JP3466171B2 - 導電性プラスチックシートとその製造方法 - Google Patents

導電性プラスチックシートとその製造方法

Info

Publication number
JP3466171B2
JP3466171B2 JP2001194169A JP2001194169A JP3466171B2 JP 3466171 B2 JP3466171 B2 JP 3466171B2 JP 2001194169 A JP2001194169 A JP 2001194169A JP 2001194169 A JP2001194169 A JP 2001194169A JP 3466171 B2 JP3466171 B2 JP 3466171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
conductive plastic
molded
sheets
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001194169A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003017226A (ja
Inventor
清川  晋
太郎 清川
Original Assignee
清川 晋
太郎 清川
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 清川 晋, 太郎 清川 filed Critical 清川 晋
Priority to JP2001194169A priority Critical patent/JP3466171B2/ja
Priority to CNB011258209A priority patent/CN1187181C/zh
Publication of JP2003017226A publication Critical patent/JP2003017226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3466171B2 publication Critical patent/JP3466171B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床暖房用あるいは
苗床や養豚や養鶏等の農業用その他の用途の広い面積を
加熱する際に使用する広幅のシート状発熱体に適した導
電性プラスチックシートとその製造方法である。
【0002】
【従来の技術】例えば、家屋の床下の根太の上やコンク
リート床面上に断熱材を介して面状発熱体を敷設し、そ
の上に床板等の敷設した床暖房装置が広く採用されるよ
うになっている。
【0003】この床暖房装置には各種の面状発熱体が使
用されているが、これらの主なものを分類すると、熱媒
体暖房型と、電気暖房型とがある。
【0004】熱媒体暖房型は、根太やコンクリート床面
上に敷設する合成樹脂発泡体からなる断熱シートの上面
にジグザグ状の発熱パターンの溝を形成し、この溝内に
ポリエチレンパイプや銅パイプを嵌合させながら配置
し、このパイプの一方よりボイラで加熱された熱媒体を
供給し、他方より排出して前記ボイラに還流させるよう
にしたものである。
【0005】この熱媒体暖房型の床暖房装置は、ボイラ
より供給される熱媒体の温度が、床裏のパイプ中を進行
するにしたがって次第に放熱して低下するので、最初に
パイプに供給する熱媒体の温度をかなり高くしておかな
いと、必要とする熱量を室内に放出することができない
という問題がある。
【0006】また、前記のようにパイプ中の熱媒体が進
行と共にその温度が低下することから、床暖房するする
部分に温度ムラを発生し、一つの室内を必要とする温度
に正確に加熱することができない。
【0007】春の終わりから初秋にかけて暖房を必要と
しない長い期間があるが、この期間は熱媒体を流さない
ので、パイプ内に熱媒体が停滞して変質し、また、パイ
プ自体も劣化し、汚物が発生し、これがパイプの内面に
付着して次第にパイプの孔を閉塞するので、短期間内に
暖房能力が著しく低下することになる。
【0008】この使用期間は通常は約6〜8年で暖房装
置としての寿命がくる。従って、その時期になると温水
が十分に流れなくなって加熱できないような不具合が生
ずるので、パイプ全体を交換することが必要となる。そ
れには、生活している部屋の家具等を移動した後で、床
面の仕上げ等が必要であることから、修理に長い期間
と、高額な費用を必要とし、生活が不便になるという問
題がある。
【0009】電気暖房型は、プラスチックシート等の絶
縁シート上に金属箔を積層し、この金属箔をエッチング
して発熱パターンを形成したもの、あるいは厚手の絶縁
シートの上面に発熱パターンの溝を形成し、外周に絶縁
被覆したニクロム線を前記溝内に嵌入させたものがあ
る。
【0010】更に、プラスチック中にカーボンの微粉末
を混入させたペレットを溶融してシート状に成形して冷
却して導電性プラスチックシートとしているが、この成
形の際、導電性材料である前記カーボン粉末を表面に偏
在させて導電性と柔軟性を持たせたシート状の発熱体等
がある。
【0011】前記成形体型発熱体の製造法は、所謂チュ
ーブラ方式であり、これは例えば特公昭54年1232
463号公報に記載されているように、押出成形機に付
設された環状ノズルより溶融したプラスチックを筒状に
押出すと同時に、2本の電極をその筒状の成形体の内部
の直径方向に送出しながら、この成形体が軟化状態の時
に、2本のピンチロール間で押圧して2つ折りの平板状
として両端に電極線を挟持状態に配置し、この電極線と
成形体との間に電気的な接合状態を形成した後に急冷し
て平坦なシート状の面状発熱体を製造している。
【0012】本発明者等のこの分野における長い経験に
よれば、この円筒状の発熱体の製造方法は、この筒状体
は直径が60〜220mmで、その厚さが0.8〜1.
5mm程度の、比較的直径が細く、従って2つ折りにし
たシートの幅の狭いものであれば、目的とする電気抵抗
を持つ面状発熱シートを安定して製造することが可能で
ある。
【0013】このような意味において、標準的な面状発
熱シートとして販売されているものは、2つ折りにして
平坦に積層したシートの幅が200mm、長さが250
0mm、消費電力が1枚当たり240W〜300のもの
である。この面状発熱シートを使用して6畳の室内の床
面の表面温度を40℃に暖房する場合は、その面状発熱
体を5枚平行して敷設することになるが、この場合の全
体の消費電力は1.2kW程度である。
【0014】このように多数枚の面状発熱体を使用した
場合は、個々の面状発熱体の電極線につながるリード線
を暖房する部屋の床の近傍に配線されている給電ケーブ
ルとそれぞれ接続する必要があることから配線作業が煩
雑となる。更に、個々の面状発熱体には温度ヒューズや
温度センサを配置する必要があるので、前記配線の煩雑
さと合わせて製作コストが増加するという問題がある。
【0015】日本家屋の床暖房を施工する場合を例に説
明すると、先づ根太板上の所定の範囲に断熱材を敷設す
る。そして面状発熱シートを敷設する場所の周囲に母線
を配線する。そして前記断熱材の上に面状発熱シートを
予定された位置に合わせて敷設する。次いで前記給電ケ
ーブルと面状発熱シートの電極とを接続し、更に給電ケ
ーブルを漏電ブレーカーと接続する。そしてこの面状発
熱シートの上に、アルミ板等の金属板からなる均熱板を
敷設して床面側に熱流を発生させると共に温度ムラをな
くすように施工し、最後に表面にフローリング材を敷設
して床暖房装置を完成する。
【0016】
【発明が解決すべき課題】前記面状発熱シートの敷設工
程より理解できるように、日本家屋に床暖房装置を設置
する工事には、根太等を加工する大工作業、面状発熱シ
ートを敷設し、これを給電ケーブルに接続する電気工
事、そして再び床面の仕上げ工事等の大工作業、更に壁
張り等の内装作業が必要である。
【0017】従って、この施工には、それぞれの専門の
作業者が、日割り調整に応じて段階的で部分的な作業を
行なわなければならず、そのために工期が長くなり、作
業に遅れが生じて次第に後の作業にも支障が生ずること
になる。
【0018】また、材料費と工事費との関係について検
討すると、暖房床の工事費は、面状発熱シート等の材料
費を〔1〕とすると、電気工事を含む設置工事費は
〔1.5〕の割合であり、面状発熱シートの材料費に比
較してこれの設置工事費がかなり高いものとなる。
【0019】前記のような意味において、従来の200
mm程度の幅の発熱シートよりも広幅、例えばう500
mm前後の面状発熱シートを準備することによって、設
置する枚数を半分、あるいはそれ以下に減らすと共に、
電気工事者以外の作業者、例えば大工でも結線作業が簡
単にできる結線器具(コネクター)を採用することによ
って床暖房の材料費と敷設費を相対的に低下させること
が可能である。
【0020】また、床面に敷設する面状発熱体の枚数を
少なくし、配線の長さと結線箇所を少なくし、更に温度
ヒューズや温度センサの数を少なくすることによって安
全性も高めながら設備費を低下させることが可能であ
る。
【0021】前記のような意味において、従来の面状発
熱シートに比較して広幅、好ましくは2〜3倍のものを
製造することは床暖房設備を安価に設置する上で大きな
意味を持っている。
【0022】しかしながら、従来のようにチューブラ方
式により、導電性プラスチックの筒状体を成形し、次い
で軟化状態にある間にこれを偏平化して導電性プラスチ
ックシートを製造する方法は、所定の厚さの筒状体を成
形するための環状口金の吐出スリットの微細な調節をす
るための構造が極めて複雑でその操作も難しかった。
【0023】その理由は、所定の直径を持つ環状のスリ
ットを正確に形成することが困難な上に、個々のスリッ
トの場所における間隙の調節が難しく、しかも、1箇所
の調節すると隣接する部分が影響を受けて間隙が変化し
てしまい、精度の良い筒状体を形成することが困難であ
った。従って、このチューブラ方式によるチューブの製
造は厚さの精度に余りこだわらない農業用のフイルムや
スーパーの包装袋用のフイルムような用途に限定されて
いる。
【0024】また、従来の製造装置は、導電性プラスチ
ックシートの両側に配置される電極線を安定して挿入す
ることが困難である等の装置製作上の問題と、安定して
操作し難いという問題があった。
【0025】また、例えば、電極線が配置される部分の
導電性プラスチックシートの厚さを少し厚くしたい場合
に、環状の口金のスリットの調節が困難である。このよ
うな種々の理由から、従来のチューブラ方式の装置をそ
のままスケールアップすることは実質的に困難であっ
た。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記のようにチューブラ
方式による導電性プラスチックシートの製造方法におい
ては、本質的にスケールアップができない点がある。本
発明はこれらの問題点を解消することを目的とするもの
であり、その目的を達成するための手段は、次のように
構成されている。
【0027】1)本発明にかかる導電性プラスチックシ
ートの製造方法は、電導性プラスチックを溶融して複数
の流路に分岐して流し、これを線状のスリットを持つ口
金より複数枚のシートとして平行して押出すと共に、こ
の複数枚の成形シートの間の両端近傍に2本の電極線を
配置して前記シートと同時に送出し、次いで前記電極線
を挟持しながら前記2枚の成形シートを押圧接着して一
体的な1枚の導電性プラスチックシートを形成すること
を特徴としている。
【0028】2)本発明に係る導電性プラスチックシー
トの製造方法は、導電性プラスチックを溶融して2つの
流路に分岐し、流量調整部を経由して流して平板状に拡
開すると共にその厚さを調整しながら平行して開口した
直線状のスリットを持つ口金より、2枚の成形シートと
して押出すと共に、この2枚の成形シートの間の両端近
傍に2本の電極線を配置して前記成形シートと同時に送
出し、次いで前記電極線を挟持するように2枚の成形シ
ートが軟化状態にある間に押圧して一体的に接着した1
枚の成形シートとし、更にこの成形シートを急冷するこ
とを特徴としている。
【0029】3)本発明に係る導電性プラスチックシー
トの製造方法は、導電性プラスチックを溶融して2つの
流路に分岐し、流量調整部を経由して流して平板状に広
開し、その厚さを調整しながら線状に平行して開口した
2つのスリットを持つ口金より、2枚の厚さの異なる成
形シートとして押出すと共に、この2枚の成形シートの
間の両端近傍に2本の電極線を配置して前記成形シート
と同時に送出し、次いで前記2枚の成形シートが軟化状
態にある間に押圧して一体的に接着した成形シートと
し、更にこの成形シートを急冷して1枚の成形シートに
形成することを特徴としている。
【0030】4)本発明に係る導電性プラスチックシー
トは、導電性プラスチックを溶融して押出した2枚の成
形シートの間の両端に、電極線を導き出しながら2枚の
成形シートを押圧して1枚の導電性プラスチックシート
であって、前記電極線は編組線で構成され、この編組線
の間に前記プラスチックを入込ませたことを特徴として
いる。
【0031】5)本発明に係る導電性プラスチックシー
トは、導電性プラスチックを溶融して2枚の成形シート
に成形し、この成形シートの間の両端に電極線が導き出
しながら、これらのシートが押圧して1枚の導電性プラ
スチックシートを形成しており、前記電極線は編組線で
構成され、この編組線の間に前記プラスチックを入り込
ませて抱かせており、更に、導電性プラスチックを構成
する導電性微粉末をシートの表面に偏在させていること
を特徴としている。
【0032】本発明は、カーボンブラック等の電導性微
粉末を混入したプラスチックペレット単独、あるいはこ
のペレットと他のペレットを均一に混合した後に加熱し
て溶融し、この溶融プラスチックを複数枚、特に2枚の
シート状に押出し、それらのシートの両端に電極線を平
行して送出し、このシートが軟化状態にある間に積層
し、更にこれらを押圧して1枚の導電性プラスチックシ
ートとするものである。
【0033】導電性プラスチックシートの導電構造は、
カーボンブラックのような微粉末をそのシートの表面に
偏在させることによってそのシートの表面に電流を流す
ように構成したものであり、本発明のように2枚の成形
シートを積層して1枚に接合したものは、両表面と中間
部にこの導電構造が形成されることになる。
【0034】プラスチックを溶融し、これを2枚の平坦
なシートとして成形することは、口金は2枚の唇状の金
属板を対向させて形成したスリットから押出すものであ
り、スリット間の調整を正確にできる。従って、調整の
容易な押出口金とすることができ、特に押出された溶融
プラスチックの幅方向の厚さの調節が極めて容易とな
る。 従って、特殊用途によっては幅方向の厚さを任意
に調節し、例えば加熱する部分に合わせて温度分布を持
たせた発熱プラスチックシートに適した導電性プラスチ
ックシートとすることも可能である。
【0035】また、線状のスリットを持つ口金を使用す
ることから、幅が広く、しかも所定の厚さを持つ電気伝
導性プラスチックシートを極めて容易に、かつ、効率的
に製造することができるのである。
【0036】本発明に係る電気電導性プラスチックシー
トは、主として床暖房等の面状発熱体として使用される
ものであり、その発熱温度は50℃以下、好ましくは4
5℃〜40℃であるので、熱可塑性樹脂であれば各種の
ものを使用でき、例えばポリピロピレン、ポリエチレ
ン、ポリブテン等を使用することができる。
【0037】本発明は、基本的には2枚の平坦なシート
を押出し、これを軟化状態で積層接着して1枚の面状発
熱シートとするものであるが、このように製造された1
枚の面状発熱シートの両面に、絶縁性プラスチックから
なるシートを積層するように押出成形してラミネート構
造とすることによって、連続的に絶縁シートで被覆され
た面状発熱体を製造することができるのである。
【0038】また、口金の直線状のスリットは並行な2
段に容易に形成できるが、それ以上の複数段にも形成で
き、多層構造のシートとすることができる。また、スリ
ットの間隔の調整も容易であるので、面状発熱シートと
して最適な電熱特性を持つ厚さのものを製造できる。
【0039】また、発熱シートと電気絶縁シートのよう
に、他の性質を持つプラスチックからなるシートを積層
して形成できるし、押出した発熱シートの硬度がやや高
くなった状態で、その表面に他の性質を持つプラスチッ
クシートを積層して一体化することも可能である。
【0040】本発明の技術的思想は、下記実施の形態に
記載されているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、本明細書に記載された技術的思想の範囲内におい
て変形することができるものである。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0042】図1は、特に面状発熱体に適した導電性プ
ラスチックシートの成形装置の正断面図、図2は図1の
縦断面図、図3は平面図、図4は図1のA−A線断面
図、図5は溶融プラスチックの流路の概略説明図、図6
は成形装置の全体の構成説明図である。
【0043】面状発熱体に適した導電性プラスチックシ
ートの成形装置1は、図示しない押出機と接続する接続
金具2と分流金具3とシート成形金具4からなる金型装
置と、更にこの金型装置の後方に設けた押圧ロール部1
4で構成されている。そしてこのシート成形金具4は後
述するように3個の主要な部材より構成されている。
【0044】接続金具2は、フランジ2aと連結部2b
で構成され、その中央部に導電性プラスチックからなる
溶融プラスチックの流路2cが貫通して設けられてい
る。また、分流金具3には図1に示すように前記流路2
cに接続される流路2dが開口され、この流路2dは図
2及び図6に示すように流路2eと2fとに分流し、更
に図1に示すようにシート成形金具4の幅方向に、太い
溝状の圧力を緩和するランナー孔2g、2hが形成され
ている。
【0045】そしてこのランナー孔2g、2h(図2)
の後流側に成形シートより厚さの厚いスリット2i、2
jが形成され、このスリット2i、2jの終端部に口金
5a、5bが設けられている。
【0046】この溶融プラスチックの流路2c,2d,
2e,2fそしてランナー孔2g,2h、更にスリット
2i,2jの全体の流路構成の概要は図2及び図5に示
されている。
【0047】次に、導電性プラスチックからなる溶融プ
ラスチックの流れを説明する。
【0048】図示しない成形機より溶融して吐出された
溶融プラスチックは、接続金具2の接合部2kより受入
れられ、円筒形の流路2cを流れ、続く円筒形の流路2
dより2つ(左右)の円筒形の流路2e、2fに分流さ
れ、そしてランナー孔2g、2hで幅方向に広げられ、
溶融プラスチックの溜まり部の作用で均圧化される。
【0049】次いでこの溶融プラスチックはスリット2
i、2jでシート状に厚さを薄くして広げられ、シート
成形金具4の終端部にある口金5a、5bの部分より厚
さが調整されながら2枚の導電性プラスチックシートS
1、S2として同速度で吐出されるようになっている。
【0050】前記成形金具4は、図2に示すように芯金
10を中心とし、これの両側に配置さられた金具4a、
4bを合わせるように構成されている。そしてこの芯金
10と、その両側の金具4a、4bとの合い面にランナ
ー孔2g、2hと、詳細は図示していないが、後述する
絞り弁7a、7bに対となる面と、スリット2i、2J
と対となる面と、更に口金5a、5bと対となる面がそ
れぞれ精密に形成されている。
【0051】前記溶融プラスチックの流路の要所には、
プラスチックの流量を調整するための絞り弁が配置され
ている。即ち、円筒状の流路2dには2個の流量調整弁
6a、6bが設けられ(図1)、シート成形金具4の幅
方向に広がるランナー部2g、2hに送られる溶融プラ
スチックの流量を調節するようになっている。
【0052】また、へ字形に形成されているランナー部
2g、2hの後方(後流側)には、図1及び図2に示す
ように直線状の絞り弁7a、7bを設けており、スリッ
ト2i、2jによってシート状に展開される溶融プラス
チックの流れに対して絞り効果を与えて全体として均一
なシート状の流れになるように構成されている。
【0053】そしてシート成形金具4の端部の、芯金1
0の端部に対面して口金5a、5bが吐出スリットの厚
さを調節可能に設けられ、これで導電性プラスチックシ
ートS1、S2の厚さを調節して吐出成形するようにな
っている。
【0054】流量調整弁6a、6b(図1)は、円筒状
の流路2dに対して弁体を前後させて流路を絞る量を調
整する構造になっている。一方、絞り弁7a、7bは直
線状の弁体7c、7dを芯金10の両面に形成された平
面に対して前後させて吐出される導電性プラスチックシ
ートS1 、S2の厚さを微調整するように構成されてい
る。
【0055】口金5a、5bは、シート成形金具4を構
成する金具4a、4bに対してそれぞれ複数本のボルト
5c、5dで固定されており(図4、図6)、更に芯金
10に対してボルト5e、5f(図1、図2)で間隔を
調整して導電性プラスチックシートS1、S2の厚さを
調節するようになっている。
【0056】図1及び図6に示すように、前記分流金具
3とシート成形金具4とを連通して電極線を案内するガ
イド孔11a、11bが平行して芯金10の厚さの中央
部を貫通して開口され、そしてこのガイド孔11a、1
1bに接続してガイドパイプ12a、12bが成形金具
4の端面より突出するように設けられている。そして多
数の細い銅線を使用して編組されて微細な空間が形成さ
れてプラスチックとの接着性を改善して導電性が改善さ
れた偏平な電極線L1、L2が、2枚の導電性プラスチ
ックシートS1、S2の間の両側に平行して送り出され
るようになっている。
【0057】前記シート成形金具4の後流側の近傍に一
対の押圧ロール14a、14bからなる押圧ロール部1
4が設けられており、吐出された2枚の軟化状態にある
導電性プラスチックシートS1、S2と、2本の電極線
L1、L2を押圧して一体として、主として床暖房等に
使用される面状発熱体に適した導電性プラスチックシー
トS3とするように構成されている。
【0058】更に付言すれば、図1及び図2に示すよう
に成形装置1は縦方向に設けられ、上方から下方に導電
性プラスチックからなる溶融プラスチックを供給し、こ
れを平坦化して2枚の導電性プラスチックシートS1、
S2に成形し、更にこれをシート成形金具4の下方に設
けてある押圧ロール14a、14bで所定の圧力で押圧
して電極線L1、L2を挟み込んだ1枚の導電性プラス
チックシートS3を製造している。
【0059】そして図2のように横方向に引出され、成
形装置1に接近して配置されている冷却装置17(通常
は冷却水に浸漬して冷却する)によってシートS3に水
を積極的に散布あるいは浸漬することにより急冷して導
電性構造を持つシートS3の温度調節特性(正特性)を
安定化するようになっている。
【0060】前記電極線L1、L2には細い銅線を多数
本使用して編組した、やや偏平な編組線を使用してお
り、好ましくは、僅かではあるが長さ方向と幅方向に伸
縮性を与えたものを使用している。
【0061】この電極線L1、L2に伸縮性が必要なこ
とは、プラスチックシートS3が冷却される際にかなり
の割合(幅方向に10〜30%、長さ方向に4〜9%)
で急速に収縮するので、これに追従させるためである。
【0062】前記のようにシート成形金具4より吐出さ
れたばかりの軟化状態のプラスチックシートS1、S2
は、図2に示すように押圧ロール部14で押圧されて偏
平な1枚の面状発熱体に適した導電性プラスチックシー
トS3となる。
【0063】そしてこの電気電導性プラスチックシート
S3が冷却装置17で冷却されると、前記のように口金
5a、5bから吐出された幅よりもかなり収縮する。ま
た、長さ方向にも収縮するが、これには押圧ロール部1
4の作用もあり、その収縮量は幅方向よりも少ない。
【0064】従って、このシートS1とS2の幅方向と
長さ方向の収縮に対して、電極線L1、L2が追従して
収縮する性質を持つものを使用するのが良く、もし、柔
軟性のない電極線を使用した場合は導電性プラスチック
シートS3の両側縁部に波打ちが発生してコンブのよう
な状態となり、これの補正が困難な場合があるので、製
造工程においては注意が必要である。
【0065】合成樹脂シートの成形について図1に示さ
れているように、複数の金具部材で構成された金型装置
からなる成形装置1は溶融押出機の押出しノズル部に接
続されている。そして押出機に供給する熱可塑性プラス
チックには各種のものを使用できるが、その中でもポリ
プロピレン、耐熱性ポリエチレンあるいはポリブテン等
を使用できる。
【0066】前記熱可塑性プラスチックに、約15〜3
0%の微粒子状の導電性カーボン、例えばフアーネスブ
ラックを添加してペレットを製造する。そして混合機に
おいてこのペレットを均一に混合した後に成形機に供給
され、約200℃程度の溶融温度に加熱して溶融され、
そしてノズル部より吐出されて本発明に係る成形装置1
の接続金具2の連結部2k(図3、図5)を介して流路
2c内に流入させ、次いで分流金具3の流路2dより流
路2e、2fに分流されてシート成形金具4のランナー
孔2g、2hに流入してこの部分で均圧化される。
【0067】そしてこのランナー孔2g、2hを経由し
て均圧化された溶融プラスチックは芯金10の両面に形
成されているスリット2i、2jに流入し、ここでシー
ト状に広開されて流れる。そしてシート成形金具4の下
端部に配置されている口金5a、5bで形成されたスリ
ットより2枚の導電性プラスチックシートS1とS2と
なって連続的に吐出される。
【0068】一方、分流金具3とシート成形金具4に設
けられたガイド孔11a、11bと更にシート成形金具
4に設けられたガイドパイプ12a、12bを通じて2
本の編組線(好ましくは細い銅線を偏平に編組したも
の)からなる電極線L1、L2が、成形された直後の導
電性プラスチックシートS1、S2の間の両側部に送出
され、次いで押圧ロール部14の押圧ロール14a、1
4bにより、口金より吐出されてまだ軟化状態にある間
に押圧され、電極線L1、L2を挟み込んだ状態で一体
化されて1枚の導電性プラスチックシートS3となるの
である。
【0069】このようにして成形された導電性プラスチ
ックシートS3は、特に床暖房等に使用される面状発熱
体に適しており、連続的に成形されたものが所定の長さ
に切断される。そして厚手のポリエステルフイルムやポ
リエチレンシート等の耐熱性の絶縁シートからなる被覆
カバーで全体的に覆い、そしてこの被覆カバー内を脱気
しながら水密的に封止して強固な面状発熱体を形成す
る。そして導電性性プラスチックシートS3の両縁より
引出した電極線L1、L2にリード線を接続し、更に用
途に応じて簡単に配線できるコネクタを固定しておく。
【0070】本発明によって製造される導電性プラスチ
ックシートS1、S2の幅は400〜530mm、厚さ
は0.8〜1.5mmである。また、その長さは用途や
敷設作業の便利のために、通常は2500mm程度であ
る。
【0071】その場合の使用電力は1枚当たり500W
程度であり、この使用電力は電流突入時が最大に流れ、
温度の上昇と共に次第に低下して所定の温度で安定する
特性を持っている。また、1枚の導電性プラスチックシ
ートS3に2本以上、例えば3本(両側と中間)の電極
線を並行して設けることによって、あたかも2枚の面状
発熱体を並行して連結したような状態となり、2本の電
極間を流れる電流の距離と発熱量を調節できる。
【0072】本発明によると、従来の製造方法で製造さ
れた導電性プラスチックシートに比較して約2倍以上の
幅を持っているので、例えば床暖房装置の場合は、その
敷設枚数が減少してその作業が容易となる。
【0073】また、配線にコネクター等に簡便に連結で
きるものを使用すると電気工事者以外の者でも工事が可
能となり、従来の床暖房工事のように、複数の仕事のこ
となる作業を時間差をもって行う必要がなくなる等の施
工上の効果もある。
【0074】前記実施の形態においては、1台の成形機
を使用して1種類の導電性プラスチックを押出す場合の
例を示したが、2台の成形機を使用して2種類のプラス
チックを押出すことによって、一方のシートは導電性の
ものを、他方のシートは絶縁性のあるもの、更に導電性
の異なるものを積層して製造することも可能である。
【0075】更に、3種類のプラスチックを使用した場
合は、更に別の特性を持つプラスチックシートを効率的
に製造することができる。
【0076】
【発明の効果】本発明に係る導電性プラスチックシート
の製造方法は、導電性プラスチックを成形機により溶融
して金型装置に供給し、この金型装置の複数の流路に分
岐して流し、これを線状で平行する複数(好ましくは2
個)のスリットを平行して持つ口金より、複数枚のシー
ト状に押出し、更にこの複数の成形シートの間の両端近
傍に2本の電極線を配置しながら前記シートと同時に送
出し、次いで対面する2枚の成形シートが軟化状態にあ
る間に押圧接着して一体的に接合して1枚の導電性プラ
スチックシートとすることを特徴としている。
【0077】従って、従来のチューブラ方式の製造方法
に比較して、約2〜3倍の幅の広い導電性プラスチック
シートを効率的に製造できる。
【0078】また、口金は直線状であるので、その長手
方向のシートの厚さの調整が容易であり、更に、個々の
シートの厚さの調整も可能であり、面状発熱体の特性や
用途に合わせて任意の幅と厚さのものを製造することが
できる。
【0079】更に、一方のシートに厚いものを使用し、
他方のシートに薄いものを使用してこれを一体化するこ
とによって耐久性に優れた電気伝導性シートを製造する
ことができる。
【0080】更に、特に幅広の導電性プラスチックシー
トの場合は、電極線を2本配置した標準的なもの他、中
間部にも電極線を配置することによって、あたかも複数
枚の面状発熱シートを横並びに接合したような幅広の導
電性プラスチックシートとして、通電箇所を複数にして
温度が均一で、発熱量の大きな面状発熱体とすることが
できる。
【0081】従って、従来の面状発熱体を使用した電気
式床暖房装置等に比較して、本発明に係る導電性プラス
チックシートは、製造価格と施工工事費を低下させ、し
かも、効率的に敷設できるものを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電気伝導性シートの
成形装置の正断面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】成形装置の平面図である。
【図4】図1におけるA−A線断面図である。
【図5】金型内の溶融プラスチックの流路の概要を示す
説明図である。
【図6】成形装置の概略を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 導電性プラスチックシートの製造装置 2 接
続金具 2a フランジ部 2b 連結部 2c、2d、
2e、2f 流路 2g、2h ランナー孔 2i、2j スリット孔
2k 接合部 3 分流装置 4 シート成形金具 4a、4
b 金具 5a、5b 口金 6a、6b 流量調整弁 7a、7b 絞り弁 10 芯金 11a、1
1b ガイド孔 12a、12b ガイドパイプ 17 冷却装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29C 47/88 B29C 47/88 Z F24D 13/02 F24D 13/02 E H05B 3/02 H05B 3/02 B 3/14 3/14 F // B29K 105:22 B29K 105:22 B29L 7:00 B29L 7:00 9:00 9:00 (56)参考文献 特開 昭58−12282(JP,A) 特開 昭52−59338(JP,A) 特開 昭50−128845(JP,A) 特開 平1−132085(JP,A) 特開 平5−89952(JP,A) 実開 昭53−105052(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 3/20 B29C 47/00 F24D 13/02 H05B 3/02 H05B 3/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電導性プラスチックを溶融して複数の流
    路に分岐して流し、これを線状のスリットを持つ口金よ
    り複数枚のシートを平行して押出すと共に、体面する2
    枚の成形シートの間の両端近傍に2本の電極線を配置し
    て前記シートと同時に送出し、次いで前記電極線を挟持
    しながら前記複数枚の成形シートを押圧接着して一体的
    な1枚の導電性プラスチックシートを形成することを特
    徴とする導電性プラスチックシートの製造方法。
  2. 【請求項2】 導電性プラスチックを溶融して2つの流
    路に分岐し、流量調整部を経由して流して平板状に拡開
    すると共に、その厚さを調整しながら、平行して開口し
    た2つのスリットを持つ口金より2枚の成形シートとし
    て押出すと共に、この2枚の成形シートの間の両端近傍
    に2本の電極線を配置して前記成形シートと同時に送出
    し、次いで前記電極線を挟持するように2枚の成形シー
    トが軟化状態にある間に押圧して一体的に接着した1枚
    の成形シートとし、更にこの成形シートを急冷すること
    を特徴とする導電性プラスチックシートの製造方法。
  3. 【請求項3】 導電性プラスチックを溶融して2つの流
    路に分岐し、流量調整部を経由して流して平板状に広開
    し、その厚さを調整しながら線状に平行して開口した2
    つのスリットを持つ口金より、2枚の厚さの異なる成形
    シートとして押出すと共に、この2枚の成形シートの間
    の両端近傍に2本の電極線を配置して前記成形シートと
    同時に送出し、次いで前記2枚の成形シートが軟化状態
    にある間に押圧して一体的に接着した成形シートとし、
    更にこの成形シートを急冷して1枚の成形シートに形成
    することを特徴とする請求項2記載の導電性プラスチッ
    クシートの製造方法。
  4. 【請求項4】 導電性プラスチックを溶融して押出した
    2枚の成形シートの間の両端に、電極線を導き出しなが
    ら2枚の成形シートを押圧して1枚の導電性プラスチッ
    クシートであって、前記電極線は編組線で構成され、こ
    の編組線の間に前記プラスチックを入込ませたことを特
    徴とする導電性プラスチックシート。
  5. 【請求項5】 導電性プラスチックを溶融して2枚の成
    形シートに成形し、この成形シートの間の両端に電極線
    が導き出しながら、これらのシートが押圧して1枚の導
    電性プラスチックシートを形成しており、前記電極線は
    編組線で構成され、この編組線の間に前記プラスチック
    を入り込ませ、更に、導電性プラスチックを構成する導
    電性微粉末をシートの表面に偏在させていることを特徴
    とする導電性プラスチックシート。
JP2001194169A 2001-06-27 2001-06-27 導電性プラスチックシートとその製造方法 Expired - Lifetime JP3466171B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001194169A JP3466171B2 (ja) 2001-06-27 2001-06-27 導電性プラスチックシートとその製造方法
CNB011258209A CN1187181C (zh) 2001-06-27 2001-08-29 导电性塑料片材的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001194169A JP3466171B2 (ja) 2001-06-27 2001-06-27 導電性プラスチックシートとその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003017226A JP2003017226A (ja) 2003-01-17
JP3466171B2 true JP3466171B2 (ja) 2003-11-10

Family

ID=19032346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001194169A Expired - Lifetime JP3466171B2 (ja) 2001-06-27 2001-06-27 導電性プラスチックシートとその製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3466171B2 (ja)
CN (1) CN1187181C (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006172971A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高分子発熱体及びその製造方法
JP5492385B2 (ja) 2008-04-16 2014-05-14 東芝機械株式会社 シート成形用ダイスおよびシート成形方法
JP5153472B2 (ja) * 2008-06-23 2013-02-27 ナサコア株式会社 発熱シートの製造方法、及び発熱シート
TW201134638A (en) * 2010-12-15 2011-10-16 Hsin Yung Chien Co Ltd Continuously extruding and calendering method for silicon
JP6074619B2 (ja) * 2013-02-20 2017-02-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 面状発熱体の製造方法
JP6917503B1 (ja) * 2020-06-16 2021-08-11 日東電工株式会社 押出成形装置、フィルムの製造システム、および、フィルムの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003017226A (ja) 2003-01-17
CN1187181C (zh) 2005-02-02
CN1393330A (zh) 2003-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1303392B1 (en) Tubular multilayer films, method and apparatus for preparing the same
US4695236A (en) Apparatus for continuous extrusion of a multilayer synthetic resin web
US3400190A (en) Method and apparatus for the extrusion of multi-layer film and sheet
US3797987A (en) Coextrusion apparatus for flat film
EP1901907B1 (en) Die for producing very wide, flat, plastic-based structures, and use of it
JP3466171B2 (ja) 導電性プラスチックシートとその製造方法
EP3814092B1 (en) Coextruded articles, dies and methods of making the same
US5045264A (en) Method and apparatus for making extruded plastic film with strips embedded therein of a second thermoplastic material
US3528130A (en) Extrusion apparatus
JPS6238132B2 (ja)
JP4355938B2 (ja) 導電性プラスチックシート製造装置
JPH11309770A (ja) 多層押出成形方法および装置
US3825644A (en) Process for producing multilaminate film
JPH0461764B2 (ja)
JP2818354B2 (ja) 多層フイルムの押出装置
US3298063A (en) Extrusion die construction
JP3098373B2 (ja) 多層フィルムの押出装置
JP3584109B2 (ja) 積層樹脂シート押出成形法とその金型
CN218429819U (zh) 可复合连续玻纤卷材的中空塑料模板表面包覆成型系统
JP2006513059A (ja) 遠隔の押出機を備えるパイプ成形装置のダイ工具用流れ分配器
US3314109A (en) Extrusion die and feed apparatus
JP4018824B2 (ja) 流体拡幅吐出装置
JPH06344414A (ja) 共押出多層成形方法
CN217670965U (zh) 一种热缩套管生产用挤出模头
CN215903943U (zh) 料层倍增器

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3466171

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

S303 Written request for registration of pledge or change of pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316303

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

S303 Written request for registration of pledge or change of pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316303

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100829

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100829

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

S303 Written request for registration of pledge or change of pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316303

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term