JP3465845B2 - モデル変形用データの作成装置及びそのデータを用いたナビゲーション装置 - Google Patents

モデル変形用データの作成装置及びそのデータを用いたナビゲーション装置

Info

Publication number
JP3465845B2
JP3465845B2 JP2001359438A JP2001359438A JP3465845B2 JP 3465845 B2 JP3465845 B2 JP 3465845B2 JP 2001359438 A JP2001359438 A JP 2001359438A JP 2001359438 A JP2001359438 A JP 2001359438A JP 3465845 B2 JP3465845 B2 JP 3465845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
model
dimensional
map
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001359438A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002243461A (ja
Inventor
清美 阪本
豊 ▲高▼平
輝明 阿多
芳樹 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2001359438A priority Critical patent/JP3465845B2/ja
Publication of JP2002243461A publication Critical patent/JP2002243461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3465845B2 publication Critical patent/JP3465845B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モデル変形用デー
タの作成装置及びそのデータを記録した記録媒体並びに
そのデータを用いたナビゲーション装置に関し、より特
定的には、地図上の必要な箇所においてその二次元形状
を簡易に表示するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカーナビゲーション装置における
地図表示は、実際の道路形状をできるだけ忠実に再現し
た表示を行うことが一般的である。しかしながら、細か
いカーブや交差道の交わる角度を直接的に地図表示に反
映するよりも、観光案内で使用する地図や、道路の交通
渋滞を説明する地図のように、ある程度デフォルメ(簡
略化あるいは誇張)された地図を表示したほうがユーザ
にとってわかりやすい場合が多い。
【0003】そこで、最近、地図を簡略化して表示する
ようなカーナビゲーション装置が種々開発されている。
従来、地図の簡略化表示を行う場合、二次元地図上の各
道路データに対して予め人手で道路リンクを削除した
り、角度や長さを補正した情報を加え、これらの情報が
付加された地図データから二次元地図データを生成し、
この二次元地図データを地図記憶媒体(CD−ROM、
DVD等)に格納するようにしている。そして、この地
図記憶媒体がセットされたカーナビゲーション装置は、
車が必要な箇所に来たとき、対応する二次元地図データ
を地図記憶媒体から読み出して二次元イメージを表示す
る。また、あるいは、デザイナーが地図データや現地の
写真を参照して二次元イメージを作成する場合もある。
この場合、作成された二次元イメージを地図記憶媒体
(CD−ROM、DVD等)に格納し、必要なときに取
り出して表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、二次元地図上の各道路データに対し、一々、道路リ
ンクを削除したり、角度や長さを補正した情報を加える
必要があり、作業が非常に面倒である。また、測量等の
前準備を必要とする。しかも、二次元地図データには、
実際の道路位置と一致しない情報が多く含まれているた
め、このような二次元地図データから簡略化二次元地図
を作成すると、作成の精度が落ち、かえってドライバー
を混乱させることになる。なお、所望の二次元地図を得
るために、二次元地図データの道路位置情報を修正した
り、あるいは既にできあがった二次元地図の形状データ
をCADツール等で修正することも考えられるが、その
ためには大幅な工数の増加が予想される。
【0005】また、従来は、簡略化された二次元地図イ
メージデータそのものを地図記憶媒体(CD−ROM、
DVD等)に格納するようにしているので、格納する地
図のデータ量が多くなりすぎ、多くの箇所の二次元簡略
化表示を行うことが困難であるという問題点もあった。
このような不都合を解消するために、車に搭載されたカ
ーナビゲーション装置側で二次元簡略化イメージデータ
を生成することも考えられる。しかしながら、このよう
な方法では、カーナビゲーション装置のCPUに負担が
かかりすぎ、高速な地図スクロールが行えないという別
の問題点が生ずる。
【0006】それ故に、本発明の目的は、地図上の必要
な箇所において、デフォルメされた二次元イメージを簡
単かつ容易に表示することができ、しかも記憶媒体に格
納するデータ量を大幅に削減できるような方法および装
置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、モデル変形用データ作成装置であって、地図上
における所定箇所の二次元形状が予め複数種類のパター
ンに分類されており、この分類されたパターンごとに変
形することが可能な二次元表示モデルが格納されている
二次元表示モデル格納手段と、二次元地図データを格納
するための二次元地図格納手段と、オペレータによる、
地図上における所定箇所の特定及び二次元形状の変更に
関する指示を入力する入力手段と、 定された所定箇所
に対応する局所的な二次元地図データを二次元地図格納
手段から抽出し、当該所定箇所に対応する二次元表示モ
デルの形状を変形するためのモデル変形用データを、当
該抽出された局所的な二次元地図データ及び入力された
指示に基づいて生成するモデル変形用データ生成手段
と、複数の所定箇所について、モデル変形用データ生成
手段によって生成されたモデル変形用データを格納する
モデル変形用データ格納手段とを備え、二次元表示モデ
ルは、分岐または合流地点での接続形状を備えることを
特徴とする。
【0008】上記のように、第1の発明によれば、地図
上の所定の箇所における二次元イメージを得るために、
イメージデータそのものではなく、予め準備された二次
元表示モデルを所望の形に変形させるためのモデル変形
用データを生成して格納するようにしているので、従来
に比べて記憶するデータ量が大幅に削減される。
【0009】第2の発明は、第1の発明に記載のモデル
変形用データ作成装置のモデル変形用データ格納手段に
格納されたモデル変形用データを記録した記録媒体
ら、モデル変形用データを読み出し、対応する二次元表
示モデルに与えて変形することにより二次元イメージを
表示する、ナビゲーション装置である。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の詳しい説明を
行う前に、本発明の理解を容易にする目的で、その基本
概念を説明する。
【0014】本発明は、二次元地図上で指定された特定
の道路箇所において、その付近のデフォルメされた二次
元形状を簡略的に表示可能とするものである。周知のご
とく、従来の一般的なカーナビゲーション装置では、誘
導路が分岐地点あるいは右左折地点に近づくと、その付
近の道路形状が拡大表示される。本発明の典型的な適用
例は、この拡大表示にかかる処理を簡略化することであ
る。
【0015】本発明では、二次元表示する地図の形状
が、類似するもの同士、予めいくつかのパターンに分類
されている。例えば、高速道路内の分岐、標識、区画整
理された市街地に見られるような碁盤の目形状などに分
類される。本発明では、分類された各パターンについ
て、予め標準となる二次元表示モデルを想定しており、
二次元地図データから抽出されたパラメータを(必要に
応じて、二次元表示のために新たに付加されたパラメー
タと共に)当該二次元表示モデルに与えて所望の形に変
形することで、指定された道路箇所付近の道路形状に対
応する二次元イメージを得るようにしている。
【0016】従来は、二次元地図データを二次元座標デ
ータとして扱うことにより、二次元イメージを得ようと
しているため、道路のつながり具合や分岐の状態は完全
に無視される。そのため、二次元地図データに誤りがあ
る場合、その誤りは二次元イメージにそのまま持ち込ま
れる。例えば、平行に走っている分岐道路が大きく迂回
してしまうような現象が生じる。
【0017】これに対し、本発明は、地図形状を複数の
パターンに分類し、それぞれのパターンについて予め準
備された二次元表示モデルを変形することで二次元イメ
ージを得ようとしているので、従来のように二次元地図
データから直接的に二次元イメージを得ようとする場合
に比べて、より誘導案内の本来の目的(すなわち、実際
の道路と誘導案内路との対応関係が明確に把握できるこ
と)に沿った二次元表示が可能となる。すなわち、本発
明では、地図の基本的な形状は、二次元イメージ生成ア
ルゴリズム内に予め二次元表示モデルとして準備されて
おり、この二次元表示モデルをいくら変形しても、道路
のつながり具合や分岐の状態のような道路間の関係は大
きくは変わらない。そのため、指定された道路箇所がど
のパターンに属するか判別する時点で、二次元地図デー
タ上に存在するある程度の誤りが自動的に修正され、ナ
ビゲーション装置の本来の目的からかけ離れたような間
違いを表示する可能性が少ない。
【0018】一方で、本発明は、地図形状を実際の形状
からデフォルメ(簡素化あるいは誇張)された状態で二
次元表示するようにしているので、従来のように二次元
地図データを二次元座標データとして扱う場合に比べ
て、表示された二次元イメージが実際の道路形状とは完
全に一致しない。換言すると、本発明は、従来に比べて
よりアニメーション化された状態で二次元地図を表示す
る。しかしながら、自動車の誘導案内を行う場合、表示
される二次元地図は、実際の道路形状と完全に一致して
いる必要はない。誘導案内では、道路間の交差角度や縮
尺関係が実際の値と異なっていても支障が生じない。少
なくとも、その道路が他の道路とどのように交差してい
るのか、また何車線なのかを表示できれば、誘導案内の
目的を達成できる。つまり、ドライバーが実際の道路と
誘導表示との対応関係を明確に把握できる情報を表示で
きれば、誘導案内の目的は達成される。そのため、予め
準備された二次元表示モデルを変形するだけでも、十分
に誘導案内の目的を達成できる。むしろ、本発明のよう
に簡素化された表示の方がドライバーにとって見やすい
という利点がある。
【0019】上記のように、誘導案内の目的を達成する
ためには、準備された二次元表示モデルを実際の道路形
状に完全に一致するまで細かく変形する必要はなく、誘
導案内の目的を阻害しない範囲内で変形を行えばよい。
このことは、二次元表示モデルに与えるパラメータの数
が少なくて良いことを意味する。さらに、本発明では、
指定された各道路箇所について、二次元イメージデータ
そのものではなく二次元表示モデルを変形するためのモ
デル変形用データのみを格納しているので、記憶媒体に
格納する地図データのデータ量が極めて少なくてすむ。
【0020】また、本発明では、二次元イメージデータ
を生成するためのアルゴリズムの構成を大幅に簡素化で
きる。なぜならば、当該二次元イメージ生成アルゴリズ
ムは、二次元イメージデータを一から演算して生成する
必要がなく、予め規定された二次元表示モデルにモデル
変形用データを与えて変形するだけの演算を行えば良い
からである。
【0021】なお、上記の説明は、本発明の理解を容易
にするためにのみ用いられるべきであって、本発明の概
念を限定的に解釈するために用いられるべきでないこと
を指摘しておく。
【0022】(具体的な実施形態の説明)図1は、本発
明の一実施形態に係るモデル変形用データ作成装置の構
成を示すブロック図である。図1において、本実施形態
のモデル変形用データ作成装置1は、入力部2と、二次
元地図データ格納部3と、モデル変形用データ生成部4
と、パターンモデル格納部5と、イメージデータ生成部
6と、表示器7と、モデル変形用データ格納部8とを備
えている。
【0023】入力部2は、オペレータによって操作され
る十字パッドやマウスやキーボードなどを含み、地図番
号や、デフォルメ表示したい道路箇所の指定情報や、パ
ラメータの修正データや、パターンモデルのパターン番
号等を入力する。二次元地図データ格納部3は、例えば
CD−ROMやDVDを記憶媒体として含む大容量記憶
装置によって構成され、そこには二次元地図データが格
納されている。モデル変形用データ生成部4は、入力部
2から入力される情報と、二次元地図データ格納部3に
格納されている二次元地図データと、パターンモデル格
納部5に格納されているパターンデータとに基づき、二
次元表示モデルを変形するためのモデル変形用データを
生成する。パターンモデル格納部5には、各パターンモ
デルについて、それを変形するのに必要となるパラメー
タの種類を規定するためのパターンデータが格納されて
いる。イメージデータ生成部6は、モデル変形用データ
生成部4で生成されたモデル変形用データに基づいて、
二次元イメージデータを生成する。表示器7は、イメー
ジデータ生成部6で生成された二次元イメージデータに
基づいて、指定された道路箇所の二次元形状を表示す
る。モデル変形用データ格納部8は、モデル変形用デー
タ生成部4で生成されたモデル変形用データを格納す
る。
【0024】図2は、図1に示すモデル変形用データ生
成部4のより詳細な構成を示すブロック図である。図2
において、モデル変形用データ生成部4は、二次元地図
データ読み取り部41と、パラメータデータ抽出部42
と、パラメータデータ解析部43とを備えている。二次
元地図データ読み取り部41は、入力部2から入力され
る地図番号に対応する領域の二次元地図データを二次元
地図データ格納部3から読み取る。パラメータデータ抽
出部42は、入力部2から指定される道路箇所に対応す
るパラメータデータを、二次元地図データ読み取り部4
1が読み取った二次元地図データから抽出する。パラメ
ータデータ解析部43は、パラメータデータ抽出部42
が抽出したパラメータデータを解析することにより、パ
ターンモデル格納部5から必要なパターンデータを読み
出して、モデル変形用データを生成する。
【0025】パラメータデータ解析部43で生成された
モデル変形用データは、イメージデータ生成部6に与え
られて二次元イメージデータに変換され、表示器7に対
応する二次元形状が表示される。オペレータは、表示器
7の表示内容を見て正しい二次元イメージが表示されて
いるか否かを確認する。二次元イメージを修正したい場
合は、入力部2から変更あるいは追加するパラメータが
入力される。これによって、パラメータデータ解析部4
3で生成されるモデル変形用データの内容が変わり、表
示器7の表示内容もそれに応じて変わる。表示器7に表
示される二次元イメージがオペレータの所望する形にな
ると、パラメータデータ解析部43で生成されたモデル
変形用データがモデル変形用データ格納部8に格納され
る。
【0026】図3は、図1に示すモデル変形用データ作
成装置1の動作を説明するためのフローチャートであ
る。以下、この図3に沿ってモデル変形用データ作成装
置1の動作を説明する。
【0027】まず、入力部2からモデル変形用データ生
成部4に対し、デフォルメ表示を行いたい道路箇所を含
む地図番号が入力される(ステップS1)。ここで、本
実施形態では、二次元地図データ格納部3に格納されて
いる二次元地図データのフォーマットとして、DRMA
(Digital Road Map)を採用してい
る。このDRMAでは、全国地図が所定の単位(例え
ば、2次メッシュ単位)で複数の領域に分割されてい
る。モデル変形用データ生成部4内の二次元地図データ
読み取り部41は、入力部2から入力された地図番号に
対応する領域の二次元地図データを二次元地図データ格
納部3から読み出す(ステップS2)。
【0028】次に、モデル変形用データ生成部4は、二
次元地図データ格納部3から読み出した二次元地図デー
タの中で、デフォルメ表示を行いたい道路箇所(例え
ば、高速道路内の分岐、市街地での分岐箇所)を特定す
る(ステップS3)。この道路箇所の特定作業は、入力
部2から入力される指定データに基づいて行う場合(以
下、前者の場合と称す)と、道路箇所の自動特定アルゴ
リズムに従って行う場合(以下、後者の場合と称す)と
がある。前者の場合、イメージデータ生成部6は、二次
元地図データ格納部3から読み出された二次元地図デー
タに対応する二次元地図のイメージデータを生成し、表
示器7に表示させる。オペレータは、表示器7に表示さ
れた二次元地図(または、その拡大地図)上で、デフォ
ルメ表示したい部分を矩形枠等で囲むことにより、道路
箇所を指定する。このとき、入力部2は、オペレータに
よって指定された道路箇所を示すための指定データをモ
デル変形用データ生成部4に出力する。応じて、モデル
変形用データ生成部4内のパラメータデータ抽出部42
は、入力部2から入力される指定データに対応する箇所
のパラメータデータを、二次元地図データの中から抽出
する(ステップS4)。一方、後者の場合、モデル変形
用データ生成部4内のパラメータデータ抽出部42は、
予め設定された条件に合致する道路箇所を、二次元地図
データ格納部3から読み出した二次元地図データ上でサ
ーチし、サーチした道路箇所付近(例えば、半径500
mの範囲内)のパラメータデータを、二次元地図データ
の中から抽出する(ステップS4)。
【0029】図4は、二次元地図データの中から抽出さ
れたパラメータデータの一例を示している。図4におい
て、縦方向に配列されている1から10の番号は、10
本の道路(以下、リンクと称す)の各々に対応してい
る。例えば、リンク1および3は、それぞれ長さが50
mで、車線数が4本で、リンク属性が高架道路ではない
通常の道路であることが示されている。また、リンク1
および3は、通行方向が双方向なので、4本の車線は、
往路と復路の各2車線から構成されていることがわか
る。また、リンク2は、長さが30mで、車線数が2本
で、リンク属性が高架道路であることが示されている。
また、リンク4〜7は、それぞれ長さが10mで、車線
数が1本で、リンク属性が側道で、通行方向が一方向で
あることが示されている。さらに、リンク9は、長さが
30mで、車線数が2本で、リンク属性がアンダーパス
(高架の下をくぐりぬけている道)であることが示され
ている。図4に示す地図パラメータを二次元地図として
視覚化すると、図5に示すようになる。
【0030】なお、本実施形態では、前述したように、
二次元地図データ格納部3に格納されている二次元地図
データのフォーマットとしてDRMAを使用している
が、他の地図データフォーマットで記述された二次元地
図データを二次元地図データ格納部3に格納するように
しても良い。DRMAには含まれているが他の地図デー
タのフォーマットには含まれていない情報(例えば、車
線数の情報)、逆に、他の地図データのフォーマットに
は含まれているがDRMAには含まれていない情報であ
って、不足するデータが存在する場合は、入力部2から
別途入力することになる。
【0031】次に、パラメータデータ解析部43は、パ
ラメータデータ抽出部42で抽出されたパラメータデー
タを解析し(ステップS5)、この解析結果に従って該
当する道路箇所の二次元形状が予め分類されているパタ
ーンのいずれに属するかを判定する(ステップS6)。
この判定は、オペレータが行っても良く、この場合は、
入力部2からパラメータデータ解析部43に対してパタ
ーンの種類を示す番号が入力される。次に、パラメータ
データ解析部43は、判定または入力されたパターンに
対応するパターンデータをパターンモデル格納部5から
読み出す。前述したように、パターンモデル格納部5に
は、各二次元表示モデルについて、それを変形するのに
必要となるパラメータの種類を規定するためのパターン
データが格納されている。図6は、パターンモデル格納
部5に格納されたパターンデータの一例を示している。
図6に示すごとく、パターンデータは、パラメータが設
定される空欄のテーブルデータとして構成されている。
【0032】次に、パラメータデータ解析部43は、モ
デル変形用データを生成する(ステップS7)。このモ
デル変形用データ生成処理の詳細を以下に説明する。
【0033】まず、パラメータデータ解析部43は、パ
ラメータデータ抽出部42で抽出されたパラメータデー
タの内、単純に移行することが可能なパラメータデータ
を、パターンモデル格納部5から読み出されたパターン
データに設定する。図7は、パラメータが設定されたパ
ターンデータの一例を示している。図7を参照すると、
パラメータデータ解析部43は、単純に移行することが
可能なパラメータデータとして、長さを示すパラメータ
と、車線数を示すパラメータとを、パターンデータに設
定する。なお、車線数を示すパラメータは、道路の幅を
示すパラメータとして設定される。
【0034】次に、パラメータデータ解析部43は、パ
ラメータデータ抽出部42で抽出されたパラメータデー
タを解析することにより、パターンデータにおける他の
未設定のパラメータの値を推論する。例えば、リンク2
とリンク9との交差角度がパラメータデータ抽出部42
で抽出されたパラメータデータから計算できる場合は、
計算した交差角度をパターンデータに設定する。通常、
DRMAでは各リンクの座標位置が示されているので、
当該座標位置から交差角度が計算できる。また、各リン
クの形状を推論し、その結果を形状パターンを示すパラ
メータとしてパターンデータに設定する。ここで、各リ
ンクの形状は、いくつかのカテゴリーに分類されてい
る。例えば、図8に示す第1のカテゴリー(一般道路の
形状を示すカテゴリー)と、図9に示す第2のカテゴリ
ー(分岐/合流地点での接続形状を示すカテゴリー)と
である。このとき、一般道路の形状を推論する最も簡単
な方法は、判定されたパターンを構成する各リンクが最
も一般的に持つ形状を全国の道路形状を集計した結果か
ら求め、当該最も一般的な道路形状を各リンクの形状と
して設定することである。また、分岐/合流地点での接
続形状は、周囲のリンクとの接続関係から推論できる。
【0035】なお、推論によって特定されないパラメー
タは、設定しないでおいても良いし、適当なパラメータ
を仮に設定しておいても良い。パラメータを設定しない
場合、そのリンクの表示形状は、イメージデータ生成部
6が実行する二次元イメージデータ生成アルゴリズム内
に埋め込まれた標準の二次元表示モデルの形状に従うこ
とになる。しかしながら、本実施形態では、後にオペレ
ータによるパラメータの修正が可能であるので、問題は
生じない。
【0036】次に、パラメータデータ解析部43は、パ
ラメータが設定されたパターンデータを、モデル変形用
データとして、イメージデータ生成部6に出力する。イ
メージデータ生成部6は、与えられたモデル変形用デー
タに基づいて二次元イメージデータを生成し、表示器7
に出力する。応じて、表示器7は、デフォルメされた二
次元地図を表示する(ステップS8)。ここで、イメー
ジデータ生成部6は、デフォルメされた二次元イメージ
データを一から演算して生成するのではなく、予め規定
された二次元表示モデルにモデル変形用データを与えて
変形するだけの演算を行う。従って、イメージデータ生
成部6におけるイメージデータ生成アルゴリズムは、従
来のように二次元地図データを二次元座標データとして
扱って二次元イメージデータを生成するアルゴリズムに
比べて大幅に簡素化される。この効果は、車に搭載され
たカーナビゲーション装置で後に行う二次元地図表示に
おいても同様に発揮される。簡素化されたイメージデー
タ生成アルゴリズムを実行する際の演算量は大幅に削減
されるので、スムーズな地図スクロールが可能となる。
【0037】次に、オペレータは、表示器7の表示内容
を見て正しい二次元イメージが表示さているか否かを確
認する(ステップS9)。二次元イメージを修正したい
場合は、入力部2から変更あるいは追加するパラメータ
が入力される(ステップS10)。これによって、パラ
メータデータ解析部43で生成されるモデル変形用デー
タの内容が変わり、表示器7の表示内容もそれ応じて変
わる。表示器7に表示される二次元イメージがオペレー
タの所望する形になると、パラメータデータ解析部43
で生成されたモデル変形用データがモデル変形用データ
格納部8に出力され格納される(ステップS11)。図
7に示すモデル変形用データに対応する二次元地図の表
示例を図10に示す。
【0038】上記のようにして、複数の道路箇所につい
てモデル変形用データが作成され、モデル変形用データ
格納部8に格納されていく。その後、モデル変形用デー
タ格納部8に格納されたモデル変形用データは、好まし
くは、二次元地図データ格納部3に格納された二次元地
図データと共に、同一の記憶媒体に格納される。このと
き、記憶媒体には、モデル変形用データと二次元地図デ
ータとの対応関係も記述される。そして、当該記憶媒体
は、車に搭載されたカーナビゲーション装置にセットさ
れ、案内誘導のために用いられる。すなわち、カーナビ
ゲーション装置には、図3のステップS8と同等の二次
元イメージデータ生成アルゴリズムを有しており、車両
がデフォルメ表示したい道路箇所にさしかかると、当該
二次元イメージデータ生成アルゴリズムは、その道路箇
所に対応するモデル変形用データを読み出し、対応する
二次元表示モデルに与えて変形することにより、所望の
二次元イメージデータを生成する。
【0039】なお、上記のようにして得られたモデル変
形用データは、車両用のカーナビゲーション装置だけで
はなく、パーソナルコンピュータ上で動作するドライブ
シミュレータや、人が持って歩く携帯型のナビゲーショ
ン装置にも適用することが可能である。
【0040】なお、上記実施形態では、モデル変形用デ
ータ作成装置でモデル変形用データを作成して記憶媒体
に格納し、カーナビゲーション装置で用いるようにして
いるが、モデル変形用データ作成装置で二次元イメージ
データまで作成し、これを記憶媒体に格納してカーナビ
ゲーション装置で用いるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るモデル変形用データ
作成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すモデル変形用データ生成部4のより
詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すモデル変形用データ作成装置1の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図4】二次元地図データの中から抽出されたパラメー
タデータの一例を示す図である。
【図5】図4に示す地図パラメータを二次元地図として
視覚化して示した図である。
【図6】図1におけるパターンモデル格納部5に格納さ
れたパターンデータの一例を示す図である。
【図7】パラメータが設定されたパターンデータの一例
を示す図である。
【図8】第1のカテゴリーに属する道路形状の一例を示
す図である。
【図9】第2のカテゴリーに属する道路形状の一例を示
す図である。
【図10】図7に示すパラメータデータに対応する二次
元地図の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1…モデル変形用データ作成装置 2…入力部 3…二次元地図データ格納部 4…モデル変形用データ生成部 5…パターンモデル格納部 6…イメージデータ生成部 7…表示器 8…モデル変形用データ格納部 41…二次元地図データ読み取り部 42…パラメータデータ抽出部 43…パラメータデータ解析部
フロントページの続き (72)発明者 上山 芳樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−240653(JP,A) 特開 昭63−211100(JP,A) 特開 平5−53498(JP,A) 特開 平6−301894(JP,A) 特開 平10−74042(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G06T 11/60 300 G06T 11/80 G08G 1/0969 G09B 29/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図上における所定箇所の二次元形状が
    予め複数種類のパターンに分類されており、この分類さ
    れたパターンごとに変形することが可能な二次元表示モ
    デルが格納されている二次元表示モデル格納手段と、 二次元地図データを格納するための二次元地図格納手段
    と、 オペレータによる、前記地図上における所定箇所の特定
    及び二次元形状の変更に関する指示を入力する入力手段
    と、 前記特定された所定箇所に対応する局所的な二次元地図
    データを前記二次元地図格納手段から抽出し、当該所定
    箇所に対応する前記二次元表示モデルの形状を変形する
    ためのモデル変形用データを、当該抽出された局所的な
    二次元地図データ及び前記入力された指示に基づいて生
    成するモデル変形用データ生成手段と、 複数の所定箇所について、前記モデル変形用データ生成
    手段によって生成されたモデル変形用データを格納する
    モデル変形用データ格納手段とを備え、 前記二次元表示モデルは、分岐または合流地点での接続
    形状を備えることを特徴とする、モデル変形用データ作
    成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモデル変形用データ作
    成装置のモデル変形用データ格納手段に格納されたモデ
    ル変形用データを記録した記録媒体から、前記モデル変
    形用データを読み出し、対応する二次元表示モデルに与
    えて変形することにより二次元イメージを表示する、ナ
    ビゲーション装置。
JP2001359438A 1997-10-27 2001-11-26 モデル変形用データの作成装置及びそのデータを用いたナビゲーション装置 Expired - Fee Related JP3465845B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001359438A JP3465845B2 (ja) 1997-10-27 2001-11-26 モデル変形用データの作成装置及びそのデータを用いたナビゲーション装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-294610 1997-10-27
JP29461097 1997-10-27
JP2001359438A JP3465845B2 (ja) 1997-10-27 2001-11-26 モデル変形用データの作成装置及びそのデータを用いたナビゲーション装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14963298A Division JP3283467B2 (ja) 1997-10-27 1998-05-29 モデル変形用データの作成装置及びそのデータを記録した記録媒体並びにそのデータを用いたナビゲーション装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002243461A JP2002243461A (ja) 2002-08-28
JP3465845B2 true JP3465845B2 (ja) 2003-11-10

Family

ID=26559916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001359438A Expired - Fee Related JP3465845B2 (ja) 1997-10-27 2001-11-26 モデル変形用データの作成装置及びそのデータを用いたナビゲーション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3465845B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2609603B2 (ja) * 1987-02-26 1997-05-14 三菱電機株式会社 走行経路誘導表示装置
JP3295892B2 (ja) * 1991-06-13 2002-06-24 三菱電機株式会社 交通情報提示装置
DE69217311T2 (de) * 1991-09-25 1997-07-24 Philips Electronics Nv Gerät und Verfahren für Kartenanzeige in der Fahrzeugnavigation
JP3334245B2 (ja) * 1993-04-09 2002-10-15 三菱電機株式会社 交通情報提示装置
JP3442238B2 (ja) * 1996-06-24 2003-09-02 松下電器産業株式会社 デフォルメ地図作成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002243461A (ja) 2002-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100362817B1 (ko) 삼차원 지도 표시장치, 그것에 사용되는 모델 변형용 데이터, 삼차원 다각형 데이터 또는 삼차원 이미지 데이터 작성장치, 그의 데이터에 기초하여 표시를 실행하는 네비게이션 장치, 삼차원 지도 표시방법, 및 모델 변형용 데이터를 기억한 매체
EP1855263B1 (en) Map display device
US20120041674A1 (en) Navigation device and method for the geographic output of navigation instructions
US7680598B2 (en) Information generating apparatus, recording medium where information generating program is recorded, and information generating method
JP3026433B2 (ja) 三次元地図表示装置およびそれに用いられるデータの作成装置
JP3283467B2 (ja) モデル変形用データの作成装置及びそのデータを記録した記録媒体並びにそのデータを用いたナビゲーション装置
JP4791649B2 (ja) 電子地図データ、表示制御装置およびコンピュータプログラム
JP3429506B2 (ja) モデル変形用データの作成装置及びそのデータを記録した記録媒体並びにそのデータを用いたナビゲーション装置
JP3465845B2 (ja) モデル変形用データの作成装置及びそのデータを用いたナビゲーション装置
JP3465846B2 (ja) モデル変形用データの作成装置及びそのデータを用いたナビゲーション装置
JP2004093193A (ja) 車載用ナビゲーション装置、行き先看板用施設データ生成方法及びプログラム
JP2002230570A (ja) 二次元地図表示方法および装置ならびにモデル変形用データ作成装置
JP3069202B2 (ja) 経路探索方法
JP3892727B2 (ja) 地図情報作成方法及び作成装置
JP3276561B2 (ja) 交差点描画装置
JPH04319986A (ja) 経路探索方法
JP3423775B2 (ja) 図形編集出図装置
JP2798828B2 (ja) 車載ナビゲータ
JP2559552B2 (ja) 電子地図作成方法及びその作成装置
JPH04319987A (ja) 経路探索方法
Consolazio et al. 3D/4D Sign Review Support
JPH0488391A (ja) ナビゲーション表示に用いる道路地図情報の入力装置
JPH04328789A (ja) 経路探索方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees