JP3468692B2 - 位置合わせ機能付き抜型ブロック - Google Patents

位置合わせ機能付き抜型ブロック

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JP3468692B2
JP3468692B2 JP11977398A JP11977398A JP3468692B2 JP 3468692 B2 JP3468692 B2 JP 3468692B2 JP 11977398 A JP11977398 A JP 11977398A JP 11977398 A JP11977398 A JP 11977398A JP 3468692 B2 JP3468692 B2 JP 3468692B2
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光広 ▲高▼橋
秀昌 ▲高▼橋
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有限会社▲高▼橋型精
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切断刃を有する抜
型の一部に組み込む金属製の抜型ブロックに関し、更に
詳しくは、抜型の切断刃と抜型ブロックの切断刃との位
置合わせが容易にできる位置合わせ機能付き抜型ブロッ
クに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば液晶フィルム、紙(段
ボール)、薄板(金属箔)等のフィルム状の物品を所定
の形状に切断する場合、切断しようとする形状に合わせ
た切断刃を有する切断装置を使用するのが一般的であ
る。
【0003】そして、比較的安価な物品を製造する場合
には、抜型を廉価にする必要があることから、例えば、
切断刃を、合板などの比較的廉価で加工し易い部材に埋
め込んだ構造が採用されている。
【0004】更にまた、打ち抜き製品(被切断物品)に
おいて、その製品が他の装置などの一部に装着される場
合、その取り付け向きや高い寸法精度が要求される場合
がある。このような場合には、製品に凹凸部分を形成し
たり、取付用の孔等を形成することが一般に行われてい
る。
【0005】したがって、抜型においては、切断刃が複
雑に屈曲した部分や取付用の孔を形成するために、合板
に円形の成形刃が埋め込まれている。従来、これらの切
断刃や円形の成形刃は、手作業により被切断物品の形状
に合わせて曲げて合板に埋め込んでいた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
例えば、円形孔を形成するためのピン状の成形刃を埋め
込んだり、また、長尺の切断刃を曲げながら保持溝に、
手作業で合板(木製の取付部材)に埋め込んでいたの
で、特に、被切断物品の取付部分のように形状が複雑な
部分においては、取付作業に手間がかかり、また、被切
断物品に取付孔が複数ある場合には、これらの成形刃間
の間隔(寸法)のみならず、切断刃と成形刃との間隔を
正確にすることが困難であった。
【0007】また、切断刃の複雑な形状の部分や、ピン
状の成形刃を設ける部分をブロック化することで、切断
刃の取付作業を簡素化することも考えられる。しかしな
がら、抜型の一部をブロック化した場合、ブロックに設
けられた切断刃と他の部分切断刃との位置合わせを正確
にすることは、抜型本体が木製であることから微細な正
確な加工が難しく、極めて困難であった。特に、切断刃
を再研磨して取り付け直す作業を繰り返した場合、摩耗
等により、ブロックを取り付ける部分に緩み等が発生し
やすく、切断刃同士(切断刃のつなぎ目)の位置ズレの
発生が懸念される。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、抜型において、切断
刃の取付作業を手間をかけずにできるブロック化を採用
しても切断刃のつなぎ目の位置ズレの発生を回避するこ
とができる位置合わせ機能付き抜型ブロックを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る位置合わせ
機能付き抜型ブロックは、切断刃を有する抜型の一部に
組み込む金属製の抜型ブロックであって、ブロック本体
に設けられた切断刃に連続して、該ブロック本体から張
り出す鍔状部分が設けられており、前記鍔状部分が、前
記抜型に設けられた切断刃の収容用の溝に嵌入可能に構
成されていることを特徴とし(請求項1)、これにより
上記目的を達成することができる。
【0010】また、本発明に係る位置合わせ機能付き抜
型ブロックは、切断刃を有する抜型の一部に組み込む金
属製の抜型ブロックであって、ブロック本体に設けられ
た切断刃に連続して、該ブロック本体の側面にブロック
溝が形成されており、前記ブロック溝が、前記抜型に設
けられた切断刃を差し込み可能に延びていることを特徴
とし(請求項2)、これにより上記目的を達成すること
ができる。
【0011】(作用)本発明に係る位置合わせ機能付き
抜型ブロックによれば、被切断物品の取付部分等を形成
(切断)する切断刃をブロック化できるので、切断刃の
屈曲部分などの複雑な取付部分における切断刃の取り付
け作業の簡素化が可能である。また、ブロック本体にお
ける切断刃の鍔状の部分を、抜型本体側の切断刃の嵌合
溝に、はめ合わせることにより、ブロック本体の切断刃
と抜型本体側の切断刃との位置合わせを正確に行うこと
ができる。(請求項1)
【0012】更に、本発明に係る位置合わせ機能付き抜
型ブロックは、ブロック本体に形成された切断刃と連続
し且つ該切断刃の取付向きに対応した方向に延びるブロ
ック溝が設けられているので、抜型本体側に取り付けら
れた切断刃の一端を、このブロック溝に差し込むだけ
で、ブロック側の切断刃と抜型本体側の切断刃とを正確
に位置合わせすることができる。(請求項2)
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る位置合わせ機
能付き抜型ブロックの実施の形態について、図面を参照
して詳細に説明する。なお、図1は、本発明に係る位置
合わせ機能付き抜型ブロックを適用した切断装置を示す
斜視図である。図2は、本発明に係る位置合わせ機能付
き抜型ブロックにおける第1の実施の形態を示す斜視図
である。図3は、本発明に係る位置合わせ機能付き抜型
ブロックにおける第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【0014】(第1の実施の形態)先ず、図1を参照し
て、本発明に係る位置合わせ機能付き抜型ブロックを適
用した切断装置1について説明する。この切断装置1
は、プレス定盤11と、このプレス定盤11上に配置さ
れた抜型12と、プレス定盤11の上方に配置されて上
下移動自在に構成されたプレス上下作動板13とを有し
ている。なお、図1中の符号14は、この切断装置1で
切断された被切断物品を示し、符号17は、プレス上下
作動板13を駆動するシリンダである。
【0015】抜型12は、切断刃22を取り付け可能な
適宜厚みを有する合板から構成されている。この抜型1
2には、埋め込まれた切断刃22が設けられた領域の一
部分を分断する位置に、金属製の機能付き抜型ブロック
(以下抜型ブロックという)23が設けられている。
【0016】切断刃22は薄刃状であり、被切断物品1
4の形状に合わせて、ここでは略4角形に曲げられてい
る。そして、この切断刃22の下部側が所定の深さだけ
合板に埋め込まれ(一部分が抜型裏面側に露出するよう
に埋め込まれ)、上部側が抜型12の表面から突出され
ている。また、抜型ブロック23は、被切断物品14を
機器に取り付ける場合に使用する取付部分15及び取付
孔16を形成するためのものである。
【0017】図2に示すように、この抜型ブロック23
は、抜型12に着脱自在に埋設される金属製の直方体の
ブロック本体25に切断刃26等が設けられた構成であ
る。すなわち、このブロック本体25の一面側には、中
間部分がコの字状に曲げられた切断刃26と、切断刃2
6の内側に位置して、取付孔16をあけるための円形の
成形刃27が設けられている。また、抜型ブロック23
の切断刃26の端縁は、図2に示すように、ブロック側
面に形成された鍔状部分30と連続した構造となってい
る。この鍔状部分30は、ブロック本体25の両側面か
ら所定の寸法だけ張り出して、ブロック本体底面側と同
じ位置まで直線状に延びている。
【0018】一方、ブロック本体25が配置される開口
12Aには、鍔状部分30の張り出し寸法(L)にほぼ
一致する深さの溝32が設けられている。この溝32
は、抜型12の切断刃22を差し込む溝であり、該切断
刃22を取り付けるときに、溝32を形成するようにス
ペースをあけることで形成することができる。
【0019】上述のように、抜型ブロック23におい
て、その切断刃26に連続するよに、鍔状部分30が
設けられているので、該抜型ブロック23を組み付ける
とき(開口12Aに装着するとき)、鍔状部分30と抜
型の切断刃22とが同じ溝32の中に位置されるので、
位置合わせのための調整は必要なく、切断刃22と切断
刃26とを正確に位置決めできる。
【0020】(第2の実施の形態) 第2の実施の形態においては、図3に示すように、抜型
ブロック33は、図2に示したものと同様に、抜型12
に着脱自在に埋設される金属製の直方体のブロック本体
5に切断刃26等が設けられた構成である。なお、本
第2の実施の形態においては、前記第1の実施の形態と
同様の構成部分については、冗長な説明を避けるため
に、同じ符号を付してその説明を適宜省略する。
【0021】抜型ブロック33の切断刃26の端縁は、
ブロック本体35の両側面から所定の寸法だけ内側に入
った位置に設定されている。そして、ブロック本体35
の側面には、切断刃26が突出した向きに沿って、同じ
幅で、該切断刃26に連続するように、ブロック本体3
5の底面側まで延びるブロック溝31が設けられてい
る。すなわち、このブロック溝31は、抜型12に設け
る切断刃22の端部を差し込ことができるように構成さ
れている。
【0022】このように、抜型ブロック33に、切断刃
26に連続するブロック溝31が形成されたことによ
り、抜型12側に設けられる切断刃22の端部22a
を、このブロック溝31に差し込むように装着するだけ
で、抜型12側の切断刃22と抜型ブロック3側の切
断刃26とを容易にしかも正確に位置合わせすることが
できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る位置
合わせ機能付き抜型ブロックによれば、被切断物品の取
付部分を切断する切断刃をブロック化したので、複雑な
取付部分の切断刃を手作業で取り付ける必要がなくなる
ため、手間を省くことが可能になる。また、ブロック本
体の切断刃の鍔状の部分に抜型の切断刃を合わせること
により、各切断刃を正確に位置合わせすることができ
る。更にまた、ブロック本体に、切断刃に連続するブロ
ック溝を形成した構成においても、抜型側に設けられる
切断刃の端部を、このブロック溝に差し込むように装着
するだけで、抜型側の切断刃と抜型ブロック側の切断刃
とを容易にしかも正確に位置合わせすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位置合わせ機能付き抜型ブロック
を適用した切断装置を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る位置合わせ機能付き抜型ブロック
における第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る位置合わせ機能付き抜型ブロック
における第2の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 切断装置 12A 開口 22,26 切断刃 23,33 抜型ブロック 25,35 ブロック本体 30 鍔状部分 31 ブロック溝 32 抜型側の溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断刃を有する抜型の一部に組み込む金
    属製の抜型ブロックであって、 ブロック本体に設けられた切断刃に連続して、該ブロッ
    ク本体から張り出す鍔状部分が設けられており、前記鍔
    状部分が、前記抜型に設けられた切断刃の収容用の溝に
    嵌入可能に構成されていることを特徴とする位置合わせ
    機能付き抜型ブロック。
  2. 【請求項2】 切断刃を有する抜型の一部に組み込む金
    属製の抜型ブロックであって、 ブロック本体に設けられた切断刃に連続して、該ブロッ
    ク本体の側面にブロック溝が形成されており、前記ブロ
    ック溝が、前記抜型に設けられた切断刃を差し込み可能
    に延びていることを特徴とする位置合わせ機能付き抜型
    ブロック。
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KR101020595B1 (ko) * 2010-10-01 2011-03-09 (주)케이에스티 전자광학 필름의 절단이 가능하고 내구성이 우수한 재료 절단용 목금형

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