JP3469180B2 - ポリ塩化ビフェニル類付着電気機器の無害化処理方法及びその装置 - Google Patents

ポリ塩化ビフェニル類付着電気機器の無害化処理方法及びその装置

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JP3469180B2
JP3469180B2 JP2000253586A JP2000253586A JP3469180B2 JP 3469180 B2 JP3469180 B2 JP 3469180B2 JP 2000253586 A JP2000253586 A JP 2000253586A JP 2000253586 A JP2000253586 A JP 2000253586A JP 3469180 B2 JP3469180 B2 JP 3469180B2
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polychlorinated
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雅史 原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスやコンデ
ンサなどの電気機器に付着残留しているポリ塩化ビフェ
ニル類を除去して電気機器を無害化処理する方法及びそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トランスやコンデンサなどの電気機器に
おいては、従来、優れた絶縁特性を有するポリ塩化ビフ
ェニル類(PCB類)が絶縁油に利用されていた。この
PCB類は、人体や環境に対して悪影響を与えるため、
現在、上記電気機器の絶縁体としての利用はもちろんの
こと、その製造や使用が禁止されている。このため、P
CB類を絶縁油に利用した上記電気機器においては、当
該絶縁油を内部から抜き出して無害化処理するのはもち
ろんのこと、PCB類の付着残留する電気機器自体も無
害化処理する必要がある。
【0003】このようなPCB類付着電気機器の従来の
無害化処理装置の概略構成を図4に示す。
【0004】図4に示すように、真空容器111の内部
上方には、加熱ヒータ112が設けられている。真空容
器111には、配管113の一端が連結されてる。配管
113の他端は、洗浄液102を貯溜する洗浄塔114
の内部に当該洗浄液102内に浸漬するようにして連結
されている。この配管113には、洗浄塔114内の洗
浄液102の逆流を防止するチェック弁115が設けら
れている。洗浄塔114の上方には、配管116の一端
が連結されている。配管116の他端は、吸着剤103
を内部に充填した吸着塔117に連結している。吸着塔
117には、配管118を介して真空ポンプ119が連
結されている。
【0005】このような無害化処理装置においては、P
CB類を抜き出したトランス1を真空容器111の内部
に配設し、真空ポンプ119を作動して真空容器111
の内部を真空にすると共に、加熱ヒータ112を作動し
てトランス1を加熱すると、トランス1の内部に付着残
留しているPCB類が加熱されて気化し、排気101を
洗浄塔114および吸着塔117で浄化することによ
り、トランス1を無害化処理するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うな従来の無害化処理装置においては、真空環境下でト
ランス1を加熱ヒータ112で加熱することから、トラ
ンス1の加熱が対流伝熱ではなく輻射伝熱によってしま
い、トランス1が外側から加熱されるため、トランス1
の内部を規定温度以上に加熱するのに時間がかかってい
た。このため、PCB類を蒸発除去しやすいように真空
容器111内の真空度を非常に高くしなければならず、
設備コストの上昇を招いてしまっていた。
【0007】このようなことから、本発明は、低コスト
で簡単に短時間でポリ塩化ビフェニル類付着電気機器を
無害化処理することができる方法及びその装置を提供す
ることを目的とした。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】 前述した課題を解決する
ための、番目の発明によるポリ塩化ビフェニル類付
着電気機器の無害化処理方法は、ポリ塩化ビフェニル類
の付着したトランスの一次側コイルまたは二次側コイル
に直流電流を流して当該トランスを発熱させて内部から
加熱することにより、当該トランスに付着しているポリ
塩化ビフェニル類を蒸発除去することを特徴とする。
【0010】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理方法は、ポリ塩化ビフェニ
ル類の付着したトランスの一次側コイルまたは二次側コ
イルの一方を短絡させると共に、当該一次側コイルまた
は当該二次側コイルの他方に交流電流を流して当該トラ
ンスを発熱させて内部から加熱することにより、当該ト
ランスに付着しているポリ塩化ビフェニル類を蒸発除去
することを特徴とする。
【0011】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理方法は、ポリ塩化ビフェニ
ル類の付着したコンデンサの誘電損失の大きくなる領域
の交流電流を当該コンデンサに流して当該コンデンサを
発熱させて内部から加熱することにより、当該コンデン
サに付着しているポリ塩化ビフェニル類を蒸発除去する
ことを特徴とする。
【0012】
【0013】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理装置は、ポリ塩化ビフェニ
ル類の付着したトランスの一次側コイルまたは二次側コ
イルに直流電流を流して当該トランスを発熱させて内部
から加熱する直流電源を備えていることを特徴とする。
【0014】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理装置は、ポリ塩化ビフェニ
ル類の付着したトランスの一次側コイルまたは二次側コ
イルの一方を短絡させる短絡具と、前記トランスの前記
一次側コイルまたは前記二次側コイルの他方に交流電流
を流して当該トランスを発熱させて内部から加熱する交
流電源とを備えていることを特徴とする。
【0015】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理装置は、ポリ塩化ビフェニ
ル類の付着したコンデンサの誘電損失の大きくなる領域
の交流電流を当該コンデンサに流して当該コンデンサを
発熱させて内部から加熱する高周波交流電源を備えてい
ことを特徴とする。
【0016】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理装置は、第四番目から第六
番目の発明のいずれかにおいて、前記電気機器を内部に
保持する容器と、前記容器内を減圧させる減圧手段と、
前記容器からの排気を浄化する浄化手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明によるポリ塩化ビフェニル
類(PCB類)付着電気機器の無害化処理方法及びその
装置の実施の形態を以下に説明するが、本発明はこれら
の実施の形態に限定されるものではない。
【0018】[第一番目の実施の形態]本発明によるP
CB類付着電気機器の無害化処理方法及びその装置の第
一番目の実施の形態を図1を用いて説明する。図1は、
無害化処理装置の概略構成図である。
【0019】図1に示すように、容器11の内部には、
本実施の形態の電気機器であるトランス1の一次側(高
圧側)コイル1aの端子部分と着脱可能に接続する接続
部材12a,12bが配設されている。これら接続部材
12a,12bは、容器11の外部に配設された直流電
源12に接続している。容器11には、配管13の一端
が連結されてる。配管13の他端は、アルカリ水溶液な
どのような洗浄液102を貯溜する洗浄塔14の内部に
当該洗浄液102内に浸漬するようにして連結されてい
る。この配管13には、洗浄塔14内の洗浄液102の
逆流を防止するチェック弁15が設けられている。洗浄
塔14の上方には、配管16の一端が連結されている。
配管16の他端は、活性炭などのような吸着剤103を
内部に充填した吸着塔17に連結している。吸着塔17
には、配管18を介して減圧手段である減圧ポンプ19
が連結されている。
【0020】このような本実施の形態では、直流電源1
2、接続部材12a,12bなどにより加熱手段を構成
し、洗浄塔14、吸着塔17などにより浄化手段を構成
している。なお、図1中、1bは二次側(低圧側)コイ
ルである。
【0021】このような無害化処理装置においては、P
CB類を抜き出したトランス1を容器11の内部に配設
し、トランス1の一次側(高圧側)コイル1aの両端子
部分に接続部材12a,12bをそれぞれ接続した後、
減圧ポンプ19を作動して容器11の内部を減圧すると
共に、直流電源12を作動させてトランス1の一次側コ
イル1aに直流電流(数十A程度)を流すと、当該一次
側コイル1aがジュール熱により発熱し、トランス1が
内部から加熱され、トランス1の内部に付着残留してい
るPCB類が加熱されて気化し、除去される。容器11
からの排気101が洗浄塔14および吸着塔17で浄化
されることにより、トランス1を無害化処理することが
できる。
【0022】つまり、従来は、トランス1を外部から加
熱するようにしていたが、本実施の形態では、トランス
1が当初から備えている一次側コイル1aに直流電流を
流すことにより、トランス1を内部から加熱させるよう
にしたのである。
【0023】このため、本実施の形態では、PCB類の
付着残留している内部からトランス1を加熱することが
できるので、トランス1の内部を短時間で規定温度以上
に加熱することができる。
【0024】したがって、容器11内の減圧度をあまり
高くしなくても(0.05〜0.1atm程度)PCB
類を十分に蒸発除去できる程度に加熱(300℃以上)
することができるので、容器11や減圧ポンプ19を簡
単な構造のもので済ますことができ、低コストで簡単に
短時間(数十分間程度)でトランス1を無害化処理する
ことができる。
【0025】また、トランス1の一次側コイル1aに直
流電流を流して加熱するようにしたので、トランス1の
二次側コイル1bに電流が流れることはなく、安全に行
うことができる。
【0026】なお、本実施の形態では、トランス1の一
次側コイル1aに直流電源12を接続するようにした
が、トランス1の二次側コイル1bに直流電源12を接
続しても、本実施の形態の場合と同様な効果を得ること
ができる。しかしながら、一次側コイル1aの巻き線が
二次側コイル1bの巻き線よりも細いため、二次側コイ
ル1bに直流電流を流して加熱する場合よりも、本実施
の形態のように、一次側コイル1aに直流電流を流して
加熱する方が、少ない電流(数十A程度)でも十分に加
熱することができるので好ましい。
【0027】[第二番目の実施の形態]本発明によるP
CB類付着電気機器の無害化処理方法及びその装置の第
二番目の実施の形態を図2を用いて説明する。図2は、
無害化処理装置の概略構成図である。ただし、前述した
第一番目の実施の形態の場合と同様な部分については、
前述した第一番目の実施の形態の説明で用いた符号と同
一の符号を用いることにより、その説明を省略する。
【0028】図2に示すように、容器11の内部には、
トランス1の一次側(高圧側)コイル1aの端子部分と
着脱可能に接続する接続部材22a,22bが配設され
ている。これら接続部材22a,22bは、容器11の
外部に配設された交流電源22と接続している。また、
トランス1の二次側(低圧側)コイル1bの端子部分
は、当該二次側コイル1bの端子間を接続する短絡具2
2cで短絡している。
【0029】つまり、前述した第一番目の実施の形態で
は、トランス1の一次側コイル1aに直流電源12を接
続したが、本実施の形態では、トランス1の一次側コイ
ル1aに交流電源22を接続すると共に二次側コイル1
bの端子間を短絡させるようにしたのである。
【0030】このような本実施の形態では、交流電源2
2、接続部材22a,22b、短絡具22cなどにより
加熱手段を構成している。
【0031】このため、本実施の形態の無害化処理装置
においては、交流電源22を作動させると、トランス1
の一次側コイル1aに交流電流が流れてジュール熱を発
生すると共に、二次側コイル1bに誘導電流が流れて当
該コイル1bもジュール熱を発生するようになり、トラ
ンス1の内部を一次側コイル1a及び二次側コイル1b
の両方で加熱することができる。
【0032】したがって、本実施の形態によれば、前述
した第一番目の実施の形態の場合と同様な効果を得るこ
とができるのはもちろんのこと、前述した第一番目の実
施の形態の場合よりもトランス1の内部を効率よく加熱
することができるので、前述した第一番目の実施の形態
の場合よりもさらに短時間でトランス1を無害化処理す
ることができる。
【0033】なお、本実施の形態では、トランス1の一
次側コイル1aに交流電源22を接続し、二次側コイル
1bに短絡具22cを接続するようにしたが、トランス
1の二次側コイル1bに直流電源22を接続し、一次側
コイル1aに短絡具22cを接続するようにしても、本
実施の形態の場合と同様な効果を得ることができる。
【0034】[第三番目の実施の形態]本発明によるP
CB類付着電気機器の無害化処理方法及びその装置の第
三番目の実施の形態を図3を用いて説明する。図3は、
無害化処理装置の概略構成図である。ただし、前述した
第一,二番目の実施の形態の場合と同様な部分について
は、前述した第一,二番目の実施の形態の説明で用いた
符号と同一の符号を用いることにより、その説明を省略
する。
【0035】図3に示すように、容器11の内部には、
本実施の形態の電気機器であるコンデンサ2の端子部分
と着脱可能に接続する接続部材32a,32bが配設さ
れている。これら接続部材32a,32bは、容器11
の外部に配設された高周波交流電源32と接続してい
る。
【0036】このような本実施の形態では、高周波交流
電源32、接続部材32a,32bなどにより加熱手段
を構成している。
【0037】このような無害化処理装置においては、P
CB類を抜き出したコンデンサ2を容器11の内部に配
設し、コンデンサ2の端子部分に接続部材32a,32
bをそれぞれ接続した後、減圧ポンプ19を作動して容
器11の内部を減圧すると共に、高周波交流電源32を
作動させると、コンデンサ2に誘電損失の大きくなる領
域の交流電流が流れ、当該コンデンサ2が発熱して内部
から加熱され、コンデンサ2の内部に付着残留している
PCB類が加熱されて気化し、容器11からの排気10
1が洗浄塔14および吸着塔17で浄化されることによ
り、コンデンサ2を無害化処理することができる。
【0038】なぜなら、商用周波数(50〜60Hz)
用のコンデンサ2は、高周波数(数kHz〜数十kH
z)の交流電流が流れると、特性が悪く誘電損失が増大
して発熱してしまうのである。
【0039】このため、PCB類の付着残留している内
部からコンデンサ2を加熱することができるので、コン
デンサ2の内部を短時間で規定温度以上に加熱すること
ができる。
【0040】したがって、前述した第一,二番目の実施
の形態の場合と同様に、容器11内の真空度をあまり高
くしなくてもPCB類を十分に加熱処理して気化させる
ことができ、容器11や減圧ポンプ19を簡単なもので
済ますことができるので、低コストで簡単に短時間でコ
ンデンサ2を無害化処理することができる。
【0041】
【0042】
【発明の効果】番目の発明によるポリ塩化ビフェニ
ル類付着電気機器の無害化処理方法は、ポリ塩化ビフェ
ニル類の付着したトランスの一次側コイルまたは二次側
コイルに直流電流を流して当該トランスを発熱させて内
部から加熱することにより、当該トランスに付着してい
るポリ塩化ビフェニル類を蒸発除去することから、一次
側コイルまたは二次側コイルの一方を加熱してポリ塩化
ビフェニル類の付着残留している内部からトランスを加
熱することができるので、トランスの内部を短時間で規
定温度以上に加熱することができ、低コストで簡単に短
時間でトランスを無害化処理することができる。
【0043】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理方法は、ポリ塩化ビフェニ
ル類の付着したトランスの一次側コイルまたは二次側コ
イルの一方を短絡させると共に、当該一次側コイルまた
は当該二次側コイルの他方に交流電流を流して当該トラ
ンスを発熱させて内部から加熱することにより、当該ト
ランスに付着しているポリ塩化ビフェニル類を蒸発除去
することから、一次側コイルおよび二次側コイルの両方
を加熱してポリ塩化ビフェニル類の付着残留している内
部からトランスを加熱することができるので、トランス
の内部を短時間で規定温度以上に加熱することができ、
低コストで簡単に短時間でトランスを無害化処理するこ
とができる。
【0044】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理方法は、ポリ塩化ビフェニ
ル類の付着したコンデンサの誘電損失の大きくなる領域
の交流電流を当該コンデンサに流して当該コンデンサを
発熱させて内部から加熱することにより、当該コンデン
サに付着しているポリ塩化ビフェニル類を蒸発除去する
ことから、ポリ塩化ビフェニル類の付着残留している内
部からコンデンサを加熱することができるので、コンデ
ンサの内部を短時間で規定温度以上に加熱することがで
き、低コストで簡単に短時間でコンデンサを無害化処理
することができる。
【0045】
【0046】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理装置は、ポリ塩化ビフェニ
ル類の付着したトランスの一次側コイルまたは二次側コ
イルに直流電流を流して当該トランスを発熱させて内部
から加熱する直流電源を備えていることから、一次側コ
イルまたは二次側コイルの一方を加熱してポリ塩化ビフ
ェニル類の付着残留している内部からトランスを加熱す
ることができるので、トランスの内部を短時間で規定温
度以上に加熱することができ、低コストで簡単に短時間
でトランスを無害化処理することができる
【0047】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理装置は、ポリ塩化ビフェニ
ル類の付着したトランスの一次側コイルまたは二次側コ
イルの一方を短絡させる短絡具と、前記トランスの前記
一次側コイルまたは前記二次側コイルの他方に交流電流
を流して当該トランスを発熱させて内部から加熱する交
流電源とを備えていることから、一次側コイルおよび二
次側コイルの両方を加熱してポリ塩化ビフェニル類の付
着残留している内部からトランスを加熱することができ
るので、トランスの内部を短時間で規定温度以上に加熱
することができ、低コストで簡単に短時間でトランスを
無害化処理することができる
【0048】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理装置は、ポリ塩化ビフェニ
ル類の付着したコンデンサの誘電損失の大きくなる領域
の交流電流を当該コンデンサに流して当該コンデンサを
発熱させて内部から加熱する高周波交流電源を備えてい
ることから、ポリ塩化ビフェニル類の付着残留している
内部からコンデンサを加熱することができるので、コン
デンサの内部を短時間で規定温度以上に加熱することが
でき、低コストで簡単に短時間でコンデンサを無害化処
理することができる
【0049】第番目の発明によるポリ塩化ビフェニル
類付着電気機器の無害化処理装置は、第四番目から第六
番目の発明のいずれかにおいて、前記電気機器を内部に
保持する容器と、前記容器内を減圧させる減圧手段と、
前記容器からの排気を浄化する浄化手段とを備えたの
で、電気機器から蒸発除去したポリ塩化ビフェニル類を
外部に漏出させることなく取り除くことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるポリ塩化ビフェニル類付着電気機
器の無害化処理装置の第一番目の実施の形態の概略構成
図である。
【図2】本発明によるポリ塩化ビフェニル類付着電気機
器の無害化処理装置の第二番目の実施の形態の概略構成
図である。
【図3】本発明によるポリ塩化ビフェニル類付着電気機
器の無害化処理装置の第三番目の実施の形態の概略構成
図である。
【図4】ポリ塩化ビフェニル類付着電気機器の従来の無
害化処理装置の一例の概略構成図である。
【符号の説明】
1 トランス 1a 一次側(高圧側)コイル 1b 二次側(低圧側)コイル 2 コンデンサ 11 容器 12 直流電源 12a,12b 接続部材 13 配管 14 洗浄塔 15 チェック弁 16 配管 17 吸着塔 18 配管 19 減圧ポンプ 22 交流電源 22a,22b 接続部材 22c 短絡具 32 高周波交流電源 32a,32b 接続部材 101 排気 102 洗浄液 103 吸着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有馬 謙一 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重 工業株式会社長崎造船所内 (56)参考文献 特開 平7−63313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 - 5/00 A62D 3/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ塩化ビフェニル類の付着したトラン
    スの一次側コイルまたは二次側コイルに直流電流を流
    て当該トランスを発熱させて内部から加熱することによ
    り、当該トランスに付着しているポリ塩化ビフェニル類
    を蒸発除去することを特徴とするポリ塩化ビフェニル類
    付着電気機器の無害化処理方法。
  2. 【請求項2】 ポリ塩化ビフェニル類の付着したトラン
    スの一次側コイルまたは二次側コイルの一方を短絡させ
    ると共に、当該一次側コイルまたは当該二次側コイルの
    他方に交流電流を流して当該トランスを発熱させて内部
    から加熱することにより、当該トランスに付着している
    ポリ塩化ビフェニル類を蒸発除去することを特徴とする
    ポリ塩化ビフェニル類付着電気機器の無害化処理方法。
  3. 【請求項3】 ポリ塩化ビフェニル類の付着したコンデ
    ンサの誘電損失の大きくなる領域の交流電流を当該コン
    デンサに流して当該コンデンサを発熱させて内部から加
    熱することにより、当該コンデンサに付着しているポリ
    塩化ビフェニル類を蒸発除去することを特徴とするポリ
    塩化ビフェニル類付着電気機器の無害化処理方法。
  4. 【請求項4】 ポリ塩化ビフェニル類の付着したトラン
    スの一次側コイルまたは二次側コイルに直流電流を流
    て当該トランスを発熱させて内部から加熱する直流電源
    を備えていることを特徴とするポリ塩化ビフェニル類付
    着電気機器の無害化処理装置。
  5. 【請求項5】 ポリ塩化ビフェニル類の付着したトラン
    スの一次側コイルまたは二次側コイルの一方を短絡させ
    る短絡具と、 前記トランスの前記一次側コイルまたは前記二次側コイ
    ルの他方に交流電流を流して当該トランスを発熱させて
    内部から加熱する交流電源とを備えていることを特徴と
    するポリ塩化ビフェニル類付着電気機器の無害化処理装
    置。
  6. 【請求項6】 ポリ塩化ビフェニル類の付着したコンデ
    ンサの誘電損失の大きくなる領域の交流電流を当該コン
    デンサに流して当該コンデンサを発熱させて内部から加
    熱する高周波交流電源を備えていることを特徴とするポ
    リ塩化ビフェニル類付着電気機器の無害化処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれかにおい
    て、 前記電気機器を内部に保持する容器と、 前記容器内を減圧させる減圧手段と、 前記容器からの排気を浄化する浄化手段とを備えたこと
    を特徴とするポリ塩化ビフェニル類付着電気機器の無害
    化処理装置。
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