JPH0943974A - 静電潜像現像装置 - Google Patents

静電潜像現像装置

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JPH0943974A
JPH0943974A JP19767195A JP19767195A JPH0943974A JP H0943974 A JPH0943974 A JP H0943974A JP 19767195 A JP19767195 A JP 19767195A JP 19767195 A JP19767195 A JP 19767195A JP H0943974 A JPH0943974 A JP H0943974A
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JP
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blade
roller
developing
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developing roller
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JP19767195A
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English (en)
Inventor
Hideki Kita
英樹 北
Susumu Komaki
進 小牧
Masanobu Maejima
正展 前嶌
Akinobu Nakahata
彰伸 中幡
Takahisa Nakaue
隆久 中植
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ローラの表面に作用し該表面に保持され
る現像剤量を規制する規制手段を構成するブレードを組
み付けた後に、現像ローラとブレードとの接触中心から
ブレードの先端までの突出量を調整することができるよ
うに構成することにより、各部品の製造上のバラツキを
容易に補正することができる現像剤規制手段を備えた静
電潜像現像装置を提供する。 【解決手段】 静電潜像現像装置は、現像ハウジング
と、該現像ハウジング内に配設された現像ローラと、該
現像ローラの表面に作用し該表面に保持される現像剤量
を規制する規制手段とを具備している。規制手段は、現
像ローラの表面に片面が圧接せしめられるブレードと、
ブレードの片面を現像ローラの表面に圧接する方向に押
圧する弾性付勢手段と、現像ローラとブレードとの接触
中心からブレードの先端までの突出量を調整する調整手
段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機、レー
ザプリンタの如き画像生成機において静電潜像をトナー
画像に現像するために使用される静電潜像現像装置、更
に詳しくは、表面に現像剤を保持して現像域に搬送する
現像ローラとともに、この現像ローラの表面に作用し該
表面に保持される現像剤量を規制する剛性部材からなる
規制手段を具備する形態の静電潜像現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像生成機において静電潜像をトナー像
に現像するために、周知の如く、所定方向に回転駆動せ
しめられる現像ローラを具備する形態の静電潜像現像装
置が広く実用に供されている。現像ローラは、所定方向
に回転駆動されることによって、現像剤保持域、現像剤
量規制域及び現像域を順次に移動せしめられる。現像剤
保持域においては、適宜の様式によって供給される現像
剤としてのトナーが現像ローラの表面に保持される。現
像剤量規制域においては、現像ローラの表面に保持され
ている現像剤としてのトナーに規制手段が作用して、現
像ローラの表面に保持されているトナーを所要量に規制
する。現像域においては、周表面に静電写真感光層を備
えた回転ドラムの如き静電潜像担持体の表面に現像剤と
してのトナーが施され、静電潜像担持体の表面に形成さ
れている静電潜像がトナー像に現像される。良好な現像
を遂行するためには、現像ローラの表面に保持されてい
るトナー量を規制手段によって適切に規制して、現像ロ
ーラの表面に保持されるトナー層を所定の厚さに且つ軸
方向に充分均一に形成せしめることが重要である。
【0003】特公昭63−16736号公報には、ウレ
タンゴム、シリコンゴムの如き合成ゴムからなるゴム弾
性体によってブレードが構成された規制手段を具備した
静電潜像現像装置が開示されている。現像剤規制手段を
構成するゴム弾性体は、その片面ないし先端縁が現像ロ
ーラの表面に圧接せしめられ、現像ローラの表面に保持
されるトナー量を相当少量に規制して現像ローラの表面
にトナーの薄層を形成する。また、現像剤規制手段のブ
レードを厚さ0.1〜0.2mmのばね用ステンレス薄
板によって構成したものも実用化されている。しかる
に、ゴム弾性体やステンレス薄板等の弾性ブレードを用
いた現像剤規制手段においては、弾性ブレードの両端部
は剛性が低く中央部に比して規制力が劣るため、現像ロ
ーラの表面に形成されるトナー層は両端部が中央部より
厚くなり、本発明者等の実験によれば、ウレタンブレー
ドを用いた場合、両端部のトナー層は中央部より3.5
〜7.0μm厚くなることが判った。このように、弾性
ブレードを用いた場合には、現像ローラの表面に形成さ
れるトナー層を軸方向全体に均一な厚さにすることが難
しく、従って、均一な画像が得られ難いという問題があ
り、また、弾性ブレードは耐磨耗性も低く長寿命化の点
でも必ずしも満足し得るものではない。
【0004】上記弾性ブレードの問題点を解決するする
ために、本出願人は現像剤規制手段を構成するブレード
をガラス等の剛性部材によって形成した発明を特開昭7
ー36277号として提案した。ブレードを板ガラスに
よって形成することにより、、現像ローラの表面に形成
されるトナー層の層厚を幅方向に均一に規制することが
できるとともに、耐磨耗性も向上し長寿命化の点でも満
足できるものとなった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、現像剤規制手
段を構成するブレードをガラス等の剛性部材によって形
成したものにおいては、現像ローラとブレードとの接触
中心からブレードの先端までの突出量によって現像ロー
ラの表面に形成されるトナー層の層厚が変化する。即
ち、上記突出量が所定値より長いと現像ローラの表面に
付着して移動するトナーがブレードの片面に作用する面
積が所定値より大きくなるため、ブレードを逃がす方向
に働く力が増大して、現像ローラの表面に形成されるト
ナー層の厚さが厚くなる。一方、上記突出量が所定値よ
り短いと現像ローラの表面に付着して移動するトナーが
ブレードの片面に作用する面積が所定値より小さくなる
ため、ブレードを逃がす方向に働く力が減少して、現像
ローラの表面に形成されるトナー層の厚さが薄くなる。
しかるに、上記公報に開示されたブレードの支持構造に
おいては、ブレードを組み付けた後に上記突出量を調整
することができず、従って、ブレードおよび支持構造の
各構成部品の製作精度によって上記突出量の精度が決ま
る。しかしながら、ブレードおよび上記各構成部品の製
作精度を高めることは、いたずらにコストの増大を招く
ことになる。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、ブレードを組み付けた
後に上記突出量を調整することができるように構成する
ことにより、各部品の製造上のバラツキを容易に補正す
ることができる現像剤規制手段を備えた静電潜像現像装
置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
解決するために、本発明によれば、現像ハウジングと、
該現像ハウジング内に配設され現像剤保持域において表
面に現像剤を保持し該保持した現像剤を現像域に搬送し
て静電潜像に施すための現像ローラと、該現像剤保持域
と該現像域との間に位置する現像剤規制域において該現
像ローラの表面に作用し該表面に保持される現像剤量を
規制する規制手段とを具備する静電潜像現像装置におい
て、規制手段は、該現像ローラの表面に片面が圧接せし
められる剛性部材からなるブレードと、該ブレードの片
面を該現像ローラの表面に圧接する方向に押圧する弾性
付勢手段と、該現像ローラと該ブレードとの接触中心か
らブレードの先端までの突出量を調整する調整手段とを
有する、ことを特徴とする静電潜像現像装置が提供され
る。
【0008】また、本発明によれば、上記調整手段が、
ブレードの後端部を保持するホルダに形成されたねじ穴
に螺合し、ブレードの後端面に当接する調整ねじを備え
ている静電潜像現像装置が提供される。
【0009】更に、本発明によれば、上記調整手段が、
ブレードの後端部を保持するホルダに形成されたねじ穴
に螺合し、ブレードの片面に当接する調整ねじを備えて
いる静電潜像現像装置が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
静電潜像現像装置の好適な実施の形態を図示している添
付図面を参照して、更に詳述する。
【0011】図1には本発明に従って構成された静電潜
像現像装置が搭載された画像生成機が示されている。図
示の画像生成機は、周表面に感光層を備えた像担持体と
しての回転ドラム1を具備している。該回転ドラム1は
回転軸2によって回転自在に図示しない機体ハウジング
内に装着されている。矢印3で示す方向に回転せしめら
れる回転ドラム1の周囲には、その回転方向にみて順次
に、回転ドラム1の感光層を特定極性に帯電せしめる帯
電用コロナ放電器4、該帯電用コロナ放電器によって特
定極性に帯電せしめられた回転ドラム1の感光層に静電
潜像を形成する露光手段としてのレーザ光学装置5、該
光学装置5から照射されるレーザ光によって形成された
静電潜像をトナー像に現像する静電潜像現像装置6、転
写用コロナ放電器7、剥離用コロナ放電器8、クリーニ
ング装置9、及び除電ランプ10が配設されている。
【0012】現像装置6は、合成樹脂によって形成する
ことができる現像ハウシング12を具備しており、この
現像ハウジング12内には、現像ローラ16、供給手段
18、攪拌手段20およびび規制手段22が配設されて
いる。更に、図示していないが、現像ハウシング12に
はトナーを収容したトナーカートリッジが装着されてい
る。
【0013】現像ローラ16は、上記現像ハウジング1
2の両側壁間に回転自在に装着された回転軸24と、こ
の回転軸24に固着されたローラ26とを含んでいる。
回転軸24はステンレス鋼の如き適宜の金属材料から形
成することができる。ローラ26は比較的柔軟で且つ導
電性を有する材料、例えばウレタンゴムの如き導電性中
実ゴムによって構成されている。ローラ26の硬度は図
示の実施形態においてはアスカーC硬度で60乃至85
程度に設定されており、また、ローラ26の体積抵抗は
106 乃至109 Ω・cm程度に設定されている。この
ように構成された現像ローラ16のローラ26は、現像
ハウジング12に形成されている開口を通して露呈せし
められて回転ドラム1に対向して位置付けられる。そし
て、現像ローラ16を構成するローラ26の周表面は、
回転ドラム1の周表面に圧接せしめられ、かかる圧接領
域においてローラ26の周表面が若干弾性的に圧縮せし
められている。現像ローラ16の回転軸24は、図示し
ない駆動手段によって図1に矢印28で示す方向に連続
的に回転駆動される。回転軸24の上記回転によってロ
ーラ26も矢印28で示す方向に連続的に回転駆動さ
れ、該ローラ26の周表面は現像剤保持域30、現像剤
規制域32及び現像域34を順次に搬送される。
【0014】上記供給手段18は、上記現像ハウジング
12の両側壁間に回転自在に装着された回転軸36と、
この回転軸36に固着された補助ローラ38とを含んで
いる。補助ローラ38は発泡シリコン或いは発泡ウレタ
ンの如き発泡体から構成されている。補助ローラ38は
現像ローラ16のローラ26に圧接せしめられる。補助
ローラ38を形成している発泡体の硬度はローラ26の
硬度よりも相当小さく(例えばアスカーC硬度で35程
度)、補助ローラ38をローラ26に圧接せしめること
によって圧接領域において補助ローラ38が0.15乃
至0.25mm程度弾性的に圧縮せしめられるのが望ま
しい。この補助ローラ38は図示しない駆動手段によっ
て図1に矢印39で示す方向に連続的に回転駆動せしめ
られる。上記攪拌手段20は、上記現像ハウジング12
の両側壁間に回転自在に装着された回転軸40と、この
回転軸40に固定された攪拌部材42とを含んでおり、
図示しない駆動手段によって図1に矢印44で示す方向
に連続的に回転駆動せしめられる。
【0015】次に、上記規制手段22について、図2も
参照して説明する。規制手段22は、上記現像ローラ1
6のローラ26の周表面に圧接せしめられる剛性部材か
らなるブレード46と、該ブレード46の片面をローラ
26の周表面に圧接する方向に押圧する弾性付勢手段4
7と、ブレード46とローラ26との接触中心からブレ
ード46の先端までの突出量を調整する調整手段48と
を具備している。
【0016】上記剛性部材からなるブレード46は、少
なくともその片面(即ちローラ26の周表面に圧接され
る面)はローラ26の周表面に沿って幅方向(図1にお
いて紙面に垂直な方向)に延在する平面である板状部材
から構成されている。ブレード46の上記片面における
少なくともローラ26の周表面に圧接される領域の表面
粗さは充分に小さく、JIS B 0601に規定され
ている中心線平均粗さRaが6.00以下、特に0.2
0以下、殊に0.02以下であることが好ましい。ブレ
ード46の上記片面の表面粗さが過大になると、現像ロ
ーラ16を構成するローラ26の周表面に形成されるト
ナー層の表面が充分に平坦化されず、不均一なものにな
ってしまう傾向がある。従って、ブレード46として比
較的安価に形成することができるにもかかわらず表面粗
さが充分に小さく、しかも、硬度が高く耐磨耗性のある
好適な剛性材料としては、市販されている板ガラスを挙
げることができる。板ガラスの厚さは3mm程度でよ
い。トナーの帯電特性の制御のためにブレード46に所
要電圧を印加することが望まれる場合には、板ガラスの
片面に導電性被膜を施すことができる。片面に導電性被
膜が施された板ガラスとしては、商品名「ネサガラス」
として市販されている板ガラスが好都合に使用され得
る。板ガラスに代えてステンレス鋼の如き適宜の金属板
から剛性部材によってブレード46を構成することもで
きる。ブレード46を構成する金属板の片面の表面粗さ
を充分に小さくするために、必要に応じて金属板の片面
に適宜の表面処理を施すことができる。所望ならば、板
ガラスと金属板との積層体からブレード46を構成し、
現像ローラ16のローラ26に圧接せしめられる片面を
板ガラスの露呈面によって規定することもできる。この
よに構成されたブレード46は、その後端部が上記現像
ハウジング12の取付部120に設けられたホルダ部1
21を構成する嵌合凹部122に嵌合され、その先端部
の片面が上記ローラ26の周表面に接触せしめられる。
【0017】上記弾性付勢手段47は、ブレード46の
他面に当接する押圧部材471と、該押圧部材471を
介してブレード46の片面をローラ26の周表面に圧接
する方向に押圧する複数個の圧縮コイルばね472を具
備している。押圧部材472は、厚さ2mm程度のステ
ンレス鋼板によって構成され、上記ブレード46の幅方
向長さに対応してブレード46と略同じ長さを有し、案
内用の2個の長穴471a、471aを備えており、そ
の後側端面には図示の実施形態においては2個の支持突
起471b、471bが形成されている。このように構
成された押圧部材471は、上記現像ハウジング12の
取付部120に形成された貫通孔123に嵌挿され、そ
の前側端面、即ち当節面471cが上記ブレード46の
他面に当接せしめられる。押圧部材471が現像ハウジ
ング12の取付部120に形成された貫通孔123に嵌
挿され状態で、上記現像ハウジング12の取付部120
に螺合される案内ボルト473、473を押圧部材47
1に形成された2個の長穴471a、471aに各々挿
通することにより、押圧部材471の移動を案内するよ
うになっている。上記複数個(図示の実施形態において
は2個)の圧縮コイルばね501、501は、その一端
部が上記押圧部材471の後側端面に形成された支持突
起471b、471bに嵌合され、その他端部が上記現
像ハウジング12に形成された支持突起124、124
に各々嵌合されており、押圧部材471を介して上記ブ
レード46の片面を上記ローラ26の周表面に圧接する
方向に押圧せしめる。現像ローラ16のローラ26の周
表面に対するブレード46の圧接力は、ローラ26の周
表面上に形成すべきトナー層の厚さに応じて適宜に設定
することができる。圧接力が大きくなるとローラ26の
周表面上に形成される現像剤層の厚さが小さくなる。他
方、圧接力が過剰に大きくなると、ローラ26の円滑な
回転が阻害される傾向が発生する。図示の実施形態にお
ける現像様式においては、通常、ローラ26の周表面に
形成されるトナー層の厚さは20乃至30μm程度であ
り、このような厚さの現像剤層を適切に形成するために
は、ローラ26の周表面に対してブレード46を線圧
(幅方向単位長さ当りの圧力)で30乃至90g/cm
で圧接せしめればよい。
【0018】上記調整手段48は、図示の実施形態にお
いては上記現像ハウジング12の取付部120に設けら
れたホルダ部121を構成するねじ穴125、125お
よび126、126に各々螺合された調整ねじ481、
481および482、482を備えている。上記一方の
ねじ穴125、125は、現像ハウジング12の取付部
120に設けられたホルダ部121に形成され、上記嵌
合凹部122に後端部が嵌合されたブレード46の後端
面に略直角に嵌合凹部122まで貫通して設けられてい
る。従って、ねじ穴125、125に螺合された調整ね
じ481、481の先端にブレード46の後端面が当接
して、ブレード46のローラ26との接触位置が規制さ
れる。即ち、調整ねじ481、481を進退することに
より、ブレード46のローラ26との接触位置が変化
し、ローラ26とブレード46との接触中心からブレー
ド46の先端までの突出量を調整することができる。ま
た、上記他方のねじ穴126、126は、現像ハウジン
グ12のホルダ部121に形成された嵌合凹部122に
嵌合されたブレード46の後端部における片面に略直角
に嵌合凹部121まで貫通して形成されている。従っ
て、ねじ穴126、126に螺合された調整ねじ48
2、482の先端にブレード46の後端部片面が当接し
て、ブレード46のローラ26との接触位置が規制され
る。即ち、調整ねじ482、482を進退することによ
り、ブレード46の装着角度が変化しローラ26との接
触位置が変化するため、ローラ26とブレード46との
接触中心からブレード46の先端までの突出量を調整す
ることができる。このローラ26とブレード46との接
触中心からブレード46の先端までの突出量は、一般
に、0.5乃至4.0mm、特に0.8乃至3.5m
m、殊に1.0乃至2.0mmであるのが好ましい。こ
の突出長さが過剰に短くて実質上零になると、ブレード
46による規制作用が過剰になり良好なトナー層を形成
することが困難になる傾向があり、上記突出長さが過剰
に長くなると、形成されるトナー層の厚さが過大になる
傾向があり、そしてまたトナーの帯電量が過少になる傾
向がある。従って、ブレード46の上記突出量を高精度
に維持する必要があり、このためには、ブレードおよび
上記各構成部品の製作精度を高めることなく、これらの
製造上のバラツキを考慮してブレード46の上記突出量
を調整可能に構成することが極めて有効である。なお、
図示の実施形態においては、ローラ26とブレード46
との接触中心からブレード46の先端までの突出量を調
整する調整手段48として、ブレード46の後端面に略
直角方向に進退可能な調整ねじ481、481と、ブレ
ード46の後端部における片面に略直角方向に進退可能
な調整ねじ482、482を装備した例を示したが、何
れか一方の調整ねじを備えることにより本発明が解決し
ようとする課題を達成することができる。
【0019】図1および図2に示す実施形態による静電
潜像現像装置は以上のように構成され、以下その作用に
ついて説明する。静電潜像現像装置の作動開始により、
上記現像ローラ16のローラ26、供給手段18の補助
ローラ38および攪拌手段20が図示しない駆動手段に
よって各々が矢印で示す方向に回転駆動される。現像剤
ローラ16のローラ26が矢印28で示す方向に連続的
に回転駆動され、現像剤保持域30においては供給手段
18がローラ26に作用し、それまでローラ26の周表
面に保持されていたトナーをローラ26から剥離せしめ
るとともに、新たにローラ26の周表面にトナーが供給
される。現像剤規制域32においては、規制手段22の
ブレード46がローラ26の周表面に保持されている現
像剤に作用して、ローラ26の周表面に保持されるトナ
ーを所要量に規制して薄層に形成せしめる。なお、ロー
ラ26の周表面に形成されるトナー層の厚さを所定量に
するためには、規制手段22を構成するブレード46の
ローラ26との接触中心からブレード46の先端までの
突出量を所定値に維持することが重要であるが、図示の
実施形態においては調整手段48を構成する調整ねじ4
81、481または調整ねじ482、482を進退する
ことにより、或いは両調整ねじを適宜進退調整すること
により、上記突出量を容易に調整することができる。ま
た、弾性付勢手段47を構成する圧縮コイルばね47
2、472のバネ力は、上記押圧部材471を介して上
記ブレード46に作用するので、ブレード46がコイル
ばね自体の個々のバラツキの影響を受けることがなく、
ブレード46には幅方向全体に均一な押圧力が作用せし
められる。従って、上記現像ローラ16のローラ26の
表面に形成されるトナー層を均一にすることができる。
次に、現像域34においては、回転ドラム1の周表面に
配設されている静電感光体上の静電潜像に現像剤が施さ
れて、静電潜像がトナー像に現像される。例えば、静電
潜像は+700V程度に帯電せしめられた非画像領域と
+120V程度に帯電せしめられた画像領域とを有し、
画像領域にトナーが付着せしめられる(所謂反転現
像)。回転ドラム1は図1に矢印3で示す方向に連続的
に回転駆動せしめられ、従って現像域34において回転
ドラム1の周表面と現像ローラ16のローラ26の周表
面とは同一方向に移動せしめられる。ローラ26の周表
面の移動速度V2は回転ドラム1の周表面の移動速度V
1よりも幾分大きく設定されており、1.2V1≦V2
≦2.2V1であるのが好適である。この場合には、ロ
ーラ26によって現像域34に充分なトナーが搬送され
るとともに、回転ドラム1の周表面に対するローラ26
の周表面の摺擦作用によって静電潜像の非画像部に一旦
付着したトナーが適切に剥離され、かくして適切な現像
濃度を有し且つかぶりのない良好なトナー像を得ること
ができる。現像剤としては、体積平均粒子径(Vol.
50%:体積平均粒子径以下のトナーと体積平均粒子径
以上のトナーとの体積が同一)が8.0乃至12.0μ
m程度であり体積抵抗が108 Ω・cm以上であるトナ
ーのみから成る現像剤が好適に使用される。
【0020】
【発明の効果】本発明による静電潜像現像装置は、現像
ローラの表面に作用し該表面に保持される現像剤量を規
制する規制手段が、現像ローラの表面に片面が圧接せし
められる剛性部材からなるブレードと、該ブレードの片
面を現像ローラの表面に圧接する方向に押圧する板ばね
からなる弾性付勢手段と、現像ローラとブレードとの接
触中心からブレードの先端までの突出量を調整する調整
手段を具備しており、該調整手段によって現像ローラと
ブレードとの接触中心からブレードの先端までの突出量
を所定値に調整することができるので、ブレードおよび
各構成部品の製作精度を高め、いたずらにコストの増大
を招くことなく、上記突出量を容易に所定値に調整維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された静電潜像現像装置が
搭載された画像生成機の概略構成断面図。
【図2】図1に示す静電潜像現像装置を構成する規制手
段の一部を破断して示す斜面図。
【符号の説明】
1:回転ドラム 4:帯電用コロナ放電器 5:レーザ光学部 6:静電潜像現像装置 7:転写用コロナ放電器 8:剥離用コロナ放電器 9:クリーニング装置 10:除電ランプ 16:現像ローラ 18:供給手段 20:攪拌手段 22:規制手段 26:現像ローラのローラ 30:現像剤保持域 32:現像剤規制域 34:現像域 38:供給手段の補助ローラ 46:ブレード 47:弾性付勢手段 48:調整手段 121:ホルダ部 125:ねじ穴 126:ねじ穴 471:押圧部材 472:圧縮コイルばね 473:案内ボルト 481:調整ねじ 482:調整ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中幡 彰伸 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 中植 隆久 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像ハウジングと、該現像ハウジング内
    に配設され現像剤保持域において表面に現像剤を保持し
    該保持した現像剤を現像域に搬送して静電潜像に施すた
    めの現像ローラと、該現像剤保持域と該現像域との間に
    位置する現像剤規制域において該現像ローラの表面に作
    用し該表面に保持される現像剤量を規制する規制手段と
    を具備する静電潜像現像装置において、 規制手段は、該現像ローラの表面に片面が圧接せしめら
    れる剛性部材からなるブレードと、該ブレードの片面を
    該現像ローラの表面に圧接する方向に押圧する弾性付勢
    手段と、該現像ローラと該ブレードとの接触中心からブ
    レードの先端までの突出量を調整する調整手段とを有す
    る、 ことを特徴とする静電潜像現像装置。
  2. 【請求項2】 該調整手段は、該ブレードの後端部を保
    持するホルダに形成されたねじ穴に螺合し、該ブレード
    の後端面に当接する調整ねじを備えている請求項1記載
    の静電潜像現像装置。
  3. 【請求項3】 該調整手段は、該ブレードの後端部を保
    持するホルダに形成されたねじ穴に螺合し、該ブレード
    の片面に当接する調整ねじを備えている請求項1記載の
    静電潜像現像装置。
JP19767195A 1995-08-02 1995-08-02 静電潜像現像装置 Withdrawn JPH0943974A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7424253B2 (en) * 2005-08-22 2008-09-09 Lexmark International, Inc. Toner metering device
CN102236296A (zh) * 2010-04-20 2011-11-09 佳能株式会社 限制装置、图像承载部件清洁装置、显影装置、清洁装置、处理盒以及图像形成设备

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US7424253B2 (en) * 2005-08-22 2008-09-09 Lexmark International, Inc. Toner metering device
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