JP3468683B2 - 光ファイババンチング用糸 - Google Patents
光ファイババンチング用糸Info
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Description
ドルに使用される光ファイババンチング用糸に関する。
ァイバテープ心線、光ファイバユニットなどの光ファイ
バを複数本、撚り合わせもしくは束ねて集合し、これに
バンチング用糸を巻回して光ファイババンドルとし、こ
れを光ケーブルの光ユニットとして使用することが行わ
れている。このバンチング用糸には、従来綿、化学繊維
等の短繊維を撚り合わせたスパン糸(紡績糸)もしくは
長繊維を単に引き揃え、束ねたフィラメントが用いられ
ていた。
長い糸とするために、極めて短いピッチ例えば、1m当
たり800〜1200回程で撚られている。しかしなが
ら、このスパン糸は引張力が作用した際、撚りが戻るこ
とに起因して、極めて小さい張力で大きな伸びを示す特
性を有している。例えば、200デニールの綿糸では、
50gの張力で1.2%の伸びを示す。このため光ファ
イバに巻回する場合には、スパン糸のチーズからの送り
出し張力をできるだけ小さくして送り出し、巻回後の糸
の収縮量を低減して光ファイババンドルがバンチング用
糸によって締め付けられないようにする必要がある。
チング用糸とした場合には、巻回時に素繊維に簡単に分
割し、糸がほつれる問題がある。さらに、いずれのバン
チング用糸であっても、50℃以上の高温に加熱される
と熱収縮が生じる性質があり、光ファイババンドルを用
いた光ケーブルがこのような温度に曝されると、バンチ
ング用糸が収縮して、光ファイババンドルを締め付ける
問題もある。
る課題は、バンチング用糸の送り出し張力を小さくしな
くとも糸の収縮量を小さくでき、光ファイババンドルが
締め付けられないようにすることにある。また、バンチ
ング用糸の巻回時に糸が素繊維に分割せず、ほつれない
ようにすることにある。さらに、バンチング用糸が高温
に曝されても熱収縮しないようにすることにある。
素線、光ファイバ心線、光ファイバテープ心線、光ファ
イバユニットなどの光ファイバを複数本、撚り合わせも
しくは束ねて集合し、これに巻回して光ファイババンド
ルとするためのバンチング用糸として、複数の長繊維フ
ィラメントに1m当たり0回を超え、100回以下の撚
りを加えて得られた糸を用いるものであって、これによ
り送り出し張力を小さくしなくとも、巻回後の糸に残る
伸びは小さく、糸の収縮量を小さくすることができ、巻
回時に糸がほつれることを防止できる。また、長繊維フ
ィラメントに静電防止剤、収束剤などの表面処理剤を塗
布することで、バンチング用糸をチーズからスムースに
送り出すことができ、送り出し張力を小さくし、収縮力
を小さくすることができる。さらに、60〜100℃で
の加熱処理を予め施しておくと、この光ファイババンド
ルを用いた光ケーブル等では、高温に曝されてもバンチ
ング用糸が熱収縮することもない。また、このようなバ
ンチング用糸を巻き回して得られた光ファイババンドル
は、巻回後にバンチング用糸で締め付けられることがな
く、伝送損失が増大することがない。
本発明の請求項1に係るバンチング用糸は、複数の長繊
維フィラメントに1m当たり0回を超え、100回以下
の撚りを加えて得られた糸からなるものである。ここで
使用される長繊維フィラメントは、ナイロン(登録商
標)、ポリエステルなどの化学繊維の太さが50〜10
0デニールのフィラメントを言う。このフィラメントを
多数本束ねた上、これに1m当たり0回を超え、100
回以下、好ましくは40〜80回の弱い撚りを加えて得
られた糸が、このバンチング用糸となる。撚りはS撚
り、Z撚りのいずれでもよい。ここで、撚りの回数が1
m当たり100回を超えると、巻回後のバンチング用糸
の収縮量が大きくなって不都合となる。このバンチング
用糸では、例えばポリエステル糸 250デニールの引
張力50gの時の伸びは0.15%となる。この糸は、
巻取りボビンに巻き取られてチーズとされて、使用に供
される。
りの回数が少なく、撚りが弱いので、糸に作用する引張
力が大きくなっても伸びは低いレベルにとどまることに
なる。このため、このバンチング用糸の巻回時の送り出
し張力を小さくしなくとも、巻回後の糸に残る伸びは小
さく、収縮量も小さいものとなり、したがって、巻回後
にバンチング用糸によって光ファイババンドルが締め付
けられることがなくなる。また、適度の撚りが加えられ
ているので、素繊維に分離することがなく、糸がほつれ
ることもない。
は、請求項1のバンチング用糸において、長繊維フィラ
メントの表面に静電防止剤、収束剤などの表面処理剤を
塗布したのち、これを束ね、撚りを加えてなるものであ
る。ここでの静電防止収束剤としては、アニオン系やカ
チオン系のものが用いられる。
の滑り性が向上し、チーズからスムーズに送り出される
ようになり、これにより送り出し張力を低減化すること
ができる。このため、請求項1に係るバンチング用糸に
比べてさらに巻回後の糸の収縮量を小さくすることが可
能となる。
は、請求項1に係るバンチング用糸において、60〜1
00℃の温度での加熱処理を更に施したものである。こ
の加熱処理により糸が約1〜10%熱収縮することにな
る。ここでの加熱処理は、温度60〜100℃、時間
0.1〜6時間、非酸化性雰囲気での条件で行うことが
好ましい。
用糸を巻回して製造された光ファイババンドルが光ケー
ブルに用いられた際に、この光ケーブルに60〜100
℃の熱履歴が加わっても、バンチング用糸がこの熱履歴
によって熱収縮することがなくなる。このため、光ケー
ブル内の光ファイババンドルがバンチング用糸で締め付
けられることがなく、光ファイバの伝送損失が増大する
ことが防止できる。
明によれば、光ファイババンドルがバンチング用糸によ
って締め付けられることがなくなり、光ファイバの伝送
損失が増大することがない。また、バンチング用糸の巻
回時のほつれが生じない。請求項2に係る発明によれ
ば、更にバンチング用糸をチーズからスムースに送り出
すことができ、送り出し張力を低減化でき、バンチング
用糸の収縮をさらにわずかなものとすることができる。
請求項3に係る発明によれば、更にバンチング用糸を巻
回した光ファイババンドルが高温に曝されても、糸が熱
収縮することがなく、これによる締め付けが生じること
がない請求項4に係る発明によれば、得られた光ファイ
ババンドルがバンチング用糸で、締め付けられることが
なく、さらに高温に曝されてもバンチング用糸の熱収縮
によって締め付けられることがなく、光ファイバの伝送
損失が増大することがない。
Claims (4)
- 【請求項1】複数本の光ファイバを集合して、これに巻
回して光ファイババンドルとするためのバンチング用糸
であって、 この糸が、複数の長繊維フィラメントに1m当たり0回
を超え、100回以下の撚りを加えて得られたものであ
ることを特徴とする光ファイババンチング用糸。 - 【請求項2】長繊維フィラメントには静電防止剤、収束
剤などの表面処理剤が塗布されていることを特徴とする
請求項1記載の光ファイババンチング用糸。 - 【請求項3】60〜100℃での加熱処理が施されたこ
とを特徴とする請求項1または2記載の光ファイババン
チング用糸。 - 【請求項4】複数本の光ファイバを集合し、これに請求
項1ないし3のいずれかに記載の光ファイババンチング
用糸を巻回してなることを特徴とする光ファイババンド
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06364998A JP3468683B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 光ファイババンチング用糸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06364998A JP3468683B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 光ファイババンチング用糸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11256444A JPH11256444A (ja) | 1999-09-21 |
JP3468683B2 true JP3468683B2 (ja) | 2003-11-17 |
Family
ID=13235419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06364998A Expired - Lifetime JP3468683B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 光ファイババンチング用糸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3468683B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004086028A (ja) | 2002-08-28 | 2004-03-18 | Fujikura Ltd | イメージファイバ |
JP6212183B1 (ja) * | 2016-08-18 | 2017-10-11 | 株式会社フジクラ | 光ファイバユニットの検査装置および光ファイバユニットの製造方法 |
-
1998
- 1998-03-13 JP JP06364998A patent/JP3468683B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11256444A (ja) | 1999-09-21 |
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