JP3467660B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3467660B2
JP3467660B2 JP9572295A JP9572295A JP3467660B2 JP 3467660 B2 JP3467660 B2 JP 3467660B2 JP 9572295 A JP9572295 A JP 9572295A JP 9572295 A JP9572295 A JP 9572295A JP 3467660 B2 JP3467660 B2 JP 3467660B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナーを用いて画像を
形成する現像装置に関し、さらに詳しくは、トナー担持
体上に均一なトナー薄層を形成して現像を行う現像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の現像装置は、特開平4−7507
3号公報に開示されるように、中空のパイプ両端部を可
撓性部材を介して軸に取り付けた構成で、充分な柔らか
さを確保し、残留歪がない現像ローラを得るものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平4−7
5073号公報では、規制部材が中空パイプ体に対向
し、圧接する際に、中空パイプ体の変形によって生じる
応力のみによって、トナー薄層化されるため、トナー担
持体の軸方向の規制圧力のばらつきが生じてしまう。そ
の結果、トナー担持体の両端部より中央部分の規制圧が
弱くなり、トナーの帯電量が不十分で中央部分で画像が
抜けてしまう。
【0004】また、軸方向での規制圧の不均一性によっ
て、トナー担持体の回転時に中空パイプ体の送りむら、
ジッタが生じてしまう。
【0005】また、中空パイプ体の材質や厚みのばらつ
きによって、規制圧が大きく変わってしまう。
【0006】また、中空パイプ体に付着するトナー量
は、トナーの帯電量と同量の逆極性の電荷(以下カウン
ターチャージと呼ぶ)が中空パイプ体に静電誘導し、帯
電したトナーとカウンターチャージとの間に働く鏡像力
で決まってくる。環境が変わることによってトナーの帯
電量が変化すると、中空パイプ体上のトナーの搬送量も
変化してしまう。
【0007】そこで本発明は、以上のような問題点を解
決するもので、その目的とするところは、環境によるト
ナー搬送量のばらつきを抑え、規制圧力を一定にするこ
とでトナーの摩擦帯電を効果的に行い、安定した現像装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の現像装置は、トナー担持体、前記トナ
ー担持体上に薄層のトナー層を形成する規制部材とを有
し、潜像担持体上の潜像を顕像化する現像装置におい
て、前記トナー担持体が、中空パイプ体と、該中空パイ
プ体の内径より小さい外径を有し、中空パイプ体内部に
配設される内部円筒体と、軸に嵌合し前記中空パイプ体
両端部を内側から支持する弾性支持部材で構成され、前
記規制部材が、前記中空パイプ体を介して前記内部円筒
体と接することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の現像装置は、請求項1記載
の現像装置において前記内部円筒体が弾性体で、その硬
度が前記中空パイプ体の硬度より小さいことを特徴とす
る。
【0010】請求項3記載の現像装置は、請求項2記載
の現像装置において前記中空パイプ体の縦弾性係数E
(kg/mm2)、厚さt(mm)が、1.5×10ー2
≦E×t3≦6.0を満たすことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の現像装置によれば、規制部材が
中空パイプ体を介して内部円筒体と接する構成を有する
ことによって、規制圧を一定にできることで、第一に、
中空パイプ体の変形によって生じる応力のみではなく、
内部円筒体によっても規制部材を支持するので、中空パ
イプ体の材質や厚みのばらつきの影響を受けずに、適正
な規制圧が得られ、トナーの充分な帯電量を確保でき
る。第二に、トナー担持体の中央部分の規制圧低下が抑
えられ、トナー担持体の軸方向の規制圧を均一にでき、
トナーの帯電量が均一になると共にトナー担持体の両端
部分での規制部材の極端なねじれ、中空パイプ体の中央
部の変形がそれぞれ抑えられるので、トナー担持体が回
転するときの送りむら、ジッタが生じない。
【0012】さらに、トナー担持体の規制部材圧接部位
で、規制部材が中空パイプ体を介して内部円筒体と接す
ることから、規制部材圧接部位の回転方向上流部(以下
規制前部と呼ぶ)と下流部(以下規制後部と呼ぶ)で
は、中空パイプ体と内部円筒体との間に空隙が生じる。
このような構成になることによって、以下に述べるよう
な環境の変化による中空パイプ体上に搬送されるトナー
量の変動を抑えることができる。帯電したトナーが中空
パイプ体に付着するとカウンターチャージが中空パイプ
体表面に発生し、トナーとカウンターチャージとの間に
働く鏡像力で、中空パイプ体に付着するトナー量は決ま
ってくる。環境が変わることによって、トナーの帯電量
が変化すると、中空パイプ体表面に生じるカウンターチ
ャージの電荷量も変化し、帯電トナーとカウンターチャ
ージの間に働く鏡像力によって中空パイプ体上に付着す
るトナー量が変わるが、本発明の構成によれば、同時に
中空パイプ体の弾性も変化するため、規制前部で、中空
パイプ体と規制部材のなすトナーの進入角が変化し、そ
れにともなって、規制部位に進入するトナー量が、規制
前部のトナー量を補正するように変化する。さらに、規
制後部では、規制部材圧接部位で規制部材の圧接によっ
て、内部円筒体と中空パイプ体自身の厚み方向の変形に
よる規制ニップの変動を相殺するように、中空パイプ体
と規制部材のなすトナー放出角が変化し、規制ニップを
一定にできる。その結果、環境によらず搬送されるトナ
ー量を一定にすることができる。
【0013】例えば、高温高湿環境下での作用について
説明する。図4は、高温高湿下における規制部材圧接部
位近傍の状態を説明する概念図である。高温高湿下で
は、トナーの帯電量が小さく、規制前部では、鏡像力の
低下から中空パイプ体に搬送されるトナー量は少なくな
る。同時に、中空パイプ体の縦弾性係数が小さくなるこ
とで、見かけ上柔らかくなり、図4に示すように、規制
前後部での中空パイプ体が、規制部材で圧接され変形し
ている部分での曲率が小さくなり、見かけ上平板に近い
状態になる。トナーが規制部材に進入するとき、規制部
材圧接部位近傍で規制部材と中空パイプ体のなすトナー
進入角αによってトナー量が決まり、トナー進入角αが
大きいほど、規制部に進入するトナー量は多くなり、規
制前部の少ないトナー量を多く規制部に進入するように
補正できる。また、規制部材圧接部位では、内部円筒体
と中空パイプ体は硬度が下がるため、それぞれ自身は厚
み方向に変形しやすく、そのままでは規制ニップが大き
くなってしまうが、本発明では、中空パイプ体の縦弾性
係数の変化によって、規制後部で規制部材圧接部位近傍
で規制部材と中空パイプ体のなすトナー放出角lが大き
くなり、中空パイプ体が規制部材表面から離れるような
作用をする。その結果、規制部材圧接部位で、内部円筒
体と中空パイプ体自身の厚み方向の変形によってニップ
が大きくなることと、規制後部で、トナー放出角lが大
きくなり規制ニップが小さくなるという相殺作用が起こ
り、トナーの規制ニップを環境によらず安定して確保す
ることができる。
【0014】一方、低温低湿環境下での作用について説
明する。図5は、低温低湿下における規制部材圧接部位
近傍の状態を説明する概念図である。低温低湿環境下で
は、トナー帯電量が大きくなり、規制前部では、中空パ
イプ体に鏡像力でつきやすく、トナー搬送量が多くな
る。しかし、中空パイプ体の縦弾性係数が大きくなるこ
とで、見かけ上固くなり、図5に示すように、規制前後
部での中空パイプ体が、規制部材で圧接され変形してい
る部分での曲率が大きくなり、トナー進入角βが小さく
なる。図5の低温低湿環境下でのトナー進入角βは、図
4の高温高湿環境下でのトナー進入角αに対して小さく
なることによって、規制部に進入するトナー量は少なく
なり、規制前部の多いトナー量をより薄層化するように
作用する。さらに、低温低湿環境下では、内部円筒体と
中空パイプ体自身の硬度が大きくなり、規制部材圧接部
位での厚み方向の変形が小さいため、そのままでは規制
ニップが小さくなってしまうが、本発明では、規制後部
で、中空パイプ体を内部円筒体と空隙を有することによ
って、規制前部と同様の作用により、変形部の曲率が大
きくなり、低温低湿環境下でのトナー放出角mが、高温
高湿環境下でのトナー放出角lより小さくなることで、
中空パイプ体が規制部材形状表面に沿い、規制後部で規
制ニップを広く確保できる。その結果、規制部材圧接部
位で、内部円筒体と中空パイプ体自身の厚み方向の変形
によってニップが小さくなることと、規制後部で、トナ
ー放出角mが小さくなり規制ニップが広くなるという相
殺作用が起こり、トナーの規制ニップを環境によらず安
定して確保することができる。
【0015】上記のように、規制部材が中空パイプ体を
介して内部円筒体と接する構成にすることで、規制圧力
を安定にできトナーの摩擦帯電を効果的に行い、さら
に、規制部材圧接部位前後部で、中空パイプ体が内部円
筒体との間に空隙が生じることで、環境によらず規制部
材への進入するトナー量を安定化し、規制ニップを一定
にすることで、一定濃度の安定した画像を得られる。
【0016】また、請求項2記載の現像装置は、内部円
筒体が弾性体であることによって、第一に、中空パイプ
体が、樹脂あるいは金属の薄膜(フィルム、ベルト)等
の厚み方向に変形しにくいものにより構成されている場
合でも、規制部材圧接部位でのニップを充分に大きくす
ることができ、トナーが規制部材と中空パイプ体の間で
長く接し、摩擦されることで、トナーの摩擦帯電がより
充分に均一に行われる。第二に、中空パイプ体が、規制
部材と弾性的に圧接するので、一ヶ所に力が集中するこ
となく、ニップ幅の長さ方向に均等に力が分散されるた
め、規制圧を安定化することができる。
【0017】内部円筒体の硬度を中空パイプ体の硬度よ
り小さくすることで、中空パイプ体に規制部材が圧接す
るとき、中空パイプ体が厚み方向に変形をしても、内部
円筒体の変形がより大きくなることによって、中空パイ
プ体の過度の変形を防止することができる。その結果、
中空パイプ体の回転によって生じる規制部材圧接部位に
おける伸び、回転送りむら、さらには長期印字時におけ
る中空パイプ体のちぎれを防止することができる。さら
に、中空パイプ体の円滑な回転によって、規制部材圧接
部位近傍での中空パイプ体のばたつきによるトナー進入
角とトナー放出角の変動を防止できる。よって、環境に
かかわらず、円滑な回転が得られ、さらにトナー搬送量
を一定にでき、安定した画像を得ることができる。
【0018】請求項3記載の現像装置は、以上に述べた
環境によるトナー搬送量のばらつきを抑える作用をより
効果的に行うために、中空パイプ体のひずみ応力が重要
であり、また、中空のパイプ体のひずみ応力は、縦弾性
係数E(kg/mm2)とパイプの厚みt(mm)で決
まり、E×t3に比例することに着目してなされたもの
である。
【0019】E×t3が1.5×10-2より小さいと
き、ひずみ応力が小さくなり過ぎ、規制部材の圧接によ
って、便宜的に図4を用いて示すように、規制部材前後
部分で見かけ上平板状になり、トナー進入角とトナー放
出角が大きくなり、規制ニップが狭くなってしまう。第
二に、環境変化によって縦弾性係数が変化すると、柔ら
かい上にひずみ応力の変化が大きくなって、中空パイプ
体の回転によって、規制部材圧接部位近傍での中空パイ
プ体のばたつきによってトナー進入角とトナー放出角の
変動が大きく、トナー搬送量と帯電量が変動してしま
い、画像にむらが生じてしまう。
【0020】また、E×t3が6.0より大きいと、ひ
ずみ応力が大きくなりすぎ、変形しにくくなることで、
割れ、しわが生じやすくなる。また、規制部材圧接部位
で中空パイプ体を介して規制部材が内部円筒体と接する
ためには、大きな規制圧が必要で回転トルクが上昇して
しまうか、もしくは中空パイプ体内径と内部円筒体外径
の差を厳密に管理する必要がある。さらに、環境によっ
て、縦弾性係数が変化しても、中空パイプ体の変形量が
小さくなり、トナー進入角とトナー放出角が変化しにく
く、中空パイプ体によるトナー量補正の効果が低減して
しまう。
【0021】よって、中空パイプ体の材質と厚みのパラ
メータE×t3を、1.5×10ー2≦E×t3≦6.0と
することにより、環境によらず中空パイプ体上に搬送さ
れるトナー量を一定にすることができる。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の具体的態様における現像装
置の一実施例の断面概観図である。潜像担持体1は、導
電性の支持部の上に有機または無機の光導電性材料から
なる感光層を形成したものである。この感光層に対して
コロナ帯電器や帯電ローラ等の帯電器(図示せず)を用
いて帯電を行った後に、レーザーやLED等の光源から
出た光を結像光学系(図示せず)を通して感光層に画像
に応じて選択的に光照射して、電位コントラストを得て
所望の静電潜像パターンを形成する。
【0023】現像装置は、潜像担持体1の潜像にトナー
を供給し、現像するものである。トナーを搬送するトナ
ー担持体10は、シャフト14と、中空パイプ体11
と、内部円筒体13と、両端部でシャフト14に嵌合さ
れた弾性支持部材12(図示せず)と構成され、潜像担
持体1に対向し、中空パイプ体11で接触して配設され
ている。規制部材20は、トナー担持体10を押圧し
て、トナーを所定の極性に帯電させると共にトナー層を
薄層化し、トナー担持体10上にトナーを直接保持し、
搬送するものである。トナー搬送部材30は、トナー担
持体10上のトナー層を剥離または均一化し、トナーを
供給するものであって、金属や導電性樹脂で形成される
シャフトの外周に弾性部材または発泡部材を形成したも
のである。押圧部材32は、金属の薄板、導電性樹脂の
フィルム、ゴム部材の薄板等で構成され、トナー搬送部
材30と接し、第一トナー貯蔵容器70内のトナーを摩
擦帯電させながら、トナー搬送部材30上に搬送する。
かきとり部材37は、金属の薄板、導電性樹脂のフィル
ム、ゴム部材の薄板等で構成され、トナー搬送部材30
回転方向の押圧部材32より下流側に配設され、先端を
トナー搬送部材30と接し、トナー搬送部材30上の帯
電したトナーをかき落とし、第二トナー貯蔵容器71に
蓄積する。このような配置を行うことによって、トナー
担持体10には、摩擦帯電したトナーが効率よく搬送す
ることができる。圧力解放手段40は、トナー搬送部材
30で搬送される帯電トナー量が、現像に使用されるト
ナー量より多く、第二トナー貯蔵容器71に蓄積した過
剰の帯電トナーの圧粉状態を防止するもので、一定圧力
以上になると弁が開き、第二トナー貯蔵容器71中の過
剰量のトナーを第一トナー貯蔵容器70へもどすもので
ある。シール部材60は、金属の薄板、導電性樹脂のフ
ィルム、ゴム部材の薄板等で構成され、現像部位でトナ
ー担持体10表面に残留している現像残りトナーを回収
すると共に、第二トナー貯蔵容器71内のトナーが現像
部位に飛散するのを防止する。トナー担持体10は、潜
像担持体1に所定の圧力で接している。この接触部分ま
たはその近傍で、潜像担持体1の電位コントラストに加
えて、潜像担持体1とトナー担持体10との間に印加さ
れる現像バイアス印加手段15により電界が形成され、
その電界に応じて帯電したトナーが潜像担持体1へ移行
し、静電潜像が顕像化される。さらに、コロナ転写器や
転写ローラ等の転写器(図示せず)を用いて記録紙上に
トナーによる像を転写し、熱や圧力を用いてトナーを記
録紙に定着する。
【0024】図1中では、トナーを所定量トナー担持体
10に搬送するために、トナー搬送部材30シャフト
部、押圧部材32、かきとり部材37のそれぞれに、所
定のバイアス印加手段を設けた構成にしてもかまわな
い。また、シール部材60に、トナー担持体10上の現
像残りトナーを効果的に回収するために、所定のバイア
ス印加手段を設けた構成にしてもかまわない。
【0025】(実験例1)以下、図1の現像装置のトナ
ー担持体10の構成について説明する。図2は、本実験
例で用いたトナー担持体10の断面図であり、図3は、
図2のX−X面で見たトナー担持体10の側断面図であ
る。トナー担持体10は、電気的にバイアスできるよう
に金属や導電性樹脂で形成されるシャフト14と、中空
パイプ体11が両端部でシャフト14に嵌合された弾性
支持部材12を介して構成され、さらに、中空パイプ体
11の内部に、中空パイプ体11の内径より小さい外径
を有する内部円筒体13で構成されている。
【0026】中空パイプ体11は、シームレスの導電性
のナイロン製の中空円柱状に構成され、厚みは弾性を示
すように、50〜100μmである。ナイロン以外に
も、適切な弾性を有すれば、トナーの帯電列と離れた導
電性樹脂、ゴム材料またはニッケル等の金属を用いても
構わない。中空パイプ体11表面は、トナー帯電による
静電付着力に加えて機械的搬送力が得られるように適切
な粗さを有する。望ましくは、表面の粗さRmaxがト
ナーの平均粒径以下が望ましい。現像装置100の大き
さ、第二トナー貯蔵容器71の容量の関係から、外径は
10〜25mmが好ましいが、本実験例では15mmと
した。また、中空パイプ体11の縦弾性係数E(kg/
mm2)、厚さt(mm)によるパラメータE×t3を、
本実験例では1.0になるように設定した。
【0027】弾性支持部材12は、機械的に堅牢なウレ
タンゴムまたはEPDMゴムを用い、ASKER−C硬
度で3〜25度の硬さが適切である。先に述べた硬さを
実現できれば、ゴム等の弾性体のみならず、独立気泡、
連続気泡、または両者を混在した発泡部材を用いても構
わない。弾性支持部材12は、規制部材20、潜像担持
体1、およびシール部材60が中空パイプ体11が接す
るとき、中空パイプ体11と共に変形する。さらに、中
空パイプ体11を両端部で支持し、圧接の無い状態で内
部円筒体13と空隙を有すると共にシャフト14の回転
にともなって、中空パイプ体11に回転を円滑に伝達す
る必要があるため、中空パイプ体11の変形に対して
は、その変形を妨げないように柔らかく、回転の円滑な
伝達に対して、ある程度の硬度が必要である。本実験例
では、ウレタンの連続発泡部材で、ASKER−C硬度
で20度のものを用いた。弾性支持部材12とシャフト
14、弾性支持部材12と中空パイプ体11は、それぞ
れウレタン系、エポキシ系の常温硬化型接着剤、粘着タ
イプの接着剤等で接着されている。弾性支持部材12と
シャフト14、または中空パイプ体11の接着性を上げ
るために、弾性支持部材12のシャフト14と中空パイ
プ体11に接する面は、接着面積を確保するという観点
で、シャフト14と中空パイプ体11の接着面を粗す等
の処理をしたほうが好ましい。弾性支持部材12に発泡
部材を用いるときは、接着剤が発泡部材内部に浸透して
いくことを防止するという観点から、弾性支持部材12
表面に弾性体のスキン層を設ける等の処理をするのが好
ましい。
【0028】内部円筒体13は、ASKER−C硬度で
30度以上でかつ中空パイプ体11の硬度より小さい硬
度であれば、エチレン、スチレンなどの樹脂や天然ゴ
ム、SBR、NBR、シリコンゴム、ウレタンゴム、E
PDMゴム等の弾性体で構成できる。本実験例では、弾
性を示すウレタンゴムローラを用いた。外径は中空パイ
プ体11の内径より小さく、中空パイプ体11との間に
空隙を有し、その空隙ギャップは、本実験例では1mm
とした。
【0029】トナー担持体10の導電シャフト14は、
電気的にバイアスできるように金属や導電性樹脂で形成
され、所定の電位を印加、保持するように現像バイアス
印加手段15が接続されている。その場合、図2からも
明らかであるように、中空パイプ体11は、弾性支持部
材12を介してシャフト14と接しているため、現像部
位で中空パイプ体11表面に電位を印加するには弾性支
持部材12が導電性を有する必要があり、弾性支持部材
12に導電性を付与するために、導電剤としてカーボ
ン、有機または無機のイオン導電剤を含浸あるいは分散
形成したものが用いられ、トナー担持体10全体の電気
抵抗が107Ω以下になるように、導電剤の量を調節す
る。また、弾性支持部材12とシャフト14、弾性支持
部材12と中空パイプ体11の接着剤についても導電性
が必要になる。本実験例では、二液タイプ常温硬化型ウ
レタン系接着剤を用い、導電剤としてカーボンを分散さ
せたものを接着剤の硬化剤に添加して用いた。現像バイ
アス印加手段15は、現像部位で中空パイプ体11表面
に所定の電位を印加、保持できれば、導電性シャフトに
限らず中空パイプ体11に直接印加する構成でも構わな
い。このような、構成にする場合、弾性支持部材12、
シャフト14の材質と弾性支持部材12とシャフト1
4、中空パイプ体11のそれぞれの接着剤は、導電剤を
添加する必要がないので、より幅広い材料を選定するこ
とが可能である。
【0030】規制部材20は、ステンレス製の肉厚0.
1mmの板バネ材の先端をL字形に折曲げて、トナー担
持体10に圧接した。規制部材20は、トナーの帯電性
を均一にできれば、ステンレス鋼、りん青銅等の導電性
材料、シリコン、ウレタン等の樹脂、または前記樹脂に
カーボン等の導電性粉末を混ぜた導電性弾性材料で、板
厚0.05〜3mmの板バネ状に形成されていても良
い。
【0031】トナーは磁性トナーでも非磁性トナーでも
よく、レジン系、ワックス系のいずれのトナーも使用可
能であり、現像剤の構成は一成分に限定されない。画像
の解像度の関係から平均粒径は3〜20μmの範囲が好
ましい。本実験例では、トナー7は、非磁性一成分トナ
ーで摩擦帯電によって負に帯電するものを用いた。平均
粒径は10μmである。本実験例では、負帯電性トナー
を用いる例であるが、正帯電性トナーを用いても構わな
い。
【0032】本実験例の構成について説明する。中空パ
イプ体11は規制部材20と潜像担持体1およびシール
部材60とそれぞれ接してる。
【0033】潜像担持体1と接する部分は、中空パイプ
体11と両端部の弾性支持部材12が変形し、内部円筒
体13と接しないように、トナー担持体10と潜像担持
体1間の距離を調節した。潜像担持体1は、中空パイプ
体11より長く、両端部の弾性支持部材12をも含めて
接触しており、このような構成をとることで、現像部位
で、適切な圧力と幅広い現像ニップをとることができる
ので、むらを生じることなく均一な現像ができる。さら
に、トナー担持体10および潜像担持体1の回転トルク
を低減することができる。
【0034】シール部材60と接する部分は、現像部位
と同様に中空パイプ体11は内部円筒体13と接しない
構成で、トナー担持体10の回転トルクを低減し、さら
に、シール部材60と接する部分は、適切な圧力、幅広
いニップを充分に確保できるので、現像残りトナーを効
率よくかきとり、回収すると共に、第二トナー貯蔵容器
71内のトナーが現像部位に漏れて飛散するのを防止す
る。
【0035】規制部材20と接する部分は、中空パイプ
体11は、両端部の弾性支持部材12と共に大きく変形
し内部円筒体13と接し、規制部材圧接部位前後は、内
部円筒体13と離間し、空隙を有している。空隙の大き
さは、本実験例では1mmとしたが、中空パイプ体11
の外径が10〜25mmでは、0.3〜5mmが適切で
あり、外径が大きいほど空隙は大きく取った方がよい。
例えば、外径が小さいときは、中空パイプ体11のひず
み応力が大きく、規制部材圧接部位で、トルク低減とい
う観点から空隙を小さくし、中空パイプ体11が内部円
筒体13と接しやすい構成にするが、潜像担持体1とシ
ール部材60に接するときは、中空パイプ体11が内部
円筒体13に接しないような構成にするには、適度の空
隙を有することが必要である。
【0036】内部円筒体13は弾性体を用いることで、
中空パイプ体11が、樹脂あるいは金属のフィルム等の
厚み方向に変形しにくいもので構成されている場合で
も、規制部材圧接部位でのニップを充分に大きくするこ
とができる。また、規制部材20と弾性的に圧接するの
で、一ヶ所に力が集中することなく、ニップ幅に均等に
力が分散されるため、軸方向における規制圧を安定化す
ることができる。
【0037】さらに、内部円筒体13の硬度を中空パイ
プ体11の硬度より小さくすることで、中空パイプ体1
1に規制部材20が圧接するとき、中空パイプ体11が
厚み方向に変形をしても、内部円筒体13の変形がより
大きくなることによって、中空パイプ体11の過度の変
形を防止することができ、以下の効果を得た。
【0038】1)中空パイプ体11の回転によって生じ
る規制部材圧接部位における伸び、回転送りむらを低減
でき、また、中空パイプ体11の変形疲労、ちぎれ等を
防止でき、印字寿命を延ばすことができた。
【0039】2)規制部材圧接部位の回転トルクを抑
え、中空パイプ体11の円滑な回転ができることから、
規制部材圧接部位近傍で中空パイプ体11のばたつきは
生じず、規制部材圧接部位近傍でのトナー進入角とトナ
ー放出角を安定にでき、環境にかかわらずトナー搬送量
を一定にでき、安定した画像を得ることができた。
【0040】以上述べた構成から、トナー担持体10の
規制部材圧接部位のみで、規制部材20が中空パイプ体
11を介して内部円筒体13と接することで、規制前後
部では、中空パイプ体11と内部円筒体13との間に空
隙が生じるので、環境によらず規制部材20への進入す
るトナー量を安定化し、規制ニップを一定にすること
で、一定濃度の安定した画像を得られた。
【0041】環境によるトナー搬送量のばらつきを抑え
る作用をより効果的に行うために、中空パイプ体11の
変形の形態とひずみ応力が重要になる。中空のパイプ体
のひずみ応力は、縦弾性係数E(kg/mm2)とパイ
プの肉厚t(mm)で決まり、パラメータE×t3に比
例する。E×t3は、1.5×10ー2≦E×t3≦6.0
の範囲であることが望ましい。
【0042】E×t3が1.5×10-2より小さいと
き、ひずみ応力が小さくなり過ぎ、規制部材20の圧接
によって、規制部材前後部分で見かけ上平板状になり、
トナー進入角とトナー放出角が大きくなり、規制ニップ
が狭くなってしまう。第二に、環境変化によって縦弾性
係数が変化すると、柔らかい上にひずみ応力の変化が大
きくなって、中空パイプ体11の回転によって、規制部
材圧接部位近傍での中空パイプ体11のばたつきによっ
てトナー進入角とトナー放出角の変動が大きく、トナー
搬送量と帯電量が変動してしまい、画像にむらが生じて
しまった。
【0043】E×t3が6.0より大きいと、ひずみ応
力が大きくなりすぎ、変形しにくくなることで、割れ、
しわが生じやすく、印字寿命が半減してしまった。ま
た、規制部材圧接部位で中空パイプ体11を介して規制
部材20が内部円筒体13と接するためには、大きな規
制圧が必要で回転トルクが大きく上昇してしまった。一
方、回転トルク上昇を回避するためには、中空パイプ体
11内径と内部円筒体13外径の差を厳密に管理する必
要があり、製造コストがかかってしまう。また、環境に
よって縦弾性係数が変化しても、中空パイプ体11の変
形量が小さく、中空パイプ体11によるトナー量補正の
効果が低減してしまい、10℃15%Rh環境下と35
℃65%環境下での中空パイプ体11表面に搬送される
トナー量は、0.1(mg/cm2)以上の差が生じて
しまった。
【0044】よって、中空パイプ体11の材質と厚みの
パラメータE×t3を、1.5×10ー2≦E×t3≦6.
0とすることにより、環境によらず中空パイプ体11上
に搬送されるトナー量を一定にすることができた。
【0045】図6は、本発明のトナー担持体10の別の
構成例である。本構成例では、シャフト14を内部円筒
体13に貫通させず、内部円筒体13の両端部に部分的
に通している。このような構成にすれば、金属シャフト
を用いても、トナー担持体10の重量を軽くすることが
でき、現像装置100を軽くすることができ、カラー印
字を行うとき、4つの現像装置100を用いても装置の
重量を抑えることができた。また、回転トルクの低減が
実現できた。また、内部に貫通穴を設ける必要がなく、
両端部に位置合わせ用のガイド穴を設けるだけでなので
製作が容易である。
【0046】図7は、さらに別の構成例である。本構成
例では、内部円筒体13の両端部外周に弾性支持部材1
2を嵌合、接着し、弾性支持部材12の外周に中空パイ
プ体11を接着構成する。このような構成にすること
で、長期印字を行ったとき、両端部の弾性支持部材12
とシャフト14の接着のはくりとシャフト14近傍の弾
性支持部材12の破断をより効果的に防止することがで
きる。
【0047】本実験例の動作について説明する。図1中
の矢印は、各部材の回転方向を示し、潜像担持体1とト
ナー担持体10との周速比は、解像度が得られ、かつ充
分な画像濃度が得られるという観点から、1:1〜1:
5が望ましい。このとき、中空パイプ体11が、両端部
で弾性支持部材12を設けることによって内部円筒体1
3と空隙を有する構成によって、押圧手段を設けること
なく、適正な規制圧を一定に確保できるので、トナー担
持体10の回転トルクを低減でき、トナー担持体10に
弾性ゴムローラを用いたときと比較して、回転トルクは
約40%低減できた。トナー搬送部材30は、トナー担
持体10表面と同方向に回転することで、第一トナー貯
蔵容器70の新しいトナーがトナー搬送部材30と押圧
部材32の間で摩擦帯電されると共に所定量がトナー搬
送部材30上に搬送される。トナー搬送部材30は、充
分量の摩擦帯電を行うということと、充分量のトナー量
を第二トナー貯蔵容器71へ搬送するという観点から、
トナー担持体10の周速比が1:1〜1:10が望まし
い。トナー搬送部材30上の摩擦帯電した一定量のトナ
ーは、かきとり部材37によって、かき落とされ、トナ
ー担持体10の規制部材20へと移動し、規制部材20
によって、薄層化と均一で充分量の帯電が行われる。第
二トナー貯蔵容器71内の過剰量の帯電トナーは、圧力
解放手段40によって、第一トナー貯蔵容器70に戻さ
れる。印字は、現像バイアス印加手段15を調整し、ト
ナー担持体10の電位を変えることによって行った。現
像バイアス印加手段15の電位は、現像時に所望の画像
濃度、解像度を得るために、潜像電位コントラストとの
関係で決まってくる。本実験例の構成では、トナー担持
体10の電位Vbは−350Vと設定した。
【0048】(実験例2)図8は、実験例1の規制部材
20と加圧手段23の構成を変え、図2のトナー担持体
10を用いた構成である。規制部材20に、ブロック状
の樹脂に導電性粉末を混ぜた導電性弾性材料をつけ、加
圧手段23としててこ方式を用いて、バネやゴム等の弾
性体を用いた構成を示す。この構成は、加圧手段23と
支点が離れていることで、規制圧力を一定に保持しやす
い。さらに加圧手段23の変動等に対して、規制部材圧
接部位での規制圧力の変動を小さくできる。規制部材2
0先端のブロック状部材として、金属、樹脂、または弾
性材料の基材に厚み0.1〜3mmのカーボン等の導電
性粉末を混ぜた導電性弾性板をコートして構成しても構
わない。
【0049】本実験例の規制部材20の他に、円筒状等
の規制部材20を用い、トナーの薄層化状態や帯電量に
よって最適な画像が得られるように、回転方向や回転数
を規定する構成にしても構わない。
【0050】(実験例3)図9は、また別の実施例であ
り、図2のトナー担持体10を用いた構成である。トナ
ー搬送部材30は、中空パイプ体11と適切な圧力で接
し、中空パイプ体11上のトナー層を剥離または均一化
し、トナーを供給する。トナー搬送部材35は、中空パ
イプ体11の変形により中空パイプ体11に対して所定
の接触深さを持つように配置され、中空パイプ体11と
回転方向が同一になるように回転する。この様な配置及
び駆動を行うことによって、現像後に生じる中空パイプ
体11上の現像に寄与しない残留トナー層の凹凸を機械
的に除去し、さらに、トナー貯蔵容器から送られてくる
トナーを新たに中空パイプ体11に供給することができ
る。環境の変動において、中空パイプ体11へのトナー
搬送量を安定にすることができ、画像濃度むらは、10
℃15%から35℃65%Rhの環境を通じて生じなか
った。
【0051】以上、実験例1から3においては、トナー
担持体10に従来の弾性ローラを用いたときと比較し
て、回転トルクが約半分になり、画像にジッタ、送りむ
らが大きく低減できた。さらに、長期印字を行った場
合、現像部位、トナー搬送部材圧接部位での圧接ニップ
が大きくとれ、強い圧力で圧接する必要がないので、ト
ナー劣化の進行を遅らせることができ、トナーの規制部
材20等への固着が起こらず、印字寿命を延ばすことが
できた。
【0052】以上、実施例を述べたが、本発明は以上の
実施例のみならず、広く電子写真等の現像装置に応用で
き、特にプリンターや複写機やファクシミリに応用すれ
ば有効である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば請求項1記載の発明にお
いては、規制部材が中空パイプ体を介して内部円筒体と
接する構成を有することによって、適正な規制圧力を一
定にできることによって、中空パイプ体の材質や厚みの
ばらつきの影響を受けることなく、トナーの充分な帯電
量を確保できる。また、トナー担持体の軸方向の規制圧
を均一にでき、トナーの帯電量が均一になると共に、規
制部材と中空パイプ体の変形がそれぞれ抑えられ、送り
むら、ジッタが生じない。
【0054】また、規制部材圧接部位のみで、規制部材
が中空パイプ体を介して内部円筒体と接することから、
規制前後部で中空パイプ体と内部円筒体の間に空隙が生
じることで、環境の変化によって、トナー帯電量が変わ
ることによる中空パイプ体上に搬送されるトナー量の変
動は、中空パイプ体の弾性が変化し、トナー規制状態が
変わることによって、複雑な機構を設けることなく容易
に抑えることができ、環境によらず一定した画像を得る
ことができる。
【0055】請求項2記載の発明においては、内部円筒
体を弾性にすることで、規制ニップを広く確保すること
ができ、さらに、一ヶ所に力が集中することなく軸方向
における規制圧を安定化することで、トナーの摩擦帯電
がより効果的に行われ、画像抜けがなく良好な画像を得
ることができた。内部円筒体の硬度を中空パイプ体の硬
度より小さくすることで、中空パイプ体の過度の変形を
防止し、中空パイプ体の長寿命化と、環境にかかわらず
トナーの帯電量と搬送量の安定化を図り、安定した画像
を得ることができる。
【0056】請求項3記載の発明においては、中空パイ
プ体の縦弾性係数と厚みのパラメータE×t3を規定す
ることによって、1)環境によらず、一定量のトナーを
中空パイプ体上に搬送することができた。2)複雑な構
成を用いることなく、画像の濃度むら等がなく安定した
画像を長期にわたって得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の断面概観図である。
【図2】本発明の一実施例のトナー担持体の断面図であ
る。
【図3】図2のX−X線に沿うトナー担持体の側面断面
図である。
【図4】規制部材圧接部位近傍での作用を説明する図で
ある。
【図5】規制部材圧接部位近傍での別の環境下における
作用を説明する図である。
【図6】本発明の別の実施例のトナー担持体の断面図で
ある。
【図7】本発明のさらに別の実施例のトナー担持体の断
面図である。
【図8】本発明の別の実施例の現像装置の断面概観図で
ある。
【図9】本発明のさらに別の実施例の現像装置の断面概
観図である。
【符号の説明】
1 …潜像担持体 10…トナー担持体 11…中空パイプ体 12…弾性支持部材 13…内部円筒体 14…シャフト 15…現像バイアス印加手段 20…規制部材 23…加圧手段 30…トナー搬送部材 32…押圧部材 37…かきとり部材 40…圧力解放手段 60…シール部材 70…第一トナー貯蔵容器 71…第二トナー貯蔵容器 100…現像装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 岳彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 毛利 周平 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−153971(JP,A) 特開 平4−247478(JP,A) 特開 平7−191542(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー担持体、前記トナー担持体上に薄層
    のトナー層を形成する規制部材とを有し、潜像担持体上
    の潜像を顕像化する現像装置において、前記トナー担持
    体が、中空パイプ体と、該中空パイプ体の内径より小さ
    い外径を有し、中空パイプ体内部に配設される内部円筒
    体と、軸に嵌合し前記中空パイプ体両端部を内側から支
    持する弾性支持部材で構成され、前記規制部材が、前記
    中空パイプ体を介して前記内部円筒体と接することを特
    徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】前記内部円筒体が弾性体で、その硬度が前
    記中空パイプ体の硬度より小さいことを特徴とする請求
    項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】前記中空パイプ体の縦弾性係数E(kg/
    mm2)、厚さt(mm)が、1.5×10ー2≦E×t3
    ≦6.0を満たすことを特徴とする請求項1および請求
    項2記載の現像装置。
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