JP2579474Y2 - 配管ユニット - Google Patents

配管ユニット

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JP2579474Y2
JP2579474Y2 JP1991052339U JP5233991U JP2579474Y2 JP 2579474 Y2 JP2579474 Y2 JP 2579474Y2 JP 1991052339 U JP1991052339 U JP 1991052339U JP 5233991 U JP5233991 U JP 5233991U JP 2579474 Y2 JP2579474 Y2 JP 2579474Y2
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JP
Japan
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pipe
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thick
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義雄 海鉾
宣行 渡辺
一三 加藤
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Hitachi Metals Ltd
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Hitachi Metals Ltd
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は配管ユニットに係り、特
にパイプユニットのパイプを簡単に連結できるようにし
た配管ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高層ビルの建設現場などでは、
給排水パイプなどを各階に敷設するに際して、いわゆる
シャフトユニットやフロアーユニットあるいはトイレユ
ニット等の配管ユニット工法が採用されている。
【0003】この配管ユニット工法の中のシャフトユニ
ット工法は、図4に示すように、2〜3階層分の長さの
パイプユニット51を工場内で形成した後に、各パイプ
ユニット51を建設現場に持込み、その現場で、各パイ
プユニット51のパイプ53の端部55を接続しなが
ら、パイプユニット51を縦方向に順に連結していく工
法である。パイプ53の所定部位にはチーズ57が接続
され、これらチーズ57には、建物の各階に給排水する
ためのパイプ(図示せず)が接続される。
【0004】この工法によれば、給排水パイプなどの敷
設を極めて短時間に行うことができるという利点があ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成では、縦方向に隣接するパイプユニット51の各
パイプ53の軸線が少しでもずれたり、各パイプ53の
長さに長短があったりすると、これらを連結できなくな
るという問題がある。この場合には、従来、各パイプ5
3を固定するUバンド(図示せず)を外した後に、各パ
イプ53の端部55間を連結し、その後に、再びUバン
ドを締付けるという作業を行っているが、この作業は極
めて面倒である。
【0006】そこで、本考案の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、パイプユニットの各パイ
プの軸線がずれたり、各パイプの長さにばらつきが生じ
たりした場合でも、簡単に、かつ確実に各パイプどうし
を連結することのできる配管ユニットを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、複数本のパイプを並設して一体固定し、
配管施工時には、これらを順に連結するようにした配管
ユニットにおいて、前記パイプの少なくとも一端部に自
在継手を設け、この自在継手は、前記パイプとの接続端
部を有する継手部と、この継手部の内周に挿入される端
部に肉厚部を有しこの肉厚部の外周が前記継手部の内周
と第一の隙間を有して前記継手部内に挿入される直管部
と、前記肉厚部に設けたパッキン溝に装着され前記継手
部の内周と圧接するパッキンとを備え、前記継手部の内
周に前記直管部の肉厚部を挿入して、前記肉厚部の外周
より小さい内径であって前記第一の隙間よりも大きい第
の隙間を前記直管部との間に有する内径を備えた抜止
め用のリングを前記継手部に固定し、前記継手部と直管
部は軸線方向に移動自在で、前記直管部の外周と前記継
手部の内周との間の隙間の分だけ傾動自在に設けたこと
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】本考案によれば、連結すべきパイプユニットの
各パイプの軸線や長さにずれが生じた場合、このずれを
吸収して、各パイプどうしを簡単に連結することができ
る。例えば、長さ方向にずれが生じた場合、このずれが
所定の範囲内にあれば、継手部が軸線方向に移動するの
で、ずれは完全に吸収される。また、軸線に対して傾く
方向、又は軸線に対して直交する方向にずれが生じた場
合、このずれが所定の範囲内にあれば、継手部が傾動す
るので、ずれは完全に吸収される。
【0009】
【実施例】以下、本考案による配管ユニットの一実施例
を、図1及び図2を参照して説明する。
【0010】図1において、1は配管ユニットを示し、
この配管ユニット1は、配管施工時に、パイプユニット
3を縦方向に順に連結して構成される。これらパイプユ
ニット3は、フレーム5を有し、このフレーム5上には
複数本のフランジ付きパイプ7が横方向に並設されてい
る。パイプ7はUバンド(図示せず)でフレーム5に固
定されている。パイプ7の所定部位にはチーズ11が接
続され、これらチーズ11には、建物の各階に給排水す
るパイプ(図示せず)が接続される。
【0011】フランジ付きパイプ7の一端部には自在継
手15が設けられ、この自在継手15は、図2に示すよ
うに、直管部17と、この直管部17の両端(片側のみ
図示する)に嵌合した一対の継手部19とで構成されて
いる。なお、継手部19は必ずしも直管部17の両端に
設ける必要はなく、直管部17の片側にのみ継手部19
を設ける構成にしてもよい。
【0012】直管部17の両端には肉厚部20が形成さ
れ、この肉厚部20には、周方向に延びる環状の外周溝
21,23が形成されている。これら外周溝21,23
のうち、外側の外周溝21には、横断面が逆コ字状のパ
ッキン25が嵌込まれ、内側の外周溝23には、横断面
が円形状のパッキン27が嵌込まれている。また、直管
部17の両端には、上述した一対の継手部19が嵌込ま
れ、この継手部19の内周面には、パッキン25及びパ
ッキン27の外周が圧接している。更に、継手部19の
端部には、抜止め用の押えリング31と、防塵用のゴム
カバー33とがボルト35を介して止着されている。
【0013】しかして、この実施例によれば、継手部1
9は直管部17の軸線方向に移動自在に、かつ直管部1
7の軸線に対して傾動自在に構成されている。即ち、図
2では、継手部19を最も押込んだ状態を示し、継手部
19はこの状態から、矢印Aの方向に寸法Lだけ引出す
ことができると共に、矢印Bの方向に、肉厚部20の外
周と継手部19の内周との間の第一の隙間δの分だけ傾
動できるように構成されている。なお、押えリング31
の内周と直管部17の外周との間の第二の隙間δは、
上記の第一の隙間δより若干大き目に形成されている。
【0014】次に、この実施例の作用を説明する。
【0015】パイプユニット3は、予め、工場内で建物
の2〜3階層分の長さに形成され、これらは建設現場に
持込れた後に、その現場で組立てられる。この組立時に
は、パイプユニット3の各パイプ7は、自在継手15を
介して縦方向に順に連結され、その後、各パイプ7のチ
ーズ11に、建物の各階に給排水するパイプ(図示せ
ず)が接続される。これによれば、高層ビル等における
給排水パイプを、極めて短時間のうちに敷設することが
できる。
【0016】また、この実施例によれば、接続すべきパ
イプユニット3の各パイプ7にずれが生じた場合でも、
各パイプ7どうしを簡単に連結することができる。
【0017】例えば、長さ方向にずれが生じた場合、継
手部19は矢印Aの方向に寸法Lだけ移動できるので、
その範囲内であれば、長さ方向のずれを完全に吸収する
ことができる。また、軸線に対して傾く方向にずれが生
じた場合、継手部19は矢印Bの方向に第一の隙間δの
分だけ傾動できるので、その範囲内であれば、傾き方向
のずれを完全に吸収することができる。
【0018】また直管部17の両端に継手部19を設け
ているので、接続する上下のパイプ7の軸線が平行のま
まで、互いの軸線が軸線に対して直交する方向にずれて
いるような場合でも、継手部19が相互に横方向に移動
して、そのずれを吸収するので、パイプユニット3の各
パイプ7どうしを簡単に連結することができる。
【0019】従って、従来のように、各パイプ7を固定
するUバンド(図示せず)を外した後に、各パイプ7の
フランジ9間を連結し、その後に再びUバンドを締付け
るといった面倒な作業は不要になる。なお、上記実施例
において、継手部19が第一の隙間δの分だけ傾く場合
には、2つのパッキン25,27のうち、いずれか一方
のパッキンが強く変形して、残りのパッキンは余り変形
しないので、シール性が損なわれることはない。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、パイプの少なくとも一端部に、パイプの軸線
方向及び軸線に対して曲げ方向に移動可能な自在継手を
設けているので、互いに接続すべきパイプユニットの各
パイプ間に、軸線方向又は軸線に対して曲げ方向にずれ
が生じたとしても、自在継手がそれを吸収するので、各
パイプどうしを簡単に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による配管ユニットの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】自在継手の一半部を示す縦断面図である。
【図3】従来の配管ユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 配管ユニット 3 パイプユニット 7 パイプ 9 フランジ 11 チーズ 15 自在継手 17 直管部 19 継手部 25,27 パッキン 31 押えリング 35 ボルトδ 第一の隙間 δ1 第二の隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 加藤 一三 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式 会社 桑名工場内 (56)参考文献 特開 平2−142994(JP,A) 特開 昭63−225785(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 39/04 F16L 3/22 F16L 3/223 F16L 27/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のパイプを並設して一体固定し、
    配管施工時には、これらを順に連結するようにした配管
    ユニットにおいて、 前記パイプの少なくとも一端部に自在継手を設け、 この自在継手は、前記パイプとの接続端部を有する継手
    部と、この継手部の内周に挿入される端部に肉厚部を有
    しこの肉厚部の外周が前記継手部の内周と第一の隙間を
    有して前記継手部内に挿入される直管部と、前記肉厚部
    に設けたパッキン溝に装着され前記継手部の内周と圧接
    するパッキンとを備え、前記継手部の内周に前記直管部
    の肉厚部を挿入して、前記肉厚部の外周より小さい内径
    であって前記第一の隙間よりも大きい第二の隙間を前記
    直管部との間に有する内径を備えた抜止め用のリングを
    前記継手部に固定し、前記継手部と直管部は軸線方向に
    移動自在で、前記直管部の外周と前記継手部の内周との
    間の隙間の分だけ傾動自在に設けたことを特徴とする配
    管ユニット。
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JP2010048313A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Sekisui House Ltd 設備収納ユニット
JP7141271B2 (ja) * 2018-07-18 2022-09-22 ダイキョーニシカワ株式会社 管状体の接続構造

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JPS63225785A (ja) * 1987-03-13 1988-09-20 株式会社 スイケンテクノロジ− 揺動伸縮自在管継手の組立製造方法
JPH02142994A (ja) * 1988-11-25 1990-06-01 Hitachi Ltd 配管着脱装置

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