JP3461271B2 - エアージェットルームの筬打ち装置 - Google Patents

エアージェットルームの筬打ち装置

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JP3461271B2 JP24938597A JP24938597A JP3461271B2 JP 3461271 B2 JP3461271 B2 JP 3461271B2 JP 24938597 A JP24938597 A JP 24938597A JP 24938597 A JP24938597 A JP 24938597A JP 3461271 B2 JP3461271 B2 JP 3461271B2
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/27Drive or guide mechanisms for weft inserting
    • D03D47/277Guide mechanisms
    • D03D47/278Guide mechanisms for pneumatic looms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エアージェットル
ーム用の筬打ち装置に関する。 【0002】 【従来の技術】エアージェットルーム用の筬打ち装置
は、従来においては、例えば図4に示すように、各筬羽
の凹部21によって形成される緯糸案内通路を有する筬
11を揺動中心16を中心に揺動させ、その揺動過程で
前記緯糸案内通路を介して緯入れされる。この時、緯入
れ可能な時間を長くとるために、筬11の全揺動範囲に
対し、緯糸案内通路が、上下に開口した経糸32a,3
2bで形成される空間35内に存在する範囲をできるだ
け多くとれるように、かつ、緯糸案内通路が該空間35
内のできるだけ中央部に位置できるように、筬11が前
傾した状態で前記凹部21の奥壁21cによって筬打ち
している。ここに、筬の前傾とは、揺動中心16と織口
41とを結ぶ直線が、垂直に対して前方に傾斜している
ことを示す。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術によれ
ば、前記緯糸案内通路をなす凹部の奥壁により緯糸が筬
打ちされるとき、該奥壁とワープラインとは傾斜して交
差する。ところで、ドビー開口でよく見られるように、
織物組織が、毎ピック又はあるサイクルごとに変化する
場合、筬打ち時において、開口した経糸の上糸と下糸と
の糸本数に大きな差がでるので、緯糸が打ち込まれる箇
所、すなわち織口41は、筬打ち毎に上方又は下方のど
ちらか張力の高い方へ引っ張られて、上下に大きく変動
することになる。このような場合には、凹部21の拡大
図である図3に示すように、変動の上限における織口4
1aと変動の下限における織口41bとでは、織機の前
後方向に差Lが生じて織段発生の原因となっている。 【0004】なお、図5に示すように筬11が、筬打ち
時にワープライン31に対して前傾せずに略直立した状
態になるような筬打ち装置であれば、前記のような問題
は生じないが、この場合は別の問題として、緯入れ時の
筬の後退及び前進過程において、緯糸案内通路が上下に
開口した経糸32a,32bで形成される空間35に対
して有効な位置に配置できないので、緯入れ可能な時間
が短くなり緯入れ能力が低下するという不具合が発生す
る。 【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、織口が上下に大きく変動する織物
に対しても、緯入れ能力を低下させることなく織段の発
生を防止するような筬打ち装置を提供することを目的と
する。 【0006】 【課題を解決するための手段、作用】前記目的を達成す
るために本発明では、各筬羽の凹部によって形成される
緯糸案内通路を有する筬を揺動中心を中心に揺動させ、
その揺動過程で前記緯糸案内通路を介して緯入れされた
緯糸を、前記凹部の奥壁によって織口に筬打ちする筬打
ち装置であって、前記揺動中心と前記織口とを結ぶ直線
が垂直に対し前方に傾斜するように構成されたエアージ
ェットルームの筬打ち装置において、前記凹部の奥壁
が、この奥壁と前記筬の背縁との間隔が下方に向けて広
がるように前記筬の背縁に対し傾斜して形成され、筬打
ち時にワープラインに対して略直角になるように構成さ
れている。 【0007】本発明の構成によれば、筬打ち時におい
て、緯入れ能力を低下させないために筬が前傾した状態
で、実際に緯糸を織口に打ち込む働きをする前記凹部の
奥壁とワープラインとが、織口が上下に変動しても常に
略直角に交差するので、織口が上下に大きく変動する織
物の場合にも、筬打ち位置の前後方向のずれを無くし、
織段の発生を防止することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を以て発明の
実施の形態を説明する。 【0009】本発明の筬打ち装置は、図1に示すよう
に、各筬羽の凹部21によって形成される緯糸案内通路
を有する筬11と、筬11を保持する筬保持体12,1
3と、織幅方向に複数個配設される補助ノズル14と、
補助ノズル14を保持する補助ノズル保持体15と、こ
れらの構成部品に対し、織幅方向に複数個配設される図
示しないスレーソードを介して揺動運動を与える揺動中
心16とを備えてなる。31はワープライン、32a,
32bは経糸、33は綜絖、34は織布、41は織口、
51は筬11の筬最前進位置(筬打ち位置)、52は筬
11の筬最後退位置を示す。 【0010】凹部21は、その拡大図である図2に示す
ように、上壁21aと下壁21bと奥壁21cとで形成
され、特徴として、奥壁21cは、筬打ち時においてワ
ープライン31に対して略直角になるように形成され
る。すなわち、奥壁21cは、筬11の背縁22に対し
て、下方に広がるように傾斜して形成される。 【0011】筬11は揺動中心16を中心に筬最前進位
置51と筬最後退位置52との間を揺動運動する。その
揺動過程において、各筬羽の凹部21によって形成され
る緯糸案内通路が、上下に開口した経糸32a,32b
で形成される空間35を移動する間に緯入れされ、緯糸
は、筬最前進位置51にて凹部21の奥壁21cによっ
て、筬打ちされる。 【0012】この時、緯入れ可能な時間を長くとるため
に、筬11の全揺動範囲に対し、緯糸案内通路が、上下
に開口した経糸32a,32bで形成される空間35内
に存在する範囲をできるだけ多くとれるように、かつ、
緯糸案内通路が該空間35内のできるだけ中央部に位置
できるように、筬11が前傾した状態となっている。 【0013】筬打ち時において、筬全体が傾斜していて
も、実際に緯糸を織口に打ち込む働きをする前記凹部2
1の奥壁21cは、ワープライン31に対して略直角に
なるように形成されているので、前述したような従来技
術の問題点は解消される。すなわち、織口41の上下変
動が大きい場合においても、変動の上限における織口4
1aと変動の下限における織口41bとにおける筬打ち
点の前後方向の差Lが無くなるので、緯入れ能力を低下
させることなく織段の発生を防止することができる。 【0014】なお、筬11において、前傾しているとい
うことと、本発明の特徴である凹部21の奥壁21cが
ワープライン31に対して略直角になるように形成され
ているという条件を満たしていれば、それ以外の部分の
形状は特に問わないが、筬製造費が高くならないよう
に、又は、緯入れ能力に悪影響を与えないようにする必
要がある。 【0015】 【発明の効果】本発明によれば、緯糸を織口へ打ち込む
働きをする筬の凹部の奥壁が、筬打ち時において、ワー
プラインに対して略直角になっており、織口が上下に大
きく変動する織物に対しても、筬打ち点の前後方向の変
位がないので、緯入れ能力を低下させることなく織段の
発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る筬打ち装置の概略図である。 【図2】本発明に係る筬打ち装置の一部である筬の凹部
の拡大図である。 【図3】従来における筬打ち装置の一部である筬の凹部
の拡大図である。 【図4】従来における筬打ち装置の概略図である。 【図5】従来における筬打ち装置の変形概略図である。 【符号の説明】 11 筬 12,13 筬保持体 14 補助ノズル 15 補助ノズル保持体 16 揺動中心 21 筬の凹部 21a 筬の凹部の上壁 21b 筬の凹部の下壁 21c 筬の凹部の奥壁 22 筬の背縁 31 ワープライン 31a,32b 経糸 33 綜絖 34 織布 35 上下に開口した経糸で形成される空間 41 織口 41a 織口変動上限 41b 織口変動下限 51 筬最前進位置 52 筬最後退位置 −1−

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 各筬羽の凹部(21)によって形成され
    る緯糸案内通路を有する筬(11)を揺動中心(16)
    を中心に揺動させ、その揺動過程で前記緯糸案内通路を
    介して緯入れされた緯糸を、前記凹部(21)の奥壁
    (21c)によって織口(41)に筬打ちする筬打ち装
    置であって、前記揺動中心(16)と前記織口(41)
    とを結ぶ直線が垂直に対し前方に傾斜するように構成さ
    れたエアージェットルームの筬打ち装置において、 前記凹部(21)の奥壁(21c)が、この奥壁(21
    c)と前記筬(11)の背縁(22)との間隔が下方に
    向けて広がるように前記筬(11)の背縁(22)に対
    傾斜して形成され、筬打ち時にワープライン(31)
    に対して略直角になるように構成されている、 ことを特徴とするエアージェットルームの筬打ち装置。
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