JP3470804B2 - 管路における不平均力の支持装置 - Google Patents

管路における不平均力の支持装置

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JP3470804B2
JP3470804B2 JP2001042868A JP2001042868A JP3470804B2 JP 3470804 B2 JP3470804 B2 JP 3470804B2 JP 2001042868 A JP2001042868 A JP 2001042868A JP 2001042868 A JP2001042868 A JP 2001042868A JP 3470804 B2 JP3470804 B2 JP 3470804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管路における不平均
力の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図20に示すように、一般に曲が
り管路2においては、管路2を構成する複数の管体3の
継ぎ手部4に、管内の流体圧によって不平均力が作用す
る。
【0003】そして、この不平均力に起因して管路の継
手部に管体の軸芯方向(以下、管軸方向と称する)の力
が作用することから、管路を支持するための支持構造が
必要になる。
【0004】従来、上記の管路を支持するのに、図21
に示すように、鉄筋コンクリート(6は鉄筋である)製
の躯体5で共同溝1内の管体3を固定してあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の支持構造に
よれば、共同溝1のような狭い空間での鉄筋コンクリー
ト施工が困難で、施工に手間がかかるという問題があっ
た。
【0006】上記の問題を解消する技術として、鋼製の
バンドをボルトによって管体の周囲に巻付け固定する技
術が提案されているが、この技術ではバンドと管体との
間の摩擦抵抗力で管体の管軸方向の移動を防止すること
から、管路における不平均力を強固に支持することは困
難である。
【0007】本発明は上記実情に鑑みて成されたもの
で、その目的は、管路における不平均力を支持して防護
を図ることができるようにする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成・作用・効果は次の通りである。
【0009】 [構成]支持部に固定されるフレームと、前記フレーム
に管体を固定する固定機構とを設け、前記固定機構
前記フレームから前記管体に向けて作用される押圧力に
よって前記管体の外面に押圧されることで、前記フレー
ムに対して前記管体が管軸方向に移動するのを阻止可能
なくさび体を設けてあり、このくさび体を、前記管軸方
向に所定の間隔を置いて複数配置するとともに、前記管
軸方向で隣合う一対のくさび体のくさび作用方向が、前
記管軸方向で互いに反対方向になる状態に各くさび体の
姿勢を設定してある
【0010】[作用]管体の外面に押圧されるくさび体
によって、この管体とフレームとが一体化される。そし
て、くさび体のくさび作用によって、不平均力に基づく
管体の管軸方向への動きが阻止される。しかも、管体が
管軸方向のいずれの方向に移動しようとしてもいずれか
一方のくさび体が作用し、これにより、管体の移動を阻
止して、不平均力を受け止めることができる。このた
め、強固な防護工とすることができる。
【0011】[効果]従って、管路における不平均力を
支持して防護を図ることができる管路における不平均力
の支持装置を提供することができた。
【0012】請求項2による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0013】 [構成]支持部に固定されるフレームと、前記フレーム
に管体を固定する固定機構とを設け、前記固定機構
前記管体を挟んで前記管体の径方向一方側から前記管体
の外面を受け止めるエッジ部を前記フレームに設け、前
記フレームから前記管体に向けて作用される押圧力によ
って前記管体の外面に前記管体の径方向他方側から押圧
されることで、前記フレームに対して前記管体が管軸方
向に移動するのを阻止可能なくさび体を設けてあり、こ
のくさび体を、前記管軸方向に所定の間隔を置いて複数
配置するとともに、前記管軸方向で隣合う一対のくさび
体のくさび作用方向が、前記管軸方向で互いに反対方向
になる状態に各くさび体の姿勢を設定してある
【0014】[作用]前記エッジ部と、管体の外面に押
圧されるくさび体とによって、この管体とフレームとが
一体化される。しかも、くさび体によるくさび作用と、
管体の外面に対するエッジ部の食い込み作用とによっ
て、不平均力にもとづく管体の管軸方向への動きが阻止
される。しかも、管体が管軸方向のいずれの方向に移動
しようとしてもいずれか一方のくさび体が作用し、これ
により、管体の移動を阻止して、不平均力を受け止める
ことができる。このため、強固な防護工とすることがで
きる。
【0015】[効果]従って、管路における不平均力を
支持して防護を図ることができる管路における不平均力
の支持装置を提供することができた。
【0016】請求項3による発明の構成は、次の通りで
ある。
【0017】 [構成]支持部に固定されるフレームと、前記フレーム
に管体を固定する固定機構とを設け、前記固定機構に、
前記フレームから前記管体に向けて作用される押圧力に
よって前記管体の外面に押圧されることで、前記フレー
ムに対して前記管体が管軸方向に移動するのを阻止可能
なくさび体を設けてあると共に、前記フレームは、前記
支持部に固定される取付座部と、この取付座部から立ち
上がり前記管体を支持する管支持部と管軸方向に沿うリ
ブと、が一体に設けて構成されている。
【0018】
【0019】
【0020】請求項4による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0021】 [構成]支持部に固定されるフレームと、前記フレーム
に管体を固定する固定機構とを設け、前記固定機構
前記フレームに形成した雌ねじ部に螺合された状態で前
記管体の外面を先端部で押圧して、前記フレームに対し
て前記管体が管軸方向に移動するのを阻止可能な雄ねじ
部材を設けてあり、この雄ねじ部材の先端部を窪ませて
ある
【0022】[作用]管体の外面に押圧される雄ねじ部
材によって、この管体とフレームとが一体化される。そ
して、雄ねじ部材の押圧力で、不平均力にもとづく管体
の管軸方向への動きが阻止される。これにより、強固な
防護工とすることができる。しかも、雄ねじ部材の先端
部を窪ませてあるから、雄ねじ部材の先端部が管体の外
面に食い込みやすくなる。
【0023】[効果]従って、管路における不平均力を
支持して防護を図ることができる管路における不平均力
の支持装置を提供することができた。
【0024】請求項5による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0025】 [構成]支持部に固定されるフレームと、前記フレーム
に管体を固定する固定機構とを設け、前記固定機構
前記管体を挟んで前記管体の径方向一方側から前記管体
の外面を受け止めるエッジ部を前記フレームに設け、前
記フレームに形成した雌ねじ部に螺合された状態で前記
管体の径方向他方側から前記管体の外面を先端部で押圧
して、前記フレームに対して前記管体が管軸方向に移動
するのを阻止可能な雄ねじ部材を設けてあり、この雄ね
じ部材の先端部を窪ませてある。
【0026】[作用]前記エッジ部と、管体の外面を押
圧する雄ねじ部材とによって、この管体とフレームとが
一体化される。しかも、雄ねじ部材による押圧作用と、
管体の外面に対するエッジ部の食い込み作用とによっ
て、不平均力にもとづく管体の管軸方向への動きが阻止
される。これにより、強固な防護工とすることができ
る。しかも、雄ねじ部材の先端部を窪ませてあるから、
雄ねじ部材の先端部が管体の外面に食い込みやすくな
る。
【0027】[効果]従って、管路における不平均力を
支持して防護を図ることができる管路における不平均力
の支持装置を提供することができた。
【0028】請求項6による発明の構成は次の通りであ
る。
【0029】 [構成]支持部に固定されるフレームと、前記フレーム
に管体を固定する固定機構とを設け、前記固定機構に、
前記フレームに形成した雌ねじ部に螺合された状態で前
記管体の外面を先端部で押圧して、前記フレームに対し
て前記管体が管軸方向に移動するのを阻止可能な雄ねじ
部材を設けると共に、前記フレームは、前記支持部に固
定される取付座部と、この取付座部から立ち上がり前記
管体を支持する管支持部と管軸方向に沿うリブと、が一
体に設けて構成されている。
【0030】
【0031】
【0032】請求項7による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0033】 [構成]支持部に固定されるフレームと、前記フレーム
に管体を固定する固定機構とを設け、前記固定機構
前記フレームから前記管体に向けて作用される押圧力に
よって前記管体の外面に押圧されることで、前記フレー
ムに対して前記管体が管軸方向に移動するのを阻止可能
な移動阻止体を設け、前記移動阻止体は、前記管体の外
面に押圧される一対のエッジ部を、管軸方向で所定の間
隔を置いて位置する状態に設けて構成してあると共に、
前記フレームは、前記支持部に固定される取付座部と、
この取付座部から立ち上がり前記管体を支持する管支持
部と管軸方向に沿うリブと、が一体に設けて構成されて
いる。
【0034】[作用]管体の外面に押圧される移動阻止
体によって、この管体とフレームとが一体化される。
【0035】前記移動阻止体は、前記管体の外面に押圧
される一対のエッジ部を、管軸方向で所定の間隔を置い
て位置する状態に設けて構成してあるから、管体が管軸
方向のいずれの方向に移動しようとしてもいずれか一方
のエッジ部が管体に対して食い込み作用し、これによ
り、管体の移動を阻止して、不平均力を受け止めること
ができる。このため、強固な防護工とすることができ
る。
【0036】[効果]従って、管路における不平均力を
支持して防護を図ることができる管路における不平均力
の支持装置を提供することができた。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0038】[第1実施形態]図19に示すように、継
手部4を備えた管体3から成る管路2を共同溝内に配置
してある。
【0039】前記管体3は本発明にかかる管路における
不平均力の支持装置に支持させてあり、次に前記管路に
おける不平均力の支持装置について説明する。
【0040】図1,図2,図3,図4に示すように、前
記管路における不平均力の支持装置は、共同溝のベース
コンクリート12(支持部に相当)にボルト固定される
鋳鉄製のフレーム11と、フレーム11に管体3を固定
する固定機構23とを設けて構成してある。
【0041】前記固定機構23、フレーム11から管
体3に向けて作用される押圧力によって管体3の外面に
押圧されることで、フレーム11に対して管体3が管軸
方向に移動するのを阻止可能な金属製のくさび体20を
設けてある。
【0042】前記フレーム11は、板状の取付座部14
と、この取付座部14から立ち上がった管支持部15
と、管軸方向に沿うリブ16とを一体に設けて構成して
ある。前記管支持部15に、管体3を挿通させる丸孔部
17を貫通形成してある。
【0043】<固定機構23の構造>前記固定機構23
について説明すると、前記管支持部15の管軸方向の両
端部側の孔部17の周囲に複数のくさび体収容部18
A、18Bを一体形成してある。
【0044】各くさび体収容部18A、18Bは、管支
持部15から管軸方向に突出するように形成されて、図
2に示すように、その内部に、管体3の外面に対向する
くさび体収容凹部19を形成してある。
【0045】前記くさび体20は各くさび体収容凹部1
9に収容してある。つまり、各くさび体20を、管軸方
向に所定の間隔を置いて複数配置するとともに、管軸方
向で隣合う一対のくさび体20のくさび作用方向が、管
軸方向で互いに反対方向になる状態に各くさび体20の
姿勢を設定してある。
【0046】前記くさび体20は、くさび体収容部18
A、18Bの壁部に螺合させた押ボルト21の先端部に
押圧されている。
【0047】前記くさび体20はその一方の面が管体3
の外面に接している。押ボルト21は、くさび体20の
形状に対応させて管体3に対して傾斜させてある。
【0048】図2において22は、くさび体収容部18
A、18Bの外面と管体3の外面との隙間を埋めて防食
を図るコーキング材である。このようにして、固定機構
23を構成してある。
【0049】本発明にかかる支持装置で共同溝の内部で
管体3を支持する場合、ベースコンクリート12の所定
の位置にアンカーボルトでフレーム11を固定し、この
フレーム11の管支持部15の孔部17に管体3を通し
た状態で管路2を敷設する。
【0050】例えば、管支持部15を孔部17の径方向
二つ割りの構成とすることもできる。この場合は管路2
を敷設した後に管体3に管支持部15の上半部を被せる
ようにして施工する。
【0051】また、管体3を孔部17に通す前に、くさ
び体20をあらかじめ収容部18A、18Bに収容して
適宜の手段により仮止めしておく。
【0052】次に、押ボルト21を回転操作して、この
押ボルト21によりくさび体20を押圧する。すると、
このくさび体20は押ボルト21と管体3との間に挟み
込まれて押圧された状態となる。
【0053】すなわち、くさび体収容部18A、18B
および管支持部15を介して、フレーム11と管体3と
の間に挟み込まれて押圧された状態となる。
【0054】上記の支持構造において、不平均力が大き
くなると、管体3が継手部4から抜け出すように作用
し、これによって管体3はフレーム11に対し管軸方向
に移動しようとする。
【0055】しかしながら、くさび体20は、管軸方向
で隣合う一対のくさび体20のくさび作用方向が、管軸
方向で互いに反対方向になる状態に各くさび体20の姿
勢を設定してあるから、管体3がいずれの方向に移動し
ようとしてもいずれか一方のくさび体20が作用する。
【0056】したがって、このような管体3の移動を阻
止して、不平均力を受け止めることができる。
【0057】[第2実施形態]本実施形態の管路におけ
る不平均力の支持装置は、第1実施形態の支持装置とは
固定機構の構造等が異なっている(この点については後
述の第3実施形態・第4実施形態・第5実施形態・第6
実施形態でも同じである)。以下、異なる構造について
説明する。
【0058】図5,図6,図7に示すように、フレーム
11の管支持部15を、孔部17の径方向に二つ割りに
して、一対の分割管支持部15A,15B同士を連結ボ
ルト25で連結してある。
【0059】前記固定機構23、管体3を挟んで管体
3の径方向一方側から管体3の外面を受け止める複数の
エッジ部24を、下側の分割管支持部15Bにおける孔
部17の内周部に、その周方向に一定間隔で設けてあ
る。前記エッジ部24は孔部17の周方向に沿う姿勢に
設定してある。
【0060】そして、上側の分割管支持部15Aにくさ
び体20を設けてある。くさび体20とその周りの構造
とは第1実施形態におけるそれらの構造と同一であり、
その説明は省略する。
【0061】上記の構造によれば、前記エッジ部24
と、管体3の外面に押圧されるくさび体20とによっ
て、この管体3とフレーム11とが一体化される。しか
も、くさび体20によるくさび作用と、管体3の外面に
対するエッジ部24の食い込み作用とによって、不平均
力にもとづく管体3の管軸方向への動きが阻止される。
これにより、強固な防護工とすることができる。
【0062】本第2実施形態では前記くさび体20は、
くさび体収容部18A、18Bの壁部に螺合させた押ボ
ルト21の先端部に押圧されているが、この構造に換え
て次のように構成してあってもよい。
【0063】つまり、前記押ボルト21を設けることな
く、くさび体20をくさび体収容凹部19の内周面(図
2参照)に押圧させる。この場合のくさび体20に対す
る押圧力は、一対の分割管支持部15A,15Bに対す
る連結ボルト25の締結力で生じさせる。
【0064】[第3実施形態]図8,図9,図10,図
11に示すように、フレーム11の管支持部15を、孔
部17の径方向に二つ割りにして、一対の分割管支持部
15A,15B同士を連結ボルト25で連結してある。
【0065】前記固定機構23、分割管支持部15
A,15Bに形成した複数の雌ねじ部に螺合された状態
で管体3の外面を先端部で押圧して、フレーム11に対
して管体3が管軸方向に移動するのを阻止可能な複数の
雄ねじ部材26を、管軸方向に2列並び状態で周方向に
分散する状態に設けてある。
【0066】前記雄ねじ部材26は先端部を窪ませて、
管体3の外面に食い込みやすくしてある。
【0067】上記の構造により、管体3の外面に押圧さ
れる雄ねじ部材26によって、この管体3とフレーム1
1とが一体化される。そして、雄ねじ部材26の押圧力
で、不平均力にもとづく管体3の管軸方向への動きが確
実に阻止される。これにより、強固な防護工とすること
ができる。
【0068】本第3実施形態では前記フレーム11の管
支持部15を孔部17の径方向に二つ割り構造に構成し
たが、この構造に換えて二つ割りすることなく一体構造
に構成してあってもよい。
【0069】[第4実施形態]図12,図13,図1
4,図15,図16に示すように、フレーム11の管支
持部15を、孔部17の径方向に二つ割りにして、一対
の分割管支持部15A,15B同士を連結ボルト25で
連結してある。
【0070】前記固定機構23、管体3を挟んで管体
3の径方向一方側(下方側)から管体3の外面を受け止
める複数のエッジ部24を、下側の分割管支持部15B
における孔部17の内周部に、その周方向に一定間隔で
設けてある。前記エッジ部24は管体3の周方向に沿う
姿勢に設定してある。
【0071】そして、上側の分割管支持部15Aに第3
実施形態における雄ねじ部材26を設けてある。雄ねじ
部材26とその周りの構造とは第3実施形態におけるそ
れらの構造と同一であり、その説明は省略する。
【0072】上記の構造によれば、前記エッジ部24
と、管体3の外面を押圧する雄ねじ部材26とによっ
て、この管体3とフレーム11とが一体化される。しか
も、雄ねじ部材26による押圧作用と、管体3の外面に
対するエッジ部24の食い込み作用とによって、不平均
力にもとづく管体3の管軸方向への動きが阻止される。
これにより、強固な防護工とすることができる。
【0073】[第5実施形態]図17(a)に示すよう
に、前記固定機構23、フレーム11から管体3に向
けて作用される押ネジ26の押圧力によって管体3の外
面に押圧されることで、フレーム11に対して管体3が
管軸方向に移動するのを阻止可能な移動阻止体27を設
け、この移動阻止体27は、管体3の外面に押圧される
一対のエッジ部29を、管軸方向で所定の間隔を置いて
位置する状態に設けて構成してある。
【0074】上記の構造により、管体3の外面に押圧さ
れる移動阻止体27によって、この管体3とフレーム1
1とが一体化される。
【0075】前記移動阻止体27は、管体3の外面に押
圧される一対のエッジ部29を、管軸方向で所定の間隔
を置いて位置する状態に設けて構成してあるから、管体
3が管軸方向のいずれの方向に移動しようとしてもいず
れか一方のエッジ部29が作用し(図17(b)参
照)、これにより、管体3の移動を阻止して、不平均力
を受け止めることができる。
【0076】[第6実施形態]図18に示すように、前
記固定機構23、フレーム11から管体3に向けて作
用される一対の押ネジ26の押圧力によって管体3の外
面に押圧されることで、フレーム11に対して管体3が
管軸方向に移動するのを阻止可能な移動阻止体27を設
け、この移動阻止体27は、管体3の外面に押圧される
一対のエッジ部29を、管軸方向で所定の間隔を置いて
位置する状態に設けて構成してある。
【0077】前記一対の押ネジ26は管軸方向でボルト
先端側ほど互いに近接する傾斜姿勢に設定してある。
【0078】上記の構造により、管体3の外面に押圧さ
れる移動阻止体27によって、この管体3とフレーム1
1とが一体化される。
【0079】前記移動阻止体27は、管体3の外面に押
圧される一対のエッジ部29を、管軸方向で所定の間隔
を置いて位置する状態に設けて構成してあるから、管体
3が管軸方向のいずれの方向に移動しようとしてもいず
れか一方のエッジ部29が作用し、これにより、管体3
の移動を阻止して、不平均力を受け止めることができ
る。
【0080】[別実施形態]前記フレーム11の管支持
部15を、孔部17の径方向に二つ割りにして、一対の
分割管支持部15A,15B同士を連結ボルト25で連
結した構造において、二つ割り方向は上下方向に限られ
るものではなく、例えば、左側の分割管支持部と右側の
分割管支持部とに横方向に2分割してあってもよい。
【0081】第2実施形態と第4実施形態におけるエッ
ジ部24を上側の分割管支持部15Aに設け、下側の分
割管支持部15Bにくさび体20(第4実施形態の場合
は雄ねじ部材26)を設けるよう構成してあってもよ
い。
【0082】第5実施形態の別実施形態として、第2及
び第4実施形態におけるエッジ部24を、一方の分割管
支持部(第2及び第4実施形態での符号は15A又は1
5B)に設け、他方の分割管支持部に前記移動阻止体2
7と押ネジ26を設けて前記固定機構23を構成してあ
ってもよい。
【0083】前記管体3は金属管に限られる物ではなく
樹脂管であってもよい。
【0084】前記管体3は気体・液体・気液混合体のい
ずれを通す管体であってもよい。
【0085】以上の実施形態では前記管体3を、本発明
にかかる支持装置を介してベースコンクリート12に支
持させたが、前記支持装置を介して管体3を側壁に支持
させる場合や、天井壁に支持させる場合であっても、本
発明は適用することができる。
【0086】前記取付座部14は湾曲形状であってもよ
い(この場合、例えば丸パイプに取付座部14を外嵌さ
せることができる。
【0087】前記くさび体20や雄ねじ部材の数は上記
の実施形態の数に限られるものではない。
【0088】上記の実施形態では、前記エッジ部24を
管軸方向に一列設けてあるだけであるが、前記エッジ部
24を所定間隔を空けて前記管軸方向に複数列(例えば
2列)設けてあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】管路における不平均力の支持装置の側面図
【図2】同装置における要部の縦断面図
【図3】同装置の正面図
【図4】同装置の平面図
【図5】第2実施形態の管路における不平均力の支持装
置の側面図
【図6】図5のB−B視図
【図7】図5のA−A視図
【図8】第3実施形態の管路における不平均力の支持装
置の側面図
【図9】図8のA−A視図
【図10】第3実施形態の管路における不平均力の支持
装置の正面図
【図11】図8のB−B視図
【図12】第4実施形態の管路における不平均力の支持
装置の側面図
【図13】図12のA−A視図
【図14】図12のB−B視図
【図15】図12のC−C視図
【図16】第4実施形態の管路における不平均力の支持
装置の正面図
【図17】第5実施形態の要部の断面図
【図18】第6実施形態の要部の断面図
【図19】同装置を用いた共同溝内配管の例を示す平面
図である。
【図20】従来の共同溝内配管の例を示す平面図であ
る。
【図21】図20に示す部分の側面図である。
【符号の説明】
3 管体 11 フレーム 12 支持部 23 固定機構 24 エッジ部 26 雄ねじ部材 29 エッジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 賢司 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3− 2700 株式会社水道技術開発機構内 (56)参考文献 特開 昭55−57787(JP,A) 特開 平11−218276(JP,A) 実開 昭49−134324(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 3/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部に固定されるフレームと、前記フ
    レームに管体を固定する固定機構とを設け、 前記固定機構、前記フレームから前記管体に向けて作
    用される押圧力によって前記管体の外面に押圧されるこ
    とで、前記フレームに対して前記管体が管軸方向に移動
    するのを阻止可能なくさび体を設けてあり、 このくさび体を、前記管軸方向に所定の間隔を置いて複
    数配置するとともに、前記管軸方向で隣合う一対のくさ
    び体のくさび作用方向が、前記管軸方向で互いに反対方
    向になる状態に各くさび体の姿勢を設定してある 管路に
    おける不平均力の支持装置。
  2. 【請求項2】 支持部に固定されるフレームと、前記フ
    レームに管体を固定する固定機構とを設け、 前記固定機構、前記管体を挟んで前記管体の径方向一
    方側から前記管体の外面を受け止めるエッジ部を前記フ
    レームに設け、前記フレームから前記管体に向けて作用
    される押圧力によって前記管体の外面に前記管体の径方
    向他方側から押圧されることで、前記フレームに対して
    前記管体が管軸方向に移動するのを阻止可能なくさび体
    を設けてあり、 このくさび体を、前記管軸方向に所定の間隔を置いて複
    数配置するとともに、前記管軸方向で隣合う一対のくさ
    び体のくさび作用方向が、前記管軸方向で互いに反対方
    向になる状態に各くさび体の姿勢を設定してある 管路に
    おける不平均力の支持装置。
  3. 【請求項3】 支持部に固定されるフレームと、前記フ
    レームに管体を固定する固定機構とを設け、 前記固定機構に、前記フレームから前記管体に向けて作
    用される押圧力によって前記管体の外面に押圧されるこ
    とで、前記フレームに対して前記管体が管軸方向に移動
    するのを阻止可能なくさび体を設けてあると共に、 前記フレームは、前記支持部に固定される取付座部と、
    この取付座部から立ち上がり前記管体を支持する管支持
    部と管軸方向に沿うリブと、が一体に設けて構成されて
    いる 不平均力の支持装置。
  4. 【請求項4】 支持部に固定されるフレームと、前記フ
    レームに管体を固定する固定機構とを設け、 前記固定機構、前記フレームに形成した雌ねじ部に螺
    合された状態で前記管体の外面を先端部で押圧して、前
    記フレームに対して前記管体が管軸方向に移動するのを
    阻止可能な雄ねじ部材を設けてあり、 この雄ねじ部材の先端部を窪ませてある 管路における不
    平均力の支持装置。
  5. 【請求項5】 支持部に固定されるフレームと、前記フ
    レームに管体を固定する固定機構とを設け、 前記固定機構、前記管体を挟んで前記管体の径方向一
    方側から前記管体の外面を受け止めるエッジ部を前記フ
    レームに設け、前記フレームに形成した雌ねじ部に螺合
    された状態で前記管体の径方向他方側から前記管体の外
    面を先端部で押圧して、前記フレームに対して前記管体
    が管軸方向に移動するのを阻止可能な雄ねじ部材を設け
    てあり、 この雄ねじ部材の先端部を窪ませてある 管路における不
    平均力の支持装置。
  6. 【請求項6】 支持部に固定されるフレームと、前記フ
    レームに管体を固定する固定機構とを設け、 前記固定機構に、前記フレームに形成した雌ねじ部に螺
    合された状態で前記管体の外面を先端部で押圧して、前
    記フレームに対して前記管体が管軸方向に移動するのを
    阻止可能な雄ねじ部材を設けると共に、 前記フレームは、前記支持部に固定される取付座部と、
    この取付座部から立ち上がり前記管体を支持する管支持
    部と管軸方向に沿うリブと、が一体に設けて構成されて
    いる 管路における不平均力の支持装置。
  7. 【請求項7】 支持部に固定されるフレームと、前記フ
    レームに管体を固定する固定機構とを設け、 前記固定機構、前記フレームから前記管体に向けて作
    用される押圧力によって前記管体の外面に押圧されるこ
    とで、前記フレームに対して前記管体が管軸方向に移動
    するのを阻止可能な移動阻止体を設け、 前記移動阻止体は、前記管体の外面に押圧される一対の
    エッジ部を、管軸方向で所定の間隔を置いて位置する状
    態に設けて構成してあると共に、 前記フレームは、前記支持部に固定される取付座部と、
    この取付座部から立ち上がり前記管体を支持する管支持
    部と管軸方向に沿うリブと、が一体に設けて構成されて
    いる 管路における不平均力の支持装置。
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