JP3470060B2 - ペースト塗布方法とペースト塗布機 - Google Patents

ペースト塗布方法とペースト塗布機

Info

Publication number
JP3470060B2
JP3470060B2 JP13478799A JP13478799A JP3470060B2 JP 3470060 B2 JP3470060 B2 JP 3470060B2 JP 13478799 A JP13478799 A JP 13478799A JP 13478799 A JP13478799 A JP 13478799A JP 3470060 B2 JP3470060 B2 JP 3470060B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paste
substrate
coating
nozzle
relative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13478799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000317374A (ja
Inventor
茂 石田
幸宏 川隅
福男 米田
Original Assignee
株式会社 日立インダストリイズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 日立インダストリイズ filed Critical 株式会社 日立インダストリイズ
Priority to JP13478799A priority Critical patent/JP3470060B2/ja
Publication of JP2000317374A publication Critical patent/JP2000317374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3470060B2 publication Critical patent/JP3470060B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルの吐出口に
対向するように基板をテ−ブル上に載置し、基板の主面
に垂直な方向での該ノズルと該基板の相対距離を所望に
維持して、ペースト収納筒に充填されたペーストを該吐
出口から該基板上に吐出させながら、該基板と該ノズル
との相対位置関係を変化させ、該基板上に所望形状のペ
ーストパタ−ンを塗布するペースト塗布方法とペースト
塗布機に係り、特に、生産性を向上させるようにしたペ
ースト塗布方法とペースト塗布機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のペースト塗布機では、生産性を向
上させるための方法として、ペースト収納筒に充填した
ペーストをノズルから基板上に吐出させながら、ノズル
と基板との間の相対移動速度、即ち、ペーストパターン
を塗布するときの速度(以下、塗布速度という)を上昇
させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ペースト塗布機におい
ては、上記従来技術のように、塗布速度を上昇させる
と、ペーストパターンの直線部では問題ないが、曲率半
径の小さい曲線部では、塗布方向がほぼ直角に変化する
とき、即ち、例えば、X軸方向からY軸方向あるいはY
軸方向からX軸方向に塗布方向が急激に変わるとき、移
動している部分に振動が発生する。
【0004】例えば、ノズルが移動するものであって、
基板が載置される水平方向(X,Y軸方向)に固定され
た基板吸着盤に載置されている場合(即ち、基板に対し
てノズルが移動している場合)、ノズルの移動方向が上
記のように変化すると、ノズルに垂直方向(Z軸軸)や
水平方向(XY軸方向)の振動が発生し、特に、垂直方
向の振動が大きい。また、ノズルが固定され、基板が載
置される基板吸着盤が移動する場合(即ち、ノズルに対
して基板が移動している場合)でも、この基板吸着盤の
移動方向が上記のように変化すると、基板吸着盤、従っ
て、これに固定して載置されている基板に同様の振動が
発生し、特に、垂直方向の振動が大きくなる。しかも、
かかる振動は、基板の周辺部、特に、角部において大き
く、このため、ノズルと基板との間の距離が変動し、塗
布精度が低下する。
【0005】以下、この点について図10により説明す
ると、ノズル13aの先端と基板22の表面との間の相
対位置距離がδからzと(δ−z)だけ変化した区間で
は、単位時間当たりのペースト塗布量が変化し、所望形
状のペーストパターン23が塗布形成できないという問
題があり、しかも、塗布速度を上昇させる程ノズル13
aの先端と基板22の表面との間の相対位置の変動が大
きくなり、ますます所望形状のペーストパターン23が
塗布形成できなくなる。
【0006】このため、塗布速度を高めることは不可能
となり、生産性を向上させることができなかった。
【0007】本発明の目的は、かかる問題を解消し、塗
布速度を高めて生産性の向上を図りながら、所望形状の
ペーストパターンを良好に塗布形成することができるよ
うにしたペースト塗布方法とペースト塗布機を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ノズルのペースト吐出口に対向するよう
にして実基板をテーブル上に載置し、該ノズルのペース
ト吐出口と該実基板の表面との間の相対距離を所望に維
持し、ペースト収納筒に充填したペーストを該ペースト
吐出口から該実基板の表面上に吐出させながら該実基板
と該ペースト吐出口との該実基板の主面における相対位
置関係を変化させることにより、該実基板上に所望形状
のペーストパターンを描画するペースト塗布方法であっ
て、該テーブル上にダミー基板を載置して、該ダミー基
板と該ノズルのペースト吐出口との間の該ダミー基板の
主面における相対位置関係を所望の相対移動速度で変化
させながら、該ノズルのペースト吐出口と該ダミー基板
との間の相対距離を塗布描画すべき該ペーストパターン
の軌跡に沿う順次の位置毎に検出する第1の工程と、該
第1の工程で検出された該相対距離が予め設定された許
容範囲を超えるか否かを該位置毎に判定する第2の工程
と、該第2の工程によって該相対距離が該許容範囲内に
あると判定された位置に対しては、該相対移動速度を所
望量増加させて新たな相対移動速度を設定する第3の工
程と、該第2の工程によって該相対距離が該許容範囲外
にあると判定された位置に対しては、該所望量増加させ
る1つ前の相対移動速度を該位置に対する相対移動速度
として決定する第4の工程とを備え、該第1〜第3の工
程を繰り返し、かつその繰り返し毎に該第4の工程を実
行することにより、該実基板に該ペーストパターンを塗
布描画する際の各塗布位置での該相対速度を該第4の工
程で決定された相対塗布速度とする。
【0009】また、本発明は、ノズルのペースト吐出口
に対向するようにして実基板をテーブル上に載置し、該
ノズルのペースト吐出口と該実基板の表面との間の相対
距離を所望に維持し、ペースト収納筒に充填したペース
トを該ペースト吐出口から該実基板上に吐出させながら
該実基板と該ノズルのペースト吐出口との相対位置関係
を変化させることにより、該実基板上に所望形状のペー
ストパターンを描画するペースト塗布機であって、該テ
ーブル上にダミー基板を載置し、該ダミー基板と該ノズ
ルのペースト吐出口との間の相対位置関係を所望の相対
移動速度で変化させる第1の手段と、該ノズルのペース
ト吐出口と該ダミー基板の表面との間の相対距離を、塗
布描画すべき該ペーストパターンの軌跡に沿う順次の塗
布位置毎に、検出する第2の手段と、該第2の手段が検
出した該相対距離が予め設定された許容範囲を超えるか
か否か判定する第3の手段と、該第2の手段によって該
相対距離が該許容範囲内にあると判定された該塗布位置
に対し、該相対移動速度を所望量増加して新たな相対移
動速度とし、該新たな相対移動速度を用いて該第1の手
段を動作させる第4の手段と、該第2の手段によって該
相対距離が該許容範囲外にあると判定された該塗布位置
に対して、該所望量増加させる1つ前の相対移動速度を
該実基板での該ペーストパターンの塗布描画時の相対移
動速度として決定する第5の手段と、該ペーストパター
ンにおける全ての塗布位置に対して、該第5の手段によ
り、相対移動速度が決定されるまで、該第1〜第4の手
段による動作を繰り返す構成とする。
【0010】かかる構成により、本発明では、実基板に
所望形状のペーストパターンを描画する際、その各塗布
点での相対移動速度を、上記許容範囲外の振動を生じさ
せない最大の相対速度とすることができ、該ペーストパ
ターンを良好にかつ迅速に塗布描画することができて、
生産性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。
【0012】図1は本発明によるペースト塗布機の第1
の実施形態を示す斜視図であって、1は架台、2a,2
bは基板搬送コンベア、3は支持台、4は基板吸着盤、
5はθ軸移動テ−ブル、6a,6bはX軸移動テ−ブ
ル、7はY軸移動テ−ブル、8a,8bはサ−ボモ−
タ、9はZ軸移動テ−ブル、10はサ−ボモ−タ、11
はボ−ルねじ、12はサーボモータ、13はペースト収
納筒(シリンジ)、14は距離計、15は支持板、16
a,16bは画像認識カメラ、17は制御部、18はモ
ニタ、19はキ−ボ−ド、20は外部記憶装置を備えた
パソコン本体、21はケ−ブルである。
【0013】同図において、架台1上には、X軸方向に
並行で、かつ昇降可能な2つの基板搬送コンベア2a,
2bが設けられており、これに載置される図示していな
い基板を図面の奥の方から手前の方に、即ち、X軸方向
に水平に搬送する。また、架台1上に支持台3が設けら
れ、この支持台3上にθ軸移動テ−ブル5を介して基板
吸着盤4が載置されている。このθ軸移動テ−ブル5
は、基板吸着盤4をZ軸廻りのθ方向に回転させるもの
である。
【0014】架台1上には、さらに、基板搬送コンベア
2a,2bよりも外側でX軸に平行にX軸移動テ−ブル
6a,6bが設けられ、これらX軸移動テ−ブル6a,
6b間を渡るようにしてY軸移動テ−ブル7が設けられ
ている。このY軸移動テ−ブル7は、X軸移動テ−ブル
6a,6bに設けられたサ−ボモ−タ8a,8bの一方
向の回転やその逆方向の回転(正/逆転)により、X軸
方向に水平に搬送される。Y軸移動テ−ブル7上には、
サ−ボモ−タ10の駆動によるボ−ルねじ11の正/逆
転によってY軸方向に移動するZ軸移動テ−ブル9が設
けられている。このZ軸移動テ−ブル9には、ペースト
収納筒13や距離計14を支持固定した支持板15が設
けられ、サーボモータ12がこれらペースト収納筒13
や距離計14を、この支持板15に設けられた図示して
いないリニヤガイドの可動部を介して、Z軸方向に移動
させる。ペースト収納筒13は、このリニヤガイドの可
動部に着脱自在に取り付けられている。また、架台1の
天板には、図示していない基板の位置合わせなどのため
の画像認識カメラ16a,16bが上方向を向けて設け
られている。
【0015】架台1の内部には、サーボモータ8a,8
b,10,12やθ軸移動テ−ブル5を回転駆動する図
示しないサーボモータなどを制御する制御部17が設け
られ、この制御部17はケーブル21を介してモニタ1
8やキーボード19、パソコン本体20と接続されてお
り、かかる制御部17での各種処理のためのデータがキ
ーボード19から入力されたり、画像認識カメラ16
a,16bで得られた画像や制御部17での処理状況が
モニタ18で表示されたりする。また、キ−ボ−ド19
から入力されたデータなどは、パソコン本体20の外部
記憶装置でフロッピディスクなどの記憶媒体に記憶保管
される。
【0016】図2は図1に示したペースト収納筒13と
距離計14との部分を拡大して示す斜視図であって、1
3aはノズル、22は基板、23はペーストパターンで
あり、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
【0017】同図において、距離計14は下端部に三角
形の切込部があって、その切込部の対向する一方の斜面
に発光素子が、他方の斜面に複数の受光素子が夫々設け
られており、この切込部の下部にノズル13aが位置付
けられている。かかる距離計14は、ノズル13aの先
端部からガラスからなる基板22の表面(上面)までの
距離を非接触の三角測法で計測する。即ち、距離計14
の上記切込部での一方の斜面に設けられた発光素子から
レーザ光が放射され、このレ−ザ光Lは基板22上の計
測点Sで反射されて上記切込部の他方の斜面に設けられ
た複数の受光素子のいずれかで受光される。ノズル13
aの先端部からガラスからなる基板22の表面までの距
離に応じて、受光する受光素子が異なり、これにより、
この距離を知ることができる。この場合、上記切込部の
下部にノズル13aが位置付けられているので、レ−ザ
光Lはペースト収納筒13やノズル13aで遮られるこ
とはない。
【0018】また、基板22上でのレ−ザ光Lの計測点
Sとノズル13aの直下位置とは基板22上で僅かな距
離ΔX,ΔYだけずれるが、この僅かな距離ΔX,ΔY
程度ずれた位置(計測点Sとノズル13aの直下位置)
間では、基板22の表面のうねり(凹凸)に差がないの
で、距離計14の計測結果とノズル13aの先端部から
基板22の表面までの距離との間に差は殆ど存在しな
い。従って、この距離計14の測定結果に基づいてサー
ボモータ12を制御することにより、基板22の表面の
うねりに合わせてノズル13aの先端部から基板22の
表面までの距離を一定に維持することができ、基板22
上に塗布されるペーストパターン23の幅や厚さが一様
になる。
【0019】図3は図1に示した制御部17の構成やペ
ースト収納筒13の空気圧の制御,基板22の制御を示
すブロック図であって、17aはマイクロコンピュ−
タ、17bはモ−タコントロ−ラ、17c1,17c2
はX1,X2軸ドライバ、17dはY軸ドライバ、17
eはθ軸ドライバ、17fはZ軸ドライバ、17gはデ
ータ通信バス、17hは外部インタ−フェ−ス、24は
θ軸移動テ−ブル5(図1)を駆動するサーボモータ、
25〜29はエンコ−ダ、30は正圧源、30aは正圧
レギュレータ、31は負圧源、31aは負圧レギュレー
タ、32はバルブユニットであり、図1及び図2に対応
する部分には同一符号をつけている。
【0020】同図において、制御部17は、マイクロコ
ンピュ−タ17aやモ−タコントロ−ラ17b、X,
Y,Z,θ各軸のドライバ17c1,17c2,17d
〜17f、画像認識カメラ16a,16bで得られる映
像信号を処理する画像処理装置17i、キ−ボ−ド19
などとの間の信号伝送を行なう外部インタ−フェ−ス1
7hを内蔵している。制御部17は、さらに、基板搬送
コンベア2a,2bの駆動制御系を含むが、ここでは、
図示を省略している。
【0021】また、マイクロコンピュ−タ17aは、図
示しないが、主演算部や後述するペーストの塗布描画を
行なうための処理プログラムを格納したROM,主演算
部での処理結果や外部インタ−フェ−ス17h及びモ−
タコントロ−ラ17bからの入力デ−タを格納するRA
M,外部インタ−フェ−ス17hやモ−タコントロ−ラ
17bとデ−タをやりとりする入出力部などを備えてい
る。各サ−ボモ−タ8a,8b,10,12,24に
は、回転量を検出するエンコ−ダ25〜29が設けられ
ており、その検出結果をX,Y,Z,θ各軸のドライバ
17c1,17c2,17d〜17fに戻して位置制御
を行なっている。
【0022】サ−ボモ−タ8a,8b,10がキ−ボ−
ド19から入力されてマイクロコンピュ−タ17aのR
AMに格納されているデ−タに基いて正/逆回転するこ
とにより、負圧源31から分配された負圧によって基板
吸着盤4(図1)に真空吸着された基板22(図2)に
対し、ノズル13a(図2)が、Z軸移動テ−ブル9
(図1)の移動により、X,Y軸方向に任意の距離を移
動する。このノズル13aの移動中、マイクロコンピュ
ータ17aがバルブユニット32を制御することによ
り、正圧源30から正圧レギュレータ30aとバルブユ
ニット32とを介してペースト収納筒13に僅かな正の
空気圧が印加され、これにより、ノズル13aの先端の
ペースト吐出口からペーストが吐出されて基板22に所
望形状のペーストパターンが塗布描画される。そして、
このZ軸移動テ−ブル9のX,Y軸方向への水平移動中
に距離計14がノズル13aの先端(ペースト吐出口)
と基板22の表面との間の距離を計測し、この距離を常
に一定に維持するように、サ−ボモ−タ12がZ軸ドラ
イバ17fによって駆動制御される。
【0023】また、ペースト塗布を行なわない待機状態
では、マイクロコンピュータ17aがバルブユニット3
2を制御することにより、負圧レギュレータ31a及び
バルブユニット32を介して負圧源31がペースト収納
筒13に間欠的に連通し、ノズル13aのペースト吐出
口から垂れ出たペーストをペースト収納筒13内に引き
戻す。これにより、このペースト吐出口からのペースト
の液垂れを防止することができる。
【0024】なお、図示しない画像認識カメラでこのノ
ズル13aの吐出口を監視し、液垂れが生じたときの
み、負圧源31をペースト収納筒13に連通するように
してもよい。
【0025】図4は図1に示したペースト塗布機の一連
の動作である本発明によるペースト塗布法方の第1の実
施形態を示すフローチャートである。
【0026】同図において、まず、このペースト塗布機
に電源が投入されると(ステップ100)、その初期設
定が実行される(ステップ200)。この初期設定工程
では、サーボモータ8a、8b,10(図1)を駆動す
ることにより、Z軸移動テ−ブル9をX,Y軸方向に移
動させて所定の基準位置に位置決めし、ノズル13a
(図2)を、そのペースト吐出口がペーストを吐出開始
する位置(即ち、ペースト塗布開始点)に位置付けられ
るように、所定の原点位置に設定するとともに、さら
に、各種データ、即ち、 ペーストパターンの塗布描画の対象とする基板(以
下、実基板という)22に塗布描画する1以上のペース
トパターン毎のデータ(以下、ペーストパタ−ンデ−タ
という) 実基板22の位置デ−タ 実基板22に実際にペーストパターンを塗布描画する
ときのこの実基板22とノズル13aとの間の相対速度
を決めるデータ(この相対速度を塗布速度というが、特
に、このデータで決まる塗布速度を初期設定塗布速度と
いう) 実基板22の表面からのノズル13aの先端の高さを
決めるデータ(これを塗布高さというが、特に、このデ
ータで決まる塗布高さを初期設定塗布高さという) ノズル13aのペースト吐出口からペースト吐出量を
決めるペースト収納筒13に印加される圧力を決めるデ
ータ(これを塗布圧力というが、特に、このデータで決
まる塗布圧力を初期設定塗布圧力という) ぺースト吐出終了位置を示す位置デ−タ 塗布描画したペーストパタ−ンの計測位置デ−タ などの設定を行なう。これらデ−タはキ−ボ−ド19
(図1)から入力され、マイクロコンピュ−タ17a
(図3)に内蔵されたRAMに格納される。
【0027】この初期設定処理工程(ステップ200)
が終了すると、次に、所望形状のペーストパタ−ンが精
度良く塗布できるか否かを判断するダミー基板載置工程
(ステップ300)に進む。これは、図1において、ダ
ミー基板(図示せず)を基板吸着盤4に載置して吸着保
持させるものであって、このダミー基板を基板搬送コン
ベア2a,2bによってX軸方向に基板吸着盤4の上方
まで搬送され、次いで、図示しない昇降手段によってこ
れら基板搬送コンベア2a,2bを下降させることによ
り、基板吸着盤4に載置される。
【0028】次に、ペースト塗布動作時での可動部の振
動の有無を測定するために、このダミー基板を用いて模
擬的にペーストを塗布する動作(ペースト模擬塗布動
作)を行なう。
【0029】このペースト模擬塗布動作の目的は、実基
板22上にペーストパターンを塗布描画するときの可動
部の振動発生個所を検出するとともに、かかる個所での
振動が発生しなくなる最大の塗布速度を求め、さらに、
この求めた塗布速度に対する塗布高さ,塗布圧力を求め
るものである。なお、上記の初期設定処理工程(ステッ
プ200)で設定される初期設定塗布速度や初期設定塗
布高さ,初期設定塗布圧力は、経験などによって決めら
れたペーストパターンの曲線部をペースト塗布するとき
に許容範囲外の振動を生じさせないものである。
【0030】かかるペースト模擬塗布動作では、ノズル
13aの先端とダミー基板の表面との間の距離の変化か
ら振動の有無を測定するのであるが、このための振動測
定センサとして距離計14を用いる。また、このペース
ト模擬塗布動作でダミー基板上に塗布描画するペースト
パターンは実基板22に実際に塗布描画するn個(但
し、nは1以上の整数)のペーストパターンであって、
上記のように、それらのペーストパターンデータがキー
ボード19(図1)から入力されてマイクロコンピュー
タ17a(図3)のRAM(以下、単にメモリという)
に、例えば、実基板22での実際の塗布描画順に1,
2,……,nと番号が付されて格納されている。
【0031】実基板22上に概ね一筆書きの形で塗布描
画される個々のペーストパターンは夫々、塗布描画の速
度,圧力,高さなどの描画条件が設定される多数の描画
単位(位置)が連なったものである。1ペーストパター
ンとしては、基板の辺縁に平行(または、垂直)な直線
部や傾斜部あるいは曲線部から成り立っている。
【0032】このような1ペーストパターンを構成する
描画単位(位置)は、サンプリング周期による最小単位
長をもつものとするが、同一描画条件が続く適宜な長さ
をセグメントとして、描画単位(位置)とするかは任意
である。以下の説明では、各セグメントを描画単位(位
置)として扱うことになる。
【0033】かかるペースト模擬塗布動作を開始するに
当って、まず、振動測定センサとしての距離計14をダ
ミー基板上の所定の高さに位置決めする(ステップ40
0)。そして、模擬塗布動作に使用するペーストパター
ンデータを上記の順にメモリに格納する。そして、最
初、番号1のペーストパターンデータ(ペーストパター
ン1という。以下同様)が選択される(ステップ50
0)。
【0034】そして、まず、マイクロコンピュータ17
a(図3)は、直ちにこの選択したペーストパターンデ
ータ1を用いてサーボモータ8a,8b,10を制御
し、ノズル13aをペーストパターンデータ1によって
規定されるパターン軌跡に沿って上記の初期設定塗布速
度で移動させることにより、模擬塗布動作を開始する
(ステップ600)。この場合、ノズル13aのペース
ト吐出口からはペーストが吐出されず、また、サーボモ
ータ12は制御されない。
【0035】この模擬塗布動作の開始とともに、距離計
14によってノズル13aの先端とダミー基板との間の
距離を順次測定し、この測定データを、垂直方向(Z軸
方向)の距離測定結果として、ペーストパターンデータ
1の塗布位置を指定するデータ(以下、位置データとい
う)と関連付けてメモリに格納する(ステップ70
0)。
【0036】図5はこの距離測定処理工程(ステップ7
00)の詳細を示すフローチャートである。
【0037】同図において、距離計14によってノズル
13aの先端とダミー基板の表面との間の距離を順次位
置データ毎に測定し(ステップ710)、順次得られる
測定結果を距離データとして位置データと関連付けてメ
モリに格納する(ステップ720)。かかる距離データ
の測定・格納の処理は、模擬塗布動作を行なっているペ
ーストパターンデータ1によるペーストパターンの塗布
描画が終了するまで続ける(ステップ730)。
【0038】かかる距離測定処理工程(ステップ70
0)が終了すると、距離計14を上方に待避させ(ステ
ップ800)、得られた距離データから許容範囲外の振
動の発生位置、即ち、塗布描画されたペーストパターン
上での許容範囲外の振動が発生するペースト塗布位置の
探索・判定(ステップ900)を行なう。
【0039】図6はこの許容範囲内の振動発生パターン
の探索処理工程(ステップ900)の詳細を示したフロ
ーチャートである。
【0040】上記メモリには、許容範囲判定フラグ用の
変数V_Fを格納した格納領域と最長のペーストパター
ンの全位置データを格納できる多数の格納領域が設けら
れており、これら位置データの先頭の格納領域から図4
のステップ700で距離データが得られる順にこの距離
データがこれに対応する位置データが格納されている格
納領域に格納されている。
【0041】そこで、図6において、まず、この許容範
囲判定フラグ用の変数V_Fを値2にセットする(ステ
ップ910)。このセットは、メモリに探索する位置デ
ータが格納されていないとき、図4における後述のステ
ップ1000,1200の判定を無効にし、ステップ1
300の全パターン終了か否かに移行させて不必要な処
理を行なわない。
【0042】次に、メモリの先頭の位置データの格納領
域に探索・判定すべき距離データが格納されている存在
するか否かを判定する(ステップ920)。距離データ
での探索・判定が終了したときには、探索・判定すべき
距離データが存在しないものとして、許容範囲判定フラ
グ用の変数V_Fの値は2に保持され、図4で説明する
ステップ1000,1200の判定を無効にし、ステッ
プ1300の全パターン終了か否かに移行させ、次のパ
ターンの処理に移る。
【0043】一方、距離データでの探索・判定が終了し
ていない場合には、距離データを読み込んでデータ変換
を行なう(ステップ930)。
【0044】図7はかかるデータ変換処理の一具体例の
説明図である。
【0045】図7(a)は距離測定によって得られた位
置データ毎の距離データD1を示すものであって、黒点
は各位置データでの距離データD1の値を示している。
なお、途中からかかる黒点を結ぶ曲線で表わしている。
【0046】かかる距離データD1の緩やかなうねりは
ダミー基板の表面のうねりによるものであり、サーボモ
ータ12が制御されずに距離計14が位置固定されてい
るので、距離計14はこのうねりによるノズル13aの
先端とダミー基板の表面との間の距離の変化を測定し、
この距離データD1が得られる。また、この距離データ
1の部分aでの急激な変化は、XY軸方向に移動する
距離計14(従って、ノズル13a)の上下振動による
ものであり、塗布速度、即ち、ノズル13aの移動速度
が大きすぎた状態でノズル13aのXY軸方向での移動
方向が変化したことによって発生したものである。
【0047】図6のステップ930は、図7(a)に示
す振動部分aでの振動の大きさが予め設定された許容範
囲内にあるか否かを判定できるようにするために、距離
データD1のうちのダミー基板の表面のうねりによる変
化分を除去し、振動による変化分が顕著に現われるよう
にデータ変換を行なう。
【0048】その一具体例として、距離データD1を微
分処理する方法を用いるものであるが、図7(b)は図
7(a)に示した距離データD1を微分処理して得られ
るデータ(変換データ)D2を示すものである。
【0049】図7(b)において、変換データD2
は、ダミー基板の表面のうねりによる変化分は上記の許
容範囲内に入るようになり、ノズル13aの振動による
変換データD2の変化分が顕著に現われ、許容範囲外と
なる。
【0050】図6におけるステップ940は、この距離
データD1の変換データD2が上記許容範囲内にあるか否
か判定するものであり、この変換データD2の振動部分
bの許容範囲外となる部分を検出するものである。この
ペーストパターンデータ1に対して得られた全ての距離
データを読み出しても、この許容範囲外となる部分bが
1つもないと、即ち、全ての位置データでの距離データ
が上記許容範囲内にあるとき、このペーストパターン1
に対して、上記のフラグが検出されると、この時点でこ
のペーストパターンデータ1に対して、上記の変数V_
Fが値1に設定される(ステップ950)。このときに
は、図4において、ステップ1000で変数V_F=1
と判定され、ステップ1100で後述するように塗布条
件が修正され、この新たな塗布条件で、同じペーストパ
ターンデータ1について、ステップ400からの動作を
繰り返す。この場合、塗布条件の修正は、塗布速度を増
加させる方向のものである。
【0051】このようにして、許容範囲外の振動が発生
しない限り、ステップ400〜1100の一連の動作が
繰り返され、これが繰り返される毎に塗布条件が修正さ
れて塗布速度が大きくなっていく。
【0052】このような動作を継続していると、ペース
トパターンの曲線部などでノズル13aの振動が発生
し、許容範囲外の振動が距離データに生ずることにな
る。この場合には、図6において、この振動が生じた部
分の位置データが全て検出されるとともに(ステップ9
40)、変数V_Fが値0に設定される(ステップ96
0)。このときには、図4において、ステップ1200
で変数V_F=0と判定され、図6のステップ940で
検出された位置データに対する塗布条件を、許容範囲外
の振動が生じたときの塗布条件の1つ変更前の塗布条件
に戻す(ステップ1205)。この塗布条件は、これら
位置データに対し、許容範囲外の振動を生じさせない最
大の塗布速度を含むものであり、かかる塗布条件がこの
位置データの塗布条件として別途割り当てられる。
【0053】次に、塗布条件の修正を行なって塗布速度
を高めて距離計14の位置決めを行ない(ステップ11
00)、この新たな塗布条件でステップ600からの模
擬塗布動作を繰り返す。この場合、全ての位置データに
よって指定される塗布位置にこの修正された塗布速度が
使用され、これにより、許容範囲外の振動を発生する。
そこで、図6において、この許容範囲外の振動を発生す
る位置データを検出して(ステップ940)、変数V_
Fを値0とする。これにより、図4において、ステップ
1200で変数V_F=0と判定され、次のステップ1
205に移行するが、この場合、図6のステップ940
で検出された位置データのうち、上記第1回目の模擬塗
布動作のステップ940で検出した位置データ以外の位
置データについて、上記のように、塗布条件が1つ変更
前の塗布条件に戻されて別途割り当てられる。
【0054】このようにして、模擬塗布動作を繰り返す
ことにより、新たに上記の振動が生じた位置データでの
塗布条件が1つ変更前の塗布条件に戻されて割り当てら
れ、ペーストパターンデータ1の全ての位置データにつ
いてこのように塗布条件が割り当てられると(即ち、図
6のステップ940において、全ての位置データで許容
範囲外の振動が発生する状態となったとき)、図6に図
示しないが、変数V_Fが値2に設定される。これによ
り、図4において、ステップ900からステップ100
0,1200を通過してステップ1300に移行する。
【0055】このようにして、ペーストパターンデータ
1の全ての位置データに対し、許容範囲外の振動が発生
しない最大の塗布速度が設定されることになる。
【0056】なお、図6のステップ930に用いる距離
データのデータ変換方法としては、上記の微分処理によ
る方法に限るものではなく、前後のデータ値の差分を取
る差分処理による方法など、ダミー基板の表面のうねり
による変化分を抑圧して振動による変化分が顕著に現わ
れるようにできれば、如何なる方法でもよい。
【0057】次に、図8により、図4における塗布条件
修正工程(ステップ1100)の一具体例について説明
する。
【0058】同図において、まず、上記の初期設定塗布
速度を予め決められた設定値だけ大きくして新たな塗布
速度とする(ステップ1110)。
【0059】ところで、一般に、塗布速度を増加させた
場合には、ノズル13aのペースト吐出口からの単位移
動距離当りのペースト吐出量が少なくなるため、塗布描
画されるペーストパターンの幅が細くなるし、高さも低
くなり、所望形状のペーストパターンが得られなくな
る。そこで、所望形状のペーストパターンが得られるよ
うにするためには、ペーストの吐出圧力、つまり、塗布
圧力を増加させることによってペースト吐出量を増加さ
せることが必要となる。
【0060】このことから、ステップ1110で初期設
定塗布速度を上記の所望量だけ増加させて新たな塗布速
度とすると、次に、この新たな塗布速度に対して塗布圧
力の増加を必要とするか否かを判定し(ステップ112
0)、かかる塗布圧力の変更を必要する場合には、新た
な塗布速度の変更値を判断基準にして予め決められた値
分塗布圧力を増加させる(ステップ1130)。つま
り、設定される塗布速度が初期設定塗布速度をV0とす
ると、この初期設定塗布速度V0から一定の基準値ΔV
0ずつ増加する毎に(即ち、塗布速度VがV0+ΔV
0,V0+2ΔV0,……を越える毎に)、塗布圧力P
を一定の基準値ΔP0ずつ増加させるものである(即
ち、いま、初期設定塗布圧力をP0とすると、塗布速度
Vを順次増加させていって、V0+ΔV0を越えると、
塗布圧力PをP0+ΔP0とし、次に、塗布速度VがV
0+2ΔV0を越えると、塗布圧力PをP0+2ΔP0
とし、……とする)。
【0061】次に、新たな塗布速度に対して、ペースト
塗布時のノズル13aの先端の基板の表面に対する設定
高さ(即ち、塗布高さ)の変更が必要か否かを判定し
(ステップ1140)、変更を必要とする場合には、塗
布圧力の変更と同様に、塗布速度の変更値を判断基準に
して予め決められた値分塗布高さを上昇させる(ステッ
プ1150)。つまり、塗布速度の増加に従って塗布圧
力を増加させていくが、予め設定されている塗布圧力の
上限を超える毎に、ノズル13aのペースト吐出口から
ペーストが吐出され易くするために、塗布高さ、即ち、
ノズル13aのペースト吐出口の基板表面からの高さを
増加させるのである。
【0062】図4において、ステップ1100の処理が
終わると、このステップ1100によって設定された新
たな塗布条件(塗布速度,塗布圧力,塗布高さ)でステ
ップ400からの動作をペーストパターン1を用いて行
なう。そして、以下、全ての位置データで上記の許容範
囲外の振動が発生せず、変数V_Fが値1に設定されて
いる限り(図6)、ステップ400〜1100の一連の
動作が繰り返されて塗布条件が変更されていき、これと
ともに、塗布速度Vが大きくなっていく。
【0063】この一連の動作が繰り返され、遂に、図7
(b)に示したように、位置データSに対する変換デー
タD2に許容範囲外となる振動が現われると、変数V_
Fが値0となる(図6)。これにより、図4において、
この位置データSが指定する塗布位置で塗布速度Vが大
きくなり過ぎたことが判定されたことになり(ステップ
1200)、この位置データSに対する塗布条件を、1
つ前のステップ600〜1100の一連の動作でステッ
プ1100で設定された塗布条件に戻す(ステップ12
05)。このステップ1205で処理されて設定された
塗布条件がこの位置データSに対するペーストパターン
データ1での塗布条件とする。
【0064】このようにして、ペーストパターンデータ
1の位置データによる各塗布位置毎に、振動の大きさが
上記の許容範囲を越えない最大の塗布速度を含む塗布条
件を得ることができる。
【0065】図9は以上の模擬塗布動作によって得られ
る塗布条件のデータを模式的に示すものであって、ペー
ストパターンデータ1によるペーストパターン上の塗布
位置(位置データで指定される塗布位置)をS1〜S7
の7個としている。
【0066】図9(a)は第1回目の模擬塗布動作での
塗布条件を示すものであって、上記のように、初期設定
塗布速度をV0,初期設定塗布圧力をP0,初期設定塗
布高さをH0としている。
【0067】いま、この第1回目の模擬塗布動作におい
て、塗布位置S1〜S7での振動が許容範囲内にあると
すると、図9(b)に示すように、これら塗布位置S1
〜S7に対する塗布速度を初期設定塗布速度V0からV
1に修正するとともに、塗布圧力を初期設定塗布圧力P
0からP1に修正し、新たな塗布条件を設定する。次
に、この新たな塗布条件で、即ち、塗布速度をV1とし
て、第2回目の模擬塗布動作を行なう。この第2回目の
模擬塗布動作で塗布位置S2だけで振動が許容範囲内に
あるとすると、図9(c)に示すように、この塗布位置
S2に対する塗布速度をV1からV2に修正し(この場
合、塗布圧力を修正する必要がないが、塗布高さを初期
設定塗布高さH0からH1に修正する必要があるものと
している)、この新たな塗布速度V2で第3回目の模擬
塗布動作を行なう。
【0068】この第3回目の模擬塗布動作でいずれの塗
布位置でも許容範囲外の振動が生じれば、これでもって
このペーストパターンデータ1に対する模擬塗布動作を
終了し、このペーストパターンデータ1に対して、各塗
布位置での塗布速度や塗布圧力,塗布高さを振動が許容
範囲を超える前のデータ、即ち、塗布位置S1,S3〜
S7に対しては図9(a)で示す塗布条件が、塗布位置
S2に対しては図9(b)で示す塗布条件に夫々決定す
る(ステップ1200,1205)。
【0069】以上のようにしてペーストパターンデータ
1に対する模擬塗布動作が終了すると、以下、ペースト
パターンデータ2,3,……の順で、n個の全ペースト
パターンについて、ステップ400からの上記の模擬塗
布動作が行なわれる(ステップ1300)。この場合、
各ペーストパターンデータの1回目の模擬塗布動作で
は、塗布速度,塗布圧力,塗布高さとしてステッブ20
0で初期設定された初期設定塗布速度,初期設定塗布圧
力,初期設定高さが用いられる。
【0070】最後のペーストパターンデータnについて
変数V_Fが値0になって模擬塗布動作が終了すると
(ステップ1300)、夫々のペーストパターンデータ
毎に、ペーストパターン上の各塗布位置での塗布速度,
塗布圧力,塗布高さが設定されたことになり、これによ
り、実基板でのペースト塗布描画時にノズル13aに発
生する振動が所望の塗布ペーストパターンの精度に影響
しない条件に設定されたものとして、ダミー基板を排出
し(ステップ1400)、次に説明する実基板22の生
産(ペーストパターンの塗布描画)に移る。
【0071】まず、実基板22を基板吸着盤4(図1)
に載置して吸着保持させる(ステップ1500)。この
基板載置工程では、基板搬送コンベア2a,2b(図
1)によって実基板22がX軸方向に基板吸着盤4の上
方まで搬送され、図示しない昇降手段によってこれら基
板搬送コンベア2a,2bを下降させることにより、実
基板22を基板吸着盤4に載置する。
【0072】次に、基板予備位置決め処理(ステップ1
600)を行なう。この処理では、図1において、図示
しない位置決めチャックにより、この実基板22のX,
Y軸方向の位置合わせが行われる。また、基板吸着盤4
に載置された実基板22の位置決め用マ−クを画像認識
カメラ16a,16bで撮影し、位置決め用マ−クの重
心位置を画像処理で求めて実基板のθ方向での傾きを検
出し、これに応じてサ−ボモ−タ24(図3)を駆動
し、そのθ方向の傾きも補正する。
【0073】なお、ペースト収納筒13内のペースト残
量が少なくなり、ペーストパターンの塗布動作中にペー
ストが途切れる可能性がある場合には、前もってペース
ト収納筒13をノズル13aとともに交換するが、ノズ
ル13aを交換したときには、その交換前と比較して、
取付位置の位置ずれが生じて再現性が損なわれることも
ある。そこで、再現性を確保するために、実基板22上
のペーストを塗布しない箇所に交換した新たなノズル1
3aを用いて十字状にペスートを塗布し、この十字塗布
パターンの交点の重心位置を画像処理で求め、この重心
位置と実基板22上の位置決め用マ−クの重心位置との
間の距離を算出して、これをノズル13aのペースト吐
出口の位置ずれ量dx,dy(図2)とし、マイクロコ
ンピュ−タ17aに内蔵のRAMに格納する。これが実
基板22に対する基板予備位置決め処理(ステップ16
00)であり、かかるノズル13aのペースト吐出口の
位置ずれ量dx,dyを用いて、後に行なうペーストパ
ターンの塗布描画時でのノズル13aのペースト吐出口
の位置ずれを補正するようにする。
【0074】次に、ペーストパターンデータ1から順番
にペーストパターン塗布処理(ステップ1700)を行
なう。この処理では、塗布開始位置にノズル13aのペ
ースト吐出口を位置付けるために、Z軸移動テ−ブル9
(図1)を移動させ、ノズル位置の比較・調整移動を行
なう。このために、まず、先の基板予備位置決め処理
(ステップ1600)で得られてマイクロコンピュ−タ
17aのRAMに格納されたノズル13aの位置ずれ量
dx,dyが、図2に示したノズル13aの位置ずれ量
の許容範囲△X,△Y内にあるか否かの判断を行なう。
許容範囲内(即ち、△X≧dx及び△Y≧dy)であれ
ば、そのままとし、許容範囲外(即ち、△X<dxまた
は△Y<dy)であれば、この位置ずれ量dx,dyを
基にZ軸移動テ−ブル9を移動させてペースト収納筒1
3を調整することにより、ノズル13aのペースト吐出
口と実基板22の所望位置との間の位置ずれを解消さ
せ、ノズル13aを所望位置に位置決めする。
【0075】次に、ノズル13aの高さの設定を行な
う。ペースト収納筒13が交換されていないときには、
ノズル13aのペースト吐出口の位置ずれ量dx,dy
のデータはないので、ペーストパターン塗布処理(ステ
ップ1700)に入ったところで、直ちにノズル13a
の先端の高さ設定を行なう。この設定される高さは塗布
条件修正後の図9(c)に示すような塗布高さに設定さ
れ、ノズル13aの吐出口から実基板の表面までの距離
がペーストの厚み、即ち、この塗布高さになるようにす
るものである。
【0076】以上の処理が終了すると、次に、マイクロ
コンピュータ17aのRAMに格納されているペースト
パターンデータに基づいてサーボモータ8a,8b,1
0(図1)が駆動され、これにより、ノズル13aのペー
スト吐出口が、実基板22に対向した状態で、このペー
ストパターンデータに応じてX,Y軸方向に移動すると
ともに、正圧源30(図3)からペースト収納筒13に僅
かな空気圧が印加されてノズル13aのペースト吐出口
からペーストが吐出し始める。このときの各塗布位置で
の塗布速度は先の塗布条件修正後の図9(c)に示すよ
うな塗布速度であり、また、各塗布位置での空気圧は同
様に図9(c)に示すような塗布圧力に応じたものであ
る。これにより、実基板22へのペーストパターンの塗
布描画が、同様に図9(c)に示すような塗布条件修正
後の塗布速度で開始される。
【0077】この塗布描画動作の開始とともに、マイク
ロコンピュータ17aは、塗布条件修正で得られたデー
タに基づいて、ペーストパターンの塗布位置に毎に塗布
速度や塗布圧力,塗布高さを制御する。
【0078】図9に示すデータを例にとると、塗布位置
S1では、塗布速度をV0(V1から戻したもの),塗
布圧力をP0(P1から戻したもの),塗布高さをH0
とし、塗布位置S2に近づくとともに、塗布速度をV1
(V2から戻したもの),塗布圧力をP1,塗布高さを
H0として、この塗布位置S2でかかる塗布速度,塗布
圧力,塗布高さとなるようにする。これにより、塗布位
置S2をペーストパターン塗布描画するときには、可動
部に上記の許容範囲外の大きな振動は生じない。また、
この塗布位置S2を過ぎると、塗布速度,塗布圧力,塗
布高さを元のV0,P0,H0に夫々変更する。
【0079】また、かかるペーストパターンの塗布描画
とともに、マイクロコンピュータ17aは、距離計14
からノズル13aのペースト吐出口と実基板22の表面
との間の距離の実測デ−タを入力して実基板22の表面
のうねりを測定し、この測定値に応じてサーボモータ1
2を駆動することにより、実基板22の表面からのノズ
ル13aのペースト吐出口の設定高さが一定になるよう
に維持されて、ペーストパターンの塗布描画が行なわれ
る。
【0080】このようにして、ペーストパターンの塗布
描画が進むが、ペーストパターンの塗布描画動作を継続
するか、終了するかの判定は、塗布点がペーストパター
ンデータによって決まる塗布すべきペーストパターンの
終端であるかどうかの判断によって決定され、終端でな
ければ、再び実基板22の表面のうねりの測定処理に戻
り、以下、上記の各工程を繰り返して、ペーストパター
ンの塗布終端に達するまで継続する。
【0081】かかるペーストパターンの塗布動作は、設
定されたn個のペーストパターンデータの全てについて
行なわれ、最後のペーストパターンデータnによるペー
ストパターンの終端に達すると、サーボモータ12を駆
動してノズル13aを上昇させ、このペーストパターン
塗布工程(ステップ1700)を終了させる。
【0082】次に、基板排出処理(ステップ1800)
に進む。この処理工程では、図1において、実基板22
の基板吸着盤4への吸着が解除され、基板搬送コンベア
2a,2bを上昇させてこれに実基板22を載置させ、
その状態でこの基板搬送コンベア2a,2bにより装置
外に排出する。
【0083】そして、以上の全工程が終了したか否かで
判定し(ステップ1900)、複数枚の実基板22に同
じペーストパタ−ンデータを用いてペ−ストパターンを
塗布する場合には、別の実基板22に対して基板載置処
理(ステップ1500)から繰り返される。そして、全
ての実基板22についてかかる一連の処理が終了する
と、作業が全て終了(ステップ2000)となる。
【0084】なお、この第1の実施形態では、ノズル1
3aを可動部、基板22を固定部としたが、本発明はこ
れに限るものではなく、ノズル13aを固定部、基板2
2を移動部とするようにしてもよい。
【0085】以上のように、この実施形態では、ダミー
基板を用いて模擬塗布動作を行ない、前もって塗布すべ
きペーストパターンデータでの塗布条件を決定するため
に、実基板に対して無駄な塗布動作を行なう必要がな
く、歩留まりの向上が図れる。
【0086】また、ペーストパターンの直線部と曲線
部、つまりペーストパターンの形状に応じて実基板での
塗布条件(即ち、塗布速度や塗布圧力,塗布高さ)を決
定するので、実基板でのペーストパターンの塗布描画に
おいては、可動部(ノズル部または実基板)の振動を描
画するペーストパターンに影響しない程度に小さくする
ことができるし、また、塗布精度を確保して単位時間当
たりのペースト塗布量を一定にすることができ、所望形
状のペーストパターンを高い精度で塗布形成することが
可能となる。
【0087】さらに、ペーストパターンの曲線部では、
可動部での振動の影響が大きいために、そこでの塗布速
度を高めることが不可能でも、かかる振動の影響が生じ
ない最大の塗布速度とすることができるし、また、直線
部では振動の影響が小さいために、そこでの塗布速度を
高めることができる。従って、ペーストパターンの塗布
時間を短かくすることができて、しかも、ペーストパタ
ーンの塗布描画を良好に行なうことができて、生産性の
向上が図れる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動部の振動を抑えることができる範囲内で可能な最大
の塗布速度を設定することができ、所望形状のペースト
パターンを良好にかつ迅速に塗布描画可能となって生産
性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるペースト塗布機の一実施形態を示
す斜視図である。
【図2】図1におけるペースト収納筒と距離計との部分
を拡大して示す斜視図である。
【図3】図1における制御部の構成とその制御系統とを
示すブロック図である。
【図4】図1に示したペースト塗布機に用いた本発明に
よるペースト塗布法方の一実施形態を示すフローチャー
トである。
【図5】図4における振動測定処理工程の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図6】図4における振動発生ペーストパターンの探索
・判定処理工程の詳細を示すフローチャートである。
【図7】図6における距離データ読み込み,変換工程と
許容範囲外か否かの判定工程の説明図である。
【図8】図4における塗布条件修正処理工程の詳細を示
すフローチャートである。
【図9】図4における塗布条件修正工程による塗布条件
の変化を説明するための図である。
【図10】従来のペースト塗布機で塗布されたペースト
パターンの厚み変化を示す図である。
【符号の説明】
1 架台 2a,2b 基板搬送コンベア 4 基板吸着盤 5 θ軸移動テ−ブル 6a,6b X軸移動テ−ブル 7 Y軸移動テ−ブル 8a,8b サ−ボモ−タ 9 Z軸移動テ−ブル 10,12 サ−ボモ−タ 13 ペ−スト収納筒 13a ノズル 14 距離計 17 制御部 22 基板 23 ペーストパターン 24 サ−ボモ−タ 25〜29 エンコーダ 30 正圧源 30a 正圧レギュレータ 31 負圧源 31a 負圧レギュレータ 32 バルブユニット S 計測点 L レーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 福男 茨城県竜ケ崎市向陽台5丁目2番 日立 テクノエンジニアリング株式会社 開発 研究所内 (56)参考文献 特開 平2−187096(JP,A) 特開 平5−185005(JP,A) 特開 平5−115823(JP,A) 特開 平8−173873(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 5/00 B05C 13/02 B05D 1/26 H05K 3/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルのペースト吐出口に対向するよう
    にして実基板をテーブル上に載置し、該ノズルのペース
    ト吐出口と該実基板の表面との間の相対距離を所望に維
    持し、ペースト収納筒に充填したペーストを該ペースト
    吐出口から該実基板の表面上に吐出させながら該実基板
    と該ペースト吐出口との該実基板の主面における相対位
    置関係を変化させることにより、該実基板上に所望形状
    のペーストパターンを描画するペースト塗布方法におい
    て、 該テーブル上にダミー基板を載置して、該ダミー基板と
    該ノズルのペースト吐出口との間の該ダミー基板の主面
    における相対位置関係を所望の相対移動速度で変化させ
    ながら、該ノズルのペースト吐出口と該ダミー基板との
    間の相対距離を塗布描画すべき該ペーストパターンの軌
    跡に沿う順次の位置毎に検出する第1の工程と、 該第1の工程で検出された該相対距離が予め設定された
    許容範囲を超えるか否かを該位置毎に判定する第2の工
    程と、 該第2の工程によって該相対距離が該許容範囲内にある
    と判定された位置に対しては、該相対移動速度を所望量
    増加させて新たな相対移動速度を設定する第3の工程
    と、 該第2の工程によって該相対距離が該許容範囲外にある
    と判定された位置に対しては、該所望量増加させる1つ
    前の相対移動速度を該位置に対する相対移動速度として
    決定する第4の工程とを備え、該第1〜第3の工程を繰
    り返し、かつその繰り返し毎に該第4の工程を実行する
    ことにより、該実基板に該ペーストパターンを塗布描画
    する際の各塗布位置での該相対速度を該第4の工程で決
    定された相対塗布速度とすることを特徴とするペースト
    塗布方法。
  2. 【請求項2】 ノズルのペースト吐出口に対向するよう
    にして実基板をテーブル上に載置し、該ノズルのペース
    ト吐出口と該実基板の表面との間の相対距離を所望に維
    持し、ペースト収納筒に充填したペーストを該ペースト
    吐出口から該実基板上に吐出させながら該実基板と該ノ
    ズルのペースト吐出口との相対位置関係を変化させるこ
    とにより、該実基板上に所望形状のペーストパターンを
    描画するペースト塗布機において、 該テーブル上にダミー基板を載置し、該ダミー基板と該
    ノズルのペースト吐出口との間の相対位置関係を所望の
    相対移動速度で変化させる第1の手段と、 該ノズルのペースト吐出口と該ダミー基板の表面との間
    の相対距離を、塗布描画すべき該ペーストパターンの軌
    跡に沿う順次の塗布位置毎に、検出する第2の手段と、 該第2の手段が検出した該相対距離が予め設定された許
    容範囲を超えるかか否か判定する第3の手段と、 該第2の手段によって該相対距離が該許容範囲内にある
    と判定された該塗布位置に対し、該相対移動速度を所望
    量増加して新たな相対移動速度とし、該新たな相対移動
    速度を用いて該第1の手段を動作させる第4の手段と、 該第2の手段によって該相対距離が該許容範囲外にある
    と判定された該塗布位置に対して、該所望量増加させる
    1つ前の相対移動速度を該実基板での該ペーストパター
    ンの塗布描画時の相対移動速度として決定する第5の手
    段と、 該ペーストパターンにおける全ての塗布位置に対して、
    該第5の手段により、相対移動速度が決定されるまで、
    該第1〜第4の手段による動作を繰り返すことを特徴と
    するペースト塗布機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第4の手段によって前記新たな相対移動速度が設定
    される毎に、前記ノズルの吐出口からのペーストの吐出
    圧を増加するか否か判定する第6の手段と、 該第6の手段によってペーストの吐出圧を増加すべきと
    判定される毎に、ペーストパターンを描画するときの前
    記ノズルのペースト吐出口からの設定すべきペーストの
    吐出圧を所望量ずつ増加する第7の手段と、 該第7の手段で得られるペーストの吐出圧を前記ペース
    トパターンを塗布描画するときの前記ノズルのペースト
    吐出口からの設定すべきペーストの吐出圧とする第8の
    手段とを備えたことを特徴とするペースト塗布機。
JP13478799A 1999-05-14 1999-05-14 ペースト塗布方法とペースト塗布機 Expired - Fee Related JP3470060B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13478799A JP3470060B2 (ja) 1999-05-14 1999-05-14 ペースト塗布方法とペースト塗布機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13478799A JP3470060B2 (ja) 1999-05-14 1999-05-14 ペースト塗布方法とペースト塗布機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000317374A JP2000317374A (ja) 2000-11-21
JP3470060B2 true JP3470060B2 (ja) 2003-11-25

Family

ID=15136550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13478799A Expired - Fee Related JP3470060B2 (ja) 1999-05-14 1999-05-14 ペースト塗布方法とペースト塗布機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3470060B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3619791B2 (ja) * 2001-06-26 2005-02-16 株式会社 日立インダストリイズ ペースト塗布機
JP5739778B2 (ja) * 2011-09-21 2015-06-24 株式会社日立製作所 ペースト塗布方法
CN109598074B (zh) * 2018-12-07 2023-04-07 中国恩菲工程技术有限公司 膏体充填仿真分析方法与平台

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000317374A (ja) 2000-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3492190B2 (ja) ペースト塗布方法とペースト塗布機
JPH07275771A (ja) ペースト塗布機
US5932012A (en) Paste applicator having positioning means
JP2809588B2 (ja) ペースト塗布機
JP3619791B2 (ja) ペースト塗布機
JP3520205B2 (ja) ペースト塗布方法とペースト塗布機
JP3372799B2 (ja) ペースト塗布機
JPH0994500A (ja) ペースト塗布機
JP3806661B2 (ja) ペースト塗布方法とペースト塗布機
JP2003053238A (ja) ペースト塗布機とペースト塗布方法
JP3470060B2 (ja) ペースト塗布方法とペースト塗布機
JP2752553B2 (ja) ペースト塗布機
JP2004321932A (ja) 接着剤の塗布装置及び接着剤の塗布方法
JP4251793B2 (ja) ペースト塗布機
JP3539891B2 (ja) ペースト塗布機のノズル高さ位置決め方法
JP3510124B2 (ja) ペースト塗布方法及びペースト塗布機
JP2849320B2 (ja) ペースト塗布機
JPH09323056A (ja) ペースト塗布機
JPH09122554A (ja) ペースト塗布機
JP3469991B2 (ja) ペースト塗布機
JP2003039001A (ja) ペースト塗布機とパターン塗布方法
JP2774785B2 (ja) 液体塗布方法
JP2713687B2 (ja) ペースト塗布機
JPH1190303A (ja) ペースト塗布機
JP2002316082A (ja) ペースト塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees