JP3469005B2 - 検眼装置 - Google Patents
検眼装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、視力表装置と反射装置
を備える自覚式の検眼装置に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来の自覚式の検眼装置は被検者前方３
ｍ〜５ｍに視力表を設けて検眼するように構成されてい
る。 【０００３】この様な自覚式の検眼装置を用いての検査
には、検査レンズを用いない裸眼による視力検査と、矯
正眼屈折力検査、即ち眼鏡レンズを処方するために矯正
視力値を求める検査等が行われる。この様な検査を行な
う場合には、眼の調節力の影響が出ないように被検者の
視線距離を長くする必要がある。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】このため従来の自覚式
の検眼装置を用いる場合には検眼のための場所を広くす
る必要があるが、床面積の狭い眼鏡店や眼科医院では検
眼のために広い場所を確保するというのは大変であっ
た。この要望を満足するものとしては、ハウジング内に
配置された視力表からの光束を複数の鏡を介して反射さ
せてハウジングの外部に導くと共に、この光束をハウジ
ングの上部に取り付けた反射鏡を介してフォロプターに
向けるようにしたものが視力表装置考えられている。し
かし、この装置では、フォロプター及び反射鏡が上下移
動できる構成ではないために、被検者によってはフォロ
プターを覗く姿勢に無理がある。 【０００５】そこで、本発明は、簡易な構成で狭い場所
で検眼することができると共に、検査レンズを用いない
裸眼の視力値検査及び検査レンズを用いての矯正視力値
を求める検査等を行うことができ、しかも、被検者眼の
高さに応じて眼屈折力検査装置の高さ及び視力表装置か
らの光束の上下方向の向きを簡易に調整できる検眼装置
を提供することを目的としている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項１の発明は、視力表を表示させる視力表装置
と、内部に収納された検査レンズを透視用の透孔に対し
て被検眼が臨む位置に配置可能な眼屈折力検査装置と、
前記視力表装置からの光束を反射する第１反射装置と、
前記第１反射装置からの光束を前記透孔を介して被検者
眼に向けて反射可能に前記眼屈折力検査装置の前方に配
置された第２反射装置とを備える検眼装置において、前
記眼屈折力検査装置を少なくとも上下動可能に支持する
支持アームが設けられ、前記第２反射装置は、前記支持
アームによる眼屈折力検査装置の上下動に伴って、反射
光束を上下に移動可能に前記眼屈折力検査装置に連動し
ている検眼装置としたことを特徴とする。 【０００７】また、請求項２の発明は、前記支持アーム
は、支柱部と前記支柱部の上端部のアーム部を備えると
共に上下動可能且つ水平回動可能にテーブルに設けら
れ、前記アーム部の先端部に前記眼屈折力検査装置が装
着されていることを特徴とする。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 【０００９】第1図はこの発明の一実施例を示したもの
である。 【００１０】この第１図において、テ−ブル1には視標
が表示される被検者用のCRT2が視力表装置として設けら
れていて、その上方には天井(図示せず)に取り付けられ
た第1反射ミラ−3が第1反射装置として配設されてい
る。 【００１１】尚、第1反射ミラー3は必ずしも天井に設け
る必要はなく、伸縮自在で上端部に水平部を有する支柱
をテーブル1に装着して、この支柱の上端の水平部に第1
反射ミラー3を装着する様にしてもよいし、又、この支
柱はテーブル1と独立に設けてテーブル1の側方に配設す
る様にしてもよい。 【００１２】第1図中、4は第１反射ミラ−3の下方に配
設された第2反射装置としての第2反射ミラ−、5は伸縮
自在なミラー支持アーム、6はテーブル1の一側の脚部、
6aは脚部6内全体に形成されたミラー収納室、6bはミラ
ー収納室6aの上端開口部の開閉をする蓋体である。 【００１３】上述したミラー支持アーム5は、テレスコ
ピックパイプ(入れ子管)等を用いて伸縮自在に構成した
支柱部5aと、矢印A方向に水平回動自在に支柱部5aの上
端部に装着された折曲アーム部5bとから略L字状に形成
されている。この様なミラー支持アーム5の支柱部5a
は、収納室6a底部の前側に植立固定されている。 【００１４】しかも、折曲アーム部5bの先端部にはミラ
ー支持部材9が固定され、このミラー支持部材9の下部に
はミラー支持部材9の下方に配設した第2反射ミラー4が
ステー10,10を介して装着されている。 【００１５】また、このミラー支持部材9には眼屈折力
検査装置13が装着されている。 【００１６】この眼屈折力検査装置13は、右眼屈折力検
査部13aと左眼屈折力検査部13bとを備えている。そし
て、各々の屈折力検査部13a,13bには被検者11の眼に対
応する位置に設けた検査レンズ群を収納したレンズユニ
ット(図示せず)が設けられ、このレンズユニットを構成
する壁には被検者11が第2反射ミラー4を前記検査レンズ
群を介して透視する透孔(図示せず)が形成されている。
尚、この眼屈折力検査装置13の構造は周知であるので、
その具体的な構造の図示は省略してある。 【００１７】この構成により、ミラー支持ア−ム5の支
柱部5aの伸縮によって上下に移動調整できると共に、折
曲アーム部5bが水平回動できる。従って、折曲アーム部
5bを水平回動させてミラー支持部材9，眼屈折力検査装
置13及び第２反射ミラー4をミラー収納室6aの上方に移
動させると共に、支柱部5aを縮小させることによって、
折曲アーム部5b，ミラー支持部材9，眼屈折力検査装置1
3及び第２反射ミラー4が下方に移動してテ−ブル１の脚
部6に破線のごとく収納される。また、これとは逆に、
支柱部5aを伸長させて、折曲アーム部5b，ミラー支持部
材9，眼屈折力検査装置13及び第２反射ミラー4が上方に
移動しさせて、折曲アーム部5bを水平回動させてミラー
支持部材9，眼屈折力検査装置13及び第２反射ミラー4を
被検者眼の前に実線の如く移動させることによって、第
２反射ミラー4及び眼屈折力検査装置13を検眼に使用で
きる。しかも、これにより、ミラー支持部材9，眼屈折
力検査装置13及び第２反射ミラー4は互いに連動して上
下に移動して、第２反射ミラー4による光束の反射が位
置が上下に移動することになる。 【００１８】さらに、テ−ブル1には検者用のCRT7があ
り、検査データが表示される。 【００１９】また、第2反射ミラ−4には、第1反射ミラ
−3を介して被検者用のCRT2の表示が映し出される。こ
の第2反射ミラ−4は、第1図に示すように垂直ではな
く、被検者の視線が第1反射ミラ−3を介して被検者用の
CRT2に行くように一定の角度を持たせてある。尚、CRT2
にはキーボード8の操作によってデジィタル画像の視標
が表示される様になっている。 【００２０】次に、この様な構成の検眼装置の作用を説
明する。 【００２１】この様な構成によれば、眼屈折力検査装置
13の右眼屈折力検査部13a又は左眼屈折力検査部13bの検
査レンズを透孔に臨む位置から外して透孔を素通し状態
にしておくことにより、被検者11の視線12が右眼屈折力
検査部13a又は左眼屈折力検査部13bの透孔及び第2反射
ミラー4を介して第1反射ミラー3に入る。 【００２２】そして、この第1反射ミラー3に入射した視
線12が視力表装置としてのCRT2に案内されて、被検者11
の裸眼の視力検査等が行なわれる。即ち、CRT2から出た
光束は、第1,第2反射ミラー3,4及び右眼屈折力検査部13
a又は左眼屈折力検査部13bの透孔を介して被検者11の眼
に入ることになる。 【００２３】従って、眼屈折力検査装置13の右眼屈折力
検査部13a又は左眼屈折力検査部13bの検査レンズを透孔
に臨む位置から外しておくことで、被検者11の裸眼によ
る眼屈折力、即ち単なる裸眼による視力値を求めること
ができる。 【００２４】また、所定の視力となる眼鏡レンズを処方
するためのレンズを決定するために、眼屈折力検査装置
13の右眼屈折力検査部13a又は左眼屈折力検査部13bの検
査レンズを透孔に臨む位置に配置することにより、被検
者11の矯正眼屈折力を検査でき、即ち矯正視力値を求め
ることができる。 【００２５】この実施例によれば視力表装置としてCRT
を用いたことにより従来の壁掛式や投影式に比べて視標
が手もとにくるので視標が見易くかつ視標を指差すこと
も容易になり、多数の画像も出せる。 【００２６】さらに、このCRTは被検者用と検者用に分
けてそれぞれ専用に設けたことにより検者は、検査用の
CRTで検査データを常に把握できる。また、この検査デ
ータをその場でプリントアウトできる様に、プリンタを
内蔵させてもよい。 【００２７】また、検眼しない時は第2反射ミラ−4の付
いたミラー支持ア−ム5を上述のようにテ−ブル1の内部
すなわち脚部6のミラー収納室6a内に収納できるので、
コンサルティングスペ−スと検眼スペ−スを同一にでき
る。 【００２８】他の実施例としては視力表装置をCRTの代
りに投影器とスクリ−ンとで構成したものや液晶または
視力表カードで構成したものでもよい。 【００２９】 【発明の効果】以上説明した様に、請求項１の発明は、
視力表を表示させる視力表装置と、内部に収納された検
査レンズを透視用の透孔に対して被検眼が臨む位置に配
置可能な眼屈折力検査装置と、前記視力表装置からの光
束を反射する第１反射装置と、前記第１反射装置からの
光束を前記透孔を介して被検者眼に向けて反射可能に前
記眼屈折力検査装置の前方に配置された第２反射装置と
を備える検眼装置において、前記眼屈折力検査装置を少
なくとも上下動可能に支持する支持アームが設けられ、
前記第２反射装置は、前記支持アームによる眼屈折力検
査装置の上下動に伴って、反射光束を上下に移動可能に
前記眼屈折力検査装置に連動している構成としたので、
簡易な構成で狭い場所で検眼することができると共に、
検査レンズを用いない裸眼の視力値検査及び検査レンズ
を用いての矯正視力値を求める検査等を行うことができ
る。 【００３０】しかも、被検者眼の高さに応じて眼屈折力
検査装置の高さ及び視力表装置からの光束の上下方向の
位置を簡易に調整できる。即ち、支持アームは伸縮でき
るので、座高等がテーブルの前に着座する被検者によっ
て異なっても、支持アームの上下方向への僅かな伸縮操
作により、眼屈折力検査装置を上下に僅かに移動調整し
て、眼屈折力検査装置の透孔の高さを被検者の目に合わ
せることができる。 【００３１】また、請求項２の発明は、前記支持アーム
は、支柱部と前記支柱部の上端部のアーム部を備えると
共に上下動可能且つ水平回動可能にテーブルに設けら
れ、前記アーム部の先端部に前記眼屈折力検査装置が装
着されている構成としたので、支持アームは伸縮と回動
ができるので、眼屈折力検査装置を使用する位置と収納
位置との間で移動できる。この結果、検眼スペースとコ
ンサルティングのスペースを同一にできる。これによ
り、眼屈折力検査装置を収納位置に移動させた場合に
は、テーブル上面をコンサルティングに使用できる。例
えば、テーブル上面にカタログを広げたりして、検者が
カタログを指差して被検者に製品説明等を行うことがで
きる。また、この場合に、多数のメガネフレームをテー
ブル上に載置して、メガネフレームの選択を行うことも
できる。
を備える自覚式の検眼装置に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来の自覚式の検眼装置は被検者前方３
ｍ〜５ｍに視力表を設けて検眼するように構成されてい
る。 【０００３】この様な自覚式の検眼装置を用いての検査
には、検査レンズを用いない裸眼による視力検査と、矯
正眼屈折力検査、即ち眼鏡レンズを処方するために矯正
視力値を求める検査等が行われる。この様な検査を行な
う場合には、眼の調節力の影響が出ないように被検者の
視線距離を長くする必要がある。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】このため従来の自覚式
の検眼装置を用いる場合には検眼のための場所を広くす
る必要があるが、床面積の狭い眼鏡店や眼科医院では検
眼のために広い場所を確保するというのは大変であっ
た。この要望を満足するものとしては、ハウジング内に
配置された視力表からの光束を複数の鏡を介して反射さ
せてハウジングの外部に導くと共に、この光束をハウジ
ングの上部に取り付けた反射鏡を介してフォロプターに
向けるようにしたものが視力表装置考えられている。し
かし、この装置では、フォロプター及び反射鏡が上下移
動できる構成ではないために、被検者によってはフォロ
プターを覗く姿勢に無理がある。 【０００５】そこで、本発明は、簡易な構成で狭い場所
で検眼することができると共に、検査レンズを用いない
裸眼の視力値検査及び検査レンズを用いての矯正視力値
を求める検査等を行うことができ、しかも、被検者眼の
高さに応じて眼屈折力検査装置の高さ及び視力表装置か
らの光束の上下方向の向きを簡易に調整できる検眼装置
を提供することを目的としている。 【０００６】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項１の発明は、視力表を表示させる視力表装置
と、内部に収納された検査レンズを透視用の透孔に対し
て被検眼が臨む位置に配置可能な眼屈折力検査装置と、
前記視力表装置からの光束を反射する第１反射装置と、
前記第１反射装置からの光束を前記透孔を介して被検者
眼に向けて反射可能に前記眼屈折力検査装置の前方に配
置された第２反射装置とを備える検眼装置において、前
記眼屈折力検査装置を少なくとも上下動可能に支持する
支持アームが設けられ、前記第２反射装置は、前記支持
アームによる眼屈折力検査装置の上下動に伴って、反射
光束を上下に移動可能に前記眼屈折力検査装置に連動し
ている検眼装置としたことを特徴とする。 【０００７】また、請求項２の発明は、前記支持アーム
は、支柱部と前記支柱部の上端部のアーム部を備えると
共に上下動可能且つ水平回動可能にテーブルに設けら
れ、前記アーム部の先端部に前記眼屈折力検査装置が装
着されていることを特徴とする。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 【０００９】第1図はこの発明の一実施例を示したもの
である。 【００１０】この第１図において、テ−ブル1には視標
が表示される被検者用のCRT2が視力表装置として設けら
れていて、その上方には天井(図示せず)に取り付けられ
た第1反射ミラ−3が第1反射装置として配設されてい
る。 【００１１】尚、第1反射ミラー3は必ずしも天井に設け
る必要はなく、伸縮自在で上端部に水平部を有する支柱
をテーブル1に装着して、この支柱の上端の水平部に第1
反射ミラー3を装着する様にしてもよいし、又、この支
柱はテーブル1と独立に設けてテーブル1の側方に配設す
る様にしてもよい。 【００１２】第1図中、4は第１反射ミラ−3の下方に配
設された第2反射装置としての第2反射ミラ−、5は伸縮
自在なミラー支持アーム、6はテーブル1の一側の脚部、
6aは脚部6内全体に形成されたミラー収納室、6bはミラ
ー収納室6aの上端開口部の開閉をする蓋体である。 【００１３】上述したミラー支持アーム5は、テレスコ
ピックパイプ(入れ子管)等を用いて伸縮自在に構成した
支柱部5aと、矢印A方向に水平回動自在に支柱部5aの上
端部に装着された折曲アーム部5bとから略L字状に形成
されている。この様なミラー支持アーム5の支柱部5a
は、収納室6a底部の前側に植立固定されている。 【００１４】しかも、折曲アーム部5bの先端部にはミラ
ー支持部材9が固定され、このミラー支持部材9の下部に
はミラー支持部材9の下方に配設した第2反射ミラー4が
ステー10,10を介して装着されている。 【００１５】また、このミラー支持部材9には眼屈折力
検査装置13が装着されている。 【００１６】この眼屈折力検査装置13は、右眼屈折力検
査部13aと左眼屈折力検査部13bとを備えている。そし
て、各々の屈折力検査部13a,13bには被検者11の眼に対
応する位置に設けた検査レンズ群を収納したレンズユニ
ット(図示せず)が設けられ、このレンズユニットを構成
する壁には被検者11が第2反射ミラー4を前記検査レンズ
群を介して透視する透孔(図示せず)が形成されている。
尚、この眼屈折力検査装置13の構造は周知であるので、
その具体的な構造の図示は省略してある。 【００１７】この構成により、ミラー支持ア−ム5の支
柱部5aの伸縮によって上下に移動調整できると共に、折
曲アーム部5bが水平回動できる。従って、折曲アーム部
5bを水平回動させてミラー支持部材9，眼屈折力検査装
置13及び第２反射ミラー4をミラー収納室6aの上方に移
動させると共に、支柱部5aを縮小させることによって、
折曲アーム部5b，ミラー支持部材9，眼屈折力検査装置1
3及び第２反射ミラー4が下方に移動してテ−ブル１の脚
部6に破線のごとく収納される。また、これとは逆に、
支柱部5aを伸長させて、折曲アーム部5b，ミラー支持部
材9，眼屈折力検査装置13及び第２反射ミラー4が上方に
移動しさせて、折曲アーム部5bを水平回動させてミラー
支持部材9，眼屈折力検査装置13及び第２反射ミラー4を
被検者眼の前に実線の如く移動させることによって、第
２反射ミラー4及び眼屈折力検査装置13を検眼に使用で
きる。しかも、これにより、ミラー支持部材9，眼屈折
力検査装置13及び第２反射ミラー4は互いに連動して上
下に移動して、第２反射ミラー4による光束の反射が位
置が上下に移動することになる。 【００１８】さらに、テ−ブル1には検者用のCRT7があ
り、検査データが表示される。 【００１９】また、第2反射ミラ−4には、第1反射ミラ
−3を介して被検者用のCRT2の表示が映し出される。こ
の第2反射ミラ−4は、第1図に示すように垂直ではな
く、被検者の視線が第1反射ミラ−3を介して被検者用の
CRT2に行くように一定の角度を持たせてある。尚、CRT2
にはキーボード8の操作によってデジィタル画像の視標
が表示される様になっている。 【００２０】次に、この様な構成の検眼装置の作用を説
明する。 【００２１】この様な構成によれば、眼屈折力検査装置
13の右眼屈折力検査部13a又は左眼屈折力検査部13bの検
査レンズを透孔に臨む位置から外して透孔を素通し状態
にしておくことにより、被検者11の視線12が右眼屈折力
検査部13a又は左眼屈折力検査部13bの透孔及び第2反射
ミラー4を介して第1反射ミラー3に入る。 【００２２】そして、この第1反射ミラー3に入射した視
線12が視力表装置としてのCRT2に案内されて、被検者11
の裸眼の視力検査等が行なわれる。即ち、CRT2から出た
光束は、第1,第2反射ミラー3,4及び右眼屈折力検査部13
a又は左眼屈折力検査部13bの透孔を介して被検者11の眼
に入ることになる。 【００２３】従って、眼屈折力検査装置13の右眼屈折力
検査部13a又は左眼屈折力検査部13bの検査レンズを透孔
に臨む位置から外しておくことで、被検者11の裸眼によ
る眼屈折力、即ち単なる裸眼による視力値を求めること
ができる。 【００２４】また、所定の視力となる眼鏡レンズを処方
するためのレンズを決定するために、眼屈折力検査装置
13の右眼屈折力検査部13a又は左眼屈折力検査部13bの検
査レンズを透孔に臨む位置に配置することにより、被検
者11の矯正眼屈折力を検査でき、即ち矯正視力値を求め
ることができる。 【００２５】この実施例によれば視力表装置としてCRT
を用いたことにより従来の壁掛式や投影式に比べて視標
が手もとにくるので視標が見易くかつ視標を指差すこと
も容易になり、多数の画像も出せる。 【００２６】さらに、このCRTは被検者用と検者用に分
けてそれぞれ専用に設けたことにより検者は、検査用の
CRTで検査データを常に把握できる。また、この検査デ
ータをその場でプリントアウトできる様に、プリンタを
内蔵させてもよい。 【００２７】また、検眼しない時は第2反射ミラ−4の付
いたミラー支持ア−ム5を上述のようにテ−ブル1の内部
すなわち脚部6のミラー収納室6a内に収納できるので、
コンサルティングスペ−スと検眼スペ−スを同一にでき
る。 【００２８】他の実施例としては視力表装置をCRTの代
りに投影器とスクリ−ンとで構成したものや液晶または
視力表カードで構成したものでもよい。 【００２９】 【発明の効果】以上説明した様に、請求項１の発明は、
視力表を表示させる視力表装置と、内部に収納された検
査レンズを透視用の透孔に対して被検眼が臨む位置に配
置可能な眼屈折力検査装置と、前記視力表装置からの光
束を反射する第１反射装置と、前記第１反射装置からの
光束を前記透孔を介して被検者眼に向けて反射可能に前
記眼屈折力検査装置の前方に配置された第２反射装置と
を備える検眼装置において、前記眼屈折力検査装置を少
なくとも上下動可能に支持する支持アームが設けられ、
前記第２反射装置は、前記支持アームによる眼屈折力検
査装置の上下動に伴って、反射光束を上下に移動可能に
前記眼屈折力検査装置に連動している構成としたので、
簡易な構成で狭い場所で検眼することができると共に、
検査レンズを用いない裸眼の視力値検査及び検査レンズ
を用いての矯正視力値を求める検査等を行うことができ
る。 【００３０】しかも、被検者眼の高さに応じて眼屈折力
検査装置の高さ及び視力表装置からの光束の上下方向の
位置を簡易に調整できる。即ち、支持アームは伸縮でき
るので、座高等がテーブルの前に着座する被検者によっ
て異なっても、支持アームの上下方向への僅かな伸縮操
作により、眼屈折力検査装置を上下に僅かに移動調整し
て、眼屈折力検査装置の透孔の高さを被検者の目に合わ
せることができる。 【００３１】また、請求項２の発明は、前記支持アーム
は、支柱部と前記支柱部の上端部のアーム部を備えると
共に上下動可能且つ水平回動可能にテーブルに設けら
れ、前記アーム部の先端部に前記眼屈折力検査装置が装
着されている構成としたので、支持アームは伸縮と回動
ができるので、眼屈折力検査装置を使用する位置と収納
位置との間で移動できる。この結果、検眼スペースとコ
ンサルティングのスペースを同一にできる。これによ
り、眼屈折力検査装置を収納位置に移動させた場合に
は、テーブル上面をコンサルティングに使用できる。例
えば、テーブル上面にカタログを広げたりして、検者が
カタログを指差して被検者に製品説明等を行うことがで
きる。また、この場合に、多数のメガネフレームをテー
ブル上に載置して、メガネフレームの選択を行うことも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す検眼装置の具体的な構
成図である。 【符号の説明】 1…テ−ブル 2…被検者用のCRT(視力表装置) 3…第1反射ミラ−(第1反射装置) 4…第2反射ミラ−(第2反射装置) 5…ミラー支持アーム 5a…支柱部 5b…折曲アーム部 13…眼屈折力検査装置
成図である。 【符号の説明】 1…テ−ブル 2…被検者用のCRT(視力表装置) 3…第1反射ミラ−(第1反射装置) 4…第2反射ミラ−(第2反射装置) 5…ミラー支持アーム 5a…支柱部 5b…折曲アーム部 13…眼屈折力検査装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61B 3/00 - 3/16
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．視力表を表示させる視力表装置と、 内部に収納された検査レンズを透視用の透孔に対して被
検眼が臨む位置に配置可能な眼屈折力検査装置と、 前記視力表装置からの光束を反射する第１反射装置と、 前記第１反射装置からの光束を前記透孔を介して被検者
眼に向けて反射可能に前記眼屈折力検査装置の前方に配
置された第２反射装置とを備える検眼装置において、 前記眼屈折力検査装置を少なくとも上下動可能に支持す
る支持アームが設けられ、 前記第２反射装置は、前記支持アームによる眼屈折力検
査装置の上下動に伴って、反射光束を上下に移動可能に
前記眼屈折力検査装置に連動していることを特徴とする
検眼装置。 ２．前記支持アームは、支柱部と前記支柱部の上端部の
アーム部を備えると共に上下動可能且つ水平回動可能に
テーブルに設けられ、前記アーム部の先端部に前記眼屈
折力検査装置が装着されていることを特徴とする請求項
１に記載の検眼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24468496A JP3469005B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 検眼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24468496A JP3469005B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 検眼装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60299192A Division JPH0616749B2 (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 | 検眼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001070245A JP2001070245A (ja) | 2001-03-21 |
| JP3469005B2 true JP3469005B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=17122413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24468496A Expired - Lifetime JP3469005B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 検眼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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-
1996
- 1996-09-17 JP JP24468496A patent/JP3469005B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| ＴＡＫＡＧＩ ＭＴ３２７ ツインユニット，眼鏡の科学，眼鏡光学出版株式会社，１９８４年１１月１０日，Ｖｏｌ．８ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001070245A (ja) | 2001-03-21 |
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