JP3463880B2 - 車両の折り畳みシート - Google Patents

車両の折り畳みシート

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JP3463880B2
JP3463880B2 JP2002085325A JP2002085325A JP3463880B2 JP 3463880 B2 JP3463880 B2 JP 3463880B2 JP 2002085325 A JP2002085325 A JP 2002085325A JP 2002085325 A JP2002085325 A JP 2002085325A JP 3463880 B2 JP3463880 B2 JP 3463880B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両における折り畳みシ
ートに関するものであり、詳しくは、折り畳み操作及び
折り畳み状態の固定を簡単にできるようにした車両の折
り畳みシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】荷客兼用自動車では、車両後方の荷物室
のスペースを必要に応じて拡大できるように、最後列の
シートを折り畳み可能に設けることが多い。図11は第
1の従来例を示す。この場合は、シートバック101
の下端を車両のフロアに回動自在に取付け、シートクッ
ション102はフロアに固定している。シートを折り畳
む場合は、シートバック101を車両前方に倒してシー
トクッション102の上面に重ねる。
【0003】図12は第2の従来例を示す。この場合
は、シートバック201の下端を車両のフロアに回動自
在に取付け、更にシートクッション202の前端もフロ
アに回動自在に取付けている。シートを折り畳む場合
は、シートクッション202を前方に起こしてからシー
トバック201を前方に倒してフロアの上面に重ねる。
【0004】図13は第3の従来例を示す。この場合
は、シートバック301の下端とシートクッション30
2の後端を回動自在に連結し、シートクッション302
とフロアの段下部303とを脚304で回動自在にリン
ク結合している。シートを折り畳む場合は、シートバッ
ク301を倒しシートクッション302に重ねる。次い
で、シートバック301とシートクッション302の両
者をフロアの段下部303上に、手で支えながら移動さ
せるものである。
【0005】図14は第4の従来例を示す。この場合
も、シートバック401の下端とシートクッション40
2の後端を回動自在に連結する点は、第3の従来例と同
一であるが、この場合はシートバック401は脚405
によってフロアに回動自在に連結しており、フロアの段
下部403と脚404は結合されていない。シートを折
り畳む場合は、シートクッション402をシートバック
401の方へ跳ね上げて両者を合体させ、脚404を折
り畳み、フロアの段下部403に手で支えながら移動さ
せるものである。
【0006】さらに、第5の従来例として実公昭64ー
6350号を上げる。これは、前記第2の従来例の類型
であるが、シートバックの傾動に連動して脚を折り畳む
構成が開示されている。図15は、この様子を示すもの
であり、シートバック501と一体的に回動する回動軸
505及び後部脚503と一体的に回動する回動軸50
7には、それぞれギヤ504、506が設けられ両者の
回動を連動させている。508は後部脚503の下端に
設けたローラーである。509は車両のフロアに固定さ
れたガイドレールであり、前記ローラーをガイドしてい
る。502は図示しない車両前方の回動軸を中心に回動
するシートクッションである。この従来例によるシート
を折り畳むには、まず、シートクッション502を前方
の回動軸を中心に前方へ回動し、次いで、ギヤの回動を
阻止する図示しないロック装置のロックを解除し、シー
トバック501を回動軸505を中心に前方へ回動す
る。するとギヤ504、506が連動して脚503が回
動軸507を中心にして図において時計回りに回転(以
下右回転という)する。ローラー508はガイドレール
509内を転がりながら図において左方へ移動して脚5
03が折り畳まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例にあっては、シートバック101をシートクッシ
ョン102へ重ね合わせるので、シートバック101の
背面103の方が荷台フロア104よりも高くなり、積
荷が不安定になりやすいという問題点があった。
【0008】また、第2乃至第5の従来例にあっては、
シートバックを折り畳んだ時、シートバックの背面の高
さを低くして、荷台の高さに合わせるべく改善が成され
てはいるが、折り畳むのに2回の動作を必要とし、その
動作毎にロック機構を装備し、従って、2回のロック操
作を行っていた。さらに、第5の従来例にあっては、シ
ートバックを操作するだけでシート脚を折り畳み及び立
脚できるという新規な目的を達成している。しかしなが
ら、シートバックとシート脚とを連動させるためにギヤ
を用いているので部品点数が多く作動や耐久性に問題が
あった。また、シート脚の下端がフロア上を摺動するの
で、その固定のために、さらにロック機構を必要として
いた。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨は、シートクッションと該シートクッシ
ョンの後部に配したシートバックからなるシートを車両
に配置し、前記シートバックの下部に該シートバックを
車両の前方に傾動させる回動軸支部を設け、該シートバ
ックを傾動させる際に前記シートクッションを車両の前
方かつ下方に移動すると同時に前記シートバックを前記
シートクッション上に折り畳む車両の折り畳みシートに
おいて、前記シートクッションの前方に前部脚の上端を
回動可能に取付け、前記シートクッションのクッション
フレームと前記シートバックのシートフレームを連結す
るステイを設け、クッションフレームの後部にステイの
一端部を固定し、シートフレームにステイの他端部を回
動可能に取付け、前記シートバックフレーム下部の前記
回動軸支部近くに該シートバックのロック機構を設け、
かつ前記シートバックの上部に前記ロック機構のロック
を解除するロック解除操作装置を配設し、該ロック解除
操作装置と前記ロック機構のロックを解除するワイヤー
レバーとをワイヤーで連結し、前記ロック解除操作装置
の操作で前記ワイヤーを引っ張り方向へ摺動させ前記ワ
イヤーレバーを回転させることにより前記ロック機構の
ロックを解除した後、前記回動軸支部を中心として車両
の前方向に前記シートバックを傾動させることにより折
り畳み、前記前部脚の下端を回動可能に取付けた車両の
折り畳みシートの構造にある。また、上記課題を解決す
るための本発明の要旨は、シートクッションと該シート
クッションの後部に配したシートバックからなるシート
を車両に配置し、前記シートバックの下部に該シートバ
ックを車両の前方に傾動させる回動軸支部を設け、該シ
ートバックを傾動させる際に前記シートクッションを車
両の前方かつ下方に移動すると同時に前記シートバック
を前記シートクッション上に折り畳む車両の折り畳みシ
ートにおいて、前記シートクッションの前方に前部脚の
上端を回動可能に取付け、前記シートクッションのクッ
ションフレームと前記シートバックのシートフレームを
連結するステイを設け、クッションフレームの後部にス
テイの一端部を固定し、シートフレームにステイの他端
部を回動可能に取付け、該ステイの他端部の内側にブラ
ケットを配設し、該ステイの他端部とブラケットとの間
に後部脚を配設し、ロック機構を該ステイの他端部の内
側に配設した前記ブラケットに配設し、かつ前記シート
バックの上部に前記ロック機構のロックを解除するロッ
ク解除操作装置を配設し、該ロック解除操作装置と前記
ロック機構のロックを解除するワイヤーレバーとをワイ
ヤーで連結し、前記ロック解除操作装置の操作で前記ワ
イヤーを引っ張り方向へ摺動させ前記ワイヤーレバーを
回転させることにより前記ロック機構のロックを解除し
た後、前記回動軸支部を中心として車両の前方向に前記
シートバックを傾動させることにより折り畳んだ車両の
折り畳みシートの構造にある。
【0010】後部脚をシートバックから一体的に延設し
て、その下端を車両に回動可能に取り付け、シートクッ
ションの前方に前部脚の上端を回動可能に取付け、前記
シートクッションのクッションフレームと前記シートバ
ックのシートフレームを連結するステイを設け、クッシ
ョンフレームの後部にステイの一端部を固定し、シート
フレームにステイの他端部を回動可能に取付けたので、
シートバックを前方に倒す操作により、シートクッショ
ンが前側下方に移動するとともにシートクッションの上
にシートバックを折り畳むことができ、前部脚及び後部
脚も同時に折り畳むことができる。さらに回動軸支部近
くにロック機構を配置し、シートバックの上部に前記ロ
ック機構のロックを解除するロック解除操作装置を配設
し、該ロック解除操作装置とワイヤーレバーとをワイヤ
ーで連結したので、ワイヤーを引っ張り方向へ摺動させ
てワイヤーレバーを回転させることによりロック機構を
解除することができる。
【0011】
【実施の形態】この発明の実施例を図1乃至図10に基
づいて説明すれば以下の通りである。なお、説明中、右
側、左側の表現は、車両前方に向かってなされたもので
ある。図1において、1は本発明を適用して好適な自動
車を示す。図2において2はこの自動車の室内を示し、
3、4はそれぞれ下段フロア及び上段フロアであって、
車両のフロアに形成させた段差部5により高低差をもた
せたもので、上段フロア4を荷台フロアとし、荷台フロ
アの上部に形成される空間は、荷物スペースとして利用
される。下段フロア3には前シート6が設けられ、段差
部5上部に後シート7が設けられている。
【0012】図3は、後シート7の左側面図を示す。8
はシートバック、9はシートクッションを示し、両者は
回動軸部10により枢着結合されている。11は一端側
がシートクッション9の骨格を成すフレーム12の外側
にボルト13、13等により締着された略L字状のステ
イである。
【0013】図4は、前記回動軸部10の断面図を示
す。14は、シートバック8のフレームを示し、内側に
ナット15、15が溶接等により固定されている。38
は左側の後部脚、16は鋼板を折り曲げて成形したブリ
ッジ部材で、これら両者を前記フレーム14に対してボ
ルト17、17で共締めしている。ブリッジ部材16の
中央部にも内側にナット15が溶接等により固定されて
いる。ブリッジ部材16及びステイ11の他端側は、そ
れぞれ孔16a、11aが明けてあり、鍔付きのブッシ
ュ18及びワッシャー19を介してスクリュー20と前
記ナット15とで枢着している。
【0014】次に、図3に戻って、前部脚の構造につい
て説明すると、シートクッションのフレーム12には前
方に一対のフロントブラケット21が固着されており、
該フロントブラケット21に前部脚22が回動自在に取
り付けられている。前部脚22は、一対の上部レッグ2
3と門型の下部レッグ24とを接合して構成され、それ
ぞれ上部レッグ23が前記フロントブラケット21と回
動軸部25により、また、下部レッグ24が車両のフロ
アに締着された一対の前フロアブラケット26、26と
回動軸部27によりに回動自在に取り付けられている。
【0015】図5は、前記前部脚22の左側半分の断面
図を示し、右側半分は構成的に対称である。前記回動軸
部25について説明すると、フロントブラケット21及
び上部レッグ23には、それぞれ軸孔28、29が明い
ており、一対の鍔付筒状ブッシュ30、30を介してピ
ン31が嵌挿されている。32は、ピン31の抜け止め
をするプッシュナットである。
【0016】次に、前記回動軸部27について説明す
る。下部レッグ24の下端には、円筒状のパイプ33が
軸受として溶着されている。一対の鍔付筒状ブッシュ3
4、34を該パイプ33に挿入し、前フロアブラケット
26の孔35と共にピン36が嵌挿されている。37
は、ピン36の抜け止めをするプッシュナットである。
【0017】なお、該前フロアブラケット26は1脚の
座席に対し左右一対用いるものであるが、車両のフロア
形状に合わせてその取付座面の形状を変更する。本実施
例の場合、車両前方に向かって左側の前フロアブラケッ
トの取付座面を図3の26aとし、右側の前フロアブラ
ケットの取付座面を26bとしている。
【0018】次に、後部脚について説明する。すでに引
用した図3において38が左側の後部脚であり、シート
バックの下端から一体的に延設して左右一対設ける。後
部脚の下端は、車両のフロアに固定された後フロアブラ
ケットに、前後方向に回動可能にそれぞれ枢着する。さ
らに、左側の後フロアブラケット40には、その後部脚
の回動角度を適宜箇所で維持するロック機構を設けてあ
る。前述のように後部脚及びシートバックは一体的とし
てあるので、シートバックの起立位置及び折り畳み位置
において、前記ロック機構を作動させてその姿勢を維持
する。
【0019】図6は、左側の後フロアブラケット40に
設けたロック機構を示す。38は前記左側の後部脚で厚
板の鋼板等で形成され、複数の孔38aによりシートバ
ックの側面にボルト等で締着される。38bは後部脚の
回動中心となる軸孔であり、38c、38dは後部脚の
回動をロックする噛合部である。
【0020】41は後フロアブラケットを兼ねるロック
機構のベース板であり、上方に前記後部脚の軸孔38b
を軸支する回転軸支部42を備え、下端にフランジ43
を備え、車両のフロアにボルト等で締着する。44はベ
ース板41に植設したストッパーであり、シートバック
の起立位置及び折り畳み位置に合わせて後部脚38に当
接してその回動範囲を規制している。
【0021】45は噛合駒であり、後部脚38の噛合部
38c、38dに対向して噛合する噛合部45aを一体
に形成してあり、軸孔45bによりベース板41に植設
したピン46に枢着している。また、45cはカム面で
あり、後述のカムレバーと係合している。
【0022】47は略L字状を成したカムレバーであ
り、ベース板41に植設したピン48にその中央部を枢
着され、一端に突起状カム47aが一体に形成され、前
記噛合駒のカム面45cに係合している。また、カムレ
バー47の他端にはピン49が植設してあり、後述のワ
イヤーレバーと係合している。
【0023】50はワイヤーレバーであり、一端におい
てベース板41に植設したピン51に枢着され、他端に
おいてワイヤー52が取着されている。また、ワイヤー
レバー50の中央部には、カムレバーのピン49と係合
する長孔50a及び一端をベース板41に設けた係合部
41aに係合した引っ張りコイルスプリング53の他端
を係合する係合孔50bが設けられる。
【0024】一方、ワイヤー52の外筒54は前記のロ
ック機構を挟みベース板41の反対側に位置して、回転
軸支部42、ピン46及び48に固定されたホルダー板
(図示しない)に固定する。
【0025】図7は、本発明のシートを右斜め後方から
見た斜視図である。左側面図である図3と同様の構成部
分は同一の符号を付して説明を省略する。但し、右側の
回動軸部10は、ステイ11を直接シートバック8のフ
レームに枢着して構成している。55は右側の後部脚を
示し、シートバック8の骨格を成すパイプ材をそのまま
下方へ突出させて形成している。56は後フロアブラケ
ットであり、車両のフロアに締着するものである。後部
脚55と後フロアブラケット56とは、前述の図5の回
動軸部27と同様な構造によって枢着されている。
【0026】シートバックの背面には、前記ロック機構
のロックを解除するロック解除操作装置57が配設され
る。ロック解除操作装置57は、シートバックの背面に
固定されるベース板58及び、該ベース板上を摺動する
ロック解除ノブ59から構成される。ロック機構に接続
された前記ワイヤー52及び外筒54は、それぞれロッ
ク解除ノブ59及びベース板58に接続され、ロック解
除ノブの操作によりロック機構のロックを解除できるよ
うになっている。
【0027】さて、前記のような構成において、本発明
の作用を説明する。図8はシートの起立状態を示し、こ
の時、後部脚38は図6の実線の状態であり、スプリン
グ53の作用を受けて噛合部38dには噛合駒45の噛
合部45aが噛合している。従って、後部脚38と一体
的となったシートバックもこの起立状態を維持できるも
のである。
【0028】次に、シートを折り畳むには、シートバッ
クの背面のロック解除ノブを操作する。その時のロック
機構の作動を図9に示す。ロック解除ノブの操作によ
り、ワイヤー52が外筒54に対して引っ張り方向に摺
動される。すると、ワイヤーレバー50がスプリング5
3の引っ張り力に抗して、ピン51を中心として左回転
する。すると、ワイヤーレバーの長孔50aが上方へ移
動するのでカムレバー47のピン49も上方へ移動す
る。従って、カムレバー47はピン48を中心として右
回転する。すると、カムレバーの突起状カム47aは噛
合駒45の凹状カム45cに係合しながら噛合駒45を
ピン46を中心として左回転させる。こうして、後部脚
38の噛合部38dと噛合駒45の噛合部45aとの噛
合が解除される。
【0029】この様にして、左側の後部脚に設けたロッ
ク機構のロックが解除されると、後部脚と一体的となっ
ているシートバックが回転軸支部42を中心として前方
へ傾動可能となる。シートバックを前方へ押すと、回動
軸部10によって結合されたシートクッション9も前方
へ移動し、かつ、前部脚22及び後部脚38のリンク作
用により下方へ移動する。この中間状態では、ロック解
除ノブから手を離しても、後部脚38の噛合部38cと
38dの間が滑らかであるので、噛合部45aが滑って
シートバックの回動が可能である。図10は、シートが
完全に折り畳まれた状態を示し、この時、後部脚は図6
の二点鎖線の状態になり、スプリング53の作用によ
り、後部脚38の噛合部38cと噛合駒45の噛合部4
5aとが噛合され、シート全体の姿勢がロックされる。
【0030】以上、図示実施例について説明したが、前
記実施例に限定されるものではなく、当業者にとって自
明な変更、修飾、付加は全て本発明の技術的思想の範囲
に含まれる。例えば実施例では、ロック機構を後部脚の
フロアブラケット側に取り付けてシートバックの回動を
ロックしたが、フロアブラケット側に替えて後部脚側と
してもよい。また、実施例では、左側の後部脚の回動を
ロックしたが、右側の後部脚はもちろんのこと、前部脚
や、さらには、シートバックとシートクッションとの回
動をロックしても良い。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、シー
トバックの下部に該シートバックを車両の前方に傾動さ
せる回動軸支部を設け、シートクッションの前方に前部
脚の上端を回動可能に取付け、シートクッションのクッ
ションフレームと前記シートバックのシートフレームを
連結するステイを設け、クッションフレームの後部にス
テイの一端部を固定し、シートフレームにステイの他端
部を回動可能に取付けたので、シートバックを操作する
だけで、シートクッションが前側下方に移動するととも
にシートクッションの上にシートバックを折り畳むこと
ができ、さらに、前部脚及び後部脚が連動して折り畳ま
れ、脚の折り畳みとシートの折り畳みを2段階に操作す
る煩わしさがなくなる。さらに、回動軸支部近くにロッ
ク機構を配置し、シートバックの上部にロック機構のロ
ックを解除するロック解除操作装置を配設し、該ロック
解除操作装置とワイヤーレバーとをワイヤーで連結した
ので、ワイヤーを引っ張り方向へ摺動させてワイヤーレ
バーを回転させることによりロック機構を解除すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する自動車の側面図である。
【図2】図1の自動車の車室内を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例にかかる自動車用シートを示
す左側面図である。
【図4】図3のA−A線による断面拡大図である。
【図5】図3のB−B線による断面拡大図である。
【図6】後部脚及びロック機構の構造説明図である。
【図7】シートの右後方見取り図である。
【図8】シートの起立状態を示す作動説明図である。
【図9】後部脚及びロック機構の作動説明図である。
【図10】シートの折り畳み状態を示す作動説明図であ
る。
【図11】第1の従来例の作動説明図である。
【図12】第2の従来例の作動説明図である。
【図13】第3の従来例の作動説明図である。
【図14】第4の従来例の作動説明図である。
【図15】第5の従来例の作動説明図である。
【符号の説明】
3、4 フロア 7 後シート 8 シートバック 9 シートクッション 11 ステイ 12 フレーム 22 前部脚 38 後部脚 40 ロック機構を備えた後フロアブラケット 42 回動軸支部 45 噛合駒 50 ワイヤーレバー 57 ロック解除操作装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−278443(JP,A) 実開 平1−73433(JP,U) 実開 昭62−196738(JP,U) 実開 平4−43531(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/54

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションと該シートクッション
    の後部に配したシートバックからなるシートを車両に配
    置し、前記シートバックの下部に該シートバックを車両
    の前方に傾動させる回動軸支部を設け、該シートバック
    を傾動させる際に前記シートクッションを車両の前方か
    つ下方に移動すると同時に前記シートバックを前記シー
    トクッション上に折り畳む車両の折り畳みシートにおい
    て、 前記シートクッションの前方に前部脚の上端を回動可能
    に取付け、前記シートクッションのクッションフレーム
    と前記シートバックのシートフレームを連結するステイ
    を設け、クッションフレームの後部にステイの一端部を
    固定し、シートフレームにステイの他端部を回動可能に
    取付け、前記シートバックフレーム下部の前記回動軸支
    部近くに該シートバックのロック機構を設け、かつ前記
    シートバックの上部に前記ロック機構のロックを解除す
    るロック解除操作装置を配設し、該ロック解除操作装置
    と前記ロック機構のロックを解除するワイヤーレバーと
    をワイヤーで連結し、前記ロック解除操作装置の操作で
    前記ワイヤーを引っ張り方向へ摺動させ前記ワイヤーレ
    バーを回転させることにより前記ロック機構のロックを
    解除した後、前記回動軸支部を中心として車両の前方向
    に前記シートバックを傾動させることにより折り畳み
    前記前部脚の下端を回動可能に取付けたことを特徴とす
    る車両の折り畳みシート。
  2. 【請求項2】 シートクッションと該シートクッション
    の後部に配したシートバックからなるシートを車両に配
    置し、前記シートバックの下部に該シートバックを車両
    の前方に傾動させる回動軸支部を設け、該シートバック
    を傾動させる際に前記シートクッションを車両の前方か
    つ下方に移動すると同時に前記シートバックを前記シー
    トクッション上に折り畳む車両の折り畳みシートにおい
    て、 前記シートクッションの前方に前部脚の上端を回動可能
    に取付け、前記シートクッションのクッションフレーム
    と前記シートバックのシートフレームを連結するステイ
    を設け、クッションフレームの後部にステイの一端部を
    固定し、シートフレームにステイの他端部を回動可能に
    取付け、該ステイの他端部の内側にブラケットを配設
    し、該ステイの他端部とブラケットとの間に後部脚を配
    設し、ロック機構を該ステイの他端部の内側に配設した
    前記ブラケットに配設し、かつ前記シートバックの上部
    に前記ロック機構のロックを解除するロック解除操作装
    置を配設し、該ロック解除操作装置と前記ロック機構の
    ロックを解除するワイヤーレバーとをワイヤーで連結
    し、前記ロック解除操作装置の操作で前記ワイヤーを引
    っ張り方向へ摺動させ前記ワイヤーレバーを回転させる
    ことにより前記ロック機構のロックを解除した後、前記
    回動軸支部を中心として車両の前方向に前記シートバッ
    クを傾動させることにより折り畳んだことを特徴とする
    車両の折り畳みシート。
  3. 【請求項3】 前記前部脚の下端を回動可能に取付けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両の折り畳みシー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記ステイの他端部を前記クッションフ
    レームの後端よりも後方に張り出して配設したことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の車両の折り
    畳みシート。
  5. 【請求項5】 前記ワイヤーレバーを前記ロック機構の
    ロック方向に付勢するスプリングを設け、該スプリング
    に抗して前記ロック解除操作装置の操作で前記ワイヤー
    レバーを回転させることにより前記ロック機構のロック
    を解除することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    に記載の車両の折り畳みシート。
  6. 【請求項6】 前記シートバックを傾動させる前記回動
    軸支部の下側に前記ワイヤーレバーとワイヤーの連結部
    を配置し、該回動軸支部よりも上側に前記ロック解除操
    作装置を配置したことを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1に記載の車両の折り畳みシート。
  7. 【請求項7】 前記ロック機構にロック時に噛み合う噛
    合部を設け、該噛合部を前記回動軸支部まわりに配置し
    たことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1に記載の
    車両の折り畳みシート。
  8. 【請求項8】 前記ステイは、前記シートバックの左右
    のシートフレームの各外側に配設されるとともに、前記
    ロック機構はステイの内側に配設したことを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか1に記載の車両の折り畳みシー
    ト。
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