JP3463012B2 - マルチメディア通信システム - Google Patents

マルチメディア通信システム

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JP3463012B2
JP3463012B2 JP29090199A JP29090199A JP3463012B2 JP 3463012 B2 JP3463012 B2 JP 3463012B2 JP 29090199 A JP29090199 A JP 29090199A JP 29090199 A JP29090199 A JP 29090199A JP 3463012 B2 JP3463012 B2 JP 3463012B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信頼性を保証しな
いネットワーク上でマルチメディア通信を実現するマル
チメディア通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、IP(Internet Protocol)網に代表
される計算機ネットワークの帯域増加に伴い、動画等の
マルチメディア伝送を行う技術が発達している。マルチ
メディア伝送の応用の一形態にテレビ会議がある。テレ
ビ会議の規格はいくつか存在するが、IP網のような伝送
の信頼性を保証しないネットワークを用いたテレビ会議
の規格として、ITU-T(International Telecom Union)の
H.323規格およびIETF(Internet Engineering Task Forc
e)がよく知られている。 H.323規格は、マルチメディア
通信に関するさまざまな要素を規定しており、それは次
のような規格が含まれている。呼制御のシグナリングを
規定するH.225.0、 通信を行うマルチメディアデータの
種類を記述するためのH.245、 動画の圧縮方法を規定す
るH.263、音声データの記述法を規定するG.711, G.723.
1, G.729などである。
【0003】図16はH.323に代表されるマルチメディア
通信の技術を用いた従来のマルチメディア通信システム
の構成を示しており、端末のアドレスを管理する端末ア
ドレス管理装置1601と、電話網とLANの中継を行う第1
中継装置1602と、第1中継装置1602に接続される第1内
線電話機1603と、電話網とLANの中継を行う第2中継装
置1604と、第2中継装置1604に接続される第2内線電話
機1605と、端末アドレス管理装置1601と第1中継装置16
02と第2中継装置1604を接続するLANの通信路1606と、
中継装置1602、1604と電話機1603、1605の間の通信路16
07とを備えている。
【0004】次に、図17を用いて、上記従来のマルチメ
ディア通信システムにおいて、第1内線電話機1603と第
2内線電話機1605の接続方式について説明する。まず、
第1内線電話機1603が第2内線電話機1605に対する通話
のために第1中継装置1602に発信1701を行う。次に、第
1中継装置1602が、端末アドレス管理装置1601に対し
て、RAS(Registration, Admission and Status)のARQ(A
dmission Request)1702により、第2内線電話機1605が
どの中継装置の配下にあるかを問い合わせる。この場合
は、第2内線電話機1605は第2中継装置1604の配下にあ
るので、端末アドレス管理装置1601からACF(Admission
Confirm)1703が返される。なお、端末アドレス管理装置
1601が管理している中継装置の配下に、ARQの電話番号
を持つ電話がなかった場合は、ARJ(Admission Reject)
が返される。
【0005】ACFが返されると、第1中継装置1602は、
第2中継装置1604に対し電話番号1605が含まれたQ.931
のSetup1704を送る。第2中継装置1604は、Setupを受け
取ると、Setupから発側の電話番号を抽出し、第1内線
電話機1603に対するARQ1705を端末アドレス管理装置160
1に対して出力する。端末アドレス管理装置1601は、ARQ
1705を受け取ると、ACF1706を第2中継装置1604に返
す。第2中継装置1604がACF1706を受け取ると、第2内
線電話機1605を鳴動させ(1707)、第1中継装置1602に対
してAlerting1708を出力する。Alertingを受け取った第
1中継装置1602は、RBT(Ring Back Tone:呼出中の音)17
09を第1内線電話機1603に対して出力する。その後、第
2内線電話機1605がオフフックする(1710)と、Q.931の
コネクト1711が第1中継装置1602に対して出力され、そ
の後に1712でH.245のベアラチャネルが確立する。そし
て各中継装置は対応する電話機のチャネルとH.323のチ
ャネルを接続し、結果として第1内線電話機1603と第2
内線電話機1605が接続される(1713)。
【0006】以上のように、従来のマルチメディア通信
システムでも、通常の発信・着信動作を行うことが可能
である。また、既存の電話網と接続する際の付加サービ
ス提供については、機能が不足しているため、H.323の
場合はITU-TにおいてH.450シリーズで付加サービスに関
する規格が規定されている。
【0007】また、特開平10-322462号公報では、既存
の電話を利用したネットワーク接続中に、着信した場合
に、一旦、他のゲートウェイに転送し、そのゲートウェ
イからネットワークに接続しているコンピュータに通知
し、通知を受諾すると、電話による通話を行うことがで
きるシステムを提案している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなマルチメディア通信システムを用いて従来の構内
交換機を置換することを考えた場合、次の点で課題を有
していた。 (1) 従来の内線電話機のように、スピーカ制御・鳴動音
・画面表示など交換機側で制御する必要のある機能の実
装ができない。 (2) 端末アドレス装置と中継装置が連携動作を行う必要
があるため、キャンプオン機能のように、呼状態の変化
によって起動される機能の実現が難しい。 (3) 中継装置の機能が固定されていて、新機能を付け加
えることが難しい。
【0009】上記(1)の問題については、H.323において
は、呼のシグナリングにQ.931を用いるため、オンフッ
ク・オフフック等公衆網に対するものと同じ信号を扱う
ことは可能である。しかし、従来の交換機システムにお
いては、交換機に接続された多機能電話機の機能は、ほ
とんどを交換機が実現するため、たとえば内線の着信と
外線の着信とで違う鳴動音を鳴らすことが可能になる。
公衆網に対する信号では鳴動音の指定までは不可能であ
るため、H.323の規格内でこのような機能を実装するこ
とも不可能である。
【0010】(2)のキャンプオン機能とは、電話使用者A
が同Bに対して発信したときに、Bが話中のときに、Aが
キャンプオン操作を行うことにより、Bの電話が使用可
能になったときにAからBに対し発信を行うことを可能に
するものである。これは次の手順で行われる。(a)Bが通
話中に、Aから発信を行う。Aの電話からは話中音が聞こ
える。(b)Aがキャンプオンの特番を押す。(c)Bの通話が
終了し、Bの電話が使用可能になると、Aの電話が鳴動す
る。(d)Aがオフフックすると、Bに対し発信が行われ
る。
【0011】キャンプオン機能は、未定義であるもの
の、不在転送や無応答転送など、H.323上においてPBXの
付加サービスを実現する規格は、H.450シリーズにおい
てすでに定義されている。ただし、H.450シリーズで定
義されているものは、Q.931のシグナリングを応用した
ものである。そのため、図16で示した端末アドレス管理
装置(ゲートキーパ)と中継装置が連携するシステムにお
いて、中継装置間で行われるQ.931のシグナリングをゲ
ートキーパが中継する場合のみ適用が可能である。しか
し、H.323においては、ゲートキーパがH.225.0のRAS信
号のみを扱う場合も規定されている。この場合には、付
加サービスの信号は中継装置間のみでやりとりされる。
このため、ゲートキーパに対してサービスの信号が届か
ないので、ゲートキーパにおいて管理する電話機の状態
の整合性を確保することが難しい。
【0012】本発明は、上記従来の課題に鑑み、端末ア
ドレス管理装置と中継装置が介在するテレビ会議システ
ムのようなマルチメディア通信システムにおいて、端末
アドレス管理装置による中継装置下の端末の制御と、付
加サービスの容易な実装と、機能の追加をダウンロード
により容易に実現できるマルチメディア通信システムを
提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のマルチメディア通信システムは、第1に、
通信路を通じてそれぞれに端末が接続され、電話とマル
チメディア通信プロトコル間の音声および端末の要求の
中継処理を行う複数の中継装置と、前記複数の中継装置
に通信路を通じて接続され、前記端末のアドレス解決処
理を行う端末アドレス管理装置とを備えたマルチメディ
ア通信システムにおいて、前記複数の中継装置の一つ
が、配下の前記端末から入力された予め決められた処理
を行うための特定番号キーの解析を行い、前記特定番号
キーの解析結果に従い前記端末に関する呼制御要求また
は前記端末に関する制御要求を前記端末アドレス管理装
置へ出力し、前記端末アドレス管理装置が、前記特定番
号キーの解析結果に基づく前記呼制御要求または制御要
求に対する応答を前記複数の中継装置のうちの該当する
中継装置へ出力し、前記該当する中継装置が、前記応答
に応じた制御を前記端末に対して行うことを特徴とする
ものであり、端末アドレス管理装置による中継装置下の
端末の制御と、付加サービスの容易な実装と、機能の追
加をダウンロードにより容易に実現できるので、端末ア
ドレス管理装置が中継装置を通じて各端末の状態を把握
することができ、例えば端末からの要求により電話帳な
どの画像を送信して、端末が必要な電話番号を取得でき
るような付加サービスを容易に提供することができる。
【0014】本発明は、第2に、前記中継装置が、呼状
態の変化を検出し、前記端末アドレス管理装置に通知す
る呼制御停止制御手段を備え、前記端末アドレス管理装
置が、前記ディテクションポイントの設定を前記中継装
置に対して要求する呼制御停止手段を備えたものであ
り、キャンプオンサービスのような付加サービスの提供
が容易に行うことができる。
【0015】本発明は、第3に、前記中継装置が、プロ
グラムのダウンロードを前記端末アドレス管理装置に要
求して起動するダウンロードプログラム制御手段を備
え、前記端末アドレス管理装置が、前記ダウンロード要
求に応じたプログラムを前記通信路経由で提供するプロ
グラム提供手段を備えたものであり、例えば、ある電話
機から不在設定を行うと、その電話機に他の電話機から
着信があると、中継装置が端末アドレス管理装置から留
守録を行うプログラムをダウンロードして、他の電話機
からの通話を録音することができ、機能の新たな追加に
より、通信システム全体の拡張性を強化することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図15を用いて説明する。なお、本発明はこ
れらの実施の形態に何ら限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し
うるものである。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実施
の形態におけるマルチメディア通信システムの構成を示
し、端末のアドレスの管理を行う端末アドレス管理装置
101と、端末アドレス管理装置101に接続され、電話網と
LANの中継を行う第1中継装置102と、第2中継装置102
に接続され、通話を行うことができる第1内線電話機10
3と、端末アドレス管理装置101と第1中継装置102に接
続され、電話網とLANの中継を行う第2中継装置104と、
第2中継装置104に接続され、通話を行うことができる
第2内線電話機105と、専用線網、ISDN網などの公衆電
話網106と、公衆電話網106を介して接続された外線電話
機107とを備えている。端末アドレス管理装置101と第1
中継装置102と第2中継装置104は、イーサネットなどの
LANやインターネットなど(ここではLAN)の通信路108
により接続されている。また、中継装置102、104と電話
機103、105は、それぞれ内線電話網109により接続され
ている。
【0018】図2は端末アドレス管理装置101の構成を
示し、端末アドレス管理装置101によるサービスを実行
するサービス実行手段201と、電話帳、住所録、電子メ
ールアドレス、使用パソコン名やアドレスなど、サービ
スのデータを保持するサービスデータ蓄積手段202と、
システム全体の呼制御を行う全体呼制御手段203と、端
末の制御を行う端末制御手段204と、呼制御中に動作を
停止させるディテクションポイント(DP)を設定し、DPを
検出する呼制御停止手段205と、端末アドレス管理装置1
01がプログラムを提供するためのプログラム提供手段20
6と、LANと接続するLAN接続手段207とを備えている。サ
ービス実行手段201と全体呼制御手段203、端末制御手段
204、呼制御停止手段205、プログラム提供手段206との
間は、それぞれ通信路208,209,210,211により接続され
ている。また、LAN接続手段207と全体呼制御手段203、
端末制御手段204、呼制御停止手段205、プログラム提供
手段206との間は、それぞれ通信路212,213,214,215によ
り接続されている。
【0019】図3は第1中継装置102および第2中継装
置104の構成を示し、LANに接続するLAN接続手段301と、
ダウンロードしたプログラムの実行制御を行うDLプログ
ラム制御手段302と、ディテクションポイントの検出を
行う呼制御停止制御手段303と、アドレス管理装置101と
呼制御に関する通信を行うアドレス管理装置呼制御通信
手段304と、端末機能の制御を行う端末サービス制御手
段305と、端末に関する呼制御を行う端末呼制御手段306
と、端末によって発生されたイベントを解析するイベン
ト解析手段307と、端末の全般的な制御を行う端末全体
制御手段308とを備えている。
【0020】図4は端末アドレス管理装置101の全体呼
制御手段203の構成を示し、端末の電話番号、中継装置
のアドレス、ポート番号、種別、能力などを含む情報を
保持する端末情報蓄積手段401と、呼制御手段404の要求
に従い端末のアドレスを解決するアドレス解決手段402
と、現在の呼の状態を管理する呼状態管理手段403と、
呼制御を行う呼制御手段404と、中継装置と呼制御に関
する通信を行う中継装置呼制御通信手段405とを備えて
いる。
【0021】図5は端末アドレス管理装置101の端末制
御手段204の構成を示し、端末の画面、LED、スピーカな
どハードウェアの状態を保持、管理する端末状態管理手
段501と、サービス実行手段201との通信を行うサービス
管理インターフェース502と、端末の要求に対する応答
を生成する端末制御応答生成手段503と、中継装置を介
して送られる端末の要求を解析する端末制御要求解析手
段504と、中継装置と端末の制御情報の通信を行う中継
装置端末制御通信手段505とを備えている。
【0022】図6は端末アドレス管理手段101の呼制御
停止手段205の構成を示し、サービス実行手段201と通信
を行い、DPの設定および通知を行う呼制御停止設定通知
手段601と、DPの設定位置および対応する呼を含む情報
の管理を行う呼制御停止位置管理手段602と、中継装置
とDPの設定や検出を含む情報の通信を行う中継装置呼制
御停止通信手段603とを備えている。
【0023】図7は第1および第2中継装置102、104の
呼制御停止制御手段303の構成を示し、端末アドレス管
理装置とDPに関する情報の通信を行うアドレス管理装置
呼制御停止通信手段701と、呼の状態がDPを通過したと
きに呼を停止し検出を行う呼制御停止状態変化検出手段
702と、DPの位置と呼番号の状態を含む情報を管理する
呼制御停止検出位置管理手段703とを備えている。
【0024】図8は端末アドレス管理手段101のプログ
ラム提供手段206の構成を示し、要求されたプログラム
の検索を行うプログラム検索手段801と、プログラムを
保持するプログラム蓄積手段802と、プログラムの転送
を制御するダウンロード制御手段803と、中継装置102、
104とダウンロードに関する要求や転送の通信を行う中
継装置ダウンロード通信手段804とを備えている。
【0025】図9は第1および第2中継装置102、104の
DLプログラム制御手段302の構成を示し、中継装置102、
104がダウンロードしたプログラムを蓄積するDLプログ
ラム蓄積手段901と、中継装置102、104がダウンロード
したプログラムを実行するDLプログラム実行手段902と
を備えている。
【0026】図13は端末アドレス管理装置101の全体呼
制御手段203内の端末情報蓄積手段401が管理する情報を
示している。端末情報蓄積手段401には、端末の電話番
号1301、扱っている中継装置1302、不在状態1303、不在
時の転送先電話番号1304、端末種別1305などを含む情報
が格納されている。この情報はサービス実行手段201に
よってのみ書き換えが可能であり、通常はアドレス解決
手段402は参照するだけでよい。なお、他にも端末アド
レス管理装置101のアドレスを含むことも可能である。
また、呼状態管理手段401には、電話番号と対応する呼
の状態を含む情報が格納されている。本実施の形態で
は、呼状態管理手段401は、呼制御手段404からのみアク
セスでき、RASの問い合わせに対して端末が使用可能か
を調べることができる。なお、このままではオフフック
した電話機の状態が、呼状態管理手段403に反映され
ず、オフフックした電話機に対するARQに対し許可ACFを
応答する。そのため、オフフックを呼状態管理手段403
に登録するために端末制御手段204またはサービス実行
手段201から呼状態管理手段403へのアクセスを可能とし
ても、本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0027】図14および図15に示すように、端末アドレ
ス管理装置101の端末制御手段204に含まれる端末状態管
理手段501には、端末の要求項目を表示する画面1401に
対応する処理を記述したスクリプト1402が格納されてい
る。図示されたスクリプト1402の場合、キーk1,k2,k3,k
4,k5が押下されたときにそれぞれ内線電話帳の処理、外
線電話帳の処理、不在設定処理、番号1717への発信、番
号7777への発信を行うことを示している。なお、スクリ
プト1402の場合は、スクリプトの記述方式は独自のもの
を用いているが、この記述方式としてsh,cshに代表され
るUNIXのシェルスクリプトやHTML,XML,SGMLなどの記述
言語、perl,awk,Cなどのプログラム言語を用いても同様
の効果を得られることは容易に類推できる。特に記述言
語を用いた場合は、画面データとスクリプトを一体化す
ることも可能である。
【0028】以下、図10を参照して本実施の形態1にお
けるマルチメディア通信システムの動作について説明す
る。まず最初に、第1内線電話機103において端末アド
レス管理装置101内の電子電話帳を参照し発信する場合
の動作について説明する。このサービスは、第1内線電
話機103で端末アドレス管理装置101内のサービスデータ
蓄積手段202に格納されている電話帳データを参照し、
電話番号を入れることなく所望の相手に発信するもので
ある。本説明においては第1内線電話機103は通話の
他、電話帳など各種情報の画面表示ができることを仮定
する。また、第1内線電話機で1回目と2回目に押下さ
れるキーをそれぞれk1,k2とする。初めは第1内線電話
機103の画面に図14の画面1401が表示されているが、k1
により第1内線電話機103の画面上に図15の画面1501が
呼び出され、k2により相手が指定され、発信が行われ
る。
【0029】図10において、まず1番目の動作では、第
1内線電話機103の画面で表示された図14の画面1401か
ら、内線電話帳の表示を求めるキーk1が押下されたもの
とする。押下されたキーは、キー押下通知1001として第
1中継装置102に対し出力される。第1中継装置102で
は、端末全体制御手段308が1001を受け取り、イベント
解析手段307がキー入力列を記憶し、イベント(この場合
はキーの押下)の種類が端末サービスかまたは呼制御に
関するものかを判断する。この場合は端末サービスに関
するキーなので、キーは端末サービス制御手段305に送
られる。端末サービス制御手段305は、キーとキーの発
生源である第1内線電話機103を特定できる情報を端末
アドレス管理装置101が解釈できる形式で生成し、LAN接
続手段301を使って通信路108を経由して端末アドレス管
理装置101へ出力する。
【0030】2番目の動作では、第1中継装置102から
端末アドレス管理装置101に対してキー通知1002が出力
される。端末アドレス管理装置101では、LAN接続手段20
7を介して端末制御手段204に通知が入力され、端末制御
手段204が第1内線電話機103の状態と入力されたキーk1
に従い、次に実行する処理を判断する。この場合は、内
線電話帳を表示する要求なので、サービス実行手段201
に対し電話帳データを生成させる命令を送り、それに対
しサービス実行手段201が要求に応じて電話帳を生成し
端末制御手段204へ戻す。端末制御手段204は、電話帳デ
ータを元に応答(画面データ)1003を生成し、LAN接続手
段207を介して応答を第1中継装置102に対して出力す
る。端末制御手段204の内部では、中継装置端末制御通
信手段505を経由して端末制御要求解析手段504にキー通
知が送られる。端末制御要求解析手段504は、キーk1と
端末状態管理手段501の両者の情報から、次の処理を決
定する。この場合、端末状態管理手段には、図14に示し
たようなスクリプト1402が保持されている。そのため、
キーk1により、内線電話帳の処理を実行する。この処理
は、サービスデータ蓄積手段から電話帳のデータを取得
し、図15に示した画面1501およびスクリプト1502を生成
する。そして、第1内線電話機103の画面に表示を行
い、端末状態としてスクリプト1502を保存するものであ
る。そのため、まず内線電話帳の指示をサービス管理イ
ンターフェース502を介して209経由でサービス実行手段
201へ出力する。この場合、画面1501とスクリプト1502
が応答になるが、画面1501を受け取る端末制御応答生成
手段503であり、スクリプト1502を受け取るのは端末状
態管理手段501である。端末制御応答生成手段503は、画
面データ1501を含む画面データ応答1003を生成し、中継
装置端末制御通信手段505によってLAN接続手段207と通
信路109を経由し第1中継装置102へ出力を行う。
【0031】3番目の動作では、画面データ1003が第1
中継装置102へ出力される。画面データ1003はLAN接続手
段301に入力され、端末サービス制御手段305へ入力され
る。端末サービス制御手段305は、画面データを端末の
能力に応じた形に整形し、端末全体制御手段308を介し
て通信路109を経由して第1内線電話機103へ画面データ
104として出力する。4番目の動作では、第1内線電話
機103が画面データ1004に従い画面に対し出力を行う。
【0032】5番目の動作では、内線電話機103の画面
に表示された図15の画面1501に対し、井桁さんを意味す
るキーk2を押下したとき、キー押下通知1005が第1内線
電話機103から第1中継装置102へ出力される。この場合
も1001の場合と同様の処理が行われ、キー通知1006が端
末アドレス管理装置101に対して出力される。6番目の
動作でキー通知1006が端末アドレス管理装置へ入力され
ると、1002のキー通知の場合と同様に端末制御手段204
内の端末制御要求解析手段504で処理が行われる。この
場合は、端末状態管理手段502に保存されている図15の
スクリプト1502であるため、k2に対応する「発信(170
2)」が実行されることになる。この場合は、端末制御応
答生成手段503が、画面データ1007と第1内線電話機103
に番号1702に対して発信を行わせる発信要求を生成し、
両方を前の画面データ1003と同様の方式で第1中継装置
102に対して出力する。7番目の動作で画面データ1007
が第1中継装置102へ出力されたとき、第1中継装置は1
003の場合と同様にデータの整形を行い、第1内線電話
機103に対し画面データ1008を出力する。8番目の動作
で画面データ1008が第1内線電話機103に出力される
と、第1内線電話機103はそのデータの表示を行う。
【0033】9番目の動作では、第1中継装置102の端
末サービス制御手段305が、LAN接続装置301を介して発
信要求1009を受け取る。端末サービス制御手段305は、
端末全体制御手段308により、第1内線電話機103をオフ
フックにするため、オフフック状態1010を第1内線電話
機103へ送る。また、端末サービス制御手段305は、発信
要求1009に含まれる発側の第1内線電話機103の番号と
着側の第2内線電話機105の番号を端末呼制御手段306へ
渡す。端末呼制御手段306は、発側と着側の両者の番号
を用いて通常の発信シーケンスを起動する。1011〜1020
の信号の授受により、通話が開始される。
【0034】以上のように、本実施の形態1によれば、
発信を行う第1の内線電話機103と、第1の内線電話機1
03に接続され、電話とマルチメディア通信プロトコル間
の音声および端末の要求の中継処理を行う第1の中継装
置102と、第1の中継装置102に接続され、第1の中継装
置102を経由した第1の内線電話機103の着信を受け付け
る第2の中継装置104と、第2の中継装置104に接続さ
れ、第1の中継装置102を経由した第1の内線電話機103
の呼が着信する第2の内線電話機105と、第1の中継装
置102と第2の中継装置104に接続され、電話機の位置解
決処理を行う端末アドレス管理装置101とを備え、第1
中継装置102が、端末から入力されるキー列の解析を行
い、キー列の解析結果に従い端末アドレス管理装置101
に対して端末に関する呼制御要求または端末に関する制
御要求を出力し、端末アドレス管理装置101が、第1中継
装置102からの要求に応答することにより、第1の内線
電話機103によるイベントを端末アドレス管理装置101に
伝え、端末アドレス管理装置101が端末の状態を把握し
適切な付加サービスを提供することが可能となる。
【0035】なお、本実施の形態1において、端末アド
レス管理装置101の全体呼制御手段203、端末制御手段20
4、呼制御停止手段205、プログラム提供手段206は必ず
しも一体である必要はなく、それぞれが別の筐体に入っ
ていてもよい。また、本実施の形態1においては、第1
内線電話機103は有線のものを仮定したが、この代わり
に無線網や基地局を介して携帯電話、PHS、DECTを用い
た場合でも同様の効果が得られることは容易に類推でき
る。
【0036】(実施の形態2)次に、本発明の第2の実施
の形態について説明する。構成を示すブロック図は実施
の形態1と同じ図1から図9を使用する。ここでは電話
帳による発信処理に続き、キャンプオンのサービスの1
形態を説明する。ここで説明を行うキャンプオンサービ
スは、次のようなサービスである。(1)外線電話機107と
第2内線電話機105が接続している。(2)第1内線電話機
103から第2内線電話機105に対して発信を行うと、話中
になる。(3)ビジー時に、第1内線電話機103でキャンプ
オンサービスを指定する特番を入力し、一旦電話を切
る。(4)電話機107と第2内線電話機105の通話が終了す
ると、第1内線電話機103が鳴動する。(5)第1内線電話
機103をオフフックすると、第2内線電話機105に着信す
る。
【0037】以下、図11を用いて本実施の形態2の動作
について説明する。まず1番目の動作では、外線電話機
107と第2内線電話機105との間で通話1101を行っている
ものとする。次に2番目の動作で、第1内線電話機103
から第2内線電話機105に対して発信1102を行う。第1
中継装置102は、第1内線電話機103の発信1102を検出す
ると、端末アドレス管理装置101に対してARQ1103を出力
する。第1中継装置102の内部では以下のような処理が
行われる。まず、端末全体制御手段109に発信1102が入
力される。実際には発信は複数のキー入力として入力さ
れ、イベント解析手段307で解析される。この場合は通
常の発信が行われるため、端末呼制御手段306に入力し
たキー(つまり着側105の電話番号)が送られる。端末呼
制御手段306は、まず第2内線電話機105に対するARQ110
3を出力するようアドレス管理装置101の呼制御通信手段
304に指示する。呼制御通信手段304は、LAN接続手段301
を介して通信路109経由で端末アドレス管理装置101に対
してARQ1101を出力する。なお、ここで発信中であるこ
とを第1内線電話機103に示すため画面表示、LED、音な
どを発生させても、本実施の形態と同様の効果が得られ
る。電話機の他の要求に関しても同様の手段で通知可能
であることも容易に類推できる。
【0038】3番目の動作では、ARQ1103に対する端末
アドレス管理装置101の処理が行われる。この場合は、
全体呼制御手段203がLAN接続手段207に入力されたARQ11
03を受け取り、ARJ1104をLAN接続手段207を用いて出力
する。全体呼制御手段203の内部では以下の処理が行わ
れる。図4の中継装置呼制御通信手段405を通じて呼制
御手段404にARQ1103が入力されると、呼制御手段404は
アドレス解決手段402により、着側の第2内線電話機105
が第2中継装置104の配下であり、現在は通話中で着信
不可であることを知る。次に、呼制御手段404は、中継
装置呼制御通信手段405を用いて、第2中継装置104と第
2内線電話機105の情報を含むARJ1104を第1中継装置10
2に対して出力させる。また、第1内線電話機103に関す
る呼でACF1104を出力したことを呼状態管理手段403に登
録する。
【0039】4番目のARJ1104が入力された第1中継装
置102の動作では、まず通信路109とLAN接続手段301とア
ドレス管理装置呼制御通信手段304を経由して端末呼制
御手段306にARJ1104が入力される。ARJ1104を受け取っ
た端末呼制御手段306は、端末全体制御手段308により、
5番目の動作で第1内線電話機103に対して話中音(BT)1
105を送出する。
【0040】6番目の動作では、話中音1105の送出後、
第1内線電話機103からキャンプオン指定キー1106が入
力される。ここではキャンプオン指定キーをkcと示す。
キャンプオン指定キー1106は、通信路109と端末全体制
御手段308を経由してイベント解析手段307に入力され
る。イベント解析手段307は、キャンプオン指定キー110
6を端末サービス制御手段305へ送り、キー要求1107に変
換する。そしてLAN接続手段301と通信路109を経由し
て、端末アドレス管理装置101に対して出力される。
【0041】7番目の動作では、端末アドレス管理装置
101のLAN接続手段207と通信路213を経由し、端末制御手
段204にキー要求1107が入力される。これに対し、端末
制御手段204は、サービス実行手段201に対しキャンプオ
ンの処理を行うよう指示する。サービス実行手段201
は、呼制御停止手段205に対して、第2内線電話機105が
使用可能な状態になったとき、つまりオンフックしたと
きにディテクションポイントDPを設定するよう指示をす
る。これに従い、呼制御停止手段205は、第2中継装置1
04に対して、第2内線電話機105がオンフックとなった
ときに、呼処理を一旦停止して、端末アドレス管理装置
101に対してディテクションポイント検出を通知する指
示であるDP設定1108を生成し、LAN接続手段207を用いて
第2中継装置104に対して出力させる。このとき、呼制
御停止手段205の内部では、まず、サービス実行手段201
からディテクションポイントDPの設定要求が通信路210
経由で図6の呼制御停止設定通知手段601に入力され
る。呼制御停止設定通知手段601は、この要求をDP設定1
108に変換し、中継装置呼制御停止通信手段603により通
信路214へ出力する。また、呼制御停止設定通知手段601
は、呼制御停止位置管理手段602にDPを登録する。
【0042】8番目のDP設定1108に対する第2中継装置
104の動作では、DP設定1108がLAN接続手段301と通信路3
11を経由して呼制御停止制御手段303に入力され、これ
に対し呼制御停止制御手段303はDPを設定し、設定確認1
109を端末アドレス管理装置101に対して出力する。ここ
で、図7の呼制御停止制御手段303の内部では以下の処理
が行われる。通信路317とアドレス管理装置呼制御停止
通信手段701を経由してDP設定1108が呼制御停止状態変
化検出手段702に入力されると、呼制御停止検出位置管
理手段703に呼制御を停止する呼に対しDPが設定され
る。これ以降呼制御停止検出位置管理手段703は、常に
通信路318経由で端末呼制御手段306を監視する。次に、
呼制御停止状態変化検出手段702が設定確認1109を生成
し、アドレス管理装置呼制御停止通信手段701を用い
て、通信路317に出力する。
【0043】9番目の設定確認1109に対する端末アドレ
ス管理装置101の動作では、設定確認1109がLAN接続手段
207を経由して呼制御停止手段205に入力される。呼制御
停止手段205は、元々サービス実行手段201に呼び出され
ているので、処理完了をサービス実行手段201に知らせ
る。さらにサービス実行手段201は、その呼出元の端末
制御手段204に処理完了を通知し、端末制御手段204が設
定確認1110を生成して、LAN接続手段207により通信路10
9経由で第1中継装置102に対して出力する。ここで、図
6の呼制御停止手段205の内部処理では、中継装置呼制御
停止通信手段603を介して設定確認1109が呼制御停止設
定通知手段601へ入力されると、呼制御停止位置管理手
段602にディテクションポイントが登録される。その
後、呼制御停止設定通知手段601が、通信路210経由でサ
ービス実行手段201に対し処理完了を通知する。また、
図5の端末制御手段204の内部処理では、端末制御応答生
成手段503に対し、通信路209とサービス管理インターフ
ェース502を経由してサービス実行手段201により処理完
了が通知される。端末制御応答生成手段503は、DP設定
完了を示す画面表示、音声などを含む設定確認1110を生
成し、中継装置端末制御通信手段505を用いて通信路213
に対して出力する。
【0044】10番目の動作で設定確認1110に対して、第
1中継装置102が、設定確認1110の内容に応じて第1内
線電話機103に対して通知を行う。キャンプオンの指定
後、第1内線電話機103で、11番目の動作でオンフック1
111が行われると、信号が第1中継装置102へ出力され、
さら端末アドレス管理装置101へ伝えられる。これらの
装置では通常のオンフックの処理が行われる。
【0045】12番目の動作で電話機107と第2内線電話
機105間の通話が終了し(1112)、結果として13番目の動
作で第2内線電話機105がオンフックすると(1113)、前
述の通り第2中継装置104で端末呼制御手段306を監視し
ていた呼制御停止状態変化検出手段702がオンフックを
検出し、この呼に関する端末呼制御手段306の処理を停
止させ、アドレス管理装置呼制御停止通信手段701を用
いて通信路317、LAN接続手段301、通信路109経由で端末
アドレス管理装置101に対してDP検出を出力する(111
4)。また、呼制御停止状態変化検出手段702は、検出し
たディテクションポイントのデータを呼制御停止検出位
置管理手段703から削除する。
【0046】14番目のDP検出1114は、端末アドレス管理
装置101内のLAN接続手段207を介して呼制御停止手段205
に入力される。呼制御停止手段205は、DP検出1114をサ
ービス実行手段201へ中継する。サービス実行手段201で
はDP検出1114により、第1内線電話機103を鳴動させる
よう端末制御手段204に指示する。この指示に従い、端
末制御手段204は、第1内線電話機103を鳴動させる要求
103を生成し、LAN接続手段207により第1中継装置102へ
出力する。一方、図6の呼制御停止手段205では、中継装
置呼制御停止通信手段603により呼制御停止設定通知手
段601がDP検出1114を受け取ると、呼制御停止位置管理
手段602に登録されていたDPを消去する。図5の端末制御
手段204では、サービス実行手段201からの指示がサービ
ス管理インターフェース502により端末制御応答生成手
段503に入力され、端末制御応答生成手段503は、端末状
態管理手段501に第1内線電話機103が鳴動していること
を記録し、鳴動要求1115を生成して中継装置端末制御通
信手段505を用いて第1中継装置102に対して出力する。
【0047】15番目の鳴動要求1115に対する第1中継装
置102の動作では、第1中継装置102の端末サービス制御
手段305に鳴動要求1115が通信路108とLAN接続手段301を
経由して入力されると、16番目の動作で端末サービス制
御手段305が端末全体制御手段308を用いて第1内線電話
機103に鳴動1116を送る。また、必要ならば端末の画面
表示のデータを送る。鳴動・画面表示1116によって、第
1内線電話機103が鳴動する。これに対し17番目でオフ
フック1117を行うと、第1中継装置102では端末サービ
ス制御手段305がオフフック処理1118をLAN接続手段305
を用いて端末アドレス管理装置101に出力する。18番目
のオフフック処理1118に対して、端末アドレス管理装置
101では、端末制御手段204がオフフック1118をLAN接続
手段経由で受け取り、サービス実行手段201に通知す
る。サービス実行手段201は、第1内線電話機103に第2
内線電話機105に発信させる要求を出力するよう端末制
御手段203に指示し、端末制御手段203は、発信要求1119
をLAN接続手段207を用いて出力する。
【0048】19番目の発信要求1119に対する第1中継装
置102の処理では、発信要求1119がLAN接続手段301によ
り端末サービス制御手段305に入力される。端末サービ
ス制御手段305は、端末呼制御手段に対し第2内線電話
機105に対する発信を行い、端末全体制御手段308には、
第1内線電話機103に通常の発信時と同様の画面表示を
行わせるよう指示する。これに従い、20番目の動作で画
面表示1120が第1内線電話機103に対して出力され、第
1内線電話機の画面表示が行われる。また、端末呼制御
手段103は、通常の発信の場合と同様に、アドレス管理
装置呼制御通信手段304を用いて、ARQ1121をLAN接続手
段301と通信路108経由で端末アドレス管理装置101に出
力する。21番目の動作であるARQ1121以降は、通常の発
信シーケンスと同様に処理が進み、結果として通話が成
立する。
【0049】以上のように、本実施の形態2によれば、
外線電話機107と第2内線電話機105が通話中に第1内線
電話機103から第2内線電話機105に対して発信を行う
と、話中になるが、第1内線電話機103でキャンプオン
サービスを要求する特番を入力して一旦電話を切ると、
第1中継装置102がその要求を解析して端末アドレス管
理装置101に伝え、端末アドレス管理装置101は、第2中
継装置104に、第2内線電話機105が使用可能な状態にな
ったとき、つまりオンフックしたときにディテクション
ポイントDPを設定するように指示するので、外線電話機
107と第2内線電話機105の通話が終了した場合には、第
2内線電話機105のオンフックを検出した第2中継装置1
04からの信号により、端末アドレス管理装置101が第1
中継装置102に第1内線電話機103を鳴動させるように制
御し、第1内線電話機103のオフフックにより、第1内
線電話機103から第2内線電話機105への発信が可能にな
り、キャンプオンサービスが可能になる。
【0050】なお、本実施の形態2において、シーケン
スに以下の変更を加えても同様の効果が得られることは
容易に類推できる。 (1) キャンプオンで着側のオンフックを端末制御による
パスを用いて検出する。 (2) 発側の電話が鳴動している際にオフフックをディテ
クションポイントを用いて検出する。 (3) 発側の電話が鳴動後オフフックしたときに、端末ア
ドレス管理装置へオフフックしたことを通知せず、端末
サービス制御手段により直接発信を行う。
【0051】(実施の形態3)次に、本発明の第3の実施
の形態について説明する。本実施の形態3においても、
構成を示すブロック図は実施の形態1と同じ図1から図
9を使用する。ここでは、図12を用いて不在設定時に留
守番録音をするサービスの説明を行う。この場合の留守
番録音は、次のようなサービスである。(1)第1内線電
話機101から不在設定を行う。(2)第1内線電話機101宛
に電話がかかってくると、本実施の形態3においては留
守録装置として動作する第2中継装置104に転送され
る。(3)転送された呼が第2中継装置104に着信すると、
第2中継装置104が端末アドレス管理装置101から留守録
を行うプログラムをダウンロードし、起動する。(4)留
守録プログラムが起動した後、第2中継装置104が応答
して、通話が始まる。
【0052】図12において、まず1番目の動作では、第
1内線電話機103から不在設定1201を行う。これに対し
第1中継装置102では、不在設定1201はキー入力により
行われるので、端末全体制御手段308からイベント解析
手段307へ入力される。不在設定1201のキー入力データ
は、イベント解析手段307から端末サービス制御手段30
5、LAN接続手段301、通信路108を経由して端末アドレス
管理装置101へ不在設定1202として出力される。2番目
の動作で不在設定1202が入力された端末アドレス管理装
置101では、不在設定1202がLAN接続手段207により、端
末制御手段204に入力される。端末制御手段204は、サー
ビス実行手段201に不在設定の要求が行われたことを伝
える。サービス実行手段201は、呼制御停止手段205内の
端末情報蓄積手段401と端末制御手段204内の端末状態管
理手段501において、第1内線電話機103を「不在」、
「転送先→104」と設定する。設定が終了すると、端末
制御手段204が不在設定確認1203を生成し、LAN接続手段
207を用いて第1中継装置102へ出力する。端末制御手段
204の内部では、以下の処理が行われる。端末制御要求
解析手段504に中継装置端末制御通信手段505を経由して
不在設定1202が入力されるので、これをサービス管理イ
ンターフェース502によりサービス実行手段201に出力す
る。サービス実行手段201が不在設定を行った後、端末
制御応答生成手段503は、第1内線電話機に不在設定を
確認するための画面表示や音の再生を含む動作を指定す
る不在設定確認1203を生成し、中継装置端末制御通信手
段505を用いて通信路213へ出力する。
【0053】3番目の不在設定確認1203を第1中継装置
102が受け取る動作では、不在設定確認1203が端末サー
ビス制御手段305にLAN接続手段301を経由して入力さ
れ、端末サービス制御手段305は、不在設定確認1203の
記述に従い、端末全体制御手段308を用いて第1内線電
話機103に不在設定確認の動作1204を行わせる。以上
で、不在設定が終了する。
【0054】次に、外線電話機107から第1内線電話機1
03に着信した場合の留守録プログラムを起動するまでの
処理を述べる。まず、外線電話機107が第1内線電話機1
03に対して発信1205を行う。これにより第1中継装置10
2が、従来と同様の方法でARQ1206を端末アドレス管理装
置101に出力する。ARQ1206に対して、端末アドレス管理
装置101は以下の処理を行う。ARQ1206は、LAN接続手段2
07を介して全体呼制御手段203に入力される。全体呼制
御手段203は、アドレス解決の際に第1内線電話機103に
不在設定がされているため、着側として第2中継装置10
4を指定したACF1206を生成し、LAN接続手段207を用いて
第1中継装置102に出力する。なお、ACF1206に第1内線
電話機103の不在設定により転送が行われた旨を示す情
報を埋め込み、利用することも可能である。
【0055】全体呼制御手段203の内部では、次の処理
が行われる。中継装置呼制御通信手段205を介して呼制
御手段404にARQ1206が入力されると、呼制御手段404
は、アドレス解決手段402により着側の電話番号を取得
する。この場合は第1内線電話機103の不在設定に従
い、第1内線電話機103の代わりに第2中継装置104のア
ドレスを返す。呼制御手段404は、呼状態管理手段403で
局線に着呼したことを設定し、ACF1207を生成して中継
装置呼制御通信手段405を用いて第1中継装置102に出力
する。ACF1207に対して第1中継装置102は次の処理を行
う。ACF1207はLAN接続手段301を経由してアドレス管理
装置呼制御通信手段304により端末呼制御手段306に入力
される。端末呼制御手段306は、RBTを局線に対して流す
ように端末全体制御手段308に指示し、RBT1208が外線電
話機107に対して流される。
【0056】一方、ACF1207の着側の情報により、第1
中継装置102は、第2中継装置104に対しQ.931のSetup12
09を出力するようアドレス管理装置呼制御通信手段304
に指示し、LAN接続手段301を介して第2中継装置104に
対してSetup1209が出力される。Setup1209に対して、第
2中継装置104は以下の処理を行う。Setup1209はLAN接
続手段301を経由してアドレス管理装置呼制御通信手段3
04により端末呼制御手段306に入力される。このとき、
通常の第2中継装置104に対する着信では配下の電話機
の番号が含まれているが、このSetup1209ではこれが含
まれていないため、第2中継装置104は、DLプログラム
制御手段302に対して留守録プログラムを動作させよう
とする。DLプログラム制御手段302は、留守録プログラ
ムが第2中継装置104に存在しない場合、プログラムを
ダウンロードするための要求であるDL要求1210を、LAN
接続手段301を介して端末アドレス管理装置101に対して
出力する。なお、第2中継装置104以外に、LANに直結す
るマルチメディア通信端末を利用して留守番録音を利用
する際は、ACF1207とSetup1209に不在転送に関する情報
を埋め込むことにより、通常の着信と留守録用の着信の
区別を行うことができ、本実施の形態と同様の効果が得
られることは容易に類推できる。
【0057】DL要求1210に対して、端末アドレス管理装
置101は以下の処理を行う。DL要求1210は、図8に示す
ように、通信路215によりプログラム提供手段206のダウ
ンロード制御手段803に中継装置ダウンロード通信手段8
04を介して入力される。ダウンロード制御手段803は、
要求のプログラムをプログラム検索手段801を用いて検
索する。対象のプログラムが見つかった場合は、プログ
ラム蓄積手段802からプログラム1211を中継装置ダウン
ロード通信手段804を用いて第2中継装置104へ出力す
る。ここのプログラム1211の転送用プロトコルとして
は、ftp(File Transfer Protocol)、http(Hyper Text T
ransfer Protocol)を用いることが可能である。
【0058】第2中継装置104でプログラム1211を起動
する処理は次の通りである。プログラム1211は、LAN接
続手段を経由してDLプログラム制御手段302へ入力され
る。ここでは、図9のDLプログラム蓄積手段901に格納
され、終了するとDLプログラム実行手段が留守録プログ
ラムを起動する。その後、端末呼制御手段306に通常の
通話と同様のシグナリングを行う。この場合はSetupま
で進んでいるので、ARQ1212を端末アドレス管理装置101
に出力する。ARQ1212の後は通常の接続シーケンスと同
じであり、1215で通話が開始される。ここで留守録プロ
グラムが応答メッセージを出力し、外線電話機107から
入力される音声の録音を行う。
【0059】以上のように、本実施の形態3によれば、
第1内線電話機101から不在設定を行うと、それが第1
中継装置102から端末アドレス管理装置101に伝えられ、
外線電話機107から第1内線電話機101宛に電話がかかっ
てくると、留守録装置として動作する第2中継装置104
に転送され、転送された呼が第2中継装置104に着信す
ると、第2中継装置104が端末アドレス管理装置101から
留守録を行うプログラムをダウンロードして起動し、留
守録プログラムが起動した後、第2中継装置104が応答
して、外線電話機107からの通話を録音するので、第1
内線電話機101に留守録機能がなくても、第2中継装置1
04を利用して留守録が可能になり、中継装置に新しい機
能を追加することができ、通信システム全体の拡張性を
強化することができる。
【0060】なお、本実施の形態3においては、中継装
置が端末アドレス管理装置からダウンロードを行った
が、これとは別にプログラムの提供機能のみを持つサー
バを通信路109上に配置し、端末アドレス管理装置やLAN
上のテレビ電話端末にプログラムをダウンロードし、起
動する機能を設けることにより同様の効果を得られるこ
とは、容易に類推できる。
【0061】また、本実施の形態3においては、不在設
定を端末サービス制御手段305を用いて行ったが、呼制
御手段404が端末情報蓄積手段401にアクセスできるよう
にし、不在設定の情報をRASのURQに含めることにより、
端末情報蓄積手段401に不在設定情報を登録できるよう
にすれば、同様の効果を得られることは、容易に類推で
きる。
【0062】また、本実施の形態3のように中継装置で
プログラムをダウンロードするのではなく、さらに中継
装置配下の電話機にダウンロード機構を設け、ダウンロ
ードさせることも可能である。なお、LAN上に配置され
たマルチメディア通信端末やコンピュータで、端末アド
レス管理装置で実行するスクリプトを作成し、端末アド
レス管理装置に転送した後で実行させることも可能であ
る。
【0063】また、本実施の形態3における中継装置の
ダウンロード制御手段に、ダウンロードしたプログラム
の種類に関する履歴をつけることにより、利用頻度の高
いプログラムを調べることも可能である。
【0064】また、上記各実施の形態においては、端末
アドレス管理装置が、システム内に1個だけ存在する場
合のみを述べたが、複数存在する場合は、以下のように
して同様の機能を実現することができる。すなわち、各
端末アドレス管理装置の端末情報蓄積手段の部分に、電
話番号に対応する端末アドレス管理装置のアドレスをも
つフィールドを設けて端末アドレス管理装置のアドレス
を取得可能にし、サービスを実行する際は必ず電話番号
に対応する端末アドレス管理装置のアドレスを取得し、
その端末アドレス管理装置にサービスを実行するよう要
求すればよい。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1
に、通信路を通じてそれぞれに端末が接続され、電話と
マルチメディア通信プロトコル間の音声および端末の要
求の中継処理を行う複数の中継装置と、前記複数の中継
装置に通信路を通じて接続され、前記端末のアドレス
決処理を行う端末アドレス管理装置とを備えたマルチメ
ディア通信システムにおいて、前記複数の中継装置の一
つが、配下の前記端末から入力された予め決められた処
理を行うための特定番号キーの解析を行い、前記特定番
号キーの解析結果に従い前記端末に関する呼制御要求ま
たは前記端末に関する制御要求を前記端末アドレス管理
装置へ出力し、前記端末アドレス管理装置が、前記特定
番号キーの解析結果に基づく前記呼制御要求または制御
要求に対する応答を前記複数の中継装置のうちの該当す
る中継装置へ出力し、前記該当する中継装置が、前記応
答に応じた制御を前記端末に対して行うことを特徴とす
ものであり、端末アドレス管理装置による中継装置下
の端末の制御と、付加サービスの容易な実装と、機能の
追加をダウンロードにより容易に実現できるので、端末
アドレス管理装置が中継装置を通じて各端末の状態を把
握することができ、例えば端末からの要求により電話帳
などの画像を送信して、端末が必要な電話番号を取得で
るような付加サービスを容易に提供できるという効果
を有する。
【0066】本発明は、第2に、前記中継装置が、呼状
態の変化を検出し、前記端末アドレス管理装置に通知す
る呼制御停止制御手段を備え、前記端末アドレス管理装
置が、前記ディテクションポイントの設定を前記中継装
置に対して要求する呼制御停止手段を備えたものであ
り、キャンプオンサービスのような付加サービスの提供
が容易にできるという効果を有する。
【0067】本発明は、第3に、前記中継装置が、プロ
グラムのダウンロードを前記端末アドレス管理装置に要
求して起動するダウンロードプログラム制御手段を備
え、前記端末アドレス管理装置が、前記ダウンロード要
求に応じたプログラムを前記通信路経由で提供するプロ
グラム提供手段を備えたものであり、例えば、ある電話
機から不在設定を行うと、その電話機に他の電話機から
着信があると、中継装置が端末アドレス管理装置から留
守録を行うプログラムをダウンロードして、他の電話機
からの通話を録音することができ、機能の新たな追加に
より、通信システム全体の拡張性を強化できるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるマルチメディア通
信システムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態における端末アドレス管理
装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態における中継装置の構成を
示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態における端末アドレス管理
装置の呼制御手段の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態における端末アドレス管理
装置の端末制御手段の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態における端末アドレス管理
装置の呼制御停止手段の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態における中継装置の呼制御
停止制御手段の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態における端末管理装置のプ
ログラム提供手段の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態における中継装置のDLプロ
グラム制御手段の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態1における端末制御に関す
る信号の送受を示す信号シーケンス図
【図11】本発明の実施の形態2におけるキャンプオンサ
ービスに関する信号の送受を示す信号シーケンス図
【図12】本発明の実施の形態3における本発明の留守番
録音サービスに関する信号の送受を示す信号シーケンス
【図13】本発明の実施の形態1における端末アドレス管
理装置内の端末情報蓄積手段の管理情報を示すテーブル
【図14】本発明の実施の形態2の初期状態における端末
アドレス管理装置内の端末状態管理手段の管理情報を示
すテーブル図
【図15】本発明の実施の形態2のキー押下後における端
末アドレス管理装置内の端末状態管理手段の管理情報を
示すテーブル図
【図16】従来例におけるマルチメディア通信システムの
構成を示すブロック図
【図17】従来例のマルチメディア通信システムにおける
発信時の信号送受を示す信号シーケンス図
【符号の説明】
101 端末アドレス管理装置 102 第1中継装置 103 第1内線電話機 104 第2中継装置 105 第2内線電話機 106 公衆電話網 107 外線電話機 108 通信路 109 内線電話網 201 サービス実行手段 202 サービスデータ蓄積手段 203 全体呼制御手段 204 端末制御手段 205 呼制御停止手段 206 プログラム提供手段 207 LAN接続手段 301 LAN接続手段 302 DLプログラム制御手段 303 呼制御停止制御手段 304 アドレス管理装置呼制御通信手段 305 端末サービス制御手段 306 端末呼制御手段 307 イベント解析手段 308 端末全体制御手段 401 端末情報蓄積手段 402 アドレス解決手段 403 呼状態管理手段 404 呼制御手段 405 中継装置呼制御通信手段 501 端末状態管理手段 502 サービス管理インターフェース 503 端末制御応答生成手段 504 端末制御要求解析手段 505 中継装置端末制御通信手段 601 呼制御停止設定通知手段 602 呼制御停止位置管理手段 603 中継装置呼制御停止通信手段 701 アドレス管理装置呼制御停止通信手段 702 呼制御停止状態変化検出手段 703 呼制御停止検出位置管理手段 801 プログラム検索手段 802 プログラム蓄積手段 803 ダウンロード制御手段 804 中継装置ダウンロード通信手段 901 DLプログラム蓄積手段 902 DLプログラム実行手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−257175(JP,A) 特開 平10−145498(JP,A) 特開 平10−322462(JP,A) 特開 平10−322735(JP,A) 特開 平7−135534(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/00 - 12/56

Claims (34)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信路を通じてそれぞれに端末が接続さ
    れ、電話とマルチメディア通信プロトコル間の音声およ
    び端末の要求の中継処理を行う複数の中継装置と、前記
    複数の中継装置に通信路を通じて接続され、前記端末の
    アドレス解決処理を行う端末アドレス管理装置とを備え
    たマルチメディア通信システムにおいて、前記複数の中
    継装置の一つが、配下の前記端末から入力された予め決
    められた処理を行うための特定番号キーの解析を行い、
    前記特定番号キーの解析結果に従い前記端末に関する呼
    制御要求または前記端末に関する制御要求を前記端末ア
    ドレス管理装置へ出力し、前記端末アドレス管理装置
    が、前記特定番号キーの解析結果に基づく前記呼制御要
    求または制御要求に対する応答を前記複数の中継装置の
    うちの該当する中継装置へ出力し、前記該当する中継装
    置が、前記応答に応じた制御を前記端末に対して行う
    とを特徴とするマルチメディア通信システム。
  2. 【請求項2】 前記中継装置と前記端末アドレス管理装
    置とを接続する通信路がIP(InternetPro
    tocol)網であることを特徴とする請求項1記載の
    マルチメディア通信システム。
  3. 【請求項3】 前記中継装置と前記端末とを接続する通
    信路が内線電話網であることを特徴とする請求項1また
    は2記載のマルチメディア通信システム。
  4. 【請求項4】 前記中継装置と前記端末アドレス管理装
    置間のマルチメディア通信プロトコルがH.323であ
    ることを特徴とする請求項2記載のマルチメディア通信
    システム。
  5. 【請求項5】 前記端末が、PHS(Personal
    HandyphoneSystem)であることを特徴
    とする請求項3に記載のマルチメディア通信システム。
  6. 【請求項6】 前記中継装置が、前記端末の全体的な制
    御を行う端末全体制御手段と、前記端末の要求の解析を
    行うイベント解析手段と、前記端末の要求を受けて呼制
    御を行う端末呼制御手段と、前記端末の要求に従い前記
    端末アドレス管理装置に対して前記端末に関する制御要
    求を出力し、前記端末アドレス管理装置から入力される
    端末制御要求に従い前記端末全体制御手段を用いて前記
    端末の制御を行う端末サービス制御手段と、前記端末ア
    ドレス管理装置に前記通信路を介して接続する通信路接
    続手段とを備えたことを特徴とする請求項1から5のい
    ずれかに記載のマルチメディア通信システム。
  7. 【請求項7】 前記イベント解析手段が、前記端末によ
    り入力される特定番号キーを記憶し、前記特定番号キー
    が示す要求が端末制御に関するものか呼制御に関するも
    のかを判断し、前記端末サービス制御手段または前記端
    末呼制御手段のうち適切な手段に前記特定番号キーを送
    ることを特徴とする請求項6記載のマルチメディア通信
    システム。
  8. 【請求項8】 前記端末の要求が、電話機のキー、多機
    能電話機の特殊キー、オンフック、オフフック、フッキ
    ングに関する情報を含むことを特徴とする請求項6また
    は7記載のマルチメディア通信システム。
  9. 【請求項9】 前記端末アドレス管理装置が、システム
    全体の呼制御を行う全体呼制御手段と、システム全体の
    サービスを実行するサービス実行手段と、前記サービス
    の実行に必要な情報を蓄積するサービスデータ蓄積手段
    と、前記中継装置から入力される要求に従い前記端末制
    御要求を出力する端末制御手段と、前記通信路に接続す
    る通信路接続手段とを備えたことを特徴とする請求項8
    記載のマルチメディア通信システム。
  10. 【請求項10】 前記端末制御手段が、前記端末により
    発生するイベントと、前記イベントに対する処理を記述
    したスクリプトとを前記端末毎に記憶する端末状態管理
    手段を備えたことを特徴とする請求項9記載のマルチメ
    ディア通信システム。
  11. 【請求項11】 前記スクリプトの記述にHTML(H
    yperTextMake―upLanguage),
    XML(extensibleMarkupLangu
    age),コンパクトHTML,HDML(Handh
    eldDeviceMarkupLanguage)の
    うちの少なくとも1つを使用することを特徴とする請求
    項10記載のマルチメディア通信システム。
  12. 【請求項12】 前記サービスデータ蓄積手段に、使用
    者の氏名、内線電話番号、外線電話番号のうちの少なく
    とも1つと、使用するコンピュータのアドレスと、使用
    する電話を扱う中継装置または前記端末アドレス管理装
    置のアドレスとを含むことを特徴とする請求項9記載の
    マルチメディア通信システム。
  13. 【請求項13】 前記端末制御要求が、前記端末の画面
    表示要求、LEDまたは電球による使用者への通知要
    求、音の発生要求を含むことを特徴とする請求項9記載
    のマルチメディア通信システム。
  14. 【請求項14】 前記端末の画面表示要求において、画
    面の記述がHTML,XML,コンパクトHTML,H
    DMLのうちの少なくとも1つを使用することを特徴と
    する請求項13記載のマルチメディア通信システム。
  15. 【請求項15】 前記端末制御手段が、前記端末および
    中継装置のうち、第1の端末が接続された第1の中継装
    置に対して第2の中継装置に接続された第2の端末へ発
    信を行う発信要求を送ることができることを特徴とする
    請求項9記載のマルチメディア通信システム。
  16. 【請求項16】 前記中継装置が、呼状態の変化を検出
    し、前記端末アドレス管理装置に通知する呼制御停止制
    御手段を備えたことを特徴とする請求項6から15のい
    ずれかに記載のマルチメディア通信システム。
  17. 【請求項17】 前記呼制御停止制御手段が、検出する
    呼状態の変化条件をディテクションポイントとし、前記
    端末アドレス管理装置が、前記ディテクションポイント
    の設定を前記中継装置に対して要求する呼制御停止手段
    を備えたことを特徴とする請求項16記載のマルチメデ
    ィア通信システム。
  18. 【請求項18】 前記端末アドレス管理装置が、前記端
    末および中継装置のうち、第1の中継装置に接続される
    第1の端末が、第2の中継装置に接続される第2の端末
    に対して発信した時に話中のためキャンプオンを指定し
    た場合は、前記第2の端末のオンフックを前記第2の中
    継装置が検出したときに前記第1の端末を鳴動させ、前
    記第1の端末がオフフックしたときに前記第1の端末か
    ら前記第2の端末に対して発信を行わせる要求を前記第
    1の中継装置に対して出力することを特徴とする請求項
    17記載のマルチメディア通信システム。
  19. 【請求項19】 前記キャンプオンの指定時に、前記第
    2の内線電話機のオンフックを前記ディテクションポイ
    ントを用いて検出することを特徴とする請求項18記載
    のマルチメディア通信システム。
  20. 【請求項20】 前記キャンプオンの指定時に、前記第
    2の端末のオンフックを前記端末アドレス管理装置の前
    記端末制御手段と前記第2の中継装置の前記端末サービ
    ス制御手段間の通信によって検出することを特徴とする
    請求項18記載のマルチメディア通信システム。
  21. 【請求項21】 前記中継装置が、プログラムのダウン
    ロードを前記端末アドレス管理装置に要求する手段を備
    え、前記端末アドレス管理装置が、前記ダウンロード要
    求に応じたプログラムを前記通信路経由で提供するプロ
    グラム提供手段を備えたことを特徴とする請求項6から
    20のいずれかに記載のマルチメディア通信システム。
  22. 【請求項22】 前記中継装置が、前記プログラム提供
    手段に対し、前記ダウンロード要求の出力を行い、前記
    プログラム提供手段からプログラムをダウンロードして
    起動するダウンロードプログラム制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項21記載のマルチメディア通信シス
    テム。
  23. 【請求項23】 前記プログラム提供手段が、プログラ
    ムを蓄積するプログラム蓄積手段と、前記ダウンロード
    要求によってダウンロードの制御を行うダウンロード制
    御手段と、前記ダウンロード要求で指定されたプログラ
    ムを検索するプログラム検索手段と、ダウンロードの通
    信制御を行うダウンロード通信手段を具備することを特
    徴とする請求項21または22記載のマルチメディア通
    信システム。
  24. 【請求項24】 前記端末アドレス管理装置の前記端末
    制御手段が、電話番号、電話の画面データ、LEDのオ
    ン・オフ、発生中の音、不在設定の有無、転送先電話番
    号を含む情報を記憶することを特徴とする請求項21か
    ら23のいずれかに記載のマルチメディア通信システ
    ム。
  25. 【請求項25】 前記端末および中継装置のうち、第1
    の中継装置に接続される第1の端末により不在設定が行
    われるとき、前記第1の中継装置の端末サービス制御手
    段から不在設定要求が前記端末アドレス管理装置に出力
    され、前記端末アドレス管理装置の前記サービス実行手
    段により前記端末情報蓄積手段に不在設定の情報が登録
    されることを特徴とする請求項24記載のマルチメディ
    ア通信システム。
  26. 【請求項26】 前記第1の端末の不在設定が完了した
    後、前記第1の端末に対して発信が行われ、前記端末ア
    ドレス管理装置に対する前記第1の端末のアドレスの要
    求に対して、前記端末アドレス管理装置が前記不在転送
    先の電話番号を含んだ応答を行うことを特徴とする請求
    項25記載のマルチメディア通信システム。
  27. 【請求項27】 前記第1の端末の不在設定が完了した
    後、前記第1の端末に対して発信が行われ、着信時の着
    側の端末指定番号に前記第2の中継装置に接続された第
    2の端末が指定されていなかった場合、前記第2の中継
    装置がプログラムのダウンロードを前記端末アドレス管
    理装置に要求して発側の音声を録音する留守番録音を行
    うことを特徴とする請求項25記載のマルチメディア通
    信システム。
  28. 【請求項28】 前記第2の中継装置が、前記端末アド
    レス管理装置へ発側のアドレスの問い合わせを行い、そ
    の応答に発側の音声を録音させる指定が含まれていた場
    合に、発側の音声を録音することを特徴とする請求項2
    7記載のマルチメディア通信システム。
  29. 【請求項29】 通信路を介して接続された端末の全体
    的な制御を行う端末全体制御手段と、前記端末の要求の
    解析を行うイベント解析手段と、前記端末の要求を受け
    て呼制御を行う端末呼制御手段と、前記端末の要求に従
    いシステムの端末アドレス管理装置に前記端末に関する
    制御要求を出力し、前記端末アドレス管理装置から入力
    される端末制御要求に従い前記端末全体制御手段を用い
    て前記端末の制御を行う端末サービス制御手段と、前
    端末アドレス管理装置に通信路を介して接続される通信
    路接続手段とを備えたことを特徴とするマルチメディア
    通信システムにおける中継装置。
  30. 【請求項30】 前記端末の要求を実現するための呼状
    態の変化をディテクションポイントとして検出して前記
    端末アドレス管理装置に通知する呼制御停止制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項29記載の中継装置。
  31. 【請求項31】 前記端末の要求を実現するためのプロ
    グラムを前記端末アドレス管理装置からダウンロードし
    て起動するダウンロードプログラム制御手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項29または30記載の中継装置。
  32. 【請求項32】 システム全体の呼制御を行う全体呼制
    御手段と、システム全体のサービスを実行するサービス
    実行手段と、前記サービスの実行に必要な情報を蓄積す
    るサービスデータ蓄積手段と、システムの中継装置から
    入力される端末に関する制御要求に従い端末制御要求を
    出力する端末制御手段と、通信路を介して前記中継装置
    に接続する通信路接続手段とを備えたことを特徴とする
    マルチメディア通信システムにおける端末アドレス管理
    装置。
  33. 【請求項33】 前記端末に関する制御要求に応じた呼
    状態の変化をディテクションポイントとして設定し、前
    記中継装置に対して前記ディテクションポイントを検出
    して通知するよう要求する呼制御停止手段を備えたこと
    を特徴とする請求項32記載の端末アドレス管理装置。
  34. 【請求項34】 前記端末に関する制御要求に応じたプ
    ログラムを前記中継装置からのダウンロード要求に応じ
    て前記通信路経由で提供するプログラム提供手段を備え
    たことを特徴とする請求項32または33記載の端末ア
    ドレス管理装置。
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