JP3465610B2 - 自動引き戸の開閉駆動装置 - Google Patents

自動引き戸の開閉駆動装置

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JP3465610B2
JP3465610B2 JP36342498A JP36342498A JP3465610B2 JP 3465610 B2 JP3465610 B2 JP 3465610B2 JP 36342498 A JP36342498 A JP 36342498A JP 36342498 A JP36342498 A JP 36342498A JP 3465610 B2 JP3465610 B2 JP 3465610B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、自動引き
戸の開閉駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動引き戸の開閉駆動装置と
しては、たとえば図6に例示したようなものが知られて
いる。この図6に例示した自動引き戸の開閉駆動装置
は、引き戸(1)の開閉用動力を発生させるモータ
(2)と、モータ(2)による動力を第一減速ギヤ
(4)に伝達するモータ用ギヤ(3)と、モータ用ギヤ
(3)からの動力を減速して第二減速ギヤ(5)に伝達
する第一減速ギヤ(4)と、第一減速ギヤ(4)からの
動力をさらに減速してコロ駆動用ギヤ(6)に伝達する
第二減速ギヤ(5)と、第二減速ギヤ(5)からの動力
を開閉駆動用コロ(7)に伝達するコロ駆動用ギヤ
(6)と、コロ駆動用ギヤ(6)からの動力により引き
戸(1)を開閉駆動する開閉駆動用コロ(7)とを装置
ケース体(9)に備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
例示した通りの従来の自動引き戸の開閉駆動装置では、
停電時または電源を切って手動で開閉したい時に、モー
タ駆動によらない通常の引き戸よりもかなり大きな力が
必要であった。これは、開閉用の動力が常に、第一減速
ギヤ(4)および第二減速ギヤ(5)を介してモータ
(2)とつながっているので、引き戸(1)を手動で開
けようとすると、モータ(2)を回転させる力が必要と
なっていたためである。
【0004】このような従来の装置では、たとえば災害
時などにおいて手動で開閉する必要が生じた場合に引き
戸(1)の開閉が障害となってしまう可能性があり、手
動開閉時でも容易に開閉できる駆動装置の実現が強く望
まれていた。この出願の発明は、以上の通りの事情に鑑
みてなされたものであり、従来技術の問題点を解消し、
自動引き戸の手動開閉を容易に少ない力で行うことを実
現した、新しい自動引き戸の開閉駆動装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決する第一の発明として、引き戸の開閉用動
力を発生するモータ手段と、モータ手段による動力によ
って引き戸を開閉する開閉駆動手段と、モータ手段によ
る動力を開閉駆動手段に伝達する動力伝達ギヤ手段とを
備えた自動引き戸の開閉駆動装置において、動力伝達ギ
ヤ手段と開閉駆動手段との接続切換を行う接続切換ギヤ
手段が備えられており、その接続切換ギヤ手段が、動力
伝達ギヤ手段と接続された方向切換ギヤ部、ならびに開
閉駆動手段と接続された開駆動方向ギヤおよび閉駆動方
向ギヤを有しており、引き戸の開動作時に、方向切換ギ
ヤ部は開駆動方向ギヤと接続されて、動力伝達ギヤ手段
と開閉駆動手段とが引き戸の開駆動を行う接続状態に切
り換えられ、引き戸の閉動作時に、方向切換ギヤ部は閉
駆動方向ギヤと接続されて、動力伝達ギヤ手段と開閉駆
動手段とが引き戸の閉駆動を行う接続状態に切り換えら
れ、引き戸の開閉駆動停止時に、方向切換ギヤ部は開駆
動方向ギヤおよび閉駆動方向ギヤの両方と非接続状態に
切り換えられるようになっている自動引き戸の開閉駆動
装置を提供する。
【0006】また、第二の発明として、上記の装置にお
いて、方向切換ギヤ部は、動力伝達ギヤ手段と接続され
た第一切換ギヤと、第一切換ギヤと接続されているとと
もに、開駆動方向ギヤおよび閉駆動方向ギヤの一方に切
換接続されるようになる第二切換ギヤと、第一切換ギヤ
および第二切換ギヤの軸を連結固定した連結固定部と、
第一切換ギヤおよび第二切換ギヤの間に位置した回動用
軸部とを有しており、引き戸の開動作時に、動力伝達ギ
ヤ手段の作動によって、連結固定部により連結固定され
ている第一切換ギヤおよび第二切換ギヤがその間の回動
用軸部を軸として回動し、第二切換ギヤが開駆動方向ギ
ヤと接続され、引き戸の閉動作時に、動力伝達ギヤ手段
の作動によって、連結固定部により連結固定されている
第一切換ギヤおよび第二切換ギヤがその間の回動用軸部
を軸として回動し、第二切換ギヤが閉駆動方向ギヤと接
続され、引き戸の開閉駆動停止時に、第二切換ギヤは開
駆動方向ギヤおよび閉駆動方向ギヤの両方と非接続され
ようになっているものを提供する。
【0007】さらに、第三の発明として、上記の装置に
おいて、方向切換ギヤ部は、回動用軸部に引掛けられた
自由端および装置ケース体に固定された固定端を相対向
して有するバネ部と、第一切換ギヤおよび第二切換ギヤ
とともに回動するバネ引掛け突部とを有しており、引き
戸の開閉駆動時に、第一切換ギヤおよび第二切換ギヤの
回動によりバネ引掛け突部にバネ部が引っ掛けられ、そ
のバネ部のバネ力により第一切換ギヤおよび第二切換ギ
ヤの回動量が第二切換ギヤと開駆動方向ギヤまたは閉駆
動方向ギヤとの接続状態を維持するように制限され、引
き戸の開閉駆動停止時に、バネ部のバネ戻り力によりバ
ネ引掛け突部が開閉駆動時とは逆方向に回動して、第二
切換ギヤと開駆動方向ギヤおよび閉駆動方向ギヤとの非
接続状態が維持されるようになっている自動引き戸の開
閉駆動装置をも提供する。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に沿って実施
例を示し、この発明の実施の形態についてさらに詳しく
説明する。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である自動引き
戸の開閉駆動装置の要部構成を例示したものである。た
とえばこの図1に例示したこの発明の装置では、前述し
た図6の従来装置と同様に、引き戸(1)の開閉用動力
を発生させるモータ(2)と、モータ(2)による動力
を第一減速ギヤ(4)に伝達するモータ用ギヤ(3)
と、モータ用ギヤ(3)からの動力を減速して第二減速
ギヤ(5)に伝達する第一減速ギヤ(4)と、第一減速
ギヤ(4)からの動力をさらに減速してコロ駆動用ギヤ
(6)に伝達する第二減速ギヤ(5)と、第二減速ギヤ
(5)からの動力を開閉駆動用コロ(7)に伝達するコ
ロ駆動用ギヤ(6)と、コロ駆動用ギヤ(6)からの動
力により引き戸(1)を開閉駆動する開閉駆動用コロ
(7)とが装置ケース体(9)に備えられている。この
実施例においては、モータ(2)およびモータ用ギヤ
(3)がモータ手段を構成し、第一減速ギヤ(4)およ
び第二減速ギヤ(5)が動力伝達ギヤ手段を構成し、コ
ロ駆動用ギヤ(6)および開閉駆動用コロ(7)が開閉
駆動手段を構成している。
【0011】そして、動力伝達ギヤ手段の第二減速ギヤ
(5)と開閉駆動手段のコロ駆動用ギヤ(6)との間
に、この発明の装置が特徴とする接続切換ギヤ手段
(8)が備えられており、引き戸(1)の開閉駆動時
に、接続切換ギヤ手段(8)により第二減速ギヤ(5)
とコロ駆動用ギヤ(6)とが接続状態に切り換えられ、
また引き戸(1)の開閉駆動停止時に、接続切換ギヤ手
段(8)により第二減速ギヤ(5)とコロ駆動用ギヤ
(6)とが非接続状態に切り換えられるようになってい
る。
【0012】これにより、引き戸(1)の開閉駆動時に
は、モータ(2)による動力が開閉駆動手段の開閉駆動
用コロ(7)に伝わって引き戸(1)が自動開閉され、
引き戸(1)の開閉駆動停止時には、モータ(2)と開
閉駆動用コロ(7)とが非接続となるので、引き戸
(1)の手動開閉を、モータ(2)を回転させる力を要
せすることなく、少ない力で行うことができるようにな
る。いうならば、接続切換ギヤ手段(8)はクラッチ機
構の役割をし、開閉駆動停止時にはニュートラルの状態
となってモータ手段と開閉駆動手段とを分離している。
【0013】図1の実施例についてさらに説明すると、
接続切換ギヤ手段(8)は、第二減速ギヤ(5)と接続
された方向切換ギヤ部(81)、ならびにコロ駆動用ギ
ヤ(6)に接続された開駆動方向ギヤ(82)および閉
駆動方向ギヤ(83)を有している。さらに、方向切換
ギヤ部(81)は、第二減速ギヤ(5)と接続された第
一切換ギヤ(811)と、この第一切換ギヤ(811)
と接続されているとともに、開駆動方向ギヤ(82)お
よび閉駆動方向ギヤ(83)の一方に切換接続されるよ
うになる第二切換ギヤ(812)と、第一切換ギヤ(8
11)および第二切換ギヤ(812)をそれぞれの軸を
連結して軸固定した連結固定部(813)と、第一切換
ギヤ(811)および第二切換ギヤ(812)の間に位
置した回動用軸部(814)とを有している。連結固定
部(813)は、たとえば平板金具とし、各ギヤは平歯
車とすることができる。
【0014】引き戸(1)の開動作時には、第二減速ギ
ヤ(5)の開駆動方向の回転によって、連結固定部(8
13)により連結固定されている第一切換ギヤ(81
1)および第二切換ギヤ(812)がその間の回動用軸
部(814)を軸として開駆動方向に回動し、第二切換
ギヤ(812)が開駆動方向ギヤ(82)と接続状態に
切り換えられ、一方、引き戸(1)の閉動作時には、第
二減速ギヤ(5)の閉駆動方向の回転によって、連結固
定部(813)により連結固定されている第一切換ギヤ
(811)および第二切換ギヤ(812)がその間の回
動用軸部(814)を軸として閉駆動方向に回動し、第
二切換ギヤ(812)が閉駆動方向ギヤ(83)と接続
状態に切り換えられる。引き戸(1)の開閉駆動停止時
には、第二切換ギヤ(812)は開駆動方向ギヤ(8
2)および閉駆動方向ギヤ(83)の両方と非接続状態
に切り換えられるようになっている。
【0015】この発明では、このような方向切換ギヤ部
(81)における第二切換ギヤ(812)の開駆動方向
ギヤ(82)および閉駆動方向ギヤ(83)との接続切
換は、たとえば、図2および図3に例示した機構により
行うようにすることができる。すなわち、たとえば図2
に例示したように、方向切換ギヤ部(81)には、回動
用軸部(814)に引掛けられた自由端(本実施例では
ループ状となっている)および装置ケース体(9)に固
定された固定端を相対向して有するバネ部(815)
と、第一切換ギヤ(811)および第二切換ギヤ(81
2)とともに、つまりそれらを連結固定している連結固
定部(813)とともに回動するバネ引掛け突部(81
6)とが備えられている。
【0016】そして、図3にも例示したように、引き戸
(1)の開閉駆動時には、第一切換ギヤ(811)およ
び第二切換ギヤ(812)の回動により、それとともに
回動するバネ引掛け突部(816)にバネ部(815)
が引っ掛けられて、このバネ部(815)のバネ力によ
り回動量が第二切換ギヤ(812)と開駆動方向ギヤ
(82)または閉駆動方向ギヤ(83)との接続状態を
維持するように制限される。また、引き戸の開閉駆動停
止時には、バネ部(815)のバネ戻り力によりバネ引
掛け突部(816)が開閉駆動時とは逆方向に回動して
押し戻され、第二切換ギヤ(812)と開駆動方向ギヤ
(82)および閉駆動方向ギヤ(83)との非接続状態
が維持される。
【0017】ここで、このような機構を有する場合にお
ける引き戸(1)の開閉駆動の動作の一例を図4(a)
〜(d)および図5(a)〜(d)を用いて説明する。
まず、引き戸(1)が停止している時は、図4(a)に
例示したように、接続切換ギヤ手段(8)における方向
切換ギヤ部(81)の第二切換ギヤ(812)が、バネ
部(815)によって開駆動方向ギヤ(82)および閉
駆動方向ギヤ(83)の両方と接続されていないニュー
トラル状態に維持されている。
【0018】このようなニュートラル状態から引き戸
(1)が自動で開けられる場合、図4(b)(c)に例
示したように、モータ(2)が開駆動に必要な動力を発
生させる方向に回転(この回転をたとえば正転と呼ぶ)
し、発生した開駆動用動力が第一減速ギヤ(4)および
第二減速ギヤ(5)により減速されて、方向切換ギヤ部
(81)の第一切換ギヤ(811)に伝達される。
【0019】第二減速ギヤ(5)の回転によって、連結
固定部(813)により連結固定されている第一切換ギ
ヤ(811)および第二切換ギヤ(812)はその間の
回動用軸部(814)を軸として回動し、第一切換ギヤ
(811)の第二減速ギヤ(5)との接続状態が維持さ
れたたまま、第二切換ギヤ(812)が開駆動方向ギヤ
(82)と接続する。もちろん前述したように第一切換
ギヤ(811)と第二切換ギヤ(812)とは常に互い
に接続状態となっている。
【0020】これにより、減速された開駆動用動力が、
第二減速ギヤ(5)から第一切換ギヤ(811)および
第二切換ギヤ(812)を介して開駆動方向ギヤ(8
2)に伝達される。そして、この動力が開駆動方向ギヤ
(82)からコロ駆動用ギヤ(6)に伝達され、開閉駆
動用コロ(7)により引き戸(1)が開けられる。この
ようにして引き戸(1)が完全に開けらるとモータ
(2)は停止する。モータ(2)が停止すると、図4
(d)に例示したように、方向切換ギヤ部(81)にお
けるバネ部(815)は、バネ引掛け突部(816)に
より受けていた力から開放されるので、自身のバネ戻り
力により元の状態に戻るように動き、この際にバネ引掛
け突部(816)を押し戻す。
【0021】そして、このバネ引掛け突部(816)の
押し戻しとともに第一切換ギヤ(811)および第二切
換ギヤ(812)とが開駆動時の回動とは逆方向に回動
し、ニュートラルの状態、つまり開駆動方向ギヤ(8
2)および閉駆動方向ギヤ(83)に非接続状態とな
る。一方、このようにして図5(a)にも例示したよう
に開けられた状態にある引き戸(1)を自動で閉める場
合には、図5(b)(c)に例示したように、モータ
(2)が閉駆動に必要な動力を発生させる方向に回転
(この回転をたとえば逆転と呼ぶ)し、発生した閉駆動
用動力が第一減速ギヤ(4)および第二減速ギヤ(5)
により減速されて、方向切換ギヤ部(81)の第一切換
ギヤ(811)に伝達される。
【0022】第二減速ギヤ(5)の回転によって、連結
固定部(813)により連結固定されている第一切換ギ
ヤ(811)および第二切換ギヤ(812)は、その間
の回動用軸部(814)を軸として開駆動時とは逆方向
に回動し、第二切換ギヤ(812)が閉駆動方向ギヤ
(83)と接続する。この場合も、第一切換ギヤ(81
1)と第二減速ギヤ(5)との接続状態、および第一切
換ギヤ(811)と第二切換ギヤ(812)との接続状
態は維持されている。
【0023】これにより、減速された閉駆動用動力が、
第二減速ギヤ(5)から第一切換ギヤ(811)および
第二切換ギヤ(812)を介して閉駆動方向ギヤ(8
3)に伝達され、さらにコロ駆動用ギヤ(6)に伝達さ
れて、開閉駆動用コロ(7)により引き戸(1)が閉め
られる。そして、引き戸(1)が完全に閉められるとモ
ータ(2)は停止し、図5(d)に例示したように、方
向切換ギヤ部(81)におけるバネ部(815)が自身
のバネ戻り力により元の状態に戻り、この際にバネ引掛
け突部(816)を押し戻す。このバネ引掛け突部(8
16)の押し戻しとともに第一切換ギヤ(811)およ
び第二切換ギヤ(812)とが閉駆動時の回動とは逆方
向に回動し、開駆動方向ギヤ(82)および閉駆動方向
ギヤ(83)と非接続なニュートラル状態となる。
【0024】引き戸(1)の開閉駆動が停止した場合、
つまり図4(a)(d)および図5(a)(d)に例示
した状態となった場合では、上述したように、第二切換
ギヤ(812)が開駆動方向ギヤ(82)および閉駆動
方向ギヤ(83)の両方と接続していない状態になり、
接続切換ギヤ手段(8)と開閉駆動手段のコロ駆動用ギ
ヤ(6)とが非接続状態となるので、モータ手段と開閉
駆動手段とが分離される。よって、引き戸(1)を手動
で開閉しても、開閉駆動手段の開閉駆動用コロ(7)お
よびコロ駆動用ギヤ(6)、さらには開駆動方向ギヤ
(82)および閉駆動方向ギヤ(83)が回転するだけ
で、モータ(2)は回転しないので、停止しているモー
タ(2)を手動で回転させる力は不要となる。
【0025】以上のように、この発明では、接続切換ギ
ヤ手段(8)によって、動力伝達ギヤ手段の第二減速ギ
ヤ(5)と開閉駆動手段のコロ駆動用ギヤ(6)との接
続/非接続状態、つまりモータ手段のモータ(2)と開
閉駆動手段の開閉駆動用コロ(7)との接続/非接続状
態が切り換えられ、引き戸(1)の開閉駆動時には、モ
ータ(2)の動力が開閉駆動用コロ(7)に伝達されて
引き戸(1)が開閉され、引き戸(1)の開閉駆動停止
時には、モータ(2)と開閉駆動用コロ(7)とが接続
されていないので、引き戸(1)を手動で開閉する際
に、モータ(2)を回転させる力が不要となり、自動開
閉機構が付いていない通常の引き戸と同じくらいの少な
い力で、容易に手動開閉を実現できるようになる。
【0026】なお、上述した各ギヤとしては、たとえば
通常の平歯車が使用される。もちろん、この発明は以上
の例に限定されるものではなく、細部については様々な
態様が可能であることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、引き戸の自動開閉機能はそのままに、停電時や電
源オフ時などにおける引き戸の手動開閉を容易に少ない
力で行うことができる、新しい自動引き戸の開閉駆動装
置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である自動引き戸の開閉駆
動装置の要部構成を例示した図である。
【図2】(a)(b)は、各々、この発明の装置におけ
る方向切換ギヤ部の一例を示した正面図および側面であ
る。
【図3】引き戸開閉駆動時における図2の方向切換ギヤ
部の一動作例を示した正面図である。
【図4】(a)(b)(c)(d)は、引き戸開駆動時
におけるこの発明の装置の動作の一例を示した図であ
る。
【図5】(a)(b)(c)(d)は、引き戸閉駆動時
におけるこの発明の装置の動作の一例を示した図であ
る。
【図6】従来の自動引き戸の開閉駆動装置の一例を示し
た図である。
【符号の説明】
1 引き戸 2 モータ 3 モータ用ギヤ 4 第一減速ギヤ 5 第二減速ギヤ 6 コロ駆動用ギヤ 7 開閉駆動用コロ 8 接続切換ギヤ手段 81 方向切換ギヤ部 811 第一切換ギヤ 812 第二切換ギヤ 813 連結固定部 814 回動用軸部 815 バネ部 816 バネ引掛け突部 82 開駆動方向ギヤ 83 閉駆動方向ギヤ 9 装置ケース体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き戸の開閉用動力を発生するモータ手
    段と、モータ手段による動力によって引き戸を開閉する
    開閉駆動手段と、モータ手段による動力を開閉駆動手段
    に伝達する動力伝達ギヤ手段とを備えた自動引き戸の開
    閉駆動装置において、 動力伝達ギヤ手段と開閉駆動手段との接続切換を行う接
    続切換ギヤ手段が備えられており、その接続切換ギヤ手段が、動力伝達ギヤ手段と接続され
    た方向切換ギヤ部、ならびに開閉駆動手段と接続された
    開駆動方向ギヤおよび閉駆動方向ギヤを有しており、 引き戸の開動作時に、方向切換ギヤ部は開駆動方向ギヤ
    と接続されて、動力伝達ギヤ手段と開閉駆動手段とが引
    き戸の開駆動を行う接続状態に切り換えられ、 引き戸の閉動作時に、方向切換ギヤ部は閉駆動方向ギヤ
    と接続されて、動力伝達ギヤ手段と開閉駆動手段とが引
    き戸の閉駆動を行う接続状態に切り換えられ、 引き戸の開閉駆動停止時に、方向切換ギヤ部は開駆動方
    向ギヤおよび閉駆動方向ギヤの両方と 非接続状態に切り
    換えられるようになっている自動引き戸の開閉駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 方向切換ギヤ部は、動力伝達ギヤ手段と
    接続された第一切換ギヤと、第一切換ギヤと接続されて
    いるとともに、開駆動方向ギヤおよび閉駆動方向ギヤの
    一方に切換接続されるようになる第二切換ギヤと、第一
    切換ギヤおよび第二切換ギヤの軸を連結固定した連結固
    定部と、第一切換ギヤおよび第二切換ギヤの間に位置し
    た回動用軸部とを有しており、 引き戸の開動作時に、動力伝達ギヤ手段の作動によっ
    て、連結固定部により連結固定されている第一切換ギヤ
    および第二切換ギヤがその間の回動用軸部を軸として回
    動し、第二切換ギヤが開駆動方向ギヤと接続され、 引き戸の閉動作時に、動力伝達ギヤ手段の作動によっ
    て、連結固定部により連結固定されている第一切換ギヤ
    および第二切換ギヤがその間の回動用軸部を軸として回
    動し、第二切換ギヤが閉駆動方向ギヤと接続され、 引き戸の開閉駆動停止時に、第二切換ギヤは開駆動方向
    ギヤおよび閉駆動方向ギ ヤの両方と非接続される ように
    なっている請求項1の自動引き戸の開閉駆動装置。
  3. 【請求項3】 方向切換ギヤ部は、回動用軸部に引掛け
    られた自由端および装置ケース体に固定された固定端を
    相対向して有するバネ部と、第一切換ギヤおよび第二切
    換ギヤとともに回動するバネ引掛け突部とを有してお
    り、 引き戸の開閉駆動時に、第一切換ギヤおよび第二切換ギ
    ヤの回動によりバネ引掛け突部にバネ部が引っ掛けら
    れ、そのバネ部のバネ力により第一切換ギヤおよび第二
    切換ギヤの回動量が第二切換ギヤと開駆動方向ギヤまた
    は閉駆動方向ギヤとの接続状態を維持するように制限さ
    れ、 引き戸の開閉駆動停止時に、バネ部のバネ戻り力により
    バネ引掛け突部が開閉駆動時とは逆方向に回動して、第
    二切換ギヤと開駆動方向ギヤおよび閉駆動方向ギヤとの
    非接続状態が維持される ようになっている請求項2の自
    動引き戸の開閉駆動装置。
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