JP3463267B2 - 電動車両 - Google Patents

電動車両

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JP3463267B2
JP3463267B2 JP24771192A JP24771192A JP3463267B2 JP 3463267 B2 JP3463267 B2 JP 3463267B2 JP 24771192 A JP24771192 A JP 24771192A JP 24771192 A JP24771192 A JP 24771192A JP 3463267 B2 JP3463267 B2 JP 3463267B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K1/00Arrangement or mounting of electrical propulsion units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L3/00Electric devices on electrically-propelled vehicles for safety purposes; Monitoring operating variables, e.g. speed, deceleration or energy consumption
    • B60L3/04Cutting off the power supply under fault conditions

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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Sustainable Energy (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動車両に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンを電動機すなわちモータ
に置き換え、騒音や排気ガスの発生を防止した電動車両
が提供されている。該電動車両はバッテリを搭載してお
り、該バッテリから供給されたモータ電流によってモー
タを駆動し、発生した出力トルクによって電動車両を走
行させるようになっている。
【0003】例えば、永久磁石から成るロータとステー
タコイルで構成されるブラシレスのモータを使用して出
力トルクを発生させる場合、ロータの磁極位置に対応し
て3相の正弦波を発生させ、モータコントローラによっ
て該正弦波に電流指令値を乗じてPWM信号とし、該P
WM信号をインバータ回路で正弦波の相電流すなわちモ
ータ電流に変えてモータに供給するようになっている。
【0004】図2は従来の電動車両のブロック図であ
る。図において、21は図示しないシフトレバーなどを
運転者が操作することによって選択されたレンジをシフ
トレバーの位置、すなわちレンジ位置で検出するシフト
スイッチ、22は図示しないRAM、ROM等を備え、
電動車両の全体を制御するCPU、23はロータの磁極
位置に対応して3相の正弦波を発生させ、該正弦波に電
流指令値を乗じてPWM信号を発生するモータコントロ
ーラ、24は複数のパワートランジスタから成り、前記
モータコントローラ23が発生したPWM信号を受けて
正弦波のモータ電流に変えるインバータ回路である。そ
して、該モータ電流はモータ25に供給される。また、
26はバッテリである。
【0005】前記構成の電動車両において、モータ25
の出力トルクは出力トルク指令値としての電流指令値を
変えることによって制御される。そして、前記モータ電
流をフィードバックし、電流指令値と一致させるように
している。この種の電動車両においては、ニュートラル
(N)レンジやパーキング(P)レンジが選択される
と、前記CPU22が出力トルク指令値のカットを指令
し、出力トルク指令値を0にするようになっている。
【0006】また、図示しない駆動輪の車軸とモータ2
5が直結されているものにおいては、車軸とモータ25
を切り離す手段が設けられていないため、駆動輪を回転
させるか否かの判断を前記CPU22が行うようになっ
ている。図3は従来の車軸とモータを直結した電動車両
の概略図である。図において、21はシフトスイッチ、
22はCPU、23はモータコントローラ、24はイン
バータ回路(INV)、25はモータ、27は駆動輪で
ある。前記インバータ回路24は、モータコントローラ
23が発生したPWM信号を受け、モータ電流に変えて
モータ25に供給する。この場合、CPU22からイン
バータ回路24に対して駆動信号が出力され、該駆動信
号がオンになっている間モータ25が駆動され、駆動輪
27が回転する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電動車両においては、CPU22において出力トル
ク指令値を計算したり駆動信号を発生するようになって
いるため、インバータ回路24内のスイッチング素子な
どやCPU22の誤作動が生じた場合には、モータ25
に供給されるモータ電流を十分に制御することができな
かったり、出力トルク指令値を0にすることができなか
ったりする。
【0008】本発明は、前記従来の電動車両の問題点を
解決して、モータに供給されるモータ電流を十分に制御
することができる電動車両を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の電
動車両においては、モータと、選択されたレンジがニュ
ートラルレンジ又はパーキングレンジであるか否かを判
断し、選択されたレンジがニュートラルレンジ又はパー
キングレンジである場合に、前記モータの出力トルクの
カットを指令するための出力トルクカット指令信号を発
生させる出力トルクカット指令手段と、入力された信号
に基づいて出力トルク指令値を計算する出力トルク指令
値計算手段と、前記出力トルク指令値を受けて、PWM
信号を発生させるモータコントローラと、前記PWM信
号を受けて、前記モータにモータ電流を供給するインバ
ータ回路と、前記出力トルク指令値計算手段と別体に配
設され、前記出力トルクカット指令手段からの出力トル
クカット指令信号を直接受けて、前記モータの出力トル
クを前記出力トルク指令値にかかわらずカットする出力
トルクカット手段とを有する。本発明の他の電動車両に
おいては、モータと、選択されたレンジがニュートラル
レンジ又はパーキングレンジであるか否かを判断し、選
択されたレンジがニュートラルレンジ又はパーキングレ
ンジである場合に、前記モータの出力トルクのカットを
指令するための出力トルクカット指令信号を発生させる
出力トルクカット指令手段と、入力された信号に基づい
て出力トルク指令値を計算する出力トルク指令値計算手
段と、前記出力トルク指令値を受けて、PWM信号を発
生させるモータコントローラと、前記PWM信号を受け
て、前記モータにモータ電流を供給するインバータ回路
と、前記モータコントローラとインバータ回路との間に
配設され、前記出力トルクカット指令手段からの出力ト
ルクカット指令信号を直接受けて、モータコントローラ
からインバータ回路に送られるPWM信号を遮断する出
力トルクカット手段とを有する。本発明の更に他の電動
車両においては、モータと、バッテリと、選択されたレ
ンジがニュートラルレンジ又はパーキングレンジである
か否かを判断し、選択されたレンジがニュートラルレン
ジ又はパーキングレンジである場合に、前記モータの出
力トルクのカットを指令するための出力トルクカット指
令信号を発生させる出力トルクカット指令手段と、入力
された信号に基づいて出力トルク指令値を計算する出力
トルク指令値計算手段と、前記出力トルク指令値を受け
て、PWM信号を発生させるモータコントローラと、前
記PWM信号を受けて、前記モータにモータ電流を供給
するインバータ回路と、前記バッテリとインバータ回路
との間に配設され、前記出力トルクカット指令手段から
の出力トルクカット指令信号を直接受けて、バッテリか
らインバータ回路への電流の供給を遮断する出力トルク
カット手段とを有する。
【0010】本発明の更に他の電動車両においては、さ
らに、前記出力トルクカット指令手段と出力トルクカッ
ト手段との間に信号遅延回路が配設される。そして、前
記出力トルク指令値計算手段は、前記出力トルクカット
指令手段からの出力トルクカット指令信号を受けたとき
に出力トルクを漸減させる。
【0011】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、前記のように
電動車両においては、モータと、選択されたレンジがニ
ュートラルレンジ又はパーキングレンジであるか否かを
判断し、選択されたレンジがニュートラルレンジ又はパ
ーキングレンジである場合に、前記モータの出力トルク
のカットを指令するための出力トルクカット指令信号を
発生させる出力トルクカット指令手段と、入力された信
号に基づいて出力トルク指令値を計算する出力トルク指
令値計算手段と、前記出力トルク指令値を受けて、PW
M信号を発生させるモータコントローラと、前記PWM
信号を受けて、前記モータにモータ電流を供給するイン
バータ回路と、前記出力トルク指令値計算手段と別体に
配設され、前記出力トルクカット指令手段からの出力ト
ルクカット指令信号を直接受けて、前記モータの出力ト
ルクを前記出力トルク指令値にかかわらずカットする出
力トルクカット手段とを有する。
【0012】この場合、通常は入力された信号に基づい
て出力トルク指令値が計算され、該出力トルク指令値が
モータコントローラに送られ、該モータコントローラに
おいてPWM信号が発生させられる。そして、該PWM
信号がインバータ回路に送られると、該インバータ回路
はモータ電流をモータに供給する。そして、ニュートラ
ルレンジ又はパーキングレンジが選択された場合、前記
出力トルクカット指令手段は、前記モータの出力トルク
のカットを指令するための出力トルクカット指令信号を
発生させ、出力トルク指令値計算手段に送る。該出力ト
ルク指令値計算手段は、出力トルクカット指令手段から
の出力トルクカット指令信号を受けると、出力トルク指
令値を、例えば、0に変更して前記モータを停止させ
る。
【0013】また、出力トルクカット手段は、前記出力
トルクカット指令手段からの出力トルクカット指令信号
を直接受けて、前記モータの出力トルクを前記出力トル
ク指令値にかかわらずカットする。したがって、出力ト
ルクカット指令手段からの出力トルクカット指令信号
は、前記出力トルク指令値計算手段等を経由することな
く、直接出力トルクカット手段に送られるので、スイッ
チング素子、CPU等の誤作動が生じた場合でも、モー
タを停止させることができる。その結果、モータに供給
されるモータ電流を十分に制御することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示す電動車両におけるモータ駆動制御回路のブロック
図、図4は本発明の第1の実施例におけるモータ駆動制
御回路のタイムチャート、図5は本発明の第1の実施例
におけるモータ駆動制御回路のメイン動作を示すフロー
チャートである。
【0015】図1において、25は図示しない駆動輪に
連結されたモータ、32は該モータ25が発生する出力
トルクのカットを指令する出力トルクカット指令手段で
ある。該出力トルクカット指令手段32は、例えば、図
示しないシフトレバーの操作によってオン・オフするニ
ュートラルスイッチ、パーキングスイッチ等、又は直接
押下することによってオン・オフするマニュアルスイッ
チで構成される。
【0016】また、15は図示しない車速センサ及びア
クセルセンサによって検出した車速やアクセル開度か
ら、それらに対応した出力トルク指令値を計算する出力
トルク指令値計算手段であり、CPU22(図2)内に
設けられる。34はモータ電流を発生しモータ25に供
給するモータ駆動回路、35は信号遅延回路、36は前
記モータ駆動回路34内に設けられ、前記出力トルクカ
ット指令手段32の出力トルクカット指令信号aを受け
て出力トルクをカットする出力トルクカット手段として
の電流遮断機構である。
【0017】前記構成のモータ駆動制御回路において、
出力トルク指令値計算手段15は検出された車速やアク
セル開度から出力トルク指令値を計算し、出力トルク指
令信号cとしてモータ駆動回路34に対して出力する。
該モータ駆動回路34は出力トルク指令信号cを受ける
と、前記出力トルク指令値に基づいてモータ25を駆動
する。
【0018】ところで、運転者がシフトレバーを操作す
るかマニュアルスイッチを直接押下してニュートラルレ
ンジ又はパーキングレンジを選択し、出力トルクのカッ
トを指令すると、前記出力トルクカット指令手段32が
前記出力トルクカット指令信号aを発生する。該出力ト
ルクカット指令信号aが出力トルク指令値計算手段15
に入力されると、出力トルク指令値計算手段15は出力
トルク指令値を0又はほぼ0に近いモータ25を停止さ
せることができる値にする。モータ駆動回路34は前記
出力トルク指令値を受けると、前記モータ25に対する
モータ電流の供給を停止する。
【0019】また、前記出力トルクカット指令手段32
は信号遅延回路35を介してモータ駆動回路34内の電
流遮断機構36に接続されており、前記出力トルクカッ
ト指令信号aは、CPU22を経由しないで電流遮断機
構36に対しても出力されるようになっている。したが
って、前記出力トルク指令値計算手段15やモータ駆動
回路34の誤作動が生じても、出力トルクカット指令信
号aによってモータ25を確実に停止させることができ
る。
【0020】ここで、電動車両の走行中に出力トルクの
カットを指令した時、モータ電流が直ちに遮断され強制
的に出力トルクがカットされると、出力トルクの急激な
変動によってショックが発生してしまう。そこで、前記
出力トルクカット指令手段32と前記電流遮断機構36
間にハードウェアの信号遅延回路35が接続され、該信
号遅延回路35によって前記出力トルクカット指令信号
aを遅延時間tだけ遅延させてモータ電流出力信号bと
し、該モータ電流出力信号bを前記電流遮断手段36に
入力するようになっている。
【0021】また、前記出力トルクカット指令手段32
は、出力トルク指令値計算手段15にも接続されてい
て、出力トルクカット指令信号aが出力トルク指令値計
算手段15にも入力される。該出力トルク指令値計算手
段15は、通常、車速やアクセル開度から出力トルク指
令値を計算し、モータ駆動回路34に対して出力する
が、出力トルクカット指令信号aが入力されると、ソフ
トウェアによって出力トルク指令値を漸減させ、前記遅
延時間tの間に出力トルク指令値を0にする。
【0022】したがって、前記モータ駆動回路34は出
力トルク指令値に対応したモータ電流をモータ25に供
給するため、出力トルクの急激な変動がなくなり、ショ
ックが発生するのを防止することができる。ステップS
11 初期設定を行う。ステップS12 車速、アクセ
ル開度等の信号を入力する。ステップS13 出力トル
ク制御を行い、ステップS12に戻る。
【0023】図6は本発明の第1の実施例における遅延
回路図、図7は本発明の第1の実施例における遅延回路
のタイムチャート、図8は本発明の第1の実施例におけ
る遅延時間の説明図である。図6において、Rは抵抗、
Cはコンデンサ、Dはダイオード、ICは増幅器であ
る。この場合、出力トルクカット指令信号aが入力され
ると、抵抗Rと増幅器IC間に遅延信号ad が発生し、
増幅器ICの出力側からモータ電流出力信号bが出力さ
れる。
【0024】そして、前記遅延信号ad を所定のレベル
でスライスすることによって、図7に示すような遅延時
間tを得ることができる。該遅延時間tは、図8に示す
ように、出力トルク指令値を最大値から漸減させて0に
するまでの時間よりも大きめに設定するとよい。なお、
遅延時間tは次式で表される。 t=−R・C・log(1−VIC ON /VCC) VIC ON :増幅器ICのハイレベル時の入力電圧 VCC :出力トルクカット指令信号aのハイレベル時
の電圧 次に、本発明の第1の実施例において出力トルク指令値
を漸減させるための過渡トルク制御について説明する。
【0025】図9は本発明の第1の実施例における過渡
トルク制御の動作を示すフローチャート、図10は他の
過渡トルク制御のタイムチャートである。この場合、検
出された車速及びアクセル開度から計算された出力トル
ク指令値すなわち目標トルクをT1 とし、前回の出力ト
ルク指令値(以下、「前回指令値」という。)をT0
し、今回実際に指令する出力トルク指令値(以下、「今
回指令値」という。)をTout としたとき、前回指令値
0 と目標トルクT1 の差、すなわち指令値差ΔTは ΔT=T1 −T0 となる。
【0026】そして、該指令値差ΔTがあらかじめ設定
された範囲内にあるときは前記目標トルクT1 をそのま
ま今回指令値Tout とし、前記範囲から外れるときは出
力トルク指令値の変化量を抑制するようにしている。 ステップS21 選択されたレンジがニュートラルレン
ジ又はパーキングレンジであるか否かを判断する。ニュ
ートラルレンジ又はパーキングレンジである場合はステ
ップS22に、他のレンジである場合はステップS23
に進む。 ステップS22 目標トルクT1 を0にする。 ステップS23 車速とアクセル開度から目標トルクT
1 を計算する。 ステップS24 前回指令値T0 と目標トルクT1 の差
である指令値差ΔTの絶対値と指令値差ΔTの最大値Δ
max を比較する。
【0027】|T0 −T1 |=|ΔT|<ΔTmax の場合はステップS25に、 |T0 −T1 |=|ΔT|≧ΔTmax で、しかも ΔT>0 の場合は、ステップS26に、 |T0 −T1 |=|ΔT|≧ΔTmax で、しかも ΔT<0 の場合は、ステップS27に進む。 ステップS25 目標トルクT1 、すなわち前回指令値
0 に指令値差ΔTを加えた値を今回指令値Tout とす
る。 ステップS26 前回指令値T0 に指令値差ΔTの最大
値ΔTmax を加えた値を今回指令値Tout とする。 ステップS27 前回指令値T0 から指令値差ΔTの最
大値ΔTmax を減じた値を今回指令値Tout とする。
【0028】また、他の過渡トルク制御においては、 D=T1 −T0 =ΔT Tout =T0 +D/4 とすることによって、出力トルクの急激な変動を一層な
くし、ショックが発生するのを防止することができる。
ただし、目標トルクT1 の変化率が極端に大きい場合
は、Dの値の上限を10/32〔ms〕とする。このよ
うにすることによって、図10に示すような過渡トルク
制御を行うことができる。
【0029】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図11は本発明の第2の実施例を示す電動車両の
ブロック図である。図において、21はシフトスイッ
チ、22はCPU、23はモータコントローラ、24は
インバータ回路、25はモータ、26はバッテリ、28
は前記モータコントローラ23とインバータ回路24間
に設けられた出力トルクカット手段としての駆動信号遮
断回路である。
【0030】この場合、前記モータコントローラ23が
発生したPWM信号はインバータ回路24に対して出力
され、該インバータ回路24において正弦波のモータ電
流に変えられるようになっているが、両者間に前記駆動
信号遮断回路28が設けられ、出力トルクカット指令信
号aがCPU22から出力されると、駆動信号遮断回路
28がPWM信号の出力を遮断する。
【0031】そして、前記出力トルクカット指令信号a
は、モータコントローラ23を経由しないで駆動信号遮
断回路28に対して出力される。したがって、モータコ
ントローラ23の誤作動が生じても、出力トルクカット
指令信号aによってモータ25を確実に停止させること
ができる。次に、本発明の第3の実施例について説明す
る。
【0032】図12は本発明の第3の実施例を示す電動
車両のブロック図である。図において、21はシフトス
イッチ、22はCPU、23はモータコントローラ、2
4はインバータ回路、25はモータ、26はバッテリ、
29は該バッテリ26と前記インバータ回路24間に設
けられた出力トルクカット手段としての電流遮断機構で
ある。
【0033】この場合、前記モータコントローラ23が
発生したPWM信号はインバータ回路24に対して出力
され、該インバータ回路24において正弦波のモータ電
流に変えられるようになっているが、バッテリ26と前
記インバータ回路24間に前記電流遮断機構29が設け
られ、出力トルクカット指令信号aがCPU22から出
力されると、電流遮断機構29がバッテリ26からの電
流の供給を遮断する。
【0034】そして、前記出力トルクカット指令信号a
は、モータコントローラ23を経由しないで電流遮断機
構29に対して出力される。したがって、モータコント
ローラ23の誤作動が生じても、出力トルクカット指令
信号aによってモータ25を確実に停止させることがで
きる。次に、本発明の第4の実施例について説明する。
【0035】図13は本発明の第4の実施例を示す電動
車両のブロック図である。図において、21はシフトス
イッチ、22はCPU、23はモータコントローラ、2
4はインバータ回路、25はモータ、26はバッテリ、
28は前記モータコントローラ23とインバータ回路2
4間に設けられた出力トルクカット手段としての駆動信
号遮断回路である。
【0036】この場合、前記モータコントローラ23が
発生したPWM信号はインバータ回路24に対して出力
され、該インバータ回路24において正弦波のモータ電
流に変えられるようになっているが、両者間に前記駆動
信号遮断回路28が設けられ、第1出力トルクカット指
令信号a1 がCPU22から、第2出力トルクカット指
令信号a2 がシフトスイッチ21から出力されると、駆
動信号遮断回路28がPWM信号の出力を遮断する。
【0037】そして、前記第1出力トルクカット指令信
号a1 は、モータコントローラ23を経由しないで駆動
信号遮断回路28に対して出力される。したがって、モ
ータコントローラ23の誤作動が生じても、第1出力ト
ルクカット指令信号a1 によってモータ25を確実に停
止させることができる。また、第2出力トルクカット指
令信号a2 は、CPU22及びモータコントローラ23
を経由しないで駆動信号遮断回路28に対して出力され
る。したがって、CPU22の誤作動が生じても、第2
出力トルクカット指令信号a2 によってモータ25を確
実に停止させることができる。
【0038】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図14は本発明の第5の実施例を示す電動車両の
ブロック図である。図において、21はシフトスイッ
チ、22はCPU、23はモータコントローラ、24は
インバータ回路、25はモータ、27は駆動輪である。
前記インバータ回路24は、モータコントローラ23が
発生したPWM信号を受け、モータ電流に変えてモータ
25に供給し、駆動輪27を回転させる。
【0039】この場合、CPU22から第1出力トルク
カット指令信号a1 が、シフトスイッチ21から第2出
力トルクカット指令信号a2 がオア回路51に対して出
力されるようになっていて、該オア回路51から出力ト
ルクカット指令信号aがインバータ回路24に対して出
力される。該インバータ回路24は前記出力トルクカッ
ト指令信号aを受けると、モータ25へのモータ電流の
供給を停止するようになっている。
【0040】そして、前記第1出力トルクカット指令信
号a1 は、モータコントローラ23を経由しないでイン
バータ回路24に対して出力される。したがって、モー
タコントローラ23の誤作動が生じても、出力トルクカ
ット指令信号aによってモータ25を確実に停止させる
ことができる。また、第2出力トルクカット指令信号a
2 は、CPU22及びモータコントローラ23を経由し
ないでインバータ回路24に対して出力される。したが
って、CPU22の誤作動が生じても、出力トルクカッ
ト指令信号aによってモータ25を確実に停止させるこ
とができる。
【0041】次に、本発明の第6の実施例について説明
する。図15は本発明の第6の実施例を示す電動車両の
ブロック図である。図において、21はシフトスイッ
チ、22はCPU、23はモータコントローラ、24は
インバータ回路、25はモータ、26はバッテリ、28
は前記モータコントローラ23とインバータ回路24間
に設けられた出力トルクカット手段としての駆動信号遮
断回路である。
【0042】この場合、前記モータコントローラ23が
発生したPWM信号はインバータ回路24に対して出力
され、該インバータ回路24において正弦波のモータ電
流に変えられるようになっているが、両者間に前記駆動
信号遮断回路28が設けられ、第1出力トルクカット指
令信号a1 がCPU22から、第2出力トルクカット指
令信号a2 がシフトスイッチ21から出力されると、駆
動信号遮断回路28がPWM信号の出力を遮断する。
【0043】そして、前記第1出力トルクカット指令信
号a1 は、モータコントローラ23を経由しないで駆動
信号遮断回路28に対して出力される。したがって、モ
ータコントローラ23の誤作動が生じても、第1出力ト
ルクカット指令信号a1 によってモータ25を確実に停
止させることができる。また、第2出力トルクカット指
令信号a2 は、CPU22及びモータコントローラ23
を経由しないで駆動信号遮断回路28に対して出力され
る。したがって、CPU22の誤作動が生じても、第2
出力トルクカット指令信号a2 によってモータ25を確
実に停止させることができる。
【0044】ここで、前記シフトスイッチ21の第2出
力トルクカット指令信号a2 が直ちに駆動信号遮断回路
28に入力されて出力トルクがカットされると、出力ト
ルクの急激な変動によってショックが発生してしまう。
そこで、前記シフトスイッチ21と駆動信号遮断回路2
8間に信号遅延回路35が設けられ、該信号遅延回路3
5によって前記第2出力トルクカット指令信号a2 を遅
延時間tだけ遅延させて第3出力トルクカット指令信号
3 とし、該第3出力トルクカット指令信号a3 を駆動
信号遮断回路28に入力するようにしている。
【0045】ところで、電動車両においては、車速及び
アクセル開度が検出され、検出された車速及びアクセル
開度から出力トルク指令値が計算されるようになってい
る。この場合、出力トルク指令値マップが参照され、ア
クセル開度が100〔%〕の時の出力トルク指令値が計
算され、これにトルク出力率マップを参照して求めたト
ルク出力率を乗じて出力トルク指令値を計算するように
している。
【0046】前記出力トルク指令値マップやトルク出力
率マップは、電動車両の動力性能や電気エネルギ消費効
率を考慮して設定されるが、動力性能を向上させたまま
で電気エネルギ消費効率を高くすることはできない。そ
こで、動力性能と電気エネルギ消費効率のいずれも妥協
点の値に設定されるようになっていて、運転者の好みに
合わせて走行することはできない。
【0047】そこで、本発明の電動車両においては、前
記出力トルク指令値マップやトルク出力率マップを切り
替えることによって、運転者の好みに応じて電動車両を
走行させることができるようにしている。図16は本発
明の実施例が適用される電動車両の出力トルク制御装置
のブロック図、図17は出力トルク制御装置で使用され
る出力トルク指令値マップを示す図、図18は出力トル
ク制御装置で使用されるトルク出力率マップを示す図で
ある。
【0048】図において、11は図示しないCPU、R
AM、ROM等から成る出力トルク制御装置、12は電
動車両の車速を例えばモータ25の図示しない出力軸の
回転数で検出する図示しない回転数センサなどの車速検
出手段、13はアクセル開度を図示しないアクセルペダ
ルの踏込量で検出する図示しないアクセルセンサなどの
アクセル開度検出手段、21は図示しないシフトレバー
などを運転者が操作することによって選択されたレンジ
をシフトレバーの位置、すなわちレンジ位置で検出する
シフトスイッチ、18は図示しないパワーモード・エコ
ノミモード切替スイッチなどの押下によって、パワーモ
ード、エコノミモード等の動力性能の切替えを検出する
動力性能切替手段である。
【0049】また、12aは前記車速検出手段12から
の回転数の信号によって車速を計算する車速計算手段、
13aは前記アクセル開度検出手段13からのアクセル
ペダルの踏込量の信号によってアクセル開度を計算する
アクセル開度計算手段、21aは前記シフトスイッチ2
1からのレンジ位置の信号によって、選択されたレンジ
を判断するレンジ判断手段、18aは前記動力性能切替
手段18からの切替えの信号によって動力性能が切り替
えられたことを判断する動力性能切替判断手段である。
【0050】15は前記車速計算手段12aが計算した
車速の信号、アクセル開度計算手段13aが計算したア
クセル開度の信号、レンジ判断手段21aが判断したレ
ンジの信号、及び動力性能切替判断手段18aが判断し
た動力性能の信号を受け、出力トルク指令値を計算する
出力トルク指令値計算手段、16は該出力トルク指令値
計算手段15が出力トルク指令値を計算する時に参照す
る出力トルクマップであり、各マップは動力性能に対応
した少なくとも二つ以上の動力性能別マップから成る。
この場合、図17の出力トルク指令値マップ及び図18
のトルク出力率マップは、それぞれパワーモードマップ
とエコノミモードマップから成る。図17及び18の実
線はパワーモードマップを、破線はエコノミモードマッ
プを示す。
【0051】また、17は前記出力トルク指令値計算手
段15が計算した出力トルク指令値をモータ25に対し
て出力する出力トルク指令値出力手段である。前記モー
タ25は出力トルク指令値出力手段17から出力トルク
指令値を受けると、それに対応するモータ電流が供給さ
れて駆動され、出力トルクを発生する。前記構成の電動
車両において、運転者が例えばシフトレバーを前進レン
ジ(Dレンジ)位置に置いてアクセルペダルを踏み込む
と、出力トルク指令値計算手段15は、前記車速計算手
段12aが計算した車速の信号、及び前記アクセル開度
計算手段13aが計算したアクセル開度の信号を受け、
出力トルクマップ16すなわち図17の出力トルク指令
値マップ及び図18のトルク出力率マップを参照して出
力トルク指令値を計算する。
【0052】ここで、運転者がパワーモード・エコノミ
モード切替スイッチなどを押下することによって、パワ
ーモード、エコノミモード等の動力性能を切り替える
と、前記動力性能切替手段18がそれを検出し、該動力
性能切替手段18の切替えの信号を動力性能切替判断手
段18aが受け、動力性能を判断する。そして、前記出
力トルク指令値計算手段15は、動力性能切替判断手段
18aからの動力性能の信号を受けると、前記出力トル
クマップ16内の複数のマップから一つを選択し、該マ
ップを参照して出力トルク指令値を計算する。
【0053】すなわち、前記出力トルク指令値計算手段
15は、前記車速計算手段12aからの車速の信号によ
って、図17の出力トルク指令値マップ中のいずれかの
動力性能別マップ(パワーモードマップ又はエコノミモ
ードマップ)を参照し、アクセル開度が100〔%〕の
時の最大出力トルク指令値を計算する。次に、アクセル
開度計算手段13aがアクセルペダルの踏込量の信号か
らアクセル開度を計算する。
【0054】続いて、前記出力トルク指令値計算手段1
5が前記アクセル開度の信号によって、図18のトルク
出力率マップ中のいずれかの動力性能別マップ(パワー
モードマップ又はエコノミモードマップ)を参照し、そ
の時点のアクセル開度におけるトルク出力率を計算す
る。そして、最大出力トルク指令値にトルク出力率を乗
じることによって、その時点での出力トルク指令値を計
算する。
【0055】なお、この場合、動力性能切替手段18と
してパワーモード・エコノミモード切替スイッチを使用
しているが、例えば、可変抵抗器を使用すると、前記出
力トルク指令値マップで設定された最大出力トルク指令
値やトルク出力率マップで設定されたトルク出力率の値
を連続的に変えることが可能になり、一層運転者の好み
に合わせて走行することができる。
【0056】また、アクセルペダルの踏込速度に対応し
てマップを自動的に切り替えることもできる。この場
合、電動車両がエコノミモードで走行中でも急激にアク
セルペダルが踏み込まれると、自動的にパワーモードに
切り替えることができる。ところで、変速機を使用しな
い電動車両においては、同じアクセルペダルの踏込量に
対する回生制動力は同じである。したがって、ガソリン
使用車におけるエンジンブレーキのような制動トルクを
設定することができない。また、各レンジ位置に対応し
て回生制動力を固定すると、高速走行時すなわち高電圧
時にバッテリ26(図11)に大きい負荷が加わってし
まい、耐久性を低下させてしまう。
【0057】そこで、前進レンジ用、ロー(L)レンジ
用及び後進(R)レンジ用の出力トルク指令値マップを
設け、前進レンジ用とローレンジ用の出力トルク指令値
マップにおいて異なる制動トルクを設定するようにして
いる。この制動トルクは、車速に対応して変化させるこ
とができるので、高速走行時においてバッテリ26に大
きい負荷が加わることがなく、耐久性を向上させること
ができる。
【0058】図19は出力トルク制御装置の動作を示す
フローチャート、図20は出力トルク制御装置で使用さ
れる前進レンジ用の出力トルク指令値マップを示す図、
図21は出力トルク制御装置で使用されるローレンジ用
の出力トルク指令値マップを示す図、図22は出力トル
ク制御装置で使用される後進レンジ用の出力トルク指令
値マップを示す図である。
【0059】図20及び21において、前進レンジ用と
ローレンジ用の出力トルク指令値マップの第1象限は前
進走行でモータ25(図1)を駆動した状態を、第2象
限は発進時のずり下がり状態を、第3象限は後進走行状
態を、第4象限は前進走行で回生制動状態を示す。した
がって、第3象限の出力トルク指令値の最小値Tmin
よって制動トルクが設定される。
【0060】また、図22において、後進レンジ用の出
力トルク指令値マップの第1象限は後進走行でモータ2
5(図1)を駆動した状態を、第2象限は発進時の迫り
出し状態を、第3象限は前進走行状態を、第4象限は後
進走行で回生制動状態を示す。したがって、第3象限の
出力トルク指令値の最小値Tmin によって制動トルクが
設定される。なお、この後進レンジ用の出力トルク指令
値マップにおいては、第1象限において車速が30〔k
m/h〕になると出力トルク指令値が0になるように設
定されている。こうすることによって、後進走行時の速
度が高くなり過ぎることがなく、安全性を確保すること
ができる。 ステップS31 初期設定を行う。 ステップS32 イグニッションがオフか否かを判断す
る。オフの場合はステップS33に、オンの場合はステ
ップS34に進む。 ステップS33 終了処理を行う。 ステップS34 アクセル開度計算手段13a(図1
6)がアクセルペダルの踏込量の信号からアクセル開度
を計算する。 ステップS35 車速計算手段12aが回転数の信号か
ら車速を計算する。 ステップS36 レンジ判断手段21aがレンジ位置の
信号から選択されたレンジを判断する。 ステップS37 レンジ判断手段21aが判断したレン
ジがニュートラルレンジであるか否かを判断する。ニュ
ートラルレンジである場合はステップS38に、ニュー
トラルレンジでない場合はステップS39に進む。 ステップS38 出力トルク指令値の最大値Tmax 及び
最小値Tmin を0とする。 ステップS39 レンジ判断手段21aが判断したレン
ジが前進レンジであるか否かを判断する。前進レンジで
ある場合はステップS40に、前進レンジでない場合は
ステップS41に進む。 ステップS40 図20の前進レンジ用の出力トルク指
令値マップを参照し、出力トルク指令値の最大値Tmax
及び最小値Tmin を読み出す。 ステップS41 レンジ判断手段21aが判断したレン
ジがローレンジであるか否かを判断する。ローレンジで
ある場合はステップS42に、ローレンジでない場合は
ステップS43に進む。 ステップS42 図21のローレンジ用の出力トルク指
令値マップを参照して出力トルク指令値の最大値Tmax
及び最小値Tmin を読み出す。 ステップS43 レンジ判断手段21aが判断したレン
ジが後進レンジであるか否かを判断する。後進レンジで
ある場合はステップS44に、後進レンジでない場合は
ステップS45に進む。 ステップS44 図22の後進レンジ用の出力トルク指
令値マップを参照して出力トルク指令値の最大値Tmax
及び最小値Tmin を読み出す。 ステップS45 レンジ判断手段21aが判断したレン
ジがいずれのレンジでもない場合は、出力トルク指令値
の最大値Tmax 及び最小値min を0とする。 ステップS46 出力トルク指令値計算手段15が各レ
ンジの出力トルク指令値を計算する。出力トルク指令値
をTとした時、 T=C・(Tmax −Tmin )−Tmin C:アクセル開度 となる。 ステップS47 出力トルク指令値出力手段17は出力
トルク指令値Tをモータ25に対して出力し、ステップ
S32に戻る。
【0061】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電動車両における
モータ駆動制御回路のブロック図である。
【図2】従来の電動車両のブロック図である。
【図3】従来の車軸とモータを直結した電動車両の概略
図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるモータ駆動制御
回路のタイムチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例におけるモータ駆動制御
回路のメイン動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施例における遅延回路図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施例における遅延回路のタイ
ムチャートである。
【図8】本発明の第1の実施例における遅延時間の説明
図である。
【図9】本発明の第1の実施例における過渡トルク制御
の動作を示すフローチャートである。
【図10】他の過渡トルク制御のタイムチャートであ
る。
【図11】本発明の第2の実施例を示す電動車両のブロ
ック図である。
【図12】本発明の第3の実施例を示す電動車両のブロ
ック図である。
【図13】本発明の第4の実施例を示す電動車両のブロ
ック図である。
【図14】本発明の第5の実施例を示す電動車両のブロ
ック図である。
【図15】本発明の第6の実施例を示す電動車両のブロ
ック図である。
【図16】本発明の実施例が適用される電動車両の出力
トルク制御装置のブロック図である。
【図17】出力トルク制御装置で使用される出力トルク
指令値マップを示す図である。
【図18】出力トルク制御装置で使用されるトルク出力
率マップを示す図である。
【図19】出力トルク制御装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図20】出力トルク制御装置で使用される前進レンジ
用の出力トルク指令値マップを示す図である。
【図21】出力トルク制御装置で使用されるローレンジ
用の出力トルク指令値マップを示す図である。
【図22】出力トルク制御装置で使用される後進レンジ
用の出力トルク指令値マップを示す図である。
【符号の説明】
15 出力トルク指令値計算手段 25 モータ 28 駆動信号遮断回路 29,36 電流遮断機構 32 出力トルクカット指令手段 34 モータ駆動回路 35 信号遅延回路 T 出力トルク指令値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−244703(JP,A) 特開 平4−150701(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、選択されたレンジがニュート
    ラルレンジ又はパーキングレンジであるか否かを判断
    し、選択されたレンジがニュートラルレンジ又はパーキ
    ングレンジである場合に、前記モータの出力トルクのカ
    ットを指令するための出力トルクカット指令信号を発生
    させる出力トルクカット指令手段と、入力された信号に
    基づいて出力トルク指令値を計算する出力トルク指令値
    計算手段と、前記出力トルク指令値を受けて、PWM信
    号を発生させるモータコントローラと、前記PWM信号
    を受けて、前記モータにモータ電流を供給するインバー
    タ回路と、前記出力トルク指令値計算手段と別体に配設
    され、前記出力トルクカット指令手段からの出力トルク
    カット指令信号を直接受けて、前記モータの出力トルク
    を前記出力トルク指令値にかかわらずカットする出力ト
    ルクカット手段とを有することを特徴とする電動車両。
  2. 【請求項2】 モータと、選択されたレンジがニュート
    ラルレンジ又はパーキングレンジであるか否かを判断
    し、選択されたレンジがニュートラルレンジ又はパーキ
    ングレンジである場合に、前記モータの出力トルクのカ
    ットを指令するための出力トルクカット指令信号を発生
    させる出力トルクカット指令手段と、入力された信号に
    基づいて出力トルク指令値を計算する出力トルク指令値
    計算手段と、前記出力トルク指令値を受けて、PWM信
    号を発生させるモータコントローラと、前記PWM信号
    を受けて、前記モータにモータ電流を供給するインバー
    タ回路と、前記モータコントローラとインバータ回路と
    の間に配設され、前記出力トルクカット指令手段からの
    出力トルクカット指令信号を直接受けて、モータコント
    ローラからインバータ回路に送られるPWM信号を遮断
    する出力トルクカット手段とを有することを特徴とする
    電動車両。
  3. 【請求項3】 モータと、バッテリと、選択されたレン
    ジがニュートラルレンジ又はパーキングレンジであるか
    否かを判断し、選択されたレンジがニュートラルレンジ
    又はパーキングレンジである場合に、前記モータの出力
    トルクのカットを指令するための出力トルクカット指令
    信号を発生させる出力トルクカット指令手段と、入力さ
    れた信号に基づいて出力トルク指令値を計算する出力ト
    ルク指令値計算手段と、前記出力トルク指令値を受け
    て、PWM信号を発生させるモータコントローラと、前
    記PWM信号を受けて、前記モータにモータ電流を供給
    するインバータ回路と、前記バッテリとインバータ回路
    との間に配設され、前記出力トルクカット指令手段から
    の出力トルクカット指令信号を直接受けて、バッテリか
    らインバータ回路への電流の供給を遮断する出力トルク
    カット手段とを有することを特徴とする電動車両。
  4. 【請求項4】 前記出力トルクカット指令手段と出力ト
    ルクカット手段との間に信号遅延回路が配設され、前記
    出力トルク指令値計算手段は、前記出力トルクカット指
    令手段からの出力トルクカット指令信号を受けたときに
    出力トルクを漸減させる請求項1〜3に記載の電動車
    両。
  5. 【請求項5】 前記信号遅延回路により遅延される時間
    は、出力トルク指令値を漸減させて0にするまでの時間
    より長い請求項4に記載の電動車両。
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