JP3469517B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3469517B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチングレギュレ
ータの入力段に、複数のインバータのタイミングをずら
して並列駆動するアクティブ型力率改善回路を設けた電
源装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、スイッチングレギュレータの入力段
に設けられるアクティブ型力率改善回路としては、例え
ば図7のものがある。
【0003】図7において、アクティブフィルタとして
知られたアクティブ型力率改善回路100は、昇圧チョ
ークL1、MOSFETを使用したインバータ素子S
1、出力整流ダイオードD1で昇圧型のインバータ10
1aを構成し、また昇圧チョークL2、スイッチ素子S
2、出力整流ダイオードD2で昇圧型のインバータ10
1bを構成し、2つのインバータ101a,101b
を、制御回路として設けた制御IC102a,102b
の各々により並列駆動している。
【0004】制御IC102a,102bに対しては、
インバータ101aに対しインバータ101bをタイミ
ングをずらして駆動するために同期回路103が設けら
れている。同期回路103は、基本周波発振器104、
分周器105及び同期信号出力回路106a,106b
で構成される。
【0005】図8は従来の同期回路のタイミングチャー
トである。基本周波発振器104は図8(A)のマスタ
クロックVM を発振し、分周器105で並列駆動するイ
ンバータの数nに応じて1/nに分周する。この場合は
2台のインバータ101a,101bであることから、
分周器105はマスタクロックVM を1/2に分周した
図8(B)(C)の分周クロックVA1,VA2を出力す
る。同期信号出力回路106a,106bは、分周クロ
ックVA1,VA2の立上りエッジに同期した例えば微分パ
ルスを同期信号として制御IC102a,102bの同
期端子SYNC1 ,SYNC2 に供給する。
【0006】制御IC102a,102bの同期端子SY
NC1 ,SYNC2 に加えられた同期信号は、内蔵している三
角波発振器の発振タイミングを制御し、インバータ10
1aに対しインバータ101bをタイミングをΔtずら
して駆動する。
【0007】このように2つのインバータ101a,1
01bのタイミングをずらして並列駆動することによ
り、昇圧チョークL1,L2や出力整流ダイオードD
1,D2の電流を打ち消し合わせ、入力部や出力部に接
続されるコンデンサへのリップル電流を低減させたり、
コンデンサに発生する電圧を低減することで雑音端子電
圧も小さくすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、この
ような従来のアクティブ型力率改善回路にあっては、同
期回路が基本周波発振器104からのマスタークロック
を元に、インバータの数に応じて分周した分周クロック
を用いて各インバータのタイミングをずらしていたた
め、制御IC以外に基本周波発振器と分周器を別途必要
とし、部品点数が増加して回路規模が大きくなる問題が
ある。
【0009】また並列駆動するインバータの数を増した
場合には、インバータと同じ数の制御ICの間でタイミ
ングをずらす同期が必要なため、制御ICの数に応じた
高い基本周波のマスタクロックが必要となり、分周器も
また制御ICの数に応じた分周となるように専用の分周
比となるよう設計する必要があり、インバータの数を簡
単に増やせないという問題があった。
【0010】本発明は、スイッチングレギュレータの入
力段に設けるアクティブ型力率改善回路で使用する複数
のインバータのタイミングをずらして並列駆動する同期
信号を、インバータの数が増加しても簡単な回路で容易
に実現できるようにした電源装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【問題点を解決するための手段】この目的を達成するた
め本発明は、次のように構成する。本発明は、スイッチ
ンクレギュレータの入力段に、複数のインバータを並列
駆動するアクティブ型力率改善回路を設けた電源装置を
対象とする。
【0012】このような電源装置につき、複数のインバ
ータの制御回路の各々は、内蔵した三角波発振器からの
三角波信号を外部に出力する三角波出力端子を有すると
共に外部から三角波発振器に同期信号を入力する同期入
力端子を備え、特定の制御回路から出力される三角波信
号に基づいて他の制御回路に対しタイミングをずらした
同期信号を生成して供給する同期回路を設けたことを特
徴とする。
【0013】このため複数のインバータのタイミングを
ずらした動作に使用する同期信号を、クロック発振器や
分周器といった外部回路の付加なしに簡単に実現でき、
インバータの数の増加に対しても容易に対応できる。
【0014】同期回路は、特定の制御回路をマスタ制御
回路、残りの制御回路をスレーブ制御回路とし、マスタ
制御回路の三角波信号に基づいてスレーブ制御回路に対
しタイミングをずらした同期信号を生成して供給する。
【0015】例えば同期回路は、1又は複数のスレーブ
制御回路に対応して、三角波信号を所定の基準値と比較
した比較信号を出力する三角波比較器と、比較信号のエ
ッジを検出してエッジに同期した同期信号を出力する同
期信号出力回路とを個別に設け、マスタ制御回路及びス
レーブ制御回路の順番に、前位置する制御回路の三角波
信号を後に位置する制御回路に対応した三角波比較器に
順次入力する。
【0016】また同期回路は、1又は複数のスレーブ制
御回路に対応して、三角波信号を所定の基準値と比較し
た比較信号を出力する三角波比較器と、比較信号のエッ
ジを検出してエッジに同期した同期信号を出力する同期
信号出力回路とを個別に設け、マスタ制御回路の三角波
信号をスレーブ制御回路に対応した三角波比較器に共通
に入力してもよい。さらに同期信号出力回路は、微分回
路又はエッジトリガ回路を使用する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明による電源装置の全
体構成の回路ブロック図である。
【0018】図1において、本発明の電源装置は、AC
入力端子に続いてノイズフィルタ1、突入電流防止回路
2を設け、続いてアクティブ型力率改善改善回路3を設
けている。アクティブ型力率改善回路3に続いては整流
平滑回路4を設け、更にスイッチングレギュレータ5を
設け、DC出力端子より負荷に対し一定の電源電圧を供
給できるようにしている。
【0019】アクティブ型力率改善回路3は、この実施
形態にあっては2つのインバータ6a,6bを備えてお
り、インバータ6a,6bに対応して制御IC7a,7
bを備えている。インバータ6a,6bは並列接続され
ており、制御IC7a,7bによりタイミングをずらし
て並列動作される。制御IC7a,7bによりタイミン
グをずらしてインバータ6a,6bを動作するため、同
期回路8が設けられている。
【0020】制御IC7a,7bに対しては入力電圧検
出回路9、入力電流検出回路10及び出力電圧検出回路
11のそれぞれが設けられ、検出した入力電圧Ei、入
力電流Ii及び出力電圧Eoを入力し、入力電圧Eiの
振幅の正弦波形に追従するようにインバータ6a,6b
を並列動作し、スイッチングによる入力電流Iiの平均
電流Iiaを追従させる。
【0021】同時に出力電圧Eoを一定電圧とするよう
にインバータ6a,6bの制御が行われる。このように
入力電圧Eiの正弦波形に追従するように入力電流Ii
の平均電流Iiaが制御されることで両者の位相差をな
くし、力率を改善し、これによって高調波ノイズの発生
を防ぐ。
【0022】スイッチングレギュレータ5は、アクティ
ブ型力率改善回路3に続いて設けられた整流平滑回路4
から得られた直流出力を入力し、スイッチング制御によ
って負荷に対する出力電流の変化に対し常に出力電圧を
一定に保つように安定化制御する。
【0023】図2は図1のアクティブ型力率改善回路3
の実施形態を示した回路ブロック図であり、インバータ
の主回路及び同期回路の具体例を示している。
【0024】図2において、インバータ6aは昇圧チョ
ークL1、出力整流ダイオードD1及びMOSFETを
用いたインバータ素子S1で構成される。またインバー
タ6bは、昇圧チョークL2、出力整流ダイオードD2
及びインバータ素子S2で構成される。
【0025】インバータ6a,6bに対し設けられた制
御IC7a,7bは、制御IC7aをマスタ側、制御I
C7bをスレーブ側として、同期回路8によりマスタ側
に対し所定タイミングずれるようにスレーブ側の同期を
とっている。制御IC7a,7bは三角波発振器を内蔵
しており、外部に三角波信号を出力するための三角波出
力端子25と、三角波発振器に対し外部からの同期信号
により同期をとるための同期端子24を備えている。
【0026】制御IC7a,7bの内部回路は例えば図
3のブロック図のようになる。図3は制御IC7aを例
にとっており、アンプ14、乗算器15、アンプ16、
PWMコンパレータ17、三角波発振器18及びドライ
バ19で構成される。また外部に対する接続端子として
は、出力電圧検出端子20、入力電圧検出端子21、入
力電流検出端子22、駆動端子23、同期端子24及び
三角波出力端子25を備えている。
【0027】アンプ14は出力電圧検出端子20からの
出力電圧Eoを入力し、基準電圧Vref と比較し、誤差
電圧を乗算器15に出力する。乗算器15は誤差電圧と
入力電圧検出端子21からの入力電圧Eiを乗算する。
アンプ16は乗算器15からの演算済みの入力電圧Ei
と、入力電流検出端子22からの入力電流Iiとの誤差
を出力する。
【0028】PWMコンパレータ17は三角波発振器1
8からの三角波信号とアンプ16からの誤差信号を比較
し、アンプ16からの誤差信号に応じたパルス幅をもつ
PWMパルス信号をドライバ19に出力する。ドライバ
19はPWMコンパレータ17からのPWMパルス信号
により、図2に示したインバータ素子S1のスイッチン
グを行う。
【0029】この制御IC7aにより、アンプ16は入
力電圧Eiに対する入力電流Iiの振幅の誤差を求め
る。この誤差をなくすようなパルス幅を持つPWMパル
ス信号を三角波信号との比較でPWMコンパレータ17
で求め、ドライバ19より駆動信号VK1を出力してイン
バータ素子S1をスイッチングし、入力電圧Eiの正弦
波波形に入力電流Iiのスイッチングによる平均値Ii
aを追従させる。
【0030】このような制御IC7a,7bとしては、
例えば富士電機製のFA5332を使用することができ
る。
【0031】再び図2を参照するに、同期回路8は三角
波比較器12と同期信号出力回路13で構成される。三
角波比較器12はマイナス入力端子(反転入力端子)に
マスタ側の制御IC7aの三角波出力端子25からの三
角波信号VT1を入力し、プラス入力端子(非反転入力端
子)に接続した基準電圧Vref1と比較している。
【0032】このため三角波信号VT1が基準電圧Vref1
を超えたとき三角波比較器12の出力がHレベルからL
レベルに反転する。同期信号出力回路13としては微分
回路またはエッジトリガ回路が使用され、三角波比較器
12のHレベルからLレベルへの反転によるエッジを検
出し、同期信号VP をスレーブ側の制御IC7bの同期
端子24に供給する。
【0033】図4は図2のアクティブ型力率改善回路の
タイミングチャートである。図4(A)はマスタ側制御
IC7aからインバータ素子S1に出力されるマスタ駆
動信号VK1であり、内蔵した三角波発振器からの三角波
信号に基づき、入力電流Iiを入力電圧Eiに追従させ
るようにパルス幅が制御されたパルス信号として出力さ
れる。
【0034】このマスタ駆動信号VK1の出力と同時に、
マスタ側制御IC7aから同期回路8の三角波比較器1
2に図4(B)のマスタ三角波信号VT1が入力され、基
準電圧Vref1と比較される。三角波比較器12はマスタ
三角波信号VT1が基準電圧Vref1を超えたときに出力が
HレベルからLレベルに反転し、これに基づき同期信号
出力回路13は例えば微分動作により図4(C)のよう
なスレーブ同期信号VP をスレーブ側制御IC7bの同
期端子24に出力する。
【0035】このため、スレーブ側制御IC7bに内蔵
した三角波発振器はスレーブ同期信号VP によりトリガ
され、図4(D)のスレーブ三角波信号VT2を発振す
る。このスレーブ三角波信号VT2に基づき、図4(E)
のようなスレーブ駆動信号VK2がスレーブ側制御IC7
bからインバータ素子S2に出力される。
【0036】この結果、インバータ6aに対しインバー
タ6bは、図4(B)のマスタ三角波信号VT1について
示すように遅延時間T1 だけずれたタイミングで並列駆
動される。
【0037】このため、インバータ6a,6bにより三
角波状に変化するスイッチング電流はその一部で重複す
ることとなり、2つの三角波スイッチング電流の合成電
流が入力電流となり、各インバータ6a,6bの回路素
子を小さくでき、また昇圧チョークL1,L2が出力ダ
イオードD1,D2の電流を打ち消し合わせることによ
って入力部や出力部に接続されているコンデンサへのリ
ップル電流を低減したり、コンデンサに発生する電圧を
低減することで雑音端子電圧も小さくできる。
【0038】ここで同期回路8は、図7の従来装置に示
したように、基本周波発振器104や分周器105を外
部回路として設ける必要がなく、マスタ側制御IC7a
の内部的に発生している三角波信号VT1を利用して、簡
単にスレーブ側制御IC7bをずらしたタイミングで動
作するための同期信号VP を得ることができる。
【0039】図5は本発明で使用するアクティブ型力率
改善回路の他の実施形態であり、この実施形態にあって
はインバータを4個使用したことを特徴とする。
【0040】図5において、主回路側には4つのインバ
ータ6a,6b,6c,6dが設けられている。即ち昇
圧チョークL1、出力整流ダイオードD1、インバータ
素子S1によりインバータ6aが構成され、昇圧チョー
クL2、出力整流ダイオードD2、インバータ素子S2
によってインバータ6bが構成され、昇圧チョークL
3、出力整流ダイオードD3、インバータ素子S3によ
ってインバータ6cが構成され、更に昇圧チョークL
4、出力整流ダイオードD4、インバータ素子S4によ
ってインバータ6dが構成される。
【0041】4個のインバータ6a〜6dに対応して、
制御IC7a,7b,7c,7dが設けられる。この4
個の制御IC7a〜7dに対しては同期回路8が設けら
れる。同期回路8はマスタ側の制御IC7aに続く3つ
のスレーブ側の制御IC7b〜7dに対応して、三角波
比較器12a,12b,12cと同期信号出力回路13
a,13b,13cを設けている。
【0042】同期回路8は、この実施形態にあってはマ
スタ側制御IC7aとスレーブ側の最初の制御IC7b
との間に三角波比較器12aと同期信号出力回路13a
を設け、三角波比較器12aで基準電圧Vref1と制御I
C7aからの三角波信号VT1を比較し、三角波信号VT1
が基準電圧Vref1を超えたときの三角波比較器12aの
反転にエッジ検出で同期信号出力回路13aより同期信
号VP1を制御IC7bに供給している。このため制御I
C7bは、制御IC7aに対し基準電圧Vref1で決まる
遅延時間T1 のずれで動作する。
【0043】同様にスレーブ側の制御IC7bと7cの
間、及び制御IC7cと7dの間に、遅延電圧Vref2
ref3で決まる遅延時間T2 ,T3 となる前段に対する
後段側のタイミングずれの同期信号VP1,VP2を供給し
ている。
【0044】この場合には基準電圧Vref1,Vref2,V
ref3 を同じ遅延電圧とすることで、制御回路7a〜7
dのそれぞれの間におけるタイミングずれの遅延時間を
T1=T2 =T3 とすることができる。
【0045】図6は図5と同様、4個のインバータを用
いたアクティブ型力率改善回路の他の実施形態であり、
図5に対し同期回路8の構成が異なる。図6の実施形態
にあっては、同期回路8としてマスタ側の制御IC7a
からの三角波信号VT1を制御IC7a,7bの間、制御
IC7b,7cの間、及び制御IC7c,7dの間にそ
れぞれに設けている三角波比較器12a,12b,12
cに共通に入力するようにしたことを特徴とする。
【0046】このため、基準電圧Vref1,Vref2,V
ref3 による制御IC7aを基準としたタイミングずれ
の遅延時間T1,T2,T3は、全て制御IC7aの三
角波信号VT1に対し決められる。このため、Vref1<V
ref2<Vref3となる関係を設定することで、遅延時間の
間にT1<T2<T3となるタイミングのずらしを設定
することができる。これ以外の構成は図5の実施形態と
同じになる。
【0047】尚、上記の実施形態はインバータを2個ま
たは4個組み合わせた場合を例にとるものであったが、
インバータの数は任意の数の組合せとすることができ
る。またインバータ素子としてMOSFETを例にとる
ものであったが、他のスイッチング素子を使用してもよ
いことはもちろんである。
【0048】また同期回路8に設けている三角波比較器
はオペアンプを例にとっているが、同じ動作をディスク
リート素子を使用して得るようにしてもよく、オペアン
プに比べてディスクリート素子を使用することで更に回
路を簡単にしてコストを下げることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、複数のインバータに対応して設けた制御ICにおけ
る並列動作のタイミングのずらしのための同期信号を、
特定の制御ICから外部に出力される三角波信号を使用
して得るようにしたことで、従来のように基本周波発振
器や分周器等の比較的複雑な回路を加圧回路として設け
る必要がなく、部品点数を低減して簡単に構成すること
ができる。
【0050】またタイミングをずらして並列駆動される
インバータの組合せ数の変更において、インバータの発
振周波数を一定とした場合、従来の同期回路では基本周
波発振器の周波数はインバータの組合せ数だけの倍率の
高周波が必要となり、分周器もインバータの組合せ数の
分周比に従った回路を組む必要があり、回路構成が複雑
化するが、本発明にあってはインバータの数の組合せが
変わっても、インバータ相互間に特定の制御ICからの
三角波信号から同期信号を生成する回路、または前段の
制御ICの三角波信号から次段の制御ICの同期信号を
作成する回路を付加するだけで、簡単にインバータの組
合せ数の変更に対し容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の全体構成のブロック図
【図2】図1のアクティブ型力率回路の実施形態の回路
ブロック図
【図3】図2の制御ICのブロック図
【図4】図2の同期回路のタイミングチャート
【図5】インバータを4台としたアクティブ型力率回路
の実施形態の回路ブロック図
【図6】インバータを4台としたアクティブ型力率回路
の他の実施形態の回路ブロック図
【図7】図1のアクティブ型力率回路とその同期回路の
回路ブロック図
【図8】図7の同期回路のタイミングチャート
【符号の説明】
1:ノイズフィルタ 2:突入電流防止回路 3:アクティブ型力率改善回路 4:整流平滑回路 5:スイッチングレギュレータ 6a〜6d:インバータ 7a〜7d:制御IC(制御回路) 8:同期回路 9:入力電圧検出回路 10:電流検出回路 11:電圧検出回路 12,12a〜12d:三角波比較器 13,13a〜13d:同期信号出力回路(微分回路又
はエッジトリガ回路) 14,16:アンプ 17:PWMコンパレータ 18:三角波発振器 19:ドライバ 20:出力電圧検出端子 21:入力電圧検出端子 22:入力電流検出端子 23:駆動端子 24:同期端子 25:三角波出力端子 L1,L2:昇圧チューク D1,D2:出力整流ダイオード S1,S2:インバータ素子(MOSFET)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/155 H02J 1/02 H02M 7/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチンクレギュレータの入力段に、複
    数のインバータを並列駆動するアクティブ型力率改善回
    路を設けた電源装置に於いて、 前記複数のインバータの制御回路の各々は、内蔵した三
    角波発振器からの三角波信号を外部に出力する三角波出
    力端子を有すると共に外部から前記三角波発振器に同期
    信号を入力する同期入力端子を備え、特定の制御回路をマスタ制御回路、残りの制御回路をス
    レーブ制御回路とし、スレーブ制御回路に対応して、三
    角波信号を所定の基準値と比較した比較信号を出力する
    三角波比較器と、前記比較信号のエッジを検出してエッ
    ジに同期した同期信号を出力する同期信号出力回路とを
    個別に設け、マスタ制御回路及びスレーブ制御回路の順
    番に、前位置する制御回路の三角波信号を後に位置する
    制御回路に対応した三角波比較器に順次入力することに
    より、スレーブ制御回路に対しタイミングをずらした同
    期信号を生成して供給する 同期回路を設けたことを特徴
    とする電源装置。
  2. 【請求項2】スイッチンクレギュレータの入力段に、複
    数のインバータを並列駆動するアクティブ型力率改善回
    路を設けた電源装置に於いて、 前記複数のインバータの制御回路の各々は、内蔵した三
    角波発振器からの三角波信号を外部に出力する三角波出
    力端子を有すると共に外部から前記三角波発振器に同期
    信号を入力する同期入力端子を備え、特定の制御回路をマスタ制御回路、残りの制御回路をス
    レーブ制御回路とし、該スレーブ制御回路に対応して、
    三角波信号を所定の基準値と比較した比較信号を出力す
    る三角波比較器と、前記比較信号のエッジを検出してエ
    ッジに同期した同期信号を出力する同期信号出力回路と
    を個別に設け、マスタ制御回路の三角波信号をスレーブ
    制御回路に対応した三角波比較器に共通に入力したこと
    により、スレーブ制御回路に対しタイミングをずらした
    同期信号を生成して供給する 同期回路を設けたことを特
    徴とする電源装置。
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