JP3464785B2 - 改良された反射防止複合材料 - Google Patents
改良された反射防止複合材料Info
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Description
造物に関し、より具体的にはディスプレー用途で利用さ
れる反射防止特性を示す前記構造物に関する。
えず拡大している基準で使用されてきた。反射防止複合
材料は、最も一般的には反射“グレア”を最小限に抑え
るために窓、鏡、及びテレビスクリーンやコンピュータ
ーモニタースクリーンを含めた各種ディスプレー用途に
使用されている。
波長で1/4波長光学厚さを有するものである。この構
造は可視範囲において表面の反射率を1%未満に低下さ
せることができる。
板及びその上に設けられた1つ以上の透明な反射防止層
から構成される。複合材料に機械的耐久性及び物理的強
度を与えるために、しばしば透明なハードコート層が基
板と反射防止層との間に堆積されている。各層に使用さ
れる材料及び各層の厚さは、複合材料を透過する光の量
は最大であり、複合材料により反射する光の量は最小と
なるように選択される。
ており、その多くは高屈折率材料及び低屈折率材料の対
からなる。この分野で最も初期の特許の1つである米国
特許第2,478,385号明細書には、ガラス基板上
の中間/高/低屈折率材料の3層構造が記載されてい
る。
許は米国特許第3,432,225号明細書であり、こ
こには2つの異なる材料、すなわちZrO2及びMgF
2を用いて4層反射防止コーティング系を組合せる方法
が開示されている。この方法の基本的問題はMgF2が
本質的に軟らかいことであり、そのためにこの方法はあ
まり多くの分野で使用されていない。
第3,565,509号明細書に開示されており、ここ
には製造を簡潔にするために2つの材料を用いて3層系
を2層に減らしている。
構造物である。この構造物は、幾つかの先行特許に記載
されているような3種もしくは4種の異なる材料を用い
るのではなく2種の反射防止コーティング材料から製造
され得る。各層の厚さは、広範囲のスペクトルにおいて
最良の特性が得られるように最適化される。
物の一部として高屈折率誘電性反射防止層を使用してい
る。電磁遮蔽及び静電放電制御が主眼である分野では、
導電性高屈折率酸化物、例えば酸化インジウムまたは酸
化スズが前記構造物中に配合されている。米国特許第
4,422,721号明細書では、反射防止構造物の一
部としての導電性コーティングの使用を含んでいる。
は、4層反射防止複合材料が開示されており、ここでは
DC反応性スパッタリングが好ましい堆積方法として示
唆されている。米国特許第5,579,162号明細書
には、感温性基板に対する好ましい堆積方法としてDC
反応性スパッタリングを使用する多層反射防止複合材料
が記載されている。
問題がある。第1の問題は、ポリマー基板上に反射防止
コーティングを堆積させるために特殊な方法が必要なこ
とである。
層を堆積させるために多くの製造方法が提案されている
が、実用的な方法かせ非常に少ないことである。このこ
とは、反射防止コーティングを連続ロールコーティング
(ウェブ)システムで堆積させる方法が公開されていな
いので特に重要である。
の問題は、反射防止複合材料の製造においては必ず一般
的に製造効率が乏しく、堆積速度が遅いことである。
の問題は、ポリマー基板、特にハードコートを被覆した
ポリマー基板上に反射防止コーティングを付着させるこ
とが非常に困難なことである。
る改良された反射防止複合材料が必要とされている。
い可視光線透過率及び400〜800nmの範囲におい
て非常に低い可視光線反射率を有する反射防止複合材料
である。前記コーテイングは、低い光反射率が要求され
且つ電気及び磁気遮蔽が要求される表面に対して好適で
あり得る。本発明の反射防止複合材料は各種のディスプ
レー用途に利用される。
透過性基板、(b)前記基板上に堆積されたハードコー
ト、(c)前記ハードコート上に堆積された第1透明酸
化物層、及び(d)前記の第1透明酸化物層上に堆積さ
れた第2透明酸化物層を含む反射防止複合材料である。
透明酸化物層が中間周波数ACスパッタリングまたは対
称/非対称二極式DCスパッタリングからなるパルスマ
グネトロンスパッタリングにより堆積されていることが
好ましくい。
〜約100オングストロームの平均厚さを有する薄い炭
素層がハードコートと基板との間に堆積されている。本
発明の別の好ましい実施態様では、約2〜約100オン
グストロームの平均厚さを有する薄い炭素層が最外透明
酸化物層と低表面エネルギー層との間に堆積されてい
る。
材料はハードコート上に少なくとも1対の酸化物層を堆
積して含む。酸化物層の各対は、(i)ハードコート上
に堆積された、約1.65〜約2.65の屈折率及び約
100〜約3200オングストロームの平均厚さを有す
る第1透明酸化物層及び(ii)前記した第1透明酸化
物層上に堆積された、約1.2〜約1.85の屈折率及
び約100〜約3200オングストロームの平均厚さを
有する第2透明酸化物層を含む。
層を有する複合材料の好ましい実施態様では、透明酸化
物層の1つは三元酸化物層である。
料の別の好ましい実施態様では、約400〜約1000
オングストロームの厚さを有する酸化アルミニウムまた
は酸化ジルコニウムの層がハードコートと前記した対の
酸化物層との間に堆積されている。上記した層の代わり
に、約1.50〜約2.20の屈折率を有する他の酸化
物を使用してもよい。
料の更に別の好ましい実施態様では、最外対中の第2透
明酸化物層は約1.2〜約1.85の屈折率及び40ダ
イン/cm以下の低表面エネルギーを有する。
ギー層は真空蒸着させた有機/無機混合物である。
その両方法の組合せにより堆積され得る。
率及び約0.5〜約10ミクロンの平均厚さを有する一
般的な有機ハードコート層であり、好ましくは湿式化学
方法(wet chemistry process)により堆積される。ハー
ドコート層は、約1.5〜約2の屈折率及び約0.5〜
約10ミクロンの平均厚さを有する無機材料または有機
/無機材料であってもよく、好ましくは真空方法により
堆積される。
の記載、特許請求の範囲及び添付の図面からより理解さ
れるであろう。
形例を以下に詳細に記載する。しかしながら、本発明が
これらの特定具体例に限定されるものとして本明細書の
記載を解釈すべきではない。当業者には多数の他の実施
態様が分かるであろう。
る。本発明のすべての実施態様において、複合材料は基
板及び前記基板上に堆積された1つ以上の反射防止層を
含む。
例えばガラスまたは硬質ポリカーボネートであってもよ
い。基板がロール形態で提供され得る可撓性材料、例え
ば可撓性ポリマー材料であることが好ましい。通常、前
記材料は可撓性ポリカーボネート、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、及び優れた光学的及びロール構造
特性を有する他の可撓性ポリマー材料である。
理的強度及び機械的耐久性を与えるために通常透明なハ
ードコートが設けられている。ハードコートは、反射防
止複合材料全体を構造化するために使用され得る幾つか
の光学的特性をも有し得る。
は、約0.5〜約10ミクロンの厚さ及び約1.2〜約
1の屈折率を有する“重厚な(massive)ハードコート”
である。通常、前記の重厚なハードコート層は、真空蒸
着されたときに少ない脱ガス性に対して相容性の真空で
あるように選択される。前記の重厚なハードコート層を
製造するために使用される適当な材料は、(i)ポリウ
レタン、(ii)重合性長鎖アクリル樹脂及びメトキシ
シロキサン、及び(iii)シリケート、密に架橋した
アクリルポリマー、溶液流延エポキシ及びそれらの組合
せである。
トは約1.5〜約2の屈折率を有する無機ハードコート
である。前記ハードコートはAl2O3及び/またはS
iO2から構成され得る。或いは、重厚なハードコート
は約1.5〜約2の屈折率を有する有機/無機材料から
構成され、好ましくは真空蒸着法により堆積される。
堆積されている。前記反射防止層は、該反射防止層が基
板及びハードコートと共に反射防止特性を示す複合材料
が形成されるような厚さ及び屈折率を有するように選択
される。
と反射防止層との間に堆積させる。炭素層は約2〜約1
00オングストロームの厚さを有する。炭素層は、特に
反射防止層をスパッタリングにより堆積させる場合には
ハードコートと反射防止層との間の付着促進層として作
用する。炭素層はハードコートを有する基板からの表面
ガス放出を最小限に抑えることも判明している。炭素層
の種類及びその堆積方法は、米国特許第4,802,9
67号明細書、同第4,865,711号明細書、同第
4,913,762号明細書(すべてWilfred
Kittlerに付与)に詳しく記載されている。
トを有する基板と反射防止層との間を十分に付着させる
ための試みにおいては化学処理、コロナ放電、グロー放
電またはサブ酸化物(プライマー)層の堆積のような他
の方法が使用される。しかしながら、従来技術の試みは
すべて不十分な付着しか与えないか、不当に高価である
か、または他の製造問題を伴う。
の上に、好ましくはスパッタリングにより堆積されてい
る。
ーまたは臨界的な表面張力を有する材料への付着を促進
させるのに特に有用である。
における重要な問題の1つであるハードコートのガス放
出を最小限に抑えることが判明した。ガス放出を最小限
とすることにより、薄い炭素層を用いる本発明の複合材
料は反射防止コーティングの堆積の間かなり安定であ
り、均質である。
び低表面エネルギー層と最外透明酸化物層との間に介在
させる付着促進層としても使用することができる。例え
ば、可撓性基板(通常、PET)、前記可撓性基板上に
堆積される重厚なハードコート層、及びハードコート層
上に堆積される酸化物層を含み、前記基板とハードコー
トとの間、ハードコートと酸化物層との間、及び/また
は酸化物層と40ダイン/cm未満の低表面エネルギー
層との間に薄い炭素層を介在させた反射防止複合材料が
提供され得る。
により堆積され得る。例えば、蒸発、、スパッタリン
グ、PECVD等である。典型的な実施態様では、反射
防止層は単一または複数陰極スパッタリング方法により
堆積される。
陰極スパッタリング方法により堆積される。二陰極スパ
ッタリング方法は中間周波数AC正弦波パルス電源を用
いる。二陰極システムは、並列に配置した2つのマグネ
トロン陰極を用いる。二陰極システムにより、アーク制
御及び固有の陽極問題を含めた従来のDCマグネトロン
スパッタリングの問題が最小限に抑えられる。
分がランダムに成長した絶縁層により被覆されるように
なるので反応性DCスパッタリングでは固有の陽極問題
が生ずる。絶縁層により陽極及びシールドが被覆される
と、方法の条件が変わり、困難になる。多くの“ミクロ
アーク”が酸化物のスパッタリング中に生じ、そのため
に堆積層に欠陥が生ずる。このアーキングを避けるため
に、RFスパッタリング法を使用している人もいるが、
堆積速度が遅く、またネットワーク要求に合わせること
が困難なためにRFスパッタリングの産業上の利用可能
性は非常に限られている。
トロン源を二極式パルス発生器に接続して、各陰極をマ
グネトロン放電の陰極及び陽極として交互に作用させ
る。DCスパッタリングとは対照的に、電力を20〜1
00kHzの範囲の周波数を有するパルスモードで反応
放電に供給し、絶縁領域の放電を妨げ、ターゲットのア
ーキングを防止する。二陰極スパッタリングによりコー
ティング材料が独創的にスパッター堆積され、さもなけ
ればDCスパッタリング方法を用いて大規模に製造する
ことができない。
は、従来のDCスパッタリング方法及び他の従来コーテ
ィング方法、例えばDC方法及びRF方法に比べて以下
の利点を与える: (1)堆積速度が同等のDC及びRF−タイプのスパッ
タリング方法よりも速い、 (2)方法安定性が長期の作業期間にわたり高い、 (3)アーキングによる層欠陥が最小である、 (4)2%未満のクロスウェブ均一性が容易に達成され
得る。
反射防止コーティング層を含む導電性及び非導電性反射
防止複合材料を製造するために好ましい。
材料の場合には二陰極スパッタリングが特に好ましい。
高絶縁性材料を反応性DCスパッタリング堆積させる
際、マグネトロン陰極上の絶縁層が絶縁破壊されるとア
ーキングが始まる。これは、堆積装置がターゲットのス
パッター浸食を“レーストラック”領域に限定するルー
ピング磁場を含んでいるからである。この領域では、ス
パッター速度がバックスパッタリングにより生ずる成長
よりも速い。しかしながら、レーストラックから更に離
れた場所では、成長速度がターゲット浸食を超え、その
結果これらのターゲット部分は絶縁層で被覆されるであ
ろう。この被覆により、各種タイプのアーキングが生ず
る。これらのアークのために、コーティング層に欠陥が
生じ、方法を制御することが非常に困難にもなる。
はRF方法を用いることにより大体解決され得る。しか
しながら、RFスパッタリングの堆積速度は速くない。
RFスパッタリングは通常、高い熱基板負荷及び高い粒
子エネルギーをも伴う。よって、RFスパッタリングは
大面積基板コーティング及び感熱性可撓性フィルム基板
に対しては不向きである。
の堆積方法は対称/非対称二極式パルスDCスパッタリ
ングである。非対称二極式パルスDCスパッタリング
は、反応性DCスパッタリングに関連するターゲット中
毒の問題を最小限に抑えるので単陰極スパッタリングの
ために好ましい。反応性DCスパッタリング方法では、
ターゲット表面に絶縁層が蓄積される傾向にある(“タ
ーゲット中毒”)。絶縁体がターゲットの表面上に堆積
されるとコンデンサーが形成される。ターゲットは1つ
のコンデンサーとして作用し、プラズマは他のコンデン
サーとして作用し、絶縁フィルムがコンデンサーの誘電
体を形成する。DC流がコンデンサー中を流れ得ないの
で、その後いろいろな問題が生ずる。第1の問題は、電
流なしではターゲットのこの領域からスパッタされ得な
い。電流はイオン流であり、従ってアルゴンイオンがそ
の領域に衝突しないとターゲット原子は放出され得ず、
よってスパッタリングは起こり得ない。第2の問題は、
形成されたコンデンサーが印加電圧まで完全に帯電する
能力に耐えるに十分な誘電性を持たないことであり得
る。さもなければ、絶縁破壊により帯電粒子が突然放出
され、局部電流密度が放電領域に高まり、その結果アー
キングが生ずる。このアーキングにより絶縁フィルムに
欠陥が生ずる。
ングによれば、ターゲット上の絶縁体をまず基板材料よ
りも高いスパッター収率でスパッタし得る条件を設定す
ることができる。この好ましいスパッタリングにより、
ターゲット中毒が効率的に解消される。好ましいスパッ
タリングは、通常のDC波形に逆電圧バイアスパルスを
付加することにより行うことができる。典型的なスパッ
タリングを−400ボルトで行う場合、極性は迅速に約
+100ボルトに転換し、こうしてコンデンサーはプラ
ズマに露出される表面上で反対に(−100ボルト)に
帯電される。逆パルスが終わり、電圧がスパッターモー
ド(−400ボルト)に戻るとすぐに、コンデンサのプ
ラズマ側は−100ボルトに帯電される。ターゲットが
−100ボルトに達する場合、プラズマ上の有効電圧は
−500ボルトである。よって、アルゴンイオンは静電
引力により絶縁体に引き寄せられ、超エネルギー(−5
00ボルト)と衝突して、絶縁体をまずターゲットから
飛ばし、ターゲット中毒及びアーキングが解消される。
サー上の電荷蓄積が破壊電圧を超えるのを避けるのに十
分な頻度でパルスが生じなければならないのでパルス周
波数に依存する。典型的な方法周波数は約80〜約15
0kHzである。逆バイアスによりコンデンサの帯電か
らシールド及びチャンバ壁のスパッタリングへの変化が
生ずるので、逆バイアスはあまり高くてはならない。典
型的な使用電圧は約+75〜約+150ボルトである。
は、周期的方形波パルス鎖を有する二極式パルス電源を
使用する。これにより、ポジティブ及びネガティブパル
ス時間が出力電圧に対して独立して制御され、最大の性
能が発揮される。二極式パルスDCの自由調節性及び選
択性により、dc+、dc−、単極+及び単極+コント
ロール機能が可能である。これにより、導体、半導体及
び不導体のような材料をプラズマ処理できる。
アーキングを解消し、高品質フィルムを低温で得るため
にパルスDCスパッタリングを使用することができる。
正弦(AC)スパッタリングとは異なり、二極式パルス
DC(方形波形)ではプラズマ密度とアーキングの回避
の間のバランスを調整するために“オン/オフ”時間を
独立して制御できる。ポジティブ及びネガティブなパル
ス幅は数マイクロ秒〜約1.5秒のかなりの範囲に亘り
調節可能であり、可変オフ時間をパルス間で利用でき
る。周波数は変更可能である。
称二極式DCスパッタリング方法を用いる二陰極スパッ
タリング方法は、長尺の基板材料上に反射防止層を堆積
し得る広域ロール塗布機に容易に適合され得る。
も1対の酸化物層よりなる反射防止層がハードコート層
の上に堆積されている。酸化物層の各対は、(i)ハー
ドコート上に堆積された、約1.65〜約2.65の屈
折率及び約100〜約3200オングストロームの平均
厚さを有する第1透明酸化物層及び(ii)前記の第1
透明酸化物層上に堆積された、約1.2〜約1.85の
屈折率及び約100〜約3200オングストロームの平
均厚さを有する第2透明酸化物層を含む。好ましくは、
第1透明酸化物層は電気伝導性コーティングである。
化物層の1つはInZnSnOx、InZnGaOxや
InZnMgOxのような三元合金である。
0〜約1000オングストロームの厚さを有する酸化ア
ルミニウムまたは酸化ジルコニウムの層がハードコート
と1対の酸化物層との間に介在している。この介在層
は、約1.50〜2.20の屈折率を有するように選択
される。
防止層として一般的に知られている低表面エネルギー層
を反射防止層の上に設けることができる。通常、前記汚
れ防止層は約40ダイン/cm以下の低表面エネルギー
を有する。本発明の独自の実施態様では、少なくとも1
対の酸化物層で最外対の第2透明酸化物層は約1.2〜
1.85の屈折率及び40ダイン/cm以下の低表面エ
ネルギーを有する。
ートしたハードコートと1対の透明酸化物層との間に酸
化アルミニウムまたは酸化ジルコニウムの層を介在させ
ることにより、4層以上の反射防止層を有する従来の複
合材料と同様に機能する2つの反射防止層を有する複合
材料を製造することができる。
ードコート層上に堆積して含む2種の反射防止複合材料
を図示する。図2Aに2つの反射防止層を有する反射防
止複合材料、図3Aに3つの反射防止層を有する反射防
止複合材料を図示する。
止複合材料の反射防止特性を示す。基板はPETであ
り、1.65の屈折率を有する。ハードコートは無機A
l2O3材料であり、基板上に蒸着されている。ハード
コートは1.70の屈折率を有し、4ミクロンの平均厚
さを有する。炭素層は5オングストロームの平均厚さを
有する。炭素層は真空蒸着法により堆積されている。第
1透明酸化物層は1.46の屈折率を有するSiO2で
ある。第2透明酸化物層は1.70の屈折率を有するA
l2O3である。第3透明酸化物層は2.0の屈折率を
有するITOであり、第4透明酸化物層は1.46の屈
折率を有するSiO2である。透明酸化物層の各々は、
中間周波数AC正弦波スパッタリング及び対称/非対称
二極式パルスDCスパッタリングからなるパルスマグネ
トロンスパッタリングにより堆積されている。低表面エ
ネルギー層は第4透明酸化物層の上に堆積されている。
低表面エネルギー層は1.38の屈折率及び20オング
ストロームの平均厚さを有するフルオロポリマー材料で
ある。低表面エネルギー層は約40ダイン/cm未満の
表面エネルギーを有する。
造を有する2種の反射防止複合材料の反射防止特性を示
す。いずれの構造においても、基板材料はPETであ
り、1.65の屈折率を有する。ハードコートは基板上
に設けられたUV硬化アクリル系ハードコートである。
ハードコートは1.63の屈折率及び6ミクロンの平均
厚さを有する。炭素層は5オングストロームの平均厚さ
を有する。炭素層は真空蒸着により堆積されている。第
1透明酸化物層は2.0の屈折率を有するITOであ
る。第2透明酸化物層は1.46の屈折率を有するSi
O2である。透明酸化物層の各々は、中間周波数AC正
弦波スパッタリング及び対称/非対称二極式パルスDC
スパッタリングからなるパルスマグネトロンスパッタリ
ングにより堆積されている。低表面エネルギー層は第2
透明酸化物層の上に堆積されている。低表面エネルギー
層は1.38の屈折率及び20オングストロームの平均
厚さを有するフルオロポリマー材料である。低表面エネ
ルギー層は約40ダイン/cm未満の表面エネルギーを
有する。
種の反射防止複合材料の唯一の違いは、ハードコートの
屈折率及びコーティングの厚さである。
防止特性を示し、該反射防止複合材料の一方は図3Aに
図示したような3層構造を有し、他方は図1Aに図示し
たような4層構造を有する。3層構造の場合、基板材料
はPETであり、1.65の屈折率を有する。ハードコ
ートは基板上に設けられたUV硬化アクリル系ハードコ
ートである。ハードコートは1.50の屈折率及び6ミ
クロンの平均厚さを有する。炭素層は5オングストロー
ムの平均厚さを有し、真空蒸着により堆積されている。
第1透明酸化物層は1.70の屈折率を有するAl2O
3である。第2透明酸化物層は2.0の屈折率を有する
ITOである。第3透明酸化物層は1.46の屈折率を
有するSiO2である。低表面エネルギー層は第3透明
酸化物層の上に堆積されている。低表面エネルギー層は
1.38の屈折率及び20オングストロームの平均厚さ
を有するフルオロポリマー材料である。低表面エネルギ
ー層は約40ダイン/cm未満の表面エネルギーを有す
る。
造は1.65の屈折率を有するPET基板を有する。ハ
ードコートは基板上に設けられたUV硬化アクリル系ハ
ードコート材料である。ハードコートは1.50の屈折
率及び6ミクロンの平均厚さを有する。炭素層は5オン
グストロームの平均厚さを有する。炭素層は真空蒸着に
より堆積されている。第1透明酸化物層は2.0の屈折
率を有するITOである。第2透明酸化物層は1.46
の屈折率を有するSiO2である。第3透明酸化物層は
2.0の屈折率を有するITOであり、第4透明酸化物
層は1.46の屈折率を有するSiO2である。透明酸
化物層の各々は、中間周波数AC正弦波スパッタリング
及び対称/非対称二極式パルスDCスパッタリングから
なるパルスマグネトロンスパッタリングにより堆積され
ている。低表面エネルギー層は1.38の屈折率及び2
0オングストロームの平均厚さを有するフルオロポリマ
ー材料である。低表面エネルギー層は約40ダイン/c
m未満の表面エネルギーを有する。
止複合材料の反射防止特性を示す。この実施態様では、
基板はPETであり、1.65の屈折率を有する。ハー
ドコートは基板上に設けられたUV硬化アクリル系ハー
ドコート材料である。ハードコートは1.50の屈折率
及び6ミクロンの平均厚さを有する。炭素層は5オング
ストロームの平均厚さを有し、真空蒸着により堆積され
ている。第1透明酸化物層は2.0の屈折率を有するI
TOである。第2透明酸化物層は1.46の屈折率を有
するSiO2である。第3透明酸化物層は2.0の屈折
率を有するITOであり、第4透明酸化物層は1.46
の屈折率を有するSiO2である。透明酸化物層の各々
は、中間周波数AC正弦波スパッタリング及び対称/非
対称二極式パルスDCスパッタリングからなるパルスマ
グネトロンスパッタリングにより堆積されている。低表
面エネルギー層は1.38の屈折率及び20オングスト
ロームの平均厚さを有するフルオロポリマー材料であ
る。低表面エネルギー層は湿式化学及びスパッタリング
により堆積されている。低表面エネルギー層は約40ダ
イン/cm未満の表面エネルギーを有する。
記載する。本実施例は例示の目的のみで提示したにすぎ
ず、発明の範囲を限定するつもりはない。
室規模の研究開発用ロール−ロールスパッタリングコー
ターを用いて製造する。陰極の大きさは15”×4.
5”、ドラムの大きさは16”である。図5に、実験室
規模のR&Dスパッタリングコーターの概略図を示す。
ルロール。PETの屈折率は1.65であり、ハードコ
ートは厚さ6ミクロン、屈折率1.50を有する。
sccm 電力 ……2.5キロワット、 電圧 ……369ボルト、 電流 ……6.8アンペア、 速度 ……4.5フィート/分、 動圧 ……2.54ミクロン、 堆積方法 ……非対称二極式パルスDCスパッタリン
グ。
ccm 電力 ……2.5キロワット、 電圧 ……396ボルト、 電流 ……6.3アンペア、 速度 ……2.6フィート/分、 動圧 ……2.0ミクロン、 堆積方法 ……非対称二極式パルスDCスパッタリン
グ。
sccm 電力 ……2.5キロワット、 電圧 ……369ボルト、 電流 ……6.8アンペア、 速度 ……1.63フィート/分、 動圧 ……2.54ミクロン、 堆積方法 ……非対称二極式パルスDCスパッタリン
グ。
ccm 電力 ……2.5キロワット、 電圧 ……396ボルト、 電流 ……6.3アンペア、 速度 ……0.68フィート/分、 動圧 ……2.0ミクロン、 堆積方法 ……非対称二極式パルスDCスパッタリン
グ。
ンプル上に非常に薄い低表面エネルギー層(フルオロポ
リマー)を湿式化学により堆積させた。
りである。 総透過率:>92%、 450〜650nm範囲の反射率平均:0.45%、 付着性試験(碁盤目100 1.5mm平方、スナップ
5回):合格、 硬度試験(ASTM D 3363):合格(3H鉛
筆)、 スチールウール研磨(#0000スチールウール、60
ストローク、200g重量):合格(目に見える損傷な
し)、 湿潤試験(50℃、95%RHで48時間):反射率、
付着及びエタノール研磨合格、 電気伝導率:250オーム/平方未満、 低表面エネルギー層(汚れ防止):40ダイン/cm未
満。
性、非常に高い耐久性、非常に低い反射率及び良好な透
過率を有していた。これらのサンプルをディスプレース
クリーン(テレビまたはコンピューターモニター)に適
用すると、スクリーン上の光グレアを低減させることに
より明るさが劇的に増加した。
範囲及び公平な趣旨を逸脱することなく多数の変更及び
改変をなし得ることは明白である。 [図面の簡単な説明]
図である。
反射防止特性を示すグラフである。
料の線図である。
反射防止特性を示すグラフである。
料の線図である。
反射防止特性を示すグラフである。
料の線図である。
料の反射防止特性を示すグラフである。
の設計図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 (a)光透過性基板、(b)前記基板上
に堆積されたハードコート、(c)約2〜約100オン
グストロームの平均厚さを有する薄い炭素層、(d)前
記の薄い炭素層上に堆積された第1透明酸化物層、
(e)前記の第1透明酸化物層上に堆積された第2透明
酸化物層、(f)約2〜約100オングストロームの平
均厚さを有し、かつ最外透明酸化物層上に堆積された第
2の薄い炭素層、及び(g)前記の第2の薄い炭素層上
に堆積された、約40ダイン/cm未満の表面エネルギ
ーを有する低表面エネルギーの最外透明層を含むことを
特徴とする反射防止複合材料。 - 【請求項2】 第1及び第2透明酸化物層が透明酸化物
層の第1の対を構成し、更に少なくとも一つの第1及び
第2透明酸化物層の他の対を含み、(i)前記第1透明
酸化物層が約1.65〜約2.65の屈折率及び約10
0〜約3200オングストロームの平均厚さを有し、か
つ(ii)前記第2透明酸化物層が約1.2〜約1.8
5の屈折率及び約100〜約3200オングストローム
の平均厚さを有することを特徴とする請求の範囲第1項
に記載の反射防止複合材料。 - 【請求項3】 (a)光透過性基板、(b)前記基板上
に堆積されたハードコート、(c)約2〜約100オン
グストロームの平均厚さを有する薄い炭素層、(d)前
記の薄い炭素層上に堆積された第1透明酸化物層、及び
(e)前記の第1透明酸化物層上に堆積された第2透明
酸化物層を含む反射防止複合材料であって、透明酸化物
層の1つが三元合金酸化物層であることを特徴とする反
射防止複合材料。 - 【請求項4】 更に、約40ダイン/cm未満の表面エ
ネルギーを有する低表面エネルギーの最外透明層を含む
ことを特徴とする請求の範囲第3項に記載の反射防止複
合材料。 - 【請求項5】 第1及び第2透明酸化物層が透明酸化物
層の第1の対を構成し、更に少なくとも一つの第1及び
第2透明酸化物層の他の対を含み、(i)前記第1透明
酸化物層が約1.65〜約2.65の屈折率及び約10
0〜約3200オングストロームの平均厚さを有し、か
つ(ii)前記第2透明酸化物層が約1.2〜約1.8
5の屈折率及び約100〜約3200オングストローム
の平均厚さを有することを特徴とする請求の範囲第3項
又は第4項に記載の反射防止複合材料。 - 【請求項6】 (a)光透過性基板、(b)前記基板上
に堆積されたハードコート、(c)約2〜約100オン
グストロームの平均厚さを有する薄い炭素層、(d)中
間酸化物層、(e)前記の中間酸化物層上に堆積された
第1透明酸化物層、及び(f)前記の第1透明酸化物層
上に堆積された第2透明酸化物層を含む反射防止複合材
料であって、前記中間層が薄い炭素層と第1透明酸化物
層との間に配置されており、約400〜約1000オン
グストロームの厚さ及び約1.5〜約2.2の屈折率を
有することを特徴とする反射防止複合材料。 - 【請求項7】 更に、約40ダイン/cm未満の表面エ
ネルギーを有する低表面エネルギーの最外透明層を含む
ことを特徴とする請求の範囲第6項に記載の反射防止複
合材料。 - 【請求項8】 第1及び第2透明酸化物層が透明酸化物
層の第1の対を構成し、かつ更に少なくとも一つの第1
及び第2透明酸化物層の他の対を含み、(i)前記第1
透明酸化物層が約1.65〜約2.65の屈折率及び約
100〜約3200オングストロームの平均厚さを有
し、かつ(ii)前記第2透明酸化物層が約1.2〜約
1.85の屈折率及び約100〜約3200オングスト
ロームの平均厚さを有することを特徴とする請求の範囲
第6項又は第7項に記載の反射防止複合材料。 - 【請求項9】 中間酸化物層が酸化アルミニウムである
ことを特徴とする請求の範囲第6項〜第8項のいずれか
1項に記載の反射防止複合材料。 - 【請求項10】 中間酸化物層が酸化ジルコニウムであ
ることを特徴とする請求の範囲第6項〜第8項のいずれ
か1項に記載の反射防止複合材料。 - 【請求項11】 (a)光透過性基板、(b)前記基板
上に堆積されたハードコート、(c)約2〜約100オ
ングストロームの平均厚さを有する薄い炭素層、(d)
前記の薄い炭素層上に堆積された第1透明酸化物層、
(e)前記の第1透明酸化物層上に堆積された第2透明
酸化物層、及び(f)基板から最も遠くに配置された、
約1.2〜約1.5の屈折率及び約40ダイン/cm未
満の表面エネルギーを有する最外透明酸化物層を含むこ
とを特徴とする反射防止複合材料。 - 【請求項12】 第1及び第2透明酸化物層が透明酸化
物層の第1の対を構成し、更に少なくとも一つの第1及
び第2透明酸化物層の他の対を含み、(i)前記第1透
明酸化物層が約1.65〜約2.65の屈折率及び約1
00〜約3200オングストロームの平均厚さを有し、
かつ(ii)前記第2透明酸化物層が約1.2〜約1.
85の屈折率及び約100〜約3200オングストロー
ムの平均厚さを有することを特徴とする請求の範囲第1
1項に記載の反射防止複合材料。 - 【請求項13】 (a)光透過性基板、(b)前記基板
上に堆積されたハードコート、(c)前記ハードコート
上に堆積された、約400〜約1000オングストロー
ムの厚さ及び約1.5〜約2.2の屈折率を有する中間
酸化物層、及び(d)少なくとも一つの透明酸化物層の
対を含む反射防止複合材料であって、(i)第1透明酸
化物層が約1.65〜約2.65の屈折率及び約100
〜約3200オングストロームの平均厚さを有し、(i
i)第2透明酸化物層が約1.2〜約1.85の屈折率
及び約100〜約3200オングストロームの平均厚さ
を有し、かつ前記中間酸化物層が酸化アルミニウムを含
むことを特徴とする反射防止複合材料。
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