下する飛入球を攪乱
することになる。 【0047】この様にして入賞口に入賞した球は全て計
数し、所定数に達したとき前記回動翼片4を閉塞させ
る。これと同時にこの入賞球のうち特定入賞口55aに
入賞したものがあったとき、検出スイッチ56で検出
し、前記モータ21を駆動させて開閉板17を倒し、飛
入球を第2落下口16に誘導する。 【0048】第2落下口に誘導された球はこの落下口に
設ける検出スイッチ57を通過し、カウントされ直下の
貯留器28に落下しプールされる。 【0049】上記検出スイッチ57は貯留器28にプー
ルされる球数を計数するもので、例えば5個貯留された
ことを計数したとき、その信号でモータ32を駆動させ
水平状態に維持した貯留器28を前傾させて底板46上
に放出させる。この貯留した球の放出は特定入賞口55
aに対する入賞確率を高めるもので、回動翼片4の開放
を継続させると共に引き続き開閉板17を倒し、第2の
落下口16に飛入球を誘導し貯留器28において貯留、
放出を繰り返させることになる。 【0050】尚、開閉板17を作動させるモータ21は
連結的に駆動させて開閉板の開閉動を繰り返すことで誘
導路14の各通路を交互に切換えるようにしてもよい
が、駆動を間欠的にして前述したように特定入賞口55
aに入賞したとき開閉板の転倒状態を所定時間、或いは
所定数の飛入球が通過するまで継続するよう設定しても
よい。又この様に設定すると、一層ゲーム性を高めるこ
とができる。 【0051】 【発明の効果】以上、本発明入賞装置を図示の実施例に
つき詳述したが、この発明によれば飛入室に飛入したあ
と、例えば第2の落下口を通った飛入球に対してこれを
貯留器にプールし、所定数に達した段階で一時に放出作
動させると入賞口に対する飛び込みが複雑になって変化
を生むと共に、その中に特定入賞口等を設けたときこれ
への飛び込みの確率が上がる等遊技者への期待感を高め
ることが出来る。 【0052】また本発明は貯留器に貯めた球を一時に放
出してその転がりを楽しむ一方、この貯留,放出作動を
開閉扉の開放によって遊技者に観覧させることから視覚
的にもゲームを楽しむことができる利点がある。
じた状態における正面図。 【図2】回動翼片を開放した状態の一部欠截した正面
図。 【図3】回動翼片を開放すると共に開閉板を跳上げ第1
落下口を開放した状態の縦断右側面図。 【図4】回動翼片の作動機構及び開閉扉の作動機構を拡
大して示す部分の右側面図。 【図5】開閉板を跳上げて第1落下口を開放すると共に
開閉扉を閉じた状態を示す作動機構を説明する部分の拡
大縦断右側面図。 【図6】図5における開閉板並びにこの開閉板を作動す
る機構部分について示した平面図。 【図7】図5における開閉扉並びにこの開閉扉を作動す
る機構部分について示した平面図。 【図8】開閉板を倒して第1落下口を閉ざすと共に貯留
器に飛入球の貯留を可能にした状態を示す部分の拡大縦
断右側面図。 【図9】図8における開閉板並びにこの開閉板を作動す
る機構部分について示した平面図。 【図10】図8における開閉扉並びにこの開閉扉を作動
する機構部分について示した平面図である。 【符号の説明】 1 飛入室 2 取付基板 3 開口部 4 回動翼片 14 誘導路 15 1つの通路たる第1の落下口 16 他の通路たる第2の落下口 17 振分手段たる開閉板 28 貯留器 35 開閉扉 46 底板 55a 特定入賞口 55b 通常入賞口
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 前面を開放し所要の奥行きを有した飛入
室の上部に前面の開口部から該飛入室の後方に向けて下
がり勾配をなす誘導路を形成すると共に、前記飛入室の
底部には前下がり勾配の底板を設けてその前縁部に特定
入賞口を含む複数の入賞口を備え、また前記誘導路には
長さの途中の底部に第1落下口を、そして底部の後端部
に第2落下口を形成し、前記第1落下口には駆動手段に
よって開閉動される開閉板を備え、該開閉板の開放時に
は前記誘導路を案内される飛入球を前記第1落下口に、
また閉塞時には前記第2落下口に通して前記飛入室の底
部に落とし振り分け誘導する一方、前記飛入室の底板上
の前記第2落下口の直下には飛入球を貯留し放出する貯
留器を設備し、また該貯留器の前方には開閉動する開閉
扉を設備して前記開閉板が開放して飛入球が前記第1落
下口に誘導されるとき、該開閉扉を閉塞して前記貯留器
を被い、また該開閉板が閉じて飛入球が前記第2落下口
に誘導されるとき、開閉扉を開放して前記貯留器を露出
するようにしてなることを特徴としたパチンコ機の入賞
装置。
Priority Applications (1)
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JP21103699A JP3471669B2 (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | 入賞装置 |
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