JP2021066243A - 乗り物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シート本体を通常状態から円滑に切り替えることが可能な乗り物用シートを提供する。【解決手段】乗り物用シートは、シートバック及びシートクッションを有するシート本体と、シートバックに対してシートクッションを回動可能に連結するとともに、シート本体が通常状態のときにシートクッションの回動動作をロックするロック装置60とを備えており、シート本体を通常状態と収納状態の間で切り替え可能なシートである。シートクッション側には、シートクッションのロック状態が解除されたときに、シートバック側に設けられた被当接部に当接することで、シートクッションを保持する保持部材70が取り付けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、乗り物用シートに係り、特に、シートバック及びシートクッションを有するシート本体を通常状態から切り替えることが可能な乗り物用シートに関する。
従来、シート本体を車体フロアよりも低位置に収納可能な車両用シートが既に知られており、その中には、シート本体を前倒れさせてシート前方に設けられた収納フロアに収納可能な車両用シートが存在する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用シートでは、車体フロアに取り付けられ、シートバックを回動可能に支持するシート回動軸(フロア側支持軸)と、シートバックに対してシートクッションを回動可能に連結するとともに、乗員が着座可能な通常状態のときにシートクッションの回動動作をロックするクッションロック装置(ラッチ装置)と、を備えている。
シート本体の収納操作時には、シートバックが車体フロアに対してシートクッションを収納フロアへ移動させるように回転し、シート本体を収納フロアに収納可能な構成となっている。
また、車両用シートは、乗員が着座可能な通常状態から、シートクッションを上方に跳ね上げたチップアップ状態へ切り替え可能な構成となっている。
特開2018−52435号公報
ところで、特許文献1のようなシート本体を収納可能な乗り物用シートでは、シート本体が通常状態のときにはシートクッションの回動動作がロックされているところ、シート本体の収納操作に伴ってシートクッションのロック状態が解除されると、シートクッションが倒れしてしまい、収納フロアに当接してしまう虞があった。
そのため、シート本体を通常状態から収納状態へ円滑に切り替えることが可能な乗り物用シートが求められていた。
特に、特許文献1のような乗り物用シートは、通常状態と収納状態とチップアップ状態との間で切り替え可能なシートであって、比較的複雑な切り替え機構を備えていた。
そのため、シンプルな構成で、シート本体を収納可能な乗り物用シートが求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、シート本体を通常状態から円滑に切り替えることが可能な乗り物用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、シンプルな構成で、シート本体を乗り物フロア側に収納可能な乗り物用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗り物用シートによれば、シートバック及びシートクッションを有するシート本体と、前記シートバックに対して前記シートクッションを回動可能に連結するとともに、前記シート本体が着座者を着座させることが可能な通常状態のときに前記シートクッションの回動動作をロックするロック装置と、を備え、前記通常状態と、前記シート本体を前記通常状態から移動させた移動状態との間で切り替え可能な乗り物用シートであって、前記シートバック及び前記シートクッションの一方側には、前記シートクッションのロック状態が解除されたときに、前記シートバック及び前記シートクッションの他方側に設けられた被当接部に当接することで、前記シートクッションを保持する保持部材が取り付けられていること、により解決される。
上記構成により、シート本体を通常状態から移動状態へ円滑に切り替えることが可能な乗り物用シートを実現することができる。
詳しく述べると、シート本体の切り替え操作に伴ってシートクッションのロック状態が解除されたときに、シートクッションが勢い良く倒れてしまわないように、シートクッションを保持部材によって保持することができる。そのため、シート本体を円滑に切り替えることができる。
このとき、前記移動状態とは、前記シート本体を乗り物フロア側に収納移動させた収納状態であって、前記保持部材は、前記シート本体が前記通常状態から前記収納状態へ移動するときに、前記シートクッションの移動を案内するように該シートクッションを保持すると良い。
上記構成により、シンプルな構成で、シートクッション(シート本体)を円滑に乗り物フロア側に収納することができる。
このとき、前記シート本体が前記通常状態のときに前記保持部材が前記被当接部に当接しないように、前記保持部材と前記被当接部の間には隙間が形成されていると良い。
上記構成により、シート本体が通常状態のときに、保持部材が着座者による着座荷重を受け止めることがないため、保持部材を必要以上に大型化、高剛性化することがなくなり、シンプルな構成を実現できる。
また上記構成により、シート本体が通常状態のときに、例えば車両の走行に伴ってシート本体が揺れてしまうことがあっても、保持部材と被当接部の接触による雑音の発生を抑制することができる。
このとき、前記保持部材は、棒状に延びる部材であって、前記保持部材のうち前記被当接部に当接する当接部分には、弾性を有する弾性部材が取り付けられ、該弾性部材が、前記当接部分を覆うように設けられていると良い。
上記構成により、保持部材と被当接部の接触による雑音の発生を抑制することができる。また、保持部材と被当接部の接触に伴う摩耗を減らし、これら構成部品の耐久性を確保することができる。
このとき、前記シートクッションの骨格となるクッションフレームと、前記シートバックの骨格となるバックフレームと、を備え、前記保持部材は、前記クッションフレームのうちシート幅方向の側方に配置される左右のサイドフレーム、又は、前記バックフレーム及び前記クッションフレームを連結する左右の連結フレームに取り付けられ、前記バックフレーム側に設けられた前記被当接部に当接するように配置されていると良い。
上記構成により、シート本体のうち、比較的剛性の高い構成部品に対し保持部材を取り付けているため、シートクッションに対する保持部材の保持力が向上する。
このとき、前記保持部材は、前記左右のサイドフレームのシート幅方向の内側面にそれぞれ取り付けられ、前記左右のサイドフレームよりもシート幅方向の内側に配置された前記被当接部に当接するように配置されていると良い。
上記構成により、保持部材がシート本体のシート幅方向の外側に露出することがないため、シート本体の外側部分に位置する構成部品との干渉を抑制することができ、またシート本体の意匠性を確保することができる。
このとき、前記移動状態とは、前記シート本体を乗り物フロア側に収納移動させた収納状態であって、前記乗り物フロア上に取り付けられ、前記シート本体を支持する支持ベースと、該支持ベース及び前記バックフレームを連結する左右の連結ブラケットと、を備え、前記保持部材は、前記被当接部としての前記連結ブラケット、又は、前記バックフレームのうちシート幅方向の側部を構成する前記被当接部としてのサイドフレーム部に当接するように配置されていると良い。
上記構成により、シート本体のうち、比較的剛性の高い構成部品が被当接部になるため、保持部材に対する被当接部の支持剛性が向上する。その結果、シートクッションに対する保持部材の保持力を高めることができる。
このとき、前記移動状態とは、前記シート本体を乗り物フロア側に収納移動させた収納状態であって、前記シートクッションの前方部分に取り付けられ、前記シートクッションのロック状態を解除するために操作される操作レバーと、前記シートクッションの前方部分の底面に取り付けられ、前記シート本体が前記通常状態から前記収納状態に移動するときに、前記シートクッションよりも先に前記乗り物フロア側に当接するフロア当接部材と、を備え、前記操作レバーは、前記フロア当接部材よりもシート前方に配置されていると良い。
上記のように、フロア当接部材を備えているため、シート本体を通常状態から収納状態へ円滑に切り替えることができる。また、フロア当接部材がシートクッションより先に乗り物フロア側に当接するため、シートクッションが汚れることや傷むことを抑制できる。
また上記のように、操作レバーがフロア当接部材よりもシート前方に配置されているため、乗員が操作レバーを視認し易くなり、操作レバーを操作し易くなる。
本発明によれば、シート本体を通常状態から移動状態へ円滑に切り替えることが可能な乗り物用シートを実現することができる。
また本発明によれば、シンプルな構成で、シート本体を円滑に乗り物フロア側に収納することができる。
また本発明によれば、保持部材を必要以上に大型化、高剛性化することがなくなり、シンプルな構成を実現できる。
また本発明によれば、保持部材と被当接部の接触による雑音の発生を抑制することができる。また、保持部材と被当接部の接触に伴う摩耗を減らし、これら構成部品の耐久性を確保することができる。
また本発明によれば、シートクッションに対する保持部材の保持力が向上する。
また本発明によれば、保持部材と、シート本体の外側部分に位置する構成部品との干渉を抑制することができる。またシート本体の意匠性を確保できる。
また本発明によれば、乗員が操作レバーを視認し易くなり、操作レバーを操作し易くなる。
本実施形態の乗り物用シートの斜視図である。 乗り物用シートの骨格となるシートフレームの斜視図である。 シートフレームの側面図であって、リクライニング装置を示す図である。 シートフレームの側面図であって、クッションロック装置を示す図である。 乗り物用シートの側面図であって、通常状態を示す図である。 通常状態から収納状態へ移動する動作を説明する図であって(その1)、シートクッションが保持部材によって保持された状態を示す図である。 通常状態から収納状態へ移動する動作を説明する図である(その2)。 通常状態から収納状態へ移動する動作を説明する図である(その3)。 収納状態を示す図である。 チップアップ状態を示す図である。 チップアップ状態から通常状態へ復帰する動作を説明する図である。 通常状態を示す図である。 以下、第2実施形態の乗り物用シートであって、当該シートの側面図であって、通常状態を示す図である。 通常状態から収納状態へ移動する動作を説明する図である。 収納状態を示す図である。 チップアップ状態を示す図である。 以下、第3実施形態の乗り物用シートであって、当該シートの側面図であって、通常状態を示す図である。 通常状態から収納状態へ移動する動作を説明する図である。 収納状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る乗り物用シートについて、図1−図14Cを参照しながら説明する。
本実施形態は、シートバック及びシートクッションを有するシート本体と、シートバックに対してシートクッションを回動可能に連結するとともに、シート本体が通常状態のときにシートクッションの回動動作をロックするロック装置とを備えており、通常状態と収納状態の間でシート本体を切り替え可能な乗り物用シートであって、シートクッション側には、シートクッションのロック状態が解除されたときに、シートバック側に設けられた被当接部に当接することで、シートクッションを保持する保持部材が取り付けられていることを特徴とする乗り物用シートの発明に関するものである。
なお、乗り物用シートのシートバックに対して乗員が着座する側がシート前方側となる。
本実施形態の乗り物用シートSは、例えば車両の後部座席に相当するリアシートである。なお、車両前後方向に三列のシートを備える車両において二列目のミドルシートとしても利用可能である。
乗り物用シートSは、着座者が着座可能な通常状態と、シート本体を収納フロアに収納させた収納状態と、シート本体(シートクッション)を上方に跳ね上げたチップアップ状態との3種類の形態のシートアレンジが可能なシートである。
具体的には、乗り物用シートSは、図5に示す通常状態から、着座者がシート本体の上端部にあるリクラ用操作レバー54を引っ張ると、シート本体が前倒れして折り畳まれ、収納フロアに収納された図9に示す収納状態に切り替わる。そして、収納状態から、着座者が手動でシート本体を上方に起こすことで図10のチップアップ状態に切り替わる。さらに、チップアップ状態から、着座者がシート本体(シートクッション)の前端部にあるクッション用操作レバー64を引っ張ると、シート本体の一部(シートクッション)が下方に回転し、図12に示す通常状態に復帰する。
乗り物用シートSは、図1−図2に示すように、シートバック1と、シートクッション2と、ヘッドレスト3とを備えるシート本体と、乗り物フロア上に取り付けられ、シート本体を前後方向に移動可能に支持する左右のレール装置4と、レール装置4上に取り付けられ、シート本体(シートバック1)を支持する支持ベース30と、支持ベース30を上方から覆うベースカバー40と、から主に構成されている。
また、乗り物用シートSは、図2に示すように、支持ベース30に対してシートバック1を回動可能に連結するとともに、シートバック1の回動動作をロックするリクライニング装置50と、シートバック1に対してシートクッション2を回動可能に連結するとともに、シートクッション2の回動動作をロックするクッションロック装置60と、を備えている。
さらに、乗り物用シートSは、図2に示すように、シートクッション2側に設けられ、シートクッション2のロック状態が解除されたときに、シートバック1側の連結ブラケット12に当接することで、シートクッション2を保持する保持部材70と、図1に示すように、シートクッション2の前方部分の底面に取り付けられ、シート本体が通常状態から収納状態に移動するときに、シートクッション2よりも先に乗り物フロア側に当接するフロア当接部材80と、を備えている。
なお、乗り物用シートSのシート前方側には、乗り物フロアよりも低位置に形成された凹型の収納フロアが設けられている。
シートバック1は、図1に示すように、乗員の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となる図2に示すバックフレーム10に、クッションパッド1aを載置して、表皮1bで被覆されて構成されている。
シートクッション2は、乗員を下方から支持する着座部であって、骨格となる図2に示すクッションフレーム20に、クッションパッド2aを載置して、クッションパッド2aの上から表皮2bによって被覆されて構成されている。
ヘッドレスト3は、乗員の頭を後方から支持する頭部であって、芯材となる不図示のピラーにクッションパッドを載置して表皮で被覆されて構成されている。
レール装置4は、図2に示すように、上下方向においてシート本体と乗り物フロアの間に配設されており、乗り物フロアに固定され、シート前後方向に延びる左右のロアレール4aと、ロアレール4aに沿って摺動可能に支持される左右のアッパレール4bと、ロアレール4aに対してアッパレール4bを摺動不能にロックする不図示のレールロック装置と、レールロック装置のロック状態を解除するために操作される不図示のレール用操作レバーと、から主に構成されている。
左右のアッパレール4bの上面には、支持ベース30が架設されている。
バックフレーム10は、図2に示すように、シートバック1の骨格となる矩形状の枠状体からなり、バックフレーム10の側部を構成する左右のサイドフレーム部11の下方部分には、支持ベース30と連結するための左右の連結ブラケット12が取り付けられている。
連結ブラケット12は、上下方向に延びる弓形状の板金部材からなり、連結ブラケット12の上端がバックフレーム10(サイドフレーム部11)の外側面に取り付けられ、その下端が支持ベース30の内側面に取り付けられている。
詳しく述べると、連結ブラケット12は、横断面C字形状からなり、上下方向に長尺に延びている本体壁部12aと、本体壁部12aの幅方向の両端部からそれぞれ屈曲し、シート幅方向の内側に延びている前壁部12b及び後壁部12cと、を有している。
前壁部12bが、保持部材70に当接可能な「被当接部」に相当する。
右側の連結ブラケット12の下端部には、支持ベース30に対してバックフレーム10を回動可能に連結するリクライニング装置50(リクライニング本体51)が取り付けられており、左側の連結ブラケット12の下端部には、シート幅方向において支持ベース30に軸支されたバック回動軸52が設けられている。
クッションフレーム20は、図2に示すように、シートクッション2の骨格となる矩形状の枠状体からなり、シート幅方向の側方に配置された左右のサイドフレーム21と、各サイドフレーム21の前方部分を連結する前方連結パイプ22と、各サイドフレーム21の後方部分を連結する後方連結パイプ23と、前方連結パイプ22と後方連結パイプ23を連結する板状フレームとしてのパンフレーム24と、から主に構成されている。
サイドフレーム21は、シート前後方向に長尺な縦断面C字形状の板金部材からなり、シート前後方向に延びている本体壁部21aと、本体壁部21aの上端部及び下端部からそれぞれ屈曲し、シート幅方向の内側に延びている上壁部21b及び底壁部21cと、を有している。
左右のサイドフレーム21のシート幅方向の外側面においてその後端部分には、クッションロック装置60が取り付けられている。
また、左右のサイドフレーム21の内側面においてその後方部分には、保持部材70が左右に取り付けられている。保持部材70は、図2、図3に示すように、シート前後方向においてバック回動軸52とクッション回動軸62の間に配置されている。
支持ベース30は、図2に示すように、シート本体を支持する部材であって、シート幅方向の側方部分に設けられ、アッパレール4bに沿って配置される左右のサイドベース部31と、各サイドベース部31の前方部分を連結する前方ベース連結部32と、各サイドベース部31の後方部分を連結する後方ベース連結部33と、各サイドベース部31の上面に取り付けられる左右の補強ベース部34と、を備えている。
前方ベース連結部32、後方ベース連結部33それぞれの左右両端部は、サイドベース部31と補強ベース部34とで挟まれて連結されている。
ベースカバー40は、図1に示すように、支持ベース30及びレール装置4を上方から覆う樹脂成形品のカバーであって、詳しく述べると、シートクッション2に向かって上方に突出するように形成される左右のカバー突出部41と、左右のカバー突出部41の間に設けられ、カバー突出部41よりも下方に窪むように形成され、収容物を収容するためのカバー収容凹部42と、を主に備えている。
リクライニング装置50は、図2、図3に示すように、シート幅方向において右側の連結ブラケット12の内側面に配置されており、シート幅方向においてクッションフレーム20との干渉を抑制している。
リクライニング装置50は、バックフレーム10を回動させるときに駆動するリクライニング本体51と、バック回動軸52と、バックフレーム10のロック状態を解除するために操作される図1のリクラ用操作レバー54と、リクラ用操作レバー54とリクライニング本体51を連結するリクラ用ケーブル55と、から主に構成されている。
リクライニング本体51は、公知なロック機構を有し、バックフレーム10の状態を、支持ベース30に対して固定されたロック状態と、支持ベース30に対して回動可能なロック解除状態との間で切り替えることが可能である。
バック回動軸52は、シート幅方向においてバックフレーム10側と支持ベース30側とに軸支されている。
リクラ用ケーブル55は、リクラ用操作レバー54の操作に牽引されてシートバック1をロック状態からロック解除状態へ切り替えるように作用する。
上記構成において、リクライニング装置50は、バックフレーム10を図5の起立姿勢にロックし、リクラ用操作レバー54が操作されることでロック状態を解除し、バックフレーム10を前方側に回転させて乗り物フロア側に折り畳むことができる。
クッションロック装置60は、図2、図4に示すように、シート幅方向において左側のサイドフレーム21の外側面に配置されている。
クッションロック装置60は、クッションフレーム20の回動動作をロックするためのロック本体61と、クッション回動軸62と、クッションフレーム20のロック状態を解除するために操作される図1のクッション用操作レバー64と、上述のリクラ用操作レバー54とロック本体61を連結する第1クッション用ケーブル65と、クッション用操作レバー64とロック本体61を連結する第2クッション用ケーブル66と、から主に構成されている。
クッション回動軸62は、シート幅方向においてバックフレーム10側とクッションフレーム20側とに軸支されている。
クッション用操作レバー64は、クッションフレーム20の前方部分においてその右側の側方部分に取り付けられ、かつ、クッションフレーム20の下端部分に配置されている。
第1クッション用ケーブル65は、バックフレーム10の外側面に沿って上下方向に延びており、リクラ用操作レバー54の操作に牽引されてクッションフレーム20をロック状態からロック解除状態へ切り替えるように作用する。
また、第2クッション用ケーブル66は、クッションフレーム20の側面に沿ってシート前後方向に延びており、クッション用操作レバー64の操作に牽引されてクッションフレーム20をロック状態からロック解除状態へ切り替えるように作用する。
クッションロック装置60は、クッションフレーム20を図5の水平姿勢にロックし、リクラ用操作レバー54が操作されることでバックフレーム10と連動してロック状態を解除し、クッションフレーム20を下方側に付勢しながら乗り物フロア側に折り畳むことができる。
また、クッションロック装置60は、通常状態においてクッション用操作レバー64が操作されることで、クッションフレーム20のロック状態を解除し、クッションフレーム20を上方に起こすことで、図10に示すチップアップ状態に移動させることができる。そして、チップアップ状態においてクッション用操作レバー64が再度操作されることで(図11参照)、バックフレーム10に対しクッションフレーム20を下方側に回転させて図12に示す通常状態に復帰させることができる。
保持部材70は、図2−図4に示すように、棒状に延びる保持ピンであって、シートクッション2側のサイドフレーム21の内側面に溶接等で取り付けられ、シートクッション2のロック状態が解除されたときに、シートバック1側の連結ブラケット12(被当接部)に上下方向で当接することで、シートクッション2を保持するものである。
詳しく述べると、保持部材70は、シート本体が通常状態から収納状態へ移動するときに、シートクッション2の移動軌跡を案内するようにシートクッションを保持し、かつ、シート本体が通常状態からチップアップ状態へ移動するときに、シートクッション2を保持するものである。
保持部材70は、サイドフレーム21の内側面からシート幅方向の内側に突出しており、保持部材70のうち、連結ブラケット12(前壁部12b)に当接する突出端部には、弾性を有する筒状の弾性部材71が取り付けられている。
弾性部材71は、弾性ゴムであって、保持部材70の突出端部の外周面を覆うようにして保持部材70に溶接又はカシメ固定で取り付けられている。
上記構成において、図3、図4に示すようにシート本体が通常状態のときに、保持部材70が連結ブラケット12(前壁部12b)に当接しないように、保持部材70と連結ブラケット12の上下方向の間には隙間Cが形成されている。
そのため、シート本体が通常状態のときに、保持部材70が着座者による着座荷重を受け止めることがないため、保持部材70を必要以上に大型化、高剛性化することがなくなり、シンプルな構成を実現できる。
また例えば車両の走行に伴ってシート本体が揺れることがあっても、保持部材70と連結ブラケット12の接触による雑音の発生を抑制できる。
また上記構成において、図2に示すように、保持部材70は、サイドフレーム21の内側面に取り付けられており、サイドフレーム21よりもシート幅方向の内側に配置された連結ブラケット12に当接するように配置されている。
そのため、保持部材70がシート本体のシート幅方向の外側に露出することがないため、シート本体の外側部分に位置する構成部品との干渉を抑制でき、かつ、シート本体の意匠性を確保することができる。
フロア当接部材80は、図1、図5に示すように、収納フロアの上面に当接し、当該上面を摺動するための当接ローラ(回転ローラ)であって、シート本体が通常状態から収納状態に移動するときに、シートクッション2よりも先に乗り物フロア側に当接するものである。
フロア当接部材80は、シートクッション2の前方部分の底面に取り付けられており、シートクッション2の左右の側方部分に配置されている。
詳しく述べると、フロア当接部材80は、クッションフレーム20のうち、左右のサイドフレーム21の底面に不図示のブラケットを介して取り付けられ、クッションフレーム20に対して回転可能に連結されている。
上記構成において、図5に示すように、クッション用操作レバー64が、フロア当接部材80よりもシート前方に配置されており、詳しく述べると、シートクッション2の前端部に配置されている。
そのため、乗員がクッション用操作レバー64を視認し易くなり、操作し易くなる。
<シート収納動作>
次に、図5−図12に基づいてシート本体を通常状態から収納状態へ移動させる動作を説明する。なお、図5−図12において、リクライニング装置50及びクッションロック装置60は、黒丸で図示されるときにロック状態を示し、白丸で図示されるときにロック解除状態を示すものとする。
乗り物用シートSが図5に示す通常状態にあるとき、シートバック1は、支持ベース30によって支持され、リクライニング装置50によって起立姿勢にロックされている。また、シートバック1に連結されたシートクッション2は、クッションロック装置60によって水平姿勢にロックされている。
このとき、保持部材70と連結ブラケット12(被当接部)が当接しておらず、保持部材70と連結ブラケット12の間には隙間Cが形成されている。
乗り物用シートSを通常状態から収納状態へ移動させるときには、図6に示すように、シートバック1上面に設けられたリクラ用操作レバー54を操作する。
着座者がリクラ用操作レバー54を操作することで、リクラ用ケーブル55及び第1クッション用ケーブル65がそれぞれ牽引され、リクライニング装置50及びクッションロック装置60のロック状態がそれぞれ解除される。
クッションロック装置60のロック状態が解除されると、シートクッション2が自重によってやや下方に移動し、保持部材70によって保持される。詳しく述べると、保持部材70と連結ブラケット12が上下方向で当接することで、シートクッション2が保持される。
そして、図7に示すように、シートバック1は、シートクッション2を収納フロアまで移動させるようにバック回動軸52を中心としてシート前方側に回転を開始する。
このとき、保持部材70が、シートクッション2の移動(移動軌跡)を案内するようにシートクッション2を保持する。すなわち、保持部材70と連結ブラケット12が当接したままの状態でシート本体が移動する。
そして、シート本体が所定位置まで移動したときに、保持部材70が連結ブラケット12から離間し、シートクッション2が保持部材70によって保持されている状態から解放される。
そして、図8に示すように、シート本体がさらに所定位置まで移動したときに、フロア当接部材80がシートクッション2よりも先に収納フロアに当接する。そして、フロア当接部材80が収納フロアの表面上を摺動しながら、シート本体が収納フロアに向かって移動する。
そして、図9に示すように、シート本体が収納フロアに到達したときに、リクラ用操作レバー54の操作を終了することで、シートクッション2がクッションロック装置60によって再びロックされることになる。
上記一連の動作によって、シート本体が収納フロアに収納され、乗り物用シートSが収納状態に切り替わる。
<シートチップアップ動作>
次に、図9、図10に基づいてシート本体を収納状態からチップアップ状態へ移動させる動作を説明する。
乗り物用シートSが図9に示す収納状態にあるときに、例えば、乗員が手動でシート本体を上方に起こすことで図10に示すチップアップ状態に切り替わる。
このとき、クッションロック装置60がシートクッション2の回動動作をロックしているため、シートバック1を上方に起こすことでシートクッション2も一体的に上方に起こすことができる。
なお、チップアップ状態のときに、アッパレール4bをロアレール4aに対してシート前後方向の一方側に摺動させることによって、シート前後方向の他方側に広い荷室スペースを確保することができる。
乗り物用シートSが図10に示すチップアップ状態に切り替わったとき、シートバック1は、通常状態の位置と同じ位置に復帰し、リクライニング装置50によって起立姿勢でロックされることになる。
最後に、乗り物用シートSをチップアップ状態から通常状態へ移動させるときには、図10に示すクッション用操作レバー64を引く操作をすることで、第2クッション用ケーブル66が牽引され、図11に示すように、クッションロック装置60のロック状態が解除される。
シートクッション2は、クッションロック装置60の解除に伴い、シートバック1に対して下方側に回転する。
上記一連の動作により、乗り物用シートSが図12に示す通常状態に復帰する。
なお、上記切り替え操作のほか、乗り物用シートSを通常状態からチップアップ状態へ移動させることもできる。
具体的には、着座者がクッション用操作レバー64を操作することで、第2クッション用ケーブル66が牽引され、クッションロック装置60のロック状態が解除される。
そして、シートバック1に対してシートクッション2を上方側に回転させることで、チップアップ状態へ直接移動させることができる。このとき、リクライニング装置50によるシートバック1のロック状態は維持されたままとなる。
<乗り物用シートの第2実施形態>
次に、乗り物用シートの第2実施形態について、図13A−図13Dに基づいて説明する。
なお、上述した乗り物用シートSと重複する内容については説明を省略する。
第2実施形態の乗り物用シートS2では、乗り物用シートSと比較して主に保持部材170の構成が異なっている。
乗り物用シートS2は、図13Aに示すように、シートバック101側に設けられ、シートクッション102のロック状態が解除されたときに、シートクッション102側のサイドフレーム121(被当接部)に当接することで、シートクッション102を保持する保持部材170を備えている。
また、乗り物用シートS2は、シート本体が通常状態のときにシートクッション102を下方から支持し、シート本体が収納状態のときにシート本体とともに折り畳まれ、シート本体がチップアップ状態のときに上方に伸びてシートクッション102を下方から支持する支持脚190をさらに備えている。
保持部材170は、保持ピンであって、シートバック101側の連結ブラケット112の外側面に溶接等で取り付けられ、シートクッション102のロック状態が解除されたときに、シートバック101側のサイドフレーム121(底壁部)に上下方向で当接することで、シートクッション2を保持するものである。
詳しく述べると、保持部材170とサイドフレーム121の底壁部(121c)とが当接する構成となっている。すなわち、底壁部121cが、保持部材170に当接可能な「被当接部」に相当する。
保持部材170は、連結ブラケット112の外側面からシート幅方向の外側に突出しており、シート前後方向においてバック回動軸152とクッション回動軸162の間に配置されている。
シート本体が通常状態のときに、保持部材170とサイドフレーム121(底壁部121c)の上下方向の間には所定の隙間が形成されている。
支持脚190は、図13A,図13Dに示すように、上下方向に伸縮可能な支持部材であって、シートクッション102及び収納フロアを連結しており、シート本体の側部に一対となって配置されている。
支持脚190は、クッションフレーム120に対して回転可能に取り付けられる脚本体部191と、脚本体部191及び収納フロア(固定ブラケット196)それぞれに対して回転可能に取り付けられる脚連結部192と、を有している。
脚本体部191は、シート幅方向において脚連結部192よりも外側に配置されており、かつ、少なくとも一部が脚連結部192とシート幅方向で重なる位置に配置されている。
脚本体部191の上端部が、クッションフレーム120に第1脚回動軸193を介して取り付けられており、脚本体部191の下端部が、脚連結部192に第2脚回動軸194を介して連結されている。
また、脚連結部192の下端部が、収納フロア上に固定された固定ブラケット196に第3脚回動軸195を介して取り付けられている。
脚本体部191は、クッションフレーム120に対して第1脚回動軸193を中心として回転するとともに、クッションフレーム120に対してシート前後方向に移動することができる。
詳しく述べると、クッションフレーム120のうち、サイドフレーム121の側面には、サイドフレーム121の延出方向(シート前後方向)に沿って第1脚回動軸193が摺動するための摺動穴121dが形成されている。
また、脚本体部191は、脚連結部192に対して第2脚回動軸194を中心として回転するとともに、脚連結部192に対して上下方向に伸縮することができる。
詳しく述べると、脚連結部192の側面には、脚連結部192の延出方向(上下方向)に沿って第2脚回動軸194が摺動するための摺動穴192aが形成されている。
上記構成において、支持脚190は、シートクッション102を下方から支持する図13Aに示す「基準位置」と、シート本体とともに折り畳まれた図13Cに示す「折り畳み位置」と、シートクッション102のチップアップ動作に対応して上方に展開した図13Dに示す「展開位置」との間で移動可能となっている。
なお、シートクッション102(クッションフレーム120)の下端には、支持脚190の移動を規制するための移動規制部材197が取り付けられている。移動規制部材197は、支持脚190が「基準位置」に移動したときに支持脚190と当接し、支持脚190を保持するように構成されている。
以下、シート本体を通常状態から収納状態、チップアップ状態へ移動させる動作を説明する。
乗り物用シートS2が図13Aに示す通常状態にあるとき、保持部材170とサイドフレーム121の間には所定の隙間が形成されている。
このとき、支持脚190は、シートクッション102を下方から支持する「基準位置」に配置されている。
リクラ用操作レバー154の操作に伴って、図13Bに示すように、リクライニング装置150及びクッションロック装置160のロック状態が解除されると、シートクッション102がやや下方に移動し、保持部材170によって保持される。詳しく述べると、保持部材170とサイドフレーム121が上下方向で当接することで、シートクッション102が保持される。
そして、シートバック101は、シートクッション102を収納フロアまで移動させるようにバック回動軸152を中心としてシート前方側に回転を開始する。
そして、図13Cに示すように、シート本体が収納フロアに到達したときに、リクラ用操作レバー154の操作を終了することで、シートクッション102がクッションロック装置160によって再びロックされることになる。
このとき、支持脚190は、「基準位置」から「折り畳み位置」に移動している。
上記一連の動作によって、乗り物用シートSが収納状態に切り替わる。
乗り物用シートS2が図13Cに示す収納状態にあるときに、例えば、乗員が手動でシート本体を上方に起こすことで図13Dに示すチップアップ状態に切り替わる。
このとき、支持脚190は、「折り畳み位置」から「展開位置」に移動している。
乗り物用シートS2がチップアップ状態に切り替わったとき、シートバック101は、通常状態の位置と同じ位置に復帰し、リクライニング装置150によって起立姿勢でロックされることになる。
最後に、乗り物用シートS2をチップアップ状態から通常状態へ移動させるときには、クッション用操作レバー164を引く操作をすることで、クッションロック装置160のロック状態が解除され、シートクッション102は、シートバック101に対して下方側に回転する。
上記一連の動作により、乗り物用シートS2が図13Aに示す通常状態に復帰する。
<乗り物用シートの第3実施形態>
次に、乗り物用シートの第3実施形態について、図14A−図14Cに基づいて説明する。
なお、上述した乗り物用シートSと重複する内容については説明を省略する。
第3実施形態の乗り物用シートS3では、乗り物用シートSと比較して主に保持部材270の構成が異なっている。
乗り物用シートS3は、図14Aに示すように、シートバック201(バックフレーム210)及びシートクッション202(クッションフレーム220)を連結する左右の連結ブラケット212を備えている。
また、乗り物用シートS3は、シートバック201の外側面から外側に突出しており、シートクッション202のロック状態が解除されたときに、連結ブラケット212(被当接部)に上下方向で当接することで、シートクッション202を保持する保持部材270を備えている。
なお、シート本体が通常状態のときであっても、保持部材270と連結ブラケット212が上下方向で当接するように構成されている。
以下、シート本体を通常状態から収納状態へ移動させる動作を説明する。
乗り物用シートS3が図14Aに示す通常状態にあるとき、保持部材270が連結ブラケット212に当接しており、シートクッション202が保持されている。
リクラ用操作レバー254の操作に伴ってリクライニング装置250及び車体ロック装置260のロック状態が解除されると、シートバック201は、シートクッション202を収納フロアまで移動させるようにバック回動軸252を中心としてシート前方側に回転を開始する。
このとき、図14Bに示すように、保持部材270が、シートクッション202の移動(移動軌跡)を案内するようにシートクッション202を保持する。
そして、図14Cに示すように、シート本体が収納フロアに到達したときに、リクラ用操作レバー254の操作を終了する。
上記一連の動作によって、乗り物用シートS3が収納状態に切り替わる。
<その他の実施形態>
上記実施形態において、乗り物用シートSのシート前方に収納フロアが形成されているが、特に限定されることなく、乗り物用シートSの後方や側方に収納フロアが形成されていても良い。
上記実施形態において、乗り物用シートSの収納状態が、本発明の「移動状態」に相当するものとして説明されたが、特に限定されることなく、乗り物用シートSのチップアップ状態等が「移動状態」に相当するものとしても勿論良い。
そのほか、シート本体がレール装置4によって図9に示す通常位置から所定のシート前方位置(所定のシート後方位置)まで移動したスライド移動状態が、本発明の「移動状態」に相当するものとしても良い。
上記実施形態において、図1、2に示すように、乗り物用シートSが、レール装置4、支持ベース30及びベースカバー40を備えているが、特に限定されることなく、これら構成部品を不要として直接乗り物フロア上に固定される等、適宜変更しても良い。
上記実施形態において、図2、図3に示すように、保持部材70が、シートクッション2側のサイドフレーム21に取り付けられ、シートバック1側の連結ブラケット12(被当接部)に当接する構成となっているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば乗り物用シートS2、S3のように、保持部材がシートバック側の構成部品に取り付けられ、シートクッション側の構成部品に当接する構成となっていても良い。
上記実施形態において、図3、図4に示すように、シート本体が通常状態のときに、保持部材70と連結ブラケット12(被当接部)の間には隙間Cが形成されているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば乗り物用シートS3のように、保持部材と被当接部が予め当接している構成であっても良い。
上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる収納可能な乗り物用シートについて説明したが、特に限定されることなく、電車、バス等の乗り物用シートのほか、飛行機、船等の乗り物用シートとしても利用することができる。
本実施形態では、主として本発明に係る乗り物用シートに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
S,S2,S3 乗り物用シート
1,101,201 シートバック
1a、2a クッションパッド
1b、2b 表皮
2,102,202 シートクッション
3 ヘッドレスト
4 レール装置
4a ロアレール
4b アッパレール
10,110,210 バックフレーム
11 サイドフレーム部
12,112,212 連結ブラケット(被当接部)
12a 本体壁部
12b 前壁部
12c 後壁部
20,120,220 クッションフレーム
21,121 サイドフレーム
21a,121a 本体壁部
21b,121b 上壁部
21c,121c 底壁部(被当接部)
121d 摺動穴
22 前方連結パイプ
23 後方連結パイプ
24 パンフレーム
30 支持ベース
31 サイドベース部
32 前方ベース連結部
33 後方ベース連結部
34 補強ベース部
40 ベースカバー
41 カバー突出部
42 カバー収容凹部
50,150,250 リクライニング装置
51 リクライニング本体
52,152 バック回動軸
54,154,254 リクラ用操作レバー
55 リクラ用ケーブル
60,160 クッションロック装置(ロック装置)
61 ロック本体
62,162 クッション回動軸
64 ,164,264 クッション用操作レバー(操作レバー)
65 第1クッション用ケーブル
66 第2クッション用ケーブル
70,170,270 保持部材
71 弾性部材
80 フロア当接部材
190 支持脚
191 脚本体部
192 脚連結部
192a 摺動穴
193 第1脚回転軸
194 第2脚回転軸
195 第3脚回転軸
196 固定ブラケット
197 移動規制部材
260 車体ロック装置(ロック装置)
C 隙間

Claims (8)

  1. シートバック及びシートクッションを有するシート本体と、
    前記シートバックに対して前記シートクッションを回動可能に連結するとともに、前記シート本体が着座者を着座させることが可能な通常状態のときに前記シートクッションの回動動作をロックするロック装置と、を備え、
    前記通常状態と、前記シート本体を前記通常状態から移動させた移動状態との間で切り替え可能な乗り物用シートであって、
    前記シートバック及び前記シートクッションの一方側には、前記シートクッションのロック状態が解除されたときに、前記シートバック及び前記シートクッションの他方側に設けられた被当接部に当接することで、前記シートクッションを保持する保持部材が取り付けられていることを特徴とする乗り物用シート。
  2. 前記移動状態とは、前記シート本体を乗り物フロア側に収納移動させた収納状態であって、
    前記保持部材は、前記シート本体が前記通常状態から前記収納状態へ移動するときに、前記シートクッションの移動を案内するように該シートクッションを保持することを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。
  3. 前記シート本体が前記通常状態のときに前記保持部材が前記被当接部に当接しないように、前記保持部材と前記被当接部の間には隙間が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗り物用シート。
  4. 前記保持部材は、棒状に延びる部材であって、
    前記保持部材のうち前記被当接部に当接する当接部分には、弾性を有する弾性部材が取り付けられ、
    該弾性部材が、前記当接部分を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乗り物用シート。
  5. 前記シートクッションの骨格となるクッションフレームと、前記シートバックの骨格となるバックフレームと、を備え、
    前記保持部材は、
    前記クッションフレームのうちシート幅方向の側方に配置される左右のサイドフレーム、又は、前記バックフレーム及び前記クッションフレームを連結する左右の連結フレームに取り付けられ、
    前記バックフレーム側に設けられた前記被当接部に当接するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の乗り物用シート。
  6. 前記保持部材は、
    前記左右のサイドフレームのシート幅方向の内側面にそれぞれ取り付けられ、
    前記左右のサイドフレームよりもシート幅方向の内側に配置された前記被当接部に当接するように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の乗り物用シート。
  7. 前記移動状態とは、前記シート本体を乗り物フロア側に収納移動させた収納状態であって、
    前記乗り物フロア上に取り付けられ、前記シート本体を支持する支持ベースと、
    該支持ベース及び前記バックフレームを連結する左右の連結ブラケットと、を備え、
    前記保持部材は、前記被当接部としての前記連結ブラケット、又は、前記バックフレームのうちシート幅方向の側部を構成する前記被当接部としてのサイドフレーム部に当接するように配置されていることを特徴とする請求項6に記載の乗り物用シート。
  8. 前記移動状態とは、前記シート本体を乗り物フロア側に収納移動させた収納状態であって、
    前記シートクッションの前方部分に取り付けられ、前記シートクッションのロック状態を解除するために操作される操作レバーと、
    前記シートクッションの前方部分の底面に取り付けられ、前記シート本体が前記通常状態から前記収納状態に移動するときに、前記シートクッションよりも先に前記乗り物フロア側に当接するフロア当接部材と、を備え、
    前記操作レバーは、前記フロア当接部材よりもシート前方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の乗り物用シート。
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