JP3462183B2 - 包装用容器 - Google Patents

包装用容器

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JP3462183B2
JP3462183B2 JP2001063743A JP2001063743A JP3462183B2 JP 3462183 B2 JP3462183 B2 JP 3462183B2 JP 2001063743 A JP2001063743 A JP 2001063743A JP 2001063743 A JP2001063743 A JP 2001063743A JP 3462183 B2 JP3462183 B2 JP 3462183B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装用容器に係り、
主として水産物、海産物、例えば、鮭等の魚類を包装す
る容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の包装用容器としては、例
えば、実開平5−77019号公報に記載されているよ
うに、厚紙にて一体に形成した容器本体を複数個積み重
ねた状態で最上段の容器本体の上面開口面を蓋板にて閉
じ、この各積み重ねた容器本体と最上段の容器本体の上
面開口面を閉じた蓋板とを巻回した梱包帯締め付け梱
包する構成が採られている。
【0003】そして、前記容器本体の両側板は、底板部
の相対する両側辺縁からそれぞれ折り曲げた外面側板部
と、この両外面側板部の各上側縁からそれぞれこの両外
面側板部の内側に折り曲げた両内面側板部とにて形成
し、この両内面側板部の各下側縁から折り曲げた重合貼
着片を前記底板部の両側部にそれぞれ重合して接着剤で
貼着し、前記底板部の相対する両端辺縁からそれぞれ折
り曲げた両端板の上縁部に係合突部をそれぞれ上方に向
かって突出し、この容器本体に積み重ねた上方の容器本
体の底板部の両縁部に前記係合突部が係合する係合孔を
それぞれ形成した構成が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に記載された構成では、容器本体の両側板は両内面側
板部の各下側縁から折り曲げた貼着片を底板部の両側部
にそれぞれ貼着する構造のため、接着工程が必要であ
り、また、積み重ねた容器本体の両端板の上縁部に突出
した係合突部を上側に積み重ねた容器本体の底板部の両
端辺縁に形成した係合孔に係合し、積み重ねた容器本体
のずれ移動を防止しており、この容器本体のずれ防止構
造は容器本体の組み立て構造とは直接関係なく、容器本
体のずれ防止構造を容器本体の組み立て構造とは別に形
成している。
【0005】さらに、容器本体の上面開口面を閉じる蓋
板は両側辺縁から折り曲げた覆い片部を容器本体の両側
板の外面に当接する構造のため、蓋板は容器本体に保持
されず、梱包帯で容器本体に蓋板を保持する必要があっ
た。また、蓋板にて容器本体の上面開口面を閉じたとき
は、容器本体の両端板の上縁部から突出された両係合突
部に蓋板が衝突し、この状態で、容器本体とこの容器本
体の上面開口面を閉じた蓋板とに梱包帯を巻回して締め
付け梱包すると、両係合突部にて蓋板の両端部分が反り
返る状態に折れ曲がり、外観性が損なわれ易く、また、
蓋板の両端部分が反り返ることを防ぐには両係合突部を
除去する手数を要する問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、容器本体の組立性を良好にし、積み重ねた容器
本体のずれ移動を防止することができるとともに蓋板が
容器本体の上面開口部を閉じた状態で容器本体に容易に
保持できる包装用容器を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の包
装用容器は、段ボールにて一体に形成され上面を開口し
た容器本体と、段ボールにて形成され前記容器本体の上
面開口面を閉じる蓋板とを具備し、前記容器本体の両側
板は、底板部の相対する両側辺縁からそれぞれ折り曲げ
た外面側板部と、この両外面側板部の各上端縁からそれ
ぞれこの両外面側板部の内側に折り曲げた両内面側板部
とにて形成し、前記両内面側板部の上側縁の両端位置に
端部板部を形成し、この両内面側板部の下端縁に形成し
た内側係合突部を前記底板部の両側辺縁に沿って形成し
た挿通孔に挿通してそれぞれ下方に向けて突出させると
ともに前記両外面側板部の下端縁から前記内側係合突部
の外側に重合する外側係合突部を下方に向けて突設し、
前記蓋板は、前記容器本体に形成した上面開口面を閉じ
る蓋板部と、この蓋板部の相対する両側辺部からそれぞ
れ下方に向って切り起し形成し前記容器本体の両内面側
板部の内面に当接するとともに外端部が前記容器本体の
端部板部に当接する折り込み片部とを有し、この蓋板の
両側辺縁に前記折り込み片部の切り込みによって前記容
器本体に積み重ねた容器本体の内外側係合突部を係合さ
せる係合凹部をそれぞれ形成し、前記容器本体の蓋板の
蓋板部上に別の容器本体を積み重ね、下方の容器本体を
閉じた蓋板の各係合凹部に上方の容器本体の下部に突出
した両内外側係合突部をそれぞれ係合し、上方の容器本
体の係合突部と下方の容器本体に被せた蓋板の係合凹部
とにて積み重ねた上方の容器本体を位置決め係合する
のである。
【0008】そして、底板部の相対する両側辺縁から両
外面側板部をそれぞれ上方に向かって直角状に折り曲
げ、この両外面側板部の各上縁から両内面側板部をそ
れぞれ下方に向かって両外面側板部の内側に当接される
ように折り曲げ、さらに、両内面側板部の両側下端
形成した内側係合突部を底板部の両側辺縁に沿って形成
した挿通孔に挿通してそれぞれ下方に向かって突出する
ことにより、この両外面側板部と両内面側板部とにて底
板部の相対する両側辺縁に容器本体の両側板がそれぞれ
形成される。
【0009】また、両内面側板部の下端に形成された
内側係合突部が底板部の両側辺縁に沿って形成した挿通
孔に挿通してそれぞれ下方に向かって突出されるととも
に、この内側係合突部に両外面側板部の下端縁から下方
に向けて突設した外側係合突部が前記内側係合突部の外
側に重合され、内側係合突部を外側係合突部にて補強で
きる。
【0010】次に、容器本体の開口部を蓋板にて閉じ、
この蓋板の相対する両側辺縁から切り起された折り込み
片部をそれぞれ下方に向かって折り曲げることにより、
両折り込み片部が容器本体の両内面側板部の内面に当接
され、この蓋板の相対する両折り込み片部が拡がり復元
力で容器本体の両内面側板部の内面に当接されるととも
に両折り込み片部の外端部が前記容器本体の端部板部に
当接され、蓋板は移動することなく容器本体に保持され
る。
【0011】次に、容器本体の蓋板の蓋板部上に別の容
器本体を積み重ねると、下方の容器本体を閉じた蓋板の
各係合凹部に上方の容器本体の下部に突出した両内外側
係合突部がそれぞれ係合され、これら係合突部と係合凹
部とにて積み重ねた容器本体が確実に位置決めされると
ともに、上方に位置した容器本体が下方に位置している
容器本体の蓋板上でずれ移動することがなく、積み重ね
た容器本体が荷崩れすることを確実に防止できる。
【0012】請求項2記載の発明の包装用容器は、請求
項1記載の包装用容器において、容器本体の両外面側板
部の下端縁から突設した外側係合突部によって両内面側
板部の下端縁に形成した内側係合突部を挿通する挿通孔
をそれぞれ形成したものである。
【0013】そして、容器本体の両内面側板部の下端縁
に形成した内側係合突部を挿通する挿通孔は容器本体の
両外面側板部の下端縁から突設する外側係合突部の切り
欠きによってそれぞれ形成されるため、挿通孔によって
切り取られる部分を外側係合突部に利用でき、切り落し
部分がないので切り屑がなく、段ボールを有効に利用で
きる。
【0014】請求項3記載の発明の包装用容器は、請求
項2記載の包装用容器において、容器本体の両内面側板
部の下端縁に形成した内側係合突部と両外面側板部の下
端縁から突設した外側係合突部とはそれぞれ各両内外面
側板部の左右に形成したものである。
【0015】そして、梱包した容器本体の蓋板の蓋板上
に別の容器本体を積み重ねると、下方の容器本体を閉じ
た蓋板の両側の左右の係合凹部に上方の容器本体の両側
の左右下部に突出した両内外側係合突部がそれぞれ係合
され、これら係合突部と係合凹部とにて積み重ねた容器
本体が確実に位置決めされ、蓋板の相対する両側辺部か
ら折り曲げた折り込み辺部を係合突部の長さより大きく
して蓋板の相対する両折り込み片部が容器本体の両内面
側板部の内面に当接された状態を確実に保持できるよう
にしても、各係合突部の外端側を各係合凹部の外端側に
係合するようにすれば積み重ねた容器本体位置ずれす
ることなく積み重ねることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の包装用容器の一実
施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】図1ないし図3に示すように、容器本体1
は段ボール板材2にて上面を開口した矩形箱状に形成さ
れ、この容器本体1の上面開口部は段ボール板材2の蓋
板5によって閉じる構成となっている。
【0018】そして、前記容器本体1は図2に示す段ボ
ール板材2にて形成され、略矩形状の相対する長辺側の
両側辺縁7と相対する短辺側の両端辺縁8とにて矩形状
の底板部9が形成されている。そして、この底板部9の
側辺縁7の長さL1は両端辺縁8の長さL2の略二倍とな
っている。
【0019】また、図1及び図2に示すように、前記底
板部9には両側辺縁7に沿って中央部より両端側に位置
して左右位置に挿通孔10がそれぞれ形成されている。
【0020】また、前記段ボール板材2には、図1及び
図2に示すように、前記底板部9の両側辺縁7にこの両
側辺縁7に沿って形成した折り目からそれぞれ折り曲げ
られる外面側板部11と、この両外面側板部11を折り曲げ
た状態で両外面側板部11の上縁12からそれぞれこの両
外面側板部11の内側に折り曲げられてこの外面側板部11
の内面に当接される両内面側板部13とがそれぞれ一体に
形成されている。
【0021】そして、前記両外面側板部11と前記底板部
9の両側辺縁7との連続部の左右部にこの両外面側板部
11を折り曲げたとき下方に向かって切り起こされる外側
係合突部14にて前記左右の挿通孔10がそれぞれ形成され
ている。
【0022】また、前記両内面側板部13を折り曲げた状
態で両内面側板部13の左右下端部に前記左右部の挿通孔
10に挿通されて下方に向かって突出する内側係合突部15
がそれぞれ形成されている。
【0023】なお、前記両外面側板部11を折り曲げた状
態で両外面側板部11の上縁12は平行の折り目16にてそ
れぞれ形成されている。
【0024】さらに、前記両外面側板部11及び両内面側
板部13には、前記容器本体1を組み立てた状態で容器本
体1内に冷気が流入する複数の冷気流入孔17がそれぞれ
互いに対向して形成されている。
【0025】また、前記段ボール板材2には、図2に示
すように、前記両内面側板部13の左右方向の両端部に前
記両端辺縁8の延長線上に位置して形成された折り目18
を介して係合板部19がそれぞれ連続して形成されてい
る。
【0026】さらに、図2に示すように、前記両外面側
板部11の左右方向の両端部に前記両端辺縁8の延長線上
に位置して折り目23を介して重合板部24がそれぞれ連続
して形成されている。
【0027】そして、図1ないし図3に示すように、前
記底板部9の相対する両側辺縁7からそれぞれ折り曲げ
た外面側板部11と、この両外面側板部11の各上縁12か
らそれぞれこの両外面側板部11の内側に折り曲げた両内
面側板部13とにて前記容器本体1の両側板25が形成さ
れ、この両側板25を形成した状態で前記両内面側板部13
の左右下端部に形成された内側係合突部15が前記底板部
9の両側辺縁7に沿って左右部に形成された挿通孔10に
挿通されてそれぞれ下方に向かって突出される。また、
この状態で、前記両外面側板部11の左右下端部に形成さ
れた外側係合突部14が前記底板部9の挿通孔10から突出
している内側係合突部15の外側に重ね合わされて、底板
部9より下方に向かって突出される。
【0028】また、図2に示すように、前記両内面側板
部13の両端部の折り目18から両係合板部19をそれぞれ折
り曲げた状態で上端縁となる部分に切り欠き凹部20が形
成されている。また、前記両外面側板部11の両端部に折
り目23から両重合板部24をそれぞれ折り曲げて前記両内
面側板部13の両端部から折り曲げられ両係合板部19の外
面に当接する。
【0029】さらに、前記段ボール板材2は、図1に示
すように、前記底板部9の相対する両端辺縁8に折り目
を介して両端板26がそれぞれ形成されている。この両端
板26は、前記両外面側板部11の両端部に前記底板部9の
両端辺縁8の折り目から折り曲げられ前記重合板部24の
外面に当接する端板部32と、この端板部32に折り目33を
介して両端部が前記両側板25の上縁12の両端位置に当
接する端部板部34が形成され、この端部板部34に前記折
り目33と平行の折り目35を介して前記端部板部34の裏面
に当接する裏面板部36とを有している。
【0030】また、図2及び図3に示すように、前記両
端部板部34の両端部には、折り目38を介して前記両内面
側板部13の両端部と前記両外面側板部11の両端部との間
に形成した上縁12の切り欠き開口37から挿入する挿入
突片39がそれぞれ形成されている。
【0031】さらに、前記両裏面板部36は、外端縁の両
側から前記両内面側板部11の両端部の係合板部19に形成
された切り欠き凹部20に係合する係合突部41がそれぞれ
突出されている。
【0032】そして、前記底板部9の両端辺縁8の折り
目から前記両端板部32をそれぞれ直角状に折り曲げると
ともに、この両端板部32を前記両外面側板部11の両端部
に形成された重合板部24の外面にそれぞれ当接する。
【0033】また、裏面板部36を折り目35から折り曲げ
てこの裏面板部36を端部板部34の裏面にそれぞれ当接
し、この両端部板部34の挿入突片39を折り目38からそれ
ぞれ折り曲げるとともに、この両端部板部34を折り目33
からそれぞれ折り曲げる。
【0034】そして、図3に示すように、この両端部板
部34の両挿入突片39を前記内面側板部13の両端部と前記
外面側板部11の両端部との間に形成した上縁12の切り
欠き開口37に上方からそれぞれ挿入すると、この両端部
板部34の両側端部が両側板25の上側縁の両端部にそれぞ
れ当接され、裏面板部36の両係合突部41が両係合板部19
に形成された切り欠き凹部20にそれぞれ係合されること
により、前記底板部9の両端辺縁8に前記両端板26がそ
れぞれ組立てられる。
【0035】したがって、前記矩形状に形成された底板
部9と、この底板部9の両側辺縁7に形成された両側板
25と、前記底板部9の両端辺縁8に前記両側板25の両端
部に連続して形成された両端板26とにて上面を開口した
容器本体1が形成される。
【0036】次に、図1に示すように、前記蓋板5は、
前記容器本体1の上面開口面を閉じる矩形状の蓋板部50
と、この蓋板部50の相対する両側辺縁51より前記容器本
体1の上端縁12の厚み寸法分内側からそれぞれ下方に向
かって切り起し形成した折り込み片部52が左右に設けら
れ、この折り込み片部52は前記容器本体1の両内面側板
部13の内面に接される。この左右の折り込み片部52の外
側端部は前記容器本体1の各係合突部14,15の外端位置
と同一位置となるようにし、また、この折り込み片部52
の左右方向の長さは前記容器本体1の各係合突部14,15
の幅より長く形成し、この折り込み片部52は前記容器本
体1の両内面側板部13の内面に接触される部分を長くす
る。
【0037】そして、前記蓋板部50の両側辺縁51の左右
部に切り起し形成した折り込み片部52により蓋板部50の
両側縁に形成される切り欠き部にて前記容器本体1の両
係合突部14,15とを係合させる係合凹部53が形成され
る。そして、この蓋板部50の両側辺縁51の左右部に切り
起し形成した折り込み片部52の外端縁間の寸法L3と前
記容器本体1の左右の各係合突部14,15との間の寸法L
4とは略同一寸法に形成されている。なお、前記左右の
折り込み片部52の先端部は連結片部54にて連結されてい
る。
【0038】次に、前記実施の形態の作用を説明する。
【0039】例えば、鮭等の収納物を収容した容器本体
1に蓋板5を被せ、この蓋板5の蓋板部50にて容器本体
1の上面開口面を閉じるとともに、この蓋板5の両折り
込み片部52が拡がり復元力で連結片部54の部分から容器
本体1の両側板25すなわち両内面側板部13の内面に当接
され、蓋板部50は容器本体1を閉塞した状態に保持され
るとともに、両折り込み片部52の外端部は容器本体1の
両端部板部34に当接されて、蓋板5が容器本体1の左右
方向に移動することがない。
【0040】この容器本体1に蓋板5を被せた状態で、
必要に応じて容器本体1とこの容器本体1の上面開口面
を閉じた蓋板5とに梱包帯を巻回して締め付けることも
できるが、蓋板5は両折り込み片部52が容器本体1の両
内面側板部13の内面に当接されて保持されるため梱包帯
は必ずしも必要でない。
【0041】また、容器本体1の両内面側板部13の下端
縁に形成した内側係合突部15を挿通する挿通孔10は容器
本体1の両外面側板部11の下端縁から突設する外側係合
突部14の切り欠きによってそれぞれ形成されるため、挿
通孔10によって切り取られる部分を外側係合突部14に利
用でき、切り落し部分がないので切り屑がなく、段ボー
ル板材を有効に利用できる次に、図5に示すように、容
器本体1の蓋板5の蓋板部50上にこの蓋板部50と同方向
に梱包した容器本体1を順次積み重ねると、下方に位置
した容器本体1の蓋板部50の両係合凹部53に上方に位置
した容器本体1の下方に突出した両係合突部14,15がそ
れぞれ係合され、これら係合突部14,15と係合凹部53と
にて同方向に向きを揃いて積み重ねた複数個の容器本体
1が確実に位置決めされる。
【0042】そして、上方に位置した容器本体1が下方
に位置する容器本体1の蓋板5の蓋板部50上でずれて移
動することがなく、容器本体1が荷崩れすることを防止
できる。
【0043】さらに、蓋板部50の各係合凹部53は折り込
み片部52の切り込みによって形成れ、切り落し部分が
ないので切り屑がなく、段ボール板材を有効に利用でき
る。
【0044】また、容器本体1の両内面側板部13と両外
面側板部11とにて両側板25をそれぞれ形成し、両内面側
板部13の左右下端部に形成された内側係合突部15を底板
部9の両側辺縁7に沿って左右部に形成された挿通孔10
からそれぞれ下方に向かって挿通突出させることによ
り、容器本体1の両側板25をそれぞれ簡単に組立てるこ
とができる。
【0045】また、梱包した容器本体1をそれぞれ同方
向に積み重ねて冷蔵庫に収容したときは、容器本体1の
両側板25に形成した複数の冷気流入孔17から容器本体1
内に冷気が確実に流入し、この冷気にて容器本体1内の
魚類を冷蔵でき、魚類の品質低下を防止できる。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、底板部の相対
する両側辺縁から両外面側板部をそれぞれ上方に向かっ
て直角状に折り曲げ、この両外面側板部の各上側縁から
両内面側板部をそれぞれ下方に向かって両外面側板部の
内側に折り曲げ、さらに、両内面側板部の内側係合突部
を挿通孔に挿通して突出することにより、容器本体の両
側板がそれぞれ形成でき、容器本体の両側板を簡単に組
み立てることができる。また、両外面側板部の下端縁か
ら下方に向けて突設した外側係合突部が前記内側係合突
部の外側に重合され、内側係合突部を外側係合突部にて
補強でき、容器本体の開口部を閉じる蓋板は、両側辺部
から切り起された折り込み片部をそれぞれ下方に向かっ
て折り曲げることにより、両折り込み片部が容器本体の
両内面側板部の内面に拡がり復元力で当接され、この蓋
板の相対する両折り込み片部が容器本体の両内面側板部
の内面に当接された状態で蓋板は移動されることがなく
容器本体に保持される。さらに、容器本体の蓋板の蓋板
部上に別の容器本体を積み重ねると、下方の容器本体を
閉じた蓋板の各係合凹部に上方の容器本体の下部に突出
した両内外側係合突部がそれぞれ係合され、これら係合
突部と係合凹部とにて積み重ねた容器本体が確実に位置
決めされるとともに、上方に位置した容器本体が下方に
位置している容器本体の蓋板上でずれ移動することがな
く、積み重ねた容器本体が荷崩れすることを確実に防止
できる。
【0047】請求項2の発明によれば、容器本体の両内
面側板部の下端縁に形成した内側係合突部を挿通する挿
通孔は容器本体の両外面側板部の下端縁から突設する外
側係合突部の切り欠きによってそれぞれ形成されるた
め、挿通孔によって切り取られる部分を外側係合突部に
利用でき、切り落し部分がないので切り屑がなく、段ボ
ール板材を有効に利用できる。
【0048】請求項3の発明にれば、梱包した容器本体
の蓋板の蓋板上に別の容器本体を積み重ねとき、蓋板の
相対する両側辺部から折り曲げた折り込み辺部を係合突
部の長さより大きくして蓋板の相対する両折り込み片部
が容器本体の両内面側板部の内面に当接された状態を確
実に保持できるようにしても、各係合突部の外端側を各
係合凹部の外端側に係合するようにすれば積み重ねた容
器本体位置ずれすることなく積み重ねることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す蓋板を開いた状態
の包装用容器の斜視図である。
【図2】同上容器本体の展開平面図である。
【図3】同上容器本体の一部を折り畳んだ状態を示す斜
視図である。
【図4】同上容器本体の一部を切り欠いた側面図であ
る。
【図5】同上包装した複数の包装用容器を積み重ねた状
態の斜視図である。
【符号の説明】
1 容器本体 5 蓋板 7 両側辺縁 9 底板部 10 挿通孔 11 外面側板部 13 内面側板部 14 外側係合突部 15 内側係合突部 25 両側板 26 両端板 50 蓋板部 52 折り込み片部 53 係合凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−26776(JP,U) 実開 平5−46731(JP,U) 実開 昭60−84516(JP,U) 実開 昭57−52414(JP,U) 実開 昭47−20630(JP,U) 実公 昭39−21182(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/64 B65D 21/02 B65D 85/50 B65D 5/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボールにて一体に形成され上面を開口
    した容器本体と、段ボールにて形成され前記容器本体の
    上面開口面を閉じる蓋板とを具備し、 前記容器本体の両側板は、底板部の相対する両側辺縁か
    らそれぞれ折り曲げた外面側板部と、この両外面側板部
    の各上端縁からそれぞれこの両外面側板部の内側に折り
    曲げた両内面側板部とにて形成し、前記両内面側板部の上側縁の両端位置に端部板部を形成
    し、 この両内面側板部の下端縁に形成した内側係合突部を前
    記底板部の両側辺縁に沿って形成した挿通孔に挿通して
    それぞれ下方に向けて突出させるとともに前記両外面側
    板部の下端縁から前記内側係合突部の外側に重合する外
    側係合突部を下方に向けて突設し、 前記蓋板は、前記容器本体に形成された上面開口面を閉
    じる蓋板部と、この蓋板部の相対する両側辺部からそれ
    ぞれ下方に向って切り起し形成し前記容器本体の両内面
    側板部の内面に当接するとともに外端部が前記容器本体
    の端部板部に当接する折り込み片部とを有し、 この蓋板の両側辺縁に前記折り込み片部の切り込みによ
    って前記容器本体に積み重ねた容器本体の内外側係合突
    部を係合させる係合凹部をそれぞれ形成し 前記容器本体の蓋板の蓋板部上に別の容器本体を積み重
    ね、下方の容器本体を閉じた蓋板の各係合凹部に上方の
    容器本体の下部に突出した両内外側係合突部をそれぞれ
    係合し、上方の容器本体の係合突部と下方の容器本体に
    被せた蓋板の係合凹部とにて積み重ねた上方の容器本体
    を位置決め係合する ことを特徴とする包装用容器。
  2. 【請求項2】 容器本体の両外面側板部の下端縁から突
    設した外側係合突部によって両内面側板部の下端縁に形
    成した内側係合突部を挿通する挿通孔をそれぞれ形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の包装用容器。
  3. 【請求項3】 容器本体の両内面側板部の下端縁に形成
    した内側係合突部と両外面側板部の下端縁から突設した
    外側係合突部とはそれぞれ各両内外面側板部の左右にそ
    れぞれ形成したことを特徴とする請求項2記載の包装用
    容器。
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