JPH09138574A - 静電潜像現像装置 - Google Patents

静電潜像現像装置

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JPH09138574A
JPH09138574A JP7317192A JP31719295A JPH09138574A JP H09138574 A JPH09138574 A JP H09138574A JP 7317192 A JP7317192 A JP 7317192A JP 31719295 A JP31719295 A JP 31719295A JP H09138574 A JPH09138574 A JP H09138574A
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JP
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developing
developer
roller
blade
developing roller
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JP7317192A
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English (en)
Inventor
Takahisa Nakaue
隆久 中植
Hideki Kita
英樹 北
Susumu Komaki
進 小牧
Masanobu Maejima
正展 前嶌
Akinobu Nakahata
彰伸 中幡
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ローラの両端部を各々回転自在に軸支す
る軸受支持部材に現像剤規制手段を構成するブレードの
下端を支持する位置決め部を設けることにより、現像ハ
ウジングへの組み付け誤差による影響をなくし、上記ブ
レードの突出量を容易に管理することができる静電潜像
現像装置を提供する。 【解決手段】 現像ハウジング内に配設され現像剤保持
域において周表面に現像剤を保持し該保持した現像剤を
現像域に搬送する現像ローラと、現像剤保持域と現像域
との間に位置する現像剤規制域において現像ローラの周
表面に保持される現像剤量を規制する現像剤規制手段と
を具備する静電潜像現像装置であって、現像ハウジング
の両側壁に各々装着され現像ローラの両端部を各々回転
自在に軸支する軸受を装着した2個の軸受支持部材を備
え、該2個の軸受支持部材の各々内側面に上記ブレード
の下端を支持する位置決め部が各々設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機、レー
ザプリンタの如き画像生成機において静電潜像をトナー
画像に現像するために使用される静電潜像現像装置、更
に詳しくは、周表面に現像剤を保持して現像域に搬送す
る現像ローラとともに、この現像ローラの周表面に作用
し該表面に保持される現像剤量を規制する現像剤規制手
段を具備する形態の静電潜像現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像生成機において静電潜像をトナー像
に現像するために、周知の如く、所定方向に回転駆動せ
しめられる現像ローラを具備する形態の静電潜像現像装
置が広く実用に供されている。現像ローラは、所定方向
に回転駆動されることによって、現像剤保持域、現像剤
量規制域及び現像域を順次に移動せしめられる。現像剤
保持域においては、適宜の様式によって供給される現像
剤としてのトナーが現像ローラの表面に保持される。現
像剤量規制域においては、現像ローラの表面に保持され
ている現像剤としてのトナーに現像剤規制手段が作用し
て、現像ローラの3面に保持されているトナーを所要量
に規制する。現像域においては、周表面に静電写真感光
層を備えた回転ドラムの如き静電潜像担持体の表面に現
像剤としてのトナーが施され、静電潜像担持体の表面に
形成されている静電潜像がトナー像に現像される。良好
な現像を遂行するためには、現像ローラの表面に保持さ
れているトナー量を現像剤規制手段によって適切に規制
して、現像ローラの表面に保持されるとなー層を所定の
厚さに且つ軸方向に充分均一に形成せしめることが重要
である。
【0003】特公昭63−16736号公報には、ウレ
タンゴム、シリコンゴムの如き合成ゴムからなるゴム弾
性体によってブレードが構成された規制手段を具備した
静電潜像現像装置が開示されている。現像剤規制手段を
構成するゴム弾性体は、その片面ないし先端縁が現像ロ
ーラの表面に圧接せしめられ、現像ローラの表面に保持
されるトナー量を相当少量に規制して現像ローラの表面
にトナーの薄層を形成する。また、現像剤規制手段のブ
レードを厚さ0.1〜0.2mmのばね用ステンレス薄
板によって構成したものも実用化されている。しかる
に、ゴム弾性体やステンレス薄板等の弾性ブレードを用
いた現像剤規制手段においては、弾性ブレードの両端部
は剛性が低く中央部に比して規制力が劣るため、現像ロ
ーラの表面に形成されるトナー層は両端部が中央部より
厚くなり、本発明者等の実験によれば、ウレタンブレー
ドを用いた場合、両端部のトナー層は中央部より3.5
〜7.0μm厚くなることが判った。このように、弾性
ブレードを用いた場合には、現像ローラの表面に形成さ
れるトナー層を軸方向全体に均一な厚さにすることが難
しく、従って、均一な画像が得られ難いという問題があ
り、また、弾性ブレードは耐磨耗性も低く長寿命化の点
でも必ずしも満足し得るものではない。
【0004】上記弾性ブレードの問題点を解決するする
ために、本出願人は現像剤規制手段を構成するブレード
をガラス等の剛性部材によって形成した発明を特開昭7
ー36277号として提案した。ブレードを剛性体とし
ての板ガラスによって形成することにより、、現像ロー
ラの表面に形成されるトナー層の層厚を幅方向に均一に
規制することができるとともに、耐磨耗性も向上し長寿
命化の点でも満足できるものとなった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、現像ローラの
周表面に形成されるトナー層の厚さおよびその安定性
は、上記現像剤規制手段を構成するブレードの現像ロー
ラ周表面との接触中心から下端までの突出量によって大
きく影響される。従って、ブレードの上記突出量を精度
良く構成することが重要である。しかるに、上記現像ロ
ーラおよびブレードは、軸受および支持部材と介して各
々現像ハウジングに装着されているため、それぞれの公
差が累積されるので、組み立てられた状態では上記ブレ
ードの突出量にはかなりのバラツキが発生する。このバ
ラツキを現像ローラの周表面に形成されるトナー層の厚
さに影響しない範囲にするためには、各部品の製作精度
を向上させるか、組み立て時ないし組み立て後に上記ブ
レードの突出量を調整する必要があり、いずれにしても
製造コストの大幅な増大となる。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、現像ローラの両端部を
各々回転自在に軸支する軸受支持部材に現像剤規制手段
を構成するブレードの下端を支持する位置決め部を設け
ることにより、現像ハウジングへの組み付け誤差による
影響をなくし、上記ブレードの突出量を容易に管理する
ことができる静電潜像現像装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
解決するために、本発明によれば、現像ハウジングと、
該現像ハウジング内に配設され現像剤保持域において周
表面に現像剤を保持し該保持した現像剤を現像域に搬送
して静電潜像に施すための現像ローラと、該現像剤保持
域と該現像域との間に位置する現像剤規制域において該
現像ローラの周表面に保持される現像剤量を規制する現
像剤規制手段とを具備する静電潜像現像装置において、
該現像ハウジングの両側壁に各々装着され該現像ローラ
の両端部を各々回転自在に軸支する軸受を装着した2個
の軸受支持部材を備え、該2個の軸受支持部材の各々内
側面に該ブレードの下端を支持する位置決め部を各々設
けた、ことを特徴とする静電潜像現像装置が提供され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
静電潜像現像装置の好適な実施の形態を図示している添
付図面を参照して、更に詳述する。
【0009】図1には本発明に従って構成された静電潜
像現像装置を装備した画像形成機が示されている。図示
の画像形成機は、周表面に像担持体としての静電感光体
を配設した回転ドラム2を具備している。該回転ドラム
2は回転軸21によって回転自在に図示しない機体ハウ
ジング内に装着されている。矢印22で示す方向に回転
せしめられる回転ドラム2の周囲には、その回転方向に
みて順次に、回転ドラム2の感光層を特定極性に帯電せ
しめる帯電用コロナ放電器4、該帯電用コロナ放電器に
よって特定極性に帯電せしめられた回転ドラム2の感光
層に静電潜像を形成する露光手段としてのレーザ光学装
置6、該光学装置6から照射されるレーザ光によって形
成された静電潜像をトナー像に現像する静電潜像現像装
置8、転写ローラ10、クリーニング装置14、および
除電ランプ16が配設されている。
【0010】静電潜像現像装置8は、合成樹脂によって
形成することができる現像ハウシング30を具備してお
り、この現像ハウジング30内には、現像ローラ40、
補給ローラ50、攪拌手段60およびび現像剤規制手段
70が配設されている。更に、現像ハウシング30には
現像剤収容器としてのトナーカートリッジ100が装着
されている。
【0011】現像ハウジング30は、合成樹脂によって
形成されており、底壁31と、両側壁32および33
(図2参照)と、上壁34とからなっており、現像室3
5と攪拌室36を備えている。また、現像ハウジング3
0には、その図において右上端に底壁31と上壁34の
間に形成された開口37が設けられており、この開口3
7部にトナーカートリッジ100が装着される。現像ハ
ウジング30の図において左端、即ち回転ドラム2と対
向する端部にも開口38が設けられている。
【0012】現像ローラ40は、上記現像ハウジング3
0の現像室31内に配設されており、現像ハウジング3
0の両側壁32と33間に回転自在に装着された回転軸
41と、この回転軸41の外周面に固着されたローラ4
2とを含んでいる。回転軸41はステンレス鋼の如き適
宜の金属材料から形成することができる。ローラ42は
比較的柔軟で且つ導電性を有する材料、例えばウレタン
ゴムの如き導電性中実ゴムによって構成されている。ロ
ーラ42の硬度は図示の実施形態においてはアスカーC
硬度で60〜80程度に設定されており、その周表面の
面粗さ、即ちJIS B 0601に規定されている十
点平均粗さRzが5.0〜12.0に設定されている。
また、ローラ42の体積抵抗は106 〜109 Ω・cm
程度に設定されている。このように構成された現像ロー
ラ40のローラ42は、現像ハウジング30に形成され
ている開口38を通して露呈せしめられて回転ドラム2
に対向して位置付けられる。そして、現像ローラ40を
構成するローラ42の周表面は、回転ドラム2の周表面
に圧接せしめられ、かかる圧接領域においてローラ42
の周表面が若干弾性的に圧縮せしめられている。現像ロ
ーラ40の回転軸41は、図示しない駆動手段によって
図1に矢印401で示す方向に連続的に回転駆動され
る。回転軸41の上記回転によってローラ42も矢印4
01で示す方向に連続的に回転駆動され、該ローラ42
の周表面は現像剤保持域402、現像剤規制域403お
よび現像域404を順次に移動される。また、図示の実
施形態においては、現像ローラ40の回転軸41には3
00Vの定電圧が印可される。なお、現像ローラ40
は、その回転軸41の両端部が軸受支持部材80、80
によって回転自在に軸支され、現像ハウジング30に装
着されるように構成されている。現像ローラ40を回転
自在に軸支する軸受支持部材80、80については、後
に詳細に説明する。
【0013】上記補給ローラ50は、上記現像ハウジン
グ30の現像室32内に上記現像ローラ40と平行に配
設されており、現像ハウジング30の両側壁32と33
間に回転自在に装着された回転軸51と、この回転軸5
1の外周面に固着されたローラ52とを含んでいる。回
転軸51は上記現像ローラ40の回転軸41と同様にス
テンレス鋼の如き適宜の金属材料から形成することがで
きる。ローラ52は発泡シリコン或いは発泡ウレタンの
如き発泡体から構成されている。ローラ52は現像ロー
ラ40のローラ42に圧接せしめられる。ローラ52を
構成している発泡体の硬度は現像ローラ40のローラ4
2の硬度よりも相当小さく(例えばアスカーC硬度で3
5程度)、ローラ52を現像ローラ40のローラ42に
圧接せしめることによって圧接領域においてローラ52
が0.1〜0.6mm程度弾性的に圧縮せしめられるの
が望ましい。また、ローラ52も導電性を有しており、
その体積抵抗は106 〜109 Ω・cm程度に設定され
ている。このローラ52は図示しない駆動手段によって
図1に矢印501で示す方向に連続的に回転駆動せしめ
られる。なお、図示の実施形態においては、補給ローラ
50の回転軸51には上記現像ローラ40への印可電圧
より高い450Vの定電圧が印可される。なお、補給ロ
ーラ50は、その回転軸51の両端部が上記現像ローラ
40の回転軸41を軸支する軸受支持部材80、80に
よって回転自在に軸支されている。
【0014】次に、上記現像ローラ40および補給ロー
ラ50を軸支する軸受支持部材80、80について図2
を参照して説明する。この軸受支持部材80、80に
は、上記現像ローラ40の回転軸41および補給ローラ
50の回転軸51の両端部を回転自在に軸支するボール
ベアリング等の軸受81および軸受82が各々が装着さ
れている。軸受支持部材80、80の内側面には現像剤
規制手段70の後述するブレード71の下端を支持する
ための位置決め部83が各々設けられている。また、軸
受支持部材80、80の外側面側には2個のねじ穴84
および85が各々設けられている。なお、軸受支持部材
80、80の上記軸受81および軸受82部の各々外側
面に現像ローラ40および補給ローラ50の回転軸41
および51が挿通する穴を備えた支持突部86および8
7が各々設けられている。このように構成された軸受支
持部材80、80は、各々軸受81および軸受82に現
像ローラ40の回転軸41および補給ローラ50の回転
軸51の両端部を嵌合した状態で、現像ハウジング30
の開口38側から両側壁32および33の内側側面に沿
って現像ハウジング30の所定位置に位置付ける。な
お、現像ハウジング30を構成する両側壁32および3
3には、軸受支持部材80、80の各々外側面に形成さ
れた支持突部86および87と嵌合する切欠凹部32
1、322および331、332が各々形成されてい
る。軸受支持部材80、80が現像ハウジング30の所
定位置に位置付けられたならば、現像ハウジング30を
構成する両側壁32および33の外側から上記軸受支持
部材80および80に形成されたねじ84および85に
ビス840および850を各々螺合することにより、軸
受支持部材80および80を現像ハウジング30を構成
する両側壁32および33に固定する。
【0015】上記攪拌手段60は、上記現像ハウジング
30の攪拌室32内に上記補給ローラ52と平行に配設
されており、現像ハウジング30の両側壁(図示せず)
間に回転自在に装着された回転軸61と、この回転軸6
1に固定された攪拌部材62と、該攪拌部材62に装着
された弾性を有する攪拌シート部材63を含んでいる。
攪拌部材62は、合成樹脂によって形成されており、幅
方向に複数個の開口を備えている。攪拌シート部材63
は、例えばポリエチレンテレフタレート(PETP)樹
脂によって形成されており、その一端部には上記攪拌部
材62に設けられた開口と対応する開口を備え、攪拌部
材62に接着剤等によって固着されている。該攪拌シー
ト部材63の他端部は、上記攪拌部材62より突出して
構成されている。このように構成された攪拌手段60
は、図示しない駆動手段によって図1に矢印601で示
す方向に連続的に回転駆動せしめられる。
【0016】上記現像剤規制手段70は、上記現像ロー
ラ40を構成するローラ42の周表面に圧接せしめられ
る剛性部材からなるブレード71と、該ブレード71の
背面に装着された押圧プレート72と、該ブレード71
の片面をローラ42の周表面に圧接する方向に押圧する
弾性付勢手段73と、これらブレード71、押圧プレー
ト72および弾性付勢手段73を保持する支持ホルダ7
4とを具備している。
【0017】上記支持ホルダ74は、例えばアルミ合金
の押し出し加工によって形成されている。この支持ホル
ダ74は、上記現像ハウジング30の両側壁32および
33間に対応する幅方向長さを有しており、上壁741
と、下壁742と、該上壁741と下壁742とを接続
する中間壁743と、上記上壁741の前端部に接続し
て形成されたブレード保持部744とを具備している。
ブレード保持部744は、上記ブレード71の上端部を
嵌合する嵌合溝744aを備えており、その上壁744
bには幅方向に等間隔で形成された複数個(図示の実施
形態においては6個)のばね挿入穴744cが設けられ
ている。また、上記中間壁743にも幅方向に等間隔で
形成された複数個(図示の実施形態においては6個)ば
ね挿入穴743aが設けられている。なお、支持ホルダ
74の両端部には、ねじ穴745aおよび745bが各
々形成されている。このように構成された支持ホルダ7
4は、現像ハウジング30の図1および図2に示す所定
位置に位置付け、現像ハウジング30を構成する両側壁
32および33の外側から上記ねじ穴745aおよび7
45bにビス740a、740bを各々螺合することに
より、両側壁32および33に固定される。
【0018】上記剛性部材からなるブレード71は、少
なくともその片面(即ちローラ42の周表面に圧接され
る面)はローラ42の周表面に沿って幅方向(図1にお
いて紙面に垂直な方向)に延在する平面である板状部材
から構成されている。ブレード71の上記片面における
少なくともローラ42の周表面に圧接される領域の表面
粗さは充分に小さく、JIS B 0601に規定され
ている十点線平均粗さRzが5.0乃至12.0である
ことが好ましい。ブレード42の上記片面の表面粗さが
過大になると、現像ローラ40を構成するローラ42の
周表面に形成されるトナー層の表面が充分に平坦化され
ず、不均一なものになってしまう傾向がある。従って、
ブレード71として比較的安価に形成することができる
にもかかわらず表面粗さが充分に小さく、しかも、硬度
が高く耐磨耗性のある好適な剛性材料としては、市販さ
れている板ガラスを挙げることができる。板ガラスの厚
さは3mm程度でよい。トナーの帯電特性の制御のため
にブレード71に所要電圧を印加することが望まれる場
合には、板ガラスの片面に導電性被膜を施すことができ
る。板ガラスに代えてステンレス鋼の如き適宜の金属板
から剛性部材によってブレード71を構成することもで
きる。ブレード71を構成する金属板の片面の表面粗さ
を充分に小さくするために、必要に応じて金属板の片面
に適宜の表面処理を施すことができる。所望ならば、板
ガラスと金属板との積層体からブレード71を構成し、
現像ローラ40のローラ42に圧接せしめられる片面を
板ガラスの露呈面によって規定することもできる。
【0019】上記押圧プレート72は、図示の実施形態
においては、0.3mm程度のステンレス鋼板によって
構成され、その背面には上記支持ホルダ74の中間壁7
43に形成された複数個のばね挿入穴743aと対応し
た間隔で複数個(図示の実施形態においては6個)のば
ね支持突起721が設けられている。このよに構成され
たブレード71は、上記ブレード71の他面に接着剤等
の固着手段によって固着されている。なお、トナーの帯
電特性の制御のためにブレード71に所要電圧を印加す
ることが望まれる場合には、上記固着手段として導電性
接着剤を用いることにより、押圧プレート72を介して
ブレード71に所要電圧を印加することができる。
【0020】上記のように他面に押圧プレート72をを
装着したブレード71は、その上端部を上記支持ホルダ
74のブレード保持部744に形成された嵌合溝744
aに嵌合し、その両端部下端を上記軸受支持部材80、
80の内側面に設けられた位置決め部83、83上に載
置する。そして、上記支持ホルダ74のブレード保持部
744に形成された複数個のばね挿入穴744cに各々
圧縮コイルばね746を挿入してブレード71の上端に
当接せしめ、この圧縮コイルばね746をバックプレー
ト747によって圧縮してバックプレート747をビス
740cでブレード保持部744に固定する。従って、
ブレード71の両端部下端は上記軸受支持部材80、8
0に設けられた位置決め部83、83に押圧された状態
で組付けられる。このように、ブレード71はその両端
部下端が軸受支持部材80、80に設けられた位置決め
部83、83に押圧された状態で組付けられるので、軸
受支持部材80、80に装着される軸受81、81と軸
受支持部材80、80に形成される位置決め部83、8
3との位置関係を管理することにより、図3に示すよう
にブレード71の現像ローラ40の周表面との接触中心
から下端までの突出量(S)を所定の値に組み立てるこ
とができる。なお、ブレード71の上記突出量(S)
は、例えば0.5〜2.0mmに設定されている。この
突出量(S)が0.5mmより短いと、ブレード71に
よる規制作用が過剰になり良好な現像剤層を形成するこ
とが困難になる傾向があり、上記突出量(S)が2.0
mmより長くなると、形成される現像剤層の厚さが過大
になる傾向がある。
【0021】上記弾性付勢手段73は、複数個(図示の
実施形態においては6個)の圧縮コイルばね731から
なっており、上記支持ホルダ74の中間壁743に形成
された複数個のばね挿入穴743aに各々圧縮コイルば
ね731を挿入し、その先端部をブレード71の他面に
装着された押圧プレート72の背面に設けられたばね支
持突起721に各々嵌合して先端を押圧プレート72の
背面に当接せしめる。そして、この圧縮コイルばね73
1をバックプレート732によって圧縮してバックプレ
ート732をビス740dで中間壁743に固定する。
従って、圧縮された複数個の圧縮コイルばね731のば
ね力が押圧プレート72を介してブレード71に作用
し、ブレード71の片面が現像ローラ40を構成するロ
ーラ42の周表面に幅方向全体に均一に圧接せしめられ
る。なお、現像ローラ40を構成するローラ42の周表
面に対するブレード71の圧接力は、ローラ42の周表
面上に形成すべき現像剤層の厚さに応じて適宜に設定す
ることができる。圧接力が大きくなるとローラ42の周
表面上に形成される現像剤層の厚さが小さくなる。他
方、圧接力が過剰に大きくなると、ローラ42の円滑な
回転が阻害される傾向が生ずる。図示の実施形態におけ
る現像様式においては、通常、ローラ42の周表面に形
成されるトナー層の厚さは20〜35μm程度であり、
このような厚さの現像剤層を適切に形成するためには、
ローラ42の周表面に対してブレード71を線圧(幅方
向単位長さ当りの圧力)で4.0乃至12.0g/mm
で圧接せしめればよい。
【0022】図示の実施形態による静電潜像現像装置は
以上のように構成され、以下その作用について説明す
る。静電潜像現像装置の作動開始により、上記現像ロー
ラ40のローラ42、補給ローラ50のローラ52およ
び攪拌手段60が図示しない駆動手段によって各々が矢
印で示す方向に回転駆動される。攪拌手段60が矢印6
01で示す方向に回転することにより、攪拌室32内に
収容された現像剤は攪拌されつつ現像室31内に供給さ
れる。他方、現像ローラ40を構成するローラ42の周
表面に保持されて上記現像域404を通過した使用後の
現像剤が、現像ローラ40と補給ローラ50との接触部
で補給ローラ50の表面に移され、現像室31内で攪拌
手段60によって送り込まれた現像剤と混合せしめられ
る。このようにして現像室31内で混合された現像剤
は、補給ローラ50を構成する発泡体からなるローラ5
2の周表面に保持されて現像ローラ40に向けて搬送さ
れる。
【0023】補給ローラ50の周表面に保持され現像ロ
ーラ40に向けて搬送される現像剤は、現像剤保持域4
02において現像ローラ40を構成するローラ42の周
表面に供給保持され、像剤規制域403に向けて搬送さ
れる。像剤規制域403においては、現像剤規制手段7
0のブレード71が現像ローラ40のローラ42の周表
面に保持されている現像剤に作用して、ローラ42の周
表面に保持される現像剤を所要量に規制して薄層に形成
せしめる。このとき、ブレード71、支持プレート72
および押圧部材74が可撓性を有しているので、現像ロ
ーラ40に多少の軸フレがあってもブレード71の片面
は現像ローラ40を構成するローラ42の表面に幅方向
全体に均一に圧接せしめられる。
【0024】次に、現像域404においては、回転ドラ
ム2の周表面に配設されている静電感光体上の静電潜像
に現像剤が施されて、静電潜像がトナー像に現像され
る。例えば、静電潜像は+600V程度に帯電せしめら
れた非画像領域と+120V程度に帯電せしめられた画
像領域とを有し、画像領域に現像剤としてのトナーが付
着せしめられる(所謂反転現像)。回転ドラム2は図1
に矢印22で示す方向に連続的に回転駆動せしめられ、
従って現像域404において回転ドラム2の周表面と現
像ローラ40を構成するローラ42の周表面とは同一方
向に移動せしめられる。ローラ42の周表面の移動速度
V2は回転ドラム2の周表面の移動速度V1よりも幾分
大きく設定されており、1.2V1≦V2≦2.2V1
であるのが好適である。この場合には、現像ローラ40
のローラ42によって現像域404に充分な現像剤が搬
送されるとともに、回転ドラム2の周表面に対するロー
ラ42の周表面の摺擦作用によって静電潜像の非画像部
に一旦付着した現像剤が適切に剥離され、かくして適切
な現像濃度を有し且つかぶりのない良好なトナー像を得
ることができる。現像剤としては、体積平均粒子径(V
ol.50%:体積平均粒子径以下のトナーと体積平均
粒子径以上のトナーとの体積が同一)が8.0〜12.
0μm程度であり体積抵抗が108 Ω・cm以上である
トナーのみから成る現像剤が好適に使用される。
【0025】
【発明の効果】本発明による静電潜像現像装置は、現像
ハウジングの両側壁に各々装着され現像ローラの両端部
を各々回転自在に軸支する軸受を装着した2個の軸受支
持部材を備え、該2個の軸受支持部材の各々内側面に現
像剤規制手段を構成するブレードの下端を支持する位置
決め部を各々設けたので、ブレードの両端部下端は上記
軸受支持部材に設けられた位置決め部上に支持された状
態で組付けられるので、軸受支持部材に装着される軸受
と軸受支持部材に形成される位置決め部との位置関係を
管理することによりブレードの現像ローラの周表面との
接触中心から下端までの突出量を所定の値に組み立てる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された一実施形態による静
電潜像現像装置を装備した画像生成機の概略構成断面
図。
【図2】図1に示す静電潜像現像装置の要部側面図。
【図3】図1に示す静電潜像現像装置に装備される現像
ローラと補給ローラと現像剤規制手段のブレードおよび
軸受支持部材の分解斜視図。
【図4】図1に示す静電潜像現像装置に装備される現像
ローラと現像剤規制手段のブレードとの位置関係を示す
拡大説明図。
【符号の説明】
2:回転ドラム 4:帯電用コロナ放電器 6:レーザ光学装置 8:静電潜像現像装置 10:転写ローラ 14:クリーニング装置 16:除電ランプ 30:現像ハウシング 31:現像室 32:攪拌室 40:現像ローラ 50:補給ローラ 60:攪拌手段 70:現像剤規制手段 71:ブレード 72:押圧プレート 73:弾性付勢手段 74:支持ホルダ 80:軸受支持部材 81:軸受 82:軸受 83:位置決め部 100:トナーカートリッジ
フロントページの続き (72)発明者 前嶌 正展 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 中幡 彰伸 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像ハウジングと、該現像ハウジング内
    に配設され現像剤保持域において周表面に現像剤を保持
    し該保持した現像剤を現像域に搬送して静電潜像に施す
    ための現像ローラと、該現像剤保持域と該現像域との間
    に位置する現像剤規制域において該現像ローラの周表面
    に保持される現像剤量を規制するブレードを備えた現像
    剤規制手段とを具備する静電潜像現像装置において、 該現像ハウジングの両側壁に各々装着され該現像ローラ
    の両端部を各々回転自在に軸支する軸受を装着した2個
    の軸受支持部材を備え、該2個の軸受支持部材の各々内
    側面に該ブレードの下端を支持する位置決め部を各々設
    けた、ことを特徴とする静電潜像現像装置。
JP7317192A 1995-11-10 1995-11-10 静電潜像現像装置 Withdrawn JPH09138574A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004004751A (ja) * 2002-04-12 2004-01-08 Canon Chemicals Inc 現像装置
US6928252B2 (en) 2002-03-29 2005-08-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Process unit and image forming apparatus having a structure to remove foreign matter

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US6928252B2 (en) 2002-03-29 2005-08-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Process unit and image forming apparatus having a structure to remove foreign matter
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