JP3642767B2 - 包装用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水産物、あるいは海産物、たとえばサンマなどの魚類を包装する包装用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の包装用容器は、段ボールにて形成され上面を開口した容器本体を備えており、この容器本体の上面開口は、段ボールにて形成した蓋板により閉塞されている。
【0003】
また、この容器本体の両側板は、底板部の相対する両側辺縁からそれぞれ折り曲げた外面側板部、およびこの外面側板部の上側縁からこの外面側板部の内側に折り曲げた内面側板部を備えており、この内面側板部の両端部には、端板の内側に重合してこの端板を補強する端板重合部が連接形成されている。
【0004】
一方、この容器本体の両端板は、底板部の相対する両端辺縁からそれぞれ折り曲げた端板部、およびこれら端板部の各上端縁からそれぞれこれら端板部の上側に折り曲げた上板部を備え、この上板部は、容器本体の外側に位置する外面上板部、およびこの外面上板部の内側に折り曲げた内面上板部を有している。
【0005】
そして、この包装用容器は、端板部および外面側板部を底板部に対して順次起こし、この外面側板部の端板重合部を端板部の内面に重合させた状態でこの端板重合部を押さえつつこの端板部の外面上板部および内面上板部を順次折り曲げてこの内面上板部にて端板重合部を端板部の内面に固定し、内面側板部を折り曲げて容器本体を形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の包装用容器では、内面側板部の端板重合部を端板部に重合させた状態で押さえながら端板を組み立てなければならないことにより、組立性が良好でないという問題点を有している。
【0007】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、組立性を良好にできる包装用容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の包装用容器は、段ボールにて形成され上面を開口した容器本体と、段ボールにて形成され前記容器本体の上面開口を閉塞する蓋体とを具備し、前記容器本体の両端板は、底板部の相対する両端辺縁からそれぞれ折り曲げた端板部、およびこれら端板部の各上端縁からそれぞれこれら端板部の上側に折り曲げた上板部にて形成され、この上板部は、前記容器本体の外側に位置する外面上板部、およびこの外面上板部の内側に折り曲げてこの外面上板部の下側に重合する内面上板部にて形成され、前記外面上板部両端部には、前記容器本体の両側板の内側に重合する側板重合部が形成され、この側板重合部下端縁に係合突部がそれぞれ突出して形成されるとともに一側縁に前記容器本体の両端板の内側に重合し前記内面上板部の先端部にて固定される端板重合部が形成され、前記容器本体は、前記係合突部がそれぞれ挿通される挿通孔が底板部の両側辺縁に沿って形成され、前記端板重合部は、下端縁に端板係合突部が突出して形成され、前記底板部は、前記端板係合突部を挿通する貫通孔が両端辺縁に沿って形成されたものである。
【0009】
そして、段ボールにて形成した容器本体の両端板を、底板部の相対する両端辺縁からそれぞれ折り曲げた端板部、およびこれら端板部の各上端縁からそれぞれこれら端板部の上側に折り曲げた上板部にて形成し、この上板部を、容器本体の外側に位置する外面上板部、およびこの外面上板部の内側に折り曲げてこの外面上板部の下側に重合する内面上板部にて形成し、この外面上板部の両端部に容器本体の両側板の内側に重合する側板重合部を形成し、この側板重合部の下端縁に係合突部をそれぞれ突出して形成し、この側板重合部の一側縁に容器本体の両端板の内側に重合し内面上板部の先端部にて固定される端板重合部を形成するとともに、容器本体の底板部の両側辺縁に沿って係合突部がそれぞれ挿通される挿通孔を形成する。この結果、端板を組み立てて側板重合部の係合突部を底板部の挿通孔に挿通し内面上板部を外面側板部の内側に折り曲げるだけで側板重合部および端板重合部がそれぞれ固定されるため、端板を組み立てた状態で側板を組み立てできるので、組立性が良好になる。また、端板重合部の下端縁に端板係合突部を突出して形成し、底板部の両端辺縁に沿って、この端板係合突部を挿通する貫通孔を形成することにより、端板重合部をこれら端板係合突部の貫通孔への挿通にて確実に固定できるため、より組立性が良好になる。
【0010】
請求項2記載の包装用容器は、請求項1記載の包装用容器において、内面上板部は、先端部に係合部がそれぞれ突出して形成され、端板重合部は、前記係合部が挿通される係合挿通孔がそれぞれ形成されたものである。
【0011】
そして、内面上板部の先端部に係合部を突出して形成し、端板重合部にこれら係合部が挿通される係合挿通孔を形成することにより、この内面上板部の係合部を端板重合部の係合挿通孔へと挿通することで端板重合部を内面上板部にて、より固定する。
【0012】
請求項3記載の包装用容器は、請求項1または2記載の包装用容器において、係合突部は、挿通孔を介して容器本体の下方に突出し、蓋体は、容器本体の上面開口を閉塞する蓋 板部を備え、この蓋板部は、両側辺部に前記係合突部がそれぞれ係合する係合凹部が形成されたものである。
【0013】
そして、係合突部を、挿通孔を介して容器本体の下方に突出させ、蓋体に、容器本体の上面開口を閉塞する蓋板部を形成し、この蓋板部の両側辺部に係合突部がそれぞれ係合する係合凹部を形成する。この結果、容器本体の上面開口を閉塞した蓋体の蓋板部の上に他の容器本体を積み重ねると、下方の容器本体の蓋体の係合凹部に上方の容器本体の下方に挿通孔を通して突出した係合突部が係合するため、積み重ねた容器本体が確実に位置決めされるとともに、上方に位置した容器本体が下方に位置した容器本体の蓋体の上でずれ移動せず、積み重ねた容器本体の荷崩れをより抑制する。
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の包装用容器の一実施の形態の構成を図1ないし図4を参照して説明する。
【0016】
図1ないし図4において、1は包装用容器であり、この包装用容器1は、側板2および端板3を有し上面を開口した略矩形状の容器本体4を備えており、この容器本体4の上面開口部は、この容器本体4の外形に略沿った略矩形状の蓋体5にて閉塞されている。
【0017】
ここで、容器本体4は、段ボールにて形成されており、図2に示すように、略矩形状の相対する長辺側の両側辺縁6、および相対する短辺側の両端辺縁7にて略矩形状の底板部8が形成されている。この底板部8は、側辺縁6の長さ、すなわちこの底板部8の長手寸法が、端辺縁7の長さ、すなわちこの底板部8の幅寸法のたとえば略2倍に形成されている。
【0018】
また、図2に示すように、容器本体4の底板部8には、それぞれ両側辺縁6に沿って形成した折り目からそれぞれ折り曲げられる外面側板部11が形成されており、この外面側板部11の上端縁側には、この上端縁に沿って形成された折り目12およびこの折り目12と略平行に形成された折り目12aを介してこの外面側板部11を折り曲げた状態でこの外面側板部11の内側に折り曲げられてこの外面側板部11の内面に重合される内面側板部13が、それぞれ一体に連接形成されている。これら外面側板部11および内面側板部13を順次折り曲げることにより側板2が形成されている。
【0019】
さらに、各外面側板部11と底板部8の両側辺縁6との連続部には、それぞれこれら外面側板部11を折り曲げた際に下方に向かって切り起こされる複数、たとえばそれぞれ2つずつの外側係合突部14にて、略矩形状の挿通孔15が互いに離間されて形成されている。これら挿通孔15は、側辺縁6に沿ってそれぞれ形成されており、これら側辺縁6の中央部よりも両端寄りにそれぞれ位置している。
【0020】
そして、各内面側板部13には、これら内面側板部13を折り曲げた状態で各挿通孔15に挿通される内側係合突部16が複数、たとえばそれぞれ2つずつ、互いに離間されて突出しこの内面側板部13と一体に形成されている。これら内側係合突部16は、それぞれ挿通孔15に対応した位置に形成されており、これら挿通孔15に挿通された状態で容器本体4の下方へと突出している。
【0021】
また、各外面側板部11および内面側板部13には、複数、たとえばそれぞれ3つずつの円形状の冷気流入孔17がそれぞれ形成されている。これら冷気流入孔17は、容器本体4の長手方向に略沿って互いに略等間隔に離間されて形成されており、内面側板部13を外面側板部11の内面に当接させた際にそれぞれ対応し合う位置に形成されている。
【0022】
さらに、各内面側板部13の両端縁部には折り目18が形成されており、この折り目18の内面側板部13と反対側には、この折り目18と略平行な折り目18aを介して折り曲げ可能な重合板部19がこれら内面側板部13の外側に突出してそれぞれ連接形成されている。この重合板部19は、端板3の内側面にそれぞれ当接してこの端板3を補強している。
【0023】
そして、容器本体4の底板部8には、それぞれ両端辺縁7に沿って形成した折り目からそれぞれ折り曲げられる端板部21が形成されており、この端板部21の上端縁22側には、この端板部21をこの上端縁22を折り目として折り曲げた状態でこの端板部21の上側に折り曲げられる上板部23がそれぞれ形成されている。
【0024】
また、底板部8の両端部における各端板部21と底板部8の両端辺縁7との連続部には、略矩形状の貫通孔24が複数、たとえばそれぞれ2つずつ互いに離間されて形成されている。これら貫通孔24は、端辺縁7に沿ってそれぞれ形成されており、これら端辺縁7の中央部よりも両端寄りに位置している。
【0025】
さらに、上板部23は、折り目25を介して互いに連接した外面上板部26および内面上板部27にて形成されている。この外面上板部26は、上板部23を折り曲げた状態で容器本体4の外側に位置している。一方、内面上板部27は、折り目25を介して折り曲げられつつ重合板部19にてこの外面上板部26の下側に重合されてこの外面上板部26を補強している。また、この内面上板部27の先端部、すなわちこの内面上板部27の外面上板部26と反対側の一端には、それぞれ係合部28が複数、たとえばそれぞれ2つずつ互いに離間されて突出し、この内面上板部27と一体に形成されている。
【0026】
そして、外面上板部26の両端部には、それぞれ側板重合部29がこの外面上板部26と一体に連接形成されている。この側板重合部29と外面上板部26の連続部には、この連続部に沿って折り目30が形成されており、側板重合部29はこの折り目30を介して折り曲げられて容器本体4を組み立てた状態で外面上板部26の下方、かつ外面側板部11の内側に重合される。
【0027】
また、この側板重合部29の下端縁には、係合突部31がこの側板重合部29の下方に向けてそれぞれ連接して突出形成されている。この係合突部31は、底板部8の端辺縁7に沿って形成された折り目を介して端板部21を折り曲げた状態で外面上板部26および側板重合部29を順次折り曲げた際に、側板重合部29の下側に位置し、底板部8の挿通孔15に挿通されて容器本体4の下方に突出するとともに、側板重合部29を底板部8に固定する。
【0028】
さらに、側板重合部29の一側縁には、端板重合部32が連接形成されている。この端板重合部32は、底板部8の側辺縁6に沿って形成された折り目を介して端板部21を折り曲げた状態で外面上板部26および側板重合部29を順次折り曲げた際に、側板重合部29の端板部21に対向する側辺縁33に形成されており、それぞれ端板部21および外面側板部11との間が切込形成されてこれら端板部21および外面側板部11と連接されていない。また、この端板重合部32は、この側辺縁33に沿って形成された折り目から側板重合部29の側方に折り曲げられ端板部21の内側に重合される。
【0029】
そして、この端板重合部32の上端縁には、それぞれ略矩形状の係合挿通孔34が切り欠き形成されている。この係合挿通孔34には、内面上板部27の係合部28が挿通され、この端板重合部32を端板部21の内側により固定する。また、この端板重合部32の下端縁には、端板係合突部35がこの端板重合部32の下方に向けてそれぞれ連接して突出形成されている。この端板係合突部35は、底板部8の側辺縁6に沿って形成された折り目を介して端板部21を折り曲げた状態で外面上板部26、側板重合部29、および端板重合部32を順次折り曲げた際に、端板重合部32の下側に位置しており、底板部8の貫通孔24に挿通されて端板重合部32を底板部8に固定する。
【0030】
一方、蓋体5は、段ボールにて容器本体4の外形、すなわち底板部8の形状に略沿った略矩形状に形成されており、容器本体4の上面開口を閉塞する蓋板部36を有している。この蓋板部36の相対する両側辺縁にはそれぞれこれら両側辺縁から容器本体4の上縁部の厚み寸法分内側に、折込片部37がそれぞれ下方に向かって蓋板部36の長手方向に複数、たとえば2箇所ずつ切り起こし形成されている。この折込片部37は、蓋体5を形成する段ボールの復元力にて包装用容器1の側方へと徐々に拡がり、容器本体4の内面側板部13の内面を押圧しつつこの内面側板部13の内面に当接される。
【0031】
ここで、この折込片部37は、外側端部が容器本体4の挿通孔15の位置に対応した位置にそれぞれ形成されており、この折込片部37における蓋板部36の長手方向に略沿った方向の寸法、すなわちこの折込片部37の長手寸法は、挿通孔15における底板部8の長手方向に略沿った方向の寸法、すなわち挿通孔15の長手寸法よりも大きく形成されている。このため、この折込片部37は、容器本体4の内面側板部13の内面に当接する部分の面積が大きくなっている。そして、蓋板部36の幅方向の同側にある折込片部37は、互いに先端側が連結片部38にて連結されている。
【0032】
そして、この折込片部37により、蓋板部36の両側辺部に係合凹部39がそれぞれ形成される。この係合凹部39には、図3に示すように、包装用容器1の上側に他の包装用容器1を載置した際にこの他の包装用容器1の外側係合突部14、内側係合突部16、および係合突部31が係合し、他の包装用容器1が包装用容器1に対して確実に位置決めされるとともに、他の包装用容器1が包装用容器1の蓋体5の上にてずれ移動しないようになっている。
【0033】
次に、上記一実施の形態の作用を説明する。
【0034】
まず、容器本体4を組み立てる際には、図2に示す展開状態から、折り目30を介して側板重合部29を折り曲げ、この側板重合部29を外面上板部26に対して略垂直な状態に起こす。
【0035】
次いで、側板重合部29の側辺縁6に沿って形成された折り目を介して端板重合部32を折り曲げ、この端板重合部32を各端板部21の上端縁22に沿って位置させつつ各端板部21に対して略垂直な状態にする。
【0036】
この状態で、各端板部21を底板部8の両端辺縁7に沿って形成された折り目を介して折り曲げ、この底板部8に対して略垂直な状態に起こす。
【0037】
すると、各側板重合部29の係合突部31、および各端板重合部32の端板係合突部35が挿通孔15および貫通孔24にそれぞれ挿通され、側板重合部29が底板部8に固定される。この結果、容器本体4の端板3が容易に組み立てられる。
【0038】
次いで、内面上板部27を、折り目25を介して外面上板部26の内側に折り曲げて、この内面上板部27の係合部28を端板重合部32の係合挿通孔34に挿通してこの端板重合部32を端板部21の内側により固定する。
【0039】
この後、各端板部21の上端縁22に沿って形成された折り目を介して外面上板部26を端板部21の上側へと折り曲げる。
【0040】
さらに、底板部8の両側辺縁6に沿って形成された折り目を介して各外面側板部11を折り曲げて起こすと、外側係合突部14が容器本体4の下方に切り起こされる。
【0041】
そして、各外面側板部11の上端縁に沿って形成された折り目12およびこの折り目12に平行な折り目12aを介して内面側板部13を折り曲げてこの内面側板部13を外面側板部11の内面に当接させてこれら外面側板部11および内面側板部13の間に側板重合部29を挟み込みつつ、この内面側板部13の内側係合突部16を挿通孔15に挿通させる。
【0042】
この後、重合板部19を折り目18およびこの折り目18に平行な折り目18aを介して折り曲げて端板重合部32の内面に当接させることにより、この内面上板部27が外面上板部26の下側に重合した状態でこの重合板部19にて固定され、容器本体4が形成される。
【0043】
この容器本体4に、たとえばサンマなどの収容物を収容した後、蓋体5をこの容器本体4の上側に被嵌してこの容器本体4の上面開口を閉塞する。
【0044】
このとき、この折込片部37が、蓋体5を形成する段ボールの復元力により容器本体4内でこの包装用容器1の側方に拡がって容器本体4の内面側板部13の内面を押圧しつつこの内面側板部13の内面に当接して、この蓋体5が容器本体4を閉塞した状態に保持されるとともに、折込片部37の外端部が容器本体4の上板部23に当接することによりこの蓋体5の容器本体4の長手方向へのずれが防止される。
【0045】
上述したように、上記一実施の形態によれば、容器本体4の両端板3の上板部23を外面上板部26および内面上板部27にて形成し、外面上板部26の両端部に容器本体4の両側板2の外面側板部11の内側に重合する側板重合部29を形成し、この側板重合部29の下側に係合突部31をそれぞれ突出して形成し、この側板重合部29の端板部21に対向する側辺縁6に容器本体4の両端板3の端板部21の内側に重合する端板重合部32を形成するとともに、容器本体4の底板部8の両側辺縁6に沿って係合突部31がそれぞれ挿通される挿通孔15を形成する。この結果、端板3を組み立てて側板重合部29の係合突部31を底板部8の挿通孔15に挿通するだけで側板重合部29および端板重合部32がそれぞれ固定されるため、端板3を組み立てた状態で側板2を組み立てできるので、端板重合部32を押さえつつ側板2を組み立てなどしなくて済み、組立性を良好にできる。
【0046】
また、係合突部31を、挿通孔15を介して容器本体4の下方に突出させ、蓋体5に、容器本体4の上面開口を閉塞する蓋板部36の両側辺部に係合突部31がそれぞれ係合する係合凹部39を形成する。この結果、容器本体4の上面開口を閉塞した蓋体5の蓋板部36の上に他の容器本体4を積み重ねると、下方の容器本体4の蓋体5の係合凹部39に上方の容器本体4の下方に挿通孔15を通して突出した係合突部31が係合するため、積み重ねた包装用容器1の容器本体4が確実に位置決めされるとともに、上方に位置した容器本体4が下方に位置した容器本体4の蓋体5の上でずれ移動せず、積み重ねた容器本体4の荷崩れをより抑制できる。
【0047】
さらに、端板重合部32の下端縁に端板係合突部35を突出して形成し、底板部8の両端辺縁7に沿って、この端板係合突部35を挿通する貫通孔24を形成することにより、端板重合部32をこれら端板係合突部35の貫通孔24への挿通にて確実に固定できるため、組立性をより良好にできる。
【0048】
そして、容器本体4の挿通孔15、および蓋体5の蓋板部36の係合凹部39は、それぞれ外側係合突部14、および折込片部37の切り込みによって形成されることにより、切り落とし部分がなく、段ボールを有効に利用できる。
【0049】
また、内面上板部27に係合部28をそれぞれ突出して形成し、これら係合部28が挿通される係合挿通孔34を端板重合部32の上端縁に切り欠き形成したことにより、内面上板部27を外面上板部26の下側に重合させることでこの係合部28が端板重合部32の係合挿通孔34に挿通されてこの端板重合部32を端板部21の内側により固定できる。
【0050】
さらに、側板2に冷気流入孔17を複数形成したことにより、包装用容器1を複数重ねた状態でたとえば冷蔵庫などに収容した場合でも、これら複数の冷気流入孔17からそれぞれ冷気が確実に流入して容器本体4内の収容物を冷蔵できるため、たとえば魚類などを収容物とした場合には、この収容物の品質低下を防止できる。
【0051】
そして、側板2に冷気流入孔17を形成したことにより、容器本体4を展開する際にこれら冷気流入孔17に指などを入れて内面側板部13を底板部8から取り外すことができるため、容器本体4をより容易に展開できる。
【0052】
また、この包装用容器1は、容器本体4に蓋体5を被嵌した状態で必要に応じてこれら容器本体4および蓋体5を、梱包帯を巻回して締め付けできるが、蓋体5の折込片部37が内面側板部13の内面を蓋体5を形成した段ボールの復元力にて押圧しつつこの内面側板部13の内面に当接してこの蓋体5を容器本体4に保持するため、梱包帯は必ずしも必要ではない。
【0053】
さらに、蓋体5は、折込片部37がこの蓋体5を形成する段ボールの復元力にて包装用容器1の側方に復元しつつ容器本体4に被嵌されるため、収容物を傷つけることがない。
【0054】
そして、各側板重合部29を外面側板部11および内面側板部13の間に挟み込んでいるため、端板3を包装用容器1の長手方向に引っ張るなどした際にこの端板3が包装用容器1の外方へと開くことを防止できる。
【0055】
【発明の効果】
請求項1記載の包装用容器によれば、段ボールにて形成した容器本体の両端板を、底板部の相対する両端辺縁からそれぞれ折り曲げた端板部、およびこれら端板部の各上端縁からそれぞれこれら端板部の上側に折り曲げた上板部にて形成し、この上板部を、容器本体の外側に位置する外面上板部、およびこの外面上板部の内側に折り曲げてこの外面上板部の下側に重合する内面上板部にて形成し、この外面上板部の両端部に容器本体の両側板の内側に重合する側板重合部を形成し、この側板重合部の下端縁に係合突部をそれぞれ突出して形成し、この側板重合部の一側縁に容器本体の両端板の内側に重合し内面上板部の先端部にて固定される端板重合部を形成するとともに、容器本体の底板部の両側辺縁に沿って係合突部がそれぞれ挿通される挿通孔を形成する。この結果、端板を組み立てて側板重合部の係合突部を底板部の挿通孔に挿通し内面上板部を外面側板部の内側に折り曲げるだけで側板重合部および端板重合部がそれぞれ固定されるため、端板を組み立てた状態で側板を組み立てできるので、組立性が良好にできる。また、端板重合部の下端縁に端板係合突部を突出して形成し、底板部の両端辺縁に沿って、この端板係合突部を挿通する貫通孔を形成することにより、端板重合部をこれら端板係合突部の貫通孔への挿通にて確実に固定できるため、より組立性を良好にできる。
【0056】
請求項2記載の包装用容器によれば、内面上板部の先端部に係合部を突出して形成し、端板重合部にこれら係合部が挿通される係合挿通孔を形成することにより、この内面上板部の係合部を端板重合部の係合挿通孔へと挿通することで端板重合部を内面上板部にて、より固定できる。
【0057】
請求項3記載の包装用容器によれば、係合突部を、挿通孔を介して容器本体の下方に突出させ、蓋体に、容器本体の上面開口を閉塞する蓋板部を形成し、この蓋板部の両側辺部 に係合突部がそれぞれ係合する係合凹部を形成する。この結果、容器本体の上面開口を閉塞した蓋体の蓋板部の上に他の容器本体を積み重ねると、下方の容器本体の蓋体の係合凹部に上方の容器本体の下方に挿通孔を通して突出した係合突部が係合するため、積み重ねた容器本体が確実に位置決めされるとともに、上方に位置した容器本体が下方に位置した容器本体の蓋体の上でずれ移動せず、積み重ねた容器本体の荷崩れをより抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の包装用容器の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】 同上包装用容器を示す展開平面図である。
【図3】 同上包装用容器を積み重ねた状態の斜視図である。
【図4】 同上包装用容器の一部を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 包装用容器
2 側板
3 端板
4 容器本体
5 蓋体
8 底板部
11 外面側板部
13 内面側板部
15 挿通孔
21 端板部
23 上板部
24 貫通孔
26 外面上板部
27 内面上板部
28 係合部
29 側板重合部
31 係合突部
32 端板重合部
34 係合挿通孔
35 端板係合突部
36 蓋板部
39 係合凹部

Claims (3)

  1. 段ボールにて形成され上面を開口した容器本体と、段ボールにて形成され前記容器本体の上面開口を閉塞する蓋体とを具備し、
    前記容器本体の両端板は、底板部の相対する両端辺縁からそれぞれ折り曲げた端板部、およびこれら端板部の各上端縁からそれぞれこれら端板部の上側に折り曲げた上板部にて形成され、
    この上板部は、前記容器本体の外側に位置する外面上板部、およびこの外面上板部の内側に折り曲げてこの外面上板部の下側に重合する内面上板部にて形成され、
    前記外面上板部両端部には、前記容器本体の両側板の内側に重合する側板重合部が形成され、
    この側板重合部下端縁に係合突部がそれぞれ突出して形成されるとともに一側縁に前記容器本体の両端板の内側に重合し前記内面上板部の先端部にて固定される端板重合部が形成され、
    前記容器本体は、前記係合突部がそれぞれ挿通される挿通孔が底板部の両側辺縁に沿って形成され
    前記端板重合部は、下端縁に端板係合突部が突出して形成され、
    前記底板部は、前記端板係合突部を挿通する貫通孔が両端辺縁に沿って形成された
    ことを特徴とした包装用容器。
  2. 板部は、先端部に係合部がそれぞれ突出して形成され、
    端板重合部は、前記係合部が挿通される係合挿通孔がそれぞれ形成された
    ことを特徴とした請求項記載の包装用容器。
  3. 係合突部は、挿通孔を介して容器本体の下方に突出し、
    蓋体は、容器本体の上面開口を閉塞する蓋板部を備え、
    この蓋板部は両側辺部に前記係合突部がそれぞれ係合する係合凹部が形成された
    ことを特徴とした請求項1または2記載の包装用容器
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